2017年07月21日

【ウォルマート】、ヒューストン郊外にあるオーガスタ・パインズ店は直営ヘアサロンも?

170721ファミリーサロン@ウォルマート00
■ウォルマートは今年2月、テキサス州ヒューストン郊外に「ウォルマート・スキャン&ゴー(Walmart Scan & Go)」を導入したプロトタイプのスーパーセンターをオープンした。5,200坪のウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)は、スキャン&ゴーを導入したスーパーセンターとしては3店舗目となる。ハイテクの導入はスキャン&ゴーにとどまらず、店内の各売場に最大70インチにもなる端末「タッチスクリーンで節約(Touch screen for savings)」も置かれている。テスト導入されているタッチスクリーン端末は、ウォルマートが「エンドレスアイル型コンセプト(endless aisle-type concept)」としているものであり、特に高額製品や大型商品など店内在庫以外の商品がオーダーできるようになっているのだ。ウォルマートにとってこの店舗が革新的なのは、ニューヨーク市マンハッタンにあるギリシャ・ヨーグルトの「チョバーニ・カフェ(Chobani Cafe)」を飲食サービスに導入していることもある。ウォルマートの飲食テナントはマクドナルドやサンドウィッチ・チェーンなどファストフードが中心だが、ウォルマートの顧客層から割高となる「チョバーニ・カフェ」の誘致は進歩的だ。
 チョバーニ・カフェは他社の誘致によるものだが、ウォルマートが経営するヘアサロンがこの店には入っている。化粧品やヘアケア売り場奥にあるのが「ウォルマート・ファミリーサロン(Walmart Family Salon)」だ。ウォルマートでは各地域の自社店舗内にローカルのヘアサロンを誘致している。一方、オーガスタ・パインズ店の店内では直営でヘアサロンを展開しているのだ。専門の美容スタッフがヘアカット(大人18ドル、子供13ドル)、ヘアカット&ブロー(大人28ドル、子供20ドル)にニューヨークやロサンゼルスで流行しているヘアアレンジのブロードライ(20ドル)やデザイナー・ブロードライ(35ドル)を提供しているのだ。またヘアカラー(50〜80ドル)の他、眉毛ワックス(10ドル)にフェイシャルサービス(25ドル、45ドル)、ペディキュア(25〜35ドル)、マニキュア(15〜40ドル)のサービスもある。事前の予約は不要でウォークインでサービスを受けられるのもウォルマートならではといえるだろう。ファミリーサロン以外のサービスではメガネやコンタクトの「ウォルマート・ビジョンセンター(Walmart VisionCenter)」や簡易医療クリニックの「ウォルマート・ケア・クリニック(Walmart Care Clinic)」も導入されている。
 ウォルマートがファミリーサロンを他の店舗にも行うことは考えにくい。一部に調整しながら徐々に転用を図っていくのだろう。

トップ画像:化粧品やヘアケア売り場の奥にあるのがウォルマート直営のサロン「ウォルマート・ファミリーサロン(Walmart Family Salon)」だ。ウォルマートは各地域のスーパーセンター内にローカルのサロン等を誘致している。一方、オーガスタ・パインズ店の店内では直営でサロンを展開しているのだ。  続きを読む

Posted by usretail at 02:28Comments(0)
2017年07月15日

【新学期商戦】、過去最大規模!ウォルマートはアメリカンな「おもてなし」を再び起用?

170715ホリデーヘルパー@ウォルマート
■アメリカでは9月から新学期となる。アメリカ小売業にとって、始業・入学に向けた新学期商戦(バック・ツー・スクール:Back to School)は年末商戦に次ぐ繁忙期だ。一部のチェーンストアでは6月初めから新学期商戦用にディスプレイを始めるところもあり、新学期セールの熱気が早くから伝わってきている。全米小売業協会(NRF)が発表したデータによると、今年の新学期商戦は総額836億ドル(約9.5兆円)と過去最大規模となる予測だ。前年の758憶ドルからは10%近くとなる伸長率は、景気に対して消費者が信頼感を増しているとの分析をNRFは明かしている。小学生から大学生までの子供をもつ約7,200世帯を対象に6月30日〜7月5日に実施した調査では、小学生から高校生までがいる世帯(BTS:Back to School)と、アパートや寮住まいになる大学生を持つ世帯(BTC:Back to College)に分けている。BTS世帯では子供1人あたり平均687.72ドルの支出だった。BTS市場規模は295憶ドルとなり、前年から約8%の増加。303億ドルとなった2012年に次いだ規模となる。一方、BTC世帯では平均支出が969.88ドルと前年の888.71ドルから9%の増加だ。BTCの市場規模は541憶ドルで2012年の535億ドルを超え、過去最高となっている。複数回答でみた購入先として親が主に購入する高校生以下のBTS世帯では、デパートメントストア(57%)が一番多く、次にディスカウントストア(54%)、アパレル店(46%)、オンライン(46%)となっている。子供が自分で購入する機会が多くなるBTCでは逆にオンライン(44%)が購入先と真っ先に挙げられており、次にディスカウントストア(40%)、デパートメントストア(39%)の順となっている。なおオンラインで購入する場合、送料無料で購入先を選ぶとした人が9割にも上っている。ボピス(BOPIS:Buy Online Pickup In Store)で購入先を選ぶとした人も52%となっている。
 今回のNRFの調査では購入する電子機器の種類も聞いている。BTS世帯で最も多いのはノートブックパソコンで45%、次にタブレットもしくは計算機(35%)となっている。大学生となるBTC世帯ではノートブックパソコンが61%、タブレット(28%)、アクセサリーなど周辺機器等(26%)、計算機(24%)、携帯もしくはスマートフォンは21%となっている。

トップ画像:ウォルマートのホリデーヘルパー。ウォルマートは昨年の年末商戦時で活躍したホリデーヘルパーを再び登用する。黄色のベストを着たホリデーヘルパーを「バック・ツー・スクール・ヘルパー(Back-to-School Helpers)」とし、レジ混雑の対応等にあたるのだ。ボピスなどオムニチャネル化が進むと最終的な差別化はスタッフのアナログサービスとなる。  続きを読む
Posted by usretail at 02:19Comments(0)
2017年07月14日

【ターゲット】、再びカーブサイド・ピックアップ!真剣コンサルティングのストレスは?

170714ターゲット
■ターゲットは本社のあるミネソタ州ミネアポリスの店舗でカーブサイド・ピックアップのテストを行っている。3店舗で行っているカーブサイド・ピックアップは利用者がネットで注文した商品を指定されている店舗駐車場にて受け取るサービス。大手チェーンストアではウォルマートが生鮮品などのカーブサイド・ピックアップを「ウォルマート・グローサリー」で行っており、スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーも「クリックリスト」というサービス名で拡大している。ターゲットは2014年10月、スタートアップ企業「カーブサイド(Curbside)」と提携した同様のサービスを始めた。当時のサービスはスマートフォンで店を選択し商品を購入すると1時間以内に商品ピックアップができるというもの。購入した商品をカーブサイドのスタッフが用意し、店の外にあるテントでユーザーを待機。ユーザーは名前を告げるだけで車から降りずとも、スタッフがトランクや後部座席に載せてくれるサービスだった。サンフランシスコやニューヨーク、ロサンゼルスなど121店まで同サービスを拡大したもののターゲットは昨年6月、カーブサイド・ピックアップサービスの撤退を発表した。理由は明らかにされていないが、サードパーティ業者との提携がコスト面で厳しかったようだ。ターゲットが新たにテストを行っているカーブサイド・ピックアップは、店のスタッフが注文品をピックアップし利用者の車まで運ぶことになる。なおテキサス州ヒューストン郊外リッチモンド地区にオープン予定のターゲット・プロトタイプ店では駐車場にスピード重視の顧客用に10分間パーキングが設けられる他、「ドライブスルー」もしくは「カーブサイド・ピックアップ」の専用パーキングも導入されるという。
 カーブサイド・ピックアップはオムニチャネル化ではボピス(BOPIS:Buy Online Pickup In Store)のオプショナルとなるサービス。スタッフが注文品を駐車場所まで運ぶためボピスより人件費がかかるのがネックとなっている。だが顧客からの要望や競合店のサービス拡大もあり、コスト面を理由にカーブサイド・ピックアップを止められない事情もあるのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。仕事柄、後藤は様々な企業(中小から大企業まで)のトップと親しくさせていただいています。コンサルティング後に夕食を一緒にする機会も少なくありません。そこでご子息のお話を伺うことがあります。息子さんや娘さんをMBA留学に出されていた(いる)方もいます。スタンフォードなど有名大学のMBA留学ともなれば生活費を含めて2年で2,000万円前後はかかります。企業のトップと言えども安くはない金額です。多くは二代目、三代目の投資としては「当然だろう」と考えているようです。一方で、後藤はこういった話を聞くたびに「息子さんに1,000万円〜2,000万円の教育費なら、あなたは自分の勉強代に月にいくらかけていますか?」と尋ねたくもなります(面目を潰したら可哀想だと思い実際には聞きませんが...)。せいぜい、月に本数冊程度でしょう。さすがにワンコインはいないでしょうが、大企業のトップでも1万円もかけていないのが現実でしょう。  続きを読む
Posted by usretail at 02:37Comments(0)
2017年06月29日

【ターゲット】、翌日宅配のリストック!「ばかうけ」ダッシュボタンで地殻変動が進む?

170629ターゲット・リストック
■ターゲットは27日、洗剤やシリアルなど日用品や非生鮮食品などを翌日に宅配する「ターゲット・リストック(Target Restock)」を始めたことを発表した。ターゲット・リストックの対象商品は毎日の生活で欠かせない日用品や雑貨、健康、ベビー、ビューティ関連、パーソナルケア、ペット用品など1万品目。注文は月曜日〜木曜日の午後2時までに行うと翌日には宅配される。手数料は一律4.99ドル。今のところ対象者はターゲットの本社近くのミネソタ州ミネアポリスの住人で、自社クレジット・デビッドカードの「レッドカード(Red Card)」の保有者となっている。今後は対象地域を拡大し、レッドカード保有者以外にも広げられる可能性はある。ターゲット・リストックには重量制限があり1箱で最大45ポンド(約20キログラム)となっている。そのためショッピングカートに商品を入れると制限重量までパーセンテージで表示される。なおターゲット・リストックの対応はネット注文用倉庫のフルフィルメントセンターではなく、最寄りのターゲット店舗でスタッフが行うという。ターゲットはリストックは約8,000品目を対象に本部社員のみのテストを行っていた。ネット通販最大手のアマゾンにもアマゾン・プライム会員向けに同じようなサービス「プライム・パントリー(Prime Pantry)」がある。プライム・パントリーも重量は最大45ポンドまでとなっており、手数料は一律5.99ドル。ターゲットより1ドル高いが、対象品5品目以上の購入で送料無料となる特典もある。ターゲット・リストックは翌日の宅配となるが、プライム・パントリーは注文から4日〜5日かかる。

トップ画像:ターゲット・リストックのキャプチャー画像。今のところ利用できるのはターゲットの本社近くのミネソタ州ミネアポリスの住人で、自社クレジット・デビッドカードの「レッドカード(Red Card)」の保有者となっている。
 
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。日経新聞に「ネット通販最大手アマゾンジャパンの売上高が初めて1兆円を突破」という記事がありました。「セブン&アイ・ホールディングスなど大手小売業は半数が減収となり、アマゾンがチェーンストアのシェアを奪う構図が日本でも鮮明になってきた」という内容です。同時に「マゾンジャパンは28日、ワンタッチで商品の注文ができる小型端末『アマゾン・ダッシュボタン』の品ぞろえを増やした」という記事もありました。ダッシュボタンは、新たに70種類以上のブランドが追加され、合計で1,000種類以上のラインナップに拡大しました。追加されたアイテムにはプレミアムモルツやカルビー・ポテトチップス、亀田の柿の種、ハッピーターン、カロリーメイトなどの食品にポストイットなども含まれています。アマゾンによると「アマゾンダッシュボタンを展開している国の中でも、日本の関連の売り上げは2番目に大きい」といい、今後もダッシュボタンド数を拡大する方針です。  続きを読む
Posted by usretail at 03:15Comments(0)TrackBack(0)
2017年06月19日

【ウォルマート】、ボノボス買収!ルイヴィトンのLVモノグラムをEDLPに見せない?

