
■アマゾンのリアル店舗について大手メディアが興味深い推測を報道している。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙は1日、内部情報などからアマゾンがロサンゼルスやシカゴ、フィラデルフィアでリアル店舗の出店を模索していると報じたのだ。
ロサンゼルス郊外のウッドランドヒルズやスタジオシティ、アーバインなど10ヶ所以上で食品スーパーの出店でのリース契約を済ましているというのだ。
アマゾンの食品スーパーは早ければ年末までにオープンする。
出店予定の多くが郊外であり、都心部に出店しているレジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴーとは異なる立地となっている。
トイザらスの跡地であるウッドランドヒルズの出店予定地(6245 Topanga Canyon Blvd Woodland Hills, CA 91367)ではすでに工事が始まっており、プリペアドフードを調理するためのキッチンも備えると申請されている。
35,000平方フィート(約980坪)となる店舗の隣にはシティバンクやオフィスデポ、AT&Tストアが入居しており、道路沿いにあるネイバーフッド型ショッピングセンターとなっている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙では内部情報に詳しい人の話として、アマゾンが2万〜4万平方フィート(560坪〜1,120坪)のテナント出店を狙いシカゴやフィラデルフィア、ニューヨーク、ニュージャージーでもネイバーフッド型ショッピングセンターのロケーション・ハンティングを行っているというのだ。
いまのところアマゾンゴーのようなレジなし店舗になるかはわかっていない。
一方、CNBCは30日、アマゾンが空港ターミナルや映画館に出店している業者にレジなし店舗の技術をリースしようと交渉していると報じた。
エアポートや全米最大の映画館チェーンのリーガル・シネマに出店しているCIBOエクスプレスストアへ売り込みをかけているのだ。
また別の人の話では球場内に出店している業者にもキャッシャーレス・テクノロジーのリース契約を持ちかけているという。
アマゾンはアマゾンゴー・サードパーティとしてのビジネスモデルに、リース料もしくは売上高のパーセンテージなどを模索しているのだ。
来年初めには新たなビジネスモデルでの展開を計画しているが、アマゾンゴーの店名を使用するかどうかもわかっていない。
キャッシャーフリーとも呼ばれるアマゾンゴーはスマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードで入店する。チェックインするとゲートが開いて入店できるのだ。
あとは購入したい商品を手に取り店を出ていくだけの「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」となっている。
入店と同時に天井に設置されたカメラやセンサーによって利用者の行動が追跡される。棚にも重量センサーが装備され、商品を手に取る行動もトラッキングするようにもなっている。
店から持ち出した商品はアマゾン・アカウントにあるクレジットカードに自動的に課金される。カメラやセンサーで得たデータから商品の動きを把握し、人工知能(AI)のディープラーニングを駆使して正確に決済する。
アマゾンゴーはシアトルに5店舗、シカゴに4店舗、サンフランシスコに4店舗、ニューヨークに3店舗ある。
アマゾンゴーの売場は30〜50坪で、すべての店舗がビジネスマンが利用することを目的に街の中心にあるのも特徴となっている。
トップ画像:すでに工事が始まっているアマゾンの食品スーパーの出店地(6245 Topanga Canyon Blvd Woodland Hills, CA 91367)。
