令和7年度東京大学運動会漕艇部 : 遠征日記

遠征日記

2023年11月05日19:51

カテゴリ: 遠征日記; 2023 長崎遠征

長崎遠征　2日目

2日目のブログとしまして、今回参加させていただいた本明川スポーツフェスタについて紹介します。昨日は最終の飛行機での帰宅となったため、ブログの更新遅くなりまして申し訳ありません。

そもそもこのイベントの発端となったのは、諫早湾干拓事業により形成された、直線状の河川を利用してボートコースが作られたということです。国内でも限られた、5000mの直線コース。そのPRと活用を目的に(株)チョープロの皆様や長崎県の協力のもと、イベントが実施されることとなりました。

そのイベントの目玉として昨年度から東大、京大両校をお誘いいただき、昨年に引き続き今年も参加させていただくこととなりました。双青戦のその伝統が我々に機会を与えてくださったこと、その伝統を作ってくださったOB、OGの皆様のおかげで長崎で漕ぐ機会をいただけました。

双青戦をメインレースとしつつも、今回U-18ベトナム代表が来日しており、ベトナム代表と現地の高校生のレースも行われました。また、カヌー日本代表として東京五輪にも出場した水本圭治選手らも参加されており、カヌーVSボートの異種対抗戦なども行われるなど、非常に盛り上がりのあるイベントを企画していただきました。

その中で東京大学としても女子ダブル、男子フォアで京都大学との対校レースを行わせていただきました。広い整備されたコースで、今回参加した選手はいい経験ができたと思っております。結果としましては両レースともに敗れてしまいました。残念。レースに関しては選手に振り返ってもらうのが良いでしょう。

さて、今回はカヌーの体験ブースもあり、体験を楽しんだ選手もいたのでその写真もブログには載っけておきましょう。カヌー経験者の私としては楽しんでくれて非常に嬉しかったです。

最後に、今回お世話になった全ての皆様に厚く御礼申し上げます。

2023年11月03日22:59

カテゴリ: 遠征日記; 2023 長崎遠征

長崎遠征　1日目

早朝6時半。といっても普段から朝練を行なっている漕艇部のメンバーにとって6時半は早くもなんともない時間かもしれないが。遠征に向かう一同が羽田空港に集合した。今回遠征に向かうメンバーは男子のつきフォア、女子のダブルスカルとマネージャーの私、五十嵐の合計8名だ。

昨年に引き続き、長崎県に本社を置くガス会社、チョープロ様が主催する本明川スポーツフェスタに招待いただいた。改めて今回のイベントを企画し運営してくださっているチョープロの皆様、長崎県スポーツコミッションの皆様には感謝申し上げます。今年度は昨年度と異なりエイトでの参加とはならなかった点は非常に残念であるが、普段と異なる水域で漕げること、大きな財産となることだろう。

さて、飛行機に乗り込み長崎へ向かう。飛行機はほぼ定刻通り羽田を出発。秋晴れの空を進み長崎空港へ。飛行機がポケモン、ナッシーのデザインだったことに大学生一同興奮していたことは内緒にしといたほうがよかっただろうか。

長崎空港からはレンタカーに乗り込みいざ艇庫へ。非常にきれいな艇庫、綺麗な船さて、選手はリギングを行う。規格艇のリギングは慣れていない。どうにかリギングを進めていく。だいぶ時間がかかってしまった。

昼になり諫早市街へ。選手の希望もあり、ちゃんぽんを食べに行くことに。美味しい。折角遠くへ来たのだ。食事の時ばかりは気分は旅行である。某チェーン店とはやはり違う。東京だと食べられない味。これこそ旅行の醍醐味。

食事後は再び艇庫へ戻り乗艇。長い直線のコース、広い川幅、これはすごいコースに来た。どうやら5kmの直線が取れるらしい。このコースで毎日漕げる長崎の選手は羨ましいものである。

