令和4年度東京大学運動会漕艇部

東京大学漕艇部ブログ

強くなりたいんだよね? 04年度前半期振り返り(女子部)



 こんにちは。女子部主将の江口です。5/1の東商戦を境に、04年度が折り返しました。今までの取り組みを2回に分けて振り返っていこうと思います!本日のテーマは1.「個として強くなること」、後半は2.「チームとして強くなること」について話したいと思います。

1. 個として強くなること
 1-〆性論からの脱却
 強い身体というのは根性や精神によって生み出される空想の産物ではなく、
適切な強度の刺激を、適切な時期に、個人にとって適切な量だけ入れた”結果”、なのです。そこにあるのはただの現実の身体なのです。タイムトライアルやレースのタイムは、それまでの取り組みが映し出された鏡に過ぎず、それによって「あいつより劣っている」とか、「結果も出せない自分はダメなんだ」と自己否定する必要は、本当はないのです。(メントレで感情と事実を切り離すことを学んだという部員もいました。)結果については、他者との比較ではなく、自分の中でどうだったかに目を向けることの方が大事です。これはどんな層の選手にも当てはまることなのに、ついトップ層に囚われてしまい、地に足がついた練習ができないというのが罠だと思っています。失敗にせよ成功にせよ、長期的に見て自分にとって必要な取り組みをきちんと探し出せるか、そして行動に移せるかが一番大切なことなのだと思います。
 
 1-▲肇譟璽縫鵐阿虜播化
 強い気持ちをもって毎日追い込んだとしても、精神的には疲労しているのに身体には大して効いてないことだってある。一方で、そんなに辛くないがトレーニング効果が十分期待できる練習もある。

 私自身、この発想の転換は衝撃でした。中学時代の陸上日記を見返すと、きつければきついほど喜んでいて(笑)、追い込まない練習が続くと不安になっている自分がいました。生粋の根性論信者でした。きつい練習をやって結果が出ると味を占めてしまうのでしょう。当時の顧問の先生は、休むことや筋トレの大切さ、冬場はスピード系ではなくロングをじっくりやることの大切さ、を説いて励ましてくれていたのですが、腹落ちはしていませんでした。その結果、順調にタイムが伸びている時は良いのですが、タイムが伸び悩んだ時にスランプから上手く抜け出せなかった気がします。

 一方で昨年度から女子部では、前川コーチ指導の下、「強くなりたければベースとなる体力を積み上げる」ことを重視し、持久系スポーツの王道理論に沿ってトレーニングをしています。

 私自身思うように結果が出ないからこそ、信じてやってみよう、と取り組んだ結果、想像以上の効果が出ましたし、何よりトレーニングを楽しめるようになりました。女子部全体としても、筋力や有酸素能力に明らかな成長が見られており、一冬でここまで成果が出るのかと驚いています。

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 トレーニングに正解はありません。王道理論を理解しながらも、個々人の状況に従って自分にとって最適なトレーニングを考える必要があります。個人個人持っている素質もトレーニングに使える時間も違います。そういった諸条件を無視してトップダウン型のトレーニングをしていても、ある程度まではいくが、それ以上は芽が出ない可能性があります。

 学業、体調、競技歴などの事情に合わせて今の自分にとって必要なトレーニングを自分自身で創り上げていくことが本当は強くなるための近道です。女子部では各々が週次のミーティングやトレーニング状況を分析し、皆が自分なりのメソッドを形作ってきており、この冬場の何よりの成果だと思います。自律的なアスリートはきっと、どんな環境に行っても強いです。

 1-ぞ〕への思い
 現実を徹底的に見る視点を養う一方で勝利を信じる力も同じくらい大事です。女子部は「勝ちたい」と強く思っている部員が多いです。女子部は、役職も学年もかなりまちまちですし、考えだって違う中で、「勝ちたい」という思いで一つにまとまれるのは素敵なことだなと思います。個人個人、なぜ勝ちたいのか、をしっかり持っていて、その情熱がそれぞれをトレーニングに向かわせています。みんなの話を聞くたびに私もみんなの目標を一緒に叶えたい、一緒に頑張ろうって思えます。京大戦・インカレに向けて、勝利の先にある個々人の理想をかなえられるような、そんな時間にしたいです。

 勝ちたい。じゃあ勝つためには?強くなる必要がある。行き詰った時には「強くなりたいんだよね?」と自分に問いかけて、お互いに問いかけて、ベストな取り組みをその都度考えていきたいです。

 なんだか偉そうに書いてしまいました…💦😱
長々と書いてしまいましたが、読んで下さりありがとうございました。もしお時間あれば後半も読んで下さると嬉しいです!
(レポートは全く進まないのに何でトレーニングのことになると筆が進むのだろう😢)
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これまでとこれから: これからに向けてのお話

こんにちは!4年スタッフの岩垣です。

私の今年度前半の振り返りブログもこれで最後です。

最後3つ目のブログでは、今までのボート部生活での気づきを踏まえて、今後の活動において一マネージャーとして大事にしたいと思ってることや今後の意気込みを書いて締めたいと思います。


