2017年01月23日

日曜の夜は静かだなぁ。

20年ぐらい前から日曜の深夜というのが妙に静かになったと感じていて、いつの間にやら、その事を口にする機会も減少してきたのかな。

思うに日曜日というと明日に備えなければという思いから、早めに外出を切り上げて「サザエさん」だのを視聴して家で過ごすというアットホームな過ごし方をする世帯が増えたのだろうなと勝手に結論している。イメージとしては昔は意味もなく20代の若者らしい若者は居酒屋チェーンで遅くまで飲んで、気分良さそうに大きな声で会話しながら歩いている声が深夜にも響いていたし、中高年の怪しげな酔っ払いが怪しげにキーコ、キーコと音を立てながら自転車を漕いでいたりしたんですが、そういう酔っ払いの姿を見る事が無くなりました。

猫も杓子も意味もなくカラオケボックスで遊ぶなんて時代でもなくなっているから、基本的に日曜深夜というのは信じられないぐらいに人の気配が少なくて、静か。偶に、配送のトラックが通過する音が聞こえるぐらい。

マンションってのを眺めてみると、深夜でも電灯の点いている部屋があって、意外と平日には夜更かしをしているらしい部屋もまばらにあるのに、日曜の場合、やはり、深夜1時ぐらいで消灯が多いよなって思う。

「眠れんぞ」

という人は居ないんだろか。日曜の深夜こそ、不安が掻き立てられちゃうとか。



昔に比べて今という時代は、行儀よくなって規範意識が高まったと思う。しかし、その反面でホントに人々は幸福いなったのだろうかなんて感がえちゃうことがありますかねぇ。

このブログで「鼓腹撃壌」なんて言葉に触れた際、実は書き漏らした事がありました。多分、テレビ東京だと思うんですが、電車で帰ってきた人に「家までついていっていいですか?」という具合に取材を申し込んで、他人の生態をウォッチするというテレビ番組を視聴しました。

帰宅する人々というのは、事情は様々であって確実に十人十色で、それぞれの人生があるという事を浮かび上がらせてくれるワケです。友人と一緒にコンサートか何かの帰りで御機嫌な人とか、苦学生なのかアルバイト帰りの人とか、人それぞれ。

で、突出したキャラクターが最後に登場した。片道数時間かけて羽田空港まで散歩してきた帰りだという不思議な老人でした。都内在住で家持ちなのに、その住んでいる家は床が抜けてしまうような傷んだ家。家の中というのもゴミだらけ。「安いから」という理由で、パック売りの納豆を毎日のように食べて生活しているという。謎だらけですが、病気をした関係で働いたのは2年間だけであるといい、以降、細々と資産を食いつぶしながら生きているのだという。経済的に大丈夫なのかと問われると、その老人曰く「あと、十年以上はカネが持たないので、十年以内に死ぬ予定である」、と。

一歩間違えればゴミ屋敷の主かも知れないような雰囲気でもあるワケですが、その人は独特のゴミ屋敷の住人にありがちな何かがない。偏屈さ? 頑固さ? 奇妙なプライド? どの言葉を斡旋すべきか悩むところですが、まぁ、どこか気負いがないというか、妙に飄々としている奇妙な風体の老人なんですね。納豆パックのゴミの山があるのだけれど、本棚には確かに哲学書が並んでいて、古びた西田幾太郎の「善の哲学」の大きなサイズの背表紙なんてのがカメラに映っている。スタジオでモニターしているお笑いタレントは、「まるで仙人のような…」と表現していましたが、確かに、今のような時代に、こういう人が棲息しているのだなと、中々、驚かされる生態の持ち主でした。年齢は60代ぐらいだったのかな。うーん、詳細は忘れてしまいましたが、おそらくは30年とか40年という歳月を、ただただ、そんな風に過ごしているという。

その男性は、「何故、そんなに遠くまで徒歩で散歩するのか?」という質問に対して、「散歩はオモシロいのだよ」という具合に回答し、そのまま、「散歩していると色々なものが見えてくる気がする。歩くというのは瞑想みたいな効果があるって言うでしょ。歩行禅っていうのがあるらしいよ」と語り出す。



