2017年07月23日

【アマゾン】、トレジャートラック販売!ウォルマートの駐車場でアマゾンがゲリラ販売?

170723アマゾン・トレジャー・トラック
■ネット通販最大手のアマゾンは19日、シアトル市内のみで行なっていたトラックによる移動販売サービス「トレジャー・トラック(Treasure Truck)」を全米の都市にも拡大することを発表した。トレジャー・トラックは数量限定となるセール商品を利用者に渡し販売が完了する、移動式ピックアップ拠点。利用方法はスマートフォンであらかじめテキスト通知を申し込んでおく。利用者の近所にアマゾンが選んだ1日1品の激安商品を載せたトレジャー・トラックが来る直前に、セール品内容とピックアップ場所・時間の通知が届くことになる。利用者はアマゾン・アプリ経由でセール品を購入すれば、指定の場所に来るトラックで注文品を受けとれる仕組みだ。セールとなる商品は最新の家電製品やステーキやシーフード、ミールキットなどの生鮮食品、アウトドア商品、キッチン用品など。トラックに積み込めるだけの数量限定であるため、セール品が人気商品の場合は瞬時に売り切れてしまう可能性がある。また指定した時間内にピックアップに行かなかった場合は、自動的にキャンセル扱いとなる。今のところ非プライム会員でも利用できるようだ。アマゾンは2015年6月、トレジャー・トラックをシアトル市内でテストを始めた。トレジャー・トラックではこれまで、476.99ドルのスタンドアップ・パドルボード(サーフボードの上に立ったまま乗ってオールを使ってパドルするアウトドア商品)を99ドルで販売したり、4K撮影可能なGoProヒーロー4を64%引きで提供したり、680グラムのポーターハウス・ステーキ2人前を20ドルと激安セールで販売している。セール品販売の他にトレジャートラックを使った新商品のプロモーションや人気スポーツ選手のサイン会などのイベントも催している。
 アマゾンは全米の大都市にドキドキ・ワクワクするようなゲリラ的販売のトレジャー・トラックを展開することで、新たにクチコミが生まれ消費者のマインドシェアをさらに高めることになる。


アマゾン・トレジャー・トラックのコマーシャル動画。ハズレ続きだった宝探しで海賊が、アマゾン・トレジャー・トラックの利用者と遭遇するストーリーだ。「俺らの宝だ!」と主張する海賊らに女性が「アマゾン・トレジャー・トラックでピックアップした私のものですよ」。「マップ(お宝地図)はどこだ?」に「マップではなくてアマゾン・アップ(アプリ)ですよ」と面白おかしく説明している。海賊船に戻る海賊らに一人が「壊血病(ビタミンCの欠乏が原因で起こる病気)が気になるので、ちょっとレモネードをとってくらぁ」がオチ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ネットニュースで「Amazonの影響が最も大きな国は『日本』」という記事を読みました。「PwCの調査によると、Amazonの登場で『小売店で買い物する頻度が減った』と答えた割合が最も高かったのは日本。日本では、オンラインで買い物をする消費者の10人中9人がアマゾンを利用したことがあるという」とあります。当ブログで指摘している変化が日本でも起きようとしています。変化とは小売の現場となる売り場で見えない消費者の買い物の変化です。後藤はこれを「小売の地殻変動」と表現しています。アメリカではこの地殻変動によりチェーンストアの多くが大量閉店に追い込まれています。日本の大手チェーンストアでも、競合店が近くに出店しているわけでもないのに客数が急に減ったり、定番の売れ筋商品が売れなくなったりする現象が増えてきます。これまでチェーンストア経営で成功してきた経営者や役員は「アレッ?」と腕組みです。  続きを読む

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2017年07月22日

【シアーズ】、アマゾンで白物家電PBのケンモアを販売!それでもシアーズは衰退する?

170722アプライアンス売り場@シアーズ
■シアーズ・ホールディングスは20日、アマゾンと提携し自社ブランドの「ケンモア(Kenmore)」をアマゾンで販売すると発表した。アプライアンス(白物家電)ブランドのケンモアはカーバッテリーの「ダイハード(Die Hard)」と同様に古い歴史を持つ老舗ブランド。1913年からのミシン販売を含めると100年近くの歴史をもつケンモアは、シアーズの中でも特に人気が高いブランドであり、冷蔵庫やエアコンなどが売れ筋となっている。シアーズは提携の一環として、ケンモアのスマート白物家電シリーズ「ケンモア・スマート・アプライアンス(Kenmore Smart Appliance)」もアマゾンの音声人口知能(AI)アシスタント「アレクサ(Alexa)」からの操作が可能な仕様とするとしている。アマゾンではすでに「アマゾン・アレクサ・コントロール・スマートエアコン(Kenmore Smart 8,000 BTU Room Air Conditioner - Works with Amazon Alexa)」を販売している。一方で業績低迷により大量閉鎖を行っているシアーズではケンモアのブランドシェアを落としている。調査会社のスティーブンソン・トラックラインによると、シアーズのアプライアンス・シェアは4年前の30.1%から現在は21.8%に落ち、ケンモアのシェアも同時期に16.75から10.3%へ落ち込んでいる。なお1940年代から電動工具の人気によりシアーズの売上を支える代表ブランドになっていた「クラフトマン(Craftsman)」も今年1月、工業・家庭用の電動工具メーカーのスタンレー・ブラック&デッカーに売却することを発表している。
 シアーズが5月に発表した第1四半期(2月〜4月期)決算では、売上高が43.0億ドルと前年同期比20.3%の減少だった。純利益は前年同期の4.71億ドルの損失から、2.44億ドルの利益と黒字転換となった。なお、2015年以降で初めてとなる黒字は、コスト削減やクラフトマンの売却益が大きく寄与している。既存店・売上高前年同期比は11.9%の減少で、内訳ではシアーズが12.4%の減少、Kマートが11.2%の減少となっている。シアーズ・カナダは先月、破産法の適用を申請し倒産した。全225店のうち不採算な59店を閉鎖し、従業員の17%にあたる2900人を削減する。アメリカ国内では7日、不採算店となるKマート35店とシアーズ8店を追加閉鎖すると発表した。  続きを読む
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2017年07月20日

【アマゾン】、ミールキットをテスト販売!プライム年会費にアマゾンフレッシュで割高?

170720ミールキットステーキ@アマゾン
■ミールキットで商標登録が報じられたアマゾンはすでにミールキット販売に着手していることが分かった。ネット情報サイトのギークワイア(GeekWire)によると、アマゾン・ミールキットを実際に購入したユーザーからの連絡で判明した。シアトル在住でシステムエンジニアであるジョッシュ・チャドさんは、宅配ミールキットを提供するハローフレッシュ(HelloFresh)やサンバスケット(Sun Basket)、ブルーエプロン(Blue Apron)、ホームシェフ(Home Chef)でも購入しているという。チャドさんはアマゾンの生鮮食品宅配サービスの「アマゾンフレッシュ」の検索で「アマゾン・ミールキット(Amazon Meal Kits)」に気づき注文を行ったそうだ。ミールキットにあるカスタマーレビューの日時から6月中旬には発売されていた。チャドさんはソードー地区にあるドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」で受け取ろうとしたものの、ミールキットのピックアップは利用できずデリバリーに切り替えたと語っている。注文したのはステーキに砕いたコショウの実をまぶしてフライパンで焼きブランディーバターソースをかける「パルメザンチーズフライ&スナップエンドウにフレンチ風ペッパーステーキ(Steak Au Poivre with Parmesan Fries & Snap Peas)」。二人分の価格は18.99ドル。ステーキは8オンス(約230g)で、品質は少なくともアメリカ農務省の肉質等級で「チョイス(Choice)」レベルのものだったとしている。ペッパーステーキのほかに「タラゴン・マッシュルーム・ソースのローストチキン(Roast Chicken with Tarragon-Mushroom Sauce)」「豚肉ケバブのタコス(Tacos al Pastor with Pork)」「フレンチ風カネリーニ豆の煮込みとタラのロースト(Roasted Cod with Cannellini Bean Ragout & Pesto)」「唐辛子サーモンの蕎麦(Togarashi-Spiced Salmon with Soba Noodles)」など17種類のミールキットがあり、価格帯は15.99ドル〜19.99ドルとなっている。アマゾンの他のミールキットも注文しているチャドさんによると、価格が競合他社と比べて割安で、1週間に3食(1食で二人分)を65ドル〜85ドルで購入しなければならないサブスクリプションでないことも気に入っている。なおチャドさんのペッパーステーキ評価は10点中9点としている。
 アマゾンフレッシュの利用には、年会費99ドルのプライム会員で月額14.99ドルを追加に支払う必要がある。

トップ画像:アマゾンのミールキット「パルメザンチーズフライ&スナップエンドウにフレンチ風ペッパーステーキ(Steak Au Poivre with Parmesan Fries & Snap Peas)」。  続きを読む
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2017年07月19日

【スチューレオナード】、出前を開始!顧客は常に正しいで人気ロブスターロールも売上増?

170719ロブスターロール@スチューレオナード
■コネチカットとニューヨークに5店舗を展開するスーパーマーケットのスチューレオナードは17日、チーズバーガーやピザなどのデリのデリバリーを始めたことを発表した。デリバリーを行うのはコネチカット州ダンバリー店。利用者はダンバリー店から10マイル(16キロ)圏内の住民に限定されている。宅配はレストランからのデリバリーを専門に行うブルーム・サービス(Vroom Service Now)が手掛けている。デリバリー手数料は3.99ドル。注文はブルーム・サービスのHPやスマートフォンアプリからも行える。宅配時間は注文から45分〜60分となっている。スチューレオナードのデリバリー対象メニューは、スチューレオナードで一番人気のロブスターロール(8.99ドル)やロブスターディナー(19.99ドル)、チーズバーガー(4.75ドル)、スモークド・ポーク・サンドウィッチ(5.99)、ピザ(8.99ドル〜)、寿司(6.99ドル〜)などに人気のチョコレートチップクッキー(680グラム:6.99ドル)やぶつ切りスイカ(4.99ドル)などデザートもある。デリバリーは平日は朝9時〜、週末は朝10時〜となっており、宅配はホット&コールドデリに限っており、お野菜やお肉など生鮮品の宅配は行っていない。
 1969年創業のスチューレオナードは一般的なスーパーマーケット(扱い品目数約4万あいてむ)とは異なり、アイテム数は約2,200品目に絞られている。デリの多くは店内で調理されているため店舗面積は広く、1号店のコネチカット州ノーウォーク店の店舗面積は2,900坪、1991年にオープンしたコネチカット州ダンバリー店(3,600坪)、1999年オープンのニューヨーク州ヨンカーズ店(3,400坪)、2007年オープンのコネチカット州ニューイントン(3,200坪)となっている。スチューレオナードは最近、出店を加速しているようで、昨年1月にニューヨーク州ファーミングデール地区に1,800坪店をオープンしている。また来月中にもジョンFケネディ国際空港から約30分のイーストメドウ地区に2,000坪の新店オープンを控えている。スチューレオナードはニュージャージー州パラマス地区の出店を模索しており、パラマス・パーク・モール(Paramus Park Mall)SCから誘致交渉が進められていると一部に報じられている。スチューレオナードの店内はワンウェイ・コントロールされており、子供を飽きさせないように陽気に踊る人形や音楽を演奏する動物など、子供を喜ばせる仕掛けが施されている。お店の入り口に置かれた顧客志向の社訓「ルール1:お客様は常に正しい」「ルール2:もしお客様が正しくないと感じたらルール1に戻れ」でも有名だ。

トップ画像:スチューレオナードのロブスターロール。ロブスターの身に野菜とマヨネーズであえてパンに挟んだ人気の一品だ。平日から週末まで5店舗で毎日1,000個以上が売れているという。出前サービスを開始すれば、ロブスターロールの売上はさらに増えるだろう。  続きを読む
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2017年07月18日

【アマゾン】、ミールキット商標登録!ホールフーズではアレクサ調理デモにエコー販売?