マネージャーに求められるスキルとして、コンスタントにパフォーマンスを発揮し続けられるように自身をコントロールすることは非常に重要だと思っています。一言で言えばflow。 

それぞれ性格や生き方も当然異なってくるのでそのための手法は千差万別ですが、個人的に足りてなくて大事だなと思うのを4つ取り上げたいと思います。部員の皆さんも、こういうブログなどの場で文章にすることで自分の思考が整理されていって皆で知見や考え方を共有できるのでぜひ発信してみてください。

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今日は合間にスタッフの写真中心に入れていこうと思います。マネ部屋のみんなで撮ったバースデー写真です。こうやって誕生日やマネ部屋に新入りが入った時にケーキを買って祝う文化があるのですが、最近やれていないです。寂しい。


1.本心に向き合い違和感を放置しないこと

ご機嫌でやるべきことをやるというのがメントレの教えであり、その状態を目指すべきであることは満場一致だと思いますが、常に明るくいることなど超人でもない限り不可能だし、別にそれが強要されているわけではないと思います。天気のように気まぐれでBADモードの時や嫌な出来事や他人の言動に違和感を持つ時は必ずやってくるので、そういったマイナスの感情も大事にして速やかに対処してあげないといつか破綻をきたすと身に染みて感じました。

自身で負の感情に対処する方法として個人的に効くなと思ったのは、先ほどの天気に例えれば、大雨に打たれている自分の視点ではなく、人工衛星の視点から見つめるような感覚で、ああこう感じるということは今自分は調子が悪いんだな、と冷静に自分を見つめ切り替えるのがかなり有効でした。メントレで言う自分への気づきですかね。 メントレではこの他にもflowを維持するためのスキルを多数教えてくださっているので、自分に合ったものを見つけて実践していくのが大事だなと思います。

他にも紙に書き出すとかひたすら寝るとか自分で対処できる方法は数多くあると思います。それもあって自分の機嫌は自分で取るのが当たり前だと思っていましたが、それでも抱えこんだり気持ちに蓋をするのには限界はあります。ただ限界値を超えないよう制御するのは自分しかできないので、そうなる前に他人と共有する必要があるなと気付きました。他人との関わりの中で生じた問題や文句であれば尚更抱えるのは難しいと思います。最近は言いたいことは抱え込んだり愚痴にしたりせず直接相談するようになるべく心がけるようになりました。

つまるところ自身の感情一つ一つに丁寧に向き合い、ライフスキルで対処したり人に適度に頼ったりしながら自分を律していくことがパフォーマンス維持への第一歩だと思います。



2.伝え方を工夫して積極的に言語化すること


改善に向けて話し合う時、何かをお願いするとき、1.に取り上げたようにマイナスの気持ちを相手に共有する時など、なかなか言いにくいことを言語化して伝えたり話し合わなければならない場面は部活で数多くやってきます。そういった対話の機会は多ければ多いほど相互理解につながり結果的に部の生産性は上がるとは思うので積極的にやっていきたい、というかそれを躊躇う部活であってほしくないのですが、その中でも自身の考えや要求がクリアに伝わるよう要点を明確にして伝えたり、相手の立場に想像力を働かせて不快にさせないように言い方を工夫したりする心がけは非常に重要だなと思います。いくら本音でもそのままぶつけると言葉の暴力になりかねないので、相手と協調して気持ちよく物事を進めようとする姿勢を忘れずにいたいし、皆がその意識を持つことで心理的安全性というものが生まれていくものだと考えます。
これはスタッフに転向した当初から割と気をつけているのですが、それでも自分はまだまだだし、江口とかはその辺すごく頑張ってて上手いなと思うので尊敬してます。

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休憩に京大戦後に撮影した京大戦幹事の梶田と学連(大会運営やコース整備を担う学生組織です。いつもありがとうございます。)理事長の藤原の癒し写真を入れようと思います。
大会幹事には大会運営お疲れ様と毎回花束を贈る文化があります。僕も過去に貰いました。ありがとう。


3.他人に期待しないが頼って信じること

チームで活動する以上役割分担や指示はどうしても必要になってきます。人に仕事を振ったり指示したりしたけど思った通りに動いてくれなかった経験のある部員は少なくないのではないでしょうか。
自分もそれに苛立った時が度々ありましたが、そもそも他人は他人でコントロールできないので、思い通りにしてもらうよう仕向けようという考え自体がおこがましくて間違っているなと考えるようになりました。他人に過度に期待してこんなに言ったのにやってくれなかった、ではなく、言ったことを考えて実行してくれてありがとう、という加点方式の心持ちで常にありたいです。極論期待しなければ裏切られることはないし。また2.で言ったように自分の言い方も思いやりがあって要領を得た伝え方だったのか、全て伝えきれていたのかと振り返ってみることも大事だと思います。

期待しないからといって頼らず自分で何でもやろうとすると必ずキャパオーバーに陥るし、周りも抱いている不信感を感じ取ってしまうと思うので良くないなと思います。ボート部の人は皆優秀でいい人なのは事実だし、一人一人を信頼して安心して任せる姿勢は貫いていたいです。ただ人により得意不得意はどうしてもあるので、これもいい塩梅を見つけるのが難しいのですが。


