2017年07月20日

【アマゾン】、ミールキットをテスト販売!プライム年会費にアマゾンフレッシュで割高?

170720ミールキットステーキ@アマゾン
■ミールキットで商標登録が報じられたアマゾンはすでにミールキット販売に着手していることが分かった。ネット情報サイトのギークワイア(GeekWire)によると、アマゾン・ミールキットを実際に購入したユーザーからの連絡で判明した。シアトル在住でシステムエンジニアであるジョッシュ・チャドさんは、宅配ミールキットを提供するハローフレッシュ(HelloFresh)やサンバスケット(Sun Basket)、ブルーエプロン(Blue Apron)、ホームシェフ(Home Chef)でも購入しているという。チャドさんはアマゾンの生鮮食品宅配サービスの「アマゾンフレッシュ」の検索で「アマゾン・ミールキット(Amazon Meal Kits)」に気づき注文を行ったそうだ。ミールキットにあるカスタマーレビューの日時から6月中旬には発売されていた。チャドさんはソードー地区にあるドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」で受け取ろうとしたものの、ミールキットのピックアップは利用できずデリバリーに切り替えたと語っている。注文したのはステーキに砕いたコショウの実をまぶしてフライパンで焼きブランディーバターソースをかける「パルメザンチーズフライ&スナップエンドウにフレンチ風ペッパーステーキ(Steak Au Poivre with Parmesan Fries & Snap Peas)」。二人分の価格は18.99ドル。ステーキは8オンス(約230g)で、品質は少なくともアメリカ農務省の肉質等級で「チョイス(Choice)」レベルのものだったとしている。ペッパーステーキのほかに「タラゴン・マッシュルーム・ソースのローストチキン(Roast Chicken with Tarragon-Mushroom Sauce)」「豚肉ケバブのタコス(Tacos al Pastor with Pork)」「フレンチ風カネリーニ豆の煮込みとタラのロースト(Roasted Cod with Cannellini Bean Ragout & Pesto)」「唐辛子サーモンの蕎麦(Togarashi-Spiced Salmon with Soba Noodles)」など17種類のミールキットがあり、価格帯は15.99ドル〜19.99ドルとなっている。アマゾンの他のミールキットも注文しているチャドさんによると、価格が競合他社と比べて割安で、1週間に3食(1食で二人分)を65ドル〜85ドルで購入しなければならないサブスクリプションでないことも気に入っている。なおチャドさんのペッパーステーキ評価は10点中9点としている。
 アマゾンフレッシュの利用には、年会費99ドルのプライム会員で月額14.99ドルを追加に支払う必要がある。

トップ画像:アマゾンのミールキット「パルメザンチーズフライ&スナップエンドウにフレンチ風ペッパーステーキ(Steak Au Poivre with Parmesan Fries & Snap Peas)」。  続きを読む

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2017年07月19日

【スチューレオナード】、出前を開始!顧客は常に正しいで人気ロブスターロールも売上増?

170719ロブスターロール@スチューレオナード
■コネチカットとニューヨークに5店舗を展開するスーパーマーケットのスチューレオナードは17日、チーズバーガーやピザなどのデリのデリバリーを始めたことを発表した。デリバリーを行うのはコネチカット州ダンバリー店。利用者はダンバリー店から10マイル(16キロ)圏内の住民に限定されている。宅配はレストランからのデリバリーを専門に行うブルーム・サービス(Vroom Service Now)が手掛けている。デリバリー手数料は3.99ドル。注文はブルーム・サービスのHPやスマートフォンアプリからも行える。宅配時間は注文から45分〜60分となっている。スチューレオナードのデリバリー対象メニューは、スチューレオナードで一番人気のロブスターロール(8.99ドル)やロブスターディナー(19.99ドル)、チーズバーガー(4.75ドル)、スモークド・ポーク・サンドウィッチ(5.99)、ピザ(8.99ドル〜)、寿司(6.99ドル〜)などに人気のチョコレートチップクッキー(680グラム:6.99ドル)やぶつ切りスイカ(4.99ドル)などデザートもある。デリバリーは平日は朝9時〜、週末は朝10時〜となっており、宅配はホット&コールドデリに限っており、お野菜やお肉など生鮮品の宅配は行っていない。
 1969年創業のスチューレオナードは一般的なスーパーマーケット(扱い品目数約4万あいてむ)とは異なり、アイテム数は約2,200品目に絞られている。デリの多くは店内で調理されているため店舗面積は広く、1号店のコネチカット州ノーウォーク店の店舗面積は2,900坪、1991年にオープンしたコネチカット州ダンバリー店(3,600坪)、1999年オープンのニューヨーク州ヨンカーズ店(3,400坪)、2007年オープンのコネチカット州ニューイントン(3,200坪)となっている。スチューレオナードは最近、出店を加速しているようで、昨年1月にニューヨーク州ファーミングデール地区に1,800坪店をオープンしている。また来月中にもジョンFケネディ国際空港から約30分のイーストメドウ地区に2,000坪の新店オープンを控えている。スチューレオナードはニュージャージー州パラマス地区の出店を模索しており、パラマス・パーク・モール(Paramus Park Mall)SCから誘致交渉が進められていると一部に報じられている。スチューレオナードの店内はワンウェイ・コントロールされており、子供を飽きさせないように陽気に踊る人形や音楽を演奏する動物など、子供を喜ばせる仕掛けが施されている。お店の入り口に置かれた顧客志向の社訓「ルール1:お客様は常に正しい」「ルール2:もしお客様が正しくないと感じたらルール1に戻れ」でも有名だ。

トップ画像:スチューレオナードのロブスターロール。ロブスターの身に野菜とマヨネーズであえてパンに挟んだ人気の一品だ。平日から週末まで5店舗で毎日1,000個以上が売れているという。出前サービスを開始すれば、ロブスターロールの売上はさらに増えるだろう。  続きを読む
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2017年07月18日

【アマゾン】、ミールキット商標登録!ホールフーズではアレクサ調理デモにエコー販売?

170718マーサ@ミールキット
■ネット通販最大手アマゾンがミールキット市場に参入する見通しだ。アマゾンが6日、米国特許商標庁(USPTO)に「私たちが準備、あなたはシェフ(WE DO THE PREP. YOU BE THE CHEF)」を商標登録したのだ。ミールキットとは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむく手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分程度で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキットは通常、直販でブルーエプロンなどのオンライン定期購入サービスを利用しての宅配となる。ミールキット市場でトップシェアとなるブルーエプロンは先月29日、新規株式公開(IPO)をしたばかり。アマゾンの商標登録でもブルーエプロンなどミールキット業者と同様なサービス内容が付記されている。一部の報道によると、アマゾンは今年4月も「私たちが用意、あなたは調理(We prep. You cook)」で商標登録していることが判明している。今のところアマゾンからミールキット参入のプレスリリースなどはない。なお、アマゾンの生鮮品宅配サービスのアマゾンフレッシュ(AmazonFresh)は今年3月、マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」の取り扱いを開始している。アマゾンフレッシュは昨年秋から、食肉大手のタイソン・フーズと提携し、同社のミールキット「タイソン・テイストメイカーズ(Tyson Tastemakers)」の宅配も行っている。アマゾンが先月137億ドル(約1.5兆円)で買収したホールフーズ・マーケットはロサンゼルス・ダウンタウン旗艦店など南カリフォルニアの一部店舗でミールキット販売を始めている。
 手軽さにより急成長しているミールキット市場は現在、150社以上が参入、スーパーでも店頭販売が目立ってきている。スーパーマーケット最大手のクローガーは同社が開発したミールキットのテスト販売を行っている。フロリダなどに1,100店以上を展開するパブリクス・スーパーマーケットも一部店舗で同社開発のミールキット「エプロンズ・ミールキット(Aprons Meal Kits)」のテスト販売を始めている。混戦するミールキット市場は宅配でもセレブとコラボしたプランが登場している。スーパーモデルのシンディ・クロフォード氏が提案する「アーバン・レメディ&シンディクロフォード(urbanremedey/cindy-crawford)」や歌手のビヨンセさんと夫ジェイZ氏のプラン「22日間ミールキットプラン(22 Days Nutrition guided Beyonce and Jay-Z on a 22 Days Vegan Challenge)」があり、ミールキット宅配業者のパープル・キャロット(Purple Carrot)もアメリカンフットボール選手のトム・ブレイディ氏のミールキットプランを始めている。調査会社パッケージ・ファクトは昨年のミールキット市場規模を約15億ドル(約1690億円)と推計しており、5年後に50億ドル規模に成長すると見込んでいる。外食業界を専門にする調査会社テクノミックも、5年で10倍にも急成長すると予想。別の調査でも2025年までに350億ドル市場に成長していると試算している。
 アマゾンのミールキット商標登録のニュースでブルーエプロンの株価は10%も下落した。IPO時に11ドルまで買い進められたブルーエプロンの株価は現在、6ドル台で推移している。

トップ画像:アマゾンフレッシュでも取り扱われているマーサ・スチュワート氏の「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」。アマゾンが独自にミールキットを開発し販売したら成功する。理由は割安価格にアレクサの調理指導?  続きを読む
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2017年07月10日

【ホールフーズ】、アマゾン以外6社から買収打診!メディア関係者が読むべき書類とは?

170710ホールフーズ
■ネット通販最大手のアマゾンが先月、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収することを発表し世界を驚かせた。IT企業の巨人が食品スーパーを買収したことに加え、アマゾンにとっては最大規模となる買収額(137億ドル/約1.5兆円)となったからだ。この歴史的な買収劇の始まりは合コンからであり、ホールフーズCEOジョン・マッキー氏の予知夢であったことは、証券取引委員会(SEC)へ提出されたタウンホール・ミーティング(対話集会)の内容から公開された。今回新たに提出されてドキュメントから、アマゾンによる買収はマッキー氏自身が強く望んでいたことであり、またアマゾン以外に6社から買収の打診を受けていたことが明らかとなった。ホールフーズが7日、SECに提出した「買収に関する捕捉情報(Preliminary proxy statements relating to merger or acquisition)」によると、ホールフーズの買収には企業Xに企業Y、そしてプライベートエクイティカンパニーなどの投資企業4社から話があったとしている。企業Xの買収提示額はホールフーズ一株当たり35ドル〜40ドルだった。なお企業Xはロイターなどの報道によるとアルバートソンズと見られている。企業Yは具体的な買収提示額を示していなかった。一方、投資企業4社からの打診は、メディアに買収が漏れることを恐れ断ったのだ。ホールフーズ買収にアマゾンも加わっていることが知られると、投資企業がアマゾンの提示額以上に買収金額を引き上げると予想したのだ。実際にマッキー氏や役員がシアトルに行き、アマゾン幹部にあったのが4月30日。その時は具体的な話はでなかったものの、5月23日にはアマゾンが正式に一株当たり41ドルで買収提示を行っている。その1週間後の5月30日、ホールフーズがアマゾンに45ドルに引き上げるよう反対提案を行った。
 アマゾンが6月1日、最終回答として42ドルを提示したことで、ホールフーズがこれを飲む形になったのだ。  続きを読む
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2017年07月05日

【ウェグマンズ】、ニューヨークに今年視察に行くならハノーバー店かモントベール店だ!