170718マーサ@ミールキット
■ネット通販最大手アマゾンがミールキット市場に参入する見通しだ。アマゾンが6日、米国特許商標庁(USPTO)に「私たちが準備、あなたはシェフ(WE DO THE PREP. YOU BE THE CHEF)」を商標登録したのだ。ミールキットとは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむく手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分程度で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキットは通常、直販でブルーエプロンなどのオンライン定期購入サービスを利用しての宅配となる。ミールキット市場でトップシェアとなるブルーエプロンは先月29日、新規株式公開(IPO)をしたばかり。アマゾンの商標登録でもブルーエプロンなどミールキット業者と同様なサービス内容が付記されている。一部の報道によると、アマゾンは今年4月も「私たちが用意、あなたは調理(We prep. You cook)」で商標登録していることが判明している。今のところアマゾンからミールキット参入のプレスリリースなどはない。なお、アマゾンの生鮮品宅配サービスのアマゾンフレッシュ(AmazonFresh)は今年3月、マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」の取り扱いを開始している。アマゾンフレッシュは昨年秋から、食肉大手のタイソン・フーズと提携し、同社のミールキット「タイソン・テイストメイカーズ(Tyson Tastemakers)」の宅配も行っている。アマゾンが先月137億ドル(約1.5兆円)で買収したホールフーズ・マーケットはロサンゼルス・ダウンタウン旗艦店など南カリフォルニアの一部店舗でミールキット販売を始めている。
 手軽さにより急成長しているミールキット市場は現在、150社以上が参入、スーパーでも店頭販売が目立ってきている。スーパーマーケット最大手のクローガーは同社が開発したミールキットのテスト販売を行っている。フロリダなどに1,100店以上を展開するパブリクス・スーパーマーケットも一部店舗で同社開発のミールキット「エプロンズ・ミールキット(Aprons Meal Kits)」のテスト販売を始めている。混戦するミールキット市場は宅配でもセレブとコラボしたプランが登場している。スーパーモデルのシンディ・クロフォード氏が提案する「アーバン・レメディ&シンディクロフォード(urbanremedey/cindy-crawford)」や歌手のビヨンセさんと夫ジェイZ氏のプラン「22日間ミールキットプラン(22 Days Nutrition guided Beyonce and Jay-Z on a 22 Days Vegan Challenge)」があり、ミールキット宅配業者のパープル・キャロット(Purple Carrot)もアメリカンフットボール選手のトム・ブレイディ氏のミールキットプランを始めている。調査会社パッケージ・ファクトは昨年のミールキット市場規模を約15億ドル(約1690億円)と推計しており、5年後に50億ドル規模に成長すると見込んでいる。外食業界を専門にする調査会社テクノミックも、5年で10倍にも急成長すると予想。別の調査でも2025年までに350億ドル市場に成長していると試算している。
 アマゾンのミールキット商標登録のニュースでブルーエプロンの株価は10%も下落した。IPO時に11ドルまで買い進められたブルーエプロンの株価は現在、6ドル台で推移している。

トップ画像:アマゾンフレッシュでも取り扱われているマーサ・スチュワート氏の「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」。アマゾンが独自にミールキットを開発し販売したら成功する。理由は割安価格にアレクサの調理指導?  続きを読む
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2017年07月16日

【アマゾン・エコー】、エコー所有者9割が最上位機種も購入!エコーこそトロイの木馬?

170716宇多田ヒカル@エコーショー
■ネット通販最大手のアマゾンが行った30時間セールのプライムデーでは、音声アシスタント端末の「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」とその姉妹機がベストセラーとなった。中でも50ドルから35ドルへ大幅に値下げされた「エコー・ドット(Echo Dot)」は全商品カテゴリーで最も売れた商品となったのだ。一部の報道では前年実績の7倍以上の売れ行きだったと言われている。プライムデーでは話題に上らなかったが、アマゾンは先月28日にタッチスクリーンを搭載したアマゾン・エコーの最高機種の「エコー・ショー(Echo Show)」を発売した。230ドルのエコー・ショーの価格が発売した直後で値引きされなかったため、7月11日のセールでも注目は低かったのだ。ただ、オリジナルのエコーを含めエコーをすでに所有しているユーザーからは強い関心をもって注目されているのだ。家電製品などの製品保証を提供するアシュリオンが約600人を対象に行った調査によると、エコーファミリー所有者のうち9割に及ぶユーザーが最上位機種であるエコー・ショーを購入する計画があると答えている。エコー・ショーにアップグレードするとの回答は87%になっているのだ。アップグレードしないとの回答は9%にとどまっている。エコーを持っていない人も22%がエコー・ショーの購入を予定していると回答だ。興味深いことに609人の調査対象者のうち49%がすでにオリジナルのエコーやエコー・ドット、エコー・タップを所有していると答えている。一方で、エコー・ショーを購入しない理由として挙げているのが高すぎるという回答だ。高額すぎてアップグレードしないとした利用者は54%、エコーを所有していない人も33%が高価格を理由に購入しない。
 アマゾンはプライムデーで180ドルのエコーを半額となる90ドル、130ドルのタップは80ドル、ドットを35ドルとそれぞれ大幅に値引きして販売した。グーグルやアップルの競合製品が発売される一方、最上位機種のエコー・ショーも早ければ今年のブラックフライデーやサイバーマンデー等で大幅に値引きされる可能性が高いだろう。

トップ画像:エコー・ショーに宇多田ヒカル「戦場のメリークリスマス(Merry Christmas Mr.Lawrence-FYI)」をリクエストした。英語の歌に合わせてタッチスクリーンには歌詞もシンクして流れている。エコーは音声アシスタントなので深夜、まどろんだ状態でも、音楽をかけることもできるのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。使ってみなければわからない、体験してみなければ腹に落ちないことがあります。その筆頭はサムズクラブのスキャン&ゴー。商品をスマートフォン・アプリでスキャンしながらアプリ上で決済するシステムです。コンサルティングセミナーの視察時にクライアントに実際に演習してもらうのと、話だけするのでは全く反応が異なってきます。話だけだと「凄いな」ぐらいの感想です。が、スキャン&ゴーで買い物してレジを素通りする体験は、肌感覚として何か恐ろしさまで感じると言います。予想外の実体験は思わず人に喋りたくなるものです。スキャン&ゴーはまさにクチコミしたくなる衝動があるのです。モバイルオーダー&ペイも同じように人に話したくなるようなシステムです。日本はアメリカより5年、10年遅れていると言われると当初、腹が立ちますが、モバイルオーダー&ペイでレジ待ちなしで食事をすると後藤の言葉がストンと腹に落ちます。  続きを読む
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2017年07月13日

【アマゾン】、プライムデー過去最高!プライム会員の急増→元を取る買い物→大量閉店?

170713プライムデーイベント
■ネット通販最大手のアマゾンは12日、プライム会員限定セール「プライムデー」が1日当たりの販売数で過去最高だったことを発表した。プライムデーは2015年、創業から20年を迎えることを記念し始めた時限セール。今年のプライムデーは10日午後9時(東部標準時間)から開始、12日の早朝3時までの30時間となる。3回目のプライムデーは、アメリカや日本、イギリスなど昨年の10ヶ国に、中国やメキシコ、インドの3ヶ国を加え13か国で行われた。セール対象商品も世界で10万品目以上と発表されていた。年会費99ドルのプライム会員限定のセールだが、非会員でも30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能。今年のプライムデーの売上高は1日の売上で過去最高だった2016年のサイバーマンデーやブラックフライデー(感謝祭後の金曜日)の実績を超え同社史上、最大となった。またマーケットプレイスに出品する中小のサードパーティ企業が牽引したことで売上高は昨年の60%以上増加したという。
 アメリカ国内でベストセラーとなったのは音声アシスタント端末の「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」とその姉妹機。一部の報道によると、エコー・ファミリーは昨年のプライムデーから2倍売れていた。特に49.99ドルから34.99ドルと大幅に値下げされた「エコー・ドット(Echo Dot)」は全カテゴリーで最も売れた商品となった。その他には130ドルから90ドルに値下げされたマルチユースの電気圧力なべ(Instant Pot DUO80 7-in-1 Multi-Use Programmable Pressure Cooker)や、200ドルから100ドルにディスカウントされたDNAテストキット(23andMe DNA Tests for Health + Ancestry)がベストセラーとなっていた。一方、日本のプライムデーでベストセラーになったのは、約50%オフとなった「ザバス・ホエイ・プロテイン」や、約3割引きとなったアマゾンのプライベートブランド「Happy Belly 岐阜・養老 天然水」のミネラルウォーターだった。
 なおアマゾンはプライムデー売上やプライム会員の新たな加入者数は明らかにしていないが、JPモルガンのアナリストの試算では売上高10億ドルと見ている。

トップ画像:プライムデーのストリーミング・ショッピング・イベント。テレビショッピングのようにエコー・ドットなどの人気商品をデモンストレーションしていた。  続きを読む
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2017年07月12日

【アマゾン】、エコー180ドルが90ドルなプライムデー!AI音声注文でさらに地殻変動?

170712アレクサセール
■ネット通販最大手のアマゾンは10日(月曜日)の夜からプライム会員限定に「プライムデー(Prime Day)」セールを始めた。プライムデーは2015年、創業から20年を迎えることを記念し始めた時限セール。2015年は7月15日、2016年は7月12日に行われており、今年は7月11日としている。今年は10日午後9時(東部標準時間)から前倒しでセールを始め、12日の早朝3時までの30時間となっている。3回目となる今年のプライムデーでは、アメリカや日本、イギリスなど13か国で同時に行われ、セール対象商品が世界で10万品目以上となる。年会費99ドルのプライム会員限定のセールだが、非会員でも30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能となる。昨年のプライムデーでは、1日の販売数が過去最高だった前年のサイバーマンデーやブラックフライデー(感謝祭後の金曜日)の実績を超え、過去20年間では最大となった。
 今年のプライムデーの目玉となっているのは音声アシスタント端末「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」だ。179.99ドルのエコーが半額となる89.99ドルと最安値となっているのだ。昨年のプライムデーの価格より50ドル安く、ブラックフライデー価格より40ドルも値下げされている。姉妹機の「エコードット(Echo Dot)」も49.99ドルから34.99ドルと大幅に値下げされている。CBSによると、プライムデー開始から7時間後となる午前4時(東部時間)にはエコーはベストセラーになっている。またアマゾン・タブレットのキンドル・ファイア最新版で8インチ16GBの「ファイアHD8タブレット・ウィズ・アレクサ(Fire HD 8 Tablet with Alexa)」も79.99ドルから49.99ドルと38%の値下げだ。アマゾン製品以外では73%オフとなったヒアルロン酸、83%オフのモバイルバッテリー、76%オフのベジタブルヌードル機が早々とソールアウトになっている。
 また今年のプライムデーではエコーなど音声による注文ディスカウント「アレクサ・セール(Alexa Deal)」を始めている。対象となる100アイテム以上の商品(20ドル以上)をエコーやエコー・ドット、エコー・ショーなどの経由で音声注文すれば10ドルのクレジットバックとなるのだ。89.99ドルとなっているエコーを「アレクサ、黒のエコーを注文してください(Alexa, order a black Echo)」と音声で注文すれば10ドルのクレジットバックとなる。つまり180ドルのエコーが実質的に80ドルとなる。プライムデーで34.99ドルとなっているエコー・ドットも24.99ドル、29.99ドルのファイアー・タブレット(7インチ、8GB)が19.99ドル、スマートフォン・アプリ操作やアレクサへの音声で電源をオン・オフできる27ドルのスマートプラグもプライムデー価格とアレクサ・セールで10ドルと破壊的に安くなっているのだ。
 一部の報道では今年のプライムデー売上を最大10憶ドルと予想している。投資信託の格付け評価等を行うモーニングスターではプライム加入を7,900万世帯と予想しており、調査会社コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ(CIRP:Consumer Intelligence Research Partners)が最近発表したレポートによると6月末時点でプライム会員数を8,500万人と試算、一方でプライム会員数を5,250万人と見ているアナリストもいる。アマゾンはプライムデー売上やプライム会員数、加入者数等は明らかにしていない。

トップ画像:今年のプライムデーではエコーなど音声による注文ディスカウント「アレクサ・セール(Alexa Deal)」を行っている。対象となる100アイテム以上の商品(20ドル以上)をエコーやエコー・ドット、エコー・ショーなどの経由で音声注文すれば10ドルのクレジットバックとなるのだ。  続きを読む
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2017年07月11日

【アマゾン】、ドライブスルー専用店舗のアマゾンフレッシュ・ピックアップの画像公開!

