
■ミシガン州を中心に中西部6州にスーパーセンターなど246店を展開するマイヤーは18日、スキャンしながら買い物を行う「ショップ&スキャン(Shop & Scan)」の全店導入が完了したことを発表した。セルフスキャニングシステムを全店に導入したチェーンストアはサムズクラブに続いて2番目となる。
ショップ&スキャンは、お客がスマートフォンにマイヤーのストアアプリをダウンロードし、商品のバーコードをスキャンしながらレジで決済するシステムだ。レジ待ちやレジ会計の時間を短縮することで顧客満足度を高めるマイヤーのショップ&スキャンはアプリのみの利用となる。ハンドヘルド端末の展開はない。
使い方は、エクスプレス・チェックアウト・アプリにマイヤーのロイヤリティカード「mパークス(mParks)」のアカウント情報を登録し、お店の場所を確認後に商品バーコードをスキャンしていく。
生鮮品等の量り売りではデジタル計量器に商品コードを入力してアイテムを置き、スクリーンのバーコード(もしくはプリントアウトした値札ステッカーのバーコード)をスキャンしていく。
会計はレジにあるQRコードをスキャンし、アプリとレジを同期。決済ではクレジットカード、デビットカードもしくはキャッシュ等で支払う。
マイヤーによると2017年10月からミシガン州の一部店舗でテストを開始し、今年3月にはシカゴの店舗やインディアナ州にも拡大。今年8月にはオハイオ州で展開する店にも導入していた。
マイヤーによるとショップ&スキャンは150万回以上ダウンロードされており、利用者の80%はリピーターとなっている。なおマイヤーではカーブサイド・ピックアップや宅配サービスを全店で展開している。
ウォルマート傘下のサムズクラブでは3年前となる2016年9月、「スキャン&ゴー(Scan & Go)」を全店に導入した。サムズクラブのスキャン&ゴーは、事前にアプリに登録したクレジットカードで決済が可能となっているため、店のレジと同期する必要はない。店を出る際、決済後に表示されるQRコードをチェッカーの端末にスキャンさせ、商品を確認して店をでる。
一方、ニューヨーク市内の一部店舗にも拡大したセブンイレブンの「モバイル・チェックアウト(Mobile Checkout)」では店内で商品バーコードをスキャン後、支払いはアプリ上でアップルペイやグーグルペイ、クレジットカード、デビットカードで決済を行う。決済後はアプリに表示されるQRコードをレジ近くの専用ステーションでスキャンさせる。緑色のライトが点灯することでレジ係が確認。あとは透明な買い物袋に商品を入れて店を出るだけだ。
スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーでは傘下の一部スーパーでセルフスキャニングシステムの「スキャン、バッグ、ゴー(SBG:Scan Bag Go)」を行っている。SBGではアプリとレジを同期してキャッシュやカード等の支払いができる他、アプリ上でクレジットカード決済も可能だ。アプリ上で決済した場合、決済完了後にセルフチェックアウトレジのスタッフに認証してもらう必要がある。
アプリでスキャンしながら買い物していくオプションは、一部にテストフェイズから本格的な拡大の段階に来ているのだ。