170705ウェグマンズ@NJ州ブリッジウォーター
■スーパーマーケット視察で東部に行くときに必ず訪れるのはウェグマンズだ。創業から101年のウェグマンズはアメリカで最も人気のあるスーパーマーケットというだけでなく、同業者からも尊敬されているスーパーなのだ。日本からの視察グループもニューヨークに行くとウェグマンズに行く。残念ながら滞在先となるニューヨーク・マンハッタンからは、最も近いウェグマンズでも片道1時間かかってしまう。おそらく日本の視察団が最も視察しているのがニュージャージー州にあるウェグマンズ・ウッドブリッジ店(15 Woodbridge Center Dr, Woodbridge, NJ 07095)だろう。ニューヨーク・タイムズスクエア辺りからは50分程度の距離と近いことが理由となる。次に近いのがマンハッタンから1時間弱の距離になるウェグマンズ・ブリッジウォーター(724 US-202, Bridgewater, NJ 08807)。ブリッジウォーター店にはカーブサイド・ピックアップ・サービスとなる「パーソナル・ショッピング(Personal Shopping)」を行っている他、自動ミスティング(霧吹き)を行う特製ケースを導入しているチーズショップもある。マンハッタンからは少々距離はあるものの、ウェグマンズの比較的新しい取り組みを見ることができるのだ。
 ウェグマンズは今月、ニュージャージー州にマンハッタンからさらに近い店舗をオープンする。7月23日にオープンするウェグマンズ・ハノーバー店(32 Sylvan Way Parsippany, NJ 07054)は3,500坪の店舗面積を持つ。マンハッタンからは約40分で行ける距離にあるのだ。グローサラント業態で店内で展開しているレストラン「バーガーバー(Burger Bar)」が、ニュージャージー州では初となる店舗なのだ。このウェッグマンズから10分弱のところにはグローサラント業態を強化しカーブサイドピックアップも行っているショップライト・ハノーバー店(178 E Hanover Ave Cedar knolls NJ 07927)がある。ホテルのラウンジのようなイートインスペースを持つショップライトも必見だ。そこから5分程度のところには端末で決済を行う「スキャン・イット(Scan It)」を導入したスーパー・ストップ&ショップ(245 Littleton Road Morris Plains, NJ 07950)もある。ウェグマンズはまた9月24日、ニュージャージー州モントベールに新店(100 Farm View Montvale, NJ 07645)をオープンする。3,000坪にワインやビールのセクション400坪をもつ店舗には「バーガーバー(Burger Bar)」も導入される。マンハッタンからは最短で40分以内で行ける距離にあるのだ。
 ウェグマンズは来年、ニューヨーク市では初となる店舗をブルックリンにオープンする。場所はアメリカ海軍の造船所のあった「ブルックリン海軍工廠(Brooklyn Navy Yard)」。マンハッタンから20分程度の距離にある。それまではウェグマンズ・ハノーバー店かモントベール店を見ておくべきだろう。  続きを読む
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2017年07月03日

【食品スーパー】、南カリフォルニアは5兆円市場!激戦地区では卵1ダースも90円以下?

170703アルディ@ファウンテンバレー
■南カリフォルニアはスーパーマーケットの競争が最も厳しい市場である。全米のスーパーマーケット業界をウォッチするシェルビーリポート誌によると、南カリフォルニアのスーパーマーケット市場は450億ドル(約5兆円)に達している。同誌の社長ロン・ジョンソン氏は南カリフォルニアが全米最大のスーパーマーケット市場(the largest U.S. grocery market)と強調している。同時にあまりの競争の激しさからジョンソン氏は「とても流動的なマーケット(it's such a fluid market)」とも表現している。全米一のスーパー激戦区であることは、ヘイゲン・フード&ファーマシーやフレッシュ&イージー・ネイバーフッドマーケットの事例からもわかる。当時、ワシントン州に18店を展開していたヘイゲンは2015年、南カリフォルニアに一挙に40店近くを出店したものの半年も経たずに全店撤退に追い込まれた。2013年に投資会社ユカイパの傘下となったフレッシュ&イージー・ネイバーフッドマーケットも2015年、南カリフォルニアで展開していた60店以上を閉鎖した。撤退を余儀なくされたスーパーはヘイゲンやフレッシュ&イージーにとどまらない。27州に200店近くを展開していた、ノースカロライナ州グリーンズボロ出身のフレッシュマーケット(The Fresh Market)も2015年3月、カリフォルニア州からひっそりと撤退していた。
 最大且つ過酷な南カリフォルニアでは大手スーパーマーケットのマーケットシェアはどうなっているのだろうか?シェルビーレポート誌によると、2017年6月現在でトップのシェアを誇るのはボンズやパビリオンも傘下にもつアルバートソンズ。アルバートソンズは20.6%のシェアだ。次に南カリフォルニアでは老舗スーパーとなるラルフスだ。クローガー系列のラルフスとフード4レスは18.7%のシェアとなっている。3位はホールセラーでもあるユニファイド・グローサーズの13.3%。4位は最近ネイバーフッドマーケットでシェアを上げていたウォルマートの11.3%となっている。5位はロサンゼルスの老舗スーパーのステーターブラザースの8.9%、6位はトレーダージョーズの6.0%だった。7位は撤退したヘイゲンの跡地などに出店を増やすスマート&ファイナルの5.6%。8位は先ごろ、アマゾンに買収されたホールフーズ・マーケットの3.2%となっている。この競争に割って入ろうとしているのが1年前から南カリフォルニアに進出してきたアルディだ。アルディはベーカーズフィールドからサンディエゴまで40店近くを展開している。リミテッドアソートメントでプライベートブランドを激安で販売するアルディは今後1年で南カリフォルニアに20店舗を新たに追加オープンすると発表した。アルディも過酷な市場で順風満帆とは言えない展開だが、店舗数を伸ばすことでスーパーマーケット勢力図が新たに書き直される可能性はある。
 南カリフォルニアには調査会社のレーダーにのらないエスニックで独立系のスーパーマーケットが数多く点在している。広大ながらもレッドオーシャンな南カリフォルニア市場は今後も多くのスーパーを引き付けてやまない。事例を研究するマーケットとしても魅力的に映る市場なのだ。

トップ画像:アルディ・ファウンテンバレー店。定点観測しているアルディ(イングルウッド店)よりもお客が入っている様子(といっても6つのレジのうち1つのレジだけオープンしている状態)だ。レジに珍しく行列ができていた理由は以下の画像だ。  続きを読む
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2017年06月28日

【リドル】、さらに4店舗&DCオープン!覆面調査サイトにレビューサイトでも好評価?

170628リドル
■アメリカに進出したドイツのディスカウント・スーパーマーケット・チェーンのリドル(Lidl USA)は26日、新たに4店舗をオープンすることを発表した。リドルが7月13日にオープンさせるのはノースカロライナ州の2店舗とバージニア州の2店舗。同社は今月15日にノースカロライナ州の6店舗を含め、サウスカロライナ州とバージニア州に10店舗をオープンしたばかり。リドルはまた4ヵ所目となるディストリビューションセンター(DC)とリージョナルオフィスを発表した。新しいDCとオフィスはジョージア州カータースビルに建設されるという。なおリドルのディストリビューションセンターは建設予定を含めるとバージニア州フレデリックスバーグやノースカロライナ州メバネ、メリーランド州セシル郡に展開している。同社は本部のあるバージニア州アーリントンやノースカロライナ州、サウスカロライナ州に20店舗を展開後、年末までにさらに順次オープンする計画。リドルは2018年末までにニュージャージー州からジョージア州に最大100店舗まで拡大する予定だ。リドルはまたアメリカ国内に最大600店の展開目標を公表している。リドルはテキサス州での拡大も視野に入れており、すでにロケーションハンティングを進めている。
 リドルのアメリカ進出店はヨーロッパで展開する店舗よりも広く、売場面積は600坪以上。アメリカには40年前から進出している競合アルディの2倍以上の売場となっている。店内は余分な装飾を施さない「ノーフリル」。商品陳列も段ボール箱を開けて積むだけのオープン・カートン・ディスプレイ(open carton display)を採用し、スタッフが商品を一つ一つ棚に並べる必要がないローコストオペレーションだ。ディスカウントを強調したリドルのヨーロッパ店舗や競合アルディとは異なり、店内でパンを焼きあげるインストア・ベーカリーの導入などディスカウントスーパーとは異なる展開も行っている。生鮮品やワイン、コーヒーなどを中心に高品質な商品を取りそろえ、オーガニックの品揃えも拡大。商品の9割はプライベートブランドで、人工着色料やトランス脂肪酸、MSG、グルテンなどを含まないフリーフロムで訴求するとしている。「ハリスティーターとトレーダージョーズのハイブリッドなフォーマットになる」としながらも、通路(Aisle)は6つシンプルなレイアウトを強調。トレーダージョーズに近いフォーマットでも、扱い商品は食品や日用品にとどまらず、一部にナッツ類の量り売りに「ニューサプライズ(New Surprise)」と称した小型家電や家具、ファッション・アパレル等も取り扱う。スタッフ数は1店舗当たり50人前後。営業時間は毎日、午前8時〜午後9時となっている。
 リドルはヨーロッパ27ヶ国に約1万店を展開している。  続きを読む
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2017年06月25日

【当日宅配サービス】、ウェグマンズがインスタカートと提携しパブリクスは全店に拡大!


■ここのところ東海岸にあるスーパーマーケットは、オンデマンド買物代行&宅配サービスのインスタカートとの提携を拡大している。フロリダなどに1,100店以上を展開するパブリクス・スーパーマーケットは7日、2020年までに宅配サービスを全店で展開すると発表した。パブリクスは昨年夏、マイアミの店舗にてインスタカートと提携した当日宅配サービスのテストを開始している。同社は今後5か月間でフロリダ州の店舗等で宅配サービスを拡大しながら、同時にジョージア州やサウスカロライナ州やノースカロライナ州などの店舗にも順次広げていく。パブリクスはフロリダ州など6州で1,147店を展開している。アホールド傘下でマサチューセッツ州など5州に400店以上を展開するストップ&ショップは12日、インスタカートと提携したことを発表した。開始日は明らかにされていない物のボストン地区のストップ&ショップから当日宅配サービスを始めるという。アホールド傘下でストップ&ショップとは姉妹企業となるジャイアント・フードはすでにインスタカートと提携し、ワシントンDCなどで注文から最短1時間の宅配サービスを行っている。スーパーマーケット業界で最もレスペクトされているウェグマンズもインスタカートと提携し、宅配サービスを始める。ニューヨーク州など6州に92店舗を展開するウェグマンズはワシントンDCやバージニア、メリーランドの店舗で当日宅配を開始する。ボストンの店舗でも開始し、数ヶ月以内には数十店舗の規模で宅配サービスを拡大するという。ウェグマンズは一部の店舗にてカーブサイドピックアップ・サービスのテストを行っているが、インスタカートと正式に提携した宅配でさらにネット注文の需要が増えると予想されている。
 インスタカートの年会費は149ドル(2016年1月4日に99ドルから値上げ)。注文ごとに宅配手数料を払う方法もあり、35ドル以上の注文ならば2時間の宅配が5.99ドルとなっている。なおインスタカートのスタッフ構成は、パートタイマーとなる「ショッパー(Shopper)」「キャッシャー(Cashier)」と、非パートタイマーで「独立業務請負人(Independent Contractor:業務単位で契約を結んで仕事をする独立した個人)」と定義される「ドライバー(Driver)」「ドライバー・ショッパー(Driver + Shopper)」の4つのポジションとなっている。注文品のピックアップだけ行う「ショッパー」とレジ係り専用の「キャッシャー」は車を使う必要はないものの週に最大29時間までの労働となっている。一方で宅配を専門にする「ドライバー」とピックアップから宅配まで行う「ドライバー・ショッパー」は自家用車を使用するものの何時間でも働けるようになっている。インスタカートはホールフーズやプライスライト、BJホールセールクラブ、ペトコ、ハリスティーターなど160のチェーンストアやローカルストアと提携している。
 アマゾンによるホールフーズ買収の発表の影響で、スーパーマーケット業界は規模の大小にかかわらず、インスタカートと提携し当日宅配サービスを開始・拡大するところが増えてくるだろう。

トップ動画:ウェグマンズのインスタカートによる当日宅配サービス紹介動画。  続きを読む
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2017年06月21日

【ホールフーズ】、アマゾンとの婚約は合コンの一目惚れから!CEOは夢でも見ていた?

