2022年06月29日

【カフェイン&アルコール】、買い物に摂取厳禁!無料コーヒーで店の売上を伸ばせる?

220629セルフコーヒーマシン@アマゾン・フレッシュ
■ニュースサイトなどでは連日のようにコーヒーの健康効果メリットが取り上げられている。加糖したコーヒーの飲みすぎ等は健康に悪影響を及ぼすものの、ブラックなどを1日数杯程度を摂取する分には健康に良いと多くの研究から実証されている。

適量のコーヒーを飲むことで脳卒中や心臓病などの病気リスクを低減し、老化を遅らせ長生きの効果が見込めるというのだ。

一方でコーヒーを飲んだ際にやってはいけないことがある。お店に行って買い物したり、オンラインショッピングをすることだ。

カフェインを多く含んだエネジードリンクやコーヒーを飲んで買い物すると、衝動買いしやすくなることが最近の研究から明らかになった。

サウスフロリダ大学が行った国際的な研究でカフェインは買い物に大きなインパクトを与えると示唆されたのだ。

フランスとスペインで行われた実験ではデパートメントストアなどの小売チェーンの入り口でエスプレッソマシンを設置して、入店前の買い物客に無料のコーヒー(300人分以上)を振る舞った。

ただし、お客の半分にはカフェイン100ミリグラムを含んだコーヒーに対して、残りの半分のお客にはカフェインフリー(もしくは水)を進呈した。

そのお客らが買い物したレシートを研究員が精査すると、際立った特徴が見られたのだ。

カフェイン入りコーヒーを飲んだ買い物客は、そうでないお客より5割も多く支出しており、3割近くもより多くの点数の買い物をおこなっていた。

さらに購入する商品の傾向も見て取れ、キッチン用品や収納品など実用性の高い買い物には差がなかったものの、カフェインを摂取したお客はアロマキャンドルや香水といった趣味性の強い贅沢な買い物が目立っていた。

コーヒーの買い物へのインパクトはリアル店舗に限ってはいない。ネットショッピングを利用した実験でも似たような結果が出たのだ。

ビジネススクールに通う学生200人を、カフェインを摂取したグループとそうでないグループに分け、66品から購入するものを選んでもらった。

するとカフェインを摂取したグループは、マッサージ器具など衝動で購入するようなアイテムを選択しがちだったが、カフェインを摂取していないグループはノートのような実用的なアイテムを選ぶ傾向にあった。

この研究を率いたディパイアン・ビスヴァス教授によると「強力な興奮剤であるカフェインは、脳のドーパミンを放出させ心身を興奮させる」とし「これにより衝動性が高まり自制心が減少してしまうため、不要なものでも衝動的に買ってしまう」と記している。

同教授はまた「適度な量のカフェインは健康を促進してくれる。とはいえ買い物中にカフェインを摂取すると、予期せぬ影響がありそうだ」とし「買い物依存症などで衝動購入を控えようとする人は特に買い物中、コーヒーなどでカフェインを取るべきではない」と注意している。

衝動購入の引き金になるのはコーヒーだけではない。スマートフォンやタブレットなどのモバイルでいつでもどこでも簡単に買い物ができるようになったことで、これまでになかった市場が出現している。

酔った勢いで買い物をする、飲みすぎてオンラインショッピングする、いわゆる酩酊ネットショッピングだ。

メルマガ・サービスのハッスルが3年前に行った調査から、ほろ酔い気分から泥酔状態でネットで買い物をする「飲酒eコマース」市場が450億ドル(約6兆円)規模であることがわかったのだ。

成人2,174人を対象にした調査によると、アルコールをたしなむ人の79%が飲酒後に1回以上、オンラインで買い物したことがあると回答している。

女性(80%)は男性(78%)よりもへべれけでもネットショッピングをする傾向があり、収入が多くなればなるほど酔った勢いでネットショッピングする割合が高くなっているのだ。

アルコールの種類はビールが最も多い34%で、次に29%のワイン、そしてウイスキー(17%)、ウォッカ(10%)、ジン(4%)、テキーラ(3%)、ラム(3%)となっています。男性の45%がビールで、女性の50%がワインでネットショッピングを行う。

覚えのない注文品が自宅に届く、酔っ払いネットショッパーは週平均で10本もお酒を飲むという。飲んでもネットショッピング経験がない人は、週平均で5本しか飲まない。

のんべえほど、知らないネット注文品が届くことになるのだ。

調査から酔っ払い1人当たりの平均年間支出額は444ドルと試算している。男性の酔っ払いは平均支出が448ドル、女性は441ドルとなり、男性の場合は酔った勢いで高い買い物をする特徴があるのかもしれない。

飲酒時に最も多く購入されているのが「衣類」および「靴」で、特にアマゾンは酔っ払いご用達のオンラインストアとなっている。

「飲酒ネットショッピングで年間どれほどお金を使ったか?」の平均値を州別でみると、東海岸側の州の平均支出が特に高く、内陸部の州は支出が少ない傾向となっている。

飲酒時のオンラインショッピングで買ってしまった最も変な商品では「重さが100キロ近くある3メートルの竹」や「第二次世界大戦時代の銃剣」、男性なのに「搾乳機」、「元NBAスター選手の足から取り除かれた破片」、「映画『バック・ツー・ザ・フューチャー』でマイケルJフォックスが着ていたベスト」、「24万円もする暗視ゴーグル」などがあった。

当然、「飲酒時のネットショッピングで購入した商品を返品したことがあるか?」の質問では、20%が返品経験ありと回答している。

 コーヒーにアルコールはご法度というのが買い物の鉄則となるが、大手小売チェーンはマーケティングで密かに利用するかもしれない。

流石にビールやワインなどを店で振る舞うのは問題となるが、コーヒーを振る舞うことはできるだろう。クローガーやターゲットなどでは、コーヒーチェーンのスターバックスを入れているところもあり、時限的にハッピーアワーと称してカフェインテストができるかもしれない。

いずれにしても買い物で失敗しやすい人はカフェインとアルコールは遠ざけておくのが無難となる。

トップ画像:アマゾン・フレッシュに置かれているセルフサービス・コーヒーマシン。午前中にハッピーアワーを設けてコーヒー無料にすれば少しは売上が伸びるかもしれない。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はもう3年近くビールやワインなどのアルコールを摂取していません。YouTube動画にある演奏動画ではワインの入ったグラスをピアノの上に置いていますが、あれはムードをあげる単なる演出。もともと飲むほうではありません。アルコールに弱いということもあり飲むと顔が真っ赤になって、見るからに酔っ払いの風貌になってしまう劣等感も感じています。アルコールが顔にでない人が羨ましいです。ビールでさえ1杯飲むと翌朝は頭の回転が鈍くなるようなので、翌日にコンサルティングがある時はクライアントから誘われても飲まないようにしています。一方でコーヒーは飲みます。といっても最近はカフェインも朝だけに限っています。夜に眠れなくなるので午前10時を過ぎるとデカフェ・オンリー。カフェインが強化されたエナジードリンクはよっぽど疲労感を感じなければ飲みません。ドクロマークに死にたい人向けのコーヒー豆「デス・ウィッシュ・コーヒー(Death Wish Coffee)」は興味はありますが、やっぱりもってのほかです。
 買い物は事例を研究するためにおこなっているので衝動購入もありません(面白みにかけますが)。何事もバランスとか適量がちょうどよいということなのでしょう。