
■お客がアプリでスキャンしながら買い物を行うセルフ・モバイル・チェックアウトは大手スーパーマーケットチェーンで拡大しているが、ディズニーランドにあるショップでも拡大しつつある。
レジ待ち行列に並ぶ必要のないモバイル・チェックアウトはレジ待ち時間を短縮するだけでなく、コンタクトフリーの非接触になることで感染リスクを最小化できることになる。
モバイル・チェックアウトが6月24日に始まったのはロサンゼルス郊外アナハイムのディズニーランド内にあるショップ「エンポリアム(The Emporium)」とディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク内の「イライアス&カンパニー(Elias & Co.)」の2ヶ所。
すでにダウンタウン・ディズニー・ディストリクト (Downtown Disney District)のワールド・オブ・ディズニーとフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるマウスギア・アット・エプコットやディズニー・ポップ・センチュリー・リゾートのエブリシング・ポップ・ショッピング・アンド・ダイニングなどでもアプリを介してショッピングできるモバイルチェックアウトを導入している。
ディズニーキャラクター関連のグッズ販売店で行っているモバイル・チェックアウトはディズニーの専用アプリである「マイ・ディズニー・エクスペリエンス(My Disney Experience)」を起動し、アプリ内にある「マーチャンダイズ・モバイル・チェックアウト(Merchandise Mobile Checkout)」をタップして始める。
該当する店舗を選び、プラス・ボタンを押してカメラ機能にする。購入したい商品バーコードをスキャンし、アプリ内にあるカートに入れていく。
買い物が終われば「チェックアウト(Checkout)」をタップし、クレジットカードやデビットカード等の支払い方法を選び「購入(Purchase)」ボタンを押して決済を行う。
決済後はQRコードが表示されるため、キャストメンバーで専任スタッフに見せ商品を確認してもらえればOKだ。
なおお客がスキャンしながら行う買い物では万引等の不正使用を避けるため、半透明のモバイル・チェックアウト用バッグに商品を入れていくことになる。
お客が買い物中にスキャンしていくシステムは、ウォルマート傘下のサムズクラブが全店で「スキャン&ゴー(Scan & Go)」で行っており、ウォルマートもサブスクリプションの「ウォルマート+(Walmart +)」の特典として会員がスーパーセンター等で行えるようになっている。
イリノイ州など中西部でスーパーセンターを展開するマイヤーも「ショップ&スキャン(Shop & Scan)」も全店で行っているのだ。
ニューヨークを中心に展開する大人気のスーパーマーケットチェーンであるウェグマンズでも全104店中、81店舗で「ウェグマンズ・スキャン(Wegmans SCAN)」というサービス名でモバイルチェックアウトを提供している。
スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーも「スキャン・バッグ・ゴー(Scan Bag Go)」を行っており、他にも1.6万店以上を展開するダラーストアのダラーゼネラル、コンビニチェーン最大手のセブンイレブンなど多くのスーパーや小売店で導入が進んでいる。
モバイルチェックアウトとは異なるもののアマゾンの食品スーパー、アマゾン・フレッシュではショッピングカートの内蔵カメラが商品バーコードを読み込むアマゾン・ダッシュカートを導入している。
なおレジなしコンビニエンスストアのアマゾンゴー(Amazon Go)やレジなしスーパーのアマゾンゴー・グローサリー(Amazon Go Grocery)ではスキャンする必要なく商品をそのまま持って店を出ることはできるが買い物中に買い物総額を確認できない欠点がある。
アマゾンのジャスト・ウォークアウト技術ではゲートを出た後、レシートが数分間〜1時間後に送信されてくるため、支払った代金を知るまでにタイムラグが生じるのだ。
スマートフォン・アプリを使った買い物で、ディズニーではレストランでモバイルオーダーを早くから導入している。全体の9%に過ぎなかった事前注文・決済のモバイルオーダーがパンデミック以降、84%になっていることが報じられている。
モバイルオーダーが東京ディズニーランド(TDL)内のレストランでも開始されたようにモバイル・アプリを使ったコンタクトレスなショッピングが近いうちに導入されるのだ。
トップ画像:サムズクラブのスキャン&ゴー(Scan & Go)。ディズニーキャラクター関連のグッズ販売店でもサムズクラブのスキャン&ゴーに似たモバイルチェックアウトが拡大している。