でっかいF-4Jの完成から暫く「賢者モード」上等~という心境でして、創作活動的には脇道にそれています。
いや、何、3日程で完成した某大陸系通販サイトで数百円で売られている「3Dプリンター出力物」なんですが、例の「積層痕」を無処理でどんな完成度を示すか?試験的に見たかっただけです。
ハイ!大好きなアニメ「キルラキル」の主人公:纏流子の 「1/24 リアル・バージョン」にしか見えないんですが、当然の無版権モノ...、こんなもんがバルクで豪快に売られており相変わらずの中華です(苦笑)。だがそのものズバリではないので「纏のコスプレした姐ちゃんのガレージキット」と言い張ればギリギリセーフか? いや、そんなこたぁねーな...。
さて、なんもかんもが タイトルにありますタミヤ製F-35Bのリリース前にキティホーク・モデル版のB型を急ぎ製作して間に合った~、その勢いを借り32のF-4Jが片付いたぁ~つぅのも影響してのこと、どうかお許しくださいませ(苦笑)。
とは云うものの、別に大仰に語るほどのバックボーンも無いしF-35Bに関しては内容は薄くなるのが想像されます。…ので本題の前に暫く遠ざかってた『宇宙艦隊』ネタ他でアバンを埋めます(笑)。「そんなん要らんワ」と思う方はガッカリ前提で次の「◇」まで飛んじゃって下さい。
←11月末までにドドンとBlu_RayBoxの入荷が重なり出費が痛い。画像後方は攻殻機動隊の2期BOXで「相変わらず素子がキュート過ぎるんで田中さんの声が合わねぇー」とか言ってるうちに大団円で草...。としか云えない。TV版2作が秀逸だっただけに仕方がないんだが「サスティナブル・ウォー」という設定は、当たり前過ぎてやはりピンとこない(笑)。SACのアオイ君(笑い男?)と同じ役回りの子のアクが弱すぎて(だから相方に妙なお姐さんが居る?)、逆に少佐はじめバトーやイシカワの方が悪者に見えるのがヤバイ。大コケしたARISEで一新されちゃったCVの方々が戻ってきたのは嬉しかったし、内容もそれなりに観られたけど、ツッコミどころも多くやっぱSAC/2ndGIGは乗り越えられなかったなぁ...。本作に関してはもっと多くを語りたいんですけど、まだ見てない人も多いだろうからネタバレを避けるためにもこの辺にしておきます。
"STAR TREK Picard"に関しては拙ブログでは初出ですが、しっかり3年前から追ってます。但し僕は配信では見ない主義なため本ファイナル・シーズンの円盤視聴でもって終了となりました。好きな人ならもうだいぶ前に観終わってる筈。
TOSのカーク船長は映画版"Generations"で最期を迎えたんだけど、ピカードはどうなるか?という視点で観てた所もあるんですよね。でも最終的には『TNGの同窓会』で無事に終わっちゃった(笑)。全シーズンでセブン・オブ・ナインとピカードの掛け合いで物語を追えたのは個人的には大歓迎だったんで、彼女が(少々ネタバレになるが)ラストでNCC1701-Gの艦長に就任するというのは背筋の毛が逆立ちました(笑)。本作は全シーズン通して小ネタが仕込まれており、コアなファンならではの楽しみも多く過去のS.Fへタイムスリップした際のアノシーンとか、少々やり過ぎ感ハンパない。
ピカードの話に戻るが、結局のところこの人は『TVシリーズではロキュータスのトラウマ』との戦いで最終決着を付けられなかった…というのが制作側の蟠りになっていたのかな?というのがあって、本シリーズでそれを終わらせたかった...と見るのが落ち着くと思われます。何せBORGに引導を渡したのがUSSヴォイジャーの女艦長ジェインウェイ(コロンボのカミさん役の人)である...というのが、どうにも納得がいかない...というファンの声も少なくなかったからだろう(僕は構わんと思う派)。1期でBORGは救済されている時代...つまり人類の宿敵としての存在では最早なくなってると見せかけておいて、3期の展開は上手く出来ていると思いました。ただ「知らないうちに宇宙艦隊に浸透しているシェイプシフター」という設定は、似たようなエピソードがTNGで一回使われている(1期#25話)のでデジャブ...。これ、真っ先にピカードを殺して入れ替わられたらダメじゃん...という当たり前のツッコミに「そうならなかったロジカルな説明」が無い...というのが辛い。
とまれ、老化の所為か「あの名艦が復活」とか、ラストのポーカーの場面...、僕自身も含め各メンツの老けっぷりも併せてか自然に眼が潤んでしまったことは白状しておきます(苦笑)。そもそも本作自体「ジジババトレッキー向け」だしね。
もうこの辺でスタトレ卒業...としたいんですが、ディスカバリーが継続中(来春5期開始予定)、今やカークの先代「パイク船長」版(Strange New Worlds)が配信中で目が離せない状態になっています。本作もラストシーンでは2期のみの登場だと思ってた「Q」が現れ、意味深な発言で去っていくとか(ある意味イヤな予感しかしない)を観させられ、どうやら死ぬまでつきあわされることになりそうですね(笑)。
しかし、カッコいいぞG型エンタープライズ...早くプラモが欲しいな。まずUSSタイタンが出て細部・デカール替え...かな?
