広島駅ビルに乗り入れ 広電「駅前大橋線」新設を許可
JR広島駅の姿がさらに大きく変わります。広島電鉄の路面電車が、広島駅ビルに乗り入れる駅前大橋線の軌道新設について、国土交通省は事業を許可する特許状を交付しました。

 中国運輸局の土肥豊局長は、広島電鉄の椋田昌夫社長に駅前大橋線の軌道新設を許可する特許状を手渡しました。

 「(交付は)広島の町が大きく変わるきっかけを作れるんだという喜びがあふれる瞬間でした。」(広島電鉄 椋田昌夫社長)

 広電の延伸計画では、JR広島駅ビルの2階に高架で乗り入れる駅前大橋線は、広島駅から駅前通りを経て比治山町交差点で5号線に接続するまでの1.1キロの区間にレールを新設します。

 これにより広島駅から紙屋町まで乗車時間が4分ほど短縮され、11分になります。

 「紙屋町や本通の中心部、八丁堀、そういった所とのスムーズな移動、そしてにぎわいづくり。移動すれば楽しいことがある町、そういった町にしていきたいという気持ちでいっぱいです。」(広島電鉄 椋田昌夫社長)

 新路線の開業後は、広島駅から的場町電停までの区間が廃止になりますが、広電は5号線の的場町電停から広島駅に向かうために右折専用だったレールを稲荷町電停に向けて左折させて中心部を巡る循環線にする計画です。

 総事業費は109億円で、駅前大橋の改築や高架の費用などインフラ面は広島市や国が整備し、レールや信号設備などは広電が負担します。

 広電は、2020年度に着工を予定し、2025年春の開業を目指します。