2019年11月07日

【コンシューマーレポート】、食品スーパー特集記事3!食品買物代行を信用できますか?

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■消費者団体専門誌のコンシューマーレポート8月号は、スーパーマーケットなど96社の総合評価ランキングを含め9ページに渡って食品スーパーについて特集している。

記事のタイトルは「食品ショッピングの素晴らしい新世界(The Brave New World of Grocery Shopping)」。サブタイトルは「消費者は宅配やカーブサイド・ピックアップ、アプリで時間をお金を節約する新しい方法を得た。

未だに売り場で買い物を好む消費者に向けてスーパーは自らをデスティネーション(目的地)に変換しようとしている」とつけている。

1936年から発行している月刊誌は消費者にとって食品スーパーのあり方が変わってきていることを示唆しているのだ。

3回目からは宅配サービスについての記事「食品の買い物代行で他人を信用できますか?(Can You Trust a Stranger to Shop for Your Food?)」をアップする

アプリ経由の注文によるネットスーパーの成長を考えると、我々には確かめたかったことがあった。まったく傷のないポテトや宝石のようなチェリー、販売期限に十分に余裕のある乳製品などを選んで宅配されているのか?また生鮮品はちゃんと時間通りの宅配されるのか?しっかりと包装されているのか?などだ。

シプツやプライム・ナウ、インスタカート、ピーポッド、フレッシュディレクト、アマゾン・フレッシュ、ウォルマート(ウォルマートの宅配業者はドアダッシュ)の限定された評価を行ったのだ。

4月中旬、コンシューマーレポートのスタッフがニューヨークやニュージャージー、カリフォルニアで生鮮品を宅配注文した。

全14件の注文には皮なし骨なし鶏の胸肉、牛ひき肉、パン、牛乳、卵、デリでスライスされたアメリカンチーズ、さらに果物やサラダ、缶づめや瓶詰め食品、重くてかさばる塩素系漂白剤も1缶も含まれている。

デリバリー時間枠から10分以上外れて到着した宅配は1件もなかった。宅配の到着と同時に 生鮮品の温度をチェックし、食品の状態を検査し、販売期限も確認、梱包の仕方も注目したのだ。わかったことは...

生鮮品は安全な温度範囲にあった(Perishables seemed to be within safe temperature ranges)

鶏肉と牛肉は到着時、内部温度が2〜13℃の間であった。チーズや卵、ミルクの表面温度は4〜15℃であった。

農務省が推奨するのは生鮮品は2時間の買い物で5℃(外の気温が32℃のときは1時間)だ。

ヒント:宅配では食品がどれほどの時間に4℃以上であったかがわからないためコンシューマーレポート誌の食品安全調査のマネージャーは「宅配を受け取る人が必ずいるようにし、到着後できるだけすぐに冷蔵庫に入れるべきだ」と語っている。

食品のほとんどは新鮮だった(The food was fresh,for the most part)

イチゴやぶどう、バナナ サラダ、たまごの多くは新鮮で良い状態で受け取れた。しかしバナナやいちご、ぶどうは一部につぶれたり、若干の茶色い斑点があり、いちごの容器が漏れた状態もしくは不足しているように見えた。

ピーポッドの箱に入ったぶどうには白いカビがあった。コメントを求めたがピーポッドは返答していない。

ウォルマートから4月23日に届いたたまごパックの販売期限は3月22日であった(卵は一般的に3〜5週間は冷蔵可能)。ウォルマートもコメントに返答はなかった。

ヒント:ネットスーパー・サービス・ランキングを参考に注文。満足でなければ全ネットスーパーが提供している返金や交換、クレジットバック等の是正を求めること。

梱包クオリティは様々(Packaging quality varied)

フレッシュディレクトはバナナを気泡緩衝材で包んでいたり、バスタソースの瓶はペーパーストロー(緩衝材)でくるまっていたりと食品を最も詰め物をしていた。

フレッシュディレクトは編まれたビニール袋にハンドルをつけて頑丈な状態で食品を宅配していた。

限られたデータから分析すると、宅配ボックスやバッグでは食品の温度と相関関係がなかったことがわかった。

一方で、ネットスーパーの一部には牛肉と鶏肉をそれぞれのプラスチックバッグに入れて漏れや二次汚染を防止するようなことはしていなかった。

ヒント:注文時の備考欄を使ったり、買い物代行スタッフとのテキストメッセージやチャットで食品の個別の仕方を指定すること。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。消費者に絶大な影響力をもつコンシューマーレポート誌がネットスーパー宅配の評価も開始しました。評価したのはシプツやプライム・ナウ、インスタカート、ピーポッド、フレッシュディレクト、アマゾン・フレッシュ、ウォルマート(ウォルマートの宅配業者はドアダッシュ)の7社となっています。数年後には評価対象も増えていると思います。評価項目も「宅配時間」「適時性」「コミュニケーション」「食品品質・新鮮さ」「宅配商品の価格」「手数料」「食品包装」「品揃え」「通話対応」「テキストメッセージ対応」「オンライン対応」の11項目もあり、初回にしてはかなり突っ込んだ内容となっています。ただ利用者としてはアプリについての項目も追加してもらいたいと思っています。ネットスーパーの多くの利用者はアプリ経由の注文となるため、アプリ・ナビゲーションや再注文のしやすさ、便利な機能等も含めてもらいたいのです。
 コンシューマーレポート誌がネットスーパーによる宅配まで評価するぐらいですから、参入する企業も増えてくるでしょうね。