2023年08月02日

【アマゾン】、オンライン診療でビデオ通話を全米展開!これもテレビとリモコンの例え?

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■ネット通販最大手のアマゾンは1日、遠隔医療サービス「アマゾン・クリニック(Amazon Clinic)」でビデオ通話によるオンライン診療を全米に展開することを発表した。

アマゾン・アプリを介して24時間いつでもどこでも医師とビデオ通話できることで、外出する必要がないため患者の負担を軽減する。

遠隔地で通院に時間がかかる人から、仕事等で忙しく病院まで行く時間がない人でも気軽に診察を受けられる。

アマゾン・アプリでの遠隔医療サービスなのでネット上で会計まで完結し、支払いもスムーズに終えられるメリットもある。

ワシントンDCを含む全米50州に展開するアマゾン・クリニックのビデオ診療はアレルギーや皮膚病、鼻炎や偏頭痛など比較的軽度な症状、30種類以上に対応する。

保険適用ができないもののアマゾンによるとビデオ通話による診療の平均価格は75ドルとなる。処方箋薬については保険が適用でき、アマゾン・ファーマシーでも購入可能となっている。

昨年11月にローンチしたアマゾン・クリニックでは医師とのチャットによる診療を34州で提供。一部に州法による制限を受けているものの勃起不全等のチャット診療の価格は平均で35ドルとなっている。

ビデオ診療の利用はアマゾン・アプリを起動し、アマゾン・クリニックを選択して始める。

アマゾン・クリニックではコロナ感染の疑いや喘息などの症状を選択すると、待ち時間が表示された「チャットオンリー(Message Only)」もしくは「ビデオ診療(Video)」のボタンがでる。

ビデオ診療後にはアマゾンと提携する、遠隔診療のスタートアップのステディーMD(SteadyMD)やヘルスタップ(HealthTap)を選択して開始。

その後はチャット機能で症状について簡単な質問に答えていくとビデオ通話時間が示されるのだ。診察後には医師から治療計画のメッセージに薬も処方される。

チャットによる医師との相談も最大2週間無料となっている。

 アマゾンは長年、医療分野での事業拡大を目指しており2018年にはオンラインファーマシーを手掛けるピルパック(Pillpack)を買収。

処方箋薬の購入や価格比較が可能なオンライン薬局「アマゾン・ファーマシー」の立ち上げにつなげた。

またアマゾンは昨年7月に、オンラインと対面を組み合わせた診療プラットフォーム「ワン・メディカル(One Medical)」を39億ドルで買収している。

 一方、大手チェーンストアでも大手ドラッグストアチェーンは早くからビデオ診療を提供している。

ウォルグリーンは2018年、医療サービスのマーケットプレイスとなる「ファインド・ケア・ナウ(Find Care Now)」をアプリ機能に追加した。

地域の医療サービスの検索を提供することで処方箋販売の市場に参入するアマゾンなど競合に対抗するためだ。

アプリだけでなくネット上で特設サイトにもなっているファインド・ケア・ナウは、症状のフィルタリング機能を通じて利用者近くの様々な医療サービスを的確に提供している。

ウォルグリーンでは17の医療機関と提携しており、往信のアポサービスや電話やネットのビデオ通話を使って医者に相談するテレヘルス(遠隔医療サービス)、皮膚科医との医療相談、鬱のようなメンタルヘルスの診察も対応した心理医療、セカンドオピニオン・サービスまで提供している。

診療のアポには軽度の症状などを診察する近隣のクリニックなどから緊急を要するアージェントケアまで含まれている。一部地域では眼や耳などのケアサービスも提供している。

フィルタリングは患者の地域から「腹部」「痛みや熱」「耳・鼻・喉」等にあるプルダウンメニューから症状を選んでいくとテレヘルスなど提供されるサービスが示される仕組みだ。

数年前からはメンタルケアサービスも遠隔医療で提供しているのだ。

 チェーンストア最大手のウォルマートは2021年5月、同社傘下で医療サービスを提供するウォルマート・ヘルスが遠隔医療サービスを手掛ける「ミーMD(MeMD)」を買収したのだ。

ウォルマート・アプリを介してビデオ通話を利用した、医師によるオンデマンド・オンライン診療を顧客に提供等、医療サービスのオムニチャネル化を進めるのが狙いとなる。

買収金額等の詳細は不明。2010年創業のミーMDではコンピューターからスマートフォンの専用アプリを介したビデオ通話にテキストメッセージによる医療相談が可能で新型コロナウイルスやインフルエンザの検査、ワクチン接種、病気やけがの治療、予防ケア、メンタルヘルスなどに関する相談を幅広く対応している。

医療専門家による訪問診療サービスや、処方箋サービスなど、バーチャルと対面ケア双方の利点を融合したサービスまで提供している。

ウォルマートはまた一部のスーパーセンター等に店舗併設型のプライマリー・ケア・クリニックで診療所の「ウォルマート・ヘルス(Walmart Health)」を展開している。

ウォルマート・ヘルスでは地元医療機関の医師や歯科医、診療看護師(ナース・プラクティショナー)、医療技師などが常駐し、健康診断や日常的な疾患や軽度の怪我の初期診療や予防接種、眼科検診までを行う。

スーパーセンターとは入り口を別にするヘルスケア・クリニックではプライマリ・ケア医師による一般診療から歯科、聴覚、視覚、栄養指導などのカウンセリングやフィットネスを含むヘルス&ウエルネス・クラスまで健康にかかわる様々なサービスを提供しているのだ。

診療では健康保険を持たない人達にも廉価で提供されている。
 

アマゾン・クリニックにあるビデオ通話診療のPR動画。アマゾン・アプリでの展開によりアプリが生活で重要なポジションとなっている。  続きを読む

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2023年06月11日

【ウォルグリーン】、デジタル・ファースト実験店!も実際は盗難対策お客セカンドDX店?


■日本ではコロナ禍におけるコンタクトレス需要に応える営業スタイルとして、食品の無人販売店が注目を集めておりコロナ後の現在も店舗数は増加している。

冷凍餃子の無人販売チェーンである「餃子の雪松」は、これまでに沖縄県を除く46都道府県に430店を展開している。

農家にある野菜や果物の無人販売所のように出店コストが最小限に抑えられ人件費がほとんどかからないことでランニングコストも低いから、雨後の筍のように無人販売店が日本全国で生まれている。

ここ1年間では餃子以外の無人販売点の台頭が著しい。ハンバーグにホルモンやユッケなどのお肉、さらには中華や韓国料理、そして様々な種類のスイーツなど売れるものなら何でもありだ。

この無人販売というお店は、店内にあるのは販売される商品と料金箱のみ。複数の防犯カメラはあるものの、例えば変装などして商品を盗もうと思えば簡単にできる。

いわば極めて無防備な販売所となっている。しかし無人販売所では万引きなどのトラブルがほとんどないという。

逆に盗難が少ないからこそ無人販売が商売になり、逆に盗難が発生すると現場をおさえたニュースがYouTube等で人気になったりする。

無人販売店は日本の安全性や日本人の民度の高さを象徴しているような販売形態なのだ。日本の治安の良さや日本人の民度の高さ、お店とお客の相互の信頼度の高さはアメリカ人にとって垂涎の的だ。

なぜなら大手チェーンストアではセキュリティを強化し、お客にとって不便となるような制限を売り場にもたらしているからだ。これを象徴したようなドラッグストアがシカゴにオープンした。

 ドラッグストアチェーン最大手のウォルグリーンは31日、シカゴ市内のサウスループ地区に極めて革新的なデジタル・ファースト実験店(2 E Roosevelt Rd, Chicago, IL 60605)をオープンしたのだ。

リニューアル・オープンしたウォルグリーンはデジタル・ファーストと呼んではいるが、実際には防犯対策強化DXフォーマットだ。

なぜならばほとんどの商品がモバイルオーダーもしくは店内にある端末から注文・決済して、店内のピックアップカウンターで受け取るからだ。

お客が手にとってセルフレジで会計できるのは市販薬に菓子などのスナック類から飲み物などのグラブ&ゴー食品、そしてビタミン類のサプリなど、いわゆるエッセンシャルと呼ばれている商品のみとなる。

ウォルグリーンのデジタル・ファーストフォーマットではエッセンシャル商品やシーズナル商品、雑貨等のフロントエンド商品でも単価の低く万引きの対象とならないものだけ、お客が手に取れるようにしてセルフ会計できるようにしているのだ。

しかもセキュリティゲートのある売り場の什器は1.5メートル程度で見渡しがよく視界を遮るような死角もない。

その一方、処方箋薬を含め化粧品や洗濯洗剤、家電製品など単価が高く、盗難にあいやすい商品はデジタルを介して購入し、ピックアップカウンターで受け取ることになる。

デジタル・ファーストとは万引き対策ということなのだ。

 チェーンストア最大手のウォルマートは今年に入ってシカゴ市内の店舗を次々に閉鎖。現在は4店舗を残すのみとなっている。

ウォルマートは閉鎖理由を「シカゴ全体で17年前に1号店をオープンして以来、黒字化したことがなく毎年数千万ドルの赤字が続いています」とし「特にここ5年は年間の赤字額が2倍近くにもなっています」と説明している。

ウォルマートの業績が落ち込んでいないのに相次いで店舗閉鎖を行うのは盗難が大きな要因となっている。

ウォルマートCEOのダグ・マクミラン氏は昨年12月、万引きの多さから閉店も辞さない考えを示していた。

マクミラン氏がCNBCのインタビューで語ったところによるとウォルマートにとって一番の問題は盗難の多さであり、歴史的にみて万引きが増えているというのだ。

つまり赤字が続いていたシカゴ内の店舗では盗難がひどくさらに損失を拡大させていたのだ。マ

クミロン氏はウォルマートが2022年に万引きによってどのくらいの被害を受けたのか明確な数字等は示していない。

ターゲットCEOのブライアン・コーネル氏は直近の決算で「将来を見据え、私たちは今年の収益性が前年に比べて5億ドル以上減少すると予想しています」とし「在庫の縮小には多くの潜在的な要因がありますが、盗難や組織犯罪がこの問題の重要な要因となっています」と述べた。

組織的な略奪がターゲットの店舗運営に大きな足かせとなっており、これらの防止策で大規模投資をおこなっているとしているのだ。

サンフランシスコ市内のターゲットでは店内の多くの商品棚に鍵のかかったガラスケースを導入し盗難防止に躍起になっている。

 万引きや盗難が常態化するアメリカでは正直なお客がかえって買い物で不便を強いられ割を食うということになる。DXを理由に売り場を制限するチェーンストアが今後も増えていきそうだ。

トップ動画:シカゴ市内にオープンしたウォルグリーン・デジタル・ファースト実験店を報じるニュース。防犯対策を強化してリニューアル・オープンしたことで、お客にとっては買い物に不便なお店であり現在、絶賛炎上中もいえる。それだけ万引きがシャレにならないほど多いということだ。  続きを読む
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2022年10月05日

【ウォルグリーン】、薬剤師DXを拡大!期限切れの処方箋薬を今だに服用する経営者も?


■スーパーマーケット業界ではネットスーパーの拡大とともにロボット物流を拡大させている。

小型の物流センターのマイクロ・フルフィルメントセンター(Micro-Fulfillment Center:MFC)は、急増するカーブサイド・ピックアップやデリバリーに対応。

スーパーマーケット店内もしくは店に併設する形で設置され、広さは1万平方フィート(約300坪)となる。

MFCは1.5万〜1.8万アイテムを扱い、60アイテムの注文ではピッキングから袋詰めまで5分程度となる。着工から4ヶ月程度で稼働でき、工事費は300万ドルとなる。

MFCはウォルマートやアルバートソンズなどが導入・拡大している一方、スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーはカスタマー・フルフィルメントセンター(Customer Fulfillment Center:CFC)の展開を進めている。

CFCもAIを利用したオートメーション化されたロボット物流なのだが広さは30万〜40万平方フィート(8,400〜1.12万坪)にも及ぶ。

CFCは着工から稼働までに2〜3年は必要となり、コストも5,500万ドル(60億円)以上もかかってしまう。ハブとなるCFCはスポークとなるピックアップ拠点を各地に拡大させているのも特徴だ。

このMFCとCFCを合体したようなロボット物流をドラッグストアーチェーン大手が拡大している。

 国内に9,000店近くのドラッグストアを展開するウォルグリーンは処方箋用のマイクロ・フルフィルメントセンターを拡大しているのだ。

ロボットの導入で人手不足に対処しながら、薬剤師等のスタッフを患者との応談・接客に時間を費やす考え。

CNBCやウォール・ストリート・ジャーナルが報じたところによると、すでにテキサス州ダラスの郊外にあるスタンドアローンのCFC(Central Fulfillment Center)が稼働している。

広さや着工費用などは明らかにされていないが、ウォルグリーンのCFCは年間8億件の処方箋に対応する物流センターだ。

ダラス市内から北西36マイル(約60キロメートル)にあるノースレイク地区のウォルグリーンCFCは処方箋専用のロボット物流センターとなる。

1台の処方箋ロボットが1時間で300件以上を調剤するという。これは数人の薬剤師が1日がかりで行う処理数に匹敵する。

薬剤師を含む220人が働くウォルグリーンCFCでは現在、1日あたり最大3.5万件を調剤している。

テキサス州にルイジアナ州、アーカンソー州の3州に展開するウォルグリーン500店の処方箋に対応しているのだ。

担当者によるとロボットアームを使った調剤処理のスピードアップを図りながら、1日あたり最大で10万件を処方できるようにする。

ウォルグリーンは過去2年で、ウォルグリーン1,800店に対応する処方箋CFC8ヶ所を開設しているという。2025年までに処方箋CFCを全米に24ヶ所まで展開するのだ。

同時に営業活動などに必要となる人件費等を10億ドル(約1,500億円)圧縮する。3年後には年間ボリュームの半分をロボットCFCで処理することになるのだ。

なお調剤全体の30%となる、ぜんそく吸入器や目薬、温度管理の必要な医薬品等の調剤は引き続き薬剤師が行う。

 ウォルグリーンの処方箋用の物流センターが小型ながらCFCの形になるのはハブ&スポーク方式を取り入れるからだ。

ハブ&スポークとは、車輪やプロペラなどの中心部となるハブ(hub)と、車輪の中心軸と輪を繋ぐ棒のスポーク(spoke)から構成する物流システム。

ハブはウォルグリーンCFCで、そこから400マイル(約640キロメートル)圏内にある各ウォルグリーンがピックアップ拠点となるスポークだ。

つまりダラスCFCは3州にある500ヶ所のウォルグリーンのハブとなる。

 ドラッグストアの薬剤師ロボットはスピードアップや効率性、省人化のメリットだけではない。ネットスーパーでは注文品のピッキング・エラーも返品・返金等で済まされるが、調剤のエラーは文字通り致命的な間違いとなる。

4,482人の薬剤師などを対象に行ったナショナル・ファーマシー・ワークプレース(National Pharmacy Workplace)の2022年の調査によると88%が人手不足を理由にエラーやニアミスが起こったと回答している。

忙しくなると特に処方エラーが起こりやすくなり、ロボットを導入することで薬剤師のエラーを防止するのだ。

またウォルグリーンでは2027年までに最大700ヶ所の簡易クリニックを展開する予定でCFCにより余ったスペースを有効活用しようとしている。

 競合のCVSやライト・エイドも追随することが考えられ、ドラッグストアのDXは処方箋のロボット物流から拡大していくのだ。

トップ動画:ウォルグリーンのCFC。処方箋DXで人件費を25%圧縮し、節約できた人時を患者との応談・接客に時間をあてるのだ。  続きを読む
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2022年04月03日

【ウォルグリーン】、お薬にロボット薬剤師を導入!ドラッグストアDXで相談販売を強化?

