2017年01月07日

【シアーズ】、店舗閉鎖に老舗ブランドも売却!アップルがiPhoneを売却するようなもの?

170107Kマート
■シアーズ・ホールディングスは5日、150店におよぶ大規模な店舗閉鎖と同社PBで老舗工具ブランド「クラフトマン(Craftsman)」の売却を発表した。シアーズは5年以上にわたって赤字が続いており、資産売却により莫大な負債を返却しながら事業再建を図る。今回閉鎖するのはシアーズ42店とKマート108店で、今後数ヶ月間で閉店するという。同社は先月28日もシアーズ17店舗とKマート34店舗の閉鎖を発表したばかり。なお、これら店舗閉鎖による人員削減数などは発表していない。シアーズは過去5年間、店舗の閉鎖や売却、傘下企業のスピンオフなどを行ったことで2,000店以上減少させている。一方、シアーズのクラフトマンは工業・家庭用の電動工具メーカーのスタンレー・ブラック&デッカーに売却する。シアーズは売却取引の完了後、スタンレー・ブラック&デッカーに5.25億ドルを受け取り、さらに完了から3年後に2.5億を追加で得る。シアーズはまた15年間にわたってクラフトマンの売上の一部を毎年受け取ることになる。シアーズは売却後も同ブランドの販売をシアーズやKマート、オンラインストアで継続する。
 シアーズは1927年(昭和2年)、マリオン・クラフトマン・ツール社(Marion-Craftsman Tool Company)から500ドルで商標を購入し、商標登録を行ったされている。2年後となる1929年にはシアーズカタログに初めて掲載された。電動工具などの人気により1940年代からシアーズの売上を支える代表ブランドになっていった。調査会社スティーブンソンのトラックライン調査によると、クラフトマンは工具市場で大きなシェアを誇っており昨年9月時点で工具(hand tools and accessories)が26.6%、ポータブル電動工具が8.3%(portable power tool)のシェアとなっている。ただ、シアーズの苦境によりクラフトマンシェアも低迷、過去4年間で6%近くシェアを落としている。なおクラフトマンの売上90%はシアーズやKマートからで、10%はハードウェアストアのエースハードウェアやコストコからとなっている。シアーズはクラフトマンと同じく独自ブランドでカーバッテリーの「ダイハード(Diehard)」や白物家電の「ケンモア(Kenmore)」も売却の可能性も検討している。
 シアーズが5日に発表した11月12月の既存店・売上高前年同月比は12%〜13%の減少だった。

トップ画像:Kマート・ロングビーチ店。昨年9月に訪れたとき(平日の午後)お客は数人程度だった。Kマートの店舗閉鎖リストにKマート・ロングビーチ店は含まれていない。つまりここよりもお客が入っていないKマートがあるということだ。Kマートは小売業界のケガレチ?  続きを読む

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2017年01月06日

【メイシーズ】、68店閉鎖に1万人リストラ!オムニチャネル成功と勘違いした理由とは?

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■老舗デパートメントストアのメイシーズは4日、昨年8月に発表した本体デパートメントストア100店舗閉鎖で、68ヵ所の店舗を明らかにした。好調なオンラインストアに投資を向け、オムニチャネル戦略をさらに集中する。メイシーズが今春中にも閉鎖を予定しているのは1957年オープンのミシガン州ハーパーウッズ店(従業員数121名)や2006年にオープンしたカリフォルニア州シミバレーにあるメンズ・ホーム・キッズ店(105名)の65店舗。カリフォルニア州ノースハリウッド店(105名)など3店舗は昨年中に閉鎖しているという。店舗閉鎖でメイシーズ本体の店舗数は660店となる。人事では店舗スクラップに伴い販売スタッフなど約5,300人が影響をうけ、そのうち3,900人がリストラ対象となる。また店舗閉鎖によるリストラとは別に、メイシーズはマネジメントの合理化で中間管理職など6,200人を解雇する。63店舗の閉鎖で売上高5.75億ドルが減少、第4四半期(11月〜1月期)中の店舗スクラップによるコスト負担を2.5億ドル計上する。メイシーズは不採算店の閉鎖で年間5.5億ドルのコストを節約できるとしており、2.5億ドルはオンラインストアなどIT投資に向ける。メイシーズはまた年末商戦となる11月と12月期の既存店・売上高前年同期比が2.7%の減少だったことを発表した。サングラスハットなど店舗内店舗のライセンス事業を含めた既存店ベースは2.1%減だった。第4四半期(11月〜1月期)の既存店ベースが前年を下回れば8四半期連続の減少となる。
 一方、メイシーズは2年前に買収した高級美容・スキンケア用品スパチェーンのブルーマーキュリーの展開を急ぎ、新たに50店舗を追加出店する。ブルーマーキュリーはスタンドアローン展開の他にメイシーズで店舗内店舗の出店も行っている。同社はまた処分品や返品などを扱うオフプライス業態「メイシーズ・バックステージ(Macy's Backstage)」も50店舗を新規出店する。平均店舗面積が840坪となるメイシーズ・バックステージは婦人服や紳士服、子供服、下着、靴、アクセサリー、ジュエリー、ホームファーニッシング(小型家具や室内装飾品)などを扱い通常価格の20%〜80%オフで提供する業態。

トップ画像:メイシーズ旗艦店のNYヘラルドスクエア店。メイシーズのオンラインストアは二桁成長しているが、店舗売上は低迷している。メイシーズではO2Oなどオムニチャネル戦略が上手くいっていない。オムニチャネル化が失敗している理由はメイシーズの旗艦店を見てもわかるのだ。  続きを読む
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2016年12月14日

【ニーマンマーカス】、レント・ザ・ランウェイ導入!レンタルがミレニアル層の入り口?

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■高級デパートメントストアのニーマンマーカスは先月16日、サンフランシスコのユニオンスクエア店にデザイナーズ・ブランドを中心に取り扱うファッション・レンタル・サービスのレント・ザ・ランウェイ(Rent the Runway)をオープンした。ミレニアル世代を顧客に持つレント・ザ・ランウェイと提携することで、ニーマンマーカスは高齢化する顧客の若返りを図る。80坪の店舗内店舗としてオープンしたレント・ザ・ランウェイは2009年にオンラインストアとして起業、3年前には実店舗でのレンタル・サービスも開始している。すでに会員数は600万人以上となり、実店舗はニューヨークやロサンゼルスなど8ヵ所で展開している。レント・ザ・ランウェイのビジネスモデルは、若い女性が憧れる高級デザイナー・ドレスなどをオンラインや実店舗を通じて手頃な価格で貸し出すことにある。利用者はサイトやアプリ経由でカテゴリーやオケージョン、レンタル予定日などから検索。レントしたいアイテムを見つけたら、サイズやレンタル期間(4日間もしくは8日間)、到着日を指定して予約する。リターンは受け取ったときの専用ケースにアイテムを入れ、宅配企業UPSの拠点もしくは実店舗に返却をする。クリーニングは必要ない。レンタル価格帯は商品によって異なり、ドレスなどウェアが40ドル〜130ドでアクセサリー類は10ドル〜150ドルとなる。レンタル料金にはリターン用の配送費と5ドルの保険料も含まれる。レント・ザ・ランウェイには月額139ドルで借り放題のプランもある。ダイアン・フォン・ファステンバーグやデレック・ラム、ジェイソン・ウーなどのブランドを一度に最大3品まで手元に置いておくことができる。ニーマンマーカスのレント・ザ・ランウェイでは400以上のファッションブランドを扱っており、1回30ドル〜75ドルでスタイリングを依頼することも可能だ。ウォークイン・クロゼットをイメージさせる売場にはアップルのジーニアスバーのようなRTRバーがあり、アイテム交換からファッションアドバイスの相談も受け付けている。ニーマンマーカスでは来年中にも他の店舗にレント・ザ・ランウェイを展開するとしている。
 ニーマンマーカスが13日に発表した第1四半期(8月〜10月期)ではドル高や小売環境の変化により売上高が7.4%減となる10.8億ドルだった。純損益は2,350万ドルの赤字で前年同期の1,050万ドルの赤字から大幅に増加した。オンライン売上を含む既存店・売上高前年同期比は8%減だった。なお、前年度は売上高が2.9%減となる49.5億ドルで純利益は1,500万の黒字から4.1億ドルの赤字となっている。既存店・前年比は4.1%の減少だった。  続きを読む
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2016年12月09日

【Eギフティング】、リアルなギフトほど手間はなくギフトカードほど味気なくないギフト?