さて、夜になり、前夜祭へ向かう。東大代表として挨拶をするのは長崎出身の上田(2年、医、長崎西)。長崎出身者の挨拶、非常に場が盛り上がる。長崎の方々にとっては地元の星とでもいうべき存在だろうか。今回の対戦校である京大の選手たちとも交友を深める。食事も楽しませてもらった。このような豪華な前夜祭の開催にも感謝しかありません。

明日はイベント当日。非常に楽しみな気持ちを持って本日は長い1日が終わった。明日はいい1日になりますように。

2023年11月03日10:08

カテゴリ: クルー紹介; 2023 長崎遠征

2023長崎遠征4+クルー紹介

2年舵手の神山です。今回は長崎遠征での付きフォアのクルー紹介をさせていただきます。

まずは整調の田中康誠
皮膚が弱いことで有名ですね。最近は手のひらの調子どうなんでしょうか。気になります。お大事に。会長杯、インカレ、新人戦と付きフォア乗りすぎててもはや先輩と呼びたくなりそうなところまで来ていますが、去年の冬場、怪我での離脱前は学年で一番エルゴを回していた男はまだまだこんなもんじゃありません。整調として、キャプテンとしてかっちょ良い背中を後ろ3人に見せつけてあげてください。ファイト～"応援"しています

次、3番のリオくん
彼の京大戦の合宿点描が好きすぎて彼のクルー紹介を書くのが烏滸がましいような気分がしてきますが、書きます。わたし烏滸がましいので。夢でもボートのことを考えるくらい一生懸命で、同期で一番黙々と練習に取り組むタイプです。整調だと少し遠慮がちになりますが3番が当たり役らしく、のびのび漕いでいる印象です。新人戦に引き続きですが、長崎もよろしくお願いします。授業少ないの羨ましいなぁ

2番に座るのは上田陸斗
京大戦ぶりに一緒に試合に出ます。いつの間に髪が黒い気がする。あれ、いつ染めたっけ。違いに気づけないコックスでごめん。新人戦期は一年生と共にエイトに乗り、先輩として様々動いてくれていました。普段は口数が少なく表情もあまり変えないからこそ、発言一つ一つの重みがしっかりあるような気がしています。メンタル面でとても信頼しています。今回も期間は二日間しかないですが熱く冷静に意見を出して勝利へ導いてくれるでしょう。いつも可愛いね。

一番後ろに座るのは亀ちゃんです
最近は学部学科が決まったにも関わらずまだ本郷に通えていないのが不満そうです。本郷いいぞーーご飯屋さんあるし図書館かっこいいし。学食と出席率は変わらんがな。インカレでは代で唯一エイトに乗り様々なプレッシャーがある中しっかりと漕ぎきってくれました。新人戦では流石の技術力でバウに座りながらもしっかり後ろまで押し込む漕ぎをしていました。部長が褒めまくっていたそうですがそれでも謙虚な心を忘れることがありません。ずっとそのままでいてね。

#Cで出漕します神山です。新人戦以来艇に乗っていないためにちょっとやばいんではと思っていますがとにかくがんばります。応援してください。最近は英語話せるようになりたいと思っています。課題が多くて死にそうです。

こんな感じの5人でお届けする長崎レース、楽しみにしておいていただければ幸いです。今年は京大に負けなしで行きたい。いや、行きます。勝ちます。

2023年11月02日21:43

カテゴリ: クルー紹介; 2023 長崎遠征

長崎遠征女子ダブルクルー紹介

こんにちは！1年漕手の田中日奈子です
新人戦に引き続き長崎遠征でのクルー紹介を行います

S 田中日奈子
私です。初整調です！自分の確固たるリズムや漕ぎ方はまだ掴めていないのですが、練習を重ねるうちに漕ぎやすいリズムや体重移動の仕方を体感できることが多くなってきました。1000mレースを全力で漕ぎ切ります！！！