東西冷戦が終結したワケですが、冷戦が終結した事で、誰かは冷戦終結による平和の恩恵を受けることが出来たのかという問題があるという。負の属性であろう冷戦というものが終結したのだから、それなりに正の属性である平和の配当があって然るべきのように思えるが、そんなものは在ったのだろうか? 奇妙な話なんですが西側諸国なり、アメリカ合衆国なりは冷戦が終結した事で、平和の恩恵を受ける事が出来てもおかしくなさそうだったんですが、実は冷戦終結後に起こったのは、一つには中国の躍進であり、米国に於いてはネオコンが台頭し、冷戦終結後の世界新秩序を巡っての新しい攻防が始まってしまい、挙げ句には対テロ戦争が始まったし、納税者が負担する軍事費は伸び続けているという。

で、その流れというのはネオコンが画策していた世界新秩序構築に向けての地政学的な動きであり、いわば、アメリカ一国主義の流れだろうなって思う。

現在、注目を集めているトランプ新大統領を考える場合、ネオコンが描いた世界新秩序とは少し異なる系統のアメリカ一国主義であると思う。ネオコンが目指していたのは、いわばアメリカが世界の警察となって、他にライバルの存在しない唯一の超大国となる為の覇権主義的なアメリカ一国主義だったんですよね。しかし、どうもトランプ政権は、そのアメリカ一国主義ではないように見える。何故なら「世界の警察を降りる」という態度を明確にした上で、掲げられたアメリカ一国主義であるようにしか見えないから。しかも、かつて冷戦で火花を散らしたライバルでもあるロシアに対しては友好的な態度なのだ。

大きな差異は、「世界の警察」という役割に対しての態度でしょう。もう、長い間、対米追従外交を是として日本の政治が語られてきてしまったから、日本で爛利巧サン瓩班床舛気譴襪砲蓮⊃栃届線を崩さない事であるという思い込みが醸成させてしまっていると思う。

その証拠の一つが核の傘の問題でしょう。アメリカに世界の警察を下りられてしまうと困ってしまうのは、日本やドイツであったりするという、奇妙な事実がある。核先制不使用をオバマ前大統領が打ち出した際、外交を通じて反対したのは、日本やドイツなんですよね。つまり、日本やドイツは、上辺では核廃絶を掲げながらも、実際には

「核先制不使用だなんて、私達は反対ですっ!」

という事。まるで、バカボンのパパのような、「賛成の反対なのだ」という態度であるのが現実なんですよね。とゆーか、ホントに、そーゆー現実がある。

問題は、トランプは「世界の警察を下りる」と表明している事でしょう。当然、日米安保についても、根本的な見直しが必要になってくると考えるべきで、その意味でトランプ陣営の主張は正しいように思える。最早、対共産党陣営を挫く為の最前線基地としての日本という戦略構想は、崩れてしまっている。

ドナルド・トランプの安全保障問題のブレーンであるという人物が、週刊文春誌上で緊急提言なるものを過去記事で目にした記憶がある。それによれば日本には選択肢があるという。一つは自力で核武装する事であるが、それが諸事情によって難しいというのであれば、核を持たぬまま、軍事力を強化する事だという。単純明快な提言ですかね。

とはいえ、相変わらず世界情勢というのは、そうした核兵器の使用を含めての、暴力的な脅しや威嚇がモノを言う時代から、しばらくは、抜け出せそうもない。

こういう問題というものに仮に出口を見い出すとすれば、各自、各人が意識を改める事であろうと、色々と考えられてきた系譜というのがあるワケです。銃口を互いの額に突き付け合って成立する均衡、ミサイルを互いの拠点に向け合っている事で生じる均衡の下の平和というのは、実は、コスト的に見合わないのではないか? それこそ、為政者や権力階級は、そのコストを何とも思わないでしょう。武器が必要である、兵隊が必要であるという立場であるのなら、そういう均衡は大歓迎であるワケです。仮に私が、そういう立場であったとしてもね。

しかし、多くの大衆とか民衆からすれば、コスト的にどうなのかという問題がある。税金や兵役といった負担を課されているから、今この平和があると自覚しているのかも知れませんが、そもそも、そんなに殺し合いをしたいとか、戦争を欲しているだろうか? 現在の物質的な豊かさを支える為の必要コストだと考えるかも知れませんが、対立であるとか、いがみ合いであるとか、そちらのコストが膨れ上がるばかりだからねぇ。