170621ジョン・マッキー氏@ホールフーズ
■ネット通販最大手のアマゾンが先週、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収することを発表した。ネット通販の巨人であるIT企業のアマゾンが食品スーパーを買収したことに加え、アマゾンにとって最大規模となる買収額(137億ドル/約1.5兆円)となったことで世界をアッと驚かせた発表だった。この歴史的な買収の始まりが実は合コンからで、なんと夢からのメッセージでもあったということが明らかになった。ホールフーズが19日に証券取引委員会へ提出したドキュメント(DEFA14A)では、同社CEOのジョン・マッキー氏と役員が一部従業員を交えて行ったアマゾンによる買収についてのタウンホール・ミーティング(対話集会)の記録が記されている。マッキー氏自身がアマゾンと合意に至った異例の買収劇について明かしているのだ。同氏によると全てはわずか6週間前にアマゾンとの共通の友人がセットアップした「合コン(blind date)」での「一目ぼれ(love at first sight)」から始まったのだという。
 マッキー氏は「ちょっと物語風に話してみよう。私たちがどうやって出会ったのか?共通の友人らが合コンを設定してくれたんだ(笑)。6週間前、役員3人とシアトルに行き、そこで恋に落ちた。まさに『一目ぼれ』だったんだ(笑)」と話し、「私はとても真剣でした。突然に(運命的に)出会ったみたいに。話したのは2時間半ほどでしたが、10時間くらいは話しができたように思えました。お互いに満面の笑顔で『凄い人たちだ』と言い合っていました。彼らは素晴らしく、賢く、本物でした。本音で語ってくれました。強欲な輩がビジネスでやるようなことをやる人たちではないことも分かりました。私たちと一緒にできることを言葉にしてくれたのです。(残念ながら)今日はその内容を話すことはできないし、買収が完了するまでは話せません」と語った。また「合コンからわずか6週間だったこともあり、急展開なプロポーズでした。まさに今日は正式でFワードな『婚約』です(笑)。で、昔の結婚と同じようにしきたりや仲人がいて、実際に結婚するまで婚前交渉はできないのです(笑)。デートアプリ『ティンダー(Tinder)』のように出会ってすぐに関係を結ぶようなものじゃないですから(笑)。筋書きのないドラマのようでしたが、本社のあるオースティンからシアトルに引っ越すことはないということは明言します(拍手)」と話した。さらに「打ち明けますが1年半前に私たちがアマゾンと合併する夢を見ました。起きて妻に言ったら『おかしいんじゃないの』って言われました(笑)。その時は私も『そうだよね。本当に変だよね』と答えた。その後はもちろん、その夢のことは忘れていたのですが、先日、妻に『グレンダ、ちょっと変なことを知りたい?1年半前におかしいんじゃないのって言ったよね(笑)あの夢のこと』。今日、それは現実になりました。夢はパワフルです。すぐに夢は共有され、ホールフーズの夢はアマゾンの夢となります。二つの企業の夢は食品業界に大きな影響を与えます。わくわくするし、今日という日と私が話したことはいつまでも残る歴史的な日となります」とある。
 一方、従業員とのQ&Aセッションでマッキー氏は「カルチャー(企業文化)は変わります。避けられようはありませんが、必ずしも悪いことでもありません。これまで様々なことで進化したように今後も進化します。それは自分たちのカルチャーの誠実さでもあります。そしてアマゾンも誠実さを尊重しています。数百億ドルを投資して得た企業の資産をムダにするほど彼らはバカではありません。ですが、カルチャーは進化します」と答えている。アマゾンのメリットについては「アマゾンが私たちより優れているのは顧客志向です。顧客中心の考え方は私たちより進んでいます。ホールフーズはアマゾンと同じくらいの顧客志向になります。顧客志向のパッションを彼らから得るのです」と答えている。「(買収後も)ホールフーズの品質基準は変わりませんし変えるつもりもありません。自分たちのブランドに投資していますし、頭の良い彼らは分かっています」とも語っている。
 ジョン・マッキー氏の言葉を見る限り、アマゾンによる買収が彼にとっていかに喜ばしいことであるかがわかるようだ。

トップ画像:ホールフーズ創業者でCEOのジョン・マッキー氏。マッキー氏はアマゾンとの合併を夢で見たという。  続きを読む
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2017年06月20日

【緊急投稿】、アマゾンがホールフーズを買収した理由にホールフーズ身売りの理由とは?

170620ホールフーズ@365
■ネット通販最大手のアマゾンが先週、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収することを発表した。買収額は137億ドル。2009年に買収したザッポスの10倍だ。アマゾンでは過去最大規模の買収となる。IT企業がスーパーマーケットチェーンを約1.5兆円で買収したことで日本でも大いに注目を集めている。今日は、なぜアマゾンはホールフーズを買収したのか、なぜホールフーズは身売りを選んだのかをここで解説する。
 アマゾンの前にホールフーズの現状を知る必要がある。単的にいえばホールフーズは現在、競合からの攻勢にあい業績低迷が続いているのだ。ホールフーズが先月発表した第2四半期(1月〜3月期)では売上高が37.4億ドルと前年同期比1.1%の増加だった。純利益は9,900万ドルとなり、前年の1.42億ドルから30.3%減と大幅に減少した。一方、既存店・売上高前年同期比は2.8%の減少となり、7四半期連続して前年を下回っている。既存店ベースは100年に一度と言われた景気後退時の4四半期連続をこえ、7四半期連続して前年を下回っている。原因はウォルマートや競合スーパーがオーガニックの品揃えを増やし、ホールフーズの顧客を奪っていることにある。割高なイメージからつけられたニックネーム「ホール・ペイチェック(Whole Paycheck:給料の大半が高額なオーガニック食品に使われるという意)」を払拭できずにいる間、競合スーパーが価格を抑えたオーガニック食品を増やしているのだ。調査会社バークレイズによると、約1,400万人の顧客をスーパー最大手チェーンのクローガーに奪われている。同社の株価は2013年10月をピークに半値近くにまで下落していたのだ。業績低迷を受け、4年前に掲げた1,200店舗展開を棚上げし、9店舗に及ぶ店舗閉鎖を発表した。その頃、ヘッジファンドのジェナパートナーズがホールフーズの株式9%近くを取得し第2位となる株主となった。ジェナパートナーズは集客に苦戦するホールフーズに経営再建のため、取締役の刷新、新フォーマット「365・バイ・ホールフーズ」の再検討、競争力を強化するためのITと運営効率の改善化など圧力をかけだしたのだ。ホールフーズの身売りも検討に入っていた。アマゾンがホールフーズを買収する直前、テキサス・マンスリー誌(Texas Monthly)のインタビューでホールフーズCEOで創業者のジョン・マッキー氏は「ビジネスの世界ではソシオパス(社会病質者)のように貪欲な輩が人々を騙し、顧客をないがしろにし、従業員を濫用し、有毒廃棄物を環境に捨てている」と話している。彼は「こういった輩がホールフーズ・マーケット(の株)を買って大儲けしようとしている。私が(強欲な輩を)嫌っていることを彼らに知らしめる必要がある」と述べている。また「ホールフーズは私のベイビーであり、守るべき子どもです。子供を乗っ取る前に親である私を倒さなければなりません」とヘッジファンドとの戦いを示唆しているのだ。つまり、マッキー氏はホールフーズを金の亡者から守るため、後ろ盾となる協力者が必要だったのだ。
 一方のアマゾンはネット専売ストアからリアル店舗の展開を拡大している。同社は先月、リアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」の7店舗目をNYマンハッタン地区にある「ザ・ショップス・アット・コロンバス・サークル(The Shops at Columbus Circle)」SCにオープンさせた。大型ショッピングモール内の「ポップアップストア(Pop-Up Store)」も30ヵ所以上に展開している。UCバークレー等いくつかの大学キャンパス内に受け取り施設も開設している。10年前から生鮮品の宅配を始めているアマゾンは先月末、ドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」を一般公開した。ドライブスルー専用スーパーは利用者がネットで注文した生鮮食品などを、車から降りずに商品を受け取るサービスストアだ。店の中で買い物ができるインストア・ショッピングはなく、倉庫となる300坪弱の「ダークストア(dark store)」に専用の駐車スペースがついた食料品の受け渡し専用拠点となる。アマゾンフレッシュ・ピックアップは、ダークストアでスタッフが商品の選択と袋詰めを行い、予約した時間に顧客の車まで運ぶ。アマゾンフレッシュ会員なら注文から15分でピックアップできるのだ。オープン直後とはいえ、アマゾンフレッシュ・ピックアップに利用者はまばらだ。夕方でさえ利用者は多くない。原因はダークストアにあると推測する。ピックアップ利用者は野菜や果物、お肉やシーフードなど生鮮品を多くの中から選ぶことができないのだ。CDや本とは異なり生鮮品は腐る。利用者が少ないため、ダークストアの生鮮品はすぐにダメになる。つまり倉庫内の売れ残った生鮮品は廃棄(もしくは寄付)となり大幅な赤字に陥っていると想像できるのだ。アマゾンはダークストアでなく、店の中でも買い物ができるインストア・ショッピングを提供する必要に迫られている。つまりスーパーマーケットを展開する必要がある。しかし、彼らには食品スーパーのような鮮度管理を行うノウハウは持ち合わせていない。またスーパーの店舗オペレーションや仕入れ、物流についても素人だ。したがってスーパーマーケットについての実務専門家が必要となっている。しかし専門家なら誰でもいいという訳ではない。年会費99ドルのアマゾン・プライム会員やアマゾンフレッシュ会員(年会費99ドルに月々15ドル)と顧客が被る食品スーパーとなる。ホールフーズの主要顧客は富裕層であり、年会費99ドルに月々15ドルを支払えるだけの顧客をもつ。富裕層地区に展開する400ヵ所以上のホールフーズはピックアップ拠点としても好都合となる。生鮮品販売を拡大するアマゾンでは、ホールフーズが約1.5兆円の投資に十分見合うというわけだ。
 両者のニーズが合致した買収といっても、事がスムーズに進むとは限らない。IT系企業と食品スーパーと全く畑が違う上、アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏とマッキー氏は相当、アクが強いことでも知られている。この結婚は波乱含みでもあるのだ。

トップ画像:シアトル近郊ベルビューの365バイ・ホールフーズ・マーケットの青果コーナー。アマゾンは食品スーパーのような鮮度管理を行うノウハウは持ち合わせていない。スーパーの店舗オペレーションや仕入れ、物流についても素人だ。したがってスーパーマーケットの実務の専門家が必要となってくる。  続きを読む
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2017年06月14日

【ヒューストン視察】、流通コンサルタントがプロデュース!日程はオースティン移動?