161209Eギフティング事例@メイシーズ
■年末商戦で贈り物として人気上位となるのはギフトカードだ。全米小売業協会(NRF)が2016年11月に発表した調査によると、年末商戦中に一人当たり平均で157.13ドルをギフトカードに支出し、総支出額が275億ドル(約3.1兆円)と見込んでいる。NRFがギフトカード調査を開始した2003年からは実に80%以上の増加だ。ただ一方でプレゼントの箱を開けたらギフトカード1枚というのも少々味気ない。贈り手側の一方的な思い込みによるプレゼントを受け取ることもなく、ギフトカードの金額で自分の好きなモノを購入できるのは何よりありがたい。ギフトカードだと、お店に返品レシートをもって返品する手間もない。けれど店の名前の入ったクレジットカードサイズのギフトカードや綺麗にデザインされたeギフトカードも、どこか無味乾燥で素っ気ない。贅沢かもしれないが、贈り手側はそもそも何を贈りたかったのか知りたい気持ちもある。贈り手がプレゼントを購入するとき、自分をイメージして自分に合う贈り物を選んでくれる。自分の好きなものが間違っていても嬉しかったりする。服などを選ぶと、贈り手側の自分に対するイメージが分かり楽しいのだ。リアルなプレゼントを買うほど手間がかからず、ギフトカードほど味気なくないギフトがデパートメントストアなどのオンラインサイトに登場している。
 Eコマースサイトに決済技術を提供するループコマース(Loop Commerce)は、メイシーズやニーマンマーカスなどにeギフティング・ソリューションを提供している。ループコマースのeギフティングとは、贈り手がサイトで贈りたい商品を選択してeギフトとして相手側のメールアドレスとメッセージを入力し決済すると、相手にプレゼント通知が届く仕組みだ。貰い手はサイズや好みの色などオプションを選び、自分の住所を入力する。商品そのものを他の商品にも交換可能だ。これにより贈り手は相手の気に入った色やサイズのギフトを住所を聞かずとも家に届けることができる。貰い手もギフトカードやeギフトカードのような素っ気なさを感じないし、贈り手の「これを贈りたかったのか」を理解できる。なお、ロープコマースのeギフティングを採用しているECサイトにはメイシーズやサックスフィフスアヴェニューの他にニーマンマーカス、バーグドルフ・グッドマンなどのデパートメントストアがある。またランコムやコーチなどのメーカーのECサイトもeギフティングを導入しているようだ。
 ループコマースのeギフティング・ソリューションは今後も拡大が予想されており、日本のECサイトでも導入可能だろう。

トップ画像:メイシーズ・コムで販売されているラルフローレンのボートネック・セーター(Cable-Knit Boat-Neck Sweater)事例。矢印にある「このアイテムをEギフトで購入(E-GIFT THIS ITEM)」をクリック後、相手側のメールアドレスとメッセージを入力し決済すると相手にプレゼント通知が届く。貰い手はサイズや好みの色などオプションを選び、自分の住所を入力する。商品そのものを他の商品にも交換可能だ。これにより贈り手は相手の気に入った色やサイズのギフトを住所を聞かずとも家に届けることができる。また、ギフトカードやeギフトカードのような素っ気なさを感じないし、贈り手の「これを贈りたかったのか」を理解できるのだ。


Eギフティングのランコム事例動画。口紅を贈るときも相手のメルアドとメッセージを入力後に決済。貰い手は好きなスタイルやシェードを選択し、住所を入力するだけだ。他の化粧品にも交換は可能だ。  続きを読む
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2016年11月13日

【メイシーズ】、7四半期連続で店売上低迷!アップルストアがオムニチャネル失敗を隠す?

161113アップルストア@メイシーズ
■メイシーズが10日に発表した第3四半期(8月〜10月期)では、ECが引き続き好調ながら店舗での売上に生かされていない結果となった。売上高は41店舗閉鎖したことを受け56.3億ドルと前年同期の58.7億ドルから4.2%の減少となった。純利益は1,500万ドルと前年同期の1.17億ドルから87%も減少した。粗利益率は39.9%と前年同期から横ばいだったものの、一般販売管理費率がリストラやオムニチャネル推進により34.1%と前年同期(32.4%)から1.7%も増加した。経費増で利益を圧迫したことで本業の儲けを示す営業利益率は前年同期の6.1%から2.9%に大幅に減少した。メイシーズ店内で展開する提携業者からのコミッションを除く既存店・売上高前年同期比は3.3%の減少だった。前年同期の既存店ベースは3.6%の減少だった。靴やフレグランスなどが好調だったが、ハンドバックや化粧品、ファッションウォッチの下落が響いた。既存店ベースの減少は7四半期連続となっており、リーマンショック時に記録した11四半期連続前年割れに迫っている。なお、メイシーズ・コムとブルーミングデールズ・コムのEコマースは二桁成長を維持していると明かすも詳細な数字は控えている。
 メイシーズでは改善策としてオフプライス業態「バックステージ」の新規出店やスキンケア用品スパチェーンの「ブルーマーキュリー」のメイシーズ店内への導入を進めているほか、店内でテストしているジュエリーストアを増加させている。一方でメイシーズは8月に2017年に本体のデパートメントストア100店舗を閉鎖することを発表した。

トップ画像:メイシーズ旗艦店(NYヘラルドスクエア店)に先月オープンしたばかりのミニ・アップルストア。  続きを読む
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2016年10月24日

【ノードストローム】、試着の予約はリザーブ&トライ!ベテラン販売員ほど煙たく思う?

161024リザーブ&トライ@ノードストローム
■高級デパートメントストアのノードストロームは、試着用の取り置きサービス「リザーブ&トライ・イン・ストア(Reserve & Try In Store)」のテストを行っている。リザーブ&トライとも呼ばれるオンライン・ツー・オフライン(Online to Offline:オンラインからリアル店舗のオフラインへ顧客を誘導する戦略)でリアル店舗の売上を増加させる。ワシントン州シアトル市内にあるノードストローム旗艦店で行われているリザーブ&トライは、試着用に衣類などを予約しておくもの。同社のアプリから試着したい衣類のカラーやサイズを選び予約を行う。店舗では試着室近くにある「オーダー・ピックアップ(Order Pickup)」で商品を受け取って試着する。予約は無料で10着まで取り置くことが可能。また予約から試着まで最短2時間ででき、取り置きは翌日の閉店までとなっている。
 ノードストロームが8月に発表した第2四半期(5月〜7月期)では35.9億ドルと前年同期の36.0億ドルから0.1%減少した。同社では毎年恒例となるアニバーサリーセールが第3四半期にずれ込んだことで売上が減少した。純利益は44.5%減益となる1.17億ドルだった。既存店・売上高前年同期比は1.2%の減少となった。フルプライス・デパートメントストアのノードストロームの売上高は26.6億ドルと前年同期比2.8%の減少となった。売上内訳は118店舗となる実店舗が前年同期比6.5%減少して19.8億ドル、一方のオンラインストアのノードストローム・コム(Nordstrom.com)は同9.4%増となる6.8億ドルだった。同社は3月、IT関連のスタッフ約150人の人員削減を行っており、第2四半期も本部および地域のサポート部門スタッフ約400人のレイオフを行っていた。ノードストロームは傘下にオフプライスストアのノードストローム・ラックやそのオンラインストアのノードストローム・ラック・コム/オートルック(Nordstromrack.com/HauteLook)などを持つ。
 ノードストロームのリザーブ&トライに似たオムニチャネル・サービス展開はGAPでも3年前から行っている。GAPとバナナリパブリックで行っている「リザーブ・イン・ストア(Reserve in Store)」は取り置きから試着まで最短30分で行うことができ、取り置き期間は翌日の営業時間までとなっている。GAPのリザーブ・イン・ストアは最大5着まで取り置き可能だ。

トップ画像:ノードストローム・アプリの試着用の取り置きサービス「リザーブ&トライ・イン・ストア(Reserve & Try In Store)」スクリーンショット。利用の仕方は1)最寄りのノードストロームでアプリ経由で試着予約をして、2)メールで2時間以内に準備完了で通知し、3)商品を受け取って試着する。ワシントン州シアトル市内にあるノードストローム旗艦店などでテスト展開を行っており、テスト後は全店に展開する予定だ。  続きを読む
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2016年10月05日

【Kマート】、全店閉鎖の記事や噂を否定!も霊能者が絶対近づきたくない心霊スポット?

161005Kマート
■シアーズ・ホールディングスCEOで会長のエディ・ランパート氏は3日、Kマート全店閉鎖の計画がないことを明言した。赤字続きのKマートは、数多くの店舗を閉鎖しており、市場アナリストからは事業存続を危ぶまれていた他、現従業員からも店舗運営の困難さの告発がネット上で相次いでいた。ランパート氏は同社のブログで「Kマート事業を閉鎖する計画はありません」とし、「Kマートではリワードプログラムの『ショップ・ユア・ウェイ(Shop Your Way)』を統合するなど、もっと楽しく買い物ができるように努力しています。レポートや一部に示唆するような記事は無責任であり、不正確なレポートで上手く利用する人にはメリットがありますが、私たちの会社を傷つけるものです」と記している。また「700店以上のKマートは引き続き運営をつづけていきますし、これらの多くの店は黒字であり、何年にもわたって収益をもたらしています。不採算店舗の改善に着手しており、採算が合わない店舗は今後も閉鎖していきます。不採算店の改善には在庫を減らすなど不良在庫の一掃で運営を効率化しています」とあり、「閉店は決してやさしい決断でありませんが、買い物の仕方が大きな変化を遂げていることも承知しています」としている。
 シアーズ・ホールディングスが8月にに発表した第2四半期(5月〜7月期)決算は、売上高が前年同期比9%減の56.6億ドルで最終損益は3.95億ドルの赤字だった。国内の既存店・売上高前年同期比はKマートが3.3%の減少、シアーズは7.0%の減少と不振が続いている。同社では5月、プライベートブランドの家電の「ケンモア」や日曜大工ツール用品の「クラフツマン」、自動車バッテリーの「ダイハード」について売却などの可能性を探ることを発表。すでに約80店の不採算店を閉鎖しているものの、客離れから売上高の減少と負債の拡大がとまらない状態に陥っている。金融機関のエバーコアISIのアナリストなどはシアーズがより大きな流動性の危機に瀕しており、企業清算が時間の問題と指摘している他、調査会社のプロスパー・インサイト&アナリティクスのアナリストも「シアーズはまさしく文字通りに絶滅しかけている」とのレポートを経済誌に掲載している。またKマートで働く従業員は、売場やバックルームに在庫が溢れるかえる一方で、レイオフや労働時間の短縮、経年劣化による店内の損傷などの窮状をネットや経済誌の取材で訴えている。