その上、相互に監視し合い、密告が奨励されている。各人の不安はなくならないし、神経は擦り減るばかりかも知れないしなぁ。

2017年01月21日

トランプ就任式の感想

オバマからトランプへ大統領が変わる瞬間というのをテレビのリモコンも握りながら視聴。NHKとTBSとフジテレビが生中継していましたかね。衛星生中継であるが故に、この瞬間にも何かトラブルが起こるんじゃないのではないかという背徳的なワクワク感と不安とが入り混じるかのような、複雑な感慨で視聴しましたかね。

日中に

「今晩、トランプ大統領の就任式典だって。大丈夫なのかねぇ?」

てな具合に話題を振られた際、

「共和党のエリート連中はトランプに期待しているのではなく、副大統領(マイク・ペンス)に期待しているなんて週刊誌の記事がありましたよ。大統領に何かあった場合、副大統領が繰り上がって大統領になるルールみたいで」

と、自分で答えた事もあって、ホントに、そういう怖ろしい展開になるんじゃないだろうな、という感慨が沸き出したので。

どこのテレビ局も、似たようなニュアンスは読み取れたと思う。NHKは【異例】という言葉を使用し、就任式典が厳戒態勢である事を説明していたし、TBSでは、まだ他の局が暴動らしいものの様子を放送する前から、暴徒化した人々の映像を紹介していたし、フジテレビは例によって事情通らしき人たちをスタジオに招いての談笑しながらの砕けた感じの中継でしたかね…。

注目であったトランプ新大統領の演説は、良かったんじゃないでしょか。従来からの主張を繰り返しただけだといえばその通りで、目新しさはなかったものの、そもそも大統領に就任するにあたっての演説であって、従来の主張を捻じ曲げてきたり、いきなりツイッターのように具体的な内容を期待するのも奇妙だよなって話ですからね。

ただ、やはり、気になってしまったのは、トランプ政権の命運のようなものでしょうか。現在の年齢が70歳であり、歴代のアメリカ大統領就任年齢でも最高齢であるという。オバマ政権が8年間だった事を振り返ることが出来てしまうワケですが、トランプ政権が8年間続いたとすれば78歳って事かと考えると、ちょっと違うイメージが沸きませんかね? 今のような時代だから78歳でも老いを感じさせない人は居るのだと思いますが、一般論としての78歳、いやいや、私が周囲で目にしている男性の78歳というのは、嫌が応にも高齢者である事が大前提になる年齢だよなって感覚があるんですよね。

御近所さん事情に照らし合わせても、女性の70歳や80歳は珍しくないのですが、一方で男性の80歳というと実は珍しい。これが現実だろっていう目線でモノを言うと、もう、男性で80歳というと、どこかの施設に入っちゃってたりするものですからね。逆に80歳を過ぎても自転車にスイスイと乗ってたりすると、「何々さんは相変わらず元気みたいだね」という具合にウワサするようになる。まぁ、居るには居るんだけど、ホントに80代男性となると、ちょっと限られてくるというか、それがある。よりによって、アメリカという国の大統領職を、70代後半で背負うという風に考えると、どうもイメージとして合わないよなって思う。

それこそ、「石原慎太郎」という人物を我々は知っているワケですが、やはり、映像などからすると、

「さすがに、あの石原慎太郎も老けたよなぁ…」

と感じるようになったと思うんですよね。まだ、数年前までイシハラシンタロウといえば、憎らしいほどの傲慢な存在感があったと思うのですが、昨年の豊洲問題を直撃されている姿なんてのは、体調を崩した後であったとの事ですが、明らかに何かが衰えたと感じさせる映像であったと思う。

「老い」というのは、徐々にナダラカに進行するのではなく、何かの拍子にガクンと老いが進行してしまうものらしいんですよね。それこそ、風邪がなかなか治らず、そうこうしている内に体力が落ちたことを自覚するように――てな感じ。