170614ホールフーズ(365)
■ヒューストン3日目は陸路による移動となる。ヒューストンからオースティンに向かうのだ。ヒューストンから北西に3時間の距離となるオースティンにはホールフーズの新コンセプトストア「365バイ・ホールフーズ・マーケット」の最新店(5001 183A Toll Rd., #16, Cedar Park, Texas 78613)があるのだ。ホールフーズ創業者でCEOのジョン・マッキー氏は4月にオープンした365シーダーパーク店を「365の2.0(365 2.0)」と評している。4号店はLAダウンタウン近郊の1号店から微調整されたフォーマットとなっているのだ。この店舗にはオースティンを地元にするサンドウィッチ店の「イージータイガー(Easy Tiger)」と同じくオースティン生まれのスムージーショップ「ジュースランド(Juiceland)」が入っている。グローサラントの進化となる3652.0を視察するのだ。
 3日目は朝食後、ホテルをチェックアウトして9時には出発する。ヒューストンのダウンタウンからオースティンの365まで180マイル(約290キロメートル)。Wi-Fiを搭載したバスをチャーターしていることでノートブックやタブレット、スマートフォンでインターネットを利用可能となる。移動中の3時間を使って前日のセミナーでは解説できなかったオムニチャネル・リテーリングの成功事例・失敗事例を解説する。オムニチャネル・リテーリングの品揃えではエンドレスアイルが基本コンセプトになるため、タブレットやノートブックでアマゾンの事例をもとに説明する。休憩はヒューストンとオースティンの中間地点となるブレナム地区のHEB(2508 S Day St, Brenham, TX 77833)もしくはウォルマート・スーパーセンター(203 Us Loop 290 W, Brenham, TX 77833)となる。休憩を兼ね30分程度視察して出発。12時30分頃には365シーダーパーク店に到着予定だ。
 オースティン・ダウンタウンから北に20マイル(約32キロメートル)のシーダーパーク地区にある「ザ・パーク(The Parke)」ショッピングセンターに365シーダーパーク店がある。ザ・パークSCにはディックス・スポーティング・グッズや傘下でアウトドア用品を販売するフィールド&ストリーム、ノードストロームラック、バイバイベイビー、アルタ・ビューティなどがキーテナントになっている。365の新店は840坪。20代〜30代のミレニアルを中心顧客に、低価格を基調にした利便性の高い小型フォーマットだ。365はグローサラント業態でもあり、地ビールも販売するオースティンで人気のサンドウィッチ店「イージータイガー(Easy Tiger)」と、スムージーを販売でオースティンを中心にダラスにも展開しているローカルショップ「ジュースランド(JuiceLand)」が併設されている。昼食を含めて365には90分以上は時間をとりたい。365をあとにしてスプラウツ・ファーマーズ・マーケットを視察。コンベンショナルスーパーマーケットとは異なり、青果コーナーを店の奥に位置したフリップ(Flip)型レイアウトにeクーポン、販促のダブル・ウェンズデーセールなどを学習する。この日の最後はホールフーズ・マーケット・オースティン旗艦店。グローサラントやタップルーム、グラウラー、端末からのオーダーなどホールフーズが他社に先駆けて様々なテストを行っていたところだ、説明は不要だろう。
 なお365ヒューストン店(610 N Loop and Yale St.Houston, Texas 77008)は今年末のオープン予定となっている。来年以降、ヒューストンでの視察を3日目も続ける場合は365の他、HEBの中南米系住民向けスーパーのミ・ティエンダやスプラウツ、サムズクラブなどを見るのも良いだろう。  続きを読む
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2017年06月13日

【ヒューストン視察】、流通コンサルタントがプロデュース!最新事例を学ぶ日程△箸蓮

170613セントラルマーケット
■テキサス州ヒューストンの事業用不動産業者のウォルフによると、ヒューストン地区のショッピングセンター面積は今年500万平方フィートも増加する。大手チェーンストアなどの小売店舗の閉鎖が全米で増えている中、ヒューストンは人口流入による人口増大に伴い小売スペースも今も拡大しているのだ。小売スペースも成長が著しいのがスーパーマーケットだ。テキサス州に370店以上を展開するHEBは今年、3ヵ所にHEBやHEBプラスをオープンし、ディスカウント・スーパーマーケットのジョーヴィーズ・スマートショップも1店舗オープン予定となっている。スーパー最大手のクローガーもヒューストンにクローガー・マーケットプレイスなど6店舗をオープンする。ウォルマートはスーパーセンターにネイバーフッドマーケットを3店舗を追加する。ターゲットは今春にオープンした大型店と、ヒューストン郊外リッチモンド地区にプロトタイプストアをオープンする。コストコもヒューストン郊外に4,200坪の新店を今年、オープン予定だ。ヒューストンでの視察&コンサルティング2日目の内容を紹介しよう。
 2日目の朝、朝食を済ませ8時からホテル会議室でセミナー&コンサルティングを行う。オムニチャネルとグローサラントを中心にアメリカ小売業の全体像を明らかにするのだ。まず前日に視察したHEBやウォルマートから学んだおさらいからスタートする。同時にチェーンストア経営の終焉となっている現状を解説しながら、オムニチャネルでの成功・失敗事例、さらに今後のチェーンストアの在り方にも踏み込んでいく。質疑応答を行った後、視察に向けて出発だ。
 まず最初に向かうのはホームセンターのホームデポ(5445 West Loop S Houston, TX 77081)。オムニチャネル化で成功するホームデポではリアルタイム在庫やイメージ検索、3Dマッピング、BDFSなどを実際に試してもらう。その後、ウォルマート・ネイバーフッドマーケット(9700 Hillcroft St, Houston, TX 77096)に向かう。ネイバーフッドマーケットでは前日に説明できなかったショッピングリストやセービングキャッチャー、ウォルマート・ペイを実際に買い物しながら学んでもらうのだ。次は2015年9月にオープンしたHEBディスカウントスーパーのジョーヴィーズ(6100 W Fuqua St Houston, TX 77048)だ。ジョーヴィーズ7号店目は1,600坪で約9,000アイテムを販売する。特にロスリーダーとなっているバナナやコッペパンのボリヨなどを確認、レジ回りで行っているコスト削減策も勉強してもらう。ランチはジオフェンシング技術を使ったモバイル・オーダー&ペイを展開するチックフィレ(12161 Southwest Fwy, Stafford, TX 77477)。ジョーヴィーズから10分程度の距離にあるため、ジョーヴィーズ出発前にスマートフォンからのオーダーで実習を行うのだ。到着後、即座に注文品を受け取ってそのままスパイシーチキン・サンドウィッチの昼食となる。
 ランチ後に向かうのは2017年10月オープンのターゲット(10241 West Grand Parkway South, Richmond, TX 77406)。二つの入り口をもつターゲット・プロトタイプ店ではモバイル・クーポンのカートウィールやショップキックの実演を行う。ターゲット視察後に向かうのは2015年2月オープンの2,550坪となるHEBサンフェリペ店(5895 San Felipe St, Houston, TX 77057)だ。店内にカジュアル・レストラン「テーブル57(Table 57)」があるHEBのグローサラント業態だ。そこから5分ほどの距離にあるのが店内に醸造所をもつホールフーズ(1700 Post Oak Blvd. Houston, TX 77056)だ。せっかくなので「ホールフーズ・ブリューイング・カンパニー(Whole Foods Brewing Compay)」で作られた地ビールのテイスティングを行う。テイスティングで気に入ったビールを酒瓶に入れてもらうサービス「グラウラー(Growler)」で夜会用の地ビール32オンス(0.9リットル)を調達する。次はHEBセントラルマーケット(3815 Westheimer Rd. Houston, TX 77027)。オーガニックやエスニック、ワイン、チーズなどのグルメ食品、デリの品揃えが特徴的で特にデリ充実のグローサラントがHEBでは際立った存在となっている。今年5月、1,000万ドルをかけたリノベーションを終えたばかりでセントラルマーケットでは最大の広さとなる。約300坪増床されたことで青果売り場が全体の3分の1を占めるほど拡大し同社内では最大の品揃えを誇る。また高級ワインの種類を強化したワイン売り場も拡張した。350種類のオリーブオイルを味見できるオリーブバーやコーヒーに窒素を注入してビールのように泡立てた「ニトロコーヒー」を提供するコーヒー・ティー&スムージーバー、さらにはスーパーマーケットでは世界初となるショコラティエ(チョコレート工房)「ビーン・ツー・バー(Bean to Bar)」を導入しているので必見だ。そして最後は全米でも珍しい古い映画館「アラバマシアター(Alabama Theater:1937年オープン!)を改装したトレーダージョーズ(2922 S Shepherd Dr, Houston, TX 77098)だ。猿の惑星やジョーズなど映画のポスターをPOPにしたデザインが楽しい。ここではPBで、あることを試みるのだ。
 ホテルには午後6時に到着予定。夕食はダウンタウンにあるイタリアンの名店になる。

<ヒューストン2日目視察先住所>

Home Depot: 5445 West Loop S Houston, TX 77081

Walmart Neighborhood Market: 9700 Hillcroft St, Houston, TX 77096  続きを読む
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2017年06月10日

【ペット同伴】、アメリカにもグレーゾーン!ワンコを食品スーパーに普通に連れてくる?

170610ペット同伴@ホームデポ
■ペットスマートに行くと、必ずといっていいほどペット同伴で来店するお客を目にする。国内に約1,400店を展開するペトコもペット同伴可となっており、愛犬を連れたお客を見かける。ホームセンターのホームデポやロウズ、トラクターサプライでもペット同伴客は珍しくない。ペットストアやホームセンターに限らず、アメリカにはペットフレンドリーなチェーンストアはかなりある。ベッドバス&ビヨンド、ウィリアムズ・ソノマ、メイシーズやブルーミングデールズ、ノードストローム、GAP、バナナリパブリック、オールドネイビー、バスプロショップ、バーンズ&ノーブル、サックスフィフス・アベニューもペット同伴はOKだ。ペットフレンドリーなショッピングセンターも少しづつだが増えている。ペットを飼う人が多いサンタモニカではサード・ストリート・プロムナードやウエストフィールド・センチュリーシティ、ライフスタイルセンターのザ・グローブもペット同伴OKとなる。ライフスタイルセンターではビクトリア・ガーデンもペットOKだ。ニューポート・ビーチのファッションアイランドなど、富裕層が多く住む地域の広域型ショッピングセンターもペットフレンドリーだ。カモリロやカバゾンなどのプレミアム・アウトレットもペットと一緒に買物ができる。ペット同伴NGなショッピングセンターもある。例えばサウスコーストプラザやデルアモ・ファッションセンター、オンタリオミルズなどエンクローズ型のモールではまだペット同伴はNGとなっている。
 しかし最近、カリフォルニアなど一部の都市ではラルフスやホールフーズなど生鮮品を販売するスーパーにペットを連れてくるお客が増えている。サービスドッグと言われるいわゆる「補助犬(盲導犬や介助犬、聴導犬)」ではない、普通のペットの犬だ。しかも小型犬をベビーカーに乗せてくるのではなく、大型犬や複数の犬をそのまま連れて歩いているのだ。「カリフォルニア州小売食品規定114259.5(114259.5 of the California Retail Food Code)」には食品スーパーなどの食品販売施設に生きた動物の持ち込みを禁じている。本来なら連れて歩けないどころか入店拒否になってもおかしくないはずなのだが、店内スタッフは気にも留めていない。これはどういうことなのか?実は...

トップ画像:ホームセンター最大手のホームデポではペット同伴OKだ。  続きを読む
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2017年06月07日

【アルディ】、南カリフォルニアに35店!チアシード200グラム50円の激安では苦戦する?