トップ画像:ロングビーチにあるKマート。広い駐車場にも関わらず、店の前に車は数えるほどしか止まっていない。月曜日の昼過ぎの客数は10名以下だろう。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤がアメリカに留学でやってきたのは1985年3月初め。ロサンゼルス国際空港からロングビーチのレストランに行き、そこでホームステイ先のホストにピックアップしてもらいました。今でもホフス・ハット・レストラン&ベーカリー(Hof's Hut Restaurant & Bakery)の前を通ると当時のことを思い出します。ホフスハットから道を挟んであったショッピングセンターには、バロックスというデパートメントストアにバラエティストアのウールワース(F. W. Woolworth Company)が核テナントとなったコミュニティーSCがありました。スーパーマーケットはボンズではなくセーフウェイがあったのです。1985年とはいえ、バーコードではなく、古い手打ちレジで、衝撃を覚えたことも記憶しています。音楽からも当時の記憶がよみがえります。MTVやラジオでよく流れていたのがロックバンド「ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears For Fears)」の「シャウト(Shout)」。  続きを読む
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2016年09月12日

【メイシーズ】、ヘラルド・スクエア店にアップル!ロレックスよりアップル・ウォッチ?

160912メイシーズ@ヘラルドスクエア
■150年以上の歴史を持つメイシーズはアップルと提携し、デパートメントストア内にアップルストアを開店する。メイシーズは8日、ニューヨークシティのメイシーズ・ヘラルド・スクエア店にアップルストアを導入し、他の店舗にもポップアップストアをオープンすることを発表した。ニューヨークで開かれた「ゴールドマンサックス年次小売コンファレンス(Goldman Sachs 23rd Global Annual Retailing Conference)」に出席したメイシーズ次期CEOジェフ・ゲネット氏が明かしたところによると、すでにアップルと提携を済ませており、10月からヘラルド・スクエア旗艦店でアップル・ウォッチ・シリーズ1やシリーズ2、アップル・ウォッチ・ナイキプラス、アイフォン、アイパッド、マックブック、アクセサリー類まで取り扱う。年末商戦に合わせてサンクスギビングまでに180店以上のメイシーズでアップルのポップアップストアを導入する。メイシーズはアップルだけでなくスターバックスの拡大も明らかにしており、メイシーズ内に現在49ヵ所あるスターバックスを他の店舗でも積極的に導入していくとしている。メイシーズは昨年、ベストバイと提携し、メイシーズの店内にベストバイの店舗内店舗をオープンしている。メイシーズの10ヵ所でテストされているショップ・イン・ショップは8坪程度の広さ。ベストバイの専任スタッフが常駐し、サムソンのスマートフォンやタブレット、スマートウォッチ、ブルーツース・スピーカー、ヘッドフォンなどを販売している。メイシーズはまた「レイバン」や「オークリー」を傘下に持つ眼鏡・サングラスの世界最大手ルクソティカ(イタリア)と提携しており、店内に「サングラスハット」や「レンズクラフターズ」の売場を拡大中だ。
 メイシーズは先月、2017年初めに不採算の約100店を閉鎖することを発表した。メイシーズが発表した第2四半期(5月〜7月期)の売上高は前年同期と比べ6四半期連続で減収になるなど業績不振が続いている。なお閉鎖店は全店舗の約14%を占め、閉鎖後のメイシーズ店舗数は630店を切ることになる。

トップ画像:メイシーズ・ヘラルド・スクエア店。今年の年末商戦ではアップル製品を扱うことで集客力を回復させる。  続きを読む
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2016年09月04日

【JCペニー】、再建はホームデポをパクれ!デパートもプロジェクト・シンプルで復活?

160904JCペニー
■JCペニーが復活の兆しを見せている。JCペニーが先月12日に発表した第2四半期(5月〜7月期)決算では既存店・売上高前年同期比が2.2%の増加となった。前年同期は4.1%の増加。ショッピングセンターなどに出店する多くのチェーンストアが既存店ベースで前年を下回る中、モールで核テナントになるJCペニーは好決算となったのだ。売上高は29.2億ドルと前年同期比1.5%の増加だった。最終損益は5,600万ドルの赤字だったが、赤字幅は前年同期の半分に減少したのだ。同社は2四半期連続して赤字幅を減少させている。化粧品販売チェーンのセフォラとの提携の効果に靴やハンドバッグなどの販売が堅調で、シアーズのお客がJCペニーに流れているのだ。JCペニーは2016年中にセフォラを店内に60ヵ所導入する計画を発表している。JCペニーの足元はまだ心もとないものの、今年度の決算では4年ぶりに黒字化が期待されているのだ。JCペニーの再建を指揮しているのが、ホームデポの役員から昨年8月1日に同社CEOに就任したマービン・エリソン氏だ。エリソン氏はホームデポに2002年入社。2008年からエクゼクティブ・バイス・プレジデントに就任、ホームデポでは創業以来初となる黒人役員だった。10年以上に亘るホームデポ再建の軌跡がJCペニーにも生かされようとしている。それが先月17日に行われた投資家を集めたプレゼンテーション資料で図らずも表面化することになったのだ。
 ホームデポは2013年、「プロジェクト・シンプル(Project Simple)」を導入し、スタッフによるミーティングやメール報告、報告書の作成など不要なバックオフィス業務を削減し、売り場での接客を重視する政策をとった。この結果、スタッフの実働の約60%が接客時間に当てられるようになった。そして接客時間の多くを「ネットでつながっているお客様のためのカスタマーFIRST(Customer FIRST for the Interconnected Customer)」にも割り当てられたのだ。このイニシアチブでは、オンライン注文&ストアピックアップや店からオンライン注文&ストアピックアップするお客に接客することで、ストレスのないシームレスなオムニチャネルを実現しているのだ。つまり、ホームデポはオンライン上で顧客との接点を複数もち接する面も広げ、リアルでは接客時間を長くとり、店内での注文や受け渡し応対をシンプルにし、顧客からの評判を上げている。ホームデポは現在、プロジェクト・シンプルの戦略によりオムニチャネル化を推進し、業績も絶好調を維持している。JCペニーでは、このプロジェクト・シンプルと同一のワードが直近の投資家を集めた会議にて披露されたのだ。
 JCペニーは店舗スタッフの実働の60%が接客に当てられるようにするため、タスクと呼ばれるバックオフィス業務の簡素化を行っている。例えば店長が受け取る本社からのメールを極めて重要な案件に絞る一方、金曜日〜日曜日は本社から店へのメール送信を禁止した。これにより、細々した指示に煩わせることなく、カスタマーサービス向上に集中できるようにしたのだ。これまでのように本社役員が現場に訪れたとき「やるべきリスト(to-do list)」指示を禁止し、業務を簡素化するための「やるべきリスト」を役員が現場から得るようにする。現場がカスタマーサービスに集中できるようにするため、その妨げとなる役員訪問を禁止できる権限もあたえている。
 ホームデポのプロジェクトシンプルがJCペニーのカスタマーサービスを向上させ、同社を復活させるのか、業界は注視している。  続きを読む
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2016年08月12日

【メイシーズ】、160年で黒歴史な100店閉鎖!意識改革のないオムニチャネル化は間違い?