B 梶谷知歩
頼もしい先輩です✨初めて一緒に漕いだ時にその力強い漕ぎに圧倒されました。それに応えたくてめっちゃ出力してます。漕いでる最中、後ろから意識すべき部分を的確にコールしてくれるのでとてもありがたいです。あと楽しそうな笑い声が好きです🫶

名前は長崎遠征だけど実質京大戦で(私はそう考えてます)、私にとっては初の対校戦です。私以外は全員1年以上の漕歴を持っていると思うので、負けないように精一杯漕ぎ切ります！！！あと長崎行ったことがないし、先輩いわくとても楽しいらしいので、長崎を満喫したいです✈️

余談ですが、最近は不規則なスケジュールが多いということもあり全然美容に気を使えてません。メイクを落とさず、コンタクトも外さないまま寝てしまうことが多々あって肌荒れもひどいです🙁フライ中にまつぱ、眉毛サロンに行きたいです。髪の毛は駒場祭に合わせて淡青色に染める予定なのでもう少しプリンのままでいます🍮

青森遠征に行った時の写真です
艇の数などの関係で私は乗艇できなかったのですが初青森を十分満喫してきました🍎

2023年11月01日00:14

カテゴリ: 遠征日記; 2023 青森遠征

青森遠征　振り返り

こんにちは、2年漕手の永田能義です。10/27～29の日程で、青森県に伺いました。その振り返りをしたいと思います。

〈一日目〉
今回の企画は、青森県むつ市の高校のボート部員と交流するというもので、目的地は下北駅です（本州最北！）。

まず、東京駅で東北新幹線に乗りました。はやぶさに乗るのは初めてだったのでとても楽しみでした。そして、八戸駅まで移動しました。3時間弱の道のりで、席は通路側だったものの、雰囲気が変わっていく景色を見ながら、楽しく過ごせました。八戸で降りるとすぐに感じたのは、気温の低さです。まだ秋なのでべらぼうに寒いというわけではありませんでしたが、東京よりも断然寒く、ダウンジャケットを持ってきて正解だったなと思えるような寒さでした。

八戸駅からは、青い森鉄道快速、JR大湊線快速の直通で、下北駅まで移動しました。2両編成の単線で、一時間半の道のりでした。木々の間を走ったりと、まるでディズニーランドのウエスタンリバー鉄道のような体験で、とても楽しかったです。といっても途中から座ることができて寝てしまいましたが。

下北駅に到着すると、むつ市の教育委員会の方が出迎えてくださいました。下北駅の駅舎はとてもおしゃれで、周りに高い建物もなく、開放的な雰囲気でした。駅から宿泊するホテルまでバスで送っていただき、一日目は終了。翌日の発表に備えてみんなで相談しながらスライドをブラッシュアップして寝ました。

〈二日目〉
今回の企画のメインイベントである、むつ市の高校生との交流を行いました。本来は3つの高校のボート部員と交流をする予定でしたが、インフルエンザの流行の関係で、田名部高校と大湊高校の二校の参加となりました。

午前中は新田名部川ボート場にて、乗艇練習を行いました。東大の部員とごちゃまぜでクォドのクルーを4組作り、自分はCOXとして参加しました。東大ではこういう技練をやっているよという紹介は少ししたものの、その後はUTぐるぐる回して最後にハイレートと、おそらくどのクルーよりも普通に練習してしまったと思います。自分はラダーワークも下手くそで、良いアドバイスをすることもできませんでしたが、バウに乗った耕大さんがパワーで大学ボートを教えてくれたと思います。高校生の子も今まで一番速い艇に乗れてよかったと言っていました。