170607アルディ(一斉オープン時)
■ディスカウント・スーパーマーケットのアルディが南カリフォルニアに進出して1年以上が経過した。アルディは昨年3月、南カリフォルニアのロサンゼルス郊外に8店舗をオープンしてカリフォルニア州への参入を果たした。翌月にはロサンゼルス近郊に10店舗を同時オープンし、5月にはサンディエゴ郊外などに7店舗をオープン。6月もロサンゼルス郊外シミバレーに1店舗をオープンしたのだ。12月にはロサンゼルス郊外のロングビーチ地区とサンタ・クラリタ地区、サンディエゴ郊外のエスコンディード地区にも新店をそれぞれオープンした。今年4月にはロサンゼルス郊外アルタディナ地区、5月にはサンタフェ・スプリング地区(25日)、6月に入ってガーデングローブ地区とダウニー地区とそれぞれオープンし、ウエストミニスター地区とラグナウッズ地区にもオープン予定となっている。アルディは2017年4月現在、南カリフォルニアにはサンディエゴ郊外の5店舗とベーカーズフィールドの1店舗を含む、計35店舗を展開している。アルディは1年前、南カリフォルニアに最大45店舗出店の計画を掲げていた。8店や10店一斉オープンした時より、慎重なペースでの新規出店となっている。理由として南カリフォルニアが他州のマーケットと異なり、スーパーマーケット間の競争が極めて厳しいことが挙げられる。昨年は食品デフレの影響も受けたはずだ。デフレの逆風に加え、南カリフォルニアのマーケットは予想以上に厳しいというのがアルディの本音なのだろう。
 アルディの店舗面積は400坪前後。1,500アイテムと絞られた商品の90%はプライベートブランド(PB)となっている。アルディのPBは同等のNB商品と比べて最大60%も安い。低価格を実現できるのは特徴的なローコスト・オペレーションにある。アルディではテレビやラジオを使った広告を一切行っていない。店舗建物も簡素で、店内インテリアは実質本位で余分な装飾はしないノーフリル(no-frills)だ。商品陳列も段ボール箱を開けて積むだけのオープン・カートン・ディスプレイ(open carton display)を採用し、スタッフが商品を一つ一つ棚に並べる必要がない。対面のデリ・コーナーもなく、袋詰めのスタッフもいない。アルディ南カリフォルニア店の営業時間は朝9時〜夜9時。一方、24時間営業のウォルマート・スーパーセンターや、最大18時間営業(早朝6時〜深夜0時)となる競合スーパーよりアルディの営業時間は短い。アルディは12時間営業で人件費をおさえているのだ。ショッピングカートは25セントのレンタル式(デポジットで返却時に返金)になっているため、ショッピングカートの盗難コストが減少し、駐車場に無造作に放置されたショッピングカートをスタッフがあつめる手間も省ける。ショッピングバスケットはないため、お客はエコバッグで代用する。なお、買い物袋は10セント(紙袋)、15セント(エコ)、79セント(保温・保冷用エコバッグ)の有料となっている。
 アルディは現在、アメリカ国内35州に1,600店以上を展開している。同社は2018年までに2,000店舗の展開を目指し、設備投資費16億ドルをかけ改装や増床など既存店のアップグレードを行う。  続きを読む
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2017年06月05日

【コンシューマーレポート】、スーパーマーケット評価ランキング!最も力の入った記事?

170605スーパーマーケット特集記事@コンシューマーレポート誌7月号
■コンシューマーレポート誌7月号は、約5.8万人の読者を対象にアンケート調査したスーパーマーケットの総合評価ランキングを発表した。2年ぶりとなるスーパーマーケットの特集記事は30〜43ページにわたっており、これまでにないほどの大きな扱いとなっている。2015年7月〜2016年9月にかけて行われたアンケートをもとに「読者による得点数(Reader Score)」でランキングしている。また「クリンリネス(Store Cleanliness)」「価格(Competitive Prices)」、デリなどの「プリペアドミール(Fresh Store-Prepared Foods)」「接客態度(Staff Courtesy)」「レジスピード(Checkout Speed)」「青果品質(Produce Quality)」「青果品揃え(Produce Variety)」「精肉品質(Meat/Pourltry Quality)」「プライベートブランド品質(Store-Brand Quality)」「健康食品の品揃え(Selection of Healthy Options)」「オーガニック商品価格(Prices of Organic Options)」「地産品扱い量(Local Produce Quantity)」の12の項目で最悪〜最高の5つで評価されている。
 ランキングでトップとなったのは2006年から6回連続1位となっているウェッグマンズだ。ウェッグマンズは2位(86ポイント)以下を引き離す89ポイントとダントツでの評価だ。12評価項目のうち9項目が最高となった。なお普通とされた項目は「オーガニック商品価格)」となっている。86ポイントで2位につけたのはマサチューセッツ州などで展開するマーケット・バスケットにトレーダージョーズそしてパブリクスの3社だ。マーケット・バスケットで高評価されたのは「価格」だけだが、低評価の項目はない。トレーダージョーズは「クリンリネス」「価格」「接客態度」「PB品質」「健康食品の品揃え」が最高評価だが、「青果品揃え」「地産品扱い量」の評価が低い。パブリクスは「クリンリネス」「プリペアドミール」「接客」の3項目で最高評価を得る一方、「価格」と「オーガニック価格」の評価が低くなっている85ポイントで5位となったのは中西部で展開するフェアウェイ(Fareway Stores)とコストコ、軍用スーパーのミリタリー・コミッサリーだ。フェアウェイは「価格」「接客」「レジスピード」「精肉品質」で最高と評価され、「クリンリネス」が高評価、その他の項目は平均(普通)となっている。コストコは「価格」「プリペアドミール」で最高評価を得ており、「レジスピード」での評価が低く、最低と評価されたのは「地産品扱い量」となっている。ミリタリー・コミッサリーは「価格」が最高評価、評価の低い項目は「地産品扱い量」だ。84ポイントの8位はフェスティバルフーズ(Festival Foods)にステーターブラザース、HEBの3社。ウィスコンシン州で25店舗を展開するフェスティバルフーズは「クリンリネス」「プリペアドミール」「接客」で最高評価。「オーガニック価格」の低さで評価を下げた他は、平均か高評価となっている。ステーターブラザースは最高評価となる項目はなかったが、「クリンリネス」「価格」「接客」「精肉品質」で高評価で他の項目は普通となっている。HEBも最高評価はないものの普通と評価された「レジスピード」「オーガニック価格」以外は高評価となっている。
 一方、ウォルマート・スーパーセンターは66ポイントと62チェーン中ワーストとなった。「価格」で高評価されたが、低いと評価されたのは「プリペアドミール」「PB品質」「健康食品の品揃え」「オーガニック価格」が低評価で、他の7つの項目は最低評価となっている。

トップ画像:コンシューマーレポート誌最新号(2017年7月号)はこれまでで最もページ数を割いたスーパーマーケットの特集記事(14ページ)となっている。スプラウツやアルディ、ウィンコ、マリアノス、ハイビー、低迷が続くホールフーズなどの順位や高評価・低評価の項目を知りたい人やアメリカのスーパーマーケットを視察する人、コンサルタントもコンシューマーレポート誌最新号は絶対に買いだ!  続きを読む
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2017年06月01日

【ミールキット】、ホールフーズが販売するソルテッド!試して挫折した後藤の行動とは?

170601ソルテッドミールキット00
■ホールフーズ・マーケットはロサンゼルス・ダウンタウン旗艦店など南カリフォルニアの一部店舗でミールキットの販売を始めた。ミールキットとは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむく手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分前後で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキットは通常、直販でブルーエプロンなどのオンライン定期購入サービスを利用しての宅配となる。ホールフーズは自社開発ではなく「ソルテッド(Salted)」というベンチャー企業のミールキットを扱っている。昨年、創業したばかりのソルテッドはブルーエプロンなど競争が過熱する直販市場ではなくスーパーマーケットなどに卸している。ホールフーズ以外では、ロサンゼルス郊外で展開するローカルスーパーのゲルソンズでも半数のお店が扱っている。ソルテッドではさらに提携店を増やし、2018年末までに2,000店舗で販売する目標を立てているのだ。
 ソルテッドのメニューは6種類。二人分でそれぞれ12ドルだ。10センチメートルのキューブ型の箱に7〜9種類の食材とレシピカードが入っている。ソルテッドが特徴的なのは初心者でも調理しやすいように、料理レシピ動画があることだ。各々のメニューを開発したシェフが、7〜8分程度の動画で分かりやすく説明していく。ただ、ソルテッドは直販のミールキットと大きく違っている点がある。チキンや牛肉などメインの材料は自分で揃えなければならないのだ。塩やコショウ、オリーブオイルは別にして、通常のミールキットは食材のほぼ全てが揃っている。ソルテッドのミールキットを購入するとき、外箱に記されている「用意すべき食材」をその場で購入しなければならない。これは2度手間になり、ミールキット本来の手軽さから大きく逸脱していることにもなる。またチキンや牛肉、ソーセージなどメインが入っていないのに、9種類程度の食材二人分で12ドルは極めて割高となってしまう。
 ブルーエプロンやマーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」など、食材全て含まれて宅配で届けてくれる直販ミールキット(1週間3種類6食分〜)は一人当たり10ドル。一方、スーパーに買いに行き、肉などメインを購入する必要があるソルテッドのミールキット(1種類2食分)は一人当たり6ドル。ミールキット市場はさらに拡大するだろうが、ソルテッドが掲げる目標2,000店舗は難しいだろう。

トップ画像:ソルテッド・ミールキット「モロッコ風ハチミツ・チキン(Honey Moroccan Chicken)」。2食分で12ドルだが、メイン(チキン)の食材が入っていないのに、これで12ドルは高い。  続きを読む
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2017年05月29日

【オーガニック】、市場規模は過去最大5兆円!ニッチでなくなった頃、ホールフーズは?

170529オーガニックバナナ@フレッシュチョイスマーケットプレイス
■オーガニックトレード協会(OTA)は24日、アメリカ国内のオーガニック市場が昨年、470億ドルに達したことを発表した。2016年オーガニック業界調査レポートによると、食品や非食品などオーガニック市場全体が2015年から2016年にかけて8.5%と高い伸びとなった。食品全体は低い伸びにとどまったが、オーガニック食品は430億ドル(約4.8兆円)と8.4%の成長率となった。これにより、食品市場に占めるオーガニック食品の割合が2016年、5.3%となっている。オーガニック市場で最大のカテゴリーとなるのは野菜と青果物。オーガニックの野菜と青果はオーガニック食品の36%占めており2016年の売上高は156億ドルだった。前年から8.4%の増加だ。コンベンショナルな野菜と青果の売上成長率が3.3%の増加にとどまっており、オーガニック野菜・青果は3倍近い成長率となっている。オーガニック野菜や果物の需要は堅調に伸びており、現在、米国で販売される青果物の約15%がオーガニックだ。オーガニック食品でプレゼンスを増しているのが精肉(タンパク質:プロテイン)だ。消費者がプロテインにもクリーンなものを求めるようになったことでオーガニック・プロテイン市場は前年より17%以上増加し9.91億ドルとなっている。一方、最も成長著しいオーガニック食品はサルサなどのディップで41%の増加で5,700万ドル市場となっている。またオーガニック・スパイスも35%の増加となる1.93億ドルと規模を拡大している。同協会の調査によると、オーガニック食品を好む消費者は食べるだけでなく、ライフスタイルにもオーガニック品を取り入れる傾向がある。オーガニック非食品も8.8%の増加となっており、比較できるオーガニックでない非食品カテゴリーと比べると10倍の成長となっているのだ。なおオーガニック非食品市場はオーガニック市場全体の8.5%を占めている。
 文字通りオーガニックな成長を維持するオーガニック市場にも課題がある。成長するオーガニック市場に供給するだけのオーガニック農家が必要であり、平等な条件下で成長と競争を支援するツールも必要となっているのだ。ツールとはオーガニック研究をサポートする連邦から自治体までのプログラムであり、オーガニック農家が役立てるものでなければならない。

トップ画像:ヘイゲンの跡地にオープンしたフレッシュチョイス・マーケットプレイスでは、オープニングセールにオーガニックバナナを1ポンド当たり33セントで販売していた。非オーガニックバナナのセール価格と変わらない価格だ。初めて見る驚きの価格に、画像がブレている(笑)。  続きを読む
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2017年05月22日

【トレーダージョーズ】、SNSで大人気はカリフラワーのピザ生地!1ドルのワイン缶?