4.熱量とプロ意識を持った主体者であること

やっぱり熱量が一番大事です。自分がやってやるぞという気持ちがないとクオリティの高い活動はできません。
自粛期間のリモート会計を経験したり超多忙な3Sを乗り越えたりしてその後落ちぶれた身から言えるのは、艇庫に行ってないとか他にやることがあって忙しいとかは(本当に時間拘束が激しいものを除けば)単なる言い訳にすぎず、結局は気持ちの問題だと思います。情熱を維持するための要素として上3つで取り上げたような自律と協調や、プロ意識を持つことも関係しているのだと思います。

最後の主体者であることについて。
少し話は変わりますが、僕が学業との両立で部活を継続するか悩んで周りに相談していた時期に、組織においては絶対にこの人がいなければいけないなんて人は存在しない、と前主務の原本さんがおっしゃていました。
たとえ主将が突然いなくなろうが、一番エルゴが回る選手が怪我して辞めようが、知性やカリスマ性に溢れたリーダーが消えようが、大きな損失であるものの失えばいないものとして組織は回っていくというか回していくしかない。残るにしてもその組織で自分が付加価値を生み出そうと思って残ることが大事で、その人が必要とされているみたいなのは個人的感情ではあってもボート部としてはないから考える必要はない、といった趣旨の話です。

これが救いの言葉か残酷な言葉かどちらにも受け取れる時期がありましたが、事実ではあると思います。

何が言いたいのかと言うと別に悩んでいる人を退部に傾けたいとかではなく、付加価値を生み出したいと思える環境を維持していく努力を個々人がする必要があるよね、ということです。せっかく少なくない時間と労力を捧げているのだから、それに見合った組織にするために自分が主体者となって切り拓いていく、という心持ちを一人一人が持つことが大事だと思います。東大ボート部は学年役職関係なくそういったことがかなりやりやすい組織であるはずです。もちろん皆価値観が異なるためそうするとぶつかるのは避けられないので、一歩踏み込んで対話する勇気と労力が必要ですが、恐れずにやっていく必要があると思います。1.2.の話と被りますが、居心地悪いと感じるなら相手に配慮した上で何か行動を起こせばいいし、愚痴ったり諦めたりして距離を置くのは勿体無いなと思います。




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マネ部屋のフレンズでスペシャルな朝ご飯を作っている時の写真。以前牛乳の誤発注? で消費しきれない時があって、減量する気があるのかないのか分からない某カロリーゼロ理論信者のCOXがそれでホットケーキを食べたいと言い出したので明日の朝ごはん色々作って夢を叶えてあげようという話になり、夜に材料を自腹で調達してホットケーキにドーナツにフレンチトーストにスムージーにお雑煮にと作りたいものを作りたいだけ作った時がありました。クレイジーだわ。


以上4つを取り上げさせていただきました。長文駄文失礼しました。内発的動機付けについての理論として自己決定理論というのがあり、自発的に行動していくための欲求の要素として自律性と有能性と関係性の3つがあるそうですが、比較しても方向性としてはそんなに違ってないのかなとは思います。どれも自分に足りないと感じているから挙げている側面があり、残りの期間はこういった心がけを持ちながら明るくやっていきたいと思います。




さて、対校の次の目標はインカレ、ジュニアと女子部の次の目標は京大戦です。チームが掲げるのは男子エイト日本一、女子つきフォア入賞、京大戦勝利であり、もちろんそれに向けて不断の努力を積み上げていくことは変わりないのですが、そこにこだわるというよりかは自分自身や東大漕艇部というチームをとことん研ぎ澄ましていきたいです。

艇速に対しマネージャーがどう貢献できるのかというのは永遠の問いですが、選手をいつも近い距離から安定して支えて見守り、安心して組織を任せられる存在がい続けるというのは間違いなく大きな違いを生むと思います。そういった存在になれるよう皆で大きな志を持って日々の仕事に取り組んでいきましょう。また為すべきことを為せるチームの雰囲気ははむしろ仕事が明確なマネージャーの方から醸成しやすいと思うので、そこは我々から引っ張っていく心持ちでいきたいです。

二つ上の主将の野村先輩がジュニアの時に書かれていたブログ(本当にかっこいいブログです)で、インカレは組織vs組織の闘いだと仰っていたのが今でも強烈に記憶に残っています。
私の思いは来たる9月8日に史上最高の東大漕艇部をぶつけたい、ただそれだけです。
残り4ヶ月弱と短い間ですがよろしくお願いします。お読みくださりありがとうございました。

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東商戦前の2年生以上の集合写真。この仲間と新しく入ってくれた新人のみんなでインカレまで駆け抜けます!



