
■ベッドバス&ビヨンドが30日に発表した第2四半期(6月〜8月期)ではデルタ変異株蔓延の影響で客足が遠のき既存店・売上高が減少した。
既存店ベースにデジタル売上も減少、サプライチェーンの問題の長期化もあり、通期業績見通しの引き下げた。これにより同社の株価は20%以上も暴落した。
売上高は店舗売却などにより前年同期から500店舗近くも減少したことで19.8億ドルと前年同期(26.9億ドル)から26%の減少となった。
店舗スクラップなどのリストラを進めていることで純損益は7,320万ドルとなった。
粗利益率は前年同期の36.7%から6.4ポイントも減少し30.3%となった。一般販売管理比率も前年同期の31.6%から32.9%と1.3ポイントも増加し、リストラコストがかさみ8,400万ドルの営業赤字となった。
既存店・売上高前年同期比は1%の減少となった。本体のベッドバス&ビヨンドは4%の減少。デルタ株の感染拡大で店舗への来客数が8月に落ち込んだことが響いた。
Eコマース販売はボピスやカーブサイド・ピックアップ、さらに5月から提携しているドアダッシュの宅配を増やし、リアル店舗販売からネット通販事業に基軸を移しているもののデジタル売上は前年同期比で9%の減少だった。
これにより売上全体に占めるオンライン販売は前期の38%から34%に下がっている。
ベッドバス&ビヨンドは現在、米国(50州)やカナダに999店を展開している。店舗数の内訳はベッドバス&ビヨンドが813店だった。
ベッドバス&ビヨンドの店舗は前期から5店減少し、955店だった前年同期からは142店の減少となった。
バイバイベイビーは132店舗となり前期から横ばいで、前年同期からは1店舗増えている。ハーマン・フェース・バリューは54店舗で前期からは横ばい、前期同期から1店の増加だった。
2012年に買収したコストプラスのワールドマーケットやコストプラス・ワールドマーケットにクリスマスツリー・ショップを含めベッドバス&ビヨンドの前年同期の店舗数は全体で1,476店舗あった。
なおベッドバス&ビヨンドでは3ヶ年に及ぶ再建計画で200店舗を削減することを掲げている。つまり現在の1,000店舗から800店舗の展開となるのだ。
また店舗改装も進めており、半数以上となる450店舗を3年間でリモデルしていく。
その一方で、プライベートブランドの拡大も再建戦略に含まれている。
ベッドバス&ビヨンドは4月、室内装飾や収納、キッチン&ダイニングなど1,200アイテム以上に及ぶ戦略的ブランド「シンプリー・エッセンシャル(Simply Essential)」を発表。
6月も女子大生など若い女性向けのリネンや室内装飾、家具のブランド「ワイルド・セージ(Wild Sage)」を発表している。
同時期にローンチされたオリジナルのキッチンブランド「アワ・テーブル(Our Table)」や7月に発売開始となった収納ブランドの「スクエア・アウェイ(Squared Away)」などもある。
ベッド&バスそしてリネンの「ネストウェル(Nestwell)」や入浴ブランドの「ヘブン(haven)」を含めて上半期だけでも6つのブランドの販売を開始している。
ベッドバス&ビヨンドでは通常店でローンチしたブランドを含めPBの売上が全体の20%を超えており、改装した店では25%以上を占めているという。3ヶ年計画では売上高に占めるPB比率を30%に目標を置いている。
3ヶ年計画は順調に遂行しているが、デルタ株の蔓延で若干見通しが暗くなっているようだ。
トップ画像:ベッドバス&ビヨンドの改装した店舗と新PBでオリジナルのキッチンブランド「アワ・テーブル(Our Table)」。リモデルにより以前に比べて店内もスッキリした印象だ。