170711アマゾンフレッシュPU00
■ネット通販最大手のアマゾンは5月末、ドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」を一般公開し正式にスタートした。ドライブスルー専用スーパーは「ドライブアップ・ストア(drive-up store)」「クリック&コレクト(click & Collect)」とも呼ばれ、利用者がネットで注文した生鮮食品などを、車から降りずに商品を受け取るサービスストア。店の中で買い物ができるインストア・ショッピングはなく、倉庫となる300坪弱の「ダークストア(dark store)」に専用の駐車スペースがついた食料品の受け渡し専用拠点だ。アマゾンフレッシュ・ピックアップはアマゾンスタッフがダークストアで商品の選択と袋詰めを行い、予約した時間に顧客の車まで運んでくれる。同社によると、注文から最短15分で受け取ることができるという。アマゾンフレッシュ・ピックアップは3月からアマゾン社員のみが利用できるテストを始めていた。アマゾンフレッシュ・ピックアップはソードー地区(2401 Utah Ave S, Seattle, WA 98134)とバラード地区(5100 15th Ave NW, Seattle, WA 98107)にあり、営業時間は午前7時〜午後10時まで。手数料はなく最低注文金額の条件や制約もないが、利用できるのは年会費99ドルのアマゾンプライム会員のみとなっている。ネット情報サイトのギークワイア(GeekWire)によるとピーク時のスタッフ数は15人前後となる。ローディング(車への注文品積み込み)専用スタッフは3〜5人としている。また待ち時間の平均は5分程度で、客数の4分の1は午後5時〜7時30分に集中するとみている。
 アマゾンは食料品の受け渡し専用拠点以外でも大学キャンパス内の受け取り施設を多数開設している。また実店舗展開も加速しており、大型ショッピングモール内の「ポップアップストア(Pop-Up Store)」を36ヵ所を持ち、リアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」7店舗目を5月、NYマンハッタン地区にある「ザ・ショップス・アット・コロンバス・サークル(The Shops at Columbus Circle)」SCにオープンさせている。一方、テストを行っているレジなしコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」はシステムの不具合により一般公開が遅れており、アマゾン社員のみのテスト運用となっている。

トップ画像:アマゾンフレッシュ・ピックアップ(ソードー地区)で商品を受け取る利用者。  続きを読む
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2017年07月09日

【アマゾン】、プライムデー!地殻変動で日本もチェーンストア等が対抗セールを始める?

170709アマゾン
■ネット通販最大手のアマゾンは10日(月曜日)の夜からプライム会員限定に「プライムデー(Prime Day)」セールを始める。プライムデーは2015年、創業から20年を迎えることを記念し始めた時限セール。2015年は7月15日、2016年は7月12日に行われており、今年は7月11日としている。また今年は10日午後9時(東部標準時間)から前倒しでセールを始め、12日の早朝3時までの30時間となる。3回目となる今年のプライムデーでは、アメリカや日本、イギリスなど13か国で同時に行われ、セール対象商品が世界で10万品目以上となる。年会費99ドルのプライム会員限定のセールだが、非会員でも30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能となる。昨年7月12日に開催された2回目となるプライムデーでは、1日の販売数が過去最高だった前年のサイバーマンデーやブラックフライデー(感謝祭後の金曜日)の実績を超え、過去20年間では最大となった。また昨年のプライムデーではアマゾンのファイアTVや電子書籍端末のキンドル、タブレットのキンドルファイア、音声アシスタント端末のエコーやその姉妹機も過去最大となる販売数を記録したという。世界で最も売れた商品は前年と同じファイアTVで、前年実績より2.5倍を超える販売数だった。
 アマゾンはプライムデー売上やプライム会員数、加入者数等は明らかにしていないが、投資信託の格付け評価等を行うモーニングスターでは2015年のプラムデー売上高を4億ドル、2016年は5億〜6億ドルと試算しており、調査会社FBICの予想では売上高5.3億ドルとしている。また一部には昨年のプライムデー売上を10億ドルと見積もっている調査会社もある。また、アメリカ国内のプライム会員数は調査会社コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ(CIRP:Consumer Intelligence Research Partners)が最近発表したレポートによると6月末時点で8,500万人と見積もっている。前年予想の6,300万人から35%の増加としており、アメリカ国内の1.26億世帯のうち3分の2にプライム会員がいるとしているのだ。CIRPでは、プライム会員のアマゾンでの年間平均購入額は1,300ドルとしており、非会員700ドルの2倍弱となっていると見積もっている。CIRPでは、プライムデーなどで30日間のお試し無料会員に登録後、73%はプライム会員になるとしている。一方でアマゾン・プライム会員数を5,250万人と見ているアナリストもいる。
 いずれにしても多くの人がプライムデーに参加することが予想され、競合チェーンもセールで対抗策を立てざる得なくなっているのだ。  続きを読む
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2017年07月04日

【ベストバイ】、アレクサ専用コーナー!アマゾン・エコー・ショーの意外な楽しみ方は?

170704ベストバイ00
■IoTとは「モノのインターネット(Internet of Things)」を意味し、インターネットを介してつながることによって、あらゆるものを遠隔で操作できるようになることだ。アメリカの消費市場ではIoTと呼ばず「コネクテッドホーム(Connected Home)」や「コネクテッド製品(Connected Device)」と分かりやすく表記されることが多い。最近では「テックホーム(Tech Home)」「スマートホーム(Smart Home)」とカテゴライズされている。スマートホームで最も注目されているのがネット通販最大手のアマゾンが提供する「アマゾンエコー(Amazon Echo)」「エコードット(Echo Dot)」といった音声アシスタント端末だ。ボイステクノロジーや人工知能(AI)の進化により、音声で「テレビのボリュームを上げて」「照明を暗くして」「室温を24度にして」などと命令することでネットにつながっている製品を遠隔操作できるようになる。音声アシスタント端末にはアマゾンエコーの他、グーグルの「グーグルホーム(Google Home)」にアップルが先日発表した「ホームポッド(HomePod)」がある。今後は他社から新たな音声アシスタント端末が発表され、市場規模は拡大し同時に競争も激しくなる。
 全米最大の家電チェーンのベストバイが音声アシスタント端末の販売を強化・拡大する。ベストバイが29日に発表したところによると、今月から700ヵ所のベストバイでアマゾンエコーとグーグルホームを扱う専用テーブルを導入する。3メートルX1.2メートルのテーブルにはアマゾンエコー用とグーグルホーム用にそれぞれ用意し、スマート・サーモスタットの「ネスト(Nest)」やスマート照明の「フィリップス・ヒュー(Philips Hue)」、ベストバイのPBであるインシグニアの「スマートプラグ(Smart Pluge)」も一緒に展示販売する。ベストバイの販売スタッフがアマゾンエコーとグーグルホームを使い、サーモスタットや照明を音声で操作するデモンストレーションを行うという。ベストバイはアップルやサムスン、ソニーなど大手メーカーによる店舗内店舗の展開を進めているが、音声アシスタント端末も今後の市場拡大によりさらに売場を広げる考えだ。調査会社IHSによると音声アシスタント端末を含むスマートホーム製品の世界販売台数は昨年、8,000万台に上り前年から64%の増加となった。今年は1.3億台が見込まれており、今後は価格の下落でさらに販売が拡大すると見込まれている。
 音声アシスタント端末の認知拡大がIoTなどスマートホームをけん引することになるかもしれない。

トップ画像:ベストバイに導入されるアマゾンエコーとグーグルホームを扱う専用コーナー。3メートルX1.2メートルのテーブルには、スマート・サーモスタットの「ネスト(Nest)」やスマート照明の「フィリップス・ヒュー(Philips Hue)」、ベストバイのPBであるインシグニアの「スマートプラグ(Smart Pluge)」も一緒に展示販売する  続きを読む
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2017年06月29日

【ターゲット】、翌日宅配のリストック!「ばかうけ」ダッシュボタンで地殻変動が進む?

170629ターゲット・リストック
■ターゲットは27日、洗剤やシリアルなど日用品や非生鮮食品などを翌日に宅配する「ターゲット・リストック(Target Restock)」を始めたことを発表した。ターゲット・リストックの対象商品は毎日の生活で欠かせない日用品や雑貨、健康、ベビー、ビューティ関連、パーソナルケア、ペット用品など1万品目。注文は月曜日〜木曜日の午後2時までに行うと翌日には宅配される。手数料は一律4.99ドル。今のところ対象者はターゲットの本社近くのミネソタ州ミネアポリスの住人で、自社クレジット・デビッドカードの「レッドカード(Red Card)」の保有者となっている。今後は対象地域を拡大し、レッドカード保有者以外にも広げられる可能性はある。ターゲット・リストックには重量制限があり1箱で最大45ポンド(約20キログラム)となっている。そのためショッピングカートに商品を入れると制限重量までパーセンテージで表示される。なおターゲット・リストックの対応はネット注文用倉庫のフルフィルメントセンターではなく、最寄りのターゲット店舗でスタッフが行うという。ターゲットはリストックは約8,000品目を対象に本部社員のみのテストを行っていた。ネット通販最大手のアマゾンにもアマゾン・プライム会員向けに同じようなサービス「プライム・パントリー(Prime Pantry)」がある。プライム・パントリーも重量は最大45ポンドまでとなっており、手数料は一律5.99ドル。ターゲットより1ドル高いが、対象品5品目以上の購入で送料無料となる特典もある。ターゲット・リストックは翌日の宅配となるが、プライム・パントリーは注文から4日〜5日かかる。

トップ画像:ターゲット・リストックのキャプチャー画像。今のところ利用できるのはターゲットの本社近くのミネソタ州ミネアポリスの住人で、自社クレジット・デビッドカードの「レッドカード(Red Card)」の保有者となっている。
 
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。日経新聞に「ネット通販最大手アマゾンジャパンの売上高が初めて1兆円を突破」という記事がありました。「セブン&アイ・ホールディングスなど大手小売業は半数が減収となり、アマゾンがチェーンストアのシェアを奪う構図が日本でも鮮明になってきた」という内容です。同時に「マゾンジャパンは28日、ワンタッチで商品の注文ができる小型端末『アマゾン・ダッシュボタン』の品ぞろえを増やした」という記事もありました。ダッシュボタンは、新たに70種類以上のブランドが追加され、合計で1,000種類以上のラインナップに拡大しました。追加されたアイテムにはプレミアムモルツやカルビー・ポテトチップス、亀田の柿の種、ハッピーターン、カロリーメイトなどの食品にポストイットなども含まれています。アマゾンによると「アマゾンダッシュボタンを展開している国の中でも、日本の関連の売り上げは2番目に大きい」といい、今後もダッシュボタンド数を拡大する方針です。  続きを読む
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2017年06月27日

【ベストバイ】、オープンボックスの試用販売テスト!利用者は女性もアマゾンがパクる?