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■スーパーマーケット業界ではネットスーパーの拡大とともにロボット物流を拡大させている。

小型の物流センターのマイクロ・フルフィルメントセンター(Micro-Fulfillment Center:MFC)は、急増するカーブサイド・ピックアップやデリバリーに対応。

スーパーマーケット店内もしくは店に併設する形で設置され、広さは1万平方フィート(約300坪)となる。

MFCは1.5万〜1.8万アイテムを扱い、60アイテムの注文ではピッキングから袋詰めまで5分程度だ。着工から4ヶ月程度で稼働でき、工事費は300万ドルとなる。

MFCはウォルマートやアルバートソンズなどが導入・拡大している一方、スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーはカスタマー・フルフィルメントセンター(Customer Fulfillment Center:CFC)の展開を進めている。

CFCもAIを利用したオートメーション化されたロボット物流なのだが広さは30万〜40万平方フィート(8,400〜1.12万坪)にも及ぶ。

CFCは着工から稼働までに2〜3年は必要となり、コストも5,500万ドル(60億円)以上もかかってしまう。ハブとなるCFCはスポークとなるピックアップ拠点を各地に拡大させているのも特徴だ。

このMFCとCFCを合体したようなロボット物流をドラッグストアーチェーン大手が拡大しようとしている。

 国内に9,000店近くのドラッグストアを展開するウォルグリーンは処方箋用のマイクロ・フルフィルメントセンターを急拡大するのだ。

ロボットの導入で人手不足に対処しながら、薬剤師等のスタッフを患者との応談・接客に時間を費やす考え。

CNBCが報じたところによると、すでにテキサス州ダラスの郊外にあるスタンドアローンのMFCが稼働しているのだ。

広さや着工費用などは明らかにされていないが、ウォルグリーンのMFCは年間8億件の処方箋に対応する物流センターだ。

ダラス市内から北西36マイル(約60キロメートル)にあるノースレイク地区のウォルグリーンMFCは処方箋専用のロボット物流センターとなる。

1台の処方箋ロボットが1時間で300件を調剤するという。これは数人の薬剤師が1日がかりで行う処理数に匹敵する。

薬剤師を含む220人が働くウォルグリーンMFCでは現在、1日あたり3.5万件を調剤している。

担当者によるとロボットアームを使った調剤処理のスピードアップを図りながら、夏までには1日あたり最大で10万件を処方できるようにする。

ウォルグリーンは2025年までに処方箋MFCを全米に22ヶ所まで展開するのだ。同時に営業活動などに必要となる費用を11億ドル(約1,300億円)まで圧縮する。

3年後には年間ボリュームの半分をロボットMFCで処理することになるのだ。

なおロボットは処方箋全体の7割となる約900種の薬を調剤し、残りの30%となるぜんそく吸入器や目薬、温度管理の必要な医薬品等の調剤は引き続き薬剤師が行う。

 ウォルグリーンの処方箋用の物流センターが小型ながらCFCの形になるのはハブ&スポーク方式を取り入れるからだ。

ハブ&スポークとは、車輪やプロペラなどの中心部となるハブ(hub)と、車輪の中心軸と輪を繋ぐ棒のスポーク(spoke)から構成する物流システム。

ハブはウォルグリーンMFCで、そこから400マイル(約640キロメートル)圏内にある各ウォルグリーンがピックアップ拠点となるスポークだ。

ウォルグリーンのダラスMFCではテキサス州内にアーカンソー州、ルイジアナ州にある約500店の処方箋を処理する。

 ドラッグストアの薬剤師ロボットMFCはスピードアップや効率性、省人化のメリットだけではない。

ネットスーパーでは注文品のピッキング・エラーも返品・返金等で済まされるが、調剤のエラーは文字通り致命的な間違いとなる。

4,482人の薬剤師などを対象に行ったナショナル・ファーマシー・ワークプレース(National Pharmacy Workplace)の2022年の調査によると88%が人手不足を理由にエラーやニアミスが起こったと回答している。

忙しくなると特に処方エラーが起こりやすくなり、ロボットを導入することで薬剤師のエラーを防止するのだ。

またウォルグリーンでは2027年までに最大700ヶ所の簡易クリニックを展開する予定でMFCにより余ったスペースを有効活用しようとしている。

 競合のCVSやライト・エイドも追随することが考えられ、ドラッグストアのDXは処方箋のロボット物流から拡大していくのだ。  続きを読む
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2022年02月12日

【万引き天国サンフランシスコ】、4ヶ月前に5店閉鎖したウォルグリーンがまた閉店!?

220212ウォルグリーン@ユニオンスクエア00
■「万引き天国」と汚名を着せられているサンフランシスコ市に再び大きなダメージだ。頻発する組織的犯罪を理由に市内にある店舗を大手チェーンストアが閉鎖するのだ。

ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは白昼堂々と万引きが行われるサンフランシスコ市内で1店舗を閉店をすることを発表した。

ウォルグリーンは4ヶ月前に同じ理由で5店舗を閉鎖したばかり。2月22日に閉鎖されるのはユニオン・スクエアから東に2ブロック先にあるウォルグリーン。

このウォルグリーンがなくなることで、処方箋薬などでこの店を利用していた近隣にする顧客は他のウォルグリーンまで行かなければならなくなる。

昨年11月に閉鎖されたのはサンフランシスコ市の中心部となるユニオン・スクエアから離れていたウォルグリーンだった。

同社のスポークスパーソンであるフィル・カルーソ氏は「サンフランシスコ市内の小売店は犯罪組織により厳しい状態が続いており、私達チェーンも例外ではありません」とし、「サンフランシスコの窃盗はここ数ヶ月間で増え続けており、ウォルグリーンの平均的な店舗の5倍になっています」と話していた。

また「この問題に対処し安全な環境を提供できるようウォルグリーンは通常店に比べサンフランシスコの店舗には46倍の投資をかけてきました」と説明している。

商品棚が空になるほど盗難や万引きが相次いでいることで売れるものがなく、人件費やリース等のコスト高で赤字となり店舗運営ができなくなっているのだ。

 地元紙のサンフランシスコ・クロニクル紙が報じたところによるとサンフランシスコ市庁舎からほど近いウォルグリーンでは1日当たり平均で1,000ドル相当の万引被害にあっていた。

このドラッグストアでは毎日、棚にある商品が余すことなく盗まれてしまっていたのだ。そのため2020年11月に閉鎖となった。

閉鎖される前にニュース番組「インサイド・エディション(Insaide Edition)」のスタッフが訪れたのだが、撮影を始めてわずか15分ほどで目出し帽をかぶった男が店のカウンターを乗り越え堂々とする万引きが始まったのだ。その様子をカメラが捉えた。

テレビカメラを気にする様子もなく、誰も止めることもできないまま、その男はエアベッドとスクーターを盗んで店を後にした。

ウォルグリーンのスタッフは、白昼堂々の万引き犯を止めることはできない。店のポリシーで店員は盗難を止めることができないのだ。双方どちらかに怪我などが生じれば訴訟となり、企業側が莫大な損害金を支払うことになるからだ。

万引き横行で店舗閉鎖はここだけではない。昨年3月にはブッシュ・ストリートにあるウォルグリーンが閉鎖された。

カリフォルニア州とハワイ州を管轄するウォルグリーンのリージョナル・バイス・プレジデントのジェイソン・カニンガム氏によるとサンフランシスコ市内にあるウォルグリーンは5年間で20店舗前後を閉鎖した。

件数でいえばいわゆる素人による万引きが圧倒的に多いのだが、金額ベースではプロフェッショナルが大半を占めている。

プロが増えた理由は2014年から施行したカリフォルニアの法律「プロポジション47(Proposition 47)」が要因だ。

これにより950ドル以下の盗難では非暴力の軽罪扱いで犯人もすぐに釈放となってしまうのだ。そして店内でのマスク着用がプロフェッショナルの温床となってしまった。

ドラッグストアチェーンは最少人数でオペレーションを行っている。またインターネットで販売しやすい商品をフロントエンドで扱っているのもドラッグストアだ。

サンフランシスコ市内には比較的ウォルグリーンが密集していることもあり効率的だ。そのため万引きのターゲットになりやすく、盗みのはしごもしやすく、捕まっても罪が軽くなるため、プロの苗床になっているのだ。

 カニンガム氏が当時、地元紙に語ったところによると、サンフランシスコ市内にある店の万引きは他の地域の店の万引きに比べて4倍も多いとしていた。

市内のウォルグリーンでは今年6月、男が警備員らの目の前で大量の商品を堂々と盗んで立ち去る様子が撮影された。

この動画はまたたく間に拡散し全米ネットワークのニュースにもなるなど、かえって犯罪を助長させる結果となった。

 全米に1,900店を展開するターゲットは昨年7月、万引きの急増でサンフランシスコ市内にある店舗の営業時間を短縮することを発表。

ターゲットでは多くで午前8時(もしくは午前7時)〜午後10時となっているのだが、サンフランシスコ市内では午前9時〜午後6時と5時間以上も短縮した。

 サンフランシスコの盗難急増で影響を受けているのか最近では他の地域でも大手チェーンストアを狙った略奪に近い集団強盗も多発している。

コロナが終息しても「万引き天国サンフランシスコ」のイメージはついてまわることになるだろう。  続きを読む
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2022年02月02日

【CVS】、異常に長い薬局のレシート!パロディだけでなくスカーフやネクタイで販売?

220202CVSレシート
■お店で商品やサービスを購入するとレシートを手渡される。ちょっとしたものの購入なら、多くの人がその場でレシートを捨ててしまうこともあるだろう。

10センチも満たないレシートならそのまま財布にしまったり、長い場合でも二つ折りにしてポケットに突っ込んだりする。

米国にあるドラッグストアチェーン大手の場合、そのレシートは名物になるほど長い。CVSでシャンプー一つ購入しただけで50センチメートル以上の長さになる。

テレビ番組等でコメディアンがネタにするほどの長さになるのだ。

コメディアンで有名MCのジミー・キンメル氏は2015年、自身の番組に大統領であったバラク・オバマ氏を呼んだ際、CVSのレシートの長さを「大統領として、なんとかしてもらえないか?」と直訴したほどだ。

他のトーク番組でも司会者やコメディアンが、度々CVSのレシートを持ち出しては笑いにするネタ道具にも使われている。
ファイスブックやYouTube、TikTokなどのソーシャル・メディアでも異常に長いCVSレシートは議論の対象となっている。

パロディにもされ、巨大なCVSレシートを首からさげた、ハロウィン衣装にもされたりする。

映画「スターウォーズ」のオープニングにある、長いスタッフロールのように見せたりする人もいる。

極めつけは23ドルでアマゾン等で売られている「CVSレシート・スカーフ(CVS Receipt Scarf, double-sided, soft fleece scarf for winter, fall and spring. Looks like a real CVS receipt. Makes a great gift item! )」だ。

150センチX20センチのプレゼント用スカーフで2年前から販売され今でも売られていることで人気の高さが伺える。

5ツ星評価でも4.7とアマゾンの4スターストアにも並べられるほどの高評価商品だ。

また長いレシートはEtsyでネクタイとして販売もされている。

 CVSレシートが長い理由は25年前にDMやクーポンを止めレシートに集中したことが原因だ。

会員数が7,500万人を誇るロイヤリティ・プログラム「エクストラケア(ExtraCare)」やクーポン、新製品等の情報を満載しているため一枚のレシートが長くなっている。

エクストラケアでは、過去の購入履歴からクーポンでディスカウントをオファーしている。

例えば解熱・鎮痛薬の市販薬、タイレノールを購入すると競合の鎮痛薬やプライベートブランドの解熱薬等で、50セント引きのクーポンがついたりする。

仮にQPマヨネーズを購入すると、レシートに競合メーカーのマヨネーズやPBマヨネーズが安くなるオファーが掲載されるのだ。

パーソナライゼーションのオファーがあることで、グリーティングカード1枚でも1メートル近くのレシートになることさえある。

こういったパーソナライズしたレシート・クーポンは実際に効果があるからCVSでも止めることができない。

期限付きで緊急性を訴求しているのでCVSをコンビニのように毎日のように利用する顧客には逆にありがたいのだ。

一方で、環境保護団体のグリーン・アメリカから数年前、意味もなく長いレシートは環境に悪影響を及ぼすとキャンペーンされたほどだ。

それでもCVSは長いレシートを止めない。CVSもデジタルレシートはあるのだが、顧客の現状維持バイアスが働くからだ。

現状維持バイスとは、たとえ有益であったとしても、知らないものや経験したことのないものを受け入れることに心理的な抵抗が生じ、現在の状況に固執してしまう傾向のことだ。

新しい習慣を受け入れられない高齢者などがその傾向がつよくなる。

 ただ若い世代からデジタルレシートを利用しており、そこに目をつけている大手チェーンストアもある。

つまりレシートというタッチポイントをデジタル化し注文から購入に至るまでのカスタマージャーニーに様々なオファーを提供することで、メーカーから広告収入を得るのだ。

買い物がDXしていくと消費者の情報タッチポイントも多様化し、大手チェーンが広告代理店になる。

ウォルマートやアルバートソンズ、ベストバイ等の大手チェーンストアが広告部門を刷新したり、広告代理店をローンチしている。

これらの顧客はストアアプリで商品を検索する。検索結果にスポンサード広告やペイドサーチ型広告のリスティング広告等を反映できる。

商品ページにも様々な広告を巧妙に張り巡らせることも簡単だ。顧客が実際に広告をタップし購入に結びつくコンバージョンレート等の解析データも得られることになる。

レシートにもオファーが可能だろう。むしろレシートになる前にもコミュニケーションが可能となる。

 ただ現状維持バイアスでCVSレシートはしばらく長いままだろう。今のうちのスカーフを購入してお土産にするのが良いかもしれない。

220202CVSレシートスカーフ
異常に長いCVSレシートはスカーフになって販売されている!ネクタイにもなっており、名物の長さが広告塔になっているのかもしれない。  続きを読む
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2021年10月23日

【ドローン宅配】、ダラス郊外のウォルグリーンで空輸開始!注文が殺到しフィーバーも?