◇
で、本題。いやぁ~届きましたよ、バチバチのNew Kit ...。タミヤのF-35B ライトニング二世~、本当出来が良いんで書く事がないんですな。 だからといって、そこらのプラモYouTuberみたいに『ランナーの分割構成』とか、『組説の装丁』やらに賛辞を繰り返したって「F-35Bのキット評」なんかにはならんので、以下に個人なりの雑感を述べると致します。つかさ、先の内容なら別に今に始まったこっちゃ無いんだから語るまでもないだろうに、まぁYouTuberの皆様ったら実機のことには丸で触れちゃくれないんで草生えるワ。あんたら「プロ」なんだからもうちょっとリサーチしてくんろ...。
とは云え天下のタミヤ様のキットだから、殆んどのユーザーにおかれましては『問題なんかねぇ』ってのも確かでしてね、この規模でも、腰を落ち着かせて取り組めば1週間で立派な完成が拝められる事間違いなし...。と云って良い内容です。強いて言うなら税込み1万円は財布に痛い...。
だもんで、以下に綴られる話は殆んど僕の独り言。気にしなくて良いです。素組みして『カッケー!』で充分です(笑)。
キット内容は概ね良好なので「気に入らない所」なんてーのはマジで一つも見当たらないんですよ。それはここんところのタミヤ製プラモには共通して思うこと。だから本当しつこいようで恐縮ですが、以下は僕の『個人的独白(つか独白ってのは大概個人的なんだが...)』を越えるものではなく、一般化とかコンセンサスを得ようなどという意図は全く無い!と申し上げておきます。本当、単なる重箱の隅突付き過ぎて穴が空いた...と云うくらい些細なことです。
これ、キティちゃんの製作記の本文でも触れたけど、かなりエゲツナイ塗り分けが必要なところなんで、取り回しを考えると別パーツにしておいてくれれば有り難かったなーと。
序でに写ってるから触れますが、その後ろプクリと膨れた部位、DASデバイスの一つが内包されてる所だが、気持ち小さいと思われ...。
←実機はこんな感じで、その稜線がリフトファンの上部ハッチ後端にまで及んでいるのがよく判ります。キットのハッチは後端まで平坦になっている。赤い破線で幅員を強調していますが、実機はキットより若干幅広だと云いたい。よって高さも足りてないだろうという判断を下せます。まぁ、こんなの気になるのは僕だけだろうから見なかったことにすれば良い。と云いつつも、キティの時同様に僕は拡大する手を打つに違いない...。シンメトリー等結構面倒なのでキットでちゃんとなっててくれてたら有り難かったかなーと。
もう一つ完成写真で気になったのは、ビーストモードの作例でウェポンベイにGBU-32を吊ってた件。
いやね、天下のタミヤだからちゃんとした裏取りをしていて、それで「ビーストモード、庫内GBU-32いけますよ~」って可能性がないわけではないんで、本当独り言よん(笑)。でも、僕としては「健全なる猜疑心」が働くので「だったらもうちょっと堂々とやるんじゃね?」というムードもあり、確実な反証が無い限り、『事実として把握してる範囲』で判断したい...というのがあります。
←以前も開示したマトリックスですが、A,B,C各型においての「許可された兵装コンフィグ」として出回っているもの。コレによれば(ビーストモード時に)翼下に武装する場合の胴体内部に装備して良い爆弾は、B型ではGBU-12あるいはペイブウェイⅣのみで、JDAMの32は吊るして良い...とは記されていない。ペイブウェイⅣはブリテンOnlyで米海軍とマリンコは採用していない状況から代替としては同じ重量のGBU-38のみが有効ということになろうか?
