こんにちは、永井です。今回は葛飾区にある古代の湯について紹介させていただきます。

 葛飾区・亀有といえば、誰しもがあの大人気漫画『こち亀』を頭に思い浮かべると思うが、亀有駅の南口に出ると、写真のような両さん達の像が出迎えてくれる。
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 そこから送迎バスに乗り、約20分。商業施設が立ち並ぶ街の中で古代の湯はなかなかの存在感を出していた。
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 ちょうど行ったのが水曜日でメンズデーであったため、通常2634円のところを1296円で入館することができた(男性は水、木、金、女性は月、火、金が割引価格で入館することができる)。ちょうど人が少なかったこともあいまってか、浴場はとても広く感じられた。シャワーを浴び、さっそく浴槽につかろうとするとわずかに塩素系の鼻をつく匂いが…。お湯を見ると黄褐色に濁っており、ほんの少しピリピリする感覚がある。古代の湯は食塩泉ナトリウムなどの塩分が多く含まれており、実際に口についたお湯を舐めてみると、かなりしょっぱかった。ただし、全てが黄褐色のお湯というわけではなく、大きな檜風呂や寝湯には無色透明のお湯が張られていた。また、浴槽の底に玉砂利を敷き詰めた歩行浴槽もあり、歩いてみると足裏のツボが刺激され、それが癖になってしまい何周も一人で回っていた。
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↑歩行浴槽 (公式ページより借用)
このように多様な浴槽があり、それぞれでお湯の温度や浴槽の深さが異なっていたり、また、自分は使用しなかったが、サウナにもいくつか種類があったりと、自分の好みに合わせて自由に選べることが魅力の1つである。
 1通り内風呂をめぐってから露天風呂に入ったが、その頃にはもともと少なかった入浴客はさらに少なくなり、ほぼ貸切状態となっていた。街中にあるため、露天風呂は壁に覆われていたが、岩風呂造りでなかなかに趣があった。湯船は3段構造で、それぞれでお湯の温度が異なっており、熱いお湯が苦手な自分には非常にありがたかった。露天風呂には自分しかおらず、壁の上方から吹き込んでくる夜風に当たりながら物思いにふけっている間に、ついつい長湯をしてしまった。
 
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↑露天風呂(公式ページから借用)
 思う存分温泉を独り占めした後で、お食事処に行ったが、学校の体育館を思わせる広々とした空間にほぼ人がおらず、また、リラックスルームもほぼ貸切で、ホテルの個室のベッドの上で寝ているような快適さであった。このように古代の湯はあらゆる点において、人混みが嫌いな自分にとっての理想的空間であり、東京にいながらとてもゆったりと過ごせるという点において、都会生活で疲弊した人たちに是非お勧めしたい温泉である。

談、永井

古代の湯に関する基本情報>
住所:東京都葛飾区奥戸4丁目2-1
問い合わせ:03-5654-2611
営業時間:午前10時〜翌朝8時 年中無休
料金:大人 2634円 小人 1296円 深夜割増料金(深夜1時以降在館の場合)1620円
   (バスタオルや館内着はこの値段に含まれています)
アクセス:総武本線新小岩駅、常磐線亀有駅、金町駅、京成線青砥駅から送迎バスが発着



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