初めまして。一年漕手の垂見大翼です。僕は、最近感じていることについて書こうかなと思います。取り止めのない文章にはなりますが、どうかお付き合いください。

秋はあっという間に過ぎ、冬の気配を感じる季節となりましたね。(というかもう冬なのかも)
僕は奈良県出身で、今は一人暮らしをしているのですが、季節が変わったなと感じたら両親に手紙を出すことをひそかに決めています。金木犀の香っていた頃に両親に手紙を出そう、と思い立ったのに、金木犀はとっくに散り、もう手が乾燥して荒れる時期になってしまいました。自らの筆無精を恥じながら、期限の決まっているブログを先に書いています。お父さんお母さんすみません。

ところで、僕は柿が好きです。先ほど申し上げた通り、僕の実家は奈良にあるのですが、秋になると畑を耕すのが趣味の近所のおじいちゃんがたくさんの柿をお裾分けしてくれます。(なんだかすごく田舎みたいですね)その柿は高校時代の僕のお弁当に毎日のように入っていて、それでも食べきれないのでお母さんがジャムにしてくれていました。パンに塗ってももちろん美味しいけど、僕の好きな食べ方は甘くないヨーグルトに混ぜる食べ方です。この間そのことを大石さん(2年女子漕手の方)に話したら、すごく羨ましがってくれたのを覚えています。「それってすごくぜいたくなことだよ✨」それが自分にはすごく嬉しいことでした。柿をジャムにするぜいたくさ。それを大石さんに気づかせてもらえました。

自分にとっては当たり前のようなことを、他の人に羨ましいと感じてもらえること。実家にいた頃の自分は朝はご飯派で、部活の朝練で朝ごはんを抜くことも多くて、あまり柿ジャムを食べてなかったなあ。もったいないことをしていたのだな、と今更思います。この間、駒場東大前から渋谷まで歩く時に途中にある八百屋さんで奈良県産の柿を見つけました。僕と同じように、奈良から東京まではるばるやってきた柿。とても美味しかったです。でも、今東京にいる自分にとって柿は買わないと食べられないものになっていて、それはそれでさびしくて、だからこそ、実家にいた時の柿ジャムの贅沢さったらないです。

これを読んでくださっているみなさんが、実家、地元に限らず、自分自身ならではの「ぜいたく」に気づいて、その「ぜいたく」の幸せさを感じてくださったら幸いです。拙い文章ですがここまで読んでいただきありがとうございました。


趣味の水族館巡り(京都水族館のオオサンショウウオ)
目標は日本の全水族館に行くことです

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