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■グーグルの親会社アルファベットの関連企業であるドローン開発のウイング(Wing)は20日、テキサス州ダラス郊外の住宅地でドローン宅配を開始することを発表した。

主要な大都市圏内でのドローンを使った空輸が初となり、家庭向けの商用宅配の拡大に大きな弾みがつきそうだ。

ドローン宅配を開始する地域はダラスから北に約30マイル(約50キロメートル)のところにあるフリスコ市とリトル・エルム地区。

フリスコ市はダラス・フォートワース都市圏で働く専門職階層のベッドタウンとして急成長し約20万人が住んでいる。

フリスコ市長によると市民からの最も多いクレームが交通渋滞と挙げている。ドローン宅配で渋滞による配達の遅延を解消し、一部に宅配トラックの減少にもつながると見ている。

フリスコ市から西に6マイル(約10キロメートル)にあるリトル・エルムも約5万人が住んでいる。

ウイングでは来週中にもリトル・エルムにあるウォルグリーン(2774 E. Eldorado Parkway, Little Elm TX 75068)でドローン宅配を始めるのだ。

ドローン宅配の対象地域はウォルグリーン・リトル・エルム店から4マイル(約6キロメートル)圏内の住民。

対象商品はウォルグリーンが店頭で取り扱っている約100品目で市販薬やスナック、食品などに新型コロナウイルス検査キットも含まれている。

ウイングではドローン宅配のスピードが決済からパッケージが届くまで10分以内としているのだ。

 ウイングのドローン宅配では6マイル(約9.6キロメートル)の範囲を往復可能としており、時速は最大70マイル(約112キロメートル)に達する。運搬可能重量は3.3ポンド(約1.5キログラム)まで。

ドローン宅配の利用はウイング専用アプリから注文することになる。

利用者から注文を受け取ると、近くのサービスセンターからドローンが離陸する。ウォルグリーンが指定したゾーンの上空23フィート(約7メートル)でホバリングしながら、ドローンが降ろしたケーブルに取っ手のついた注文品を入れる専用パッケージをスタッフが引っ掛けるのだ。

ドローンはケーブルを引き上げ、機体の下に注文品を収納する。その後は150フィート(45メートル)まで上昇し、時速65マイル(時速100キロメートル)で利用者宅まで届けるのだ。

利用者宅では、バックヤード(裏庭)もしくはフロントパスウェイ(玄関前の通路脇)の上空に留まりながら、ケーブルを地面まで降ろして注文品を届ける。

ドローン宅配では決済から注文品が届くまで最短で2分47秒という記録がある。コロナ禍で多くの店が影響をうける中、ドローン宅配であらたな機会も広がっている。

 アメリカ国内で最初に家庭向けのドローン宅配で成功したのが、バージニア州クリスチャンズバーグ地区。

ウイングが開発したドローンが2019年10月18日、約2.2万人の街でウォルグリーンから咳止め風邪パックを届けたのだ。これが全米で初のドローン宅配事例となったのだ。

その後もウォルグリーン以外の地元のお店にも空輸が拡大し、ローカルのベーカリーショップやコーヒーショップからの宅配も開始した。ローカルショップにとってコロナ禍でドローン宅配が思いがけずライフラインになっていた。

ドローン宅配により、お客が店に入ってくることがなく、接触する機会もなくなる。配達員が運んだり直接の手渡しもないので感染リスクもなく安心なのだ。

自治体が手数料を負担していることもあり、宅配手数料が現在も無料となっているのも注文が絶えない要因だ。

地元の飲食店以外でも、子どもたちのために図書館から絵本等を宅配するサービスも開始。今年4月には地元のガールスカウトがクッキー販売でドローンを利用した。

バージニア工科大学がクリスチャンズバーグの住民に昨年秋実施した調査によると、ドローン宅配を87%が好意的に見ていることがわかっている。

すでに利用した人を含めて9割となる89%の住民がドローン宅配を使ってみたいとも回答しているのだ。

 騒音の問題があるものの人口密度の高い地域でもドローン宅配が拡大すれば、アメリカ国内での空輸の拡大が加速する。

ウイングは今年8月、オーストラリアのローガンシティ等で行っているドローン宅配を含め宅配実績が10万件に上ったことを発表した。

自治体の協力があればアメリカ国内だけでも即座に100万件の空輸実績を見ることになるだろう。

トップ画像:ドローンが降ろしたケーブルに注文品が入った専用パッケージ取り付けるウォグリーン・スタッフ。ダラス郊外のベッドタウンでもドローン宅配が始まる。大都市圏にある住宅街では初となる家庭向け空輸サービスだ。ウォルグリーンの近くにはウォルマートがあり、ホバリングするドローンが多くの人の目にとまることになる。これで注文が殺到する?  続きを読む
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2021年10月14日

【サンフランシスコ】、万引きが薬局5店を潰す!自販機ごと盗まれるから自販機がない?

211014ウォルグリーン@サンフランシスコ
■ここのところ万引きや窃盗などの犯罪が多発するサンフランシスコ市に再び大きなダメージだ。頻発する組織的犯罪を理由に市内にある店舗を大手チェーンストアが閉鎖するのだ。

ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは12日、白昼堂々と万引きされることでサンフランシスコ市内にある5店舗を閉店をすることを発表した。

近くの薬局が無くなることでお年寄りや体の不自由な地域住民に不便となり、世界有数の観光都市でもあるサンフランシスコのイメージ悪化につながる。

来月中にも閉鎖されるのはサンフランシスコ市の中心部となるユニオンスクエアから離れているものの地域住民が多く利用するウォルグリーンだ。

同社のスポークスパーソンであるフィル・カルーソ氏は「サンフランシスコ市内の小売店は犯罪組織により厳しい状態が続いており、私達チェーンも例外ではありません」とし、「サンフランシスコの窃盗はここ数ヶ月間で増え続けており、ウォルグリーンの平均的な店舗の5倍に鳴っています」と話した。

また「この問題に対処し安全な環境を提供できるようウォルグリーンは通常店に比べサンフランシスコの店舗には46倍の投資をかけてきました」と説明している。

ウォルグリーンでは商品棚が空になるほど盗難が相次いでいることで赤字となり店舗運営ができなくなっているのだ。

 地元紙のサンフランシスコ・クロニクル紙が報じたところによるとサンフランシスコ市庁舎からほど近いウォルグリーンでは1日当たり平均で1,000ドル相当の万引被害にあっていた。

このドラッグストアでは毎日、棚にある商品が余すことなく盗まれてしまっていたのだ。そのため昨年11月に閉鎖となった。

閉鎖される前にニュース番組「インサイド・エディション(Insaide Edition)」のスタッフが訪れたのだが、撮影を始めてわずか15分ほどで目出し帽をかぶった男が店のカウンターを乗り越え堂々とする万引きが始まったのだ。

その様子をカメラが捉えた。テレビカメラを気にする様子もなく、誰も止めることもできないまま、その男はエアベッドとスクーターを盗んで店を後にした。

ウォルグリーンのスタッフは、白昼堂々の万引き犯を止めることはできない。店のポリシーで店員は盗難を止めることができないのだ。

双方どちらかに怪我などが生じれば訴訟となり、企業側が莫大な損害金を支払うことになるからだ。

万引き横行で店舗閉鎖はここだけではない。今年3月にはブッシュ・ストリートにあるウォルグリーンが閉鎖された。

カリフォルニア州とハワイ州を管轄するウォルグリーンのリージョナル・バイス・プレジデントのジェイソン・カニンガム氏によるとサンフランシスコ市内にあるウォルグリーンは5年間で17店舗を閉鎖した。

ウォルグリーンはサンフランシスコ市内に53店舗を展開しているものの、ブッシュ・ストリートとラーキン・ストリートにあったウォルグリーンは2019年からは10番目の閉鎖店となったのだ。

件数でいえばいわゆる素人による万引きが圧倒的に多いのだが、金額ベースではプロフェッショナルが大半を占めている。

プロが増えた理由は2014年から施行したカリフォルニアの法律「プロポジション47(Proposition 47)」が要因だ。

これにより950ドル以下の盗難では非暴力の軽罪扱いで犯人もすぐに釈放となってしまうのだ。

そして店内でのマスク着用がプロフェッショナルの温床となってしまった。

ドラッグストアチェーンは最少人数でオペレーションを行っている。

またインターネットで販売しやすい商品をフロントエンドで扱っているのもドラッグストアだ。

サンフランシスコ市内には比較的ウォルグリーンが密集していることもあり効率的だ。

そのため万引きのターゲットになりやすく、盗みのはしごもしやすく、捕まっても罪が軽くなるため、プロの苗床になっているのだ。

 カニンガム氏が当時、地元紙に語ったところによると、サンフランシスコ市内にある店の万引きは他の地域の店の万引きに比べて4倍も多いとしていた。

市内のウォルグリーンでは今年6月、男が警備員らの目の前で大量の商品を堂々と盗んで立ち去る様子が撮影された。

この動画はまたたく間に拡散し全米ネットワークのニュースにもなるなど、かえって犯罪を助長させる結果となった。

 全米に1,900店を展開するターゲットは7月、万引きの急増でサンフランシスコ市内にある店舗の営業時間を短縮することを発表。

ターゲットでは多くで午前8時(もしくは午前7時)〜午後10時となっているのだが、サンフランシスコ市内では午前9時〜午後6時と5時間以上も短縮した。

 万引きに優しいイメージが広がりつつあるサンフランシスコでは店舗にいかなる安全策を施しても限界があるようだ。  続きを読む
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2021年09月21日

【クーラースクリーン】、700店に拡大!ガッキーから「おつかれ生です」と癒やされたら?

210921クーラースクリーン
■デジタルディスプレイ搭載のリーチインクーラー「クーラー・スクリーン(Cooler Screens)」が30都市にある700店舗に拡大している。

スタートアップのクーラー・スクリーンが15日、1万枚以上のパネルを700ヶ所の店舗に設置したと発表したのだ。

クーラー・スクリーンは飲み物やアイスクリームなど冷蔵・冷凍した状態のまま商品を陳列することができるリーチインショーケースのガラス扉部分をデジタルディスプレイにしたもの。

リーチインクーラーに置かれているミネラルウォーターやビール、アイスクリーム、冷凍食品などの商品をデジタル表示する。

デジタルスクリーンでは商品の並びを入れ替えることができ、コマーシャル等のイメージ動画や価格もリアルタイムで変更可能だ。

 デジタルスクリーンを搭載したリーチインは2017年にシカゴで創業したクーラースクリーンが開発。

クーラースクリーンの共同創業者にはドラッグストアチェーン大手ウォルグリーンのCEOだったグレゴリー・ワッソン氏も名を連ねている。

ウォルグリーンでは2019年初頭からシカゴやシアトル郊外の6店舗でクーラースクリーンのテストを開始。利用者から好評だったことからシカゴ市内の50店舗にクーラー・スクリーンを導入した。

飲料水の売上でも導入店と非導入店では50〜100%の売上が異なっていることもあり、ウォルグリーンに追加・導入する予定だった。

だが昨年のパンデミックの影響でクーラースクリーンの生産が遅れ、実際には100ヶ所程度の導入となっていた。

一方で、今年1月にジャイアント・イーグルの傘下でペンシルベニア州ピッツバーグを中心に展開するコンビニエンスストア「ゲットゴー・カフェ&マーケット(GetGo Cafe + Market)」が一部の店舗で導入。

広告ビジネスサイトのアドウィーク(Adweek)によると、コンビニエンスストア以外ではチェーンストア最大手のウォルマートやスーパーマーケットチェーン最大手のクローガーが契約している。

さらにウォルグリーンと競合するドラッグストアチェーンのCVSも店舗内にクーラースクリーンを導入する計画なのだ。

クーラー・スクリーンでは急ピッチで設置店を拡大していることで7,700万人の目に触れていると報じている。

 スマート・リーチインとも言えるクーラー・スクリーンにはカメラやセンサーも内蔵したIoT仕様となっているのも特徴だ。

顔認識システムから誰がどの商品を見て、何に手を伸ばしたが分析できるようになっているのだ。顔認証のAI分析から顧客の性別や年齢が判断でき広告などのマーケティングに生かせるという。

例えば飲料メーカーが若い女性向けにテレビコマーシャルなどのキャンペーンを行ったとき、宣伝活動の効果の有無を確認できるのだ。

デジタルスクリーンの表示で、コカ・コーラ社のスプライトをペプシコ社のマウンテンデューを並べることで売上の違いを調べることも可能となる。

また年配の女性は他の曜日に比べて特定の曜日の夜にアイスクリームを購入する傾向が多くなるなども分かるのだ。

さらにアイリス(眼の虹彩)トラッキングでリーチインの扉を開いたあとの顧客の目の動きも分析可能となる。

視線をトラッキングすることで、特定の商品でユーザーの視線がとまる「アイキャッチング」となる商品の多寡からキャンペーン効果もわかるのだ。

クーラー・スクリーンはデジタル広告業界で「広告の新ラストマイル(the new last mile of advertising)」とも呼ばれている。スマートフォンやタブレット、パソコン等を日常的に使わないどころかテレビも見ない、いわゆる「オフライン・ショッパー(offline shoppers)」が一定数いることで、デジタル広告は彼らにリーチできない歴史的な課題を抱えている。

店頭にあるクーラー・スクリーンならオフライン・ショッパーもデジタル広告に触れ、この課題が解決できるのだ。

 クーラースクリーンには世界最大の食品・飲料メーカーのネスレやコナグラ・フーズ、ミラークアーズなど100社以上がパートナーシップを結んでいる。

クーラースクリーンは昨年10月、シリーズCラウンドで8,000万ドル(約83億円)以上を調達したことを発表し、累計では1億ドル(約103億円)以上の調達となっているのだ。

 クーラースクリーンは今年末までに2,500ヶ所に設置を計画しており、様々なチェーンストアで見かけることになりそうだ。

トップ画像:ウォルグリーンに設置されているクーラー・スクリーン。デジタルディスプレイで遠くからでも注意をひく。一方で問題点も指摘されている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。クーラースクリーンについて否定的な動画がTikTokにアップされました。ユーチューバーのガス・ジョンソン氏がウォルグリーンのクーラースクリーンをバックに「中を覗き込めたガラスのドアの代りにスクリーンを設置するのを良いアイディアだとしていますが、コレ、必要ですか?」と問いているのです。意味のないアップグレードだとするインフルエンサーの不満に「ウォルグリーンはスタッフに時給15ドルを払わないのに、高いお金をだしてHDスクリーンを設置している」との同意する声や「(中を確認するためドアの開け閉めが減ることで)冷凍・冷蔵の電力で節約している」等とする環境配慮、さらに「値引きラベルや価格ラベルをいちいち変更せずボタン一発でできる」などと多くの賛否が巻き起こっています。クーラースクリーンはまだ初期の段階にあるため、その良さを活かしきれていないから賛否が起こっているのだと思います。中にある飲料品などをHDスクリーンで単に映しているだけではないのですね。  続きを読む
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2021年06月23日

【サンフランシスコ】、ザ・万引きタウン!ケーブルカーで窃盗や万引きのはしごが可能?


