
■東部を中心に2,000店近くのスーパーを展開するアホールド・デレーズUSAは17日、スキャンしながら買い物を行う「スキャンイット(SCAN IT!)」を傘下のストップ&ショップなど30店に追加導入することを発表した。
早くからセルフスキャニングシステムを導入しているストップ&ショップは、同テクノロジーを全店に導入したサムズクラブやマイヤーに追随する。
ストップ&ショップの姉妹店のジャイアントや小型で新業態のジャイアント・ヘアルーム・マーケット(Giant Heirloom Market)に追加導入されるスキャンイットはお客がスマートフォンにスキャンイットのアプリをダウンロードし、商品のバーコードをスキャンしながらレジで決済するシステムだ。
レジ待ちやレジ会計の時間を短縮することで顧客満足度を高めるスキャンイットはハンドヘルド端末でも利用が可能となっている。
アプリ版スキャンイットの使い方はスキャンイット・アプリをスマートフォンにダウンロードし、氏名や住所、クレジットカード情報などアカウントを登録しておく。お店ではアプリを起動し、商品バーコードをスキャンしていく。
生鮮品等の量り売りではデジタル計量器に商品コードを入力してアイテムを置き、プリントアウトした値札ステッカーのバーコードをスキャンする。
アプリ上で決済を行い、店を出る前に専用のレジでQRコードを読み込んでアプリとレジを同期し、決済確認を行う。アプリではクレジットカードやデビットカードの他、アップルペイやグーグルペイ、ペイパルでの支払いが可能だ。
一方のハンドヘルド端末ではロイヤリティーカードを読み込ませて商品バーコードや量り売りの値札ステッカーを読み込んでいく。レジではハンドヘルド端末でバーコードを読み込ませて同期させ、キャッシュやクレジットカード等で決済する。
ハンドヘルド端末を使ったスキャンイットは100ヶ所以上のストップ&ショップに10年近く前から導入され、数年前からアプリでの利用が可能となっている。
ウォルマート傘下のサムズクラブでは3年前となる2016年9月、「スキャン&ゴー(Scan & Go)」を全店に導入。サムズクラブのスキャン&ゴーは、事前にアプリに登録したクレジットカードで決済が可能となっているため、店のレジと同期する必要はない。店を出る際、決済後に表示されるQRコードをチェッカーの端末にスキャンさせ、商品を確認して店をでる。
ミシガン州を中心に中西部6州にスーパーセンターなど246店を展開するマイヤーは先月、スキャンしながら買い物を行う「ショップ&スキャン(Shop & Scan)」の全店導入を完了した。
両者ともハンドヘルド端末によるセルフ・スキャニングシステムはなく、アプリによる展開のみとなっている。
同様なモバイルテクノロジーをテスト導入している事例にはクローガーの「スキャン、バッグ、ゴー(SBG:Scan Bag Go)」、HEBの「HEBゴー(HEB Go)」、スパルタンナッシュの「チェックアウト・ナウ(Check Out Now)」、ウェグマンズも「ウェグマンズ・スキャン(Wegmans SCAN)」、ジャイアント・イーグルの「スキャン・ペイ&ゴー(Scan Pay & Go)」などがある。
スーパー以外ではセブンイレブンの「モバイル・チェックアウト(Mobile Checkout)」、ダラーゼネラルの「DGゴー(DG Go)」などの事例もある。
買い物オプションとしてセルフスキャニングシステムは食品スーパーを中心に続々と導入する機会が増えている。
トップ画像:ストップ&ショップでスキャンイットのハンドヘルド端末にあるバーコードをレジに読み込ませている当社IT&オムニチャネル・ワークショップの参加者。ハードも刷新していることで、使いやすさが格段に向上している。