午後は市役所庁舎で東大漕艇部のプレゼンテーションを行いました。大学でボートを漕ぐとは、東大でボートを漕ぐとはというテーマで、高校ボートと大学ボートの違い、東大の艇庫の環境、4つの軸などの取り組み、東大漕艇部が誇る「ヒト」の紹介を行いました。また、野崎部長、朝倉HCからそれぞれRSL「Rowing Science Laboratory」の紹介、ボートを動かすてこの原理についてお話しいただきました。大学ボート、東大漕艇部の魅力は余すところなく伝えられたと思いますが、自分が話者を務めた生活チームの紹介のところで急に汲み出しの話を始めてしまい、高校生の頭に？を生み出してしまったのは反省材料です。大して重要でもなく、イメージしづらいものを口頭で説明しようとするのはご法度だなと勉強になりました。

プレゼン終了後、短い時間でしたが、高校生たちとお話ししました

交流はたったの一日でしたが、高校生は東大漕艇部について沢山知ってもらえたと思いますし、自分たちも高校生から大きな刺激を受けました。艇の準備、リギング、片付けをテキパキと行う、工具を艇に直接置かないなどの徹底ぶり、プレゼンを聞く姿勢などなど、自己を顧みて、見習わなければならないと思いました。また、戸田からは離れた下北の地で、純粋にボートを頑張っている高校生がいるということにも、自分も頑張らなくてはと感じました。今回交流した高校生が戸田に艇庫を構える大学に進学して（願わくば東大）、一緒に漕げる日を楽しみにしています。

〈3日目〉
3日目は、恐山霊場を訪れ、観光しました。日本三大霊場の一つに数えられる本霊場は青森県では死後必ず行く場所と信じられていて、死者へのお供物、幼くして亡くなった子供を弔うために積まれた石の山の数々（賽の河原という冥土で、死んだ子供が親に先立ったために石を積んでは鬼に崩されるという責め苦を受けるという言い伝えがあるそう）、亡くなった子供が遊べるようにと立てられた風車の数々などを見ることができ、ガイドさんのお話に耳を傾けながら、死者を偲ぶ沢山の人の思いを感じました。詳しく書き始めると長くなりすぎてしまうのでかなり短くとどめてしまいましたが、生死とはなんたるかを肌で感じる一生で一度は行くべき場所だと思いました。（浅い...）

最後に、今回の青森遠征に参加し、貴重な体験をすることができて本当に良かったです。暖かく迎えてくださったむつ市の方々、企画・運営してくださった関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

2022年11月24日12:37

カテゴリ: 遠征日記; 2022長崎遠征(11/18~11/21)

遠征日記三日目

窓から零れてくる陽光に、一日の始まりを告げるアラームが丁度良く鳴り響く。遠征三日目、最終日の早朝である。

手早く朝食を済ませ、チェックアウトの後本名川へ。昨日とは雰囲気は一変し、テントやステージ、スピーカーが用意されイベント会場そのものといった様相である。

開会式まで時間を持て余していたところで、我がクルーでカヤックやサップの体験をしてみることに。カヤックに乗った筆者、人生初の体験に興奮を禁じ得ない。

乗ってみるとなかなかバランスが取れず、初めてシングルスカルに乗った日が脳裏を過ぎる。始めは沈寸前でビクビクしながら恐る恐る、そしてだんだん感覚を掴み気が大きくなってくるもの。そして沈、というのがスカル合宿のお決まりであったが、今日はレース前、間違っても濡れ鼠で開会式の壇上に立つわけにはいかぬ。

なかなかカヤックというのは難しいもので、普段戸田で見かけるカヌー部の方々の凄さを思い知る。そして何より面白い。初めてというのは、何でも面白いものである。

カヤックに悪戦苦闘する我々の横で、川の反対側では大星と早見がサップで競争を繰り広げていた。早見がレートを爆上げして大星を引き離し勝利。本当に彼は、色々な意味で凄い人だと思う。何と言うか、度胸が違うのである。