170619ボノボス
■ウォルマートは16日、オンライン・メンズアパレル・ブランドの「ボノボス(Bonobos)」を買収することを発表した。買収額は3.1億ドル(約340億円)。ウォルマートは現金で支払うという。ボノボス買収は第2四半期もしくは第3四半期中に完了する予定。またボノボス創業者でCEOのアンディ・ダン氏は、ウォルマートEコマース事業部CEOのマーク・ローリィ氏の直属の部下となり、これまで買収したブランドを監督する立場となる。なおウォルマートのボノボス買収は、ローリィ氏がEコマース事業部CEOに就任後、4社目となる。ウォルマートは今年1月、靴の通販サイト「シューバイ(ShoeBuy)」を7,000万ドルで買収、2月にはアウトドア販売の「ムースジョー(Moosejaw)」を5,100万ドルで買収、3月にはモドクロスを買収している。ウォルマートは昨年8月、ローリィ氏が創業したジェットを3.3億ドルで買収した。ボノボスやモドクロスなど買収したブランドはジェットで販売されるという。
 ボノボスは2007年、スタンフォード大学でクラスメートだったアンディ・ダン氏とブライアン・スパイリー氏によってオンラインストアとして創業。当初のパンツやシャツ、ジャケットなどカジュアルウェア中心からスーツやドレスシャツ、上着、ゴルフウェアなどにも品揃えを拡大している。2011年には試着ショールームの「ボノボス・ガイドショップ(Bonobos Guideshop)」の出店を開始している。2012年にはノードストロームからの投資を受け提携も開始し、ノードストロームや同社オンラインでの販売も始めている。一方、在庫をもたず販売を行わないボノボス・ガイドショップは現在までにサンフランシスコやシカゴ、ニューヨークなど30ヶ所で展開しており、2020年までに100店舗展開を目指している。なおボノボス共同創業者のスパイリー氏は2009年にボノボスを辞め、同業のトランク・クラブ(Trunk Club)のCEOに就任している。トランク・クラブは2014年にノードストロームに3.5億ドルで買収されている。  続きを読む
Posted by usretail at 02:58Comments(0)TrackBack(0)
2017年06月09日

【ウォルマート】、ネットスーパー自販機?駐車場に巨大ピックアップ機を設置し大実験!

170609ウォルマート食品自販機
■ウォルマートは車から降りずに生鮮品等を持ち帰れる「ピックアップ・グローサリー(Walmart Pickup Grocery)」サービスで巨大な自動ピックアップ機によるテストを行っている。ウォルマートのピックアップ・グローサリーは、オンラインから注文し、店ではスタッフが車のトランクに積み込むことで利用者は車から降りる必要なくわずかな時間で商品を持ち帰ることができるドライブスルー。オクラホマ州オクラホマシティのスーパーセンター(7800 N.W. Expressway Oklahoma City, OK 73132)で行っている実験は、同店のパーキングに設置された高さ5〜6メートル、横幅が10メートル以上、奥行き3メートル前後となるピックアップ装置だ。生鮮品などをオンラインで注文した利用者は指定した時間にピックアップに行く。装置にあるタッチパネルで注文番号(5桁)を入力すると扉が開き、青色の専用ボックスに入った注文品を受け取ることができる。冷凍食品やアイスクリームなどの冷凍品は蓋のついた別の専用ボックスからピックアップするようにもなっている。自動装置なので24時間の稼働だが、スタッフが車に積み込むサービスはなく、ピックアップした注文品は自分で車まで運び積み込むことになる。ピックアップ・グローサリーと同様に手数料は無料だが、30ドル以上の注文が条件となっている。ウォルマートによると、ピックアップ・グローサリーの利用者の9割がリピーターで、注文商品の90%は青果や精肉等の生鮮品としている。
 ウォルマートのピックアップ専用の自販機は本社近くのアーカンソー州ロジャース地区のスーパーセンターに導入された「自動ピックアップ機(automatic pickup machine)」の事例がある。オレンジ色の自動ピックアップ機は高さが5メートルもあり、設置場所は店の天井を抜いているほど。最大300アイテムをホールド可能な自動ピックアップ機は、ロジャース店の他、ミシガン州デトロイトやテキサス州ヒューストン、ジョージア州アトランタ、ノースカロライナ州ローリーのスーパーセンターにもテスト導入されている。

トップ画像:オクラホマシティのスーパーセンター駐車場に設置された高さ5〜6メートル、横幅が10メートル以上、奥行き3メートル前後となる巨大ピックアップ装置。


ビジネスインサイダー誌はウォルマートの巨大自動ピックアップ機を動画で紹介している。利用者はパソコンやスマートフォンからウォルマート・ピックアップ・グローサリー(Pickup Grocery)にアクセスし、ジップコードを入力。アカウント開設後に商品を選び、注文確定から4時間後(一部店舗では最短2時間)となるピックアップの時間を指定。ピックアップの用意ができると連絡が入る。受け取りはピックアップ装置にあるタッチパネルで注文番号(5桁)を入力すると扉が開き、青色の専用ボックスに入った注文品を受け取る。冷凍食品やアイスクリームなどの冷凍品は蓋のついた別の専用ボックスからピックアップするようにもなっている。自動ピックアップ機なのでスタッフが車に積み込むサービスはなく、ピックアップした注文品は自分で運び積み込むことになる。ビジネスインサイダー誌はアーカンソー州ロジャース地区のスーパーセンター内に導入された「自動ピックアップ機(automatic pickup machine)」も紹介している。  続きを読む
Posted by usretail at 03:26Comments(0)TrackBack(0)
2017年06月03日

【ウォルマート】、仕事を終えた店舗スタッフが配達する「アソシエイト配達」をテスト!


■ウォルマートは1日、店舗スタッフがネット注文の商品を帰宅途中に配達するテストを始めたことを発表した。全米に4,700店を展開する店舗スタッフを配達係りに起用することで配送コストの削減につなげ、アマゾンとのラストマイル競争で先手を打つ。グローバルeコマースCEOのマイク・ローリィ氏がウォルマート・ブログ「ウォルマート・ツデー(Wal-Mart Today)」で明かしたところによると、「アソシエイト配達(associate delivery:ウォルマートでは従業員やスタッフをアソシエイトと呼ぶ)」はウォルマート本社近くのアーカンソー州の1店舗と昨年8月に買収したジェットの本部に近いニュージャージー州の2店舗で行われている。スタッフはウォルマートが開発した専用のスマートフォン・アプリを使い、配達日を選択する。宅配件数(最大10件)や商品数、重量制限等も選ぶことが可能となっている。ウォルマートはアソシエイト配達の賃金やガソリン代などの詳細を明らかにしていないものの、週40時間以上の勤務となる場合は残業手当を支給するとしている。ローリィ氏は「ウォルマートは国内4,700店舗を展開し、100万人以上のスタッフがおり、規模の面で優位の立場にあります。ウォルマートから10マイル圏内に米国人の90%が住んでいるのです。当社スタッフが通勤するルートや道沿いにどれほどの住宅があるか想像してみてください。このテストがなぜゲームチェンジャーになりえるかを容易に理解できると思います」と記している。また「配達員が注文品を倉庫などでピックアップに行くクラウドソーシングとは異なり、アソシエイト配達ではスタッフが仕事を終えたところでピックアップできるのです」とラストマイルの違いも強調している。
 ウォルマートが先月発表した第1四半期(2月〜4月期)では、Eコマース売上高が前年同期比63%の大幅増となり、前期の同29%増からも加速した。

トップ動画:店舗スタッフがネット注文の商品を帰宅途中に配達する「アソシエイト配達(associate delivery)」の紹介動画。店舗スタッフが専用アプリで事前に配達日などを選択。仕事を終えた後に自分の車を使い、ネット注文の商品を配達するのだ。  続きを読む
Posted by usretail at 03:50Comments(0)TrackBack(0)
2017年05月19日

【ウォルマート】、ECが63%増加!デジタル企業に宣言して「EC拡大、店売り成長」?

170519ウォルマート・ピックアップ
■ウォルマートが18日発表した第1四半期(2月〜4月期)決算は、Eコマースが60%以上急拡大したことで増収に寄与した。会員費等を含む総売上高は1.4%増となる1,175.4億ドル。イースターホリデー時の食品と日用品の売上の伸びが成長を支えた。一方、純利益は前年同期から1.3%減となる30.4億ドルとなった。Eコマース企業の買収等、IT投資により営業経費が上昇し利益を圧迫した。
 売上高の約6割を占める国内のスーパーセンターやディスカウントストアなどウォルマートUSの売上高は754.4億ドルと前年同期比2.9%の増加だった。ウォルマートUSの既存店・売上高前年同期比(ガソリン販売は除外)は食品売上の改善により1.4%の増加となった。これによりウォルマートUSの既存店ベースは11四半期連続で前年を上回ったことになる。内訳は客単価が0.1%減少したものの、客数が10四半期連続プラスとなる1.5%の増加となった。また取扱品目数が5,000万品目(前期は約3,500万品目、前年同期は1,000万品目)に達しているEコマースは売上高が前年同期比63%増となり、前期の同29%増から成長が大幅に加速した。またEコマースの取引総額(GMV:Gross Merchandise Volume)は69%の増加だった。Eコマースの急拡大は、35ドル以上の買い物をすれば年会費無料で2日間配送サービスの「無料2日間シッピング(FREE 2-Day Shipping)」に、Eコマースでラスト・ワン・マイルのコスト節約分を顧客に還元する「ウォルマート・ピックアップ・ディスカウント(Walmart Pickup Discount)」が寄与している。ウォルマートは今年に入ってEC企業のモドクロスやシューバイ、ムースジョーなどを買収しているが、EC成長のほとんどがウォルマート・コムのオーガニックな成長としている。
 また、スキャン&ゴーを昨年9月末、全店に展開したサムズクラブの既存店ベース(ガソリン売上除外)も1.6%の増加となった。サムズクラブの既存店ベースのプラスは5四半期連続で、内訳は客数が1.1%の増加、客単価が0.5%の増加となった。サムズクラブのECもGMVも21%の増加となった。サムズクラブの「インドア・クラブ・ピックアップ端末(Indoor Club Pickup kiosk)」や「ドライブスルー・ピックアップ(Drive-through pickup)」「カーブサイド・ピックアップ(Curbside pickup)」などクラブピックアップがEコマースの成長を後押ししているという。

ウォルマート第1四半期(2月〜4月期)
総売上・前年同期比:1.4%増
純利益・前年同期比:1.3%減
既存店・売上高前年同期比:1.4%増(アメリカ国内)
ウォルマート店舗数(17年4月30日)
 アメリカ国内店舗数:5,354店
  スーパーセンター:3,534店
  ネイバーフッドマーケット:698店
  ディスカウントストア:412店
  小型店など:48店
 サムズクラブ:662店

 海外店:6,369店

 総店舗数:11,723店  続きを読む
Posted by usretail at 02:42Comments(0)TrackBack(0)
2017年05月18日

【ターゲット】、EC成長、店売り低迷!日本のチェーンもEC成長に驚くもお店に悩む?