■サンフランシスコはいまや万引き天国だ。全米に8.900店を展開するドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンでは、サンフランシスコ市内の店舗で万引きの被害が後をたたないため、徐々に店舗を閉鎖している。

ウォルグリーンではジョークでもなんでもなく毎日のように万引きされるのだ。

例えばサンフランシスコ市庁舎からほど近いウォルグリーンでは1日当たり平均で1,000ドル相当の万引被害にあっていた。このドラッグストアでは毎日、棚にある商品が余すことなく盗まれてしまっていた。売れる商品がないため赤字に陥り、店を閉鎖せざる負えなくなるのだ。

万引きが増えてしまった原因は、2014年から施行したカリフォルニアの法律「プロポジション47(Proposition 47)」だ。

これにより950ドル以下の盗難では、非暴力の微罪扱いで犯人もすぐに釈放となってしまう。軽罪となれば万引きが増え、万引きがしきい値を超えて増えると警察の対応も追いつかない。

対応が追いつかないためさらに逮捕される確率が減少し、犯罪が犯罪を呼び寄せてしまうのだ。こういった負の連鎖でさらに万引き数が加速することになる。

したがってレポートされていない、見つかっていない万引きが多数に上ることになる。

日本人的な感覚からすればなぜ店のスタッフは万引きを止めないのか?となるのだが、大手チェーンストアでは店のポリシーで店員は盗難を止めることができない。

捕まえようとした際、犯人もしくは店員のどちらかにケガなどが生じれば訴訟となり、チェーンストア側が莫大な損害金を支払うことになるからだ。

ウォルグリーンなどでは万引き犯を制止できないどころか不審な行動も注意できない。犯人にいらぬ刺激を与えることにもなりかねず、犯行の瞬間さえ見てはいけないと店員は指導されるのだ。

例えば万引きができなかったことを逆恨みされ、後で仕返しをされることもあるのだ。

パンデミック以降に万引きが特に増えてしまったのは理由がある。感染拡大でサンフランシスコに観光に来る旅行者が全くいなくなり、観光地でツーリストをターゲットにした窃盗ができなくなったことがある。

またソーシャルディスタンシングで人との距離を開けなければならないため、他人の財布やバッグも狙えなくなったのだ。それで店での万引きが増えることになったのだ。

感染を恐れてパンデミック以降、市当局が「逮捕するな」と警察に通達を出しているということも理由だ。

さらにいえば店内でのマスク着用の義務により、容易に顔を隠すことができ犯行に走らせやすくなる。

万引きの温床となるのはドラッグストアだ。ドラッグストアは医薬品にとどまらず化粧品や日用品、食品まで幅広く品揃えしており、場所によってはコンビニより多い。

ドラッグストアのような小さい店では最小の店員数でオペレーションしている。全米に8,100店(ターゲット内のCVSファーマシー1,845ヶ所は除く)を展開するCVSや先にあげたウォルグリーンでは一部にコンビニより高価な商品もあることで狙われやすくなる。

ではカリフォルニアの大都市といえばロサンゼルスだが、なぜLAの中心地よりサンフランシスコは万引きが集中するのだろうか?

意外に知られていないことだが、ロサンゼルス・ダウンタウンは以前、人がほとんど住んでいなかった。

住民が少なかったためLAダウンタウンには1950年から2007年まで、いわゆる大手の食品スーパーが1店もなかったのだ。

最近は再開発が進みLAダウンタウンに若い住民が増えているが、住民の多さではサンフランシスコにかなわない。

住民が多くなるから小売店も増える。しかもサンフランシスコに住む人の多くが年配者であり薬を必要とするためドラッグストアが多くなるのだ。

サンフランシスコには狙われやすいドラッグストアが密集してあるため万引き犯には理想的で効率的な地域性となる。

ケーブルカーを使った「万引きのはしご」も可能となるのだ。

 先日もサンフランシスコのウォルグリーンで白昼堂々と万引きをする瞬間を捉えた動画がSNSでアップされた。その後、犯人は捕まったようだが「サンフランシスコは万引き天国」との汚名はしばらく消えないようだ。

トップ動画:サンフランシスコが万引き天国となっていることを証明する動画だ。スーツケースで万引きするのは、コントのようだ。  続きを読む
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2021年05月17日

【サンフランシスコ】、観光都市が万引き天国!罪の軽さにマスクでドラッグストア被害?


■昨年はコロナ禍で店舗を閉鎖する必要があったことで全体的に見れば万引きは減少傾向に見えた。

しかし、コロナで仕事を失った人が一時的に増えたことや、マスク着用など顔を隠して店に入っても誰も怪しまない状況になっていることで地域や店によっては棚にある商品を日常的にごっそりと盗まれるのだ。

昨年秋、テレビカメラが目の前で万引きをする様子を捉えた映像が話題になっていた。

ニュース番組「インサイド・エディション(Insaide Edition)」は昨年10月、サンフランシスコ市内のウォルグリーンで横行する万引きをレポート。

地元紙のサンフランシスコ・クロニクル紙が報じたところによるとサンフランシスコ市庁舎からほど近いウォルグリーンでは1日当たり平均で1,000ドル相当の万引被害にあっていた。

このドラッグストアでは毎日、棚にある商品が余すことなく盗まれてしまっていたのだ。そのため昨年11月に閉鎖された。

閉鎖される前にこの店にインサイド・エディションのクルーが入って撮影したのだが、わずか15分ほどで目出し帽をかぶった男が店のカウンターを乗り越え堂々と万引する様子をカメラが捉えた。

テレビカメラを気にする様子もなく、誰も止めることもできないまま、その男はエアベッドとスクーターを盗んで店を後にした。

ウォルグリーンのスタッフは、白昼堂々の万引き犯を止めることはできない。

店のポリシーで店員は盗難を止めることができないのだ。双方どちらかに怪我などが生じれば訴訟となり、企業側が莫大な損害金を支払うことになるからだ。

万引き横行で店舗閉鎖はここだけではない。

今年3月にはブッシュ・ストリートにあるウォルグリーンが閉鎖された。

カリフォルニア州とハワイ州を管轄するウォルグリーンのリージョナル・バイス・プレジデントのジェイソン・カニンガム氏によるとサンフランシスコ市内にあるウォルグリーンは5年間で17店舗を閉鎖した。

ウォルグリーンはサンフランシスコ市内に53店舗を展開しているものの、ブッシュ・ストリートとラーキン・ストリートにあったウォルグリーンは2019年からは10番目の閉鎖店となったのだ。

カニンガム氏が地元紙に語ったところによると、サンフランシスコ市内にある店の万引きは他の地域の店の万引きに比べてなんと4倍も多いとしている。

件数でいえばいわゆる素人による万引きが圧倒的に多いのだが、金額ベースではプロフェッショナルが大半を占めている現実がある。

プロが増えた理由は2014年から施行したカリフォルニアの法律「プロポジション47(Proposition 47)」が要因だ。

これにより950ドル以下の盗難では非暴力の軽罪扱いで犯人もすぐに釈放となってしまうのだ。

そして店内でのマスク着用がプロフェッショナルの温床となってしまった。

ドラッグストアチェーンは最少人数でオペレーションを行っている。

またインターネットで販売しやすい商品をフロントエンドで扱っているのもドラッグストアだ。

サンフランシスコ市内には比較的ウォルグリーンが密集していることもあり効率的だ。

そのため万引きのターゲットになりやすく、盗みのはしごもしやすく、捕まっても罪が軽くなるため、プロの苗床になっているのだ。

 サンフランシスコ市内は万引きが制御不能の状態に陥っているともいえる。残念ながら閉鎖されるウォルグリーンはまだ今後も続きそうだ。

トップ動画:ニュース番組「インサイド・エディション(Insaide Edition)」ではテレビクルーの目の前でヤラセかと思わせるほど堂々と万引きする男をカメラが捉えた。  続きを読む
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2021年04月03日

【CVS】、薬局にメンタルヘルスクリニック展開!田村淳のギター日記でメンタルケア?

210403ミニッツクリニック@CVSヘルスハブ
■パンデミックが2年目に突入し、ワクチン接種によりコロナ感染が抑えられるも人々の精神状態の悪化が懸念されている。

国立精神衛生研究所(NIMH)によるとアメリカでは成人のおよそ5人に1人の割合で精神疾患を抱えながら生活している。

パンデミック以前からメンタルヘルスを悪化させる孤独感が高まっていたことも、別の研究で明らかになっているのだ。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、10万人当たりの自殺者数が1999年から2018年に35%も増加した。

健康保険に加入していても、メンタルケアに積極的に関わる人は少ない。メンタルケアへはアクセスが難しく文字通り心理的にも敷居も高い。うつ病になっている人がそもそも自分のメンタルに問題を抱えているとは誰も思わないものだ。

大手ドラッグストアチェーンがメンタルケアへのアクセスを気軽にできるようなサービスを開始した。

CVSヘルスではテキサス州ヒューストンの郊外にある新フォーマットの「ヘルスハブ(HealthHUB)」でメンタルサポートのカウンセリングを始めたのだ。

5店舗のヘルスハブにあるインストアクリニックの「ミニッツクリニック(Minute Clinic)」では秘本では臨床心理士にあたる臨床社会福祉士を配置し、顧客にサイコセラピーのサービスを展開している。

ドラッグストアで食品や日用品、化粧品を購入するついでに心の状態まで診てもらえるのだ。

ドラッグストアにある店内でうつ傾向のある人が予約もいらず面倒な事務手続きもなく、安く手軽にカウンセリングを受けられる。

メンタルヘルスサービスはウォークインの対面以外でもアプリを介したリモートによるテレヘルスでも実施している。

うつ病やパニック障害、不眠、不安などを相談した人は夕方や週末など勤務時間外でも気楽に立ち寄れるようにもなっているのだ。

メンタルヘルスのカウンセリングでは悪化した精神状態を改善する、個人に最適化されたパーソナルなプランを作成する。また症状が重い場合は近くの病院や医師まで紹介するのだ。

 一方、競合のウォルグリーンでは専用ストアアプリにある医療サービスのマーケットプレイス「ファインド・ケア・ナウ(Find Care Now)」でメンタルヘルスをサポートしている。

2018年7月にローンチし実績のあるファインド・ケア・ナウは現在までに数多くの医療機関や医療施設と提携しサービスを拡大しているのだ。

往信のアポサービスや電話やネットのビデオ通話を使って医者に相談するテレヘルス(遠隔医療サービス)の「MDライブ・ドクタービデオ・コール(MD LIVE Doctor Bideo Call)」は人気だ。

特にMDライブは24時間サービスでいつでもどこでもオンライン診療を受けられるので注目されている。

喉の痛みや咳、下痢など比較的軽い症状に限られているが、仕事の後などに自宅にいながら医者に直に相談できるので軽い症状などを診断してもらうのに便利なのだ。小さな子どもなら病院に行く前に相談できるだろう。

ファインド・ケア・ナウでは皮膚科医との医療相談からオンライン上でのセカンドオピニオン・サービスまで提供している。

診療のアポには軽度の症状などを診察する近隣のクリニックなどから緊急を要するアージェントケアまで含まれているのだ。

ウツのようなメンタルヘルスの診察も対応した心理医療(ビデオコール)も39ドルからおこなっている。

アプリにあるメンタルヘルスの専用ページではコロナに関する精神疾患やウツ、メンタルヘルス管理の情報も提供しており、さらに敷居が低くなっている。

 ワクチン接種が拡大しているものの非日常的な生活はまだまだ続きそうだ。ドラッグストアチェーンに限らずファーマシーをインストア展開する大手チェーンストアもメンタルヘルス支援が拡大していくのだ。  続きを読む
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2020年12月13日

【ライトエイド】、ドラッグストアチェーン第3位の生き残りデジタルシフト戦略は提携!

201213ライト・エイド00
■ライト・エイドはドラッグストア業界では第3位となるチェーンストアだ。カリフォルニア州の540店やペンシルベニア州で展開する519店、ニューヨーク州の318店を含め18州に2,461店舗のドラッグストアを展開している。

小売部門となるリテール・ファーマシー部門の売上高は156.2億ドル(前年比0.9%減)となっているが、国内の店舗数では第1位となるCVSヘルスは第2位のウォルグリーンと比べるとどうしても見劣りがしてしまう。

CVSの店舗数はターゲットの店舗内にあるファーマシー1,725ヶ所とネイバーフッド型ショッピングセンターやスタンドアローンで展開する8,170店を合わせると9,895店にもなる。

小売売上では857.3億ドルのCVSを勝るウォルグリーンでは店舗数が国内で9,000店近くになり、売上高は1077.0億ドルとなる。

1日のファーマシー利用客数160万人となっているものの業界第3位のライト・エイドはどうしてもCVSやウォルグリーンに対して地味に見えてしまう。

最近、日本でバズワードになっているデジタルトランスフォーメーション(DX)についても大手2社に比べて後手の印象が強い。デジタルシフトで後塵を拝するも顧客の利便性を考え競合他社にできないことをやっている。例えばネット通販最大手アマゾンとの提携だ。

 ライト・エイドとアマゾンは昨年6月、アマゾンの注文品をライト・エイドの店舗で渡すサービスを開始することを発表した。コンビニにあるアマゾンロッカーや留守宅に宅配する以外にもピックアップ拠点を増やし、利便性を高めるのが狙いだ。

このサービスを導入するライト・エイドにはピックアップで集客できるというメリットがある。ピックアップ・サービスの「カウンター(Counter)」では、ライト・エイドが最初の提携チェーンとなったのだ。

アマゾンで購入した利用者は受け取り先を最寄りのライト・エイドに指定しておく。注文品の到着通知を受け取った後、ライトエイドに行きメールにあるバーコードをスキャンしてもらい注文品を受け取ることになる。100ヶ所のライトエイドから開始したあと、1,500店以上に展開している。

デパートメントストアのコールズは昨年4月、約1,150店でアマゾン専用の返品カウンター等を設置すると発表。一方、ライトエイドでは返品は受け付けない。

アマゾンからの注文品の受け取りでは、キャンパス内や学生街などに展開するピックアップ拠点に加え、ホールフーズ・マーケットやセブンイレブン、一部のライト・エイドでもアマゾンロッカーを導入している。

ライト・エイドの提携先大手はアマゾンにとどまらない。

 ライト・エイドは今年5月、オンデマンド買物代行&宅配サービスのインスタカートと提携し市販薬や食品、日用品などフロントエンド商品の宅配サービスを開始することを発表したのだ。

サンフランシスコで2012年に創業したインスタカートはスーパーマーケットなどでの買い物を「パーソナルショッパー」と呼ばれるスタッフが代行して買い物をし、生鮮品等を自宅に送り届けるサービスを展開する企業だ。

インスタカートはクローガーやアルバートソンズ、コストコ、サムズクラブ、アホールド、パブリクスなど北米で展開する大手食品スーパー10社以上と契約。ウェグマンズやプライスチョッパーなど中堅食品スーパーとの提携も増え中小の食品スーパー400社以上と契約を結んでいる。

直近でも家電量販チェーン最大手のベストバイと提携し、ベストバイが展開する950店以上の店舗からタブレット等500ドル以下の家電製品を注文当日に宅配を開始すると11月に発表した。

インスタカートは現在、北米市場の5,500ヵ所以上の地域で営業し、アメリカ国内では2万店以上から宅配を展開し国内世帯の85%をカバーしている。

コロナ禍、インスタカートで生鮮品等を頻繁に注文するようになったユーザーにとって、ライト・エイドからの宅配オプションが加わるのは便利になるのだ。

 ではライト・エイドのモバイル・アプリはどうなのだろうか?