ひとしきりはしゃぎ回ったところで、開会式に向かう。

式を済ませ、時間を潰しつつ、お昼のお弁当を頂く。差し入れも頂き、本当に今回の遠征は至れり尽くせりである。多数の方に支えられ、各方面より多大なるご支援を頂いて成り立っている今回の遠征である。この場を借りて皆様に御礼を申し上げます。

時刻になり、出艇。

アップ中、いろいろなことを考える。このクルーで過ごしてきたこの一ヶ月半、更には漕手として皆と艇に乗ってきたこの一年半。楽しさ、怒り、落胆、歓び、悔しさ、数え切れぬ程の感情を、水の上、艇の上で、様々なクルーと共にしてきた。オールを握りしめ、ただひたすらに、自分のためとも皆のためともつかず、一心不乱に漕ぎ続ける、そしてなぜか、それが大きな感動を産む。それが漕艇という競技である。

この競技を、私はまだ殆ど理解していないのだろう。たった一年半という期間で競技の本質が解ったなどとは余りにも烏滸がましく到底放言できるものではないが、一方でその片鱗を知り、その深遠さを少しでも覗くことができたのは、大きな収穫ではなかったかと思う。

何事も、初めは楽しいものである。今日初めて乗ったカヤックのように、ボートも最初に乗ったときはそうであった。試乗会で初めてオールを握った日、クォドに初めて乗った週末の乗艇練習、夏休みに初めて本格的に乗ったシングルスカル、スイープの導入で初めて乗った憧れのエイト…

そしてその楽しさは急速に遠のいていく。なかなか上達しない自分に苛立ち、少し上手くなったかと思ったらすぐにその感覚が逃げていく。体力もそう簡単に伸びるものではない。つらさばかりが募る。なんでこんなことをやっているのか、どうして自分はこんなにダメなのか、こんな状態では皆にも迷惑をかけてしまう、いっそやめてしまいたい…

そんな状態が続く上に、怪我をして満足に練習できない日もある。さすがにそんな日が続くと漕手を続けること自体がしんどくなってくるわけで、いつ漕手をやめようか、なんて考える日も少なくなかった。

しかし、鳴かず飛ばずというのはこういうことを言うのであろうか。いつか報われる日は来る。続ければ続けるほど、楽しみが分かってくるようになる日が来る。それが分かったのは、皮肉にもスタッフへの転向を決めた後であった。

新人戦の期間を振り返ってみると、楽しかったという記憶がまず出てくる。各大会期間ごとに印象がついているものだが（東商戦、京大戦、インカレなど…）、その中でも群を抜いて楽しかった。

初めての同期だけのクルーというのもあったし、コーチの絶大なるバックアップも間違いなくある。しかし、自分がボートの楽しさに気付き始めたというのも大きかっただろう。

そんな状態で選手を引退し、スタッフに転向するというのは、正直勿体ないと感じざるを得なかった。しかし決めたことは決めたことであるし、スタッフとしてやりたいことも山ほどある。自分の選択が正しいかどうかなど、現在の自分には分かるはずのないもの。この選択をしてよかったと、後で言えるようにしておきたい。

……

そんなようなことをぼんやりと考えながら漕ぎ、体力も技術もすっかり衰えてしまった自分を見て、新人戦から約一か月の空白期間の重さを感じるとともに、最後だと、艇の上から見る景色は最後だぞと自分に言い聞かせる。最後くらい楽しんで、終わってやろうじゃないか。

スタート位置につく。艇を止めると、本明川はあまりにも静かである。頭上を飛ぶ鳶の声だけが響く。

レースを終え、帰路へ。

本当に楽しい遠征だった。鹿出の卒業旅行だといつかコーチが言っていたが、言い得て妙というか、正にその通りとも言うべき完璧な遠征であった。

私の選手生活は、こうして幕を閉じた。立場はスタッフに変わるものの、東大漕艇部を強くする、より良いものにするという目標を共にする仲間として、これからの2年間を共に歩んでいければ幸いである。

2022年11月20日21:13

カテゴリ: 遠征日記; 2022長崎遠征(11/18~11/21)