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これまでとこれから: 半年間を振り返って

こんにちは!4年スタッフの岩垣です。
本記事は私が3回にわたって更新しているシーズン前半の振り返りブログの2つ目です。

前回はシーズン前半の大会結果についてご報告いたしました。この記事ではそれに至るまでの半年間、自分自身が一人のスタッフとしてどのように歩んできたのかを振り返りたいと思います。

早速本題に移りたいと思います。

前回報告したように劇的な結果となったので、さぞチームもうまくいっているのだろうと期待されるかもしれませんが、主観としては部の運営は大失敗だったなと感じています。

今年度は、去年のインカレが延期となったため代替わりの準備に余裕を持って臨むことができました。ミッション「心震わす、切り拓く」は数ヶ月にわたる議論の末生まれましたし、先輩方のトレーニング方針について理解を深める時間も、現状のこれをこう改善していきたいというアイデアが多数生まれるだけの時間も十分にありました。
結果強化の軸が定まり、それをベースにしたチームやその他のコンセプトをもった複数のチームが発足し、多くの新しい取り組みを開始しました。トレーニング方針についても大きな転換がありました。その個々の取り組み自体は非常に良いものでかつ、コーチの方々をはじめとした十分すぎるサポート体制も整っていたので、実を結んだ部分も大きかったと思います。

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今日は埋草として今年度新しく始めたことなどを合間に紹介していきたいと思います。
こちらは昨日も紹介した新歓パンフで(画像クリックで飛びます)、新しく導入したTrainingPeaksというアプリが説明されています。TrainingPeaksではメニューや練習負荷などを一括管理でき練習の状況がさらによく見えるようになりました。
女子部の前川HCのご提案で女子部に導入され、その後男子部にも輪が広がりました。こうして女子部→男子部という流れで導入されるのも女子部が盛り上がっている今年度ならではの事かなと思います。


(改めて、多くの支援をもらいながら学生主体で考えさせてくれて、それに助言したり形にしたりしてくださる遥かに凄い知識をもった先輩方やトップレベルのコーチもいて、幅広いことを実行できるこの東大ボート部という組織はすごいところです。本当に有難いしその環境を味わい尽くさないのはもったいないなと思います。)

しかし部全体を見渡せば、新しいことを始めることの弊害に加え、メニュー的に長時間拘束されるモーションが多かったなどの要因もあり、全体的に活動量が増え負担が増大してしまいました。また去年の同じ時期は自粛期間だったので新歓の準備くらいしかやることがありませんでしたが、今年はそのような状況だったので練習外の活動に割ける時間は比較すればどうしても少なくなってしまいます。
そのため折角生まれたいい取り組みもやり切れずに中途半端になったり、諸々の対応が後手に回ったりすることが多くなり、部内は混乱したし全体的に信頼感のない空気が流れていたように思います。また部内の情報共有を疎かにしたせいで縦割り組織のような感じになり、チームがバラバラになってしまったと感じています。
何とか改善しようと努力したのですが、自身も頭がパンクしてしまいついていけなくなったり、コロナ対応や運営業務が重なるなどでほとんど取り組めず、結果全く一体感を持って取り組んでいる実感が湧きませんでした。

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去年から駒場東大前駅に看板を掲示しているのですが、今年度新歓チームの方でデザインを一新しました。新歓OBの方々がプロのコピーライターやデザイナーの方と繋いでくださりその方々のご協力のもと作成しました。
綿密に場所や時間帯などを擦り合わせて写真を撮り、美しい水上(荒川です!)に浮かぶボートとかっこいいコピーの看板が完成しました。
現役の力では到底作れない本当に凄い看板です。ありがとうございます。



チームビルディング面でも大きな課題があったように思います。代替わり当初には、皆が日本一にふさわしい取り組みをしようとする姿勢が根底の意識としてあり、それを当たり前のように考えて話し合って実行できるチームを目指したいというような理想を話していた記憶があるのですが、少なくともマネージャーに関してはその認識を皆で共有するところから挫折していたように思います。ブログや全体の集まる場などで言語化して周りに発信する機会が少なかったのも一因かなと思います。自分はそれがある程度直感でわかるタイプであるので、あれもこれも取り組めてないと感じて色々抱え込んでしまった気がします。



自身の状況としては、そういった負担や個人的な負担(こっちの方が大きかったのですが)も重なり、数ヶ月にわたって体調を崩し生産性が著しく低下した時期が続きました。心の状態も悪化していき周りに沢山迷惑をかけた時もありました。自分の仕事をとっても、メールを何度もすっぽかしたり、途中から新歓を離脱したり、東商戦準備も去年経験したにもかかわらず去年以下の活動しかでなきかったりそれは酷いものでした。(新歓は小栗はじめ3年生のみんなが獅子奮迅の活躍を見せてくれて、東商戦は幹事の中村が最下級生ながらとても優秀で頑張ってくれたのでどちらも無事進んでいます。ありがとう。)自身がマネージャーとしての規範を示すことができず、少なからずその姿勢が周りにも伝播していったような気もしています。

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なんか重い話になってきたので美味しいもので飯テロします。今年度からマネージャーの栄養チームが発足し、その活動の一環として月1でお楽しみメニューを募集し作ってくれるようになりました。
こうやってマネから艇庫を盛り上げてくれるのは本当にいいなと思います。ちなみに今日もお楽しみメニューの日で餃子作りましたよ!