170518ターゲット
■ターゲットは17日、第1四半期(2月〜4月期)決算で既存店・売上高前年同期比が1.3%の減少だったことを発表した。売上高は前年同期比1.1%減となる160.0億ドル。純利益は6.81億ドルと前年同期の6.32億ドルから7.7%増加した。粗利益率は前年同期の30.9%から30.5%と0.4ポイント低下した。一方、一般販売管理費率は19.6%と0.2ポイント増加したものの支払利息を前年同期より大幅に圧縮したことで営業利益が増加した。店舗とネット経由を合わせた既存店・売上高前年同期比は水着やニンテンドー「スイッチ」など家電が牽引したものの食品・飲料が落ち込み1.3%の減少となった。内訳は客数が0.8%の減少、客単価も0.6%落ち込んだ。またボピスなどオンライン経由の売上は既存店ベースを0.8%押し上げている一方で、オンライン経由の売上を除いた実店舗の既存店売上は2.2%の減少となった。なおターゲットの既存店ベースは4四半期連続して前年を下回っている。オンライン売上は同22%の増加と二桁増を維持している。ターゲットのオンライン売上高は第1四半期、全体の4.3%となっている。ターゲットは国内に1,807店を展開しており、その内訳はスーパーセンター業態など4,760坪以上の大型店が276店(前期から横ばい)、1,400坪〜4,760坪未満の通常のディスカウントストア・フォーマットは1,505店(前期から1店増加)となっており、「フレキシブル・フォーマット(flexible format)」と呼ばれている1,400坪以下の小型店は前期から2店舗増やし24店舗となっている。
 ターゲットは8日、洗剤やシリアルなど日用品や非生鮮食品などを最短2日で宅配する「ターゲット・リストック(Target Restock)」のテストを始めることを発表した。来月から本部社員のみを対象に行い、約8,000品目(最大45ポンド≒約2キログラム)を宅配するというもの。手数料は決まっていないが、競合アマゾンの同サービス「アマゾン・パントリー(Amazon Pantry)」の5.99ドルと同価格かそれ以下になるという。夏には一般客へのテスト展開を始めたいと考えており、その場合も対象者はターゲットの自社クレジット・デビッドカードの「レッドカード(Red Card)」保有者としている。  続きを読む
Posted by usretail at 02:26Comments(0)TrackBack(0)
2017年05月16日

【ストーリー】、ウォルマート傘下EC企業ジェットと提携!EC企業のショップでない?

170516ジェット@ストーリー
■NYマンハッタンにあるコンセプトショップ「ストーリー(STORY)」は10日、ウォルマート傘下のEC企業ジェットと提携し、食をテーマにキュレーション雑貨の販売を始めた。チェルシー地区(144 10th avenue new york ny 10011)に2011年オープンしたストーリーは、ブランド・コンサルタントのレイチェル・シェフマン氏のトレンド&コンセプトショップ。4週間〜8週間の限定で大手企業と提携しながらテーマに沿った商品を揃え販売も行う。過去にはペプシコやヒューレット・パッカード、GEなどと提携しており、2014年のホリデーシーズン中にはターゲットと提携し、ホリデーギフトなどを集めた(キュレートした)ホリデーショップを行っていた。ジェットと提携したコンセプトショップは5月10日〜6月18日までの予定となっている。約50坪となるショップにはトマトから作られたフェイスマスク(顔用パック)やケール風味のチョコバー、アイスクリームや寿司をあしらったソックス、バナナシェイプの小物入れなど一部生鮮品を含め、約700アイテムを揃えている。価格は5ドルの芝生ペンから1,500ドルのAI電子レンジなどで平均価格は38ドル。ほとんどの商品はストーリーで購入でき、ジェットでもオンライン注文が可能としている。ストーリーではイベントも多数開催され、イタリア料理の著名シェフでありイータリーの創業にも尽力したマリオ・バタリ氏の料理実演や有名メイクアップアーティストのボビー・ブラウン氏の講演会、またピザやクッキーを焼いた試食会なども行う予定としている。  続きを読む
Posted by usretail at 02:32Comments(0)TrackBack(0)
2017年05月07日

【ウォルマート】、ダッシュボタンよりすごい技術!「ボタンを押す注文」すらしなくなる?

170507ウォルマート・ピックアップ01
■アマゾンは2年まえ、ボタンを押すだけで補充が必要な日用品を手軽に注文できる「アマゾン・ダッシュボタン(Amazon Dash Button)」を発表した。発表日が4月1日の前日だったこともあり、誰もが当初、エイプリルフールのジョークだと疑っていた。戸棚の内側に貼ったボタンを押すだけで、注文が完了するダッシュボタンは現在までに、250種類のブランドまで拡大している。フォーチュン誌では、ダッシュボタンからの注文は1日で5,760件と推測している。アマゾン全体の注文数に比べてダッシュボタンからの注文はわずかだが、一部にショッピングの仕方を変えてしまったという向きもある。消耗品の補充注文という、わずらわしさがなくしたからだ。しかしアマゾンのダッシュボタンで驚くのは早い。「ボタンを押す」注文すらしなくなるIoT技術が、ウォルマートによってパテント申請されたのだ。
 ウォルマートが昨年10月、米国特許商標庁(USPTO)に特許出願した「IoT環境の小売サブスクリプション(Retail Subscription in Internet of Things Environment)」は、ネットにつながった商品タグが商品の使用状況に応じて再注文などを行うシステムだ。センサー技術を応用したハイテクのタグが商品の使用や消耗をモニタリングするという画期的な仕組みなのだ。タグはブルートゥースやRFID、赤外線、NFC(近距離無線通信)など何らかの方法でネットと常時つながっており、例えばミルクやコーヒーなど食品の残量を検知して消費者に伝え、再注文を自動でおこなうという。衣類なら洗濯の回数、食品なら賞味期限など、メーカー側が設定したしきい値を超えたところで自動注文を行うことも可能となる。また特許にはAI(人工知能)と組み合わせることで、ある商品を買っている利用者に別の商品を奨めることことも示唆している。今のところ、ウォルマートがこの技術を使い、製品開発やテストを行っているという情報はない。
 ウォルマートは利用者がいつも購入する定番商品の再注文し、お店でピックアップする「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」を始めている。リオーダー・ナウはアプリに保存されているeレシートから購入頻度の高い商品から、再注文をおこなう機能だ。生鮮品など冷蔵・冷凍での保存が必要な商品以外をアプリ経由で簡単に注文でき、ウォルマートのピックアップ・カウンターで受け取ることで買い物時間を節約できる。
 IoTを使った自動サブスクリプションサービスが出てくれば注文を考える手間さえ省けてしまうのだ。

トップ画像:ウォルマート・アプリ機能の「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」で再注文&ストアピックアップを行った。パスタや缶詰などいつも購入する店在庫の商品なのだが、店内ピッキングによる店内在庫ではなく、3ヵ所のフルフィルメントセンターから送られてきたものだった。  続きを読む
Posted by usretail at 02:27Comments(1)TrackBack(0)
2017年05月04日

【ウォルマート】、リオーダー・ナウ!いつもの定番商品はネットの再注文で時間を節約?

170504リオーダー・ナウ@ウォルマート・アプリ
■主婦はスーパーマーケットの買い物で毎度、同じものを購入する。牛乳なら低脂肪乳、炭酸飲料はコカ・コーラ、パスタならバリラ、ケチャップはハインツ、ポテトチップスはレイズ、パンケーキミックスはクラスティーズなどいつも購入している定番商品の補充のための買い物が多くを占める。一方で一つ一つ形の異なる生鮮品は自分の目で確かめて購入したい。ネットで注文してスタッフがピックアップして店の駐車場まで持ってきてくれるカーブサイドピックアップ・サービスの場合、時間がなく忙しい時など、たまに利用するのはいい。それでも果物や野菜など青果品は自分で選びたいと思うものだ。ウォルマートは同社のアプリで、いつも購入する補充用の商品は再注文してお店でピックアップするサービス「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」を始めた。リオーダー・ナウはアプリに保存されているeレシートから購入頻度の高い商品の再注文をおこなう機能だ。eレシートはウォルマート・ペイやセービングキャッチャーを利用するとアプリに保存される。ウォルマート・アプリを起動し、リーダー・ナウをタップする。これまで購入した商品が画像とともに提示される。そこから次回の買い物でピックアップする商品を選んで決済すれば(35ドル以上)店のほうで用意してくれることになるのだ。ウォルマートスーパーセンターは5,000坪以上もあるため、お客がコカ・コーラやパスタ、パンケーキミックスなどをピックアップしていくだけでも時間がかかってしまう。アプリ経由のリオーダー・ナウで購入しておき、店ではピックアップするだけにしておけば大幅な時間の節約を期待できるのだ。その一方でバナナやレタス、牛肉のなどの生鮮品はお店で自分の目で確認しながら購入する。
 なおウォルマートのアプリ機能にはモバイル決済システム「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」やウォルマート価格より下回った競合店のセール価格に合わせる「セービング・キャッチャー(Savings Catcher)」があり、これらの機能を使うことでeレシートがアプリに保存されるようになっている。

トップ画像:ウォルマート・アプリの「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」。リオーダー・ナウをタップすると、アプリにあるeレシートから購入頻度の高い商品が並べられる。CPG(食品や飲料、日用品、衣料品、洗剤のような消耗品)商品はリオーダーナウでネットで購入しお店でピックアップする。生鮮品は自分の目で選んで購入することで時間の節約になる。後藤がウォルマートでいつも何を買っているのかが分かってしまい、ちょっと恥ずかしい...  続きを読む
Posted by usretail at 02:30Comments(0)TrackBack(0)
2017年04月26日

【ウォルマート】、スゴ店!エンドレスアイル・コンセプトのタッチスクリーンはなぜ失敗?