ああ、何が言いたいのかというと、やはり、トランプ大統領が大統領のまま、「78歳」という年齢を迎えるだろうかと考えると、やはり、そのイメージというのが沸かないんですよね、率直に…。これは、且つてない、新大統領についてのイメージで、やはり、それをも含めて、波乱を予感させる新大統領だよな、とね。

ussyassya at 23:25|この記事のURLComments(0)TrackBack(1)雑記 

2017年01月20日

トランプを激怒させた黄金シャワー文書について

間もなく誕生するドナルド・トランプ米大統領についてですが、CNNと揉める原因ともなったのは、ニュースサイト「Buzzfeed」等が報じた怪文書に端を発するという。その怪文書を指して、「黄金シャワー文書」と呼ぶらしいのですが、その黄金シャワー文書について、週刊文春1月26日号が記事にしていました。

「黄金シャワー文書」には、どんな内容が記されていたのか、日本では殆んど語られていない気もするので、その週刊文春から以下、その概要部分全文を引用してみる。

2013年に「ミス・ユニバース・コンテスト」主催のため、モスクワを訪問したトランプが起こした乱痴気騒ぎを収めた映像を、ロシア当局が持っている。

このとき、トランプはオバマ夫妻が泊まったモスクワのリッツ・カールトンホテルの部屋に複数に売春婦を呼びつけた。さらに、オバマ夫婦が使ったであろうベッドの上で爛粥璽襯妊鵐轡礇錙辞瓠癖尿)のパフォーマンスをさせ、汚させた。

同ホテルは諜報機関KGBの後任組織であるFSBの管理下に置かれており、部屋に隠しカメラやマイクが仕込んであったと複数の関係者が証言。

トランプは、サンクトペテルブルクでも性的なパーティに参加したが、関係者は賄賂や強要によって姿を消した。

この5年から8年の間、トランプや側近は、プーチン露大統領の指示のもと、クレムリンから継続的に情報を受け取っている。

情報の見返りとして、トランプやその側近は、クレムリンに在住ロシア人実業家の動向を伝えてきた。

選挙中、ロシアが米民主党全国委員会をハッキングし、入手した民主党幹部のメールを流出させた見返りに、トランプ陣営は、ロシアのウクライナ侵攻に言及しない取り決めをした。

トランプ陣営幹部が大統領選挙中、クレムリン幹部と会っており、今後米国からロシアへの経済制裁を緩和することや、ハッカーへの支払い、ハッキングへの関与の隠蔽やクリントン当選後の対処方法などが話し合われた。


大統領選挙期間中から出回っていた怪文書の一つで、リッツ・カールトンホテルのクダリから「黄金シャワー文書」なんて呼称が生まれたという事のよう。

内容としては、そちらの乱痴気騒ぎそのものは実は脇役であって、この文書のインパクトはドナルド・トランプがロシア当局と繋がってしまっている可能性をも示唆してしまっているからだという。乱痴気騒ぎをしている様子の映像をロシア当局が握っており、更にアメリカ大統領選でロシアがハッキングをしてトランプとライバル関係にあった米民主党幹部のメールを流出させ、その見返りにトランプが「ウクライナ問題には言及しない」とロシアと密約が存在したとなれば、大問題に発展しかねない。

更に更に、ここにトランプを激怒させたCNNが関係してくる。CNNは、

「この黄金シャワー文書の存在について、国家情報長官のジェームズ・クラッパーが、オバマ、トランプ両氏に報告した」

と報じた。CNNは文書が示している内容の真偽についてはウラが取れないとし、黄金シャワー文書の内容詳細については報じなかったが、冒頭でも触れた通り、幾つかのニュースサイトが既に「黄金シャワー文書」なる怪文書の全文が公開されているという。


さて、信憑性についてですが、第一印象として、どんな風に受け止めたでしょう? まぁ、完全否定しないけど、黄金シャワーなんてクダリが如何にもだし、過熱化していたアメリカ大統領選に於けるネガティブキャンペーンのようにも思えますかねぇ。実際、現地記者らにしても信憑性については懐疑的に眺めている者が少なくないという。