このように散々な感じで不甲斐ない気持ちが大きいのですが、結果に関しては受け入れていますし、もう一度チャンスがあればもっとうまくやれたのかと思うとあまりイメージが湧きません。この経験を通じて学んだことも多くありましたし、自分の実力に見合った必要な遠回りだったなと今となっては思います。何よりこんな自分を沢山励ましてくださりこの場にとどまらせてくれたコーチや部員の皆さんには感謝の念に尽きません。


一方で、そのような状況でもエイトに対しては絶対的な安心感がありました。身体や漕技との向き合い方やメンタリティもそうだし、クルーで徹底的に話し合う姿勢などレベルが違うなと肌で感じ、心から尊敬していましたし立場は違えど学べる部分が多くありました。マネ部屋にいる土方はじめとした選手に今日の調子を聞いたり、モーターや自転車で伴走したりするのが毎日の楽しみでした。
東商戦本番では最初スタートで腹切りして大きく出られましたが、心からクルーを信じれていたのか全く不安は抱きませんでした。同時に勝ってほしいと祈っている自分もいるはずなので、何とも不思議な感覚でした。
(どうしてもエイトのメンバーとは関わりが深いのでエイトの話に偏りがちですが、他のみんなも超応援してます)

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年明けには艇庫に雪が積もりました。その時の超エモい写真です。土方の写真ばっかですが部で一二を争うくらい溺愛しているのでご容赦ください。本当に土方には沢山助けられたし尊敬しています。


また土方が全日本最終日のブログで言っているように今年度になって勝ちへの執着は自然と感じなくなりました。メントレのおかげなのか昨年度対校で国公立1位になられた実績のおかげなのかは分かりませんが(多分両方あると思います)、一橋への対抗心にとらわれなくても熱くなれている自分がいました。去年までは絶対一橋に勝つ、その為に少しでも選手が強くなれるようベストを尽くす、みたいなモチベーションだったので、まさかこう変化するとは思ってもいませんでした。感覚としても勝ちにこだわらない方が自分達に集中して取り組める気がします。やはり執着すると逃げていくものなんでしょうか。

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今年度より導入したメンタルトレーニング後の集合写真です。
メントレではご機嫌で今やるべきことに集中する、いわゆるフロー状態のためのスキルを教えてもらい実践します。これも満足には取り組み切れてないので今後頑張っていきたいです。



まあこんな風に色々ありましたが最近は気持ちはかなり前向きです。部の状況としては大して改善していないのですが、今まさに変わろうとしており、問題から目を背け続けていた停滞状態を抜け出し一歩を踏み出しているような感覚があります。焦らず一歩ずつ、少しでも今やり切れることを積み上げていって総じて前に進んでいれば100点満点かなと考えるようになりました。


次回はインカレまでの残りの4ヶ月弱で大事にしていきたいことなどを書いて終わりにしたいと思います。今回つまらなくて重い話が多くてすみません。(次回の方がつまらないかもですが)
お読みくださりありがとうございました。明日で最後ですがよろしくお願いします!


岩垣

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これまでとこれから: 04年度前半大会結果

こんにちは。4年スタッフの岩垣です。
全日本も無事終わり色々落ち着いてきたので今回筆を執らせていただきました。 

このブログでは土方のブログ同様シーズン前半を振り返っていきたいと思います。いつもの悪い癖でだらだら書いてたら長くなりすぎたので3分割してお送りします(全部で7000字越えです!単位ください。)
本当は東商戦の感動が褪せないうちに更新したかったのですが、東商戦後も全日本の準備などでほとんど全てを部活に捧げていたような生活だったので更新が遅くなってしまいました。。 


全日本は今年海の森になり、初めての運営で色々柔軟な対応を強いられたりしましたがかなり楽しかったです。三木が申請手続きなどをほぼ全てやってくれたり吉田も授業や艇庫のシフトもある中積極的にサポートしてくれたりしたおかげで運営は上手く回った方だと思っています。僕は会場近くのホテルには宿泊しておらず通いだったのですが、すごい日だと朝イチで艇庫の備品をバンに積み込んで会場まで運んで、海森の練習をサポートして即艇庫に戻って買い出し行って夜ご飯作って、家帰ってまた翌朝自転車でホテルまで行って大会のサポートをして、みたいななかなか訳のわからない充実した生活でテンション上がりました。

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遠征初日のリギングの様子です。波風などレース会場としては選手の評判を聞く限りあまり良くなさそうですが、何だかんだ開放感があっていいところでした。戸田に戻ってきた時コースがやたら小さく感じました。



余談はここまでにして、本記事では主務という立場の役割も兼ねて、令和4年度前半の本学漕艇部の大会結果について改めてご報告いたします。

京大戦(2021/11/23) 

対校女子舵手なしペア  2位
対校男子エイト 優勝
(他大学とのエキシビションレースについては正式記録でないので割愛します。こちらのHPからご覧になれます。)


お花見レガッタ(2022/3/26,27)

女子シングルスカル 決勝BC2位(江口) 同4位(森田)  ※平松は決勝BEにオープン参加
男子シングルスカル 決勝BE5位(羽賀) 決勝BD5位(楠井)
男子舵手付きフォア 決勝BB3位(烈丈夫) 同5位(木鶏)
男子エイト 決勝BB3位