170426ウォルマート・タッチスクリーン@プロトタイプ00
■ウォルマートは2月15日、テキサス州ヒューストン郊外に「ウォルマート・スキャン&ゴー(Walmart Scan & Go)」を導入したプロトタイプのスーパーセンターをオープンした。5,200坪のウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)は、スキャン&ゴーを導入したスーパーセンターとしては3店舗目となる。スーパーセンター・プロトタイプ店のハイテク導入はスキャン&ゴーにとどまらない。店内の各売場に最大70インチにもなる端末「タッチスクリーンで節約(Touch screen for savings)」が置かれているのだ。テスト導入されているタッチスクリーン端末は、ウォルマートが「エンドレスアイル型コンセプト(endless aisle-type concept)」としているものであり、特に高額製品や大型商品など店内在庫以外の商品がオーダーできるようになっているのだ。POP「意外な商品をビックリ価格で(Unexpected items. Unbeliveable prices.)」が付いた端末には、プリンタが内臓されている。タッチスクリーンで購入したい商品を選択し、画面上にある「レジでお支払い(Pay at register)」をタップすると、オーダーチケットがプリントアウトされるのだ。オーダーチケットをレジ係りに渡し、会計すると注文が確定され、お店でピックアップできるようになっている。玩具売場やペット用品売場にあるタッチスクリーンでは「プレゼントをお探しですか?」「男の子ですか?女の子ですか?」「年齢を選択してください」など、質問に答えながら人気商品を選んでくれるようにも工夫されている。家電売り場には、テーブルに投写したスクリーンに触れて、直感的に操作できるプロジェクターが導入されている。ウォルマートではネットラボ社の多機能サーモスタットなどのIoT製品の説明を、テーブルに画面を投射して利用できるようにしているのだ。高額なIoT製品のデモンストレーションでは、実際の製品を使用すると盗難にあう可能性が高いための苦肉の策となっている。
 プロトタイプとは試作品という意味だが、ウォルマートのプロトタイプ店も顧客からの評価を受けながら改良・調整し店舗開発に生かしていく。ヒューストン郊外にあるプロトタイプ店で最も高額な投資となっているタッチスクリーン端末が、今後の新店に使われるかどうかは、顧客からの利用次第なのだ。

トップ画像:5,200坪のウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)の各売り場には最大70インチにもなる端末「タッチスクリーンで節約(Touch screen for savings)」が置かれている。エンドレスアイル・コンセプトのタッチスクリーンを、後藤は「投資効率は最悪」と考えている。なぜか?下にある店内画像を見ながら考えてほしい。  続きを読む
Posted by usretail at 03:03Comments(0)TrackBack(0)
2017年04月21日

【ウォルマート】、スゴ店!お洒落過ぎるチョバーニカフェを360度撮影の全天球画像で?

170421チョバーニカフェ@ウォルマートプロトタイプ店00
■ウォルマートは2月15日、テキサス州ヒューストン郊外に「ウォルマート・スキャン&ゴー(Walmart Scan & Go)」を導入したプロトタイプのスーパーセンターをオープンした。5,200坪のウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)は、アプリとハンドヘルド端末のスキャン&ゴーを導入したスーパーセンターで3店舗目だ。スキャン&ゴー以外にウォルマートにとって革新的な店舗にしているのは、ニューヨーク市マンハッタンにあるギリシャ・ヨーグルトの「チョバーニ・カフェ(Chobani Cafe)」をテナントに導入している点だろう。ウォルマートの飲食テナントはマクドナルドやサンドウィッチ・チェーンなどファストフードが中心だ。ヒューストン郊外プロトタイプ店のチョバーニ・カフェは、ナチュラルな美味しさやくつろぎを提供しているイートイン空間が他のウォルマートとは異質であり、低所得者層やファミリー層を顧客にするウォルマートにとっては極めて進歩的なテナント誘致のだ。
 チョバーニ・カフェは2012年にニューヨーク・ソーホー地区に「チョバーニ・カフェ・ソーホー(Chobani Soho)」をオープンした。ギリシャヨーグルトにオーガニックでナチュラルな素材を組み合わせたメニューとお洒落な店内で、たちまちミレニアル世代のニューヨーカーの間で人気スポットとなった。ヨーグルトだけでなく、サンドウィッチやスープ、コーヒー、デザートも販売しているので客足が絶えないのだ。昨年10月にはロウワーマンハッタンでトライベッカ地区に開店したターゲットの新店(255 Greenwich Street New York, NY 10007 )に2号店目「チョバーニ・カフェ・トライベッカ(Chobani TriBeCa)」をオープンした。チョバーニ・カフェの3号店目がニューヨークから1,600マイル(約2,600キロメートル)離れたテキサス州ヒューストン郊外のウォルマート・スーパーセンターなのだ。
 60坪弱の「チョバーニ・カフェ・ウッドランズ(Chobani Woodlands)」はウォルマートの左のエントランスの脇にあり、ガラス張りの店は外からでも確認することが可能だ。チョバーニ・ウッドランズはウォルマートの左エントランスと店内からアクセスでき、外からダイレクトに入れるようにもなっている。営業時間はスーパーセンター(朝6時〜深夜0時)に合わせ平日は午前8時〜午後7時(土曜日:午前8時〜午後8時、日曜日:午前9時〜午後6時)とニューヨークのお店より短くなっている。ナチュラルな素材を組み合わせたギリシャ・ヨーグルトなど、メニューと値段は変わらないのだ。特徴的なのはガラス張りで光あふれるイートインのスペースだろう。落ち着いた明るい空間は、これまでのレストラン・テナントにはなかった試みだ。スターバックスのように、チョバーニ・カフェにノートブックを持ち込み、ヨーグルト片手に長居する人も見かける。
 プロトタイプ店にあるチョバーニ・カフェ・ウッドランズはウォルマートがグローサラント業態を模索している証左となるのだ。

トップ画像:5,200坪のウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)内にある「チョバーニ・カフェ・ウッドランズ(Chobani Woodlands)」。ウォルマートの飲食テナントはマクドナルドなどファストフードが中心だが、ここだけ異質な空間になっている。ウォルマートのグローサラントなのだ。  続きを読む
Posted by usretail at 02:41Comments(0)TrackBack(0)
2017年04月18日

【ウォルマート】、スゴ店!最先端の新プロトタイプ店はスキャン&ゴーで5ツ星高評価?

170418ウォルマート・プロトタイプ00
■ウォルマートは2月15日、テキサス州ヒューストン郊外に「ウォルマート・スキャン&ゴー(Walmart Scan & Go)」を導入したプロトタイプのスーパーセンターをオープンした。5,200坪となるウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)は、スキャン&ゴーを導入したスーパーセンターではアーカンソー州ロジャースのスーパーセンターやフロリダ州オーランド郊外のウォルマート・レイク・ノナ店に続いて3店舗目となっている。スキャン&ゴーはスマートフォンにダウンロードしたアプリでお客が商品バーコードをスキャンしながら買い物を行うシステム。アプリ内で決済するため、レジを通らず買い物を済ませることができる。ウォルマート傘下でメンバーシップ・ホールセール・クラブ業態のサムズクラブが昨年10月、同システムの「サムズクラブ・スキャン&ゴー(Sam's Club Scan & Go)」を全店に導入している。使い方はサムズクラブのスキャン&ゴーのアプリをダウンロード、アプリ起動後に会員番号を撮影などで入力し、事前にクレジットカード情報も登録しておく。ウォルマート・スーパーセンターのスキャン&ゴー・アプリ「モバイル・スキャン&ゴー(Mobile Scan & Go)」をダウンロードして利用する。ただ、すべての商品がパッケージ販売で、バーコード・スキャニングで対応できるサムズクラブと違い、野菜や果物など青果品で量り売りとなるスーパーセンターではスキャン&ゴーの使い方が少々異なるのだ。利用者は青果コーナーにある案内板から野菜や果物の商品番号を探して入力、デジタルはかりで計量して重さを入力する必要がある。慣れてしまえば簡単だ。一方で、お客が任意で入力するため、不正が生じる可能性を否定できない。重さの入力をごまかすことができるからだ。出口に商品を確認するスタッフがいるのだが商品と数量は確認しても、重さまで確認できないからだ。ウォルマート・スーパーセンターのプロトタイプでは、二つのエントランスに置かれているスキャン&ゴー端末「ハンドヘルド・スキャン&ゴー(Handheld Scan & Go)」(計90台)によるショッピングも提供している。タッチスクリーンで開始のタッチをすると利用できるハンドヘルドを点滅で知らせるのだ。後はアプリのスキャン&ゴーと同じようにバーコードをスキャンしながら買い物をしていく。会計はレジにあるバーコードを読み込み同期させてキャッシュやクレジットカード、ウォルマート・ペイで支払う。レジで商品を出すこともないため、スキャンしながらエコバックなどに入れておけるメリットがある。
 レビューサイトのイェルプ(Yelp)ではこの店舗を5人中4人が5ツ星にしているほど高い評価となっている。フレッシュでクリーンな店内にグローサラントで導入している「チョバーニ・カフェ(Chobani Cafe)」、数多く置かれている大型タッチスクリーン端末などに加え、スキャン&ゴーも高く評価されているのだ。アマゾンゴーの一般公開が間近に迫る中、ウォルマートの新プロトタイプも必見だ。

トップ画像:ウォルマートはテキサス州ヒューストン郊外に「ウォルマート・スキャン&ゴー(Walmart Scan & Go)」を導入したプロトタイプのスーパーセンターをオープンした。5,200坪となるウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)は、スキャン&ゴーを導入したスーパーセンターではアーカンソー州ロジャースのスーパーセンターやフロリダ州オーランド郊外のウォルマート・レイク・ノナ店に続いて3店舗目となる。グローサラント業態でウォルマートがチョバーニ・カフェも導入しているのだ。  続きを読む
Posted by usretail at 02:50Comments(0)TrackBack(0)
2017年04月16日

【ウォルマート】、ボノボス買収?成功事例にはエンドレスアイルに迷い込んだタレント!

