大好き。

 今日の0時にベランパレードの新しいアルバムを発売することを発表した。
名前は「スクラップ イン マイ ルーム」というアルバムだ。
僕はもう何回も何回も聴いたし、出すと決まった時から早く皆に言いたくて仕方なかった。
今日はなんだか嬉しくていつもより遠回りをしてアルバムを聴きながら家に帰った。アルバムが3周目に差し掛かったところでいつもの河川敷を歩いていたんだけど晴れていたのに突然ジャングルに降る雨みたいな大粒の雨が降ってきてぐしょぐしょになってしまった。少し濡れると気持ち悪いけどもっと濡れたら別に気持ち悪くない。むしろ。嬉しい。

 イヤフォンの中から聴こえてくる自分の声を聴くと不思議な感じがする。
昔、小学生の頃、家にあったボイスレコーダーに自分の声を録音して聞いたときあまりにひどい声だとショックを受けたことがある。ホームビデオなんかを撮ってもらっても自分が喋っている声を聞くのがひどく苦痛だった。でも今はほとんど嫌じゃない。なんなら河川敷を歩きながらイヤフォンの中から聴こえる自分の声を聞いて立ち止まりちょっと涙を流したのが僕だ。いや、正式には僕の声だけで泣いたわけじゃない。モッコリのドラム、ゆりえちゃんのベース、こうたくんのギター、大好きな人たちの大好きな音が自分の声と一緒に聴こえてくる。俺の中のあびくんもめっちゃいいことを歌ってる。もう自分の声が嫌いとか言ってる場合じゃない。最高のバンドの感じがするんだ。




部屋をキレイに片付けると心が救われたような気持ちになるように、部屋の中って心の中みたいだと思う。油断するとすぐに汚くなる。でも片付けてないままのぐちゃぐちゃの部屋も僕はいいと思うし壁一面に好きなバンドのフライヤーとかポスターが張ってあるのも最高だと思う。隠し撮りした好きな人の写真で埋め尽くされてても内緒にしてたらいいと思うし捨てられないままホコリを被った何かをこっそり持ってても絶対にいいと思う。誰にも文句は言わせない。気が向いたら、もしそんな時が来たら片付けてもいいと今は思えるし。そんな感じのアルバムです。自信作だから絶対聴いて欲しい。君の部屋のスクラップになれたらいいな。





思い返すとずっと悲しかったしずっと怒っていた気がする。何がやりたいのかも全くわからないままひとりでやきもきして授業中ずっと机に突っ伏していた。でもあのころ一番悲しかったことを思い出して誰かに話してもどうやったって笑い話になってしまうのはここまで生き延びてきた僕にとって思い出や傷跡が笑えるものになっていくことを希望したからだと思う。許せない気持ちは何にも変換せずにずっと持っていてやると決めていたけれどいつの間にか笑ってもらえることを希望したんだと思う。





笑わせるでもいいし、笑われるでもいい。とにかく僕は君の笑い声が大好き。


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会いたいな。君はどうだろう。

久しぶりにブログのアプリ開いてみたら大幅に仕様が変わっていた。前のブログ最後に書いたの半年前だった。時間が経つ事は時にちょっと恐ろしい。

風に乗って君の香りツアーという名前の
tonetoneとの共同ツアーが終わった。
たくさん汗をかいてたくさん笑った。初めて歌いにいく町もあって長い時間夜道をレンタカーで走ったりもした。
最終日のトリ、tonetoneがライブを終わらせた後楽屋に汗だくで戻ってきたトシくんが「寂しいなぁ。またやりましょうね」って言ってくれた。でもトシくんの顔は寂しいって感じではなく晴々とした感じで、みんな寂しいんだから寂しいなんて言っても意味ないって好きな映画では言っていたけどこういう瞬間だけは寂しいも悪いもんじゃないなとやっぱり思う。あと着替えてるトシくんがムキムキだった。

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くがくんやっぱり可愛すぎる、、、
くがくんは見た目天使なのに悪魔のような内容がはみ出してる時があるから最高。女の子は彼の魅力に狂うだろうな。

最後はみんな王将行って朝までスマブラして帰った。幸せだった。

いろんなことって始まるときどんなに楽しみでも不安がある。前向きになれない自分もいる。だから何かが終わる時はどんなに寂しくてもホッとするものだと思う。終わったことはもう終わってないことにはならないけど楽しかったって言いながら指でなぞるような感覚はとても贅沢なことに思える。もしかしたらいつか全部忘れちゃうかもしれないけど思い出せなくても大丈夫と思う。思い出は多分どこかに必ず残っていて思い出せない時も僕を立たせてくれるものだと思う。