長崎遠征ブログ　二日目

2年漕手の磯崎水優です。
もうすぐ長崎遠征の二日目が終わろうとしています。今日の朝はビュッフェ形式でした。クロワッサンがとても美味しそうだったのですが新しいクロワッサンが提供されるたびに東大京大ボート部の学生が群がって一瞬で取り尽くしてしまい最後までとれませんでした。ホテルの人もすごいスピードで無くなるパンに驚いていたそうです。さすがボート部の食欲、、、クロワッサンは取れませんでしたが他のパンは取れました。明日の朝こそリベンジするぞー！
その後は8:30に集合して本明川近くの艇庫まで車で送ってもらいました。艇庫がとても綺麗に整理されていて驚きました。東大艇庫も生活チーム中心に改革を行なっていて備品周りや部屋がとても綺麗になりましたがやっぱり綺麗な艇庫で練習するのは気持ちがよいなと思いました。
お昼はpmの練習まであまり時間がなかったので涼姉(読み方はすずねえ)が調べてくれた地元のご飯屋さんに行きました。長崎ちゃんぽんと皿うどんが有名なお店だそうで、わたしは長崎ちゃんぽんを食べました。本場のちゃんぽんは野菜たっぷりで本当に美味しかったです🍜
おいしいお昼ご飯を食べてお腹がいっぱいの中、艇庫に急いで戻ってきてpmの練習をしました。pmの本明川は風の影響で波が高くて少し漕ぐのが大変でしたがしっかりと練習することができました。直線5キロ取れるコースの中央にセンターブイがとても綺麗に並んでいたのが印象的でした。戸田では絶対に見れない景色なので圧巻でした。こんないい環境でレースさせてもらう機会を作ってくださった方々に感謝しかありません。
pmの練習が終わった後は美味しい美味しい夜ご飯を食べました。お刺身に天ぷらに鰻に、最後のぜんざいまで全て美味しくて感激しました！ご飯の後は京大と話せるタイミングがあり、普段なかなか会えない遠くにいる同志とボートの辛さや楽しさについて話せたのがとても新鮮で楽しかったです。
夜ご飯の後はホテルの大浴場に行きました。綺麗で快適でした！ありがとうルートイン😊
大浴場から帰ってきたらYouTubeを見ながらホテル徒歩1分のローソンで買ってきたティラミスを食べてすごく贅沢な時間を過ごしました。長崎の方がとってくださったホテルが全員1人部屋だったこともありまったりまったり過ごせました。長崎の人ありがとうございました！！
長くなってしまいましたがこれほど充実した２日目を過ごせたのは色々準備してくださった長崎の方々、遠征幹事の中山さんを含めたスタッフの方々などたくさんの人の尽力のおかげだと思います。ありがとうございました！！

2022年11月19日16:16

カテゴリ: 遠征日記; 2022長崎遠征(11/18~11/21)

長崎遠征ブログ　一日目

長崎遠征ブログ　一日目

皆さんこんにちは！2年漕手の中村耕大です。遅ればせながら、クルー紹介に引き続き、長崎遠征の初日をレポートしたいと思います！よろしゅう～

12：00　羽田空港
今回の遠征は長崎まで空路ということで、朝の乗艇練習後に、皆で羽田空港まで移動しました。ほとんどの人が久しぶりの空港に大興奮！やっぱり空港は活気に満ちていて、いるだけで楽しいですね。それにしても流石は日本の玄関口。羽田空港はとっても大きいです。今度、空港に遊びに行ってみようと思いました。そして、空港といえば欠かせないのが、そうスターバックスです。僕は、抹茶クリームフラペチーノのグランデサイズをいただきました。