電話やカメラ、手帳、ゲーム、お財布など様々な機能を搭載したスマートフォンは生活のあらゆる場面で使われている現代人の必需品になっている。ミレニアルなどの若い世代はスマートフォンに依存するほど使いこなしている。

大手チェーンストアも顧客にシームレスで便利な買い物を提供するためストアアプリの開発に莫大な投資を行っている。これからの消費者はスマートフォンを使いこなして買い物を便利に行うことが予想できるからだ。

実際にほとんどの消費者が買い物にストアアプリを使いこなしている。

調査会社アコスタによるとアメリカ国内のスマートフォンユーザーが2.6億人以上おり、買い物中にスマートフォンを使う人が2.3億人以上いると明らかにしている。買い物中にスマートフォン・アプリを使うことも快適だと答える人も年々増える傾向で、2015年の35%、2017年の42%、そして現在では58%の人が店内で楽に使っているというのだ。

ライト・エイドでもストアアプリを展開している。

ただし、10年以上前からストアアプリでも先行するウォルグリーンに比べてドラッグストアとして特別な機能はバーコードスキャニングを利用した処方箋薬のリフィルや家族の処方箋薬のマネジメントぐらいで大手チェーンストアとしては投資でまだ初歩段階になる。

 ライト・エイドではDXで遅れているものの大手2社ができないことをやって生き残っているのだ。  続きを読む
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2020年12月12日

【プリントアウト自販機】、スマホにある画像をコンタクトレスで印刷!当社の顧客価値?

201212コダック・モーメント・ツーゴーキオスク
■コロナ禍であっても年末から年始にかけて家族や友人と集まることもあり、スマートフォンを使って何かと撮影をする機会が増える。

クリスマスパーティに忘年会、初詣に新年会等、気づけばスマートフォンには友達との自撮り画像や家族との画像で一杯となる。

子供の画像から毎日撮影するペット画像まで、クラウド上に数千枚になっている人も少なくない。

いまでは90%以上の人がいつも持ち歩いているスマホでいつでもどこでも撮影しているから、数え切れないほどの画像枚数になっているのだ。

一方で子供が最初に立ち上がったときなどお気に入りの奇跡の一枚はいつも手元に置きたいものだ。

また友人らと会ったとき画像を見せる際、スマホの画面よりは厳選した画像をプリントアウトして写真の形で渡したほうが喜ばれる。

コロナ終息後に旅行にいったとき、その場で撮れた思い出の一枚を絵葉書にして送る場合もあるだろう。

癒やしを与えてくれる、お気に入りのペットの表情は印刷して仕事のデスクの上に置きたい。

楽しい思い出はいつもいる場所に飾っておいて、視線を動かすだけでそのときの嬉しい気持ちに戻れるようにしておくのもいい。

大手チェーンストアではスマートフォンから画像を送ってプリントアウトをするサービスを行っている。

ただし1時間前にスマートフォン・アプリから操作をしなければならないのだ。

スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーやドラッグストア最大手チェーンのCVS等、一部店舗ではタッチレスでその場でプリントアウトし決済も終えることができるキオスク「コダック・モーメント・ツーゴー(Kodak Moment to Go)」を導入している。

コダック・モーメント・ツーゴーではこれまでのプリントアウトサービスと異なり、事前に注文することなく即座にプリントアウトでき、キオスクにあるスクリーンに触れることなく操作が可能となったのだ。

使い方はシンプルでキオスクにあるタブレット・スクリーンのQRコードを読み込んでキオスクとスマートフォンを同期させる。

あとはスマートフォン上で画像を選び、サイズや種類を指定するなど操作をして注文を確定していくだけ。

支払いもキオスクに備え付けられたる端末にクレジットカードを挿し込んで決済を終える仕組みだ。事前注文も可能だ。

キオスクの側面にある2つのトレイにプリントアウトされた高画質の写真がでてくるのだ。人を
介してプリントアウトしたり、レジを通って会計する必要がないのでコンタクトレスで安心だ。

 スマートフォンを使いこなすミレニアル世代でも7割がスマートフォンにある画像をプリントアウトする。若い世代でも家族をもち、小さい子供やペットがいればなおさらだろう。

その場で簡単、即座にプリントアウトの自販機があることでシームレスな買い物体験にもなるのだ。

トップ画像:タッチレスでその場で画像をプリントアウトし決済も終えることができるキオスク「コダック・モーメント・ツーゴー(Kodak Moment to Go)」。  続きを読む
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2020年11月29日

【ウォルグリーン】、ロイヤリティプログラム一新!ジャンクフード購入も罪滅ぼし機能?

201129新ウォルグリーンアプリ
■アドビの調査によるとスマートフォンを介してオンラインショッピング行う人はオンライン販売の42%に達している。スマートフォンを使ったネットショッピングは昨年から55%も増加しているのだ。

マーケティング企業のアコスタが今年9月末から10月初めにかけて行った調査では、実に10人中9人となる89%が店内でスマートフォンを利用している。特に若い世代となる18〜39歳の93%がスマートフォンを買い物につかっている。

また10人中7人となる人がスーパーが提供しているストアアプリを利用しているのだ。

買い物のあらゆる場面でスマートフォン・アプリが使われている。お薬から化粧品、日用品の販売まで手掛けるドラッグストアも例外ではない。

ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは最近、同社のスマートフォン・アプリのデザインを一新した。

アメリカ国内に9,000店以上を展開するウォルグリーンは19日、2012年9月から開始し加入者数が1億人以上となるロイヤリティ・プログラム「バランスリワード(Balance Rewards)」を止め、新たに「マイ・ウォルグリーン(myWalgreens)」に変更することを発表。

ロイヤリティ・プログラムは「フリークエント・ショッパーズ・プログラム(FSP:Frequent Shoppers Program)」とも呼ばれ、会員となる顧客に値引きなどの特典を与えることでお客を囲い込む販促だ。

元々は航空会社が顧客獲得のために始めたマイレージ・プログラム(正しくはフリークエント・フライヤーズ・プログラム:Frequent-Flyers Program)から小売業界に広まった経緯がある。

ウォルグリーンではロイヤリティプログラムの刷新に伴い、新ストアアプリ「マイ・ウォルグリーン(myWalgreens)」にも買い物に便利な機能を加える。

バランス・リワードでの購入では、日用品やOTC薬など1ドルの買物で10ポイントがついていたが、マイ・ウォルグリーンのキャッシュリワードでは10ポイントが1%となる。

ポイント獲得の値引きではこれまでの1,000ポイントで1ドル分の値引きが、100%で1ドルの値引きとなる。

マイ・ウォルグリーンではポイントをパーセンテージに変え、単位も4桁から3桁に変更することで扱いやすくなるのだ。例えば7,800ポイントが7.80ドルとなるより、780%が$7.80と同じになるほうが顧客にはわかりやすいということだ。

さらに貯まったキャッシュリワードをストアアプリを通じて様々なチャリティに寄付することもできる。キャッシュ還元ポイントを子どもの貧困撲滅に取り組むプログラム等の慈善活動に寄付することができるのだ。

またマイ・ウォルグリーン・アプリではお財布機能「ウォレット(Wallet)」がつく。ストアアプリにクレジットカード(最大10枚まで)を登録しておけば会計時、アプリ上にバーコード(PDF417バーコード)を表示させレジでスキャンさせれば決済が済むことになる。アプリとレジを同期させることでコンタクトレスで支払いが可能となるのだ。

またアプリ上で商品クーポンをクリップしておけば、自動的に値引きされることになる。ウォレット機能を使うことで、例えば7.80ドル分(780%)貯まっているキャッシュリワードもその場で値引きになる。

ウォレット機能ではペーパーレシートからeレシートになり、過去の購入履歴も簡単に参照できるのだ。eレシートのペーパーレスとなるので非接触にもなり安心だ。

 他の機能として、アプリを介して健康・ウェルネスの商品を購入後、最短30分で店内や店舗前のドライブスルーのいずれかで受け取ることができる他、ドアダッシュやポストメイツを利用した宅配サービスもある。

 他にも24時間年中無休の薬局チャット機能や医療や予防接種を検索・予約するファインド・ケア・ナウ、パーソナライズされた健康アドバイス、リアルタイムのインフルエンザ・アラートなど幅広い健康とウェルネスのサービスが盛り込まれている。

 ドラッグストアのアプリだけでも、健康とウェルネスに関する様々なことができるようになるのだ。

トップ画像:一新されたウォルグリーン・アプリ。このストアアプリには、貯まったポイントをチャリティに寄付できる新機能がついている。日頃買ってしまうジャンクフードのポイントから、子ども食堂に寄付がいくような仕組みだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ウォルマートなどの小売チェーンからマクドナルドなどの外食チェーンまでアプリ開発が進んでいることで、アメリカでは使いやすくて便利なアプリのUI(ユーザーインターフェース)デザインが固まりつつあります。例えば食品スーパーの買い物がしやすいレイアウトで例えれば使いやすいアプリのUIを理解しやすいかもしれません。スーパーマーケット等で奇抜なレイアウトがないようにストアアプリのデザインや構成もひとつの流れに収束しつつあるのです。当ブログでいつも強調しているように、ストアアプリとはポケットに入るお店(もしくは売り場)ということ。店内で繰り広げられるコミュニケーションがストアアプリに集約されているのです。これからの消費者は必ずストアアプリを介して買い物をするのです。だから日本の流通より5年〜10年進むアメリカ流通の現場を視察する際「お店や売り場以上にストアアプリを研究しなければならない」とクチを酸っぱくして言っているのです。  続きを読む
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2020年11月06日

【ドローン宅配】、あれから1年!1日に数回利用する高齢者の増加で止められなくなる?


■ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンがIT大手アルファベットの関連企業と提携し無人機(ドローン)宅配を開始して1年が経過した。ドローン宅配によるラスト・ワン・マイルでは民間初の試みであり、空輸宅配の成功事例となった。

ドローンを使った宅配を行っているのは人口2.2万人のバージニア州クリスチャンズバーグ地区。ウォルグリーンが昨年10月18日、ドローンを使いコリバー家にウォルグリーン・セレクトの「咳止め風邪パック(Cough/Cold Pack)」を届けたのだ。

その後もドローン宅配はウォルグリーン以外の地元のお店にも拡大し、ローカルのベーカリーショップやコーヒーショップからの宅配も開始している。

このドローンを使って4月から宅配を開始したのはローカル・ベーカリーショップの「モッキンバードカフェ&ベーカリー(Mockingbird Cafe & Bakery)」。モッキンバードカフェでは注文単価が通常時の倍近くになり、人気のクロワッサンやマフィン、アーモンド・マカロンが文字通り飛ぶように売れていた。

同店のオーナーのドナ・スピークスさんはドローン宅配で大盛況となり「超素晴らしいボーナス」と語った。

外出禁止令によりモッキンバードカフェのあるクリスチャンズバーグ・ダウンタウンに人がいなくなり、4人の従業員を解雇しメニューを半分に縮小したという。現在はパートタイムとして娘に入ってもらってケーキなどを焼いているのだ。ドローン宅配を始めたことでフル生産モードに戻っている。

同じくドローン宅配を始めたコーヒーショップ「ブラフ・コーヒー(Brugh Coffee)」でも、人気のコールドブリューコーヒーが通常時の店売りの倍になった。ローカルショップにとってドローン宅配が思いがけずライフラインになっているのだ。

ドローン宅配により、注文やお持ち帰りでお客が店に入ってきたり、接触する機会はなくなる。利用者にとってもドローン宅配はありがたい。外出による感染リスクにさらされずに済むだけでなく、無人宅配なので配達員が運んだり直接の手渡しもなく安心なのだ。

現在はテスト中ということで宅配手数料が無料となっているのも注文が増える要因だ。最近では子どもたちのために図書館から絵本等を宅配するサービスも行っている。

 ウイングのドローン宅配では6マイル(約9.6キロメートル)の範囲を往復可能となっており、時速は最大70マイル(約112キロメートル)。運搬可能重量は3ポンド(約1.5キログラム)までだ。

ドローン宅配の利用はウィング専用アプリから注文することになる。利用者から注文を受け取ると、近くサービスセンターからドローンが離陸する。店が指定したゾーンの上空23フィート(約7メートル)でホバリング中、ドローンが降ろしたケーブルに取っ手のついた注文品を入れる専用パッケージをスタッフが引っ掛ける。

ドローンはケーブルを引き上げ、機体の下に注文品を収納する。その後は150フィート(45メートル)まで上昇し、時速65マイル(時速100キロメートル)で利用者宅まで届けるのだ。

利用者宅ではバックヤード(裏庭)もしくはフロントパスウェイ(玄関前の通路脇)の上空に留まりながら、ケーブルを地面まで降ろして注文品を届ける。ドローン宅配では注文から注文品が届くまで数分間となっているのだ。

感染拡大で多くの飲食店が店を閉める中、ドローン宅配であらたな出前機会が広がっているのだ。

 クリスチャンズバーグのドローン宅配は今年10月25日までの予定だったが、住民からの評判もよくまた国や地方自治体からの援助もありウイングでは期間を延長することを発表した。

 コロナ感染拡大の再襲来が確実視されているアメリカではクリスチャンズバーグの成功に倣い、他の地方自治でもドローン宅配を誘致する動きが活発化するかもしれない。

トップ動画:クリスチャンズバーグ地区で開始したドローン宅配サービスが1周年を記念してウイングがアップした動画。利用者の声として紹介された中には高齢者夫婦が「3月以来、ドラッグストアに1度も行っていませんよ。多い時には週に5回(ドローン宅配を)利用していますし、ときには1日に2〜3回もあります」と笑って答えている。1日に数回利用する高齢者が増えれば、逆に止められなくなるリスクもある?  続きを読む
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2020年10月26日

【万引き】、テレビカメラの前でしかも白昼堂々と!コロナ禍によるマスク着用が原因か?