■化粧品業界でよく用いられる販売形態に試用販売がある。商品を試用してもらい、気に入ったら購入してもらうという方法だ。試用販売の「トライ・ビフォー・ユー・バイ(Try-before-you-buy)」を、買う前にレンタルして試してもらう「レント・イット・ビフォー・ユー・バイ(Rent it before you buy it)」に換えて、家電チェーン最大手が導入する。ベストバイは早ければ今週からサンフランシスコのスタートアップ企業「ルーモイド(Lumoid)」と提携したレンタル販売のテストを行うのだ。ルーモイドはデジタル一眼カメラやアップルウォッチなどの高額家電品のレンタルを提供し、利用者が気に入ったら購入できるEコマース企業。例えばアップル・ウォッチ(Apple Watch Sport 42mm - Series 1)は1週間50ドルでレンタルでき、気に入って購入すればレンタル価格の20%がクレジットとして購入額から引かれる。ベストバイでは試用販売をEコマースサイトのベストバイ・コム(Bestbuy.com)の広告プログラムとしてはじめる予定で、同サイトにある「トライ・ビフォー・ユー・バイ(Try-before-you-buy)」からルーモイドにアクセスできるようになる。ベストバイの試用販売ではルーモイドにオープンボックス製品を提供し、レンタルできるようにする。オープンボックス(open box)製品とは、返品された製品。ベストバイが検品後にメーカー保証を付け20%前後値引きしオープンボックスとして店頭で販売している。オープンボックスのレンタルとなるため、レンタル価格も値引きされるという。ベストバイの試用販売での対象品はデジタル一眼レフやスマートウォッチなどのウェアラブル、ヘッドフォンなどのオーディオ機器となっている。ルーモイドが扱っているドローンはベストバイの試用販売の対象から外される。
 ルーモイド創業者でCEOのアーシィ・ラマムーシー氏によると3人に一人の割合でレンタルから購入している。特にスマートウォッチが購入前にレンタルされているという。スマートウォッチなどのオープンボックスを試用販売するベストバイはスマートな販売方法を見つけたといるだろう。

トップ動画:買う前にレンタルして試してもらうルーモイドの「レント・イット・ビフォー・ユー・バイ(Rent it before you buy it)」の説明動画。動画の最後にカメラを抱えた女性が現われているようにルーモイドの主要顧客は女性となる。  続きを読む
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2017年06月25日

【当日宅配サービス】、ウェグマンズがインスタカートと提携しパブリクスは全店に拡大!


■ここのところ東海岸にあるスーパーマーケットは、オンデマンド買物代行&宅配サービスのインスタカートとの提携を拡大している。フロリダなどに1,100店以上を展開するパブリクス・スーパーマーケットは7日、2020年までに宅配サービスを全店で展開すると発表した。パブリクスは昨年夏、マイアミの店舗にてインスタカートと提携した当日宅配サービスのテストを開始している。同社は今後5か月間でフロリダ州の店舗等で宅配サービスを拡大しながら、同時にジョージア州やサウスカロライナ州やノースカロライナ州などの店舗にも順次広げていく。パブリクスはフロリダ州など6州で1,147店を展開している。アホールド傘下でマサチューセッツ州など5州に400店以上を展開するストップ&ショップは12日、インスタカートと提携したことを発表した。開始日は明らかにされていない物のボストン地区のストップ&ショップから当日宅配サービスを始めるという。アホールド傘下でストップ&ショップとは姉妹企業となるジャイアント・フードはすでにインスタカートと提携し、ワシントンDCなどで注文から最短1時間の宅配サービスを行っている。スーパーマーケット業界で最もレスペクトされているウェグマンズもインスタカートと提携し、宅配サービスを始める。ニューヨーク州など6州に92店舗を展開するウェグマンズはワシントンDCやバージニア、メリーランドの店舗で当日宅配を開始する。ボストンの店舗でも開始し、数ヶ月以内には数十店舗の規模で宅配サービスを拡大するという。ウェグマンズは一部の店舗にてカーブサイドピックアップ・サービスのテストを行っているが、インスタカートと正式に提携した宅配でさらにネット注文の需要が増えると予想されている。
 インスタカートの年会費は149ドル(2016年1月4日に99ドルから値上げ)。注文ごとに宅配手数料を払う方法もあり、35ドル以上の注文ならば2時間の宅配が5.99ドルとなっている。なおインスタカートのスタッフ構成は、パートタイマーとなる「ショッパー(Shopper)」「キャッシャー(Cashier)」と、非パートタイマーで「独立業務請負人(Independent Contractor:業務単位で契約を結んで仕事をする独立した個人)」と定義される「ドライバー(Driver)」「ドライバー・ショッパー(Driver + Shopper)」の4つのポジションとなっている。注文品のピックアップだけ行う「ショッパー」とレジ係り専用の「キャッシャー」は車を使う必要はないものの週に最大29時間までの労働となっている。一方で宅配を専門にする「ドライバー」とピックアップから宅配まで行う「ドライバー・ショッパー」は自家用車を使用するものの何時間でも働けるようになっている。インスタカートはホールフーズやプライスライト、BJホールセールクラブ、ペトコ、ハリスティーターなど160のチェーンストアやローカルストアと提携している。
 アマゾンによるホールフーズ買収の発表の影響で、スーパーマーケット業界は規模の大小にかかわらず、インスタカートと提携し当日宅配サービスを開始・拡大するところが増えてくるだろう。

トップ動画:ウェグマンズのインスタカートによる当日宅配サービス紹介動画。  続きを読む
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2017年06月22日

【アマゾン】、自宅を試着室にするサービス!通販最大手の自由返品で柳井さんも真っ青?


■ネット通販最大手のアマゾンは20日、プライム会員向けに衣料品などを試着して購入できる「アマゾン・プライム・ワードローブ(Amazon Prime Wardrobe)」を発表した。新サービスはアメリカ小売業界で古くからある返品制度を生かしたサービス。対象となるファッションアイテムは婦人服や紳士服、子供服、靴、アクセサリーなど100万点以上で、カルバン・クラインやリーバイス、アディダス、ヒューゴボスなどブランド商品も含まれる。利用者はこれらのファッションアイテムから3アイテム以上を注文する。受け取りから7日以内に返品すればお金がかからない。配送料や返品時にかかる送料も無料となる。注文した商品の中から3〜4アイテムを購入すると合計額から10%が引かれ、5点以上の購入では20%オフとなるディスカウントが適用される。決済は実際に購入する商品を選んだ後に行われ、プライム会員であれば追加料金なしでサービスを何度でも利用することが可能。なお返品は送られてきた箱に詰めて返送する。プライム・ワードローブでは返送しやすいようにプリペイドラベル(送料前払い済みの発送ラベル)が同封されており、また梱包しやすいダンボールにもなっている。現在はテスト段階となっており、登録しておけばサービス開始時に通知を受けることができる。
 試着から販売するEコマースの事例ではメガネ販売のワービー・パーカー(Warby Parker)や靴のザッポス(Zappos)、ファッションではスティッチフィックス(StitchFix)やノードストローム傘下でメンズカジュアルウエアのトランククラブ(TrunkClub)などがある。これらの企業では送料・返品がすべて無料であり、自宅で気軽に試着して選べることから売上を伸ばしている。一方で返品率は高くなり、商品によっては返品率が40%近くに達する。
 プライム・ワードローブの拡大でファッションを販売する小売チェーンやデパートメントストアへの影響はさらに大きなものになる。メイシーズなど大手チェーンストアは再び大量閉店に追い込まれるのだ。

トップ動画:アマゾンが発表した新サービスの「アマゾン・プライム・ワードローブ(Amazon Prime Wardrobe)」。プライム会員の利用者はファッションアイテムから3アイテム以上を注文する。受け取りから7日以内に返品すればお金がかからない。配送料や返品時にかかる送料も無料なのだ。これでは益々、お店に行かなくなる。返品に厳しいユニクロは苦戦するのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。コンサルティング・セミナーで最初に学んでいただくのがアメリカ小売業の返品制度です。返品制度とは「100%満足度保証」です。「気に入らない(I don't like it)」という理由だけで(理由さえ問われないことも)、購入した商品を使い倒していても返品できるのです。これまで私は500ドル以上のコピー機からアイフォン5、アイパッドプロ(9.7インチ)、ミールキットなど高額品から食べ残し、賞味期限切れ食品まで様々な商品を返品してきました。返品時にスタッフに怒られたことも嫌味を言われたこともありません。返品の話をすると、多くのクライアントはショックを受けます。商人としてやりきれない気持ちになり、怒りというか苛立ちを後藤にぶつけてくる人もいます(笑)。気持ちは理解できます。が、「アメリカの返品制度は良いか、悪いか」ということ論じても意味はありません。100年前のシアーズ・カタログには「100%満足度保証」のミシンがありますし...  続きを読む
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2017年06月21日

【ホールフーズ】、アマゾンとの婚約は合コンの一目惚れから!CEOは夢でも見ていた?