東商戦(2022/5/1)

対校女子舵手なしペア 優勝
対校男子シングルスカル 2位
対校男子舵手つきフォア 2位
対校男子エイト 優勝
オープン女子シングルスカル 3位
オープン男子シングルスカル(A) 2位(菊地)、3位(羽賀)
オープン男子シングルスカル(B) 1位(楠井)、3位(東)
オープン男子舵手つきフォア 2位

全日本選手権(2022/5/12〜15)

男子舵手つきフォア 敗復B4位(敗退)
男子エイト 9位<

一昨年に引き続きイレギュラーな時期の開催となった京大戦では、女子なしペアでは残念ながら敗れたものの、ジュニアの奮闘のおかげで京大戦エイトの快勝で令和4年度のスタートを切ることができました。
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京大戦エイトの集合写真です。表彰状にトロフィーにメダルが揃った写真が撮れたのは部内杯除けば3年ぶりとかではないでしょうか。
05はコロナで人数が少なくて最初からかなりの苦労を強いられている中本当に頑張っていると思います。最高代にも負けない勢いの06の活躍も凄まじいです。おめでとうございました。


その後は12月に総務部と共同企画の運動会イベントの総長杯レガッタや、部内杯の久保杯を開催しました。


久保杯

久保杯では現役は1Xのタイムトライアルと、男子ダブル/エイトレースの2本立てでした。その他特筆すべきこととして、8年ぶりくらいに高校ボート部3校の招待レースを行いました。
レースは強風で大変でしたが、大会後は高校生との交流があり親睦を深めることができ、双方にとって有意義なイベントになったと思います。写真は大会後の集合写真です。(プライバシーに配慮して少しぼかしています)
高校の先生方やOBの伊藤さん、幹事の三木をはじめ、こういった貴重な交流の復活にご尽力いただいた方々に感謝です。


その後しばらくレースはなくいよいよ厳しい冬場に入りました。去年はコロナ禍で3月まで活動停止となってしまいましたが、今年は冬場通して活動することができて本当に有難いなと改めて思います。
コーチの方々のご助力を得つつ学生主体でトレーニング方針に試行錯誤しながら小艇でコツコツと積み重ねていきました。その後3月ごろには東商戦クルーを編成し、お花見レガッタ〜全日本へと一気に駆け抜けてきました。


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お花見レガッタの男子エイトの様子。奥の方に桜が見えますね。
そういえばあまり表立って発信していなかったと思うのですが、この頃に広報担当の左合のアイデアでHPにギャラリーページが実現しました。
大会やイベントの画像を掲載しているほか、OBOGや保護者の皆様から頂いた差し入れも紹介してくれています。今後も随時更新予定なので是非ご確認ください。


そしてついに訪れた5/1の東商戦では、周知の通り対校女子舵手なしペアで15年ぶりかつ通算2度目の女子対校種目優勝、対校戦男子エイトで14年ぶりの優勝という快挙を成し遂げました。
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ゴール後の対校女子舵手なしペアと対校男子エイトの様子です。ペアは2人のハイタッチとその後森田が感極まっているのを中継で見てとても感動しました。エイトは土方の喜び方が印象に残っている人も多いと思いますが、整調の野里が喜んでいるのを見て思わず抱きついてしまったというエピソードを後で土方から聞いてキュン死しました。04は対外試合で勝った経験が今までなかったので、選手の皆の喜ぶ姿は待ち望んでいた光景でした。




エイトとペアの感動は言葉に言い表せないくらいのもので、まさに心が震えました。ペアは大会本部でお仕事中だったので感動をグッと堪えざるを得なかったのですが、エイトは途中で本部を飛び出してスーツ姿で雨でびしょ濡れになりながら応援し、ゴールした瞬間泣き崩れてしばらく声も出ませんでした。見てるだけでこれだけ感情を揺さぶられる試合はこの先一生ないと思います。(インカレはもっと凄いかも!)本当におめでとう&ありがとう。

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恥ずかしいけど対校エイトのゴール直後の僕の写真を撮ってくれていました。
その場に偶然居合わせた森田と一緒に泣きながらエイトの勝利をひとしきり喜んだ後、思い出したように飛びついて森田のなしペア優勝を祝ったのを覚えています。



何せこの2レースが歴史的な意味でも凄すぎるのでどうしても注目が行きがちですが、他のレースに出ていた皆の活躍もめざましく、2年の佐藤が優勝まであと一歩の所まで迫った対校シングルスカルや、優勝とはなりませんでしたが楠井が1着でゴールしたオープン男子シングルスカルなど、胸の熱くなるレースばかりでした。昨年と今年の2連続で幹事を経験しているのでどちらの大会も全レースの展開は割と記憶しているのですが、確実に去年より東大は成長していると言えます。

