2020年02月14日

【アマゾン】、これがスーパー内だ!音楽の聞き方が変わったように売り場に縛られない?

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■アマゾンのスーパーマーケットがロサンゼルス郊外ウッドランド・ヒルズ地区にまもなくオープンする。ニュースサイトのブルームバーグは13日、同スーパーマーケットの内部の画像を公開した。

このスーパー(6245 Topanga Canyon Blvd Woodland Hills, CA 91367)はシティバンクやオフィスデポ、AT&Tストアが入居する、道路沿いのネイバーフッド型ショッピングセンターにある。

ロサンゼルス・ダウンタウンから西に車で40分(約40キロメートル)にあるウッドランドヒルズ地区は、年収中央値が8.5万ドルと比較的高い所得層が住んでいる。このショッピングセンターの隣ではラグジュアリー・コンドミニアムが建設中となっている。

 内部の人による撮影と思われる店内画像は通常のスーパーマーケットと変わらない。

トイザらスの跡地を使った3.3万平方フィート(920坪)の売り場では、アマゾン傘下となっているホールフーズ・マーケットが扱わないコカ・コーラやスマッカーズのいちごジャム、タイド(Tide)洗濯洗剤などコンベンショナルな食品スーパーの品揃えとなる。

なおウッドランドヒルズ(6245 Topanga Canyon Blvd Woodland Hills, CA 91367)に出店する食品スーパーから車で6分程度となる1.7マイル(2.7キロメートル)の距離にホールフーズがある。

アマゾンのスーパー内には「フレッシュ・キッチン(Fresh Kitchen)」と掲げられたコーナーがあり、プリペアド・フードなども取り揃えデリカテッセンも扱うのだ。

アマゾンでは食品スーパーにレジなしコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」の「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」システムを導入しないと言及している。

そのため一般的な食品スーパーと同様、フルサービスやセルフサービスのレジが設置されるのだ。

商品価格はデジタル表示となる電子棚札を使用。

最もアマゾンを喚起させるのは入り口近くにあるピックアップ・カウンターだろう。窓口の上部にはオレンジ色にアマゾンのスマイルロゴが描かれており、宅配サービス用ピックアップ・カウンターとして利用されるのだ。アマゾンのサイトで購入した商品の返品の受付も行う可能性がある。

 ロサンゼルス郊外でアマゾンの食品スーパーの出店先ではオレンジ郡タスティン地区にあるパワーセンター「タスティン・マーケットプレイス(Tustin Market Place)」内のベビーザラス跡地もその一つだ。

タスティン・マーケットプレイスはロサンゼルス・ダウンタウンから南東に37マイル(約60キロメートル)の距離にあり、近くにはディズニーランドやサウス・コースト・プラザSCがある。

タスティン・マーケットプレイスにはホームデポやベストバイ、REI、バーンズ&ノーブルなどが入店している。約1,000坪となるベビーザラスの跡地(2961 El Camino Real, Tustin, CA 92782)には隣にアルタ・ビューティーやコストプラス・ワールドマーケット、ベッドバス&ビヨンドがあるのだ。

地元紙によるとアマゾンの食品スーパーの店名は「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」と報じている。

 ブルームバーグではロサンゼルス郊外のエンシノ地区にあるラルフスの跡地やサウザンドオークス地区なども出店予定地としている。

 店内がイノベーションというより、買い物の利便性が画期的に向上するのがアマゾンの目的なのだろう。
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トイザらスの跡地を使った3.3万平方フィート(920坪)の売り場では、アマゾン傘下となっているホールフーズ・マーケットが扱わないコカ・コーラやスマッカーズのいちごジャム、タイド(Tide)洗濯洗剤などコンベンショナルな食品スーパーの品揃えとなる。

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アマゾンのスーパー内には「フレッシュ・キッチン(Fresh Kitchen)」と掲げられたコーナーがあり、プリペアド・フードなども取り揃えデリカテッセンも扱うのだ。アマゾンでは食品スーパーにレジなしコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」の「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」システムを導入しないと言及している。

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最もアマゾンを喚起させるのは入り口近くにあるピックアップ・カウンターだろう。窓口の上部にはオレンジ色にアマゾンのスマイルロゴが描かれており、宅配サービス用ピックアップ・カウンターとして利用されるのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンの食品スーパーについてのブルームバーグの最新記事は、これまで後藤が指摘していたこと。アマゾン・スーパーの店内は画期的ではなく、買い物の仕方がより便利になっているということです。したがって日本のスーパーマーケット業者が視察しても通常のスーパーという印象しか持たれないはずです。これは当ブログで指摘している通り、売り場を見て回っても意味がないということと一貫しています。カーブサイド・ピックアップや宅配サービス、さらにはネットで購入した非食品をピックアップしたり、返品することなど「売り場に頼らない」買い物の仕方そのものが変わっているからです。喩えれば、音楽の聞き方がこの50年で大きくかわったのと同じです。音楽の聞き方がレコードや再生装置などフィジカルに縛られていた過去とは異なり、よりパーソナルなコトになっています。買い物も売り場に縛られることが少なくなり、買い物の仕方がパーソナライズしていくのです。
 今年の台風の目となるアマゾンの食品スーパーですが、大型バスでやってきて商品構成グラフを作るのはあまり意味がないから止めときましょう。