170416ボノボス
■ウォルマートがオンライン・メンズアパレル・ブランドの「ボノボス(Bonobos)」を買収しようとしていると14日、報じられた。テック業界のニュースサイトであるリコードが関係者の話として報じたところによると、両社はすでに金額面での合意は達しており、交渉はデューデリジェンス(買収の適正評価や精査など)の最終局面に移っている。買収額など詳細は報じていない。ウォルマートが先月買収したビンテージ・レディースファッションの「モドクロス(Modcloth)」より業績が安定していることで推定売上高1億ドル〜1.5億ドルのボノボスでは最大3億ドルとの予想がされている。金融情報サービス企業のピッチブックでは2014年の評価でボノボスは3億ドルとの評価となっている。なおウォルマートがボノボス買収となれば、ジェットのマイク・ローリィ氏がウォルマートEコマース事業部のCEOになってからは4社目となる。ウォルマートは今年1月、靴の通販サイト「シューバイ(ShoeBuy)」を7,000万ドルで買収、2月にはアウトドア販売の「ムースジョー(Moosejaw)」を5,100万ドルで買収、3月にはモドクロスを買収している。
 ボノボスは2007年、スタンフォード大学でクラスメートだったアンディ・ダン氏とブライアン・スパイリー氏によってオンラインストアとして創業。当初のパンツやシャツ、ジャケットなどカジュアルウェア中心からスーツやドレスシャツ、上着、ゴルフウェアなどにも品揃えを拡大している。2011年には試着ショールームの「ボノボス・ガイドショップ(Bonobos Guideshop)」の出店を開始している。2012年にはノードストロームからの投資を受け提携も開始し、ノードストロームや同社オンラインでの販売も始めている。一方、在庫をもたず販売を行わないボノボス・ガイドショップは現在までにサンフランシスコやシカゴ、ニューヨークなど30ヶ所で展開しており、2020年までに100店舗展開を目指している。なおボノボス共同創業者のスパイリー氏は2009年にボノボスを辞め、同業のトランク・クラブ(Trunk Club)のCEOに就任している。トランク・クラブは2014年にノードストロームに3.5億ドルで買収されている。  続きを読む
Posted by usretail at 02:49Comments(0)TrackBack(0)
2017年04月13日

【ウォルマート】、ラストマイル節約をピックアップ・ディスカウント!ローリィの頭脳?

170413ウォルマート・ピックアップコーナー@プロトタイプ
■ウォルマートは12日、Eコマースでラスト・ワン・マイルのコスト節約分を顧客に還元する「ウォルマート・ピックアップ・ディスカウント(Walmart Pickup Discount)」を始めることを発表した。「ラスト・マイル(last mile)」とも呼ばれている「ラスト・ワン・マイル(last one mile)」は、ネット注文で店舗を含む最終の物流拠点から消費者までの最後の距離を意味する。Eコマースの物流では、ラストマイルが宅配コストの50%以上を占めるといわれている。ウォルマート・ピックアップ・ディスカウントは、利用者がネット注文した商品を最寄りのウォルマートで受け取ることでラストマイルの節約分を値引きする、いわば「ボピス・ディスカウント(BOPIS Discount:Buy Online Pickup In Store Discount)」だ。ピックアップ・ディスカウントは19日からネット専売商品1万品目で開始され、6月末までには100万アイテムにも拡大する。対象商品は主に重量があり、体積や容量の大きい、かさばるような商品。節約分を還元する値引き率は3〜5%となっている。例えば1,698ドルのビジオ製70インチ4Kスマートテレビ(2160p 240Hz)をウォルマートのお店でピックアップすれば50ドル値引きされ1,648ドルとなる。148.05ドルの新生児用チャイルドシート(Britax B-SAFE 35 Infant Car Seat)もお店で受け取れば、7.40ドル値引きされ160.65ドル。約140リットルのコールマン大型クーラーボックス(Coleman 150 qt Heritage XP Marine Cooler)も111.49ドルからピックアップ・ディスカウントで4.46ドル引かれ、107.03ドルとなる。
 ウォルマートのeコマースCEOのマイク・ローリィ氏は声明で「お客様にはベストでよりスマートな買い物をしていただけるよう『価格の透明性』を提供しています。会員費なしの宅配サービス『無料2日間シッピング(FREE 2-Day Shipping)』の他、ピックアップ・ディスカウントでさらに節約できるのです」と述べている。なおウォルマートが2月から始めた「無料2日間シッピング(FREE 2-Day Shipping)」は、35ドル以上の買い物をすれば年会費など払う必要なく2日間で宅配するサービス。新サービスは家庭用品やペット用品、家電製品など日用品200万品目以上となっている。業者が扱うマーケットプレイスは対象外となっているが、35ドル以上の注文にマーケットプレイス商品の他、対象商品が入っていれば「無料2日間シッピング」の利用可能となる。
 ウォルマートは「無料2日間シッピング」に「ピックアップ・ディスカウント」の武器で競合アマゾンに応戦する。

トップ画像:今年2月、テキサス州ヒューストン郊外にオープンしたウォルマート・スーパーセンター(プロトタイプ)のエントランスにあるピックアップコーナー。これまでのピックアップコーナーと違いカウンターがなく、商品受け取りまで座って待てるよう椅子がならべられている。


ウォルマート・ピックアップ・ディスカウント紹介動画。アーカンソー州ロジャー地区にあるプロトタイプ店が映っている。  続きを読む
Posted by usretail at 02:57Comments(0)TrackBack(0)
2017年04月04日

【ターゲット】、最新店は入り口2つ!実店売上3割減で宅配ボックス需要増の日本では?

170404ターゲット最新フォーマット00
■ターゲットは20日、二つのエントランスを持つプロトタイプストアをオープンすることを発表した。向こう3年間で70億ドルの設備投資を発表しているターゲットは、10月オープン予定のプロトタイプストアに準じた店舗改装を順次行うという。3,500坪の新フォーマットは、テキサス州ヒューストン郊外リッチモンド地区にオープン予定。ターゲット・リッチモンド店の際立った特徴はターゲットのスーパーセンター「スーパーターゲット(Super Target)」のように二つの入り口をもっていることだ。お客の買い物の目的やスタイルに合わせ、スピード重視の買い物とライフスタイルのショッピングにエントランスを分けている。向かって左側のライフスタイルは店内スターバックスに、アパレルやアクセサリー、ハウスウェアなどプライベートブランドを強化した従来型のターゲット売場となる。一方、スピード重視のエントランスには近くにボピス用ストアピックアップの「オーダー・ピックアップ(Order Pickup)」専用カウンターがあり、サンドウィッチや飲み物などグラブ&ゴー商品のコンビニ・セクション、さらにワイン&ビール売場も入り口近くに配する。素早く買い物ができるようセルフチェックアウトレジも設置される計画だ。生鮮品などの食品売り場はアップグレードされたものになるとしている。駐車場にはスピード重視のお客用に10分間パーキングの専用スペースが設けられ、「ドライブスルー」もしくは「カーブサイド・ピックアップ」など車から降りずともネット注文した商品を受け取れる専用パーキングも導入される。リッチモンド店をオープン後、既存店の約40店を新フォーマットに改装予定で2019年末までには最大600店と3分の1にあたる店舗をアップグレードしていく。
 ラスベガスで開催されたコマースイベント「ショップトーク(Shop Talk)」でターゲットCEOブライアン・コーネル氏は21日、「1,800店を展開するターゲットの週客数は約3,000万人です。これからも変わらずリアル店で買い物するお客様の数ははっきりわかりませんが、向こう5年で70%〜80%に減少すると見ています」と述べている。コーネル氏の発言からわかるように、次世代店舗はこれまで以上にオムニチャネルショッパーを意識した店づくりとなるのだ。

トップ画像:ヒューストン郊外リッチモンド地区に今年10月オープン予定のターゲット最新フォーマット。エントランスを二つもつ、オムニチャネル・オプティマイズ(オムニチャネル最適化)店だ。  続きを読む
Posted by usretail at 02:23Comments(0)TrackBack(0)
2017年03月29日

【米国流通視察】、必見の新店舗先 スキャン&ゴーを勉強しなけりゃ来た意味がない?

170329スキャン&ゴー@サムズクラブ
■ネット通販最大手のアマゾンは、シアトル市内でレジ不要のコンビニ「アマゾンゴー(Amazon Go)」のテストを行っている。この店舗は現在、同社の従業員向けのみテスト展開となっている。購入した商品をカメラやセンサーなどの情報を通じてAI(人工知能)で認識し決済するアマゾンゴー(2131 7th Ave, Seattle, WA 98121)は、日本でも注目が集まっており一般公開が遅れてはいるものの、いずれアマゾンプライム会員も買い物ができ、視察のメッカになるだろう。アマゾンはドライブスルー専用スーパーをオープンしようとしている。プロジェクトXと呼ばれている店はワシントン市内にあるバラード地区(5100 15th Ave NW, Seattle, WA 98107)にオープン予定だ。さらにアマゾンはもう一つドライブスルー専用スーパーをワシントン市内のスターバックス本社近くのシアーズ跡地(2401 Utah Ave S, Seattle, WA 98134)にオープン予定との情報もある。アメリカにはアマゾンゴーのような視察すべきお店がいくつもある。
 レジ不要の決済では、サムズクラブのスキャン&ゴーを視察すべきだ。スキャン&ゴーはサムズクラブの全店で導入されており、サムズクラブの会員ならスキャン&ゴーで買い物ができる。全米に660店を展開するサムズクラブのロケーションはこのサイトで確認できる。サムズクラブの親会社であるウォルマートでもアーカンソー州ロジャースにあるスーパーセンター(4208 S Pleasant Crossing Blvd, Rogers, AR 72758)やフロリダ州オーランド郊外のレイクノナ地区にオープンしたスーパーセンター(11930 Narcoossee Rd Lake Nona, FL 32832)、テキサス州ヒューストン郊外のオーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)の3店でもアプリと端末でスキャン&ゴーの買い物ができるようになっている。なおロジャース店には「ビッグラブBBQ(Big Rub BBQ)」、レイクノナ店には元NBA選手のレイ・アレン氏と妻のシャノン・アレン氏の「グロウン(Grown)」、オーガスタ・パインズ店にはギリシャヨーグルトの「チョバーニ・カフェ(Chobani Cafe)」が入っているのでグローサラント業態の参考にするのもいいだろう。
 グローサラント業態で必見はニューヨーク市マンハッタン・ブライアントパークにオープンしたばかりのホールフーズ(1095 6th Ave, New York, NY 10036)がある。ランク・カストロノヴォ氏とフランク・ファルチネッリ氏が共同オーナーとなる「フランキーズ・スプンティーノ(Frankies Spuntino)」が入っており、青果部門のサービス「プロデュース・ブッチャー(Produce Butcher)」も必見だろう。ホールフーズ・ブライアントパーク店はミッドタウンのホテルなら近距離なので視察どころか夕食にも使えるのだ。ニューヨークといえば、2017年の中頃にオープン予定のスチューレオナードの6店舗目がある。ロングアイランドにあるパスマークの跡地(1897 Front St, East Meadow, NY 11554)に1,960坪の広さで展開するという。イースト・メドウ店はジョンFケネディ国際空港から20分程度の距離なので、5店舗目のファーミングデール店(261 Airport Plaza Blvd, Farmingdale, NY 11735)よりアクセスに便利だ。
 また、グローサラントではないが、ベッドバス&ビヨンドが1月、バイバイベイビーやコストプラス・ワールドマーケットなど傘下の店を集めた3,400坪の大型店「ビヨンド・アット・リバティ・ビュー(BEYOND at Liberty View)」をブルックリン(850 3rd Ave, Brooklyn, NY 11232)にオープンしている。フルサービスのレストランも入っているので機会があったら見ておきたい。  続きを読む
Posted by usretail at 02:28Comments(0)TrackBack(0)
2017年03月25日

【ウォルマート】、所有する映画をスマホからクラウドに保存!クラウドで「君の名は」?