■全米小売業協会(NRF)が7月に発表したデータによると、万引きや盗難などの不正行為による小売業界の被害額が昨年、617億ドル(約6.5兆円)に及んだ。2018年の506億ドル(約5.2兆円)から22%の増加となっているのだ。

万引きや従業員による盗難、サプライヤーによる不正も含む、いわゆるロス率も2019年は1.62%となった。理論在庫と実地棚卸しで確定した在庫の間に生じる誤差、つまりロス率が前年の1.38%からも増加傾向にあるのだ。

それだけ盗難が多いということになるのだが今年はコロナ禍もあり、さらに店被害が増加する傾向だ。コロナで仕事を失った人が増えていることに加え、マスク着用など顔を隠して店に入っても誰も怪しまない状況になっていることも要因にある。

地域や店によっては棚にある商品を日常的にごっそりと盗まれることもある。最近、テレビカメラが目の前で万引きをする様子を捉えた映像があがり話題になっている。

ニュース番組「インサイド・エディション(Insaide Edition)」は先週、サンフランシスコ市内のウォルグリーンで横行する万引きをレポートをした。

地元紙が報じたところによるとサンフランシスコ市庁舎からほど近いウォルグリーンでは1日当たり平均で1,000ドル相当の万引被害にあっている。

このドラッグストアでは毎日、棚にある商品が余すことなく盗まれてしまうのだ。そのため11月11日に閉鎖されるのだが、サンフランシスコのウォルグリーンでは今年に入って3店舗目の閉鎖となる。盗難被害による閉鎖は昨年からは7店目となるのだ。

そのお店にインサイド・エディションのクルーが入って15分ほどで、目出し帽をかぶった男が店のカウンターを乗り越え堂々と万引する様子をカメラが捉えたのだ。

テレビカメラを気にする様子もなく、誰も止めることもできないまま、その男はエアベッドとスクーターを盗んで店を後にした。

ウォルグリーンのスタッフは、白昼堂々の万引き犯を止めることはできない。店のポリシーで店員は盗難を止めることができないのだ。

双方どちらかに怪我などが生じれば訴訟となり、企業側が莫大な損害金を支払うことになるからだ。たとえ捕まえたとしてもカリフォルニアの法律で950ドル以下の盗難では非暴力の軽罪扱いで犯人もすぐに釈放となってしまう。

一方、近くにあるドラッグストアチェーンのCVSでは盗難は発生していない。CVSには入り口に警備員を配置しているからだ。なおウォルグリーンは店にガードマンを配置しない理由を明らかにしていない。

 マスク姿は以前まで怪しまれ目立っていたがコロナ禍のニューノーマルでは万引を増長させるのかもしれない。

トップ動画:ニュース番組「インサイド・エディション(Insaide Edition)」ではテレビクルーの目の前でヤラセかと思わせるほど堂々と万引きする男をカメラが捉えた。  続きを読む
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2020年07月01日

【ウォルグリーン】、買い物のパーソナライゼーションでマイクロソフトとアドビと提携!

200701ウォルグリーン
■ドラッグストア大手チェーンのウォルグリーンは30日、マイクロソフトとアドビとパートナーシップを結んだことを発表した。

マイクロソフトとは昨年初めにも7年に及ぶ戦略的提携関係を結んでおり、アドビを交えた今回の提携でオムニチャネルによるカスタマーエクスペリエンス(CX)の向上にリアル店舗でのパーソナライゼーションの最適化を図る。

3社が協力する新たなパーソナライゼーション・プラットフォームについての詳細は明らかにされていないが、ウォルグリーンのロイヤリティプログラムやストアアプリが中心になるのは明らかだ。

特にウォルグリーンのストアアプリを利用したプラットフォームが期待されている。

同アプリには医療サービスのマーケットプレイスとなる「ファインド・ケア・ナウ(Find Care Now)」がある。

アプリだけでなくネット上で特設サイトにもなっているファインド・ケア・ナウは、症状のフィルタリング機能を通じて利用者近くの様々な医療サービスを的確に提供するのだ。

数年前にローンチしたファインド・ケア・ナウは現在までに数多くの医療機関や医療施設と提携。特に往信のアポサービスや電話やネットのビデオ通話を使って医者に相談するテレヘルス(遠隔医療サービス)の「MDライブ・ドクタービデオ・コール(MD LIVE Doctor Bideo Call)」は人気だ。

MDライブは24時間サービスでいつでもどこでもオンライン診療を受けられるので注目されている。

喉の痛みや咳、下痢など比較的軽い症状に限られているが、仕事の後などに自宅にいながら医者に直に相談できるので便利なのだ。小さな子どもなら病院に行く前に相談できるだろう。

ファインド・ケア・ナウでは皮膚科医との医療相談、鬱のようなメンタルヘルスの診察も対応した心理医療(ビデオコール)、オンライン上でのセカンドオピニオン・サービスまで提供している。

診療のアポには軽度の症状などを診察する近隣のクリニックなどから緊急を要するアージェントケアまで含まれているのだ。一部地域では眼や耳などのケアサービスも提供している。

 ファインド・ケア・ナウ以外にもウォルグリーンのストアアプリには処方箋バーコードをスキャニングすることによるリフィルサービスやチラシ閲覧とeクーポン、スマホ内にある画像の当日プリントアウトなど多くの機能が盛り込まれている。

マイクロソフトとアドビと提携により顧客のパライバシーを侵さず商品・サービスの提供やリマンダー、ディスカウントをよりパーソナライズ化して届けることになる。

例えば購入履歴から毎月、ビタミンBを購入している場合、ストアアプリのランディングページに様々なビタミンB商品を提示する。商品ページの閲覧履歴から興味をひきそうなサプリメントの提案から同カテゴリーの来店時の在庫告知などもシームレスに行うことができるようになる。

前年に予防接種を受けている履歴からプッシュ通知で知らせることも可能だ。これらのパーソナライゼーションにより顧客単価を上げることにもなる。

パンデミックの影響で多くのチェーンストアで来店客数は減少する一方、買い占め・買いだめ等で客単価は増加している傾向となっている。ストアアプリなどを利用したパーソナライズ化で客単価をさらに高めようとしているのだ。

 大手チェーンストアは感染再燃を受けデジタルトランスフォーメーション2.0を模索している。アフターコロナも買い物を個々人向けにカスタマイズするパーソナライゼーションが売上増のカギとなるのだ。  続きを読む
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2020年05月29日

【CVS】、自動運転車で薬をコンタクトレス宅配!ラガードにもイノベーションが促進?

200529ニューロR2@CVS00
■ドラッグストアチェーンのCVSヘルスは28日、スタートアップ企業のニューロと提携し自動運転車による処方箋などの宅配サービスを開始することを発表した。

CVSは先月も運送大手のUPSと提携して小型無人飛行機のドローンを使った処方薬の配達を開始することを発表したばかり。CVSではドローンや無人車両を利用し空輸と陸送でコンタクトレスの宅配サービスを拡充していく。

サービスは6月から行われる計画で場所はテキサス州ヒューストンのベルエア地区にあるCVS(5430 Bissoneet St. Bellaire TX 77401)。対象者はCVSベルエア店を含む3つのジップコード(郵便番号)の住民となっている。

自動運転車による宅配はCVSのホームページもしくはアプリを介して行い、チェックアウト時の宅配オプションで選択できるようになっている。処方箋以外の宅配も可能で手数料は免除されるという。

CVSによると自動運転車による宅配は注文から1時間以内に届けられる。詳細は明らかにしていないが処方箋の受け取りでは自動運転車でもID(本人)確認をするという。

ニューロによるとトヨタ自動車のプリウスをベースにしたAI自動運転車で宅配サービスを提供したのち、R2と呼ばれる最新型の低速電動車に切り替える。

第2世代となるR2は、無人運転を行う目的で設計されており自動運転システムのみを使った車両。人間のドライバーは乗車しないため高さは1.5メートル(中央にあるライダーまでの高さは1.8メートル)ほどで幅は1.10メートルと小型だ。

従来の乗用車に欠かせなかった、サイドミラーや透明なフロントガラスなどの装備がない。光を用いたリモートセンシング技術であるライダーにレーダー、カメラを装備しており周囲360度の視野をAIドライバーに提供しながら最大速度時速25マイル(時速40キロメートル)で走行する。

ニューロはソフトバンクなどの投資から出資額が10億ドル以上に達しているテキサス州ヒューストンのスタートアップ。

自動運転車のテストでは世界最大の小売チェーンのウォルマートやスーパーマーケットチェーン最大手のクローガーとも提携し、アリゾナ州スコッツデールの他にヒューストンのクローガーからR2を活用した宅配テストを行っている。

なおニューロは先月、新型コロナウイルスの感染者を収容・治療する施設などに対して、R2による医薬品などの配送を開始したことを明らかにした。

R2はカリフォルニア州サクラメントにある、感染者用の収容施設に転用したNBA(バスケットボールリーグ)スタジアム「スリープ・トレイン・アリーナ(Sleep Train Arena)」や、試験施設などに利用されている「サン・マテオ・イベント・センター(San Mateo County Event Center)」で医薬品の配達を行ってコンタクトレス配達の実績を上げている。

 パンデミックでは多くの人の生命や生活を奪っている一方、ロボット宅配などのハイテク活用は現場で加速させているのだ。

トップ画像:CVSから処方箋を宅配する自動運転車のR2。R2は人間のドライバーは乗車しないため高さは1.5メートル(中央にあるライダーまでの高さは1.8メートル)ほどで幅は1.10メートルと小型だ。従来の乗用車に欠かせなかった、サイドミラーや透明なフロントガラスなどの装備がない。  続きを読む
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2020年04月30日

【CVS】、ドローンで処方箋を空から宅配!ハンコをドローンで運ばせるジレンマ大臣?

200430ドローン@CVS00
■ドラッグストア大手チェーンのCVSは27日、運送大手のUPSと提携して小型無人飛行機のドローンを使った処方薬の配達を開始することを発表した。

5月4日から始まる空からの宅配はフロリダ州にある全米最大のリタイアメント・コミュニティ「ビレッジ(The Villages)」で行われる。13.5万人の高齢者が生活する地域にドローンが処方箋を運ぶのだ。

ドローンはスタートアップのマターネット(Matternet)が開発したM2機を使用する。

マターネットではM2機を使ってノースカロライナ州ケーリー地区で同様の配達サービスを既に提供しているという。

医療用品を運搬を主な用途に開発されたM2機は5ポンド(約2.3キログラム)の荷物を最大12マイル(約19.3キロメートル)運ぶことができる。

まずはハーフマイル(800メートル)の距離での宅配を開始し、徐々に配達範囲を拡大していくのだ。

 市販薬などをドローン宅配を行い実績を上げているのはIT大手アルファベットの関連企業ウィング・アビエーションだ。

人口2.2万人のでバージニア州クリスチャンバーグ地区でドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンが昨年10月、ウィングと提携した空輸によるラスト・ワン・マイルの成功を果たしている。

その後もドローン宅配はウォルグリーン以外にも拡大しており、ローカルのベーカリーショップやコーヒーショップから空からの出前も行っている。

クリスチャンバーグのローカル・ベーカリーショップ「モッキンバードカフェ&ベーカリー(Mockingbird Cafe & Bakery)」ではドローン宅配を始めたことで注文単価が通常時の倍近くになり、人気のクロワッサンやマフィン、アーモンド・マカロンが文字通り飛ぶように売れている。

地元のコーヒーショップ「ブラフ・コーヒー(Brugh Coffee)」でもドローンの利用でコールドブリューコーヒーが通常時の店売りの倍になったという。

 ウイングのドローン宅配では6マイル(約9.6キロメートル)の範囲を往復可能となっており、時速は最大70マイル(約112キロメートル)。

運搬可能重量は3ポンド(約1.5キログラム)までだ。ドローン宅配の利用はウィング専用アプリから注文することになる。

利用者から注文を受け取ると、近くサービスセンターからドローンが離陸する。店が指定したゾーンの上空23フィート(約7メートル)でホバリング中、ドローンが降ろしたケーブルに取っ手のついた注文品を入れる専用パッケージをスタッフが引っ掛ける。

ドローンはケーブルを引き上げ、機体の下に注文品を収納する。その後は150フィート(45メートル)まで上昇し、時速65マイル(時速100キロメートル)で利用者宅まで届けるのだ。

利用者宅ではバックヤード(裏庭)もしくはフロントパスウェイ(玄関前の通路脇)の上空に留まりながら、ケーブルを地面まで降ろして注文品を届ける。

ドローン宅配では注文から注文品が届くまで数分間となっているのだ。

 ウォルグリーンに続きCVSまでドローン宅配を始めるとなれば、早くからドローン宅配を明らかにしていたアマゾンや世界最大チェーンのウォルマートも指を加えてみているわけには行かないだろう。

大資本が空輸イノベーションを活性化させるのだ。  続きを読む
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2020年04月14日

【ウォルグリーン】、アプリのファインド・ケア・ナウに新型コロナウイルス診断ツール!

200414ファインド・ケア
■新型コロナウイルスの感染拡大で、症状を訴える患者が病院に殺到することにより医療体制の崩壊を招きかねない。ここで注目されているのがテレヘルスと言われる遠隔医療、つまりオンライン診療だ。

オンラインを介したチャットボット(自動応答システム)などで初期症状を自ら診断し、感染リスク等を判断してから病院を訪れることで医療崩壊や院内感染を減らすことになる。

大手ドラッグストアチェーンのウォルグリーンは9日、同社の専用ストアアプリにある医療サービスのマーケットプレイス「ファインド・ケア・ナウ(Find Care Now)」に新型コロナウイルス(Covid-19)の診断などを行うサービスを開始したことを発表した。

無料の同サービスは新型コロナウイルスについての疾病予防管理センター(CDC)ガイドライン情報を包括的に得られるだけでなく、よくある質問とその回答を集めたFAQや自らの環境要因から診断できるスクリーニングツール「新型コロナウイルスリスク診断(Covid-19 Risk Assessment)」も搭載している。

新型コロナウイルスリスク診断はCDCガイドラインを基に簡易的に自ら感染リスクを診断していくツールだ。

例えば「過去2週間以内に公共交通機関を利用した有無」や「家族や知人などに感染者がおり、濃厚接触したかどうか」「雇用者や医療関係者から新型コロナウイルスに感染するリスクが高いとみなされたか」などに答えていく。

新型コロナウイルスリスク診断を自ら査定しながらリスク度合いを図れるのだ。

 アプリだけでなくネット上で特設サイトにもなっているファインド・ケア・ナウは、症状のフィルタリング機能を通じて利用者近くの様々な医療サービスを的確に提供することも行っている。

2018年7月にローンチし実績を重ねるファインド・ケア・ナウは現在までに数多くの医療機関や医療施設と提携しているのだ。

往信のアポサービスや電話やネットのビデオ通話を使って医者に相談するテレヘルス(遠隔医療サービス)の「MDライブ・ドクタービデオ・コール(MD LIVE Doctor Bideo Call)」は人気だ。

特にMDライブは24時間サービスでいつでもどこでもオンライン診療を受けられるので注目されている。喉の痛みや咳、下痢など比較的軽い症状に限られているが、仕事の後などに自宅にいながら医者に直に相談できるので感染を診断してもらうのに便利なのだ。

小さな子どもなら病院に行く前に相談できるだろう。

またファインド・ケア・ナウでは皮膚科医との医療相談、鬱のようなメンタルヘルスの診察も対応した心理医療(ビデオコール)、オンライン上でのセカンドオピニオン・サービスまで提供している。

診療のアポには軽度の症状などを診察する近隣のクリニックなどから緊急を要するアージェントケアまで含まれているのだ。

 一部地域では眼や耳などのケアサービスも提供している。フィルタリングは患者の地域から「腹部」「痛みや熱」「耳・鼻・喉」等にあるプルダウンメニューから症状を選んでいくとテレヘルスなど提供されるサービスが示される仕組みだ。

ファインド・ケア・ナウにある慢性ケア管理では、糖尿病、高血圧、狼瘡、多発性硬化症および睡眠時無呼吸などの慢性疾患および健康状態の患者が理解することを学ぶのを助けるためにヘルスケア専門家によって行われる。

慢性ケア管理では、糖尿病管理システムを開発するデキスコム(Dexcom)のCGMシステムのスタートガイドやFAQを提供している。CGM(Continuous Glucose Monitoring)は皮下に挿入したセンサーにより間質液中のグルコース濃度を連続的に記録し、 モニターに表示するリアルタイム・グルコースモニタシステム。

また慢性閉塞性肺疾患(COPD)やぜんそくの患者に接続型ヘルスソリューションを提供するデジタル医療企業のプロペラ―ヘルス(Propeller Health)とも提携している。吸入器につけた小型センサーがアプリと連携し、医薬品の使用状況を自動的に追跡するシステムもファインド・ケア・ナウで販売している。

 新型コロナウイルスについてドラッグストアチェーンが専用ストアアプリで情報を提供したり簡易診断ツールを提供していることで多くの人が利用しやすくなっている。

こういった取り組みが日本でも拡大すれば感染を防ぐことに役立つだろう。  続きを読む
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2020年03月15日

【新型コロナウイルス】、国家非常事態でウォルマート等の駐車場でドライブスルー検査!