空港に大興奮の菊地選手(20)を激写

15：30　長崎到着
2時間強のフライトを終え、降り立ったのは長崎空港。ソラシドエアの皆さん、ＣＡのお姉さん方、どうもありがとうございました。空港からは、免許持ちのスタッフが運転するレンタカーに揺られ、宿泊先のホテルへ。道中、窓から入ってくる空気がとても美味しゅうございました。宿泊先のホテルは、なんと個室をあてがっていただき、とても快適に過ごすことができそうです。

ホテルに大興奮の菊地選手(20)を激写

19：00　長崎市内へ
チェックインを終え、夕飯を食べに長崎市中心部へ。かと思いきや、市内行のバスが待てど暮らせどいっこうに来ない！結局、ＪＲの駅まで走り、電車で長崎駅に出ました。長崎駅からは、路面電車を使って移動。車内を撮影することはかなわなかったのですが、レトロな雰囲気にリノベーションされていて、趣がありました。因みに、同じく路面電車をたたえる広島市出身の鹿出選手(21)曰く、路面電車の走る街では、「路面電車→歩行者→自動車」の順番に偉いそうです。夕飯をいただき、中華街や出島周辺を散策しました！

路面電車、夜の長崎新地中華街と出島

22：00　就寝
ホテルまで戻った一行は、大浴場で1日の疲れを取り、各自の部屋へ。さて、2日目はどんな1日となるのか！こうご期待です。それでは、おやすみなさいませ～

2022年08月22日13:52

カテゴリ: 遠征日記; 04年度(2022年度)

避暑合宿ブログ　最終日

避暑合宿最終日の担当になりました、江口です。昨日積み込みを行い、戸田に帰り（渋滞でした😅）、今朝の積み下ろしを終えやっと一息ついています。選手、マネージャー、コーチの皆さんおつかれさまでした😌

さて、今回練習環境を変えてみて気づいたことがいくつかあり、ここで得た知見を艇庫生活に生かせるといいね、と女子部ミーティングでも話していました。

① 涼しさ
まずは山中湖最大のメリット、涼しさです。心拍数がインフレしない、低・高強度のメリハリのある練習ができる、快眠できる、などの声が見受けられました。狙った強度で練習ができることで、練習の質を高められたり、集中力が増すことで技術的にもブレークスルーが現れたり、と想像の何倍も効果があり、収穫の多い日々を過ごすことが出来ました。パフォーマンス向上を突き詰めるならば、艇庫でもいかに涼しい環境を整えられるか、ということにまだ伸びしろがあるかもしれません。

② 食事
普段食べている艇庫飯がいかに高たんぱく・低脂質かを思い知らされました。前提として山中寮の食事は本当においしくて、東大の運動部も利用するためにアスリートでも十分おなか一杯になるメニューでした。しかし、普段艇庫では出ない揚げ物がメインに出た晩御飯の翌朝に、高強度の練習をするといつもより私はパフォーマンスが下がってしまいました。普段の艇庫飯は油を控えつつおいしく食べられるように細部まで工夫が施されていること、その有難みに気づくことができました。マネージャーの皆さんいつもありがとうございます。

③ 水上コンディション
山中湖は、観光地として広く知られているように、競技用ボートが利用する文化は希薄です。そのため観光用ボートが起こす波があり、また風も強いので、早朝以外はかなり荒れます。戸田の環境は日本のローイング界でもトップクラスに優れているのですが、こうしたラフコンで練習することで、バランス感覚に新たな刺激が入ったのがよかったです。今までは風２ｍで萎えていた自分の狭い視野が広がりました。

④ 遠征時の練習について
これは京大戦遠征の時からの学びでもありますが、新しい環境で漕いでいると、ついアドレナリンでやりすぎたり、もったいないので練習を削りたくないという風に引っ張られたりしやすいです。そしてこれは遠征時やレース前の時ほど頻繁に現れる心理現象である気がします。そんな時でも自分たちの疲労や状況に向き合い、練習を適宜減らす・別の日に増やす等の判断が出来たことはとてもよかったです。焦らず、着実にインカレに向かっていきたいです。