170325ディスク・ツー・デジタル@ブドゥアプリ
■ウォルマートは所有するDVDおよびブルーレイの映画をスマートフォンで簡単にクラウド上にアップするサービスを始めた。これによりDVDやブルーレイのパッケージ購入した映画ライブラリーをネット接続を介してスマートフォンやタブレットなどさまざまなデバイスからいつでも自由に視聴することができる。新サービスはウォルマート傘下のオンライン映画ストリーミングサービス「ブドゥ(VUDU)」が提供する。利用に仕方はブドゥでアカウント登録したのち、ブドゥのアプリをダンロード。アプリにある「ディスク・ツー・デジタル(Disc to Digital)」の「バーコードをスキャン(Scan Barcode)」ボタンをタップし、手持ちの映画DVDもしくはブルーレイ・ディスクのパッケージにあるバーコードをスキャンニングする。GPS機能によるモニタリングでスキャニングできる場所は、自宅などのブドゥに登録した請求先住所のみとなっている。アップ後は、DVD媒体等の映画を購入すると所有者がデジタル版を視聴する権利が得られるコンテンツ・オーナーシップの「ウルトラバイオレット(UltraViolet)」に登録が求められる。またクラウド上にアップできる映画は一人当たり最大100タイトルとなっている。クラウド上に保存後も所有するDVDもしくはブルーレイディスクは引き続き閲覧が可能。ディスク・ツー・デジタルのサービス料は標準画質(SD)のDVDもしくはブルーレイディスクが2ドルで、SDを高画質のHDXにアップグレードする場合は5ドルとなる。対象となる映画は、ウォルマートと提携しているワーナーブラザースやパラマウント、ユニバーサルスタジオなど大手配給会社が提供する8,000近くのタイトルでさらに増える見込みという。なお、ウォルマートは2012年4月から同サービスを店舗で開始している。

トップ画像:ブドゥ・アプリの「ディスク・ツー・デジタル(Disc to Digital)」。「バーコードをスキャン(Scan Barcode)」ボタンをタップし、手持ちの映画DVDもしくはブルーレイ・ディスクのパッケージにあるバーコードをスキャンニングすると映画がクラウド上にアップされる。ネットを介していつでもどこでも何度でも自分が持っている映画をスマートフォンやタブレットで鑑賞できるのだ。
 

ブドゥの「ディスク・ツー・デジタル(Disc to Digital)」サービスのコマーシャル動画。パーティ・マジックのしくじりで微妙な空気が流れた後に「手品は難しいですが、ディスクのデジタル化は簡単です」とのセリフだ(笑)。  続きを読む
Posted by usretail at 02:28Comments(0)TrackBack(0)
2017年03月22日

【ウォルマート】、インキュベーターのストアNo8!AIで自社アプリも賢く使わせる?

170322ウォルマート・ペイ
■ウォルマートは20日、自社内にインキュベーター部門を新たに設立することを発表した。ウォルマートのインキューベーター事業はユニークなITをもつ外部のベンチャー企業と提携し、ウォルマートの潤沢な資金で支援しながら新たな技術を創造する。ラスベガスで開催されている小売とEコマースのイベント「ショップトーク(Shop Talk)」に登壇していたウォルマートEコマースCEOのマイク・ローリィ氏が明かした。ローリィ氏によると事業部名は「ストアNo8(Store No. 8)」。ウォルマート創業者サム・ウォルトン氏が創業間もない頃に小売で様々実験を繰り返していた店舗名から命名したという。ウォルマートにはECにフォーカスした開発部門の@ウォルマートラボ(@WalmartLabs)があるが、ストアNo8はベンチャー企業との提携からシームレスショッピングやIT物流に応用可能なVR(バーチャルリアリティ)やAR(アグメンティッド・リアリティ)、ロボット、ディープ・ラーニング、AI(人工知能)等の分野で投資を進めていく。ストアNo8はローリィ氏の管轄となり、シリコンバレーにオフィスを構える。また責任者としてウォルマート・グローバル・マーケットプレイスのシニアVPのセス・ビール氏とジェットの開発部門のトップだったケイティ・フィネガン氏となっているが、組織の体制やスケジュールなどは明らかにされていない。
 ウォルマートは昨年8月にネット通販のジェット(Jet.com)を買収後、ジェット創業者でCEOのローリィ氏をウォルマート・グローバルEコマースのCEOに就任させている。ウォルマートの傘下となったジェットは今年に入り、靴のオンラインショップの「シューバイ(ShoeBuy)」、アウトドア用品販売の「ムースジョー(Moosejaw)」、ビンテージ・レディース・ファッションの「モドクロス(Modcloth)」を買収している。ウォルマートが先月発表した第4四半期(11月〜1月期)決算では、3,500万品目以上の取り扱いとなったEコマースの売上高が前年同期比29%増となり、前期の同21%増から成長が一段と加速した。また国内の既存店ベースは1.8%の増加となり、10四半期連続で前年を上回った。

トップ画像:独自のモバイル決済システム「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」。ウォルマートの自社アプリにはウォルマートペイやセービングキャッチャーなどの機能があるが、インキュベーター部門設立で近い将来AIを使ったショッピングも可能になる?  続きを読む
Posted by usretail at 03:09Comments(0)TrackBack(0)
2017年03月21日

【ターゲット】、NYヘラルド・スクエアに新店!何の因果かメイシーズ旗艦店はやばい?

170321ターゲット@ヘラルドスクエア00
■ターゲットは20日、ニューヨーク市マンハッタンのヘラルド・スクエアに今年10月に新店をオープンすることを発表した。ターゲットが「フレキシブル・フォーマット(flexible format)」と呼んでいる小型店(1,200坪)の出店先はブロードウェイ(Broadway)と34丁目(34th Street)で、スニーカー等を販売するアパレルチェーンのフットロッカーの場所(112 W 34th St New York, NY 10120)。ターゲットの新店は34丁目でメイシーズの旗艦店と向き合っており、ペンシルベニア駅からもワンブロックの距離で多くの旅行客でにぎわっている場所だ。二階層となる新店には、34丁目と33丁目に二つのエントランスをもっているという。正面となる34丁目側にはアパレルやアクセサリーの品揃えで、33丁目の入り口近くの売場にはコンビニエンスストアのようなグラブ&ゴー(grab-and-go)など素早く購入できる食品や飲料品などを取りそろえる。他にステーショナリーやポータブル家電、都市生活者のためのホームグッズ、健康・美容関連にターゲットの薬局となる「CVSファーマシー」も導入される。またネットで注文して店でピックアップするオーダーピックアップ(Order Pickup)のサービスカウンターも設置する。
 ターゲットは今年、既にオープンしている店を含め30店舗を出店する計画だ。テキサス州スプリング地区にオープンした3,500坪のグランド・パークウェイ・マーケットプレイスやハワイ州ホノルル・セントラル店(3,900坪)、カリフォルニア州オーシャン・イースト店(2,500坪)の3店を除き、27店舗は500坪〜1,400坪のフレキシブル・フォーマットとなっている。2018年にはニューヨーク市イーストビレッジ店(760坪)やニューヨーク市ミッドウッド店(1,060坪)などフレキシブル・フォーマット4店の出店計画が明らかにされており、2019年もマンハッタンのヘルズ・キッチンのエリアに810坪店を出店する。ターゲットは2020年までにフレキシブル・フォーマット100店展開を目標としている。なおターゲット・ヘラルド・スクエア店は、マンハッタン・ハーレム地区に7年前にオープンしたイースト・リバー・プラザSC内のイースト・ハーレム店(3,800坪)、昨年10月にオープンしたトライベッカ店(1,260坪)に続き、マンハッタンでは3店舗目となる。ワールド・トレード・センター駅から2ブロック北に位置するトライベッカ店には、2012年にニューヨーク・ソーホー地区にオープンした「チョバーニ・ソーホー・カフェ(Chobani Soho Cafe)」の2号店目がテナントとして入っている。
 
トップ画像:今年10月オープン予定のターゲット・ヘラルド・スクエア店のイメージ図。1,200坪のフレキシブル・フォーマットは、34丁目でメイシーズの旗艦店と向き合う形で出店する。エントランスは2つあり、正面となる34丁目側はアパレルやアクセサリーの品揃えだ。33丁目のエントランスでは、売場にコンビニエンスストアのようなグラブ&ゴー(grab-and-go)など素早く購入できる食品や飲料品などを取りそろえるという。  続きを読む
Posted by usretail at 02:33Comments(0)TrackBack(0)
2017年03月17日

【ウォルマート】、テイラー・スウィフトも驚くモドクロス買収!エンドレスアイル戦略?

170317モドクロスファッション
■ウォルマートは先月、先々月に続き、オンラインストアをまた買収した。女性向けコンテンツを発信するジザベルによると、ウォルマート傘下のジェットが買収したのはビンテージ・レディースファッションのモドクロス(Modcloth)。モドクロスCEOのマット・カネス氏が15日、ペンシルベニア州ピッツバーグの本社社員にジェットによる買収を明らかにしたという。買収額など詳細は明らかにされていないが、17日にも正式な発表を行うと伝えられている。2002年創業のモドクロスはビンテージ&レトロ風の衣料品や小物をネット販売しており、歌手のテイラー・スウィフトさんや女優のエマ・ワトソンさんなど多くのセレブが愛用していることでも知られている。最近ではサンフランシスコなどの都市に期間限定のポップアップストア(仮店舗)をオープンしており、昨年10月にはテキサス州オースティンに同社初となる正規のリアル店舗を開店している。従業員350人以上となる同社は2014年に1.5億ドルの売上高を記録したものの赤字が続き、2年半の間に6回のレイオフを実施していた。
 ジェットは今年2月、アウトドア販売の「ムースジョー(Moosejaw)」を現金5,100万で買収しており、1月も靴のオンラインショップ「シューバイ(ShoeBuy)」を7,000万ドルで買収している。一方、2014年創業のジェットも昨年8月、ウォルマートに33億ドルで買収されている。なおジェットの創業者でCEOであるマーク・ローリィ氏は買収後、ウォルマートのグローバルeコマース部門のCEOに就任している。ウォルマートは2011年以降、Eコマースに果敢に投資しており、同社としては最大規模となったジェット買収以前では、検索エンジンの「コズミックス(Kosmix)」やソーシャル広告の「ワンライオット(OneRiot)」などIT企業15社を買収している。ウォルマートは2月、2年前からテストを行っていた有料会員制プログラム「シッピングパス(ShippingPass)」を廃止し、年会費無料で2日間で配送する新たなプログラムを始めている。ウォルマートのEコマース売上高は直近の四半期で前年同期比29%増となっており成長が一段と加速している。
 ウォルマートはムースジョーやシューバイの買収などでオンラインストアの商品数を増やしており(2月現在3,500万品目)、モドクロスの買収でもミレニアル世代向けの人気ファッションアイテムを拡大するとみられている。

トップ画像:2002年創業のモドクロスはビンテージ&レトロ風の衣料品や小物をネット販売しており、歌手のテイラー・スウィフトさんや女優のエマ・ワトソンさんなど多くのセレブが愛用していることでも知られている。モドクロスのサイズはXXS〜4X(日本のLより5サイズもしくはそれ以上に大きいサイズ!)と11段階もあり女性の体型に優しいのだ。  続きを読む
Posted by usretail at 02:54Comments(0)TrackBack(0)
2017年03月07日

【ウォルマート】、薬局と金融部門にモバイル客用窓口!銀行振込もウォルマート・ペイ?


