2019年09月10日

【ターゲット】、ロイヤリティ・プログラムで1%還元のターゲット・サークル全米展開!

190910ターゲット
■ターゲットは9日、次回の買い物時に1%の還元を行うロイヤリティ・プログラムの「ターゲット・サークル(Target Circle)」を全米で展開することを発表した。

ターゲット・サークルは10月6日から1,850店以上で開始する。1%還元の他、ターゲット・サークルでは誕生日に5%引きのディスカウント・オファーもあり、ターゲットが行っているチャリティでも投票権が与えられるという。

ロイヤリティプログラムの加入はターゲット・サークルのサイトで行う。加入は無料で買い物時、レジで電話番号を告げるかアプリにあるウォレットのバーコードを提示することになる。

ターゲットのプライベートブランドとなるクレジットカード(もしくはデビットカード)のレッドカード(Redcard)所有者は自動的に登録される。一方、レッドカード所有者にはカードを使用して買い物した場合には5%のディスカウントオファーはあるが1%の還元はつかない。

2013年5月から始めたクーポン機能の「カートウィール(Cardwheel)」はターゲット・サークルに統合されサービス名は「ターゲット・サークル・オファーズ(Target Circle offers)」となる。

実店舗のみ使用できるカートウィールはターゲットが提供する500〜700アイテムのディスカウントをオファーするアプリ機能だ。値引き対象となる多くの商品が「アップ&アップ(Up & Up)」や食品の新プライベートブランド「グッド&ギャザー(Good & Gather)」などターゲットのプライベートブランド(PB)商品で、多くが5%〜10%の値引きとなっている。年末商戦では毎日1アイテムの玩具が50%オフとなる販促も行う。

値引き期間も短いものでは「当日1日のみ」から、最大1ヶ月以上にも及ぶ長期間のものもある。利用者は購入したい商品をタップしてリストに加え、購入時にお店のレジでバーコード(スマートフォンもしくはプリントアウトで提示)をスキャンし値引きを受ける仕組みとなる。カートウィールは期限内であれば同一商品の値引きを何度も受けられることも人気の秘密となっている。

これまでカートウィールを通じて節約された総額は16億ドル以上にも及んでいる。

 ターゲット・サークルは昨年4月、テキサス州ダラス・フォートワース地区のターゲットでテストを開始。今年2月にはノースカロライナ州シャーレット、コロラド州デンバー、インディアナ州インディアナポリス、ミズーリ州カンザスシティ、アリゾナ州フェニックスでもテストを拡大していた。

ターゲットによると18ヶ月間でロイヤルティ・プログラムに200万人以上が登録し、ターゲット・サークルによる処理は1,400万以上に上った。

トップ画像:当社のIT&オムニチャネル・ワークショップでターゲットのアプリにあるウォレットで買い物する参加者。ロイヤリティ・プログラムが全米展開されることで、ウォレットバーコードの一発スキャンで次回の買い物時に1%の値引きを受けられるのだ(レッドカード保有者はサークルの1%引きにならないが、買い物時点で5%引きとなる)。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。小売チェーンでスマートフォン・アプリを使う機会がどんどん増えています。別に小売に限らず若い人を中心に起きてから寝るまで常にスマートフォンを使っているわけですから、スマホを使っての買い物を便利にしようとするのは自然の成り行きです。ターゲットもターゲット・アプリで店での買い物を便利にお得に提供しています。エントリー記事にあるようにターゲット・サークルに統合されるクーポンアプリ機能のカートウィールは、集客に秀逸なマーケティングツールです。最近では店内にあるカートウィール対象商品をアプリ上のストアマップで見せるという機能も加わってさらに便利になっています。アプリに登録したレッドカードで支払うウォレットを使うことで、財布を出す手間がなくなりカートウィールのディスカウントにレッドカードの5%オフも加わります。ちょこちょことディスカウントになるのは女性の視点では実に嬉しいことではないかと推測しています。
 ターゲット・サークルの1%の値引きは少なく見えますがターゲットで買い物するお客にとっては大きな誘因になるのではと思います。