⑤ 運営・サポート面について
今回主務の岩垣と共に避暑合宿運営の統括という役割をさせてもらいました。遠征に伴う手続きや各所への連絡等、自分たち選手が練習する裏で、膨大な量の仕事が回っていました。またマネージャーやコーチの方々も遠くまで来てくれて、モーターでの練習サポートや栄養面のサポートをしてくれました。イレギュラーなことも多い状況でも、熱意を持って支えてくれた方々に改めて感謝いたします。また、保護者の方々もとてもおいしい差し入れをありがとうございました！

インカレまであと約２週間、避暑合宿での学びを生かして一歩ずつ進んでいきたいです。

2022年08月20日19:51

カテゴリ: 遠征日記; 04年度(2022年度)

避暑合宿ブログ9日目！！

こんにちは！3年漕手の石綿です。気付いたらもう九日目ということで、もはやルーティーンと化した山中湖の合宿生活をお届けできれば良いなと思います。

まず、早朝に乗艇しました。いつも通り、水は綺麗で雄大な富士山も見えます。自分がボートを好きな理由の一つに自然を感じられるということがあるのですが、ここ山中湖ではまさに自然を体感できて、ボートを楽しく漕げている気がします。この環境が明日で最後だと思うと名残惜しいものもあるのですが、戸田も戸田で好きなので問題ナシ。
今日は付きフォアと無しフォアが並べて練習をしていました。両クルーの気迫十分という感じの漕ぎを見て、疲労が溜まってか思うように動かなかった体に力が湧いてくるのを感じました。自分たちエイトクルーのメニューの最後、COXの土方さんが残り350m（山中湖はレーン整備がされていないので自分達が何m漕いだかはCOXしか分からない）と言ったのを聞き、残り体力的にこのままいけると思ってガツガツ漕いでいたら、20本ぐらい漕いだ後になぜか残り250mというのが聞こえ地獄を見たのが印象的でした。エイトが1回の漕ぎで5mしか動かないわけないだろ！と思いつつ、COXを疑い出したら終わりなので振り絞って出し尽くしました。体のギアが一個上がった気がします。
（↑レコーディングされたコールを聞いたら350mではなく450mとはっきりおっしゃっていました。疑ってすみませんでした。）

（富士山とエイトクルー。自分の好きな漫画『ダイヤのA』の片岡監督が選手達に投げかけた言葉に「小さな山に登る第一歩…富士山に登る第一歩…同じ一歩でも覚悟が違う　俺達の目指す山はどっちだ？」というものがあります。少なくとも自分たちは、冬場から一歩一歩積み重ねてきました。後は登りきるだけだと思います。）

朝練が終わり、自由時間です。ブログ担当になったので中身の濃い一日を送ろうと考えていたのですが、気付いたらいつの間にか敷かれた布団の上で12時を迎えていました。山中寮の方が作ってくださったロコモコ丼を美味しくいただき、午後練まで気合を高めていきます。自分はよくyoutubeを見ているのですが、最近はP丸様というyoutuberの方の動画を見て気持ちをリフレッシュしています。

午後練はエルゴで動きの確認をした後、再度乗艇しました。クルーを組んでからもうすぐ一ヶ月が経とうとしてますが、日々の取り組みの成果か、着実に動きはあってきているように感じます。とはいえまだまだ改善点は多いので、インカレまで成長を積み重ねていきたいと思います。

（エルゴの様子）

午後練が終わったら夜ご飯です。今日はトンカツでした！トンカツは大好物で、縁起物として試合の数日前に食べたりします。京大戦や東商戦のときも食べていたので、効果は絶大です。このカツパワーでインカレも勝つぞ！！

（美味しい夜ご飯）

（差し入れで頂いたデザート達。幸せ過ぎて悶絶してました（笑）明日もパワー全開で頑張れそうです！ありがとうございます！！）