日経平均は史上2番目の大幅下落を記録。米国市場も調整局面入りと報じられているものの、色々と複雑な要素が絡み合っていると思われ、イヤな週末になった。

某証券会社のアナリスト動画を視聴したり、実際に証券会社のサイトから海外のニュースも眺めてきましたが、楽観は出来ないかなぁ…。昨日の内に対処しておけばよかったと後悔している。

それなりに某M証券のアナリストの動画はマトモな見解だと感じた。米国の消費がクラッシュするとは考えにくく、調整として下げているという見解であった。日経平均の下値は34000〜35000円といったあたりではないかと検討をつけていた。それぐらいで済めば御の字ですが、日本時間2日夜に開いた米国市場は引き続き下落している。そのアナリストに拠れば、アシの速い外資系のデリバティブは日本株を7月中旬から大きく売りに転じていたと明かしていた。

米国は大統領選もあるので今秋までは大丈夫なのではないかと思っていたのですが、どうも怪しくなってきている。2日の夕方の日経の解説では米国の雇用統計に注視すべしと言っていたものの、その米国の雇用統計も悪かったらしく、更にはamazonでも「顧客は低価格のものを選んでいる」旨の発言があって、どうも消費動向にしても好ましい方向にはなっていないらしい。

利上げに利下げといった話も絡む上に為替の問題も絡んでいるので非常に複雑だ。まぁ、日本の場合は政治家や経済評論家らが「日本は成長モードに入った/入るべきだ。なにがなんでも利上げをすべき」という見識で、しかもどういう根拠なのかやたらと強く主張し、慎重に行きたがっていた日銀を焚きつけてしまっていたと思う。市場原理というよりも、少し見識の歪んでいる人たちの〈思惑〉で動かされてしまっているところがある。中央銀行ってのは政府と独立しているからこそ、存在意義があったのでしょうに令和の昨今ってのは、あれもこれもヘンテコな人たちの意向が優先されてしまう。あれほどの急激な為替変動ってのは有難くないやね。

ああ、インドでもルピーの下落が観測されているというからイヤな雰囲気なのは確かかも知れない。地上波のテレビ放送はオリンピックで浮かれモードですが世界情勢も混迷を深めていそうだしねぇ。