170621ジョン・マッキー氏@ホールフーズ
■ネット通販最大手のアマゾンが先週、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収することを発表した。ネット通販の巨人であるIT企業のアマゾンが食品スーパーを買収したことに加え、アマゾンにとって最大規模となる買収額(137億ドル/約1.5兆円)となったことで世界をアッと驚かせた発表だった。この歴史的な買収の始まりが実は合コンからで、なんと夢からのメッセージでもあったということが明らかになった。ホールフーズが19日に証券取引委員会へ提出したドキュメント(DEFA14A)では、同社CEOのジョン・マッキー氏と役員が一部従業員を交えて行ったアマゾンによる買収についてのタウンホール・ミーティング(対話集会)の記録が記されている。マッキー氏自身がアマゾンと合意に至った異例の買収劇について明かしているのだ。同氏によると全てはわずか6週間前にアマゾンとの共通の友人がセットアップした「合コン(blind date)」での「一目ぼれ(love at first sight)」から始まったのだという。
 マッキー氏は「ちょっと物語風に話してみよう。私たちがどうやって出会ったのか?共通の友人らが合コンを設定してくれたんだ(笑)。6週間前、役員3人とシアトルに行き、そこで恋に落ちた。まさに『一目ぼれ』だったんだ(笑)」と話し、「私はとても真剣でした。突然に(運命的に)出会ったみたいに。話したのは2時間半ほどでしたが、10時間くらいは話しができたように思えました。お互いに満面の笑顔で『凄い人たちだ』と言い合っていました。彼らは素晴らしく、賢く、本物でした。本音で語ってくれました。強欲な輩がビジネスでやるようなことをやる人たちではないことも分かりました。私たちと一緒にできることを言葉にしてくれたのです。(残念ながら)今日はその内容を話すことはできないし、買収が完了するまでは話せません」と語った。また「合コンからわずか6週間だったこともあり、急展開なプロポーズでした。まさに今日は正式でFワードな『婚約』です(笑)。で、昔の結婚と同じようにしきたりや仲人がいて、実際に結婚するまで婚前交渉はできないのです(笑)。デートアプリ『ティンダー(Tinder)』のように出会ってすぐに関係を結ぶようなものじゃないですから(笑)。筋書きのないドラマのようでしたが、本社のあるオースティンからシアトルに引っ越すことはないということは明言します(拍手)」と話した。さらに「打ち明けますが1年半前に私たちがアマゾンと合併する夢を見ました。起きて妻に言ったら『おかしいんじゃないの』って言われました(笑)。その時は私も『そうだよね。本当に変だよね』と答えた。その後はもちろん、その夢のことは忘れていたのですが、先日、妻に『グレンダ、ちょっと変なことを知りたい?1年半前におかしいんじゃないのって言ったよね(笑)あの夢のこと』。今日、それは現実になりました。夢はパワフルです。すぐに夢は共有され、ホールフーズの夢はアマゾンの夢となります。二つの企業の夢は食品業界に大きな影響を与えます。わくわくするし、今日という日と私が話したことはいつまでも残る歴史的な日となります」とある。
 一方、従業員とのQ&Aセッションでマッキー氏は「カルチャー(企業文化)は変わります。避けられようはありませんが、必ずしも悪いことでもありません。これまで様々なことで進化したように今後も進化します。それは自分たちのカルチャーの誠実さでもあります。そしてアマゾンも誠実さを尊重しています。数百億ドルを投資して得た企業の資産をムダにするほど彼らはバカではありません。ですが、カルチャーは進化します」と答えている。アマゾンのメリットについては「アマゾンが私たちより優れているのは顧客志向です。顧客中心の考え方は私たちより進んでいます。ホールフーズはアマゾンと同じくらいの顧客志向になります。顧客志向のパッションを彼らから得るのです」と答えている。「(買収後も)ホールフーズの品質基準は変わりませんし変えるつもりもありません。自分たちのブランドに投資していますし、頭の良い彼らは分かっています」とも語っている。
 ジョン・マッキー氏の言葉を見る限り、アマゾンによる買収が彼にとっていかに喜ばしいことであるかがわかるようだ。

トップ画像:ホールフーズ創業者でCEOのジョン・マッキー氏。マッキー氏はアマゾンとの合併を夢で見たという。  続きを読む
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2017年06月20日

【緊急投稿】、アマゾンがホールフーズを買収した理由にホールフーズ身売りの理由とは?

170620ホールフーズ@365
■ネット通販最大手のアマゾンが先週、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収することを発表した。買収額は137億ドル。2009年に買収したザッポスの10倍だ。アマゾンでは過去最大規模の買収となる。IT企業がスーパーマーケットチェーンを約1.5兆円で買収したことで日本でも大いに注目を集めている。今日は、なぜアマゾンはホールフーズを買収したのか、なぜホールフーズは身売りを選んだのかをここで解説する。
 アマゾンの前にホールフーズの現状を知る必要がある。単的にいえばホールフーズは現在、競合からの攻勢にあい業績低迷が続いているのだ。ホールフーズが先月発表した第2四半期(1月〜3月期)では売上高が37.4億ドルと前年同期比1.1%の増加だった。純利益は9,900万ドルとなり、前年の1.42億ドルから30.3%減と大幅に減少した。一方、既存店・売上高前年同期比は2.8%の減少となり、7四半期連続して前年を下回っている。既存店ベースは100年に一度と言われた景気後退時の4四半期連続をこえ、7四半期連続して前年を下回っている。原因はウォルマートや競合スーパーがオーガニックの品揃えを増やし、ホールフーズの顧客を奪っていることにある。割高なイメージからつけられたニックネーム「ホール・ペイチェック(Whole Paycheck:給料の大半が高額なオーガニック食品に使われるという意)」を払拭できずにいる間、競合スーパーが価格を抑えたオーガニック食品を増やしているのだ。調査会社バークレイズによると、約1,400万人の顧客をスーパー最大手チェーンのクローガーに奪われている。同社の株価は2013年10月をピークに半値近くにまで下落していたのだ。業績低迷を受け、4年前に掲げた1,200店舗展開を棚上げし、9店舗に及ぶ店舗閉鎖を発表した。その頃、ヘッジファンドのジェナパートナーズがホールフーズの株式9%近くを取得し第2位となる株主となった。ジェナパートナーズは集客に苦戦するホールフーズに経営再建のため、取締役の刷新、新フォーマット「365・バイ・ホールフーズ」の再検討、競争力を強化するためのITと運営効率の改善化など圧力をかけだしたのだ。ホールフーズの身売りも検討に入っていた。アマゾンがホールフーズを買収する直前、テキサス・マンスリー誌(Texas Monthly)のインタビューでホールフーズCEOで創業者のジョン・マッキー氏は「ビジネスの世界ではソシオパス(社会病質者)のように貪欲な輩が人々を騙し、顧客をないがしろにし、従業員を濫用し、有毒廃棄物を環境に捨てている」と話している。彼は「こういった輩がホールフーズ・マーケット(の株)を買って大儲けしようとしている。私が(強欲な輩を)嫌っていることを彼らに知らしめる必要がある」と述べている。また「ホールフーズは私のベイビーであり、守るべき子どもです。子供を乗っ取る前に親である私を倒さなければなりません」とヘッジファンドとの戦いを示唆しているのだ。つまり、マッキー氏はホールフーズを金の亡者から守るため、後ろ盾となる協力者が必要だったのだ。
 一方のアマゾンはネット専売ストアからリアル店舗の展開を拡大している。同社は先月、リアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」の7店舗目をNYマンハッタン地区にある「ザ・ショップス・アット・コロンバス・サークル(The Shops at Columbus Circle)」SCにオープンさせた。大型ショッピングモール内の「ポップアップストア(Pop-Up Store)」も30ヵ所以上に展開している。UCバークレー等いくつかの大学キャンパス内に受け取り施設も開設している。10年前から生鮮品の宅配を始めているアマゾンは先月末、ドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」を一般公開した。ドライブスルー専用スーパーは利用者がネットで注文した生鮮食品などを、車から降りずに商品を受け取るサービスストアだ。店の中で買い物ができるインストア・ショッピングはなく、倉庫となる300坪弱の「ダークストア(dark store)」に専用の駐車スペースがついた食料品の受け渡し専用拠点となる。アマゾンフレッシュ・ピックアップは、ダークストアでスタッフが商品の選択と袋詰めを行い、予約した時間に顧客の車まで運ぶ。アマゾンフレッシュ会員なら注文から15分でピックアップできるのだ。オープン直後とはいえ、アマゾンフレッシュ・ピックアップに利用者はまばらだ。夕方でさえ利用者は多くない。原因はダークストアにあると推測する。ピックアップ利用者は野菜や果物、お肉やシーフードなど生鮮品を多くの中から選ぶことができないのだ。CDや本とは異なり生鮮品は腐る。利用者が少ないため、ダークストアの生鮮品はすぐにダメになる。つまり倉庫内の売れ残った生鮮品は廃棄(もしくは寄付)となり大幅な赤字に陥っていると想像できるのだ。アマゾンはダークストアでなく、店の中でも買い物ができるインストア・ショッピングを提供する必要に迫られている。つまりスーパーマーケットを展開する必要がある。しかし、彼らには食品スーパーのような鮮度管理を行うノウハウは持ち合わせていない。またスーパーの店舗オペレーションや仕入れ、物流についても素人だ。したがってスーパーマーケットについての実務専門家が必要となっている。しかし専門家なら誰でもいいという訳ではない。年会費99ドルのアマゾン・プライム会員やアマゾンフレッシュ会員(年会費99ドルに月々15ドル)と顧客が被る食品スーパーとなる。ホールフーズの主要顧客は富裕層であり、年会費99ドルに月々15ドルを支払えるだけの顧客をもつ。富裕層地区に展開する400ヵ所以上のホールフーズはピックアップ拠点としても好都合となる。生鮮品販売を拡大するアマゾンでは、ホールフーズが約1.5兆円の投資に十分見合うというわけだ。
 両者のニーズが合致した買収といっても、事がスムーズに進むとは限らない。IT系企業と食品スーパーと全く畑が違う上、アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏とマッキー氏は相当、アクが強いことでも知られている。この結婚は波乱含みでもあるのだ。

トップ画像:シアトル近郊ベルビューの365バイ・ホールフーズ・マーケットの青果コーナー。アマゾンは食品スーパーのような鮮度管理を行うノウハウは持ち合わせていない。スーパーの店舗オペレーションや仕入れ、物流についても素人だ。したがってスーパーマーケットの実務の専門家が必要となってくる。  続きを読む
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2017年06月19日

【ウォルマート】、ボノボス買収!ルイヴィトンのLVモノグラムをEDLPに見せない?

170619ボノボス
■ウォルマートは16日、オンライン・メンズアパレル・ブランドの「ボノボス(Bonobos)」を買収することを発表した。買収額は3.1億ドル(約340億円)。ウォルマートは現金で支払うという。ボノボス買収は第2四半期もしくは第3四半期中に完了する予定。またボノボス創業者でCEOのアンディ・ダン氏は、ウォルマートEコマース事業部CEOのマーク・ローリィ氏の直属の部下となり、これまで買収したブランドを監督する立場となる。なおウォルマートのボノボス買収は、ローリィ氏がEコマース事業部CEOに就任後、4社目となる。ウォルマートは今年1月、靴の通販サイト「シューバイ(ShoeBuy)」を7,000万ドルで買収、2月にはアウトドア販売の「ムースジョー(Moosejaw)」を5,100万ドルで買収、3月にはモドクロスを買収している。ウォルマートは昨年8月、ローリィ氏が創業したジェットを3.3億ドルで買収した。ボノボスやモドクロスなど買収したブランドはジェットで販売されるという。
 ボノボスは2007年、スタンフォード大学でクラスメートだったアンディ・ダン氏とブライアン・スパイリー氏によってオンラインストアとして創業。当初のパンツやシャツ、ジャケットなどカジュアルウェア中心からスーツやドレスシャツ、上着、ゴルフウェアなどにも品揃えを拡大している。2011年には試着ショールームの「ボノボス・ガイドショップ(Bonobos Guideshop)」の出店を開始している。2012年にはノードストロームからの投資を受け提携も開始し、ノードストロームや同社オンラインでの販売も始めている。一方、在庫をもたず販売を行わないボノボス・ガイドショップは現在までにサンフランシスコやシカゴ、ニューヨークなど30ヶ所で展開しており、2020年までに100店舗展開を目指している。なおボノボス共同創業者のスパイリー氏は2009年にボノボスを辞め、同業のトランク・クラブ(Trunk Club)のCEOに就任している。トランク・クラブは2014年にノードストロームに3.5億ドルで買収されている。  続きを読む
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2017年06月18日

【アマゾン】、ホールフーズ買収!コンサルティングセミナー・エグゼクティブ・コース?