160812メイシーズ
■老舗デパートメントストアのメイシーズは11日、2017年に本体のデパートメントストア100店舗を閉鎖することを発表した。実店舗の低迷を受けネットとリアル店を融合したオムニチャネル化を加速しブランド価値を高めるのが狙い。メイシーズ店舗数の15%にあたる100店舗の閉鎖は売上規模で4%を占め、160年近い歴史を持つ同社としては最大の店舗スクラップとなる。閉鎖となる店舗やリストラ人員数についての詳細は明かされていない。2017年度の第1四半期末に現CEOのテリー・ラングレン氏からCEO職を引き継ぐジェフ・ゲネット社長は「100店舗の店舗閉鎖は、実店舗の役割や私たちが提供している買い物体験のクォリティ、成長事業への投資の在り方について自分たちの考えを推し進めたことを表しています」と語っており、「短期的には事業中核の売上高が縮小しますが、成し遂げる変化は既存店売上をより迅速に押し上げ、チェーンストアの中では抜きんでた利益を生み出します」と述べている。なおメイシーズは昨年度末に発表した41店舗の閉鎖を含め、過去6年間で90店を閉鎖している。
 メイシーズが同日に発表した第2四半期(5月〜7月期)決算では店舗閉鎖により大幅な減益となった。売上高は58.7億ドルと前年同期の61.0億ドルから3.9%の減少。純利益は1,100万ドルとなり、前年同期の2.17億ドルから純利益は96%減少した。粗利益率は40.9%と前年同期から横ばいだったが、店舗閉鎖にかかった費用が2.49億ドル(売上の4.3%)計上され、利益を大幅に圧迫した。既存店・売上高前年同期比は2.6%の減少だった。メイシーズの既存店ベースは6四半期連続で前年を下回っている。メイシーズは45州に880店を展開しており、本体となるメイシーズ・デパートメントストアの675店の他、高級デパートメントストアのブルーミングデールズやブルーミングデールズ・アウトレット、オフプライス業態のメイシーズ・バックステージ、高級美容・スキンケア用品スパチェーンのブルーマーキュリーを展開している。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。大手チェーンストアにとってオムニチャネル・リテーリングは選択の余地なく導入されなければなりません。しかし、日本に伝わっているオムニチャネル・リテーリングは誤ったものが数多く見受けられます。一つには日本国内のEコマースのみには精通しているものの、オムニチャネルを記事でしか知らない専門家が少なくないことです。オムニチャネル・リテーリングのプラットフォームにある6つのステップとなる「ボッシュ(BOSH)」「ボロス(BOROS)」「ボリス(BORIS)」「ボピス(BOPIS)」「ボス(BOSS)」「ボドフス(BODFS)」のうちボッシュとボロス以外の4つは店舗オペレーションが深くかかわってきます。主に倉庫オペレーションとなるEコマースと倉庫と店舗オペレーションを融合させるオムニチャネルではまったくオペレーションレベルが変わってくるのです。言い換えればEコマースの延長線にオムニチャネルはないのですね。  続きを読む
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2016年07月18日

【オフプライス】、アンアマゾナブル!オフプライス業態の全てがアマゾン耐性ではない?

160718ノードストロームラック@NY
■アマゾンによって多くのチェーンストアがネガティブな影響を受けているが、ほとんど影響を受けていない業態がある。オププライス業態だ。オフプライス(Off-Price)は有名ブランドの売れ残り品や返品、メーカー処分品を低価格で提供する業態。オフプライス企業にはTJマックスやロスストアなどがあり、デパートメントストアのオフプライス業態ではノードストローム・ラックやサックス・フィフス・アベニューのサックス・オフフィフス(Saks OFF 5TH)、ニーマンマーカスのラストコール・アウトレットストア(Last Call Outlet Store)が展開している。いずれもオフプライスの店舗数が本体のデパートメントストアを上回っており、ノードストローム・ラックは坪あたりの売上高が本体のデパートメントストアを凌いでいる。最近ではオフプライス業態の「メイシーズ・バックステージ(Macy's Backstage)」を6店舗展開するメイシーズが今年度中に新たに9ヵ所オープンすると発表している。
 調査会社NPDグループの最近の調査によると、オフプライス業態店のお客は、デパートメントストからアパレル専門店まですべてのファッション購入者の75%を占めている。オフプライス業態店の客数は増加傾向にあり、2016年4月までの1年間のオフプライス業態店の来客数は前年に比べて4%増加したという。オフプライス業態の顧客の半数以上が45歳以上の年齢層で、次に25歳〜34歳の16%となっている。どちらの層も増加しており、特にデパートメントストアからのお客が多いとしている。成長率ではアマゾンなどオンラインストアに次いでオフプライス業態が伸びているという。なお、投資・調査会社のコーヘン&カンパニーは昨年7月、アマゾンが2017年にメーシーズを抜いて全米トップのファッション小売企業になるとの予測を発表。マーケットリサーチ会社の360piによるとアマゾンの衣類や靴、ジュエリー(Clothing, Shoes & Jewelry)の品揃えは3,300万品目にも及ぶとしている。
 アマゾンに対してネガティブな影響を受けない、耐性のある小売企業を「アンアマゾナブル(un-Amazonable)」と呼ばれているが、TJマックスやロススストアなどオフプライス業態がアンアマゾナブルとして挙げられている。  続きを読む
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2016年05月13日

【メイシーズ】、EC伸びても既存店減Q1!優秀なコンサルタントに出された課題とは?

160513メイシーズ
■メイシーズが11日に発表した第1四半期(2月〜4月期)では、全体的に消費意欲が低下しているや海外客の減少で、減収減益に加えて既存店ベースもリーマンショック以来の下げ幅となった。売上高は昨年、41店舗閉鎖したことを受け57.5億ドルと前年同期の62.3億ドルから7.4%の減少となった。純利益は1.16億ドルと前年同期の1.93億ドルから40%も減少した。粗利益率は39.1%と前年同期の39.0%から0.1%増加したものの、一般販売管理費率がリストラやオムニチャネル推進により34.1%と前年同期(32.4%)から1.7%も増加した。経費増で利益を圧迫したことで本業の儲けを示す営業利益率は前年の6.6%から4.8%に減少した。既存店・売上高前年同期比は客単価が0.9%増加したものの客数が7%下がり、6.1%の減少となった。既存店ベースの減少は5四半期連続で、6%を超える下げ幅はリーマンショック以来。宝石やドレス、フレグランスなどが売り上げを支えたが、ハンドバッグや婦人靴、子供服などが不振だった。なお、Eコマースは二桁成長を維持しているという。
 メイシーズでは改善策として、現在6店のオフプライス業態「バックステージ」を今年度中に新たに9ヵ所オープンする。高級美容・スキンケア用品スパチェーンのブルーマーキュリーをメイシーズ店内に22ヵ所設けるほか、店内でテストしているジュエリーストア350ヵ所まで増やす。新ブランドとして、エルトンジョンとレディガガとコラボしたファッションブランド「ラブ・ブレイブリー(Love Bravery)」の他、スノーボードとスケートボードなどXゲームのメダリスト、ショーン・ホワイトと提携した紳士服ブランド「WHTスペース(WHT Space)」の発売も予定している。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ここのところ、コンサルタントから同じ相談を受けることが増えています。同じ相談とはオムニチャネル・リテーリングについてです。共通するのが、オムニチャネルにあまり理解していないのです。一つの背景にあるのはメイシーズの低迷でしょう。数年前、メイシーズはオムニチャネルの成功事例として日本で紹介されました。メイシーズをオムニチャネルの先駆者や成功事例として扱った記事は、現地の事情に精通していない人が書いたのです。当時はEコマースの成長と共に既存店ベースも高い増加を示していたため、オムニチャネルが上手くいっていると勘違いしてしまったのです。しかし、既存店ベースをグラフに取ると分かるのですが、成長が鈍化するどころか最近は前年を下回っている状態が続いています。メイシーズをオムニチャネル化の成功事例として紹介していたコンサルタントが「???」と迷路に迷い込んでしまったのです。  続きを読む
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2016年04月21日

【ノードストローム】、最大400人リストラ!オムニチャネル化でビジネスモデルも変更?

160421ラック
■高級デパートメントストアのノードストロームは18日、第2四半期(5月〜7月期)末までに350人〜400人の人員削減を行うと発表した。同社CEOのブレイク・ノードストローム氏は今回の人員削減計画について「目標達成に最適なポジションを確保して、より機敏で効率的な組織運営を行うため」としている。リストラの対象となるのは、本部および地域のサポート部門スタッフ。売り場スタッフのレイオフはない。人員削減の結果、約6,000万ドルのコストが節約できるという。同社が業界に先駆けて取り組んできたオンラインストアからの売上は、全体売上に占める割合が5年前の8%から20%に増加しているが、リアル店舗の売上は減少している。同社は3月、ITに関わるテクノロジーチーム130人を削減したばかり。今年に入ってメイシーズやウォルマート、JCペニー、ニーマン・マーカス、ターゲットなどで数百人規模のリストラが続いている。
 ノードストロームが2月18日に発表した第4四半期(11月〜1月期)では、売上高が41.4億ドルと前年同期比5.2%の増加となった。純利益は1.8億ドルと前年の2.6億ドルから約30%の減益となった。オンライン売上高が増加していることで粗利益率は34.8%と前年同期から1.8%減少している。一方、一般販売管理費率は前年同期から0.7%増加し、28.2%だった。既存店・売上高前年同期比は1%の増加だった。業態別ではノードストローム本体の売上高は2.5%の減少で既存店ベースは3.2%の減少。ノードストローム・コムの売高は前年同期から11%の増加だった。オフプライスのノードストローム・ラックの売上高は店数増により6.9%の増加。一方、既存店ベースは3.0%の減少だった。ラックのオンラインストアとオートルック(HauteLook)の売上高は前年同期から50%の増加だった。
 ノードストロームは国内39州に本体のデパートメントストアを118店、ラックを194店を展開している。

トップ画像:ノードストロームのオフプライス業態、ノードストローム・ラック。成長が続いていたラックは既存店・売上高前年比で初めて前年を割り込んでしまった。一方でラックのオンラインストアは50%近い成長となっている。  続きを読む
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2016年04月01日

【メイシーズ】、リーマンショック以来の既存店減!CEOのジェット機費用はいくらか?

