
■レジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーが7日、ニューヨーク1号店をオープンした。場所はニューヨークのロウアー・マンハッタンにあるブルックフィールド・プレイスだ。かねてから出店先として噂のあったブルックフィールド・プレイスに、ルイヴィトンやグッチなどとモール・テナントとしてオープンしたのだ。
ハイエンド・ショッピングセンター内の2階に出店したアマゾンゴーの12店舗目は、1,300平方フィート(36坪)で扱う商品は「朝食、ランチ、ディナー、スナック(Breakfast, Lunch, Dinner, Snacks)」。他には地元で人気の「マグノリア・ベーカリー(Magnolia Bakery)」のカップケーキや「ヘイル&ハーティ・スープ(Hale and Hearty Soups)」のスープ、「エッサ ベーグル(Ess-A-Bagel)」のベーグルも扱うとしている。
ショッピングセンター内にあることで営業時間は月曜〜金曜が午前6時〜午後8時で、土曜・日曜は午前7時〜午後8時までと週7日営業となっている。
アマゾンゴー・ニューヨーク1号店は現金支払いにも対応する。アマゾンゴーはスマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入店するのだが、ニューヨーク店では店のエントランス常駐するグリーター(案内係)が現金支払い客を入店させる。
グリーターがQRコードをスキャンしゲートを開けお客を入れるのだ。支払いは店内にいる専用スタッフが端末を使い対応し、釣り銭の現金もスタッフが携帯しているという。アマゾンゴーでは初となるペーパーレシートも渡されるのだ。
キャッシャーフリーとも呼ばれるアマゾンゴーは人工知能やコンピューターヴィジョンを駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができる革新的な店舗。
QRコードで入店すると、エントランスのゲートが開いて入店できるのだ。あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけの「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」となっている。
入店と同時に天井に設置されたカメラやセンサーによって利用者の行動が追跡される。棚にも重量センサーが装備され、商品を手に取る行動もトラッキングするようにもなっている。
店から持ち出した商品はアマゾン・アカウントにあるクレジットカードに自動的に課金される。カメラやセンサーで得たデータから商品の動きを把握し、人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して正確に決済する。
アマゾンゴーなどキャッシュレス化に対して禁止する動きがでてきている。ペンシルベニア州フィラデルフィア市は3月、クレジットカードやデビットカードなどによるキャッシュレス決済しか認めない「現金お断り」店を禁じる全米初の市となった。これに続いてニュージャージー州もキャッシュレス事業を禁じた。ニューヨークやサンフランシスコ、シカゴ、ワシントンDCでも同様にキャッシュレス店を禁じる法案を検討しているのだ。
この動きに対応しアマゾンゴーの最新店では現金決済を受け付けるのだが、人を介したアナログな対応となっている。ニューヨーク店以外のアマゾンゴーでキャッシュ対応を開始する時期は公表していない。
トップ画像:アマゾンゴーには入り口にグリーターがいて、慣れないお客に入店の仕方などを案内する。アマゾンゴー・ニューヨーク1号店では現金払いの客をグリーターが入店させるのだ。現金払いは店内にいる専用スタッフが端末を使い対応し、釣り銭の現金もスタッフが携帯しているという。現金決済ではアマゾンゴーでは初となる紙レシートがある。レジなしコンビニの紙レシートはお土産にもなりそうだ(笑)。