170618ホールフーズ@シアトル
■ネット通販最大手のアマゾンは16日、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを買収することを発表した。買収額は137億ドル(約1.5兆円)でキャッシュ。2009年に12億ドルで買収したザッポスの10倍となり、同社では過去最大規模の買収となる。ホールフーズの一株当たりでは42ドルの提示額となり、発表前日のホールフーズ終値から27%のプレミアム。アマゾンCEOのジェフベゾス氏は「ホールフーズは40年近くにわたり顧客を楽しませ、満足させてきた企業です。素晴らしい仕事を引き続きお願いしたいと思っています」と語っている。ホールフーズCEOのジョン・マッキー氏は「(アマゾンとの)パートナーシップは、ホールフーズ株主など利害関係者にとって価値が最大となります。また私たちのミッションを拡大するばかりか、お客様に向けて高品質や利便性、買い物体験、イノベーションをもたらすことにもなります」と声明を発表している。買収はホールフーズ株主や当局からの承認後、今年後半中にも完了する予定。なお買収後もマッキー氏はホールフーズCEOに留まり、ホールフーズ本社もテキサス州オースティンから移転しないとしている。
 ホールフーズが先月発表した第2四半期(1月〜3月期)では売上高が37.4億ドルと前年同期比1.1%の増加だった。純利益は9,900万ドルとなり、前年の1.42億ドルから30.3%減と大幅に減少した。既存店・売上高前年同期比は2.8%の減少となり、7四半期連続して前年を下回っている。ホールフーズは現在、アメリカを中心にイギリスとカナダを含め465店舗を展開している。その中にはロサンゼルス近郊シルバーレイク、ワシントン州ベルビュー、オレゴン州レイクオスウィーゴ、テキサス州オースティン地区にオープンした新フォーマット「365バイ・ホールフーズ・マーケット」4店も含まれている。ホールフーズは今年2月、業績低迷を受け4年前に掲げた1,200店舗展開を棚上げ、9店舗に及ぶ店舗閉鎖を発表。4月にはジェナパートナーズがホールフーズの株式9%近くを取得第2位となる株主となった。ジェナは株式取得の目的として、収益が下回っているホールフーズに対して改善を求め、課題に取り組むために取締役の刷新、新フォーマット「365・バイ・ホールフーズ」の再検討、競争力を強化するためのITと運営効率の改善化をあげていた。
 アマゾンは先月末、ドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」を一般公開し正式にスタートした。ドライブスルー専用スーパーは利用者がネットで注文した生鮮食品などを、車から降りずに商品を受け取るサービスストア。店の中で買い物ができるインストア・ショッピングはなく、倉庫となる300坪弱の「ダークストア(dark store)」に専用の駐車スペースがついた食料品の受け渡し専用拠点だ。アマゾンフレッシュ・ピックアップは、ダークストアでスタッフが商品の選択と袋詰めを行い、予約した時間に顧客の車まで運ぶ。アマゾンフレッシュ会員なら注文から最短15分で受け取ることができるという。アマゾンは食料品の受け渡し専用拠点以外でも大学キャンパス内の受け取り施設を多数開設している。また実店舗展開も加速しており、大型ショッピングモール内の「ポップアップストア(Pop-Up Store)」を30ヵ所以上を展開し、リアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」の7店舗目をNYマンハッタン地区にある「ザ・ショップス・アット・コロンバス・サークル(The Shops at Columbus Circle)」SCにオープンさせている。一方、テストを行っているレジなしコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」はシステムの不具合により一般公開が遅れている。

トップ画像:ホールフーズ・シアトル店。アマゾンによるホールフーズ買収が発表された朝、後藤はアマゾン本社からごく近いホールフーズに行ったのだ!ホールフーズの現場スタッフにアマゾン買収の話を聞いてみると...  続きを読む
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2017年06月17日

【オムニチャネル化】、最も利益率が低いのはボドフス!意外にもネット販売はコスト高?

1706017ピックアップ@ウォルマート
■チェーンストアなどリアル店舗がオムニチャネル化を進めるとコストがかかる。コストがかかった分、利益が減っていく。オムニチャネルの段階には「ボッシュ(BOSH: Buy Onlin Ship to Home)」「ボピス(BOPIS: Buy Online Pickup In Store)」「ボドフスBODFS(Buy Online Deliver From Store)」などがあり、どれほどのコストになり営業利益率はどの程度なのかをコンサルタント企業のアリックスパートナーズが100ドルの衣類(仕入れコスト40ドル)を例に試算している。最も利益率が高いのはリアル店舗でモノを販売する「バイ・イン・ストア(Buy In Store)」だ。40ドルの仕入れコストに店の維持費やスタッフの人件費などで28ドルのコストになり、営業利益率は32%となる。
 一方、オンラインストアから直接お客のところに送る場合は店よりもコストが高くなる。一般的にはオンラインストアよりお店のほうがランニングコストが高そうに思えるのだが、ネットで販売するとITコストが莫大となる。倉庫などのインフラコストがかかるほか、商品を倉庫からピッキング(Pick)して梱包し(Pack)、送る(Ship)の行程もある。ネットで顧客を獲得したり、購入履歴を顧客に見せたり、配達中のトラッキングもコストだ。ウェブサイトやアプリ、検索エンジンも常にアップデートしなければならない。自社サイトで業者が販売するマーケットプレイスの運営やロジスティクス(物流)にもお金がかかる。アリックスパートナーズによると、ボッシュは40ドルの仕入れコストに30ドルの諸経費で営業利益率は30%と概算しているのだ。
 ネットで注文した商品をお店でピックアップするボピスでは店とオンラインを同時に運営しているため37ドルのコストで100ドル-40ドル-37ドルで23%の利益率なのだ。ただしボピスにはお客が店にやってくるので、追加の売上が見込めるというプラスの面を忘れてはならない。最も高くつくのがネットで注文した商品をお店から送るボドフスだ。物流センターからお店に送るコストに店からお客に送るコストとシッピングコストが2倍となるからだ。お店でもピック・パック・シップをしないといけないからだ。これで利益率は12%となり、お店だけで販売するチャネルから20ポイントも下落する。
 ここで考えなければならないのは返品だ。アメリカには返品制度がある。これがまたコスト高を招く。ネットで購入すると返品率は30%〜40%となる。返品処理に店よりネットは6倍近くも負担が大きくなる。アリックスパートナーズでは複雑化するため試算していないが、40ドル前後のコストとなると考えている。返品はマイナスな作用だけではない。返品による追加売上がお店で生じるからだ。ターゲットでは返品に来店したお客の3分の1はお店で買っている。JCペニーのCEOマービン・エリソン氏は「返品やボピスでお店にやってくるネット客は77%となる」と語っている。O2Oによる来店が営業利益アップに貢献し様々なコスト削減策により、アリックスパートナーズの試算とは実際は異なるのだ。
 ボドフスは最も利益率は少ないがやらないことには売上を他の店に奪われることになる。オムニチャネル化は高くつくものの顧客満足を追求するとマストな投資となるのだ。  続きを読む
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2017年06月09日

【ウォルマート】、ネットスーパー自販機?駐車場に巨大ピックアップ機を設置し大実験!

170609ウォルマート食品自販機
■ウォルマートは車から降りずに生鮮品等を持ち帰れる「ピックアップ・グローサリー(Walmart Pickup Grocery)」サービスで巨大な自動ピックアップ機によるテストを行っている。ウォルマートのピックアップ・グローサリーは、オンラインから注文し、店ではスタッフが車のトランクに積み込むことで利用者は車から降りる必要なくわずかな時間で商品を持ち帰ることができるドライブスルー。オクラホマ州オクラホマシティのスーパーセンター(7800 N.W. Expressway Oklahoma City, OK 73132)で行っている実験は、同店のパーキングに設置された高さ5〜6メートル、横幅が10メートル以上、奥行き3メートル前後となるピックアップ装置だ。生鮮品などをオンラインで注文した利用者は指定した時間にピックアップに行く。装置にあるタッチパネルで注文番号(5桁)を入力すると扉が開き、青色の専用ボックスに入った注文品を受け取ることができる。冷凍食品やアイスクリームなどの冷凍品は蓋のついた別の専用ボックスからピックアップするようにもなっている。自動装置なので24時間の稼働だが、スタッフが車に積み込むサービスはなく、ピックアップした注文品は自分で車まで運び積み込むことになる。ピックアップ・グローサリーと同様に手数料は無料だが、30ドル以上の注文が条件となっている。ウォルマートによると、ピックアップ・グローサリーの利用者の9割がリピーターで、注文商品の90%は青果や精肉等の生鮮品としている。
 ウォルマートのピックアップ専用の自販機は本社近くのアーカンソー州ロジャース地区のスーパーセンターに導入された「自動ピックアップ機(automatic pickup machine)」の事例がある。オレンジ色の自動ピックアップ機は高さが5メートルもあり、設置場所は店の天井を抜いているほど。最大300アイテムをホールド可能な自動ピックアップ機は、ロジャース店の他、ミシガン州デトロイトやテキサス州ヒューストン、ジョージア州アトランタ、ノースカロライナ州ローリーのスーパーセンターにもテスト導入されている。

トップ画像:オクラホマシティのスーパーセンター駐車場に設置された高さ5〜6メートル、横幅が10メートル以上、奥行き3メートル前後となる巨大ピックアップ装置。


ビジネスインサイダー誌はウォルマートの巨大自動ピックアップ機を動画で紹介している。利用者はパソコンやスマートフォンからウォルマート・ピックアップ・グローサリー(Pickup Grocery)にアクセスし、ジップコードを入力。アカウント開設後に商品を選び、注文確定から4時間後(一部店舗では最短2時間)となるピックアップの時間を指定。ピックアップの用意ができると連絡が入る。受け取りはピックアップ装置にあるタッチパネルで注文番号(5桁)を入力すると扉が開き、青色の専用ボックスに入った注文品を受け取る。冷凍食品やアイスクリームなどの冷凍品は蓋のついた別の専用ボックスからピックアップするようにもなっている。自動ピックアップ機なのでスタッフが車に積み込むサービスはなく、ピックアップした注文品は自分で運び積み込むことになる。ビジネスインサイダー誌はアーカンソー州ロジャース地区のスーパーセンター内に導入された「自動ピックアップ機(automatic pickup machine)」も紹介している。  続きを読む
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2017年06月03日

【ウォルマート】、仕事を終えた店舗スタッフが配達する「アソシエイト配達」をテスト!


■ウォルマートは1日、店舗スタッフがネット注文の商品を帰宅途中に配達するテストを始めたことを発表した。全米に4,700店を展開する店舗スタッフを配達係りに起用することで配送コストの削減につなげ、アマゾンとのラストマイル競争で先手を打つ。グローバルeコマースCEOのマイク・ローリィ氏がウォルマート・ブログ「ウォルマート・ツデー(Wal-Mart Today)」で明かしたところによると、「アソシエイト配達(associate delivery:ウォルマートでは従業員やスタッフをアソシエイトと呼ぶ)」はウォルマート本社近くのアーカンソー州の1店舗と昨年8月に買収したジェットの本部に近いニュージャージー州の2店舗で行われている。スタッフはウォルマートが開発した専用のスマートフォン・アプリを使い、配達日を選択する。宅配件数(最大10件)や商品数、重量制限等も選ぶことが可能となっている。ウォルマートはアソシエイト配達の賃金やガソリン代などの詳細を明らかにしていないものの、週40時間以上の勤務となる場合は残業手当を支給するとしている。ローリィ氏は「ウォルマートは国内4,700店舗を展開し、100万人以上のスタッフがおり、規模の面で優位の立場にあります。ウォルマートから10マイル圏内に米国人の90%が住んでいるのです。当社スタッフが通勤するルートや道沿いにどれほどの住宅があるか想像してみてください。このテストがなぜゲームチェンジャーになりえるかを容易に理解できると思います」と記している。また「配達員が注文品を倉庫などでピックアップに行くクラウドソーシングとは異なり、アソシエイト配達ではスタッフが仕事を終えたところでピックアップできるのです」とラストマイルの違いも強調している。
 ウォルマートが先月発表した第1四半期(2月〜4月期)では、Eコマース売上高が前年同期比63%の大幅増となり、前期の同29%増からも加速した。

トップ動画:店舗スタッフがネット注文の商品を帰宅途中に配達する「アソシエイト配達(associate delivery)」の紹介動画。店舗スタッフが専用アプリで事前に配達日などを選択。仕事を終えた後に自分の車を使い、ネット注文の商品を配達するのだ。  続きを読む
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2017年05月31日

【デニーズ】、ネット注文宅配&テイクアウトを開始!グローサラントがさらに進化する?