170522シンプラーワイン@トレーダージョーズ
■41州に464店舗を展開するトレーダージョーズは、話題となる新しい商品が続々と発表されている。トレーダージョーズでは8割の商品がプライベートブランド(PB)であり、20人近くで構成される同社の開発チームが妥協せず作っているのだ。トレーダージョーズのPBは大きくわけて3種類あり、再入荷のない一元品(15〜20%)に、ワインやビール、キャンディーなどローカルメーカーから仕入れた準PB商品(20〜40%)、そして定番のPB品で構成されている。PBでも需要が乏しくあまり多くが出ないボトム商品10%は棚から撤去されるため、常に新しい商品が並んでいるのだ。PBは化学調味料のフリーフロムであり、人口着色料や保存料、MSG(グルタミン酸1ナトリウム:中華料理店で使われる化学調味料でアレルギーを起こす人が多い)など化学調味料は原料に含まれていない。したがって安心して買い物ができるようになっている。また、新商品についての商品情報は1970年から続くニュースレター「フェアレスフライヤー(Fearless Flyer)」に掲載している。
 SNSなどで話題沸騰なのがトレーダージョーズの「カリフラワー・ピザ・クラスト(Cauliflower Pizza Crust)」だ。トレーダージョーズには人気で定番商品となっている「カリフラワー・ライス(Riced Cauliflower)」があるのだが、発売間もないカリフラワー・ピザ・クラストはカリフラワーを原料にしたピザ生地だ。価格が4ドルにグルテンフリー、そして1ピース当たり80キロカロリーの低カロリーで女性に大人気なのだ。また、自分好みのトッピングにした画像をあげることで、ツイッターやピンタレストでも人気が拡散している。南カリフォルニアなど一部店舗で品薄状態となっているのはスパークリングワインの「シンプラー・ワイン(Simpler Wines Italian Sparkling Wine)」。シンプラー・ワインは4本セットの缶ワインだ。アルミ缶なので持ち運びが便利で、どこでも気軽に飲むことが可能だ。しかも、日本人でも飲みきれる、ちょうど良いサイズの187ミリリットル。1本あたり1ドルと手軽なので、飛ぶように売れているのだ。種類はホワイトとロゼがあり、4本セットの価格は4ドルとなっている。
 一方で、日本へのお土産で人気となっていたコナコーヒー・ショートブレッド・クッキーやエダマメチョコレートは生産中止となっている。人気商品は少し多めに買っておくのがトレーダージョーズでの買い物の仕方かもしれない。

トップ画像:トレーダージョーズの新商品「シンプラー・ワイン(Simpler Wines Italian Sparkling Wine)」。187ミリリットルのスパークリングワイン缶が4本入って4ドルだ。種類はホワイトとロゼで、一部店舗では人気で品切れとなっていた。  続きを読む
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2017年05月20日

【リドル】、ドイツのディスカウントスーパーマーケットが6月15日、米国1号店を開店!


■ドイツのディスカウント・スーパーマーケット・チェーンのリドル(Lidl USA)は15日、アメリカ1号店を6月15日にオープンすることを発表した。オープン予定の20店舗の住所リストも公開した。同社は本部のあるバージニア州アーリントンやノースカロライナ州、サウスカロライナ州に20店舗をオープン後、年末までにさらに順次オープンする。また2018年末までにニュージャージー州からジョージア州に最大100店舗まで拡大する予定だ。リドルはすでに、アメリカ国内に最大600店の展開目標を公表している。リドルのアメリカ進出店はヨーロッパで展開する店舗よりも広く、売場面積もは600坪以上となり、アメリカには40年前から進出している競合アルディの2倍以上の売場となる。店内は余分な装飾を施さない「ノーフリル」。ディスカウントを強調したリドルのヨーロッパ店舗や競合アルディとは異なり、店内でパンを焼きあげるインストア・ベーカリーの導入などディスカウントスーパーとは異なる展開となる。生鮮品やワイン、コーヒーなどを中心に高品質な商品を取りそろえ、オーガニックの品揃えも拡大。商品の9割はプライベートブランドで、人工着色料やトランス脂肪酸、MSG、グルテンなどを含まないフリーフロムで訴求するとしている。「ハリスティーターとトレーダージョーズのハイブリッドなフォーマットになる」としながらも、通路(Aisle)は6つシンプルなレイアウトを強調している。トレーダージョーズに近いフォーマットでも、扱い商品は食品や日用品にとどまらず、一部に小型家電や家具、ファッション・アパレルも取り扱う。リドルのディストリビューションセンターは建設予定を含めるとバージニア州フレデリックスバーグやノースカロライナ州メバネ、メリーランド州セシル郡に展開されるという。
 リドルはテキサス州での拡大も視野に入れており、すでにロケーションハンティングを進めている。リドルはヨーロッパ27ヶ国に約1万店を展開している。
 一方、1976年にアメリカに進出した競合のアルディは2018年までに2,000店舗の展開を目指している。アルディは2月、リドルのアメリカ進出に合わせて、16億ドルを投じる国内1,300店以上のアップグレード改装計画も発表した。

トップ動画:15日にアップロードされたリドルの販促「フレッシュ5スペシャル」の説明動画。リドルの販促では毎週、月曜と木曜日に在庫が尽きると販売終了となる限定商品を特価販売する。動画を見る限り、生鮮品から家電までフレッシュ5スペシャルの限定商品で販促を行うようだ。  続きを読む
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2017年05月17日

【マーシュ】、老舗スーパーが破綻!情熱と生産は反比例をし社長には5人も愛人が居た?

170517マーシュ
■インディアナ州の老舗ローカルスーパーのマーシュが11日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請し倒産した。負債総額は最大1億ドルと見られている。1931年創業のマーシュは2006年、インディアナ州を中心に120店舗以上を展開していた。かつてはバーコードスキャナーなど新技術を他社より先に取り入れたマルチリージョナル・スーパーマーケットも今年に入って数店をスクラップしており、破産時にはインディナ州に54店舗、オハイオ州に6店舗まで縮小している。マーシュは2006年も当時の経営者ダン・マーシュ氏の放漫経営により破産の瀬戸際に立たされていたが、投資企業のサン・キャピタル・マネジメントの子会社に約3.3億ドルで売却されたことで破綻をまぬがれた経緯がある。それ以降もスーパー側が前CEOのマーシュ氏を訴えた民事裁判など、企業を巡るスキャンダルが続き顧客離れが進んでいった。店舗改装などイメージの刷新を行うもウォルマートやクローガー、アルディ等競合店からの価格競争も厳しく、売上は低迷していた。 なおマーシュ・トロイ店(オハイオ州)で1974年6月24日に使われたバーコードスキャナーは現在、国立アメリカ歴史博物館に保管されている。最初にスキャンされた商品は10枚入りガムだったという。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤は小学〜中学生の時、井上陽水が大好きでギターの弾き語りをしていました。文化祭にはフォークギターをもって「能古島の片思い」という曲を全校生徒の前で歌った記憶があります。陽水が作るメロディもいいのですが、歌詞も素敵なんですね。名曲「傘がない」は「愛している」「好きだ」など安易に言葉を使わず、純粋なラブソングになっています。「なぜか上海」では「流れないのが海なら、それを消すのが波です」という訳のわからない歌です。が、何か深い意味を含んだようにも思えるイメージが歌詞にあります。「娘がねじれる時」なんて「娘には父親が5人も居たが父親の会社には守衛も居ない。情熱と生産は反比例をし社長には8人も愛人が居た」という、なんともスゴい歌詞です。歌詞にあるように愛人は8人もいませんでしたが、マーシュ創業者の息子で、2006年まで四半世紀にわたりCEOを務めていたダン・マーシュ氏には愛人が5人いました(笑)。  続きを読む
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2017年05月15日

【クローガー】、新業態はミニスーパー!GS薬局スタバ+グローサラントにモバイルも?

170515フレッシュイーツマーケット@クローガー
■スーパーマーケット最大手のクローガーは19日、新コンセプト店「フレッシュ・イーツ・マーケット(Fresh Eats MKT)」をオープンする。オハイオ州コロンバス郊外(930 N Waggoner Rd Blacklick OH 43004)にソフトオープンで10日から営業を開始しているフレッシュ・イーツ・マーケットはコンビニエンスストア以上、スーパーマーケット以下となる小型サイズのハイブリッド店だ。340坪の店舗面積には生鮮食品などのミニスーパーにドライブスルーを併設したファーマシーやスターバックスを導入している。ガソリンスタンドも併設されておりコンビニ以上、食品スーパー以下となる補助的な役割の買い物「フィルイン(Fill-In)」サービスの業態店となっている。また店内にはメイド・ツー・オーダー(Made-to-Order)の「フレッシュ・イーツ・キッチン(Fresh Eats Kitchen)」があり、お客からの注文に応じてサンドウィッチやピザ、ブリトー、スムージーなどをその場で調理して提供している。注文は店内にある3台のタブレット端末からもカスタマイズ注文ができ、同店のアプリ経由によるモバイルオーダーも可能だ。なお、フレッシュ・イーツ・マーケット内外にシーティングエリアが設けられており、グローサラント業態にもなっている。グローサラントとはスーパーマーケットを意味するグローサリー(grocery)とレストラン(restaurant)を合わせた造語。レストランのような高品質のプリペアドミールを販売しながら店内でも食事を提供する業態で、数年前からアメリカのスーパーマーケット業界のトレンドになっている。24時間営業のフレッシュ・イーツ・マーケットのスタッフ数は60名。
 クローガーCFOのマイク・シュロットマン氏は9日、NYで開催された投資家を集めた会議でフレッシュ・イーツ・マーケットを「コンビニエンスストアは異なる業態(a different kind of convenience store)」と評している。クローガーは「クイックショップ(Kwik Shop)」や「クイックストップ(Quik Stop)」等の店名で約800店のコンビニエンスストアを展開。フレッシュ・イーツ・マーケットはあくまでもテストとしながらも、6月にはオハイオ州内に2号店目がオープンする予定で、さらに2〜3ヵ所でオープンの計画があるという。


オハイオ州コロンバスの地元局が報じた、クローガーの新業態店「フレッシュ・イーツ・マーケット(Fresh Eats MKT)」。ソフトオープンで10日から営業を開始しているフレッシュ・イーツ・マーケットはコンビニエンスストア以上、スーパーマーケット以下となる小型サイズの新業態店だ。340坪の店舗面積には生鮮食品などのミニスーパーにドライブスルーを併設したファーマシーやスターバックスを導入している。映像ではリポーターが「フレッシュ・イーツ・キッチン(Fresh Eats Kitchen)」でタブレット端末でサンドウィッチを注文している。


上記の続きとなるニュース動画。フレッシュ・イーツ・キッチンのほか、店内のスターバックスやミニ生鮮品、ワイン、カード等も映し出されている。ガソリンスタンドも併設されているミニスーパーのフレッシュ・イーツ・マーケットでは今後、クローガーが開発したミールキット「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」も販売されるだろう。店舗面積が340坪(1.2万平方フィート:12,000-square-foot)とあるが、もっと広いように感じるのは、什器が低いからだろうか?  続きを読む
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2017年05月14日

【ミールキット】、パブリクスも販売開始!ホールフーズ旗艦店で購入し調理実習が可能?