東商戦の結果やレース映像のアーカイブは東大漕艇部HPからご覧いただけるので是非ご覧ください。


その後の全日本選手権では男子つきフォアとエイトが出場しました。
つきフォアは残念ながら敗復落ちとなってしまいましたが、下級生中心で期間も短い中クルーを仕上げて全日本級の戦いで奮戦した努力に称賛の拍手を送りたいです。
エイトはFinalBに進出し、東北にあと0.7秒のところで差し切れず、入賞まであと一歩の9位に終わりました。結果こそ悔しいですが、レースを重ねて着実に成長していく姿を岸からも感じ取り感動しましたし、インカレにつながる非常にいい経験になったのではないかと思います。選手目線のもっと詳しいところは土方がブログに書いてくれているのでそちらをご覧ください。

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つきフォア(1枚目)とエイト(2枚目)のレース中の様子です。両クルーとも本当に輝いていたし、遠征を通してたくさん話す機会があって楽しかったです。支えることができて光栄でした。ありがとう。



またこれは大会結果ではありませんが、東商戦後に行ったエルゴ2000TTでは15名(東商戦前に引いた女子部を含めれば16名)という、かつてこんなにベスト更新者が出た時があったのかというほど沢山の選手が更新しました。2000TTは仕事や授業がありその場では応援できなかったのですが、結果が気になって仕方がなく合間を縫って記録を見ては感動と興奮で声が出そうになったのが記憶に新しいです。

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エルゴ2000は写真撮り損ねたので、後日の22日に引くらしい増田へのエールも込めて以前撮ったカッコいい感じの写真を貼っておきます。この写真は今年の新歓パンフにも掲載されています。(電子版リンクはこちら)今年の新歓パンフは05の小栗中山波江野吉田が中心となって一から作ってくれました。とても綺麗で読み応えのある仕上がりになっているのでまだの方は是非。


以上のように、結果としてはここ十数年で類を見ないくらいノリに乗ってるシーズン前半ではないかと思います。対校クルーは東商戦で間違いなく歴史を刻んでくれましたし、今後の活動に向けて大きな期待と自信を得ることができました。これから待ち受ける京大戦とインカレでどこまで行けるのか非常にワクワクしております。今後も選手の活躍を全力でサポートしていく所存です。


すでに長くなってしまいましたが、報告としては以上になります。明日以降はこの結果に至るまでの半年間、自分自身が一人のスタッフとしてどのように歩んできたのかを振り返りながら、今後大事にしていきたいことや意気込みについて話していきたいと思います。内容的にどうしても長くなってしまいますが適当に読み飛ばしながら最後までお付き合いいただければ幸甚です。何卒よろしくお願いいたします。

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5/15 全日本@海の森 6日目(大会最終日) 今年度前半を振り返って

こんにちは!4年の土方です。

更新が遅くなってしまい申し訳ありません。ようやく一段落ついたので、最終日と戸田に帰ってきてからの様子と、全日本を終えて思うことを書いていこうかなと思います。

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薄明の中に立つゲートブリッジ。スタッフの岩垣が朝の散歩中に撮った写真です。
綺麗だったので載せさせてもらいました。

【9:00】
朝は乗艇せず、エルゴで身体を動かしました。
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モーション前のストレッチ。しなやかな漕ぎにはしなやかな身体が必要です。

【12:15】
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アップ開始です。緊張感はありますが、よく集中できている雰囲気です。

【13:00】
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岸けりです。
フォアクルーや海の森に来ているマネ総出で応援してくれました。

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ビデオ撮影地点。写っているのはチーフマネの堀です。

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岸けり直後にテントにおいていたエルゴを回収して、三木の運転で駒場と戸田に返却してくれたそうです。

こうして裏方で色々と動いてくれているおかげで、選手はこの6日間ほぼ不便なく活動することができました。本当にありがとうございます。


【レース結果】
1 仙台大学    06:25.17
2 東北大学    06:26.00
3 東京大学    06:26.64
4 日本体育大学  06:30.75
5 一橋大学    06:34.38
6 早稲田大学   06:48.61

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決死のスパート。
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ゴール直後。

Final B 1着まであと1.5秒、入賞まであと0.7秒と僅かに及びませんでした。

課題だったスタートは、今までで一番いい動きを出すことができました。また、中盤以降で詰めていくという自分たちのスタイルはそれなりに表現できたのですが、コンスタントの艇速がもう一歩乗り切らず、差しきれない差を残してスパートへ入ってしまいました。

個人的には、1,2日目で課題だったラダーワークは比較的改善したのですが、勝負所で攻めるコールを出せなかった点やスパートでの焦りなど、これがもう少しちゃんとできていれば1着も狙えたのではと非常に後悔の残るレースになりました。
COXというポジションの責任の重さを再度突きつけられました。

しかし今大会全体を振り返ってみると、初日・2日目で出た課題に対して、残りの僅かな練習で対応できたことは非常に大きな収穫でした。仙台大と8秒、東北大と4秒あった初日の差をここまで縮めることができたのは、この4日間の質の高い取り組みがあってこそだったと思います。
3月頭からの活動を思い返してみても、今まで組んだどのクルーよりも着実に積み重ねてきたと言えるほどの練習が、レース中の自信に繋がったと強く感じます。