この「許可されたコンフィグ」は更新されたという情報は得ていないので、僕個人としてはビーストモードでの庫内1000ポンドJDAM(GBU-32)の懸下は避けるべきであろう...と思います。確かにペイロード・リミットからは充分吊るせる総重量なのですが、B型はロール制御機能(ロールポスト位置)との兼ね合いで、重量バランスが微妙なためこれらの制限に及んでいるようで、単に全部の合計重量が6.8㌧以内であればOK...とはならないらしい。どうしてもGBU-32を吊るしたい場合はSta3/9にし、庫内にGBU-12(あるいは他から500ポンド級の爆弾...Mk82とか)を持ってくると良いのかも知れない...。
←アダプターが無い...という問題にぶち当たりこれも実は困った事態に...。
残念なことにキットにはGBU-12を吊るせるアダプターが入っていないのだ。キットに用意されているのはGBU-32用のアダプターと爆弾側に直結するBRU-67/68アタッチメントが一体化されたパーツ(つまりBRUは分離できない)だけになるので、-12を吊るそうとすると-12用のアダプター+BRUアタッチメントを自作せねばなりません。別売りでレジンパーツが出ると助かるのですが...。痒いところに手が届く…タミヤ様なら用意してくれてたろうなぁと思っていたのですが見事に外れた...。
いずれにしても(それが正しいとする資料が出ない限り)個人的にはタミヤのコンフィグは避けると思います。アカデミー1/72のB型キットのパターンが無難かなぁ?
短距離離陸タイプで作ってビーストモードを語る一方でウェポンベイは閉じておく...というのは当然アリだが、模型的には映えないよなぁ...。上記のコンフィグ制限が更新され内部GBU-32混載OKとなったり、将来エンジンの出力が上がってロール特性が強化され、この制限がなくなる...とかになることを祈りましょう(笑)。
ウエポン関係では他に中央機体外部に吊るすガンポッド(GAU-22?)のモデル化(やってれば世界初?)も期待していましたが、これは買う以前から無いと判っていたので蛇足であります。
キットにはご丁寧にフルカラーの塗装説明/デカールガイド図が同梱されていて豪華なのは良いのだが、デカールが国産なのでどうしても「別売り慣れ」している者としては品質的に見劣りを禁じえない。また、一部RAMパターンはデカールを貼る仕様ですが、実機には必ずしも見られない別色指示があるようだ。
←例えば、左舷側3BSノズル開放ドアを機体色とはトーンを変えて塗れ...とあるのですが、実機でそのように見えるのは、何か条件がある様子です。この写真では他と同じ(規定のFS36170)に見えますが如何だろうか?
右側とトーンが違う…のは確かですが、これは例によって材質の差からツヤが違ってるため...という、私がキティちゃんので「ツヤ変え同色塗装」に確信を得た現象に過ぎず、この扉単体にだけ適用するのは何か妙なロジックではないでしょうか?~と思います(実際、この写真ではそう見えます、他のRAM部も同様に指示があるべきだが、何故かそうしていない)んでこの辺は見なかったことにします。
最後は例の「ハニカム開口部」(全部で三箇所)のデカール表現...。コレはもう「微細ハニカム・メッシュ」の発売が何処かからなされる事を祈る以外はキティちゃんの時と同じ処理で頑張るしか無い...。タミヤだから期待したんだけどなぁ~。
◇
はい、というわけで以上です。ホント心苦しい限りですが上記が致命的な欠点でタミヤのキットの価値が下がる...ということは全く無いんで、『世の中にはそんなことまで気にするコアな(アホウな)モデラーが居るんやな...』程度に思ってて下さい。
確かに値段は張るんですけど、ココまで行き届いたプラモデルを世に送り出してくれるタミヤには本当足向けて寝られません。
皆様、文句言わずぱぱっと作って楽しんでおくんなはれ! ってなもんです。
では、ハッピーモデリング!
(ダナ・ベル...元気にしとるんかな?)