170514ミールキット@パブリクス
■スーパーマーケット最大手のクローガーがミールキット販売を拡大した。それに合わせるように大手スーパーもミールキット販売を始めている。ミールキットとは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむく手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキットは通常、直販でブルーエプロンなどのオンライン定期購入サービスを利用しての宅配となる。ミールキットのテスト販売を始めたのは、フロリダなどに1,118店を展開するパブリクス・スーパーマーケット。パブリクスはフロリダ州オーランド地区とタンパ地区の2店で同社のミールキット「エプロンズ・ミールキット(Aprons Meal Kits)」を販売している。エプロンズ・ミールキットは二人分〜四人分とあり、価格は9.99ドル〜37.99ドル。ミールは調理の簡単さに合わせ3段階に分かれており、最大でも6ステップの手順という。パブリクスは今のところエプロンズ・ミールキットを他店に拡大する計画はないとしている。ビーガン用ミールキットを扱うパープル・キャロット(Purple Carrot)と提携してボストン郊外の店舗でテスト販売を始めたホールフーズが先週、ロサンゼルスの店舗でもミールキット販売を開始した。ホールフーズのロサンゼルス・ダウンタウン旗艦店やウエストハリウッド店、ベニス店、プラヤビスタ店で扱い始めたのは昨年、創業したばかりの「ソルテッド(Salted)」。ソルテッドのミールキット価格は二人分で12ドルだ。ロサンゼルス郊外で展開するローカルスーパーのゲルソンズでも約半数のお店で販売しているという。ソルテッドではさらに提携店を増やして2018年末までに2,000店舗で販売する目標を立てている。ホールフーズやクローガーより先にミールキットを販売しているのが、アイオワ州など中西部に約240店のスーパーマーケットを展開するハイヴィーだ。「ハイヴィー・フレッシュ・ミールキット(HyVee Fresh Meal Kits)」の価格は14.99ドル(二人分)で、ハイヴィーのオンラインショッピング「ハイヴィー・アイル・オンライン(HyVee Aisles Online)」でも購入は可能となっている。
 直販から始まったミールキットはスーパーマーケットの店頭でも手軽に買えるようになり、さらに百花繚乱の競争状態となっていくだろう。  続きを読む
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2017年05月12日

【ホールフーズ】、7四半期連続の客離れ!CEOマッキー氏が上梓したタイトルがダメ?

170512ホールフーズ・ジャンボリー
■1,200店舗展開を棚上げし景気後退以降初となる店舗閉鎖を発表したホールフーズが取締役の刷新を発表した。ホールフーズは10日、パネラ・ブレッドの創業者でCEOのロン・シェイク氏やフットロッカー元CEOのケン・ヒックス氏、モーニングスターの創業者ジョー・マンスエト氏を含む新たな取締役5人を指名、取締役会会長も交代させた。客離れで低迷するホールフーズは、身売りなどで圧力をかける物言う投資家、ジェナパートナーズとの争い回避に躍起なのだ。ホールフーズはまた、2020年までに3億ドル相当のコスト削減も発表した。同社が同日発表した第2四半期(1月〜3月期)では売上高が37.4億ドルと前年同期比1.1%の増加となった。純利益は9,900万ドルとなり、前年の1.42億ドルから30.3%減と大幅に減少した。粗利益率は販促により前年同期の34.9%から34.1%と0.8ポイント減少した。一方、一般販売管理費率は前年同期の27.8%から28.3%と0.5ポイント増加したことで、営業利益率は4.6%と前年同期の6.5%から1.9ポイントも減少した。既存店・売上高前年同期比は2.8%の減少となった。既存店ベースは7四半期連続して前年を下回っている。ホールフーズは現在、アメリカを中心にイギリスとカナダを含め465店舗を展開している。その中にはロサンゼルス近郊シルバーレイク、ワシントン州ベルビュー、オレゴン州レイクオスウィーゴ、テキサス州オースティン地区にオープンした新フォーマット「365バイ・ホールフーズ・マーケット」4店も含まれている。
 ホールフーズは今年2月、業績低迷を受けて4年前に掲げた1,200店舗展開を棚上げ、9店舗に及ぶ店舗閉鎖を発表した。4月にはジェナパートナーズがホールフーズの株式9%近くを取得第2位となる株主となった。株式取得の目的として、収益が下回っているホールフーズに対して改善を求め、課題に取り組むために取締役の刷新、新フォーマット「365・バイ・ホールフーズ」の再検討、競争力を強化するためのITと運営効率の改善化をあげている。また、ホールフーズの買い手となる候補者がどれだけ支払う用意があるかなど売却を含めた戦略的選択肢も探ろうとしている。  続きを読む
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2017年05月09日

【クローガー】、ミールキット拡大!食品スーパーがミールキットを脅威に思う理由とは?

170509ミールキット@マーサスプーン
■スーパーマーケット最大手のクローガーはミールキット販売を4店舗に拡大した。ミールキットは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗う手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキットは通常、ブルーエプロンなどオンライン定期購入サービスで宅配となる。クローガーのミールキット「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」は二人分で14ドル〜18ドル。本部のあるオハイオ州シンシナティのクローガー・オークレー・マーケットプレイス店(4613 Marburg Ave. Cincinnati, OH 45209)から販売を開始し、現在までにハイドパーク店、ハーパーズ・ポイント店、シャロンビル店に拡大している。クローガーでは今後、さらにミールキット販売を拡大する一方、オークレイ店やシャロンビル店で行われているクリックリストにもプレップ+ペアドを対象商品に含めるとしている。
 急成長しているミールキットを扱う企業は増えている。生鮮品宅配サービスのアマゾンフレッシュ(AmazonFresh)は3月、マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」の取り扱いを開始。オンライン食品宅配サービスのピーポッドは、メキシコ料理の著名シェフとして知られるリック・ベイレス氏と大手食品メーカーのコナグラフーズが始めたミールキット「フロンテラ(Frontera)」から3品目の提供をシカゴ地区で開始している。すでにミールキット宅配を行っているピーポッドによると、同社のミールキット売上は昨年、前年比250%の増加だった。手軽さにより急成長しているミールキット市場は現在、150社以上が参入。調査会社パッケージ・ファクトは、ミールキットの昨年の市場規模が約15億ドル(約1690億円)と推計しており、5年後に50億ドル規模に成長すると見込んでいる。外食業界を専門にする調査会社テクノミックも、5年で10倍にも急成長すると予想。別の調査でも2025年までに350億ドル市場に成長していると試算している。
  ミールキットの急成長やクローガーのミールキット販売拡大、さらに奪われつつあるコア顧客で多くのスーパーがミールキット販売に踏み切ると予想されている。

トップ画像:マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」のプリマベラ風リゾット(Risotto Primavera)食材。出来上がりの画像を下に貼っておく。  続きを読む
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2017年05月06日

【クローガー】、1店のみでミールキットのテスト販売!12食分を調理し実食した感想は?

170506ミールキット@マーサ&マーリー・スプーン
■スーパーマーケット最大手のクローガーは本部のあるオハイオ州シンシナティの店舗でミールキットの販売を始めている。ミールキットは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。同封されているレシピに従って調理すれば、自宅でも高級レストラン並みの食事を簡単に楽しめる。クローガーがミールキット販売のテストを密かに行っているのは、2015年9月にオープンしたクローガー・オークレー・マーケットプレイス(4613 Marburg Ave. Cincinnati, OH 45209 )。クローガー・ミールキットの商品名は「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」で、プラスの文字にはナイフとフォークが使われている。またプレップ+ペアドのPOPには「100%量ってご用意(100% Measured & Prepard)」と記されている。クローガーのミールキットは二人分で14ドル〜となっている。
 手軽さにより急成長しているミールキット市場は現在、150社以上が参入している。調査会社パッケージ・ファクトは、ミールキットの昨年の市場規模が約15億ドル(約1690億円)と推計しており、5年後に50億ドル規模に成長すると見込んでいる。外食業界を専門にする調査会社テクノミックも、5年で10倍にも急成長すると予想。別の調査でも2025年までに350億ドル市場に成長していると試算している。ミールキット市場には最近、セレブとコラボしたプランが誕生している。スーパーモデルのシンディ・クロフォード氏が提案する「アーバン・レメディ&シンディクロフォード(urbanremedey/cindy-crawford)」や歌手のビヨンセさんと夫ジェイZ氏のプラン「22日間ミールキットプラン(22 Days Nutrition guided Beyonce and Jay-Z on a 22 Days Vegan Challenge)」があり、パープル・キャロット(Purple Carrot)もアメリカンフットボール選手のトム・ブレイディ氏のミールキットプランを始めている。
 宅配で行われているミールキットをホールフーズなど一部のスーパーが店頭でのテスト販売を行っている。スーパー最大手のクローガーがミールキットのテスト販売を始めたことで競合スーパーも参入する可能性が高い。

トップ画像:後藤は先日、マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」をオーダーし12食分を調理し食べてみた。画像にあるのは、エチオピアの伝統的な香辛料を使ってオーブンで揚げるバルバレ・チキンに、ほうれん草となつめやしとアーモンドのサラダの食材とレシピ。一番下に出来上がりの画像をアップしておく。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はコンサルタントやコンサルティング企業にコンサルティングを行うことがあります。誤解をしないよう強調しておきたいのですが、自分が彼らより優れているというわけでは決してありません。逆に、彼らは後藤より優れているから、コンサルティングを受けるのです。言い方を換えればコンサルティングを依頼することで、スマートに利用しているのです。なぜかというと、後藤は彼らが得られない情報やノウハウ、知見、体系を得ているから、それを利用しているというわけです。私は常に仮説と検証を実践しています。例えば先日、事前にウォルマートの「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」で注文した商品をウォルマートにピックアップに行ってきました。帰りにはサムズクラブに寄り、クラブ・ピックアップで注文した商品を「店内クラブ・ピックアップ端末(Indoor Club Pickup kiosk)」を使ってピックアップしました。  続きを読む
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2017年05月05日

【スプラウツ】、食品デフレも成長!パラサイト戦略でフロリダのパブリクスと全面戦争?

170505スプラウツ
■スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは4日、第1四半期(1月〜3月期)決算を発表した。売上高は前年同期から30店以上を出店した新規店のオープン効果で前年同期比13.8%増となる11.3億ドルだった。純利益は4,630万ドルとなり、前年同期から0.2%の微増となった。粗利益率は売上の約5割を占める生鮮品が食品デフレの影響や価格競争により値下げで29.8%となった。前年同期の30.9%から1.1ポイントも低下した。一方、一般販売管理費率と店舗運営コストなどの経費率は人件費がかさんでいることで23.4%となり本業の儲けを示す営業利益率は6.4%と、前年同期から1.4ポイントも圧迫した。既存店・売上高前年同期比は1.1%の増加だった。これにより既存店ベースは40四半期連続で前年実績を上回った。スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは第1四半期中に8店舗を新規オープンした。その中にはフロリダ州で1号店となるタンパ地区キャロルウッド店(2月オープン)や、ノースカロライナ州で初店舗となるノース・ローリー店(3月)が含まれている。同社は4月以降から既に7店をオープンしており5月4日までに15州に268店を展開している。
 スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは700坪〜800坪の売り場にオーガニック青果の生鮮品やバルク商品(ナッツ類の量り売り)、ビタミンを含むサプリメントなど18,900sku(プライベートブランドは約2,150sku)を販売する自然食品スーパー。売り場の中心に位置する青果は売上高の4分の1となる26%占め、青果を含む生鮮品は全体の50%を占めている。店舗スタッフは80〜90名となり、ストア・マネージャーにアシスタント・マネージャー、8人の部門マネージャーと5人のアシスタント部門マネージャー、オフィススタッフ等で構成されている。同社の従業員数は2.5万人以上となる。
スプラウツではアメリカ国内に約1,200店の展開が可能だとしている。  続きを読む
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2017年04月30日

【ハイヴィー】、カーブサイドピックアップ&GS併設にグローサラントなミニスーパー?