200315ウォルマート
■新型コロナウイルスの感染拡大が進む中、トランプ大統領は13日、最大500億ドルの財政出動を可能にする国家非常事態を宣言した。

国家非常事態宣言により日本円でおよそ5兆4,000億円を、州や自治体の感染対策支援に活用できる。

早ければ今週中にもウォルマートやウォルグリーンなど大手チェーンストアの駐車場で、車から降りる必要のないドライブスルー方式の検査を開始する。

大手チェーンストアの駐車場で行う検査では、受診者はまず専用のスクリーニング・ウェブサイトにログインする。

ウェブサイト上では様々な質問に答えながら、新型コロナウイルスに該当する症状があるかどうかのツールで自己を選別していく。

該当する症状があり検査が必要と判断された場合は、政府が指定した大手チェーンストアの駐車場にあるドライブスルー検査所が案内され、そこで検査を受けることになる。

ドライブスルーでの検体はラボに送られ、検査結果は24〜36時間後にスクリーニング・ウェブサイトで確認することが可能となる。

いまのところドライブスルー型テストを提供する大手チェーンストアはウォルマート、ターゲット、ウォルグリーン、CVSなど。

ウォルマートは傘下でメンバーシップ・ホールセールクラブのサムズクラブを含めればアメリカ国内に5,000店以上を展開している。

ターゲットは一部に小型店舗もあるが1,800店以上を展開しているのだ。

ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンとCVSでは駐車場をもつ郊外型の店舗は合計で1万店以上となっている。

大手チェーンでは一部の店舗からドライブスルー検査を開始し徐々に拡大していく。

トランプ大統領による国家非常事態宣言に立ち会ったターゲットCEOのブライアン・コーネル氏は演説で普段は競合しているウォルマート等と一致団結しながら、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことに全力を注ぐ考えを示した。

 国家非常事態宣言を受けて、一部のチェーンストアでは日用品の買い占めで長い行列ができている。USAツデー紙によると、ロサンゼルス郊外のコストコでは除菌シートや水、トイレットペーパーなどを求めて店の外に200人が並んだ。コストコに入るのに行列ができるのは珍しいという。

ガーデナ市にあるウォルマートではトイレットペーパーの購入制限も行っていたが多くの商品が品薄で午前中にはソールドアウトになっていた。

 入店の際の行列やトイレットペーパーなど必要な商品の品切れや品薄、駐車場で行われているドライブスルー検査の長い車列、さらに頭からつま先まで防護具を身に着けた検査スタッフのものものしさから、人によってはパニック状態に陥るかもしれない。  続きを読む
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2020年02月02日

【ウォルグリーン】、病院に行かなくてもオンライン診療アプリで自宅で医者と相談も!?

200202ファインド・ケア・ナウ
■中国から感染が広がり、世界に猛威をふるっている新型コロナウイルスについて世界保健機関(WHO)は30日、「国際緊急事態」を宣言した。WHOによると中国以外での感染は18ヶ国で計98人の感染者が確認されている。中国以外での死者はいない。

こんな時に風邪を引いても、すぐに病院に行くことに二の足を踏んでしまう。インフルエンザにかかっていなくても、病院で他の誰かからうつされてしまったらと心配になる。新型コロナウイルスでも万が一の院内感染を考えてしまうのだ。

病気をしたとき病院に出向くのもわざわざ面倒だ。外出しようにも天候が悪い時もある。アポをとるのも面倒だ。待合室で長く待たされイライラした経験もある。場所によっては近くに病院がない場合もある。

病院に行くほどのことではないような喉の痛みなどの軽い症状では、どうしようかと迷ってしまう。仕事が忙しく病院にいけるほど、そもそも日中に時間がないこともあるだろう。その一方で軽い症状でも悪化してしまい家族や仕事先に迷惑をかけてしまうことも考えてしまう。その前に医師などの専門家に相談をしておきたいとも思う。

 ドラッグストアチェーンのウォルグリーンの専用アプリには医療サービスのマーケットプレイスとなる「ファインド・ケア・ナウ(Find Care Now)」がある。

アプリだけでなくネット上で特設サイトにもなっているファインド・ケア・ナウは、症状のフィルタリング機能を通じて利用者近くの様々な医療サービスを的確に提供する。

数年前にローンチした実績のあるファインド・ケア・ナウは現在までに数多くの医療機関や医療施設と提携している。

往信のアポサービスや電話やネットのビデオ通話を使って医者に相談するテレヘルス(遠隔医療サービス)の「MDライブ・ドクタービデオ・コール(MD LIVE Doctor Bideo Call)」は人気だ。

特にMDライブは24時間サービスでいつでもどこでもオンライン診療を受けられるので注目されている。喉の痛みや咳、下痢など比較的軽い症状に限られているが、仕事の後などに自宅にいながら医者に直に相談できるので便利なのだ。小さな子どもなら病院に行く前に相談できるだろう。

ファインド・ケア・ナウでは皮膚科医との医療相談、鬱のようなメンタルヘルスの診察も対応した心理医療(ビデオコール)、オンライン上でのセカンドオピニオン・サービスまで提供している。

診療のアポには軽度の症状などを診察する近隣のクリニックなどから緊急を要するアージェントケアまで含まれているのだ。一部地域では眼や耳などのケアサービスも提供している。

フィルタリングは患者の地域から「腹部」「痛みや熱」「耳・鼻・喉」等にあるプルダウンメニューから症状を選んでいくとテレヘルスなど提供されるサービスが示される仕組みだ。

ファインド・ケア・ナウにある慢性ケア管理では、糖尿病、高血圧、狼瘡、多発性硬化症および睡眠時無呼吸などの慢性疾患および健康状態の患者が理解することを学ぶのを助けるためにヘルスケア専門家によって行われる

。慢性ケア管理では、糖尿病管理システムを開発するデキスコム(Dexcom)のCGMシステムのスタートガイドやFAQを提供している。CGM(Continuous Glucose Monitoring)は皮下に挿入したセンサーにより間質液中のグルコース濃度を連続的に記録し、 モニターに表示するリアルタイム・グルコースモニタシステム。

また慢性閉塞性肺疾患(COPD)やぜんそくの患者に接続型ヘルスソリューションを提供するデジタル医療企業のプロペラ―ヘルス(Propeller Health)とも提携している。吸入器につけた小型センサーがアプリと連携し、医薬品の使用状況を自動的に追跡するシステムもファインド・ケア・ナウで販売している。

 ドラッグストアも専用アプリを使うことで顧客に様々な医療サービスを提供できるのだ。

トップ画像:ウォルグリーンの専用アプリにあるファインド・ケア・ナウには往信のアポサービスの他、電話やネットのビデオ通話を使って医者に相談するテレヘルス(遠隔医療サービス)の「MDライブ・ドクタービデオ・コール(MD LIVE Doctor Bideo Call)」がある。  続きを読む
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2020年01月12日

【ウォルグリーン】、クーラー・スクリーンを2,500店舗に導入!サブリミナルで効果大?

200112クーラースクリーン00
■ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンはデジタルディスプレイ搭載のリーチインクーラー「クーラー・スクリーン(Cooler Screens)」を2,500店に導入する。

クーラー・スクリーンは飲み物やアイスクリームなど冷蔵・冷凍した状態のまま商品を陳列することができるリーチインショーケースのガラス扉部分をデジタルディスプレイにしたもの。

リーチインクーラーに置かれているミネラルウォーターやビール、アイスクリーム、冷凍食品などの商品をデジタル表示する。

デジタルスクリーンでは商品の並びを入れ替えることができ、コマーシャル等のイメージ動画や価格もリアルタイムで変更可能だ。

デジタルスクリーンを搭載したリーチインは2017年にシカゴで創業したスタートアップのクーラースクリーンが開発。

クーラースクリーンの共同創業者にはウォルグリーン元CEOのグレゴリー・ワッソン氏も名を連ねている。

ウォルグリーンでは2019年初頭からシカゴやシアトル郊外の6店舗でクーラースクリーンのテストを開始。

利用者から好評だったことからまずはシカゴ市内の50店舗にクーラー・スクリーンを設置して、2,500店への導入を目指す考えだ。

 スマート・リーチインとも言えるクーラー・スクリーンにはカメラやセンサーも内蔵したIoT仕様となっている。

顔認識システムから誰がどの商品を見て、何に手を伸ばしたが分析できるようになっているのだ。顔認証のAI分析から顧客の性別や年齢が判断でき広告などのマーケティングに生かせるという。

例えば飲料メーカーが若い女性向けにテレビコマーシャルなどのキャンペーンを行ったとき、宣伝活動の効果の有無を確認できるのだ。

デジタルスクリーンの表示で、コカ・コーラ社のスプライトをペプシコ社のマウンテンデューを並べることで売上の違いを調べることも可能となる。

また年配の女性は他の曜日に比べて特定の曜日の夜にアイスクリームを購入する傾向が多くなるなども分かるのだ。

さらにアイリス(眼の虹彩)トラッキングでリーチインの扉を開いたあとの顧客の目の動きも分析可能となる。

視線をトラッキングすることで、特定の商品でユーザーの視線がとまる「アイキャッチング」となる商品の多寡からキャンペーン効果もわかるのだ。

 ウォルグリーンと提携したクーラースクリーンには世界最大の食品・飲料メーカーのネスレやコナグラ・フーズ、ミラークアーズなど20社以上がパートナーシップを結んでいるという。

ウォルグリーンの数千店にクーラースクリーンが置かれることで月間7,500万人がクーラー・スクリーンを見にすることになる。

視認性の良さからドラッグストアに限らずスーパーやディスカウンターなど他のチェーンストアにも導入が拡大しそうだ。

トップ画像:ウォルグリーンに導入されたクーラー・スクリーン。リーチインクーラーのガラス扉部分をデジタルディスプレイにしており、遠くからでも商品がはっきりと見える。コマーシャル等のイメージ動画や価格もリアルタイムで変更可能だ。  続きを読む
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2019年10月21日

【ウォルグリーン】、最初のドローン宅配が成功!宅配新時代の幕開けでもアプリが重要?

191021ドローン宅配@ウォルグリーン
■ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは18日、IT大手アルファベットの関連企業と提携した無人機(ドローン)を使った最初の宅配を行ったことを発表した。

空輸によるラスト・ワン・マイルの成功事例となり、ドローン宅配の幕開けとなったのだ。またウォルグリーンがドローン宅配で最初のチェーンストアとなった。

ウィング・アビエーションのドローンを使った宅配が行われたのは、人口2.2万人のバージニア州クリスチャンバーグ地区だ。

届け先はこの地域に住むコリバー家で商品はウォルグリーンがセレクトした「咳止め風邪パック(Cough/Cold Pack)」。風邪のひきはじめの客を対象にした詰め合わせには人気かぜ薬のタイレノールや咳止めドロップのホールズコフ、ビタミンC、ボトルドウォーターが入っている。

ウォルグリーンのドローン宅配には他に元気な子供向けに「スナックパック(Snack Pack)」、アレルギー向けに「アレルギーパック(Allergy Pack )」、赤ちゃん向け「ベビーパック(Baby Pack)」が用意されている。

ドローン宅配の対象商品には風邪薬・アレルギー薬などの市販薬や食品・飲料など100アイテムとなっている。商品価格は店舗価格と同じで、ドローンを使った宅配手数料はテストのため無料となる。

ドローンは6マイル(約9.6キロメートル)の範囲を往復可能で、時速は最大70マイル(約112キロメートル)、運搬可能重量は3ポンド(約1.5キログラム)。

ドローン宅配はウィング専用アプリから注文することになる。

利用者から注文を受け取ると、近くサービスセンターから離陸する。ウォルグリーンの指定されたゾーンの上空23フィート(約7メートル)でホバリング中、ドローンが降ろしたケーブルに取っ手のついた注文品を入れる専用パッケージをスタッフが引っ掛ける。

ドローンはケーブルを引き上げ、機体の下に注文品を収納する形で利用者宅まで届けるのだ。利用者宅ではバックヤード(裏庭)もしくはフロントパスウェイ(玄関前の通路脇)の上空に留まりながら、ケーブルを地面まで降ろして注文品を届ける。

つまりドローン宅配では利用者が前もってデリバリーゾーンを指定する必要があるのだ。ドローンはケーブルを使うため、万が一ケーブルが木や建物と絡まった時には圧力を感知してケーブルを外して飛び去る安全機能も備えている。

ウィングは今年4月、ドローンを使った宅配サービスについて連邦航空局(FAA)から取得していた。

同社はオーストラリアのキャンベラとフィンランドのヘルシンキでドローン宅配のテストをすでに行っている。

ドローン宅配で先行するオーストラリアでは食品と風邪薬が人気で、ローカルのコーヒーショップと提携していることでホットコーヒーも人気アイテムとなっているという。

 一方、ネット通販最大手のアマゾンは6年前、ドローン宅配の「プライムエア(Prime Air)」を発表。実現までかなりの時間が要しながら同社は今年6月に「数ヶ月以内にテストを行う」と明かしていた。


ウィング・アビエーションによるドローン宅配のPR動画。サイクリング中のケガや準備中に壊れてしまった馬具、子供のバースデーケーキなど緊急事態にドローン宅配が対応している。流通ビジネスマンが注目スべき点はスマートフォン・アプリから注文しているということ。生活のあらゆる場面にスマートフォンがあり、買い物もスマートフォンアプリからというのがデフォルトなのだ。  続きを読む
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2019年09月21日

【ウォルグリーン】、ドローン宅配のテスト開始!利用は「ポツンと一軒家」に限られる?