悔しさは残りつつも、インカレに向けて希望を持てる大会となりました。

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艇解体が終わり、海の森を後にする頃にはすっかり暗くなっていました。
夜に輝くゲートブリッジを見て、終わったんだなあとしみじみ感じたのを覚えています。

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岩垣をはじめ、スタッフの皆が本当にたくさん動いてくれたおかげで、初めての海の森遠征が成功しました。
改めて、心から感謝しています。

【5/16 7:00】
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翌朝に積み下ろしと艇洗浄をしました。3時間位かけて、細かいネジまで外してしっかりと塩を落としました。
今まで溜まっていた汚れも一緒に洗い流すことができ、むしろ全日本前よりキレイになったと思います。

【5/17】
全日本に出場した漕手が、エルゴ2000TTを引きました。
かなり多くの人がベストを更新しました。今までの努力の積み重ねが段々と数値に出てきている、そう思いたいです。
今回更新できなかった人も、トレーニング効果は着実に身に付いているはずです。
インカレに向けて、再び一歩一歩努力を積み重ねていきましょう。

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ここからは、今年度前半を振り返って思うことを書こうと思います。
まとまった文章ではないと思いますが、ご容赦ください。


東商戦、最後の1本を漕ぎ切るまでは努めて冷静にしていた(コールはがなりまくってますが笑)のですが、ゴールブザーが鳴った瞬間に感情が爆発しました。
僕が入部を決めたきっかけに、このブログにあるようなアツい経験がしたかったというのがありますが、こういうことかとようやくわかりました。
爆発という表現がぴったりというか、身体が震えて叫ぶことしかできなかったのは初めての経験でした。

人のために頑張りたい
結果を出して自信をつけたい
東大漕艇部をより良くしたい
自らを成長させたい
外部の人から認められたい
好きなものを頑張りたい
唯一無二の経験がしたい
まさに、今年のミッション「心震わす、切り拓く」にふさわしい勝利だったと思います。


レースというものには勝ち負けが必ずセットで、それはとてつもない力を持っていて、まるでゼロイチの世界かのように感じられます。
しかし勝敗というのは水物で、相手との比較である以上、自分たちがどれだけベストのパフォーマンスを発揮したとしても、相手がそれ以上に優れていたら絶対に勝つことはできません。逆も然りで、どんなに腐った取り組みでも勝てることだってあると思います。勝敗が全てではありません。
大事なのは、自分たちはどれだけ計画を練れていたか、やるべきことを徹底できていたか、どれだけ成長できたのかを把握して次に活かすことです。(当たり前のことですが)
勝って兜の緒を締めよ、では無いですが、勝利に浮かれここまでの活動を一括りに肯定してしまうことだけは一番避けたいです。

今年度は、幹部中心で色々と新しい取り組みを始動させました。
その中で自分が一番変えたかったのは、「弱い東大」の雰囲気です。
どこか「自分たちは勝てないチームだ」という劣等感が艇庫に漂っているように感じていました。何よりも、そうありたくないと思う自分が一番、心の奥底でそう感じてしまっていることが許せませんでした。

あるとき、「一橋に何連敗していようが今年には全くもって関係ない」「今、君たちは『これをやれば勝てる』という取り組みはできているのか」と投げかけられたことがあり、ハッとしました。
それ以来、自分たちは「何を」「どんな心で」取り組むのかを徹底的に明確にし、日々の活動の質を高めることに全力を尽くしました。
すると、「今目の前のことに集中しよう」という雰囲気が醸成され始め、「自分たちはやれるだけやってきた」という自信が生まれました。今回の東商戦勝利は、この自信あってこそだったと思います。

全日本選手権も、東商戦が終わってからの短い期間でしたが、やるべきことを明確にし、そこに全員で集中して取り組んだことで、大会4日間の中でも成長を遂げることができました。

勝敗への囚われから脱却することで逆に勝利が近づいてくるということを、身を持って学んだ2ヶ月半でした。


さて、ここまでは「勝敗が全てではない」という方向の話をしていましたが、やはり勝利というものはパワフルで、東商戦は本当にチームにとって価値ある勝利だったと思います。全日本選手権も、形として残る結果を勝ち取ることができなかったのは悔いが残りますが、インカレに向けて希望を持てる大会となりました。

今の東大漕艇部は、間違いなく波に乗っています。先輩方からのバトンが繋がり始め、ずっと変えたいと思っていた「弱い東大」が、新たな東大漕艇部へ今まさに変わろうとしています。

この勢いに乗っていくためにも、自分たちは勝利のために何をするのか、どんなチームでありたいのか、今一度見つめ直したいと思います。
今年度の取り組みは、むしろ今まで以上に反省すべき点が多々あると思っています。もう少し具体的に言うと、取り組みの着眼点はいいと思うのですが、目標の立て方とその振り返りの指標が曖昧なまま進めてしまっている面が大きいと思います。
新しいことをたくさん始めた分、振り返るべき課題が山積みです。やりっぱなしにせず、一つ一つを意味のある活動にしていきたいです。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
引退までの4ヶ月、全力で駆け抜けます。
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