170430ハイヴィーガス
■本部にIT部門を増設し組織再編を行っているスーパーマーケットのハイヴィーが、ガソリンスタンドとファストフード店を併設した新業態店をオープンする。地元メディアが報じたところによると、340坪〜450坪の小型スーパーにはネットで購入した生鮮品などを車から降りずに受け取れるカーブサイド・ピックアップのようなドライブスルーも導入される。新業態の店名は「ハイヴィー・ファスト&フレッシュ(Hyvee Fast & Fresh)」とされているが、未だコンセプト段階で決定には至っていないという。場所は本部のあるアイオワ州ウエスト・デモイン地区でオープン時期は未定。ハイヴィーはすでに一部でガソリンスタンド併設型コンビニエンスストアをハイヴィーの駐車場に展開している。新業態はガソリンスタンド併設型のコンビニ「ハイヴィーガス(Hyvee Gas)」を拡張したミニスーパーで、注文から最短4時間でカーブサイド・ピックアップ・サービス&宅配の「ハイヴィー・アイル・オンライン(HyVee Aisles Online)」を利用でき、グローサラント業態となるファストフード店も導入するハイブリッド型だ。
 GS併設型コンビニを展開するスーパーマーケットはHEBが知られている。テキサス州とメキシコに約370店を展開するHEBは現在、110坪のコンビニエンスストア業態「HEBフュール(H-E-B Fuel)」のテスト展開を行っている。HEBフュールはガソリンスタンドを併設し、サンアントニオ郊外の主にHEBプラスの駐車場内に出店している。またセルフのカーウォッシュを持っているところもあり、最近では地元で人気のバーガーチェーン「ワッタバーガー(Whataburger)」と軒を連ね、店内でつながっているところもある。HEBはGS併設型コンビニにファストフードを合わせているが、ネットで注文した生鮮品を受け取れるカーブサイドピックアップはおこなっていない。一方、ウォルマートは110坪のGS併設型コンビニにネット注文の食品をコンビニで受け取れる「ウォルマート・ピックアップ・ウィズ・フュール(Walmart Pickup with Fuel)」をテストしている。ウォルマートはピックアップ拠点のGS併設型コンビニをアラバマ州やコロラド州のスーパーセンター近くで展開しているのだ。
 ハイヴィーはHEBやウォルマートが行うコンビニのさらに上をいくハイブリッド型ミニスーパーを展開するのだ。

トップ画像:ハイヴィーがスーパーマーケットの駐車場内で展開するガソリンスタンド併設型のコンビニエンスストアの「ハイヴィーガス(Hyvee Gas)」。

170430ハイヴィー・ファスト&フレッシュ
ハイブリッド型ミニスーパー「ハイヴィー・ファスト&フレッシュ(Hyvee Fast & Fresh)」の予想図。ガソリンスタンドとファーストフード店を持つ340坪〜450坪の小型スーパーにはネットで購入した生鮮品などを車から降りずに受け取れるカーブサイド・ピックアップのようなドライブスルー(図では左側に見えている)も導入される。  続きを読む
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2017年04月28日

【ホールフーズ】、365最新店がオースティン郊外にオープン!4店目のどこが365の2.0?

170428ホールフーズ365@シーダーパーク
■ホールフーズ・マーケットは26日、テキサス州オースティン郊外に365バイ・ホールフーズ・マーケット(365 by Whole Foods Market)をオープンした。ロサンゼルス近郊シルバーレイク、ワシントン州ベルビュー、オレゴン州レイクオスウィーゴに次いで4店舗目となる365の新店(5001 183A Toll Rd., #16, Cedar Park, Texas 78613)はオースティン・ダウンタウンから北に20マイル(約32キロメートル)のシーダーパーク地区にある「ザ・パーク(The Parke)」ショッピングセンター内(パワーセンター)にオープンした。同SC内にはディックス・スポーティング・グッズや傘下でアウトドア用品を販売するフィールド&ストリーム、ノードストロームラック、バイバイベイビー、アルタ・ビューティなどがキーテナントになっている。840坪の新店には20代〜30代のミレニアルを中心顧客に低価格を基調にした利便性の高い小型フォーマットとなっている。365はグローサラント業態でもあり、地ビールも販売するオースティンで人気のサンドウィッチ店「イージータイガー(Easy Tiger)」と、スムージーを販売でオースティンを中心にダラスにも展開しているローカルショップ「ジュースランド(JuiceLand)」が併設されている。
 低価格を訴求する365バイ・ホールフーズ・マーケットは従来のホールフーズマーケットとは多くの点で異なる。同社の割高なイメージからつけられたニックネーム「ホール・ペイチェック(Whole Paycheck:給料の大半が高額なオーガニック食品に使われるという意)」を払拭するため、一部の野菜や果物に非オーガニックを導入している。通常3万品目の品揃えであるホールフーズに対して365は8,000品目と商品を絞り込み、プライベートブランド(PB)の比率もホールフーズの10%に対して365は40%にPBを増やしお値打ち感を演出している。人件費を抑えるため、精肉ブッチャーなど店内加工を省きシーフードや精肉はプリパッケージのみとなっている他、デジタル電子棚札(Electronic Shelf Label)の導入やタブレット端末によるワイン説明など、これまで培ったエブリデーローコストオペレーションのノウハウを隅々にまで行き渡らせている。販促としてスマートフォンによるロイヤリティプログラム「マイ365リワード(My 365 Rewards)」も行われており、会員には毎日100品目が10%オフとなるディスカウントや「10個購入で1個無料」の数量割引も提供される。
 ホールフーズは365シルバーレイク店を昨年の5月、365レイクオスウィーゴ店を7月 365ベルビュー店を9月にそれぞれオープンしている。ホールフーズ創業者でCEOのジョン・マッキー氏は今年2月の決算コンファレンスで「オースティン郊外のシーダーパーク店は365の2.0のようなもの(The Cedar Park store outside of Austin is going to be kind of 365 2.0)」と語っている。なお365の5店目は今夏、ロサンゼルス郊外サンタモニカ地区(2121 Cloverfield Blvd. Santa Monica, California 90404)にオープン予定となっている。時期は明らかにされていないが、NYブルックリン(113 Flatbush Ave.Brooklyn, New York 11217)やロサンゼルス郊外ロングビーチ(Lakewood Blvd. and Carson St.Long Beach, California 90808)、ロサンゼルス近郊ノースハリウッド(Lankershim Blvd. and Otsego St.Los Angeles, California 91601)にもオープンを計画している。  続きを読む
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2017年04月24日

【ハイヴィー】、ITにグローサラントで組織を再編!コンサルタントも伯楽になる努力?

170424ハイヴィー
■アイオワ州など中西部に約240店のスーパーマーケットを展開するハイヴィーは14日、消費者の購買変化に対応できるよう組織機構改革を発表した。今回の組織再編では新たにITやヘルス&ウェルネス、レストラン開発の事業部を設ける一方、アイオワ州ウェストデモインズにある本部では、地位や役職など一部の既存ポジションを人事異動で省いていくという。50人以上の採用を予定にしているIT部門はグライムス地区にオープン予定の新施設に置かれる。企業の創造センターとしての役割を担うIT部門は、カスタマーサービスの向上となるアプリやITプログラム、顧客に役立つコンテンツなどの開発を中心に行う。残りの20名はハイヴィーのグローサラント業態となる「マーケットグリル(Market Grille)」やグルテンフリーなどのフリーフロムやオーガニックなどを扱う健康食品部門で店舗内店舗プログラム「ヘルス・マーケット(HealthMarkets)」の開発などに充当する。本部組織の再編で解消する事業部や消滅するポジションで影響を受ける人は約60人に上り、現場への人事異動やレイオフで対応していく。ハイヴィーでは解雇する本部スタッフについての詳細は明かしていない。
 従業員8.4万人を抱えるハイヴィーは中西部8州に244店舗を展開するマルチリージョナル・スーパーマーケットチェーン。1930年創業で非上場となる同社の売上高は98億ドル(約1.1兆円)。ハイヴィーのITでは、注文から最短4時間でカーブサイド・ピックアップ・サービス&宅配の「ハイヴィー・アイル・オンライン(HyVee Aisles Online)」やアプリ機能にあるデジタルクーポンから、360度回転にズームイン&アウト可能な店内マップによる商品検索サービスなども行っている。グローサラント業態で店内レストランのマーケットグリルは103ヵ所に及んでおり、スーパーのデリ部門を利用したバイキング・メニューなどグローサラントでもユニークなポジションを築いている。2001年から始めたヘルスマーケットも179店舗で展開。ヘルスマーケットはビタミンなどサプリメントやオーガニックやナチュラル、フリーフロム食品など約8,000品目の販売に、栄養士を招いた講習会などのイベントで健康情報の発信の場としても利用されている。ハイヴィーのヘルス&ウェルネス部門はグルテンフリー市場の拡大で利益の面でも貢献しているという。
 中西部のスーパーでも本部組織の再編を行わなければならないほど、売場では見えない大きな地殻変動が起こっているということだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤のコンサルティング・メソッドはユニークです。英語のことわざ「馬を水飲み場まで連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない(You can take a horse to the water, but you can't make him drink)」で喩えれば(クライアントを馬に喩えて申し訳ありません!)、馬が水を自発的に飲むメソッドです。まず水飲み場まで連れていく馬はしっかり選んでいます。選び方の一つの事例をあげれば、現地旅行エージェントから依頼があった場合、オーガナイザーなどの依頼者と直接後藤が連絡をとれるかどうかを聞くのですね。クライアントを選ぶのは、コンサルティング・スケジュールで依頼全てに応じきれない時間的な側面もあります。自発的に水を飲ませるには、自分が水を飲んでみせることです。後藤は身銭を切ってフライトを手配し現場に行き、レンタカーで独り長距離運転しながら、お店では実際に「使って」「買って」「食べてみる」を実践しています。  続きを読む
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2017年04月17日

【HEB】、GS併設型コンビニエンスストアのHEBフュール!最新店を360度で撮影?

170417HEBフュール
■テキサス州とメキシコに370店を展開するHEBはスーパーマーケットの他、様々な業態で展開している。スーパーセンターの「HEBプラス(H-E-B Plus!)」やグルメ&アップスケール・スーパーマーケットの「セントラル・マーケット(Central Market)」、倉庫型ディスカウントスーパーの「ジョーヴィーズ・スマート・ショップ(Joe V's Smart Shop)」、メキシコ人など中南米系移民をターゲットにしたスーパーマーケット「ミィ・ティエンダ(Mi Tienda)(Mi Tienda)」もある。最近ではHEBやHEBプラスの店内にカジュアル・レストラン「ツルーテキサスBBQ」などを導入したグローサラント業態も展開している。HEBは現在、コンビニエンスストア業態「HEBフュール(H-E-B Fuel)」のテスト展開を行っている。HEBフュールはガソリンスタンドを併設しており、サンアントニオ郊外の主にHEBプラスの駐車場内に出店している。またセルフのカーウォッシュを持っているところもあり、ファストフードと軒を連ね、店内でつながっているところもあるのだ。サンアントニオ郊外のフット地区に今年オープンしたばかりのHEBフュール(5000 Gattis School Rd Hutto, TX 78634 )は、HEBプラスの駐車場の敷地内にあり、店舗面積は200坪弱。給油スタンド12基にクレジットカード&コイン式で稼働するセルフのカーウォッシュもある。このHEBフュールにはテキサス州で展開するハンバーガーチェーンの「ワッタバーガー(Whataburger)」と併設され店内でつながっているのだ。HEBはHEBフュールを10ヵ所程度展開しているとみられており、ドライブスルー付き24時間営業のワッタバーガー併設店をフット地区の他、サンアントニオ郊外ライトル地区(19561 McDonald St, Lytle, TX 78052)にも展開している。なお、HEBは一部に「HEBエクスプレス(H-E-B Express)」という店名で、ガソリンスタンド併設コンビニエンスストアを展開している。
 競合ウォルマートもテキサス州ではヒューストン郊外とフォートワース郊外にあるスーパーセンターの敷地内にコンビニエンスストアをオープンしている。HEBとウォルマートのコンビニがガソリン価格を値下げして激突する日はそう遠くはないはずだ。

トップ画像:ハンバーガーチェーンの「ワッタバーガー(Whataburger)」と併設するHEBフュール・ライトル店(19561 McDonald St, Lytle, TX 78052)。HEBフュールは下の画像にあるようにHEBプラスの駐車場内にあり、セルフのカーウォッシュも持っている。  続きを読む
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