2019年08月24日

【Amazon Go】、サンフランシスコ市内も4店舗が現金対応!ハイテクとローテクの融合?

190824アマゾンゴー@SFOユニオンスクエア
■サンフランシスコ市は23日、市内に展開する小売店等にキャッシュレス会計のみでの営業を禁止する条例を施行した。違反した場合、最大1,000ドルの罰金が科せられる。対象店舗には飲食店も含まれる一方で、一時的に店を開くポップアップ・ストアやフードトラック、オンラインショップやインターネットのみで営業する企業は含まれない。

サンフランシスコ市内にあるレジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーは現金対応に追われることになる。キャッシャーフリーとも呼ばれるアマゾンゴーは人工知能(AI)やコンピューターヴィジョンを駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができる革新的な店舗。

アマゾンゴーは今月初めにオープンしたエンバーカデロセンター店を含め、サンフランシスコ市内に4店舗を展開している。キャッシュレス店の禁止条例でアマゾンゴーで現金での買い物ができることになるのだ。すでにニューヨークにあるアマゾン・ゴーでは現金での買い物が可能となっている。

 アマゾンゴーはスマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入店する。一方、ニューヨーク市内にあるアマゾンゴー・ブルックフィールド・プレイス店ではエントランスにいるグリーター(案内係)が現金支払い客を入店させるのだ。

なおアマゾンゴー・アプリで入店した場合でもキャッシュ支払いはOKとなっている。

商品をピックして買い物が終わったことを告げるとスタッフが若干大きめで四角いナイトテーブル(寝室のベットの脇に置く小さめのテーブル)のような台で対応。その低いテーブルの上に商品を置くとスタッフが端末で商品のバーコードをスキャンする。バーコードを読み取った端末から支払金額が告げられるのだ。

現金を渡す際、おつりがある場合はどうなのだろう?なんとそのテーブルには紙幣や硬貨を収納するキャッシュドロア―が備えられている。スタッフが手動でキャッシュドロア―を引き出し、そこからお釣り分を利用者に渡すのだ。

支払いを済ませると、端末からペーパーレシートをプリントアウトし渡される。店にでる時は通常と同じように商品をもってそのままゲートをでることになる。

 購入したい商品を手に取り店を出ていくだけの「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」のアマゾンゴーは、キャッシュ対応となると人手を必要としローテク化する。

サンフランシスコのアマゾンゴーでもローテク化の象徴であるペーパーレシートはお土産になるかもしれない。

トップ画像:サンフランシスコ市内ユニオンスクエア近くにあるアマゾンゴー。同市内にアマゾンゴーは4店舗を展開しており、23日からは現金での支払いができる。が、ジャスト・ウォーク・アウトもキャッシュにはローテクとなる。
190824ペーパーレシート@アマゾンゴー
アマゾンゴーNYブルックフィールド・プレイス店でキャッシュ支払いでもらったペーパーレシート。ある意味、ハイテクとローテクの融合かもしれない?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンゴーの視察で日本からもたくさんの人たちが来ることになり最近、やっとアマゾンゴーを無人店、無人コンビニとする表現がなくなりました。アメリカでは店舗の省人化がダメな理由をここでも散々とりあげました。オープンキッチンを全面に見せたアマゾンゴー1号店から人手を必要としていた、もしくは人手がある店のようにみせたハイテク店でした。最近ではスターバックスのコーヒー販売をはじめた店舗もアマゾンゴーにはありますが、こういった店舗では通勤前となる時間帯はコーヒー補充に忙しく、さらにマンパワーを必要とします。ジャスト・ウォーク・アウトではレジという、ある意味ボトルネックがないので、多頻度小口配送を含め商品補充が課題の一つになります。アマゾンゴーは商品を手にして持ってでていくだけなので人気商品はすぐに欠品になるのです。これにローテクなキャッシュ対応が加わるのですから店舗運営をきっちりやろうとするともっと人員を必要とします。
 実際のところアマゾンゴーで現金払いをするお客は興味半分がほとんどではないかと思います。サンフランシスコは世界中からたくさんの観光客が訪れる観光都市です。インスタ映え?するアマゾンゴーのペーパーレシートを狙い、わざとキャッシュ支払いする観光客が多そうです。