170531デニーズ宅配
■フランチャイズなどでアメリカ国内に約1,600店を展開するフルサービス・レストランのデニーズは30日、ネット注文サービス「デニーズ・オン・デマンド(Denny's on Demand)」を始めた。スマートフォン・アプリ経由注文のデニーズ・オン・デマンドは、同社の約半数のレストランでテイクアウトやデリバリーが24時間行えるサービスだ。パソコンからも注文でき、メニューもトッピング等を変更したりカスタマイズが可能となっている。注文ではメニューを決め場所や時間を指定後、決済すれば最短20分でテイクアウトとデリバリーのサービスを受けられる。アプリは宅配状況もチェックもできるという。デニーズ・オン・デマンドはデリバリーにポストメイト(Postmates)やウーバー・ラッシュ(Uber Rush)などネット宅配業者と提携しており、アプリもデジタル・オーダリング・プロバイダーのオロ(Olo)が開発したものを利用している。同サービスの開始にあたり、パンケーキやフライドポテトなど保温の必要な食事がふやけないようツーゴー用容器「ポッド(Pods)」を開発した。ポッドは電子レンジ対応容器だ。なお宅配には手数料がかかり、確認したところロサンゼルス郊外では8.92ドルとなっている。同社CMOのジョン・ディロン氏は「64年以上にわたりデニーズは年中無休の営業でお客様にいつでも食事を提供しています」とし「デニーズ・オン・デマンドで、どこにいても食事ができるようになるのです」と語っている。
 調査会社NPDグループによると、外食業界におけるネット注文は過去5年間で3倍に増えレストランでの注文の6.6%を占めている。すでにネット注文は電話による出前の5%を超えているのだ。

トップ画像:デニーズのネット注文(アプリ)で宅配した朝食メニューのグランド・スラム(パンケーキ2枚、タマゴ2個、ソーセージ2本、ベーコン2枚)。予定時間から5分遅れて出前が届いた。パンケーキがふやけないようにパンケーキだけは別容器となっている。料金はグランドスラムが8.49ドル、宅配手数料が8.92ドル。消費税を含めると合計で18.15ドル。決して安くはないが、子供がいる家族など需要はある。24時間営業のフルサービス・ファミリーレストランチェーンがモバイルオーダー&ペイ&宅配まで始めると、スーパーマーケットも影響を受けるだろう。  続きを読む
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2017年05月30日

【モバイルオーダー&ペイ】、2020年訪日外国人年間4,000万人台でYOUならどうする?

170530モバイル注文殺到
■日本でも近い将来、モバイル・オーダー&ペイが急拡大する。モバイル・オーダー&ペイとは、アプリ経由で注文と決済を事前に済ませておくことでレジ行列に並ぶことなく店頭で商品を受け取れるサービスだ。モバイル・オーダーに早くから取り組んでいる3大宅配ピザチェーン(ドミノピザ、ピザハット、パパジョンズ)に加え、タコベルやパネラブレッド、チックフィレなど大手飲食チェーンもモバイル・オーダー&ペイを全店に導入し一定の成果をあげている。着席したテーブルからアプリ経由で注文・決済し、メニューをテーブルまで運んでもらう「オーダー・フロム・マイ・テーブル(Order From My Table)」を展開するパネラブレッドでは直営店のモバイル売上が全体の24%に達しているのだ。最近では外食チェーンだけでなくコンビニエンスストアまでモバイルオーダー&ペイを採用する企業が急増している。中西部を中心に2,000店近くを展開するケイシーズ・ゼネラルストアやオクラホマ州などに730店を展開するクイックトリップ、ペンシルベニアなど約700店展開のワワも全店に展開中だ。外食業界の巨人マクドナルドは、年末までにアメリカ国内1.4万店にモバイル・オーダー&ペイを導入すると発表した。日本でも展開するスターバックスやマクドナルド、大手外資ピザチェーンなどがアメリカでの成功を生かして日本でもモバイル・オーダー&ペイを本格化するのは確実だ。レジ待ち行列に並ぶ客の心理を考えれば同サービスが徐々に拡大するのではなく、急に拡大する理由が分かるはずだ。行列に並ぶお客が、行列には並ばず、割り込むように商品だけ受け取るお客を目にする。モバイル経由で注文できると知れば、レジ待ち時間がムダに思えてくる。そうして一気にモバイル経由での注文が増える。一方、外資に刺激されて日本の大手外食チェーンでもモバイル・オーダー&ペイの導入するところが急増するというシナリオだ。
 急拡大が期待されるモバイル・オーダー&ペイには盲点も存在する。同サービスを導入し大成功したスターバックスの事例だ。朝の通勤客の利用が多いスターバックスでは、通勤前などにモバイル注文が集中する。特に、作るのに時間のかかるラテなどの注文が殺到すると、レジ待ち客をさばききれなくなってしまう。そればかりか「待ち時間ゼロ」でモバイル注文したのに店内で待たされることにもなる。通勤前の時間のない時、レジ払いの客もモバイル客も待たされ、不満が爆発するのだ。一部のスターバックスでは返金を求める騒ぎもあったほどだ。スターバックスでは改善策として「ウェーブ1〜3アクション(Wave 1 to 3 action)」の導入を進めている。ウェーブ1ではスタッフ研修の実施にピーク時での人員やモバイルオーダー&ペイ専任スタッフ「デジタル・オーダー・マネージャー(DOM:Digital Order Manager)」の追加、ウェーブ2はタブレット端末を使ったDOMの具体的なアクションとなる。DOMはネットからの注文をリアルタイムでバリスタと確認し、利用者にはオーダー完了などのデジタル通知を行い、受け取りカウンターの整理を行うのだ。ウェーブ3ではモバイルオーダー&ペイ対応の機器の導入やレイアウトなど店舗開発と改装となっている。つまり、スターバックスは大手外食チェーンではモバイル・オーダー&ペイをいち早く導入したが、利用者の急拡大に追いつけずオペレーションから店舗まで大幅な見直しを迫られることになったのだ。スターバックスの「成功&しくじり」は、人手不足に悩む日本の外食チェーンにとって大きな教訓になる。
 ピーク時に調理の手間のかかる注文がモバイル経由で殺到する...この対処にはどうすればいいだろうか?  続きを読む
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2017年05月27日

【アマゾン】、ドライブスルー専用店舗のアマゾンフレッシュ・ピックアップが一般公開!


■ネット通販最大手のアマゾンはドライブスルー専用スーパー「アマゾンフレッシュ・ピックアップ(AmazonFresh Pickup)」を一般公開し正式にスタートした。ドライブスルー専用スーパーは「ドライブアップ・ストア(drive-up store)」「クリック&コレクト(click & Collect)」とも呼ばれ、利用者がネットで注文した生鮮食品などを、車から降りずに商品を受け取るサービスストア。店の中で買い物ができるインストア・ショッピングはなく、倉庫となる300坪弱の「ダークストア(dark store)」に専用の駐車スペースがついた食料品の受け渡し専用拠点だ。アマゾンフレッシュ・ピックアップはアマゾンスタッフがダークストアで商品の選択と袋詰めを行い、予約した時間に顧客の車まで運んでくれる。同社によると、注文から最短15分で受け取ることができるという。アマゾンフレッシュ・ピックアップは3月からアマゾン社員のみが利用できるテストを始めていた。アマゾンフレッシュ・ピックアップはソードー地区(2401 Utah Ave S, Seattle, WA 98134)とバラード地区(5100 15th Ave NW, Seattle, WA 98107)にあり、営業時間は午前7時〜午後10時まで。手数料はなく最低注文金額の条件や制約もないが、利用できるのは年会費99ドルのアマゾンプライム会員のみとなっている。ネット情報サイトのギークワイア(GeekWire)によるとピーク時のスタッフ数は15人前後となる。ローディング(車への注文品積み込み)専用スタッフは3〜5人としている。また待ち時間の平均は5分程度で、客数の4分の1は午後5時〜7時30分に集中するとみている。ギークワイアでは、すでにアマゾンフレッシュ・ピックアップを利用した動画をYouTubeにアップしいる。動画ではアマゾンフレッシュ・ピックアップのパーキングに車を停止後、スタッフが本人確認し、オーダーした商品がトランクに詰め込まれるところを映している。クローガーのクリックリストが本人確認等の署名を求めているが、アマゾンフレッシュ・ピックアップでは求められていない。
 アマゾンは食料品の受け渡し専用拠点以外でも大学キャンパス内の受け取り施設を多数開設している。また実店舗展開も加速しており、大型ショッピングモール内の「ポップアップストア(Pop-Up Store)」を32ヵ所を持ち、リアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」の7店舗目をNYマンハッタン地区にある「ザ・ショップス・アット・コロンバス・サークル(The Shops at Columbus Circle)」SCにオープンさせている。一方、テストを行っているレジなしコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」はシステムの不具合により一般公開が遅れている。

トップ動画:ネット情報サイトのギークワイア(GeekWire)はアマゾンフレッシュ・ピックアップを利用した動画をYouTubeにアップしいる。動画ではアマゾンフレッシュ・ピックアップのパーキングに車を停止後、スタッフが本人確認し、オーダーした商品がトランクに詰め込まれるところを映している。  続きを読む
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2017年05月19日

【ウォルマート】、ECが63%増加!デジタル企業に宣言して「EC拡大、店売り成長」?