160401メイシーズ@NY
■老舗デパートメントストアのメイシーズが冴えない。同社が2月23日に発表した第4四半期(11月〜1月期)決算では暖冬だったこともあり減収減益であった。売上高は86.7億ドルで前年同期の93.6億ドルから5.3%の減少。冬物の売上不振に店舗閉鎖が売上を圧迫した。純利益も5.43億ドルと前年同期比31.5%の減少となった。一般販売管理費率は前年同期と横ばいの24.8%だったが、ワンデーセールやクーポンを乱発したことで粗利益率が前年同期の40.3%から37.4%と3%近くも減少した。店舗スクラップなどの費用もかさみ営業利益は10.6%となり、前年同期から4%も下がる結果となったのだ。純益を押し下げたのだ。既存店・売上高前年同期比は記録的な暖冬でコートやセーターなど冬物衣料が不振で4.8%の減少となった。なお、オンラインストア売上は前年同期から二桁の成長と発表している。メイシーズの通年ベースでも減収減益だ。売上高は270.8億ドルで前年から3.7%の減少、純利益も15.3億ドルから10.7億ドルと約30%の減少だった。粗利益率も前年の40%から39.1%に減少する一方で一般販売管理比率が30.5%と前年から0.8%も膨れたことで利益を圧迫した。営業利益率も前年の10%から7.5%と2.5%も減少した。既存店ベースは3%の減少となりリーマンショック以来、初めて前年を下回った。
 メイシーズは本体のデパートメントストアを45州に730店を展開している他、ブルーミングデールズを38店、オフプライスストアのバックステージを6店、ブルーミングデールズ・アウトレットを16店、1年前に買収した高級美容・スキンケア用品スパチェーンのブルーマーキュリーを77店展開している。  続きを読む
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2016年02月10日

【シアーズ】、実に姑息な50店スクラップ発表!寄付品販売のグッドウィルより人気なし?

160210シアーズ
■シアーズ・ホールディングスは9日、第4四半期(11月〜1月期)決算の一部データを発表した。年末商戦を含む売上高は73億ドルと前年同期比9.9%の減少となり、74.3億ドルを見込んでいた市場予想をも下回った。既存店・売上高前年同期比は7.1%の減少となり、内訳はシアーズが6.9%の減少、Kマートは7.2%の減少だった。例年に比べて天候が暖かかったことや価格競争の激化で衣料品などの販売が振るわなかった。通年では売上高が251億ドルと前年の312億ドルから約20%の減少となった。既存店・売上高前年比は9.2%の減少となった。シアーズの既存店ベースは11.1%減、Kマートは同7.3%の減少だった。年末商戦の売上不振を受けシアーズは2016年度中、5.5億ドル〜6.5億ドルのコストカットを行い、店舗などの資産3億ドルを売却することを発表した。また先ごろ、発表されていた不採算店50ヵ所以上のスクラップも予定より早めるとしている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。上記の記事で「アレ?」と思ったのが「先ごろ、発表されていた不採算店50ヵ所以上のスクラップも予定より早めるとしている」という部分。シアーズはいつ不採算店舗50ヵ所の閉鎖を発表したのだろう?と後藤は疑問を持ったのです。原文は"We will accelerate the closing of unprofitable stores, including, but not limited to, roughly 50 stores that we recently announced would be closing in the next few months"です。ここ数ヶ月のプレスリリースを確認しても50店におよぶ店舗スクラップ発表はありません。「おかしいなぁ〜」とネットを調べたら、トンデモないコトがわかりました。シアーズは全米的に店舗閉鎖の発表をせず、ローカル紙別に小出しに情報を送っていたのです。ロサンゼルスタイムズ紙にはカリフォルニア州内のKマート3店の閉鎖を告げながら他州の閉鎖を教えない手口です。ローカル紙毎に閉鎖店数を足せば、50店の閉鎖発表になるのです。嗚呼、実に姑息!  続きを読む
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2016年01月26日

【JCペニー】、白物家電をテスト販売!メディアに提供された売場画像から「厳しい」?

160126JCペニー
■JCペニーは19日、一部店舗でアプライアンス(大型白物家電)をテスト販売することを発表した。テキサス州サンアントニオやカリフォルニア州サンディエゴ、フロリダ州タンパにあるJCペニーの22店舗で2月1日から90〜150品目の白物家電を販売する。白物家電は電子レンジやディッシュウォッシャー、洗濯機・乾燥機、IHレンジ(IHクッキングヒーター)、ガスレンジ(ガスコンロ)で、冷蔵庫などの家電は戸棚などを含んだビグネット(家具什器)で展示販売する。白物家電のショールームには専任スタッフが常駐し接客を行う。なお、導入ブランドはGEやホットスポット、LG、サムスンとなっている。JCペニーは1963年〜1983年まで自社ブランドの白物家電「ペンクレスト(Penncrest)」を店内で販売していた。33年ぶりに白物家電を復活させることについて、同社CEOのマービン・エリソン氏は「調査によると白物家電購入の決定権は女性にあり、我々のお客様の7割が女性客です。JCペニーに信頼をおく女性のお客様に白物家電販売でも衣類や日用品と同様に、より良くご提供できると思っています」と述べている。
 JCペニーが7日発表した年末商戦期(11月と12月の9週間)の速報によると、既存店・売上高前年同期比は3.9%の増加となった。同社はアメリカ国内に1,020店を展開している。  続きを読む
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2016年01月18日

【メイシーズ】、Eコマース成長も実店舗売上は前年割れ!オムニチャネルの失敗原因は?

160118ワンデーセール@メイシーズ
■「メイシーズ」と「オムニチャネル」の2語で検索すると「メイシーズはオムニチャネル化で成功している」との記事が多数出てくる。メイシーズは2011年度の決算書で「オムニチャネル企業を目指す」と宣言したことで注目を浴びた。当時は業績も好調で、メイシーズはオムニチャネルの先駆者として紹介されていたのだ。つい最近まで成功事例として取り上げられていた。しかし実際にはメイシーズの既存店・売上高前年同期比は下がり続けている。直近の第3四半期では減収減益となり、既存店ベースも3.6%の減少となった。11月〜12月の既存店ベース(ライセンス事業を除く)も同5.2%の減少だ。既存店・売上高前年同期比が5年ぶりとなる低水準に陥っているのだ。業績不振によりメイシーズの株価は昨年1年間で47%も下げることになった。一方で、メイシーズのEコマースは現在も成長している。メイシーズのCFOカレン・フーゲット氏は第3四半期のカンファレンスコールで「全体の決算は残念だが明るいところがある」として「デジタルの売上は極めて強い」と強調していた。つまり「オンラインストアの成長がお店に波及していない」ということになる。メイシーズのオムニチャネルは機能していない。なぜか?
 メイシーズのオムニチャネル化でボトルネックとなっているのは従業員の給与・評価システムだ。メイシーズの販売スタッフはそれぞれID番号を持っている。接客したお客が買い物をしたとき、自分のID番号を入力することで、販売スタッフの給与や評価に反映されるのだ。1日の販売目標が決まっており、それを上回る販売を行うと昇給や昇格の評価対象となる。コーチやマイケル・コースなどブランドショップを専門にする販売スペシャリストは歩合給となっている。150年以上の歴史を持つメイシーズには長いキャリアのスタッフも少なくない。当然、贔屓のお客とは顔見知りの間柄となる。こういった得意客がリアル店舗で購入せず、メイシーズのオンラインストアで購入するとどうなるだろうか?メイシーズのオンラインストアで購入するとき、お客様は販売スタッフのID番号を入力することはない。当然、ネットでいくら売れても販売員の実績にならない。たとえオンラインで購入し、メイシーズの顔見知りのスタッフから商品を受け取っても、彼らの実績にはならない。つまり贔屓のお客がネットで購入すればするほど、販売スタッフの実績は上がらなくなるジレンマを抱えているのだ。結果、販売スタッフは顧客にオンラインでの買い物を積極的に進めない。無論、店長であっても同様だ。お客の多くがオンラインストアで買い物するようになれば目標予算も達成できなくなってしまう。ストアピックアップが増えればスタッフの接客もできなくなってしまうのだ。
 メイシーズの実店舗ではストアピックアップを示すPOPはどこにも見当たらない。現行のオムニチャネル化は実店舗にとってはデメリットでしかないのだ。

トップ画像:メイシーズのワンデーセールのPOP。メイシーズのワンデーセールは不定期だが頻繁に行っており、一般化している。お客はセールにならされてしまう。  続きを読む
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2016年01月08日

【メイシーズ】、記録的不振でリストラ発表!EC急伸も実店舗に波及ゼロでは意味はない?

160108メイシーズ
■メイシーズは6日、年末商戦の決算速報を発表した。11月〜12月の既存店ベース(ライセンス事業を除く)は前年同期比で5.2%の減少となった。記録的な暖冬でコートやセーターなど冬物衣料が不振となったことやドル高により海外旅行者の買い物が減少し、2009年以来の落ち込みとなった。当初の予想では2%〜3%の減少と見込んでいた。メイシーズはまた、昨年に発表していた40店に及ぶ閉店先住所やリストラ対象者数も発表した。来年4月までに閉鎖されるのはカリフォルニア州アーバインにあるアーバイン・スペクトラム店(2002年オープン、店舗面積:約4,000坪、スタッフ数:112名)など36店。既に第4四半期中に4店を閉鎖しており、発表通りに40ヵ所の閉鎖となる。またロサンゼルス郊外のウエストフィールド・センチュリーシティにあるメイシーズなど、一部に閉店後に改装オープンする場所もあるという。今回の店舗スクラップでは閉鎖と同時に2,700名がリストラとなる。メイシーズはまた、管轄区域の統合も進めており、重複するスタッフや役職などが取り除かれることで、2,100人がレイオフとなる。メイシーズの店舗数は770店から730店となり、従業員数も16.3万人から15.8万人となる。
 一方でメイシーズは処分品や返品などを扱うオフプライス業態「メイシーズ・バックステージ」を向こう2年で最大50店をオープンする。また昨年2月に買収した高級美容・スキンケア用品スパチェーンの「ブルーマーキュリー」の出店も加速する。買収後から20店近くオープンしているブルーマーキュリーを今後2年で40店近く新規オープンする。それとは別にメイシーズ店内に部門として出店させるとしている。メイシーズは眼鏡メーカー大手のルクソティカと提携し、向こう3年間でメイシーズ店内にルクソティカ傘下のレンズクラフターを500ヵ所オープンするとしている。  続きを読む
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2015年11月15日

【メイシーズ】、オムニチャネルの失敗!メイシーズCEOに進言したい現場の実情とは?