ではガセネタだと決めつけて大丈夫かというと、やはり、そこで問題が残ることになるという。その文書の執筆者は元イギリスの諜報機関MI6に20年近くも在席し、ロシア部門のトップを務めていたクリストファー・スティール氏という人物であるという。対ロシア工作に於いては、「トップ・オブ・トップ」と呼ばれていたレベルの、元スパイだというのだ。

スティール氏は、昨年7月、「ドナルド・トランプ」という人物の危険性について気付き、自らFBIに情報を提供したという。しかし、その頃のメディアはヒラリー・クリントンのメール問題ばかりが注目を集めていた。なので、スティール氏は昨年末、12月になってから左派系新聞にも情報をリークしたという。

共和党の大物で、大統領候補選でも名前が出たジョン・マケイン上院議員は、自らスティール氏に接触を図ったという。そしてマケイン氏の側近が実際にスティール氏側の人物に接触し、スティール氏から直接、文書を受け取ったとされているのだそうな。(となればジョン・マケイン氏が、その文書をどんな風に扱っているのかって問題が残りますワナぁ。マケイン氏が新大統領の弱味を握った? 握り潰した?)


――と、飽くまで、週刊文春の記事から得た、心証としてですが、信憑性は低そうですかね。。。

ロシアとドナルド・トランプとの関係がホントだったら大変な事になる。とは、思うのですが、そもそも、この黄金シャワー文書が出回り始めたのは、昨年7月以降であり、まさしくアメリカ大統領戦が過熱化し、ネガキャン合戦を展開させていた時期に政治家や役人、記者らの間では出回っていた文書であったという。

そこよりも、むしろ、CNNが報じた内容を整理する必要がありそう。つまり、

『国家情報長官が、この文書の存在を、オバマ大統領とトランプ次期大統領とに、報告した。』

だけなんですよね。

この文書にある内容の真偽は不明だと当のCNNも認めているのだ。国家情報局としては、「こういう文書が存在しています」と、オバマとトランプに報告したに過ぎない。CNNの報じ方が、どのようなものであったのか知りませんが、それが扇動的であったのであれば、トランプを激怒させてもおかしくない。但し、冷静に読めば、文書そのものはネガキャンの中傷批判ビラのような性質であって…。

こういう策略的な宣伝(プロパガンダ)、諜報はホントに仕掛けられていると思う。「陰謀論を信じているんですか?」と軽蔑のまなざしを向けられてしまうのかも知れませんが、それは裏返しであり、ホントに諜報機関が存在して、諜報戦が行われているのが現実なんですよね。

「それなら尋ね返したいんですが、では、あなたは歴史に陰謀が無いと考えているんですか?」

って。ホントは情報化社会が進めば進むほど、印象操作という意味で、あれこれと謀略は張り巡らされるワケで、むしろ、そーゆー人には何を言ってもムダだよなって思う。

(「歴史修正主義はけしからん」という言辞を真に受けて、声高にぶつ人が若年層でもみかけるけど、インチキの歴史なのであれば、それは暴くべきで、「歴史修正主義は胡散臭い」とレッテル貼りをする人たちにこそ、問題がある。秦郁彦は「歴史修正主義」と自認しているし、オリバーストーン的なアプローチも不都合な裏面史を暴くという意味では修正主義なのだけれど、それは、真実を真実として認識しようとしているかどうかの差異なんですよね。すべてレッテル貼りで真偽を見極められると思ったら大間違いなのであって。歴史は権力者によって好きなように綴られてしまっているというのが真理で、権力者の発する言葉をすべて信じてたら、そりゃ、オメデタイ人だねって事ですよ。)

デヴィ夫人の元夫となるスカルノに対して、アメリカは諜報戦でポルノ映画らしいものをつくろうとしたし、実は、その後も「ビンラディンらしき人物」や「サダム・フセインらしき人物」が少年をレイプしているシーンを隠し撮りした映像と思わせる為の、インチキ盗撮映像の作成プランがあったという。そのテの諜報に引っ掛かる連中、ノセラれる連中ってのが、どういう類いの人たちなのか想像して欲しいんですよね。

