
■スターバックスコーヒー ジャパンは6月末、東京都内の56店舗でスターバックスのアプリ経由で注文、決済までを事前に完了し、店舗で商品を受け取る「モバイルオーダー&ペイ(Mobile Order & Pay)」入を開始した。
モバイル・オーダー&ペイはレジ待ち行列を緩和し、注文の聞き取りミスや勘違いによるヒューマンエラーを回避できることでクレームが減少、顧客ロイヤリティが高まる。スタッフもより調理に集中できることで、店内オペレーションの合理化も図れるメリットがある。
5年前、オレゴン州ポートランドの一部店舗でモバイルオーダー&ペイのテストを開始したアメリカのスターバックスでは2015年9月には全米の直営店に拡大した。現在までにモバイルオーダー&ペイは注文全体の16%に達している。
モバイルオーダーはスターバックスの他、3大宅配ピザチェーン(ドミノピザ、ピザハット、パパジョンズ)やマクドナルドなどのファストフード等の外食チェーン、さらにテーマパーク内のレストランに映画館の売店、NBA(プロバスケットボールリーグ)、MLB(メジャーリーグベースボール)のアリーナやスタジアムの売店にも拡大している。
MLS(メジャーリーグサッカー)のスタジアムでもモバイルオーダーによる注文を受け付けるところもでてきた。
MLSのスポルティング・カンザスシティはサッカー専用スタジアム「チルドレンズ・マーシー・パーク (Children's Mercy Park) 」でモバイルオーダーのローンチを発表。
利用者はスプルティングKCアプリをダウンロード後、ピザやビールなどをモバイルオーダーする。注文の用意ができると指定されたショートメッセージで告知され、指定された場所で受け取ることになる。
今のところ観客席までのデリバリー・サービスはない。なおモバイルオーダーによる初回注文では、すべての注文が25%オフとなる販促を行う。
調査会社ビジネス・インサイダー・インテリジェンスの報告によると、モバイルオーダー市場は380億ドル(約4兆円)になると試算しており、2020年にはファストフード店の売上11%近くに成長すると見ている。
トップ画像:ホテルロビーにて後藤の指導の下、朝食をモバイルオーダーする流通視察セミナーの参加者。