■ウォルマートは28日、アプリ機能の一つであるウォルマート・ペイ(Walmart Pay)を応用したモバイル・サービスを店内の薬局(ファーマシー)部門と金融(マネー)サービス部門で始めることを発表した。ウォルマート・ペイは同社のスマートフォン・アプリにクレジットカードなどの情報を事前に登録しておき、レジのQRコードを読み取り、アプリとレジをシンク(同期)することで決済を行う。新たに加わったモバイル・サービスでは、処方箋ピックアップや送金や振込などの金融サービスで、モバイル客専用に設けたエクスプレスレーンのレジでウォルマート・ペイによる本人確認などを行うことで時間の節約となる。ファーマシーの処方箋のピックアップは、処方薬にあるバーコードで読み取り、リフィル等の注文を済ませておく。お店ではファーマシー部門のモバイル客用窓口「ファーマシー・エクスプレス・ピックアップ(Phamacy Express Pickup)」のレジでウォルマート・ペイを起動し、レジのQRコードを読み込む。ウォルマート・ペイでレジとアプリと同期させることで本人確認となり、リフィル処方箋を受け取れる仕組みだ。一方、振込などの金融サービスでは、アプリ上で振込先の銀行名や口座番号などの情報を事前に入力しておく。ウォルマート・マネー部門のモバイル専用窓口「エクスプレス・マネー・サービス(Express Money Service)」で、ウォルマート・ペイでアプリとレジを同期させる。振込先情報が同期化によりレジに伝わることで、ペーパーワークやスタッフによる入力作業を省き、大幅に時間を節約できるとしている。サービス・トランザクションはすべてEレシートで保存される。
 同サービスは一部の店舗で始まっており、順次拡大しながら秋までにはスーパーセンターやネイバーフッドマーケットなど全店(約4,700店)に導入する予定だ。

トップ動画:薬局(ファーマシー)部門と金融(マネー)部門に導入されたモバイル・サービス。ウォルマート・ペイでレジとアプリと同期することで本人確認ができる。同期化で銀行名などの振込情報が伝わることで、スタッフによる入力作業を省き、大幅に時間を節約できる。動画にある「エクスプレス・マネー・サービス(Express Money Service)」では振込事例を、「ファーマシー・エクスプレス・ピックアップ(Phamacy Express Pickup)」では処方箋リフィルのピックアップ事例を映している。  続きを読む
Posted by usretail at 03:39Comments(0)TrackBack(0)
2017年03月01日

【ターゲット】、ネット販売34%増も実店舗が低迷!遅れたIT投資による典型的な症状?

170229ターゲット
■ターゲットが28日に発表した第4四半期(11月〜1月期)決算はファーマーシー部門の売却に、店舗売上が予想外に低迷したことで減収となった。売上高は前年同期比4.3%減となる206.9億ドル。純利益は8.17億ドルと前年同期の14.26億ドルから42.7%と大幅な減少となった。一般販売管理費率は経費削減により前年同期の18.1%から17.5%と0.6ポイント圧縮したものの、粗利益率は年末商戦に向けた販促活動や在庫処分で前年同期の27.9から26.9%と1.0ポイント低下した。店舗とネット経由を合わせた既存店・売上高前年同期比は1.5%減だった。内訳は客数が0.2%の増加となったが、セールなどの販促等で客単価が1.6%も落ち込んだ。ターゲットの既存店ベースは3四半期連続して前年を下回っている。オンライン売上は同34%の大幅増加となった。ターゲットのオンライン売上高は全体の6.8%に達している。またボピスなどオンライン経由の売上は既存店ベースを1.8%押し上げている一方で、オンライン経由の売上を除いた実店舗の既存店売上は3.3%の減少となった。通年ベースでは売上高が695.0億ドルと前年比5.8%の減少、純利益は27.4億ドルと前年比18.6%の減少だった。既存店ベースは0.5%の減少だった。
 ターゲットは国内に1,802店を展開しており、その内訳はスーパーセンター業態など4,760坪以上の大型店が276店(前期より2店舗減)、1,400坪〜4,760坪未満の通常のディスカウントストア・フォーマットは1,504店(前期より1店舗増)となっており、「フレキシブル・フォーマット(flexible format)」と呼ばれている1,400坪以下の小型店は前期から3店舗増やし22店舗となっている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤のコンサルティングは、日本より5年〜10年先をいくアメリカ小売業・流通業から、お手本となる成功事例をもとにクライアントにあるべき姿やとるべき戦略をアドバイスします。また、オムニチャネル・リテーリングなどの失敗事例からは避けるべき姿や回避すべき戦術を明らかにする一方で、改善している事例からはトラブルシューティングを学び、実務としての確実なアクションを提言しています。後藤メソッド(教授方法)が極めてユニークなことに加えて、コンサルティングで成果を重視しているため「売上・儲けの役にたたない」などの不満が少しでもあればコンサルティング・フィーを100%返金するという、コンサルタント業界では非常識な保証制度も設けています。見方を換えれば、後藤はコンサルタントとして明確なポジショニングを行っているのです。逆に曖昧な立ち位置にしていると、依頼者とのバランスが悪く、実務アクションに結びつかないのですね。  続きを読む
Posted by usretail at 03:33Comments(0)TrackBack(0)
2017年02月28日

【ウォルマート】、ベンダー泣かせプライス・コンパリゾン・テスト!ニーチェに宣戦布告?

170228ウォルマート
■オンライン売上の伸び率で競合アマゾンを上回ったウォルマートは最近、スーパー最大手チェーンのクローガーやディスカウントスーパーのアルディに対抗するため、少なくとも1,200店舗で新プライス・コンパリゾン・テスト(price-comparison test)を実施している。ロイター・ニュースによると、ウォルマートは食品にフォーカスしたプライス・コンパリゾン・テストをアイオワ州やイリノイ州の中西部から、フロリダ州の南東部にかけて11州で始めた。新テストは集客力を上げるために適正価格を見つけ、必要なら価格を調整するというもの。ロイターが行った調査ではアイオワ州やイリノイ州の5州ではウォルマートの食品価格が競合のアルディの価格をすでに下回っている。競争が激しいマーケットではウォルマートの卵(1ダース)が1ドル以下になっており、一部には1ガロン(3.7リットル)のミルクも1ドル前後に引き下げられている。ウォルマートは先週、アーカンソー州ベントンビルの本社に大手消費財メーカーのP&Gや大手食品メーカー=のユニリーバ、コナグラ・フーズなどの役員を招集し、卸値をさらに15%引き下げるよう命じたという。ジョンソン&ジョンソンやクラフト・ハインツなどが出席する会議で、競合との1対1の価格比較で80%の割合でウォルマートが下回るようベンダーに強く要求した。
 ウォルマートが先日発表した第4四半期(11月〜1月期)決算では客数が増えたことで既存店ベースが1.8%の増加となったものの、純利益は前年同期比18%の大幅減となった。粗利益率が0.08ポイント減少しており、これ以上に利益を下げることもできないためベンダーに価格投資を補てんしようとしているのだ。ある消費財メーカーの役員は「ウォルマートが向こう数ヶ月で最大30%のプライスカットを実施する」とため息を漏らす。ウォルマートが集客のスイートスポットを探るため、彼の商品が大幅に値引きされるのだ。またウォルマートは、配達コストを削減し、無駄な再注文や欠品がなくなるよう、ロジスティクスの改善もベンダーに要請した。
 1976年にアメリカに進出したアルディは現在、34州に1,600店近くを展開しており、2018年までに2,000店舗の展開を目指している。同じくドイツ資本のディスカウント・スーパーマーケット・チェーンのリドルは今夏にもアメリカ1号店をオープンし、今年中に100店を開店する予定なのだ。ウォルマートは新プライス・コンパリゾン・テストを実施することで、ノーフリルなディスカウントスーパーに対してもプライスリーダーを宣言しようとしているのだ。  続きを読む
Posted by usretail at 04:05Comments(0)TrackBack(0)
2017年02月27日

【ウォルマート】、ダラス郊外にコンビニ開店!セブンイレブンの本拠地でコンビニ対決?

170227ウォルマート・コンビニ
■ウォルマートは先月、テキサス州クローリーにあるスーパーセンターの前にガソリンスタンド(GS)併設型コンビニエンスストア「ウォルマート・フュール・ステーション(Walmart Fuel Station)」をオープンした。テスト展開となる70坪のコンビニエンスストア(1301 Fm 1187 Crowley, TX 76036)はスーパーセンターの駐車場と道を隔てた通りに面した立地で、テキサス州の主要幹線道路であるインターステート35号線からも200メートルと近い。フォートワースの中心地から南に20分(22キロメートル)のところにあり、ダラス・フォートワース空港からも南西に40分の距離(60キロメートル弱)となっている。商品はピザやホットドッグなどのホットフードにサンドウィッチやピザ、コーヒー、ソーダ類など通常のコンビニと変わらない品揃えに、卵やミルク、パンなどのステープルズ商品もウォルマート価格で提供されている。16基あるガソリンスタンドのコンビニエンスストア営業時間は24時間となっている。なお、このコンビニでは、ピックアップサービスは行っていない。ウォルマートは先月もアーカンソー州ロジャースにあるスーパーセンターの敷地内にガソリンスタンド(GS)併設型コンビニエンスストアをオープンしたばかり。同社は昨年、コンビニエンスストア型でピックアップ拠点「ウォルマート・ピックアップ・ウィズ・フュール(Walmart Pickup with Fuel)」をコロラド州デンバー郊外のソーントン地区とアラバマ州マディソン地区にオープンした。これらのGS併設コンビニエンスストアはオンライン注文のピックアップ拠点となっており、近くのスーパーセンターでピッキングした生鮮品などを冷蔵ケースに保管し利用者に手渡す仕組みとなる。。
 ウォルマートの小型店展開ではアリゾナ州立大学やアーカンソー州立大学のキャンパス内で80〜140坪で展開する「ウォルマート・オン・キャンパス(Wal-Mart On Campus)」がある。一方、2011年に始動した300坪以上の「ウォルマート・エクスプレス(Walmart Express)」は昨年、全102店が閉鎖となっている。

トップ画像:テキサス州クローリー地区にオープンしたガソリンスタンド(GS)併設型コンビニエンスストア「ウォルマート・フュール・ステーション(Walmart Fuel Station)」。


テキサス州クローリー地区にオープンした「ウォルマート・フュール・ステーション(Walmart Fuel Station)」を報じる地元ニュース番組。  続きを読む
Posted by usretail at 03:22Comments(1)TrackBack(0)
2017年02月22日

【ウォルマート】、実を結ぶ「出店控えてIT投資」!スキャン&ゴーを視察しないと損?

