
■ネット通販最大手のアマゾンは25日、シアトル市内で行ったメディア向けイベントで、音声アシスタント「アレクサ(Alexa)」搭載の新エコーデバイスを発表した。
新たに発表されたエコーシリーズにイヤホンやメガネ、指輪の3種類のウェアラブル端末が追加されたのだ。
屋内で使う据え置き型となる新エコーは「エコースタジオ(Echo Studio)」「エコーショー8(Echo Show 8)」「エコードット・ウィズ・クロック(Echo Dot with a clock)」「エコーグロウ(Echo Glow)」「エコーフレックス(Echo Flex)」の5種類となっている。
199.99ドル(日本では24,980円)となるエコースタジオは没入感のあるサウンドを実現する5つのスピーカーに、部屋に応じて最適な音響を再生する自動調整機能に加え、Zigbee規格のスマートホームハブを内蔵する高級市場向けのエコーだ。
129.99ドル(日本は未発売)のエコーショー8は8インチのディスプレイを搭載したモデルで、6月に発売されたエコーショー5の大型モデルといえる。59.99ドル(6,980円)のエコードット・ウィズ・クロックは側面にあるLEDで時刻や外気温、タイマー、アラームなどを表示する。
29.99ドル(日本は未発売)のカラフルに光る半球体のエコーグロウは、本体上部をタップすると様々な色に変わるだけでなく、音に合わせて点滅したりキャンプファイヤーモードもあるユニークな子供向けエコーだ。
24.99ドル(2,980円)でコンセント直接挿しのエコーフレックスはマイクとスピーカーを搭載し、玄関からガレージ、洗面所から廊下まで家のさまざまな場所でアレクサが利用可能となるモデルだ。
一方、ウェアラブルではアメリカ限定でメガネ「エコーフレーム(Echo Frames)」と指輪「エコーループ(Echo Loop)」が限定生産で招待制での販売となる。
普通のメガネのような179.99ドルのエコーフレームは小型の指向性スピーカーを搭載しており、電話の発信からリマインダーの設定、アレクサ対応の家電の操作を音声で指示できる。ディスプレイやカメラは搭載していないが、タッチセンサー内蔵したフレイムでスワイプ操作も可能だ。エコーフレームはグーグルグラスより軽量となる31グラム。
超小型のスピーカーとマイク、バッテリーを搭載した招待制価格129.99ドルの指輪デバイスのエコーループは振動で着信を伝え、耳に手を当てて聞いたり、口の近くで話したりするウェアラブル端末だ。アレクサでの操作も指輪をタップすることで開始できる。
アメリカ国内限定ながら注目を集めたウェアラブルはワイヤレス・イヤホンの「エコーバズ(Echo Buds)」だ。ボーズ社のアクティブ・ノイズリダクション技術を搭載したエコーバズは連続使用5時間のバッテリー寿命で、充電ケースを使えば最大20時間の使用にも耐える。タッチセンサー内蔵で129.99ドルのエコーバズはタップして長押しするとスマートフォンと連携する音声アシスタント(「Siri」や「Googleアシスタント」など)にアクセス可能でアレクサにウーバーの注文等の指示ができる。
エコーバズは買い物機能も追加される計画となっている。
アマゾンは新製品イベントに関してのブログ (11:18 AMの記事) で「ホールフーズ・マーケットと店での買い物体験を快適にするための取り組みを行いました」とし「例えばアレクサにトマトの缶詰の在庫や店内場所を聞いたりできるようになるのです」と記している。
エコーバズを装着しホールフーズ店内でハンズフリーでラザニアのレシピ食材を聞きアイル(売場・通路)番号を確認したり、プライム会員向けのセール情報を聞いたりすることができるようになるのだ。
大手メディアは先日、アマゾンがセンサーにかざした手を振り決済する実験を行っていると報じた。早ければ来年にもホールフーズに手のひら認証を導入する計画となっているという。
ホールフーズ店内で買い物リストにある食材の最短ルートをエコーバズで聞き、支払いは手をふるのみというハンズフリーなショッピング・エクスペリエンスを実現しようとしているのだ。
トップ画像:10月30日に発売されるアマゾンのノイズキャンセリング・ワイヤレス・イヤホンの「エコーバズ(Echo Buds)」。ホールフーズ・マーケットでアレクサが買い物案内を行う機能が追加される計画だ。