【横浜市】朝日湯～極濃の黒湯銭湯～ : 東大温泉サークルOKR『部室』

こんにちは、4期の小林です。

みなさん、コーラはコカ・コーラとペプシコーラのどちらが好きですか？
…僕はドラッグストアとか業務スーパーで売っている安い缶のコーラばっかり飲んでいます！
ということで(？)、コーラより濃いんじゃないか？というくらい真っ黒な黒湯の温泉銭湯に行ってきたのでご紹介します。

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その温泉銭湯は、横浜市鶴見区の「生麦駅」から歩いて3分くらいのところにある「朝日湯」です。
生麦事件の現場のすぐ近くですね。
ぶらーっと歩いていくと、第一京浜に面したその外観にまず圧倒されます。

浴場組合のサイトにあるように、まさに社寺風の木造建築。
風雨にさらされるうちに染み付いた渋い色合いが、歩んできた歴史を物語っています。
モダンなスパも良いですが、こういう妙味のある銭湯も素敵ですね。　

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建物裏手の煙突。下のレンガを含め、もともとは機能を追い求めた形だったのだと思いますが、今となっては深みが出て威厳のある美を感じます。
現在は味気ないとか画一的だとか言われている新しい建物も、50年後とか100年後にはきっと何らかの形で称賛されているんでしょうね。

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浴室に入ると正面手前に銭湯らしい洗い場、その奥に浴槽。
浴槽は大きいのがドーンとあるわけではなく、黒湯のものと真湯のものが2つずつという形です。
それぞれ2～3人入ればいっぱいになる感じで結構小さめ。

はやく黒湯を味わいたいということで体を洗っていると、浴槽の方から墨汁が流れてきた！！
と思いきや、他のお客さんが入ったことで湯船から溢れて流れた、とんでもなく濃い黒湯でした。
色々な場所で黒湯には入ってきましたが、この濃さは自分史上最濃レベルなのでは、、、？
期待が高まります。

とりあえず黒湯の浴槽に浸かります。
これは濃い！！
おそらく透視度は5～10cmくらいではないでしょうか。両手でお湯をすくえば石油王状態です。
もともとの腐植質の濃度が高いうえ、お湯を循環させていないためにここまで濃くなっているのだと思います。

お湯の温度はだいたい42℃くらいだったと思います（真湯のほうも同じくらいでした）。
あと微妙に腐植質の上品な藁っぽい香りがします。
2つある黒湯浴槽ですが、お湯の流れの良さに差があり、流れの良い方が常連のお客さんには人気があるように見えました。たしかにそちらの方がお湯が新鮮だなという印象で気持ち良かったです。
でももちろんどちらも気持ち良かったですよ！

さて、実はもう一つ浴槽があります。それは水風呂代わりの非加熱源泉浴槽！
15℃くらいの水温で湧き出て通常の浴槽では加熱されて使われている黒湯が、この浴槽ではそのまま手を加えられることなく贅沢に掛け流されています。

当たり前ですがこちらも半端ない濃さで、コーラは優に超えているんじゃないでしょうか。
やはり墨汁レベル…？
ぜひ一度、この黒湯で書道してみたいです。