女子部主将、4年漕手の磯崎水優です。
先日、女子部監督の岡さんと、4年間について振り返る機会がありました。印象的だったことを聞かれたときに、私はいくつかのことについて話しました。
一つは2年生の時の京大戦のことです。私は4年生の漕手3人と3年生のCOXの先輩と同じクルーに乗せていただきました。乗艇ビデオは何度見ても私のキャッチだけ遅れていて、一人だけセットが明らかにずれていることもよくありました。何度先輩に励ましてもらえたかも覚えていません。それでも大会直前は、腹を切るのではないか、漕ぎ切れなかったらどうしよう、とずっと不安でした。瀬田のスーパーで先輩達と離れて親に電話して泣き言を言ってたのも覚えています。そしてやってきたレース当日のアップ前でも泣きそうになっていて、もうやだーと弱音を吐いていたのを見た同期の加藤がいい加減覚悟決めろよーと励ましてくれました。そこで、よし頑張ろうと覚悟が決まったように思います。今年度の東大漕艇部は加藤が主将でここまでやってきてくれました。先日のエルゴTTの前にも同期がすごく応援してくれました。本当にみんな、いろいろな形で声をかけてくれました。アップはこうした方が動くらしいよ、や、乗艇があるからTTは見られないけど艇上から応援してるよ、とか。女子漕手一人でやっていても寂しいと感じたことはあまりなかったくらい同期男子の優しさは知っているつもりでしたが、再確認したように思います。
二つ目は、クルーをどうするか話している時に女子部のみんなが4人で出ようと言ってくれたことです。正直もうインカレには出ないつもりだったのであと2ヶ月私は何をできるのだろう、この4年間何をしてきたのだろうと暗い気持ちだったのですがクォドを組んでからは本当に楽しくて、クルーとしてもどんどん成長していっており、今すごく楽しいです。4年生の1年間が一番苦しむ時間が長かったし、でも1番ボートを楽しいと思えクルーを好きになれボート部を好きになれた1年だったと思います。一緒に出ようと言ってくれたクォドのみんなには感謝しかないし、私はその一言で本当に励まされました。練習できつい瞬間、クルーのみんなのおかげであと一歩強く踏むことができます。
このような話をしたら、岡さんに、「磯崎は与えてもらったものについてよく話しているけど逆に自分が人に与えられたものは何があったと思う？」と聞かれました。正直、聞かれた時は言葉に詰まってしまいました。何も与えられてない気がしました。じゃあ、引退まであと30日あるから1日につき1人、与えてみようという提案をいただき、実は今日まで少し考えながら行動していました。人に何か与えられたかは分からないのですが、そう思って行動していたことで周りをよく見るようになったり、なるべく働きかけることができるようになったりしたと思います。
あと1週間、まだまだ人に何かを与える、影響を与えることはできると信じて、過ごしていきたいと思います。このブログをここまで読んでくださった皆さんが、同じように考えて動いてくださったら少し温かい世界になるのではないか、と思います。
最後になりますが、今年の女子部はクォドとエイトを出します。クォドは今年の集大成、エイトは東大初です。今年も、来年も、その先ももっと強くなっていく女子部の軌跡をご覧いただきたいです。応援よろしくお願いします。
先日、女子部監督の岡さんと、4年間について振り返る機会がありました。印象的だったことを聞かれたときに、私はいくつかのことについて話しました。
一つは2年生の時の京大戦のことです。私は4年生の漕手3人と3年生のCOXの先輩と同じクルーに乗せていただきました。乗艇ビデオは何度見ても私のキャッチだけ遅れていて、一人だけセットが明らかにずれていることもよくありました。何度先輩に励ましてもらえたかも覚えていません。それでも大会直前は、腹を切るのではないか、漕ぎ切れなかったらどうしよう、とずっと不安でした。瀬田のスーパーで先輩達と離れて親に電話して泣き言を言ってたのも覚えています。そしてやってきたレース当日のアップ前でも泣きそうになっていて、もうやだーと弱音を吐いていたのを見た同期の加藤がいい加減覚悟決めろよーと励ましてくれました。そこで、よし頑張ろうと覚悟が決まったように思います。今年度の東大漕艇部は加藤が主将でここまでやってきてくれました。先日のエルゴTTの前にも同期がすごく応援してくれました。本当にみんな、いろいろな形で声をかけてくれました。アップはこうした方が動くらしいよ、や、乗艇があるからTTは見られないけど艇上から応援してるよ、とか。女子漕手一人でやっていても寂しいと感じたことはあまりなかったくらい同期男子の優しさは知っているつもりでしたが、再確認したように思います。
二つ目は、クルーをどうするか話している時に女子部のみんなが4人で出ようと言ってくれたことです。正直もうインカレには出ないつもりだったのであと2ヶ月私は何をできるのだろう、この4年間何をしてきたのだろうと暗い気持ちだったのですがクォドを組んでからは本当に楽しくて、クルーとしてもどんどん成長していっており、今すごく楽しいです。4年生の1年間が一番苦しむ時間が長かったし、でも1番ボートを楽しいと思えクルーを好きになれボート部を好きになれた1年だったと思います。一緒に出ようと言ってくれたクォドのみんなには感謝しかないし、私はその一言で本当に励まされました。練習できつい瞬間、クルーのみんなのおかげであと一歩強く踏むことができます。
このような話をしたら、岡さんに、「磯崎は与えてもらったものについてよく話しているけど逆に自分が人に与えられたものは何があったと思う？」と聞かれました。正直、聞かれた時は言葉に詰まってしまいました。何も与えられてない気がしました。じゃあ、引退まであと30日あるから1日につき1人、与えてみようという提案をいただき、実は今日まで少し考えながら行動していました。人に何か与えられたかは分からないのですが、そう思って行動していたことで周りをよく見るようになったり、なるべく働きかけることができるようになったりしたと思います。
あと1週間、まだまだ人に何かを与える、影響を与えることはできると信じて、過ごしていきたいと思います。このブログをここまで読んでくださった皆さんが、同じように考えて動いてくださったら少し温かい世界になるのではないか、と思います。
最後になりますが、今年の女子部はクォドとエイトを出します。クォドは今年の集大成、エイトは東大初です。今年も、来年も、その先ももっと強くなっていく女子部の軌跡をご覧いただきたいです。応援よろしくお願いします。
