予選のタイム7:20。敗復のタイムは7:12。優勝した中央大学の予選タイムとは1分20秒以上の差があり、勝負する機会すら持てないまま、初めての新人戦を終えました。

令和9年度日本一を富士山の頂上とするなら、今はまだ静岡県にすら入れていない状況です(筆者は静岡県出身なので、富士山は山梨ではなく、静岡側から登るものだと信じています)。でも、「令和9年度日本一」という壮大な物語は、大逆転劇の方が絶対面白い。今はまだ伸び代しかない我々新人が4年間でどう大逆転していくか。今自分が考えている方法を書き記して、振り返りのブログに替えようと思います。

まずは何より、個々人の体力・技量を伸ばすこと。UT一本一本のストロークをどれだけ踏み込められるかが、第3クォータの一番きつい場面で効いてくる。頭であれこれ考える前に、全力で踏み込んで、身体で覚えこむことが、ローイング偏差値を上げる上で最良のトレーニングになると思います。技量を伸ばすことに関して言えば、舵手である筆者についても同じです。大学に入って初めてスイープに乗りましたが、スカルよりも蛇行しやすい。常にレーンの真ん中を船が走れるように、小さく小さく舵を切っていきます。

もう一つは、一人でも多くの新人がファーストクルーに乗ること。多くの新人がファーストクルーに乗って、優勝を目指す戦いを最前線ですることが、我々新人をチームとして最も強くすると思います。ox盾、新人戦、と筆者もずっとセカンドクルーのシートに甘んじていますが、このままでシーズンを終えるわけにはいきません。京大戦こそファーストクルーのシートを掴み、ガチンコ勝負で京大に勝ってきます。

最後に、同期のみんなへ。
現状はどん底に思えるかもしれない。けど、俺らは絶対強くなる。俺が、強くする。


「『これがどん底』などと言える間は、本当のどん底なのではない。」
(シェイクスピア『リア王』)

1年舵手 河口達郎


早くこのバラバラなブレードワークを笑い合える日を迎えたい
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