190921ドローン宅配@ウォルグリーン
■ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは19日、IT大手アルファベットの関連企業と提携して無人機(ドローン)を使った宅配テストを行うことを発表した。ウォルグリーンがドローン宅配で最初のチェーンストアとなる。

ウィング・アビエーションのドローンを使った宅配実験は来月から人口2.2万人のバージニア州クリスチャンバーグで開始する。

対象商品は風邪薬・アレルギー薬などの市販薬や食品・飲料など100アイテムに絞り、ウォルグリーンの店舗から利用者宅に数分で届ける。

商品価格は店舗価格と同じで、ドローンを使った宅配手数料はテストのため無料となる。

ドローンは6マイル(約9.6キロメートル)の範囲を往復可能で、時速は最大70マイル(約112キロメートル)、運搬可能重量は3ポンド(約1.5キログラム)。

ドローン宅配では、利用者から注文を受け取ると、近くサービスセンターから離陸する。ウォルグリーンの指定されたゾーンの上空23フィート(約7メートル)でホバリングを行う。

ドローンが降ろしたケーブルに、取っ手のついた注文品を入れる専用パッケージをスタッフが引っ掛ける。

ドローンはケーブルを引き上げ、機体の下に注文品を収納する形で利用者宅まで届けるのだ。

利用者宅ではバックヤード(裏庭)もしくはフロントパスウェイ(玄関前の通路脇)の上空に留まりながら、ケーブルを地面まで降ろして注文品を届ける。つまりドローン宅配では利用者が前もってデリバリーゾーンを指定する必要があるのだ。

ドローンは長いケーブルを使うため、万が一ケーブルが木や建物と絡まった時には圧力を感知してケーブルを外して飛び去る安全機能も備えている。

なおウィングは今年4月、ドローンを使った宅配サービスについて連邦航空局(FAA)から取得していた。また同社はオーストラリアのキャンベラとフィンランドのヘルシンキでドローン宅配のテストをすでに行っている。

 一方、ネット通販最大手のアマゾンは6年前、ドローン宅配の「プライムエア(Prime Air)」を発表。実現までかなりの時間が要しながら同社は今年6月に「数ヶ月以内にテストを行う」と明かしていた。

トップ画像:ウォルグリーンから宅配するウィングアビエーションのドローン。プロペラが10以上あるので、相当ウルサイと思うのだが...  続きを読む
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2019年08月20日

【クローガー&ウォルグリーン】、提携を拡大!日本でもドラッグとスーパーは手を結ぶ?

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■食品スーパー最大手のクローガーとドラッグストア大手チェーンのウォルグリーンは共同で2日、業種・業態の垣根を超えたオムニチャネル戦略のテスト拡大を発表した。

業種・業態の垣根を超えてスーパーマーケットとドラッグストアが手を結ぶことでアマゾンに対抗する新たな手段を模索する。

ケンタッキー州北部にあるウォルグリーン13店舗で昨年10月に開始したクロス・オムニチャネル・リテーリングは、クローガーの「グローサリー・ピックアップ」で注文した生鮮品などをウォルグリーンの店舗で渡すというもの。

グローサリー・ピックアップ(旧サービス名はクリックリスト)はネットで注文した商品を店の駐車場で受け取れるサービス。

「カーブサイド・ピックアップ(Curbside Pickup)」や「クリック&コレクト(Click & Collect)」とも呼ばれ、小売最大手のウォルマートからテキサス州で展開するHEB、中西部のハイビーなど、大手チェーンから地方の中小スーパーまで行っている。

今回の発表によりウォルグリーンでは同テストをテネシー州ノックスビルに展開するウォルグリーン35店舗に拡大する。

同店舗では生鮮品を含めクローガーのプライベートブランド「シンプル・ツルース(Simple Truth)」の販売も行う「クローガー・エクスプレス(Kroger Express)」も開始。

2012年に発表されたシンプル・ツルースは20億ドル近くを売り上げ、ナチュラル&オーガニック・ブランドでは全米最大となっている。

店舗内店舗となるクローガー・エクスプレスでは平均で2,300アイテムを扱い、シンプル・ツルースからクローガーのミールキット「ホームシェフ(Home Chef)」や乳製品・冷凍食品まで最大で2,700アイテムが置かれることになる。

ミールキットは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。ホームシェフはクローガーが昨年5月に買収したミールキット業者のブランドだ。

一方、同じくノックスビルのクローガー17店舗でもウォルグリーンのプライベートブランドであるビューティ&パーソナルケア商品等を店舗内店舗で扱う。

ウォルグリーン事業部長のリチャード・アッシュワース氏は「ケンタッキー州北部にあるウォルグリーンのクローガー・エクスプレスはお客様から高い評価を得ています」と述べ、「結果として、便利で改善された買い物体験をさらに提供するに至りました」と説明している。

クローガーCEOのロドニー・マクマレン氏は「クローガーとウォルグリーンのコラボレーションのテストは食品の買い物の仕方の利便性を改め、再定義するものです」と語っている。

トップ画像:テネシー州ノックスビルのクローガー店舗内にできるウォルグリーン・コーナー。  続きを読む
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2019年07月30日

【クーラースクリーン】、リーチインにもイノベーション!クロスMDでどう応用するか?

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■ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは一部の店舗でデジタルディスプレイ搭載のリーチインクーラーのテストを行っている。

ウォルグリーンがシカゴの旗艦店やシアトル郊外の店舗で行っているテストは、飲み物やアイスクリームなど冷蔵・冷凍した状態のまま商品を陳列することができる、ガラス扉付きのリーチインショーケース「クーラースクリーン(Cooler Screens)」だ。

クーラースクリーンは、通常のリーチイン冷蔵・冷凍ショーケースのように扉全面がガラスではなく、デジタルディスプレイとなっていて中に入っているミネラルウォーターやビール、アイスクリームなどの商品をデジタル表示する。

デジタルスクリーンでは商品の並びを入れ替えることができる商品画像が表示され、価格もリアルタイムで変更可能だ。デジタル表示のアニメーションを駆使し、広告にも利用できる。

クーラースクリーンは、異なる種類の商品の組み合わせで売上を伸ばすクロス・マーチャンダイジングにも使える。6缶パックのビールがあるクーラースクリーンでお客がドアを開けてビールを取った後、同じスクリーン上に冷凍ピザやピリ辛バッファローチキンウイングの販促を見せるという具合だ。将来的にはAIを使ったクロス・マーチャンダイジングも応用可能だ。

 デジタルスクリーンを搭載したリーチインは2017年にシカゴで創業したスタートアップのクーラースクリーンが開発。クーラースクリーンの共同創業者にはウォルグリーン元CEOのグレゴリー・ワッソン氏も名を連ねている。

 スマート・リーチインにはカメラやセンサーも内蔵しているIoT仕様となっている。顔認識システムから誰がどの商品を見て、何に手を伸ばしたが分析できるようになっているのだ。顔認証のAI分析から顧客の性別や年齢が判断でき広告などのマーケティングに生かせるという。

例えば飲料メーカーが若い女性向けにテレビコマーシャルなどのキャンペーンを行ったとき、宣伝活動の効果の有無を確認できるのだ。デジタルスクリーンの表示で、コカ・コーラ社のスプライトをペプシコ社のマウンテンデューを並べることで売上の違いを調べることも可能となる。

また年配の女性は他の曜日に比べて特定の曜日の夜にアイスクリームを購入する傾向が多くなるなども分かるのだ。さらにアイリス(眼の虹彩)トラッキングでリーチインの扉を開いたあとの顧客の目の動きも分析可能となる。

視線をトラッキングすることで、特定の商品でユーザーの視線がとまる「アイキャッチング」となる商品の多寡からキャンペーン効果もわかるのだ。

 ウォルグリーンと提携したクーラースクリーンには世界最大の食品・飲料メーカーのネスレやコナグラ・フーズ、ミラークアーズなど15社がパートナーシップを結んでいるという.


ウォルグリーンではシカゴやシアトルの店舗の他、サンフランシスコやNYマンハッタンでもクーラースクリーンのテストを行っている。

トップ画像:シアトル郊外ベルビュー地区のウォルグリーンにあるIoTリーチイン冷蔵・冷凍ショーケースのクーラースクリーン。遠くからでも商品がはっきりとわかる。


クーラースクリーンを動画撮影。動画を使ったアニメーションなど見え方を確認してほしい。  続きを読む
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2019年07月28日

【ウォルグリーン】、アプリ機能のファインド・ケア・ナウに慢性ケア管理を追加・更新!

190728ファインド・ケア・ナウ@ウォルグリーンアプリ
■ウォルグリーンは22日、アプリ機能の一つであり、医療サービスのマーケットプレイスとなる「ファインド・ケア・ナウ(Find Care Now)」に慢性ケア管理を追加したことを発表した。

ファインド・ケア・ナウは地域の医療サービスの検索から慢性ケア管理まで提供することで、処方箋販売の市場に参入したアマゾンなど競合に対抗する。

アプリだけでなくネット上で特設サイトにもなっているファインド・ケア・ナウは、症状のフィルタリング機能を通じて利用者近くの様々な医療サービスを的確に提供する。

ファインド・ケア・ナウは1年前にローンチしており、現在までにウォルグリーンでは26の医療機関や医療施設と提携。往信のアポサービスや電話やネットのビデオ通話を使って医者に相談するテレヘルス(遠隔医療サービス)、皮膚科医との医療相談、鬱のようなメンタルヘルスの診察も対応した心理医療、セカンドオピニオン・サービスまで提供している。

診療のアポには軽度の症状などを診察する近隣のクリニックなどから緊急を要するアージェントケアまで含まれている。一部地域では眼や耳などのケアサービスも提供している。

フィルタリングは患者の地域から「腹部」「痛みや熱」「耳・鼻・喉」等にあるプルダウンメニューから症状を選んでいくとテレヘルスなど提供されるサービスが示される仕組みだ。

ファインド・ケア・ナウに新たに追加された慢性ケア管理では、糖尿病、高血圧、狼瘡、多発性硬化症および睡眠時無呼吸などの慢性疾患および健康状態の患者が理解することを学ぶのを助けるためにヘルスケア専門家によって行われる。

慢性ケア管理では、糖尿病管理システムを開発するデキスコム(Dexcom)のCGMシステムのスタートガイドやFAQを提供している。CGM(Continuous Glucose Monitoring)は皮下に挿入したセンサーにより間質液中のグルコース濃度を連続的に記録し、 モニターに表示するリアルタイム・グルコースモニタシステム。

また慢性閉塞性肺疾患(COPD)やぜんそくの患者に接続型ヘルスソリューションを提供するデジタル医療企業のプロペラ―ヘルス(Propeller Health)とも提携している。吸入器につけた小型センサーがアプリと連携し、医薬品の使用状況を自動的に追跡するシステムもファインド・ケア・ナウで販売する。

 ウォルグリーンのアプリは5,000万回以上ダウンロードされ、月間500万人のアクティブユーザーに利用されている。ウォルグリーン・アプリには処方箋のリフィルやチラシ閲覧とeクーポン、画像のプリントアウトなどの機能が盛り込まれている。

トップ画像:ウォルグリーン・アプリのファインド・ケア・ナウには慢性ケア管理を追加アップデートしている。  続きを読む
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2019年06月06日

【CVS】、シーパップまで扱うドラッグストア新業態「ヘルスハブ」を1,500店に拡大!

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■ドラッグストアチェーン大手のCVSヘルスは4日、テキサス州ヒューストン郊外で実験中の「ヘルスハブ(HealthHUB)」を1,500店に拡大することを発表した。

ヒューストン郊外のサイプレス地区やスプリング地区、トムボール地区の3ヶ所にあるヘルスハブはドラッグストアのフォーマットの20%が医療・健康サービスに割かれた新フォーマットストアだ。

グリーティングカードやシーズナル商品、雑貨等のフロントエンド商品を縮小し代わりにウォーカーや車いす、松葉づえなどの耐久医療機器に糖尿病や喘息患者のための新製品、さらには睡眠時無呼吸症候群用のCPAP(シーパップ:呼吸療法装置)まで取り扱っている。

ヘルスハブではCVSの1,100ヶ所に導入されているウォークイン簡易クリニックの「ミニッツクリニック(MinuteClinic)」のスペースを広げて併設し、基本的な医療サービスの一部を拡大して提供している。

ヘルスケアの新たな入り口にもなるヘルスハブには、コミュニティー・スペースも用意されている。CVSファーマシーの専門家や呼吸器専門医、栄養士が常駐し、ウェルネスルーム(Wellness Room)で地域のパートナーがヨガなどの健康クラスや栄養セミナー、福利厚生教育などのグループイベントなど開催するのだ。

またアイパッドなどタブレット・アプリを使ったヘルス&ウェルネスの説明やオンラインストアの健康商品の購入に加え、血圧や体重、BMI(ボディマス指数)などの検査も無料で提供されている。

これらのサービスやカウンセリングは「ケア・コンシェルジェ(Care Concierge)」と呼ばれる専任スタッフが案内する。

 CVSは5年前、全店舗からタバコを撤去し社名をCVSヘルスに変更した。タバコと関連商品の売上高が約20億ドル(売上高の約3%)に相当するもCVSはタバコ販売が企業理念に反し、ウォークイン簡易クリニックのミニッツ・クリニックの展開と矛盾するため中止した。

販売中止に合わせて5,000万ドル(約55億円)をかけて、全店にて禁煙用キットの販売に禁煙キャンペーン「一緒に止めましょう!(Let's Quit Together)」等の禁煙プログラムも開始。2017年12月には医療保険会社のエトナを690億ドル(役7.6兆円)で買収することを発表。

買収によりドラッグストアチェーンから簡易クリニック、医療保険サービスまで展開する、垂直統合したヘルスケア業界の巨大企業となったのだ。

医療費を高める方向に動きがちな病院や製薬企業と対峙しながら、消費者サイドに立ったヘルスケアサービスを提供していくのだ。

 CVSヘルスハブはまさに垂直統合したヘルスケアから誕生した中心拠点であり、スポ―ク(拠点)となるドラッグストアを支える役目を担うことにもなる、

トップ画像:テキサス州ヒューストン郊外のサイプレス地区にスプリング地区、トムボール地区の3ヶ所にあるCVS「ヘルスハブ(HealthHub)」。  続きを読む
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