『素晴らしく、僕のメモリーカード
いつか君にも見せてあげるね』

泣き跡はみえないように

普段は持ち歩いたりしない重たいアコギのハードケースを持って宮崎駅の高速バスのバスのりばまでやっとこさで行った。ゆりえちゃんはいつも10キロくらいするベースのケースを背負っているんだけど今回は小さいキャリーバックだけで身軽そうで、いつもは背中に背負ってるベースのこと重いと言ってる(本当に意味わからんくらい重い)のに会ってすぐに僕のギターを持ってくれようとしたりした。
バスのチケット、僕がかっこつけてゆりえちゃんの分も予約したのに前日のを予約してしまって2重で支払いすることになってしまった。もうダメだ、、、と2人で言いつつもちょっとヘラヘラしてバスに乗った。バスの中で寝るのが僕は大好きなのでずっと眠っていた。僕はほとんどいつだって眠いなと思う。
目が覚めたらバスが博多に着いていて慌てておりたらバスの中に着替えが全て入ったでかいトートバックを置いてきてしまって僕はギター以外の持ち物をほとんどそこに置いてきてしまった。
いつもならもうここで僕の心は折れるところなんだけど今日は大丈夫だった。

博多駅にすこし先についたワタナベシンゴ氏と合流してすぐに博多駅のラーメン屋さんで3人でラーメンを食べてそこからプラネタリウムのある六本松という街に向かった。六本松についてプラネタリウムを下見してからお茶でもしようかと六本松にあるおばあちゃんちみたいな喫茶店に3人で入って1時間くらい前にラーメンを食べたのに3人ともまるであたりまえみたいにピラフとかピザとか思い思いの食べたいものを食べた。1時間前にラーメン食べたのに。多分3人とも寂しかったんだと思う。

プラネタリウムに戻ってセットリストを書いたりゆりえちゃんの歌の打ち合わせをしたりして時間を過ごした。いつもギュっとしたライブハウスばかりにいるからプラネタリウムで歌うことがとても信じられないような気持ちだった。普段ライブハウスで対バンする時は絶対にないことだけれどシンゴくんと「緊張する〜」って言って笑った。

リハーサルをしてあっという間に出番だった。
アコギを持って誰かと一緒に歌うこと自体が僕はほとんどはじめてだったし、ゆりえちゃんも楽器を持たずにアコギの音だけで歌うのははじめてだった。主催者はとんでもないやつだと思う。
ひとりの弾き語りのとき僕はいつもひとりだってことを存分に味わいたくなってめちゃくちゃな歌い方をしたりギターを弾くのを突然止めたりしたくなってしまう。そういう弾き語りばかり今までしてきたんだけど、ステージには隣になにも持たずに歌うゆりえちゃんがいて上には満天の星空なんて環境ではそんなことできないししたくなかった。だからできるだけ丁寧に歌った。
バンドを組む前にひとりで歌ってきた曲も今まで一番じょうずに歌えた気がするし一番新しい曲も気持ちを込めて歌うことができた。
プラネタリウムの中では僕等の位置からみてくれてるみんなの顔はほとんど見えなかったけど観てくれてることはとても伝わってきて、やっぱりみんなの顔はみたいけれどこれはこれでとても素晴らしいなとおそらく絶対にちゃんと耳を傾けてくれているみんなの顔を暗闇と星空の中に感じました。
最後の曲の時、僕らを照らすライトが消えてお客さんも僕らがみえない状態になって満天の星の中で新曲を歌った。歌いながら何回も夢みたいだなって思った。こんな立派な姿昔僕がみたらなんていうだろう。こんな奇跡みたいな日が苦い青春の日々の先に待ってるなんて想像もしなかったよな。

僕等の後にワタナベシンゴ氏がひとりで歌った。
ひとりでステージに立つ彼はやっぱり美しい。ボイガルももちろん美しいけど、また別の光り方をする。なんかいっぱいいっぱいになってしまって歌ってるシンゴくんは見らずに星を見ながら歌を聴いたりした。

ライブが終わって、プラネタリウムの方と軽くお話をしてプラネタリウムを後にした。
あとはいつも通り。気持ち悪くなるまで朝がくるまで一緒にいてまたねって言って別れた。僕、やっぱりもう少しみんなといる時におしゃべりできる人間になりたいかもしれない。
「ライブよかった」とか「新曲よかった」とかそういう簡単なことでも簡単なことほど口にするのは難しい。思ったことなんだから言えばいいのにいつもそれができない。シンゴくんは新曲を褒めてくれた。僕もなにか言いたかったなと思う。いつだってもっと言いたいことたくさんある。

みつはらは何回も笑いながら泣いていた。彼女について僕はわかんないことだらけ。なんでプラネタリウムでぼくらを歌わせたいと思ったのかもそれを行動にうつせたのかも、いったい何を考えてるのかも何にもわかんない。だけど彼女はこれから先にどんな人生があってもライブハウスにこなくなっても音楽を聞かなくなっても、ほんの少し僕らのこと心に覚えていてくれる気がする。そういう人に出会えたことが幸せだなと思う。なにもできないししたくもない、バンド続けてライブハウスでいつでも待ってる、みたいことも言いたくない。そういうのかっこいいともほんとは思えない。でも僕もがんばるよ。

プラネタリウムで自分で作った歌を歌ってそれを愛してくれるかもしれない人に聴いてもらう。
そんな経験さ最初で最後かもしれないし、もうなくていいかなとも思う。
でもあってよかった。もうなくてもいいけどあってよかった。そんな出来事にまた出会えて僕は幸せだ。

2017年ももうすこしで終わる。
長い1年だったけど大切なものが少しでも増えて本当によかった。

心が人間に戻りつつある。


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