真偽の程は不明ですが、不可解なセックススキャンダルが浮上し、その芽を摘まんとするかのような、そういう怪しい動きってのは、ホントはありますやね。アサンジ氏のレイプ疑惑とか、ストラトカーン氏のレイプ疑惑とか、ホントは、結構、好き放題に捏造ゴシップに振り回されているのが現実なのかも知れず。いやいや、日本の報道番組のキャスターあたりは、そういう報道をきちんと疑うこともなく「海外のメディアが報じている真実である」という具合に盲目的に取り扱って報道していると思うよ。

2017年01月19日

「博士の異常な愛情」の感想

思い立って映画「博士の異常な愛情」をレンタルして視聴。年末年始と、視聴しても夢中になれる作品がなかったのですが、意外にも1963年製作の映画を食い入るように視聴することになりました。息をもつかせぬスリリングな展開と、その根底に転がっている核武装世界の狂気を上手に切り取っているよなぁ…と。その狂気を的確に比喩しているというのではないのだけれど、暗喩している狂気は非常に鋭く、且つ、エンターテイメントとして成立しているというのは珍しいと感じました。作品の尺数は90分チョイで、手頃だったしね。

以下、本編のスリリングな展開の本筋は触れないカタチで適度に粗筋には触れるという感じで、ネタバレします。

ジャック・リッパー米国空軍司令官は、数年前から狂気に達しており、共産主義者がフッ素を水道水をはじめとする液体に混入し、人類の体液に攻撃をしかけていると考える妄想にとらわれており、その狂気が全面核戦争の引き金を引いてしまう。

リッパー将軍は、水素爆弾を搭載した爆撃機34機に対して、ソビエトから核攻撃を受けた事を前提とする報復核攻撃の緊急指令「R作戦」の命令を独断で出してしまう。しかし、実際にはソビエトからの核攻撃は行なわれていない。ジャック・リッパー将軍の狂気は全面核戦争を惹き起こそうとしているらしく、残り時間は2時間、ソビエトのレーダーがアメリカの爆撃機群を捕捉するまで35分、アメリカ大統領が事態を把握する頃には残り20分を切っている。

リッパー将軍が利用したのは「R作戦」という緊急時用の報復核攻撃作戦である。これはソビエトから先制核攻撃を受けて命令系統が混乱した場合の手段として整備された作戦であり、大統領の認可を不要のまま、下級司令官が命令することが出来るという条件であり、リッパー将軍は、その「R作戦」をソビエトからの攻撃はないままに発動し、爆撃機の乗組員たちには通常の通信回路を遮断させ、特殊な暗号を使用した通信回路に切り換えさせてしまっている。

統合指令室にはアメリカ大統領以下、次官クラスが勢ぞろいして、事態の把握と、その対処にあたることになる。

ソビエトは「皆殺し兵器」と呼ばれる地球を滅亡させる最終兵器を有しているという設定であり、アメリカに水爆を投下されたら直ちにソビエトは皆殺し兵器を作動させるように整えられていると言う。

この緊急事態に、どう対処すべきか? 

ソビエトと交渉すべき? 

(このシナリオをシナリオとして受け入れたとして、この映画の中では水爆は投下されてしまうのか?)

大統領に何が発生したのかを説明するのは、大きなダミ声で、唾を飛ばしながらしゃべる典型的なヤンキー軍人のタージドソン将軍である。このタージドソンは統合指令室の緊急会議の中で、今、起こっている緊急事態を説明してみせる。ジャック・リッパー将軍の狂気に大統領以下、参加者一同は動揺するが、その説明が進むにつれて、タージドソン将軍が異なる種類の狂気を漂わせる。

そして、この映画のタイトルは「博士の異常な愛情」であり、どこに博士が登場するのかと思えば、感覚的には10分間も博士なる人物は映っていませんでしたかね。リッパー将軍の完全なる狂気があって、その次にタージドソンの迷える狂気があって、最後の最後にナチスドイツからの迫害を逃れてアメリカに亡命してきたという博士が大統領の前で、意見を述べる。

その博士の発言というのが、作品全編にわたって描かれてきた核兵器を巡る狂気、その狂気の連続にトドメを刺す。

中学生の時に、テレビでヒッチコック監督の「サイコ」を初めて視聴したとき、例のシーンで鳥肌が立ちましたが、アレに似た衝撃を受けました。。。

全編にわたって、「もし仮に、自分がその立場で思考するのであれば…」と終始考えさせられる作風である上に、実はスリリングな作品であり、エンターテイメント性が高く、古い映画を侮ってはいけないと思い知らされました。