170519ウォルマート・ピックアップ
■ウォルマートが18日発表した第1四半期(2月〜4月期)決算は、Eコマースが60%以上急拡大したことで増収に寄与した。会員費等を含む総売上高は1.4%増となる1,175.4億ドル。イースターホリデー時の食品と日用品の売上の伸びが成長を支えた。一方、純利益は前年同期から1.3%減となる30.4億ドルとなった。Eコマース企業の買収等、IT投資により営業経費が上昇し利益を圧迫した。
 売上高の約6割を占める国内のスーパーセンターやディスカウントストアなどウォルマートUSの売上高は754.4億ドルと前年同期比2.9%の増加だった。ウォルマートUSの既存店・売上高前年同期比(ガソリン販売は除外)は食品売上の改善により1.4%の増加となった。これによりウォルマートUSの既存店ベースは11四半期連続で前年を上回ったことになる。内訳は客単価が0.1%減少したものの、客数が10四半期連続プラスとなる1.5%の増加となった。また取扱品目数が5,000万品目(前期は約3,500万品目、前年同期は1,000万品目)に達しているEコマースは売上高が前年同期比63%増となり、前期の同29%増から成長が大幅に加速した。またEコマースの取引総額(GMV:Gross Merchandise Volume)は69%の増加だった。Eコマースの急拡大は、35ドル以上の買い物をすれば年会費無料で2日間配送サービスの「無料2日間シッピング(FREE 2-Day Shipping)」に、Eコマースでラスト・ワン・マイルのコスト節約分を顧客に還元する「ウォルマート・ピックアップ・ディスカウント(Walmart Pickup Discount)」が寄与している。ウォルマートは今年に入ってEC企業のモドクロスやシューバイ、ムースジョーなどを買収しているが、EC成長のほとんどがウォルマート・コムのオーガニックな成長としている。
 また、スキャン&ゴーを昨年9月末、全店に展開したサムズクラブの既存店ベース(ガソリン売上除外)も1.6%の増加となった。サムズクラブの既存店ベースのプラスは5四半期連続で、内訳は客数が1.1%の増加、客単価が0.5%の増加となった。サムズクラブのECもGMVも21%の増加となった。サムズクラブの「インドア・クラブ・ピックアップ端末(Indoor Club Pickup kiosk)」や「ドライブスルー・ピックアップ(Drive-through pickup)」「カーブサイド・ピックアップ(Curbside pickup)」などクラブピックアップがEコマースの成長を後押ししているという。

ウォルマート第1四半期(2月〜4月期)
総売上・前年同期比:1.4%増
純利益・前年同期比:1.3%減
既存店・売上高前年同期比:1.4%増(アメリカ国内)
ウォルマート店舗数(17年4月30日)
 アメリカ国内店舗数:5,354店
  スーパーセンター:3,534店
  ネイバーフッドマーケット:698店
  ディスカウントストア:412店
  小型店など:48店
 サムズクラブ:662店

 海外店:6,369店

 総店舗数:11,723店  続きを読む
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2017年05月16日

【ストーリー】、ウォルマート傘下EC企業ジェットと提携!EC企業のショップでない?

170516ジェット@ストーリー
■NYマンハッタンにあるコンセプトショップ「ストーリー(STORY)」は10日、ウォルマート傘下のEC企業ジェットと提携し、食をテーマにキュレーション雑貨の販売を始めた。チェルシー地区(144 10th avenue new york ny 10011)に2011年オープンしたストーリーは、ブランド・コンサルタントのレイチェル・シェフマン氏のトレンド&コンセプトショップ。4週間〜8週間の限定で大手企業と提携しながらテーマに沿った商品を揃え販売も行う。過去にはペプシコやヒューレット・パッカード、GEなどと提携しており、2014年のホリデーシーズン中にはターゲットと提携し、ホリデーギフトなどを集めた(キュレートした)ホリデーショップを行っていた。ジェットと提携したコンセプトショップは5月10日〜6月18日までの予定となっている。約50坪となるショップにはトマトから作られたフェイスマスク(顔用パック)やケール風味のチョコバー、アイスクリームや寿司をあしらったソックス、バナナシェイプの小物入れなど一部生鮮品を含め、約700アイテムを揃えている。価格は5ドルの芝生ペンから1,500ドルのAI電子レンジなどで平均価格は38ドル。ほとんどの商品はストーリーで購入でき、ジェットでもオンライン注文が可能としている。ストーリーではイベントも多数開催され、イタリア料理の著名シェフでありイータリーの創業にも尽力したマリオ・バタリ氏の料理実演や有名メイクアップアーティストのボビー・ブラウン氏の講演会、またピザやクッキーを焼いた試食会なども行う予定としている。  続きを読む
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2017年05月10日

【アマゾン】、エコー・ショー発表!居間や寝室でなくキッチンに置く最高のAIツール?


■ネット通販最大手のアマゾンは9日、同社が開発したスピーカー型AI音声アシスタントの新機種「エコー・ショー(Echo Show)」を発表した。7インチのタッチスクリーンが搭載したエコー・ショーはエコーシリーズの機能に加えて、画像表示や動画の再生、ビデオ通話も可能となる。価格は229.99ドル(約2.6万円)で6月28日に発売する。エコーショーは天気やスケジュールを音声のみで反応するだけでなく視覚的に閲覧することができ、画面をタッチして操作できることもポイントとなる。またエコー・ショーを使った通話機能「ドロップ・イン(Drop In)」では、ハンズオフで「アレックス、〇〇に連絡して(Alexa, drop in on XX)」と呼びかけることでアレックス・アプリを搭載した端末を持っている相手と通話ができる。エコー・ショーを所有している相手とは、ビデオ通話が可能であり、音声のみの通話に切り替えることも可能だ(アプリでもビデオ通話は利用可能のようだ)。なおビデオ通話は、前面にある500万画素のカメラと8つのマイクと2つのスピーカーを使って行う。発表と同時にアップされたエコーショーの紹介動画では、双子を授かり育児に忙しい夫婦に、孫娘と一緒に室内ペインティングを行う祖父を映し、ハンズオフでエコー・ショーを操作する場面を紹介している。ビデオ通話も音声で受信を承認、YouTubeのDIYハウツー動画をスタートさせ、オムツの再注文に照明やサーモスタットなどIoTの操作なども音声操作で可能だ。
 アマゾンは2014年11月に「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」を発売し、2016年3月には廉価版で小型の「エコー・ドット(Echo Dot)」と携帯型端末の「タップ(Tap)」を発表。今年4月にはカメラ付きの「エコー・ルック(Echo Look)」を発表している。タッチスクリーン搭載は初となる。エコー・ショーは一度に2台購入すると合計で360ドルとなる100ドル値引きキャンペーンを行う。

トップ動画:エコー・ショーの紹介動画。双子を授かり育児に忙しい夫婦に、孫娘と一緒に室内ペインティングを行う祖父を映し、ハンズオフの音声でエコー・ショーを操作するシチュエーションを紹介している。  続きを読む
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2017年05月07日

【ウォルマート】、ダッシュボタンよりすごい技術!「ボタンを押す注文」すらしなくなる?

170507ウォルマート・ピックアップ01
■アマゾンは2年まえ、ボタンを押すだけで補充が必要な日用品を手軽に注文できる「アマゾン・ダッシュボタン(Amazon Dash Button)」を発表した。発表日が4月1日の前日だったこともあり、誰もが当初、エイプリルフールのジョークだと疑っていた。戸棚の内側に貼ったボタンを押すだけで、注文が完了するダッシュボタンは現在までに、250種類のブランドまで拡大している。フォーチュン誌では、ダッシュボタンからの注文は1日で5,760件と推測している。アマゾン全体の注文数に比べてダッシュボタンからの注文はわずかだが、一部にショッピングの仕方を変えてしまったという向きもある。消耗品の補充注文という、わずらわしさがなくしたからだ。しかしアマゾンのダッシュボタンで驚くのは早い。「ボタンを押す」注文すらしなくなるIoT技術が、ウォルマートによってパテント申請されたのだ。
 ウォルマートが昨年10月、米国特許商標庁(USPTO)に特許出願した「IoT環境の小売サブスクリプション(Retail Subscription in Internet of Things Environment)」は、ネットにつながった商品タグが商品の使用状況に応じて再注文などを行うシステムだ。センサー技術を応用したハイテクのタグが商品の使用や消耗をモニタリングするという画期的な仕組みなのだ。タグはブルートゥースやRFID、赤外線、NFC(近距離無線通信)など何らかの方法でネットと常時つながっており、例えばミルクやコーヒーなど食品の残量を検知して消費者に伝え、再注文を自動でおこなうという。衣類なら洗濯の回数、食品なら賞味期限など、メーカー側が設定したしきい値を超えたところで自動注文を行うことも可能となる。また特許にはAI(人工知能)と組み合わせることで、ある商品を買っている利用者に別の商品を奨めることことも示唆している。今のところ、ウォルマートがこの技術を使い、製品開発やテストを行っているという情報はない。
 ウォルマートは利用者がいつも購入する定番商品の再注文し、お店でピックアップする「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」を始めている。リオーダー・ナウはアプリに保存されているeレシートから購入頻度の高い商品から、再注文をおこなう機能だ。生鮮品など冷蔵・冷凍での保存が必要な商品以外をアプリ経由で簡単に注文でき、ウォルマートのピックアップ・カウンターで受け取ることで買い物時間を節約できる。
 IoTを使った自動サブスクリプションサービスが出てくれば注文を考える手間さえ省けてしまうのだ。

トップ画像:ウォルマート・アプリ機能の「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」で再注文&ストアピックアップを行った。パスタや缶詰などいつも購入する店在庫の商品なのだが、店内ピッキングによる店内在庫ではなく、3ヵ所のフルフィルメントセンターから送られてきたものだった。  続きを読む
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2017年04月29日

【スターバックス】、モバイル・オーダー&ペイ需要増大に対応が追いついていない不備!

170429スターバックス
■コーヒーチェーン最大手のスターバックスは27日、第2四半期(1月〜3月期)の決算発表で「モバイルオーダー&ペイ(Mobile Order & Pay)」の対応が後手に回っていることを認めた。国内の既存店・売上高前年同期比は第2四半期、3.0%の増加だった。市場予想の3.7%増に届かなかった。客単価は4%の増加だったが、客数(トランザクション)が2%の減少だ。一方、一昨年9月からライセンスストアを除く全直営店に導入されたモバイルオーダー&ペイが、注文全体の8%にまで上昇した。前期の7%から1ポイントも伸び、前年同期(4%)からは4ポイントも急伸しているのだ。モバイルオーダー&ペイは事前注文・事前決済のことで、スマートフォン・アプリからコーヒー等を注文し、アプリ内にある金額をチャージしたギフトカード(プリペイドカード)から支払う仕組み。利用者はメインメニューの「注文(Order)」をタップし、フラペチーノやベーグルを選択。ピックアップまでの時間が表示された最寄りのスターバックス店を指定し、注文ボタンをタップすれば決済完了となる。
 同社CEOケビン・ジョンソン氏は決算声明で「モバイルオーダー&ペイが第1四半期、ランチタイムなどのピーク時に20%以上となったお店は1,200店にも上っていました。モバイルオーダー&ペイの拡大と需要急増で、現場は仕事量で大きな課題を引き起こしていました。第2四半期ではピーク時に約1,800店が20%以上となっています」とモバイルオーダー&ペイが混雑の原因で客数減になっていることを明かしたのだ。スターバックスではバイルオーダー&ペイ改善策として「ウェーブ1〜3アクション(Wave 1 to 3 action)」を行っている。ウェーブ1ではスタッフ研修の実施にピーク時での人員やモバイルオーダー&ペイ専任スタッフ「デジタル・オーダー・マネージャー(DOM:Digital Order Manager)」の追加となっている。ウェーブ2はタブレット端末を使ったDOMの具体的なアクションとなる。DOMはネットからの注文をリアルタイムでバリスタと確認し、利用者にはオーダー完了などのデジタル通知を行い、受け取りカウンターの整理を行う。ウェーブ3ではモバイルオーダー&ペイ対応の機器の導入やレイアウトなど店舗開発と改装となっている。
 同社の第2四半期の売上高は前年同期比6%増となる52.9億ドルだった。純利益は同13.5%の増加となる6.52億ドルだった。なお同社のアプリ決済「モバイルペイメント(Mobile Payment)」はアメリカ国内で29%に達しており、会員サービスの「マイ・スターバックス・リワード(My Starbucks Rewards)」の会員数も国内で前年同期比11%増となる1,330万人となっている。  続きを読む
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