151115メイシーズ
■メイシーズは11日、第3四半期(8月〜10月期)決算で減収減益となったことを発表した。純利益は前年同期の2.17億ドルから46.1%減少して1.17億ドルとなった。売上高は前年同期の62.0億ドルから5.3%減少して58.7億ドルだった。ドル高による海外旅行者の買物が減少、季節外れに暖かい天候も冬物衣料に打撃を与えた。既存店・売上高前年同期比は3.6%の減少となり、リーマンショックで売上不振に陥っていた2009年8月〜10月以来の下げ幅となった。
 メイシーズは今秋、ニューヨークに処分品や返品などを扱うオフプライス業態「メイシーズ・バックステージ」を6ヵ所オープンしたが、向こう2年でフリースタンディング(路面店)となる50店をオープンする。店舗面積が700坪〜1,000坪となるバックステージは婦人服や紳士服、子供服、下着、靴、アクセサリー、ジュエリー、ホームファーニッシング(小型家具や室内装飾品)などを扱い通常価格の20%〜80%オフで提供する。2016年春には既存のメイシーズ店内にバックステージをテスト展開する。最大10ヵ所の店舗内でオフプライス業態を展開することでメイシーズに若い客層を取り込む考えだ。
 同社は2月に買収した高級美容・スキンケア用品スパチェーンの「ブルーマーキュリー」の出店も加速させる。買収から既に16店舗をオープンしているブルーマーキュリーを今後2年で40店舗を新規オープンする。それとは別にメイシーズ店内に部門として出店させるとしている。
 メイシーズはまた、眼鏡メーカー大手のルクソティカと提携し、向こう3年間でメイシーズ店内にルクソティカ傘下のレンズクラフターを500ヵ所オープンするとしている。
 メイシーズは今年9月、不採算店を35店〜40店閉鎖することを発表。同社は今年1月にも14店舗の閉鎖を発表しており、過去5年間で12店オープンしたものの52店を閉鎖している。  続きを読む
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2015年10月24日

【ニーマンマーカス】、クリスマスブック!映画俳優とバイクツーリングに成層圏旅行も?


■高級デパートメントストアのニーマンマーカスは6日、毎年恒例で発行するクリスマスギフト用カタログ「2015年クリスマスブック(The Christmas Book 2015)」を発表した。今年で89版目となるクリスマスブックには、同社のバイヤーがこだわりぬいたギフト商品約500アイテムを満載し、価格は日本円にして数千円から数千万円までと様々だ。今年も夫婦や恋人などカップル間で贈ることをテーマにした「彼と彼女向け商品(his and hers)」を含む10件の「ファンタジーギフト(Fantasy Gifts)」を中心に、贅沢でユニークな商品が掲載されている。
 今年、最も注目されているファンタジーギフトは、15万ドルの「アーチ・モーターサイクル&ライド体験(Arch Motorcycle & Ride Experience)」だろう。映画俳優のキアヌ・リーブス氏がデザインと開発を手掛けたアーチ・モーターサイクルのバイクだけでなく、リーブス氏とバイクツーリングする3名限定のギフトだ。このギフトには7.8万ドルのバイク(KRGT-1)の他、購入者と同行者1名分のロサンゼルスまでのファーストクラス、ロサンゼルス空港〜ホテルの送迎サービス、サンタモニカのシャッターズ・オン・ザ・ビーチ(Shutters on the Beach)ホテルのスイートルーム3泊分等が含まれている。日程はリーブス氏とバイク・デザイナーのガード・ホリンジャー氏との朝食会に、彼らと一緒にツーリングするサンタモニカ山脈&エンジェルス国立森林公園クルーズ・コースだ。最も高額なギフトが40万ドルとなる12日間のインド旅行「夢のインド旅行(Dream Trip to India)」だ。プライベートジェットに一流ホテルのスイートルーム、プライベートクルージング、著名講師によるプライベート・ヨガレッスンにアーユルヴェーダスパなど、考えられる最高のおもてなしを提供される旅行となっている。ファンタジーギフトに初めて子供向けのギフトが出品された。5,000ドルとなる子供向けのコスチューム「彼と彼女向けコスチューム(His & Hers Costume Trunks)」だ。女の子用には「アナと雪の女王」のようなドレスと男の子用にはヒーローもののコスチュームとなっている。子供用といってもパーティ用のチャチなものではなく、ニーマンマーカスでは素材にもこだわった本物志向のコスチュームとなるのだ。
 ファンタジーギフトはトップ1%の人たち向けのギフトだが、クリスマスブックには100ドル以下のギフトもいくつか用意されている。

トップ動画:映画俳優のキアヌ・リーブス氏がデザインと開発を手掛けたアーチ・モーターサイクルのバイク(KRGT-1)。ニーマン・マーカスのファンタジーギフトは、バイクだけでなくリーブス氏とのバイクツーリング体験もある。  続きを読む
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2015年09月19日

【ニーマンマーカス】、イメージ検索を拡大!オムニチャネル化に組織のコミットが肝心?


■ニーマンマーカスは先月26日、同社アプリのビジュアル検索を大幅にアップデートしたことを発表した。ビジュアル検索とはスマートフォンやタブレット端末のカメラでお気に入りのファッションを撮影して、同一もしくは類似した服を表示し、購入できる機能だ。ニーマンマーカスのアプリにある「撮って、見つけて、ショッピング(Snap. Find. Shop)」機能は人物だけでなく、ファッション雑誌などの画像も撮影して検索ができ、ニーマンマーカスが扱う類似した商品を表示できる。同機能は昨年の秋からニーマンマーカスのアプリに追加されたが、今回のアップデートではこれまでの靴とハンドバックだけにとどまらず婦人服や紳士服、子供服、ペットファッション、家具、ジュエリー、一部化粧品まで、画像を認識して、デザインやテイストの類する商品を探し出せる。スマートフォンやタブレット内に保存している画像からもイメージ検索ができるようにもなっている。
 ニーマンマーカス・アプリのイメージ検索を開発・提供しているのはカナダ、オンタリオ州トロントにあるIT企業のスライス(Slyce)社。同社の3D検索機能は、ホームデポのアプリにも「ビジュアル検索(Image Search)」としてベータ展開されており、DIYパーツやツールを撮影してリアル店舗在庫の約3.5万品目とホームデポ・コムが扱う約70万品目の中から商品を検索できるようになっている。スライスの3D検索機能はJCペニーのアプリにも追加されている。
 モバイルを使った検索では文字入力や音声入力があり、ファッションでは商品カテゴリーを絞っていく検索がある。手間や時間がかかるためこれから、画像による一発検索が増えてくるだろう。

トップ動画:ニーマンマーカスのイメージ検索機能「撮って、見つけて、ショッピング(Snap. Find. Shop)」のPR動画。スマートフォンやタブレットのカメラでお気に入りのファッションを撮影して、ニーマンマーカス・コムが扱う同一もしくは類似した商品を表示し、購入できるのだ。モバイル内に保存している画像からも検索できるようにもなっている。同機能は昨年秋から追加されているが靴とハンドバックにとどまらず婦人服や紳士服、子供服、ペットファッション、家具、ジュエリー、一部化粧品まで、画像を認識して、デザインやテイストの類する商品を探し出せる。  続きを読む
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2015年09月11日

【メイシーズ】、最大40店をスクラップ!メイシーズはオムニチャネルで成功していない?

150911メイシーズ
■メイシーズは8日、不採算店を35店〜40店閉鎖することを発表した。店舗スクラップは2016年初めに行われ、閉鎖される店の住所やリストラ対象者数など、詳細は明かされていない。メイシーズによると最大で40店舗の閉鎖となる店舗売上は全体の1%で、店舗数では5%に当たる。今回の店舗閉鎖はオムニチャネル・リテーリングでのアプローチを最適化するためとしている。同社は今年1月にも14店舗の閉鎖を発表しており、過去5年間で12店オープンしたものの52店を閉鎖している。メイシーズだけでも現在770店を運営しており、傘下のブルーミングデールズやブルーミングデールズ・アウトレット、今年初めに買収した高級美容・スキンケア用品スパチェーンのブルーマーキュリー(Bluemercury)を合わせると45州に885店を展開中。同社は2日、処分品や返品などを扱うオフプライス業態「メイシーズ・バックステージ」を3ヵ所オープンしており、さらに3ヵ所追加オープンする予定となっている。
 メイシーズはまた、ベストバイと提携し11月までにメイシーズ店内にベストバイの店舗内店舗をオープンすると発表した。メイシーズの10ヵ所でテストされるショップ・イン・ショップは8坪程度の広さ。ベストバイの専任スタッフが常駐し、サムソンのスマートフォンやタブレット、スマートウォッチ、ブルーツース・スピーカー、ヘッドフォンなど年末客に向けて販売する。

トップ画像:メイシーズのレジ上にあるPOP「オンラインで注文してお店でピックアップ」。メイシーズではストアピックアップの訴求は、オムニチャネル化を宣言してから随分経った後に目にするようになったのだ  続きを読む
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2015年09月08日

【メイシーズ】、オフプライスのバックステージがオープン!本体のエントリーポイント?