勿論、オススメ度という意味でも満点でした。

オムニ7のアフィリエイトです。DVDは税込1080円でした。
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2017年01月18日

食べ掛けモンブラン騒動

コンビニ店で、食べ掛けのケーキが販売されていたという出来事が、現在ともなると、ホントにテレビのニュースで取り上げられる時代になったんですねぇ…。あってはならない不始末であるが、当然、起こり得るであろう不始末のケースなんじゃないんスかね。

ヒトが行なっている仕事とか作業にゼッタイを求めてしまうと、ホントはコスト的に見合わないんじゃないのかなぁ…。いや、勿論、ヒューマンエラーが起こり得ることを承知した上での爛璽奪織い△辰討呂覆蕕覆せ瓩箸い精神論的な戒めというか、タテマエがある。それは飽くまでタテマエであり、厳格な意味の【絶対】に置き換えることは最初から不可能で、その厳格な意味に於ける爛璽奪織い砲△辰討呂覆蕕覆い海鉢瓩箸いΣ鮗瓩砲呂覆蕕覆い箸いΔ里真理ではないのか。

ややこしい言い回しをしてしまいましたが、つまり、「絶対に約束を守る」とか「絶対に安全です」という言葉が社会を飛び交っているワケですが、そういう場合に使用される【絶対】にも厳密には限度があるのが真実であろうの意ですかね。

3時に駅で待ち合わせをしたとする。

「絶対に約束だよ」

「ああ、絶対に約束だね」

という感じで約束しますよね。

しかし、宇宙人の襲撃が起こっても、その約束は守られるだろうか? いやいや、違うな。約束をした二人の内の一人が不慮の事故で死んでしまった場合、その約束は果たされるだろうか? 果たされませんやね。我々が通常、使用している【絶対に】なんて言葉の精度とは、そういうものでしょう。

なので、3時に駅で待ち合わせをするにあたり、その言質に絶対的な精度で約束しようとすれば、

「絶対に約束だよ」

「絶対とは言うけれど、不慮の事故によってオレが死んじゃってたら約束は無効と思って欲しいし、死んでいなくとも不慮の事故やケガ、病気などで意識不明の状態になっているである場合なんかも約束は自動的に守られないものと思ってくれ。それと、万が一にも万が一ぐらいの確率で、ひょっとしたら、オレが約束を忘れてしまう可能性だって厳密にはあるかも知れない。約束を守りたいのは山々であるが、人間には爐Δ辰り瓩箸い事が起こる。こう述べているが、決してオレは約束を破るような事はしないし、うっかり忘れちゃった的な過去の経験が多いワケではない。多いワケではないと言ったものの、それはオレなりの謙遜でもあって、実際には電車が大雪で動いていないような時だって足にビニール袋をゲートルのように巻き付けて雪の中を闊歩し、無事に学校に辿り着くも学校側が大雪の為に休校になっていたという経験がある程だ。この度の3時に駅で待ち合わせをしようという約束についても、例え、死んだとして霊魂になっても約束を果たす覚悟は持っているが、重々、ゼッタイに守られる約束、その人間界の範疇に於いての約束事であると思ってもらいたい。また、宇宙人に襲撃されたり、誘拐されたりという、そういう想定外のケースが発生した場合、約束は守れない。――以上のようなケースを例外としてなら、オレは絶対に約束できる」

ぐらいに、説明しなければならない。その約束事に於ける絶対性は、一般社会の爛璽奪織い北鸞だからね瓩箸いΕ離蠅任狼されないのだ。

おそらく、食い掛けのモンブランが実際に犯罪されてしまった出来事というのは、ゼッタイに起こってはならないミスであったが、そもそもからして、そういう場合の【絶対】とは軽々しい意味に過ぎず、食い掛けのモンブランを販売したからといって犯した罪というのは、そういうものでしかない。それこそ、そんなミスでテレビのニュースになったりするのであれば、労働者や責任者、監督者は、地獄ですわな。まさしく「働いたら負け」という、消費者至上主義の狂った社会だって事のような。