170222サムズクラブ
■ウォルマートが21日発表した第4四半期(11月〜1月期)決算は、国内店舗の既存店ベースが過去4年間で最大となる伸びを示した。会員費等を含む総売上高は1.0%増となる1,309.4億ドル。食品デフレや為替変動の影響を受けたことで市場予想を越えなかった。純利益は前年同期比17.9%の大幅減となる37.6億ドルとなった。人件費などを含む一般販売管理費が前年同期から3.7%も増加したことで、営業利益も同6.6%の減少と利益が圧迫された形だ。
 売上高の約6割を占める国内のスーパーセンターやディスカウントストアなどウォルマートUSの売上高は837.5億ドルと前年同期比2.8%の増加だった。ウォルマートUSの既存店・売上高前年同期比(ガソリン販売は除外)は1.8%の増加となった。1.8%の増加は2.2%増となった2012年5月〜7月期以来となる。これによりウォルマートUSの既存店ベースは10四半期連続で前年を上回ったことになる。内訳は客単価が0.4%増加し、客数は9四半期連続プラスとなる1.4%の増加となった。700店の展開となっているネイバーフッドマーケットの勢いも衰えておらず、同フォーマットの既存店ベースは5.3%の増加となった。また取扱品目数が3,500万品目に達しているEコマースは売上高が前年同期比29%増となり、前期の同21%増から成長が一段と加速した。また、スキャン&ゴーを昨年9月末、全店に展開したサムズクラブの既存店ベース(ガソリン売上除外)も2.4%の増加となった。サムズクラブの既存店ベースのプラスは4四半期連続で、2.4%の増加は過去4年間で最も高い伸びとなった。内訳は客単価と客数がそれぞれ1.2%の増加となった。
 通年では総売上高が4,858.7億ドル(会員費等含む)となり、前年の4,821.億ドルから0.8%の増加となった。純利益は前年の146.9億ドルから7.2%減少し136.4億ドルだった。国内既存店ベースは1.3%の増加となった。ウォルマートUSは1.4%の増加、サムズクラブは1.1%の増加だった。

ウォルマート第4四半期(11月〜1月期)
総売上・前年同期比:1.0%増
純利益・前年同期比:17.9%減
既存店・売上高前年同期比:1.9%増(アメリカ国内)
ウォルマート店舗数(17年1月31日)
 アメリカ国内店舗数:5,332店
  スーパーセンター:3,522店
  ネイバーフッドマーケット:699店
  ディスカウントストア:415店
  小型店など:36店
 サムズクラブ:660店

 海外店:6,363店

 総店舗数:11,695店

トップ画像:ウォルマート傘下でメンバーシップ・ホールセール・クラブのサムズクラブ。コストコと同じ業態だ。サムズクラブは昨年9月末、スキャン&ゴーを全店に展開したことで、既存店ベースは2.4%の増加となった。2.4%の増加は過去4年間で最も高い伸び。客単価と客数がそれぞれ1.2%の増加とバランスのとれた成長だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ウォルマートは現在、「出店控えてIT投資」の姿勢です。新規出店を大幅に減速する一方で、この1年間でジェット(jet.com)やシューバイ(shoebuy.com)、ムースジョー(moosejaw)を買収しています。マーケットプレイスを含めたウォルマート・コムの取扱品目数も3,500万品目と急増しています。メンバーシップ・ホールセール・クラブのサムズクラブでは昨年9月末、スキャン&ゴーをサムズクラブ全店に展開しました。これらウォルマートのIT投資がリアル店舗集客に実を結んでいるのです。ウォルマートUSでは、オンラインで購入して店でピックアップのボピス(BOPIS:Buy Online Pickup In Store)が前年同期比で27%の増加となっています。Eコマース売上が前年同期比で29%増加するだけでなく、オンラインからオフラインのリアル店舗の誘導が上手くいっているのです。結果、ウォルマートUSは既存店ベースで過去4年間で最大の伸びとなっているのです。  続きを読む
Posted by usretail at 03:20Comments(0)TrackBack(0)
2017年02月17日

【ウォルマート】、アウトドア用品のムースジョー買収!ウォルマート前CEOの後悔とは?

170217ウォルマート
■ウォルマートは15日、アウトドア用品を実店舗やオンラインストアで販売するムースジョー(Moosejaw)を現金5,100万ドルで買収したことを発表した。1992年創業のムースジョーはミシガン州マディソンハイツに本社があり、アウトドア系の通販ショップとしては大手。パタゴニアやノースフェイスなど主要アウトドア・ブランドを取り扱い、ミシガン州など中西部に10店舗を展開している。取り扱いカテゴリーはアパレル用品からクライミングやキャンピング、ハイキングなどのアウトドアギアやアクセサリーなど。ムースジョーの従業員数は350名。ウォルマートによると過去の買収と同じようにムースジョーは今後も独立した経営を維持される。一方でムースジョーが取り扱う400のアウトドア・ブランドと12万品目に及ぶアウトドア用品はウォルマートのEコマースに加わることになる。調査会社コムスコアによるとアパレルとアクセサリーがEコマースで最大カテゴリーとなっており、今回の買収によりアウトドア・アパレルの市場拡大を目指すことになる。
 ウォルマートは先月も靴のオンラインショップ「シューバイ(ShoeBuy)」を7,000万ドルで買収したばかり。シューバイを買収したのはウォルマートが昨年8月に買収しウォルマート傘下となったジェット・コム(Jet.com)。マーク・ローリィ氏が2014年1月に立ち上げたジェット・コムはウォルマートに33億ドルで買収されている。ローリィ氏は現在、ウォルマートのグローバルeコマース部門のCEOとなっている。ウォルマートは2011年以降、Eコマースに積極的に投資しており、同社としては最大規模の買収となったジェット・コム以前では、検索エンジンの「コズミックス(Kosmix)」やソーシャル広告の「ワンライオット(OneRiot)」などIT企業15社を買収している。
 ムースジョーの買収で人気アウトドア・ブランド以外にムースジョーのソーシャルメディア戦略のノウハウを得るとみられている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社のクライアントの中にはコンサルティング企業も含まれています。実は、コンサルタントやコンサルティング企業からの問い合わせが結構多いのです。で、必ずと言っていいほど同じような問い合わせの内容です。一言で言えば「『情報交換』『意見交換』しましょう」というもの。しかし、後藤はきっぱりと「私が欲しいと思うような情報や意見はありません」と、情報の等価交換をお断りしています。人が何かを得ようとすれば同等の代価が必要です。私がもつ専門情報と同じ価値のある情報を日本のコンサルタントやコンサルティング企業は持っていません。したがって情報交換はしないのです。アメリカ小売業は日本の5年〜10年先をいっています。日本の未来となるアメリカの市場で、コンサルタントとしてまた消費者として専門的な一次情報を得ているのは後藤だけです。一次情報とはニュース記事や書籍などの「人手を介した情報」ではない、ナマの現場情報のことです。  続きを読む
Posted by usretail at 04:11Comments(0)TrackBack(0)
2017年02月12日

【ウォルマート】、スキャン&ゴー導入3店目にチョバーニ・カフェ3号店目もオープン!

170212ウォルマート・オーガスタ・パインズ店00a
■ウォルマートは15日、テキサス州ヒューストン郊外に「ウォルマート・スキャン&ゴー(Walmart Scan & Go)」を導入した店舗をオープンする。5,200坪のウォルマート・オーガスタ・パインズ店(25800 Kuykendahl Rd, Tomball, TX 77375)は、アーカンソー州ロジャースのスーパーセンター、先月オープンしたフロリダ州オーランド郊外のウォルマート・レイク・ノナ店に続く、ウォルマート・スキャン&ゴー導入3号店目となる。スキャン&ゴーはスマートフォンにダウンロードしたアプリでお客が商品バーコードをスキャンしながら買い物を行うシステム。ウォルマート傘下でメンバーシップ・ホールセール・クラブ業態のサムズクラブは昨年10月、同システムの「サムズクラブ・スキャン&ゴー(Sam's Club Scan & Go)」を全店に導入した。使い方はサムズクラブのスキャン&ゴーのアプリをダウンロード、アプリ起動後に会員番号を撮影などで入力し、事前にクレジットカード情報も登録しておく。サムズクラブの店内では、アプリを開いて購入する商品のバーコードをスキャンしていく。買い物が終われば、アプリ上で「チェックアウト(決済)」を行う。外へ出る前のレシートチェックでは、出口にいるチェッカーにアプリ上にあるバーコードを見せスキャンするだけ。その後はチェッカーがカート内の商品を1品毎チェックして確認する。レシートはeレシートでアプリ上に保管されることになる。ウォルマート・レイク・ノナ店ではスマートフォン・アプリの他、店内に読み取り専用スキャナー(小型端末)も提供されており、商品バーコードを読み込んだ後にフルサービスレジもしくはセルフチェックアウトレジで決済するようになっている。
 ウォルマート・オーガスタ・パインズ店は28日、店内に60坪でギリシャヨーグルトの「チョバーニ・カフェ(Chobani Cafe)」をオープンする。チョバーニ・カフェは2012年にニューヨーク・ソーホー地区にオープンした「チョバーニ・カフェ・ソーホー(Chobani Soho)」、NYトライベッカのターゲット内に昨年オープンした「チョバーニ・カフェ・トライベッカ(Chobani Tribeca)」に続いて3店目となり、ニューヨーク以外では初の出店となる。チョバーニ・カフェでは、フルーツなどをトッピングしたギリシャ・ヨーグルトの他、オーガニックやナチュラル素材にこだわったサンドウィッチやスープ、コーヒー、デザートも販売する。なお、レイク・ノナ店には元NBA選手のレイ・アレン氏と妻のシャノン・アレン氏が創業したファストフード店「グロウン(Grown)」が近日オープンする予定となっている。グロウンは50坪弱で、ローカル農家から仕入れたオーガニック野菜を使用し、グルテンフリーで農務省格付けのチョイスミート(最上級プライムの1つ下)のサンドウィッチなどを提供する。
 ウォルマート・オーガスタ・パインズ店は車から降りずに生鮮品等を持ち帰れる「ピックアップ・グローサリー(Walmart Pickup Grocery)」サービスの他、家電コーナーにはIoT製品を説明するタッチスクリーン式の「インタラクティブ・プロダクト・エデュケーション・テーブル(Interactive Product Education Table)」が設置される。またヒューストン地区では初となる店内診療サービス「ウォルマート・ケア・クリニック(Walmart Care Clinic)」も導入される。

トップ画像:テキサス州ヒューストン郊外のトンボーイ地区にオープンするウォルマート・オーガスタ・パインズ店(Walmart Augusta Pines)の予想図。ウォルマート・スキャン&ゴー導入3号店目にはギリシャヨーグルトの「チョバーニ・カフェ(Chobani Cafe)」にオープンする。以下に挙げたウォルマート・オーガスタ・パインズ店の予想図も参考にしてほしい。  続きを読む
Posted by usretail at 03:29Comments(0)TrackBack(0)