150908ブルーミングデールズ・アウトレット
■メイシーズは9月、ニューヨークに処分品や返品などを扱うオフプライス業態「メイシーズ・バックステージ(Macy's Backstage)」を3ヵ所オープンした。今回オープンしたのはクイーンズのエルムハースト地区、ブルックリンのシープスヘッド・ベイ地区、ロングアイランドのメルビル地区。9月18日にはロングアイランドのニューハイドパーク、ブロンクスのフォードハムにオープンし、来月以降に6店舗目となるメイシーズ・バックステージがニュージャージー州ウェストオレンジ地区に出店する計画だ。店舗面積が700坪〜1,000坪となるバックステージは婦人服や紳士服、子供服、下着、靴、アクセサリー、ジュエリー、ホームファーニッシング(小型家具や室内装飾品)などを扱い通常価格の20%〜80%オフで提供する。同店舗にはWiFiを完備し試着後にすぐに決済できるようスタッフがモバイル決済で対応している。また、ブルックリンの店舗にはカフェテリア「テイストバーカフェ(Taste Bar Cafe)」も導入し、スターバックスコーヒーやサンドイッチ、サラダ、スープの他、今後はビールやワインも提供していくとしている。
 オフプライス(Off-Price)は有名ブランドの売れ残り品や返品、メーカー処分品を低価格で提供する業態。オフプライス企業にはTJマックスやロスなどがある。デパートメントストアのオフプライス業態ではノードストローム・ラックやサックス・フィフス・アベニューのサックス・オフフィフス(Saks OFF 5TH)、ニーマンマーカスのラストコール・アウトレットストア(Last Call Outlet Store)があり、いずれもオフプライスの店舗数が本体のデパートメントストアを上回っている。最近ではコールズが6月、ニュージャージー州チェリーヒル地区にオフプライス業態「オフ・アイル・バイ・コールズ(Off Aisle by Kohl's)」をオープンした。メイシーズでも、傘下のアップスケール・デパートメントストアのブルーミングデールズが5年前から「ブルーミングデールズ・アウトレット(Bloomingdales Outlet)」を展開しており、現在は13店舗となっている。150年以上の歴史を持つメイシーズとしてはメイシーズ・バックステージが初となるオフプライス業態となる。

トップ画像:メイシーズ傘下のブルーミングデールズのオフプライス業態「ブルーミングデールズ・アウトレット(Bloomingdales Outlet)」。  続きを読む
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2015年09月06日

【メイシーズ】、売り場をショールームにしてメイシーズ・ゴー!アマゾンに試着で対抗?

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■投資・調査会社のコーエン&カンパニーは7月、アマゾンが2017年にメイシーズを抜いて全米トップのファッション小売企業になるとの予測を発表した。一方でメイシーズの業績は不振に陥っている。同社が対アマゾン戦略としてオムニチャネルを戦略に据えたのは2012年。メイシーズが2012年3月、証券取引委員会に提出した2011年度年次報告書にオムニチャネルの戦略が掲載されている。この時の既存店・売上高前年比は5.3%の増加だった。しかし、2012年度は同3.7%増、2013年度は同1.9%増、2014年度は同0.7%増と徐々に成長が鈍化していった。そして2015年度の第1四半期(今年2月〜4月期)は0.7%の減少と前年を下回り、先月発表された第2四半期(5月〜7月期)は2.1%の減少と市場予想さえ下回った。第2四半期の売上高は61.0億ドルと前年同期から2.6%の減収となったのだ。メイシーズでは低迷の要因としてドル高などを挙げているが、アマゾンにお客を奪われているのは明らかだ。メイシーズがアマゾンにできないリアル店舗ならではの施策を元アマゾンの役員の力を借りてテストしている。
 カリフォルニア州マンハッタンビーチのメイシーズでは、同社のアプリ「メイシーズ・ゴー(Macy's Go)」を使ったショールーム実験を行っている。ユーザーはショールームにある商品を試着したい場合、メイシーズ・ゴーを起動し商品についているバーコードをスキャンすると、スクリーン上にサイズやカラーが表示される。自分に合うサイズや気に入ったカラーを選択し「試着に加える(ADD to BAG)」をタップすると、試着室に該当の商品がシュート(荷すべらしの昇降口)から送られ用意完了を知らせる。試着室にも専用タブレットが用意されている。試着で気にいらなければ、試着室にあるもう一つのシュートで商品を戻す。スマホやタブレットを通じて他のサイズやカラーをリクエストでき、気に入ればその場で決済も可能となる。売り場は見本を並べたショールームにすることで、商品補充をする必要がない。試着から戻したり、折りたたんだりする人件費を大幅に削減できることになる。見本に値札を付けなくとも、お客はアプリを使って確認するので、価格変更が容易になる。スタッフも売り場と試着室を往復する必要もなく、気兼ねなく何着でも試着できるので満足度は高くなり返品も減少する。このシステムを開発したのは元アマゾン物流担当副社長でホインター(Hointer)CEOのナディア・シュラボロ氏。メイシーズとのテスト展開でこのシステムの拡大を探っている。
 メイシーズがボノボスよりショールーム化した店舗を導入しようとしているのは興味深いことだ。

トップ画像:メイシーズ・ゴーがテスト導入されているメイシーズの水着売り場。  続きを読む
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2015年08月13日

【メイシーズ】、オムニチャネル・リテーリングで参考にされる企業の業績低迷はなぜか?

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■「オムニチャネル・リテーリング(Omnichannel Retailing)」が日本で一時期、頻繁に取りざたされた時、メイシーズが事例としてよく取り上げられていた。同社CEOのテリー・ラングレン氏が「『オムニチャネル・リテーラーになる』と宣言した」と話題となり、メイシーズがオムニチャネル・リテーリングの覇者、先駆者、イノベーターとの扱いとなったのだ。オムニチャネルは実店舗やオンラインストアなどすべての販売チャネルや流通チャネルを統合し、利用者につぎはぎのない「シームレス」な買い物体験を提供する。買い物の利便性を上げることで、最終的に売上増に直結するのである。ところがメイシーズは成長するどころか速度が鈍化し、最近では低迷しているのだ。
 メイシーズがオムニチャネルを戦略に据えたのは2011年度だ。同社が2012年3月28日、証券取引委員会に提出した2011年度年次報告書にオムニチャネルの戦略が記載されている。その2011年度の既存店・売上高前年比は5.3%の増加だった。それが2012年度になると同3.7%の増加となり、2013年度には同1.9%の増加、2014年度には同0.7%の増加と、徐々に成長が鈍化した。さらに2015年度の第1四半期(2月〜4月期)は0.7%の減少と前年を下回り、8日に発表された第2四半期(5月〜7月期)は2.1%の減少と、前年を下回るどころか市場予想さえ下回ってしまった。なお、第2四半期の売上高は61.0億ドルで、前年同期の62.7億ドルから2.6%の減収となっている。
 メイシーズの事例はオムニチャネル化に疑問を呈するものではない。メイシーズより先にオムニチャネル化を推進しているホームセンター最大手のホームデポでは、ほぼまったく出店せず5.7%増(過去3年間の平均既存店ベース)と高ペースで成長している。同社の粗利益率は2年連続で過去最高の34.8%となっているのだ。オムニチャネル化もチェーンストアによっては上手くいっているところと、上手くいっていないところがあるということなのだ。「オムニチャネル化が必ずしも成長の万能薬ではない」ということを小売業者は忘れてはいけないことである。  続きを読む
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2015年08月11日

【メイシーズ】、プライベートブランドワイン発売!デパートメントストアのスピリット?

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■ワイン協会(Wine Institute)の発表によると、カリフォルニア産ワインの消費量はいまだ拡大している。2014年のカリフォルニアワインの出荷数は9リットルケースで2.25億ケース(1ケースは750ミリリットル瓶が12本)となり、前年比で4.4%の増加となった。金額ベースでも同ワインは2014年、246億ドルに達し前年比6.7%の増加だ。国内産ワイン全体では2014年は3.75億ケースと1%の増加だった。国内産ワインの6割を占めるカリフォルニアワインは22年連続で成長している。カリフォルニアワインの25%は高級ワインとなっており、売上では47%を占める。一方、カリフォルニアワイン市場の拡大に寄与しているのはバリュー・プライスとなる安価なワインなのだ。その代表がスーパーマーケットやディスカウントストア、コンビニエンスストア、さらにドラッグストアまでもが扱うプライベートブランド(PB)ワイン。PBワインの草分けとなるのがトレーダージョーズの「チャールズ・ショウ(Charles Shaw)」だ。アメリカで最も売れているPBワインは同社が2002年、1.99ドルという低価格で売り出した。その後10年間で累計5,000万ケース、本数にして6億本も販売している大人気のワインだ。同ワインは2013年に2.50ドルに値上げをしたものの現在も売れている。この小売店が扱うPBワインに全米最大のデパートメントストアが参入する。
 メイシーズは8日、KDMグローバル・パートナーズ(KDM Global Partners)と提携して、プライベートブランドワインを発売することを発表した。メイシーズの一部店舗やレストランで発売するカリフォルニアワインはシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールの3種。ラベルにある赤い星マークでメイシーズをイメージするPBワインは今秋にも発売が予定されているが、今のところ価格などは明かされていない。なお、イリノイ州とウィスコンシン州のメイシーズは2007年、KDM社と提携して11.95ドルのPBワインを販売していた経緯がある。  続きを読む
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2015年08月05日

【メイシーズ】、当日宅配を拡大!オムニチャネルにはアウトバウンド・ロジスティクス?

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■メイシーズは3日、昨年秋からテストされていた当日宅配の対象マーケットを拡大することを発表した。クラウドソーシング宅配のデリブ(Deliv)と提携した当日宅配サービスはシカゴやヒューストン、ロサンゼルス、ニュージャージー北部、サンフランシスコ市内、サンフランシスコ・ベイエリア、シアトル、ワシントンDCの8マーケットで昨年秋からテスト展開されており、ニューストンとシアトル以外では傘下のブルーミングデールズでも実施されていた。8月末までに当日宅配の対象マーケットに加わる地域は、アトランタ、ボストン、ダラス、ホノルル、ラスベガス、マイアミ/フォートローダーデール、ニューヨーク市/ロングアイランド西部、カリフォルニア州オレンジ郡、フィラデルフィアの9ヵ所。ダラスとラスベガス以外はブルーミングデールズでも同サービスを受けられる。当日宅配サービスの手数料は5ドル均一で、送料に加算される。なお、シカゴやロサンゼルス、サンフランシスコ市内とベイエリアでは、返品用にピックアップ・サービスも行われており、ネット上で日時を指定して自宅やオフィスからの返品が可能となっている。
 当日宅配で提携しているデリブはゼネラル・グロース・プロパティズ(General Growth Properties)やメイスリッチ(Macerich)、サイモン・プロパティ・グループ(Simon Property Group)、トーブマンセンター(Taubman Centers)、ウエストフィールド(Westfield)のショッピングセンター(SC)事業者とも提携しており、フットロッカーやバナナリパブリック、ウェットシールなどSC内のテナントからも当日宅配サービスを提供している。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はアマゾンのプライム会員ではありません。日曜日のお昼にアマゾンで注文したものが、火曜日には届きました。日本では注文から二日後に届くことは別段、珍しくはありません。が、日本の25倍の国土のアメリカではかなり速いです。というのもアマゾンは物流センターとなるフルフィルメントセンターを約50ヵ所、展開しているからです。アマゾンは南カリフォルニアにもいくつかフルフィルメントセンターを保有しています。したがって、すべての商品ではありませんが、多くの注文が数日で届くようになっているのです。これはリアル店舗を展開するチェーンストアにとって脅威です。特にメイシーズなどデパートメントストアにとっては手ごわい競合になります。というのもアマゾンは2017年にメイシーズを抜いて全米トップのファッション小売企業になるとの予測(投資・調査会社のコーエン&カンパニー)もあるからです。  続きを読む
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2015年07月27日

【アマゾン】、メイシーズを抜き全米ナンバー1のファッション小売業!8つと4つのE?

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■投資・調査会社のコーエン&カンパニーは20日、アマゾンが2017年にメイシーズを抜いて全米トップのファッション小売企業になるとの予測を発表した。同社が集計したデータによると、アマゾンのアパレル(アクセサリー含む)の国内売上高が2015年の160億ドルから2020年には520億ドルとなり、市場シェアも5%から14%に成長するとしている。ファッション小売業の成長が平均で年率2.5%増に対して、アマゾンは2020年まで同26.1%で成長するとみているのだ。同調査ではアマゾンのアパレル売上高が今年、163.3億ドルと予想しており、ターゲットのアパレル売上高140.0億ドルを突破するとしている。2016年には215.1億ドルと予想しており、ウォルマートのアパレル売上高(210.0億ドル)をも追い越すことになる。また、2017年には277.7億ドルに達することでメイシーズ(246.9億ドル)を抜き去り、アマゾンが全米トップのファッション小売企業となると予測している。2020年にはアマゾンのアパレル売上高が、メイシーズ(258.1億ドル)の2倍に到達するとの予想だ。
 同調査によるとアマゾンのアパレル成長を支えているのは8つあると指摘。ファッション専門家の採用、ファッション向け検索機能の投資、デザイナーブランドとのパートナーシップ、ザッポスなどオンラインストアの買収、ファッション撮影用フォトスタジオの開設、ファッションイベントへのスポンサー出資で企業イメージを強化、そしてアマゾン・プライムやアマゾン・ナウを通じた当日配送など配達スピードとしている。さらに品揃えは、オンラインストアを含めたsku(Stock-keeping Unit:色・柄・サイズまで細分化した単品単位)でターゲットが3.5万sku、メイシーズやノードストロームで8.5万sku、ウォルマートの29.2万skuなどに対して、アマゾンは34.3万skuと競合を上回っているとしている。

トップ画像:2017年にはファッション小売業で全米トップの座をアマゾンに渡すと予想されているメイシーズ。10年前、オンラインストアがアパレル売上でメイシーズを超えるとは誰も考えられなかった。買い物の常識が変えたアマゾンの4つのEとは?  続きを読む
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2015年07月25日

【ニーマンマーカス】、委託販売ECサイトと戦略的提携!三方良しより四方良しとなる?


■高級デパートメントストアのニーマンマーカスは22日、セレクトショップ型ファッションリセール通販サイトのリアルリアル(The RealReal)と戦略的提携を結んだことを発表した。リアルリアルは、顧客から委託されたラグジュアリーブランド商品をフラッシュセールで委託販売するECサイト。委託される中古品はルイヴィトンやグッチ、エルメスなど高級ブランドに限られており、専門の鑑定士がチェックすることで、委託者となる顧客には売価の60%以上が手元に入る仕組みだ。戦略提携によりニーマンマーカスではスタッフが顧客にリアルリアルを紹介し、鑑定士となるリセールコンシェルジュが直接自宅にうかがい商品を査定して預かる「ホワイトグローブサービス」のアポを設定するというもの。委託販売払いをニーマンマーカスのギフトカードを選択した場合、換金率が10%プラスされるサービスも行う。リアルリアルでは年間の支払額が7,500ドル未満だと換金率が売価の60%となる一方、7,500ドル以上では70%となる。ニーマンマーカスのギフトカードでの支払いを選択することでさらに高い換金率となるのだ。ニーマンマーカスでは2月から6店舗でテストを行っており、好評により34店舗で同様なサービスを実施する。
 2011年に創業したリアルリアルは昨年、売上高が1億ドル以上となり今年は2億ドルを目標としている。

トップ画像:セレクトショップ型ファッションリセール通販サイトのリアルリアルの説明動画(日本向け)。リアルリアル(the realreal.jp)は日本にも2年前に進出している。  続きを読む
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2015年07月07日

【シアーズ】、カナダ事業部のトップが1年足らずで辞任!トップがアレでは瀕死の状態?

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■シアーズは1日、シアーズ・カナダCEOのドナルド・ボワ氏がCEO職を辞任することを発表した。ボワ氏は8月末までCEOにとどまり、9月8日から書籍チェーン最大手のバーンズ&ノーブルCEOに就任する。後任は決まっていない。同氏は2年前、シアーズのチーフ・マーチャンダイジング・オフィサー(CMO)に就き、昨年の10月からシアーズ・カナダのCEOに就任していた。ボワ氏は2012年までブルックストーンCEO、2009年までトイザラスの北米統括部長、2006年までベストバイの役員を歴任していた。なおシアーズ・カナダのCEOには2011年6月からカルビン・マクドナルド氏、2013年9月からダグラス・キャンベル氏、2014年10月からボワ氏とCEOが次々と代わっている。 
 シアーズ・ホールディングスが先月8日に発表した第1四半期(2月〜4月期)決算は、赤字幅が縮小した。純損失は前年同期の4.02億ドルから3.03億ドルと縮小した。売上高は店舗閉鎖や売却により25.4%減となる58.8億ドル(前年同期は78.8億ドル)。一般販売管理費率は26.5%から28.6%とコスト高になる一方、粗利益率は前年同期の23.2%から25.8%に2.6%増加した。既存店・売上高前年同期比は国内のシアーズが二桁減となる14.5%の減少、Kマートは7%の減少だった。国内店の既存店ベースは10.4%の減少。同社はロイヤリティプログラム「ショップ・ユア・ウェイ(Shop Your Way)」が買い物客の74%に達していることを強調している。
 シアーズ・カナダの2月〜4月期の売上高は店舗閉鎖により10%近くの減少となる7億ドル。既存店ベースは4.3%の減少だった。粗利益率は23.5%、一般販売管理費率はリストラ費用がかさみ32.4%となった。  続きを読む
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