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福井の家族3人殺害、1人で世話 逮捕の71歳妻が供述
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00000138-kyodonews-soci

例によって介護疲れで殺害を犯してしまった事件。殺人は大罪だが、介護疲れでの犯行はこの国では、同情される余地があるケースだと認められることが多い。

しかし普通に3人を殺したとなると、死刑にも該当するレベルだが、この場合はどうなるのだろう。

正直子育てと介護を比べるときつさは同じぐらい大変だろうが、後者の方が気持ち的にもずっと大変だと思う。終わりが「死」しかないからだ。

子育てはだんだんと子どもが成長していくにつれて、手がかからなくなっていく。



先日、久坂部羊先生の「いつか、あなたも」という本を読んだ。

これは、末期の者が最期を我が家で過ごすためのケアをする医療従事者の話で、本当にいろいろ考えさせられた。

久坂部先生は以前に医療関係の仕事に就いていたようで、この本も事実を元に書かれていることが、巻末に書かれてあった。

そこで安楽死や尊厳死のことを考えさせられる描写もあった。


介護する側は当然のこと、介護される側も大変の一言では済まされないくらい大変である。激痛がともなったり、癌の苦しみに耐えたり、痛みをモルヒネでなんとか緩和させようとしたり。寝たきりで全く動けなくて、痒いところもかけないし、生き地獄のような苦しみを味わってる人も大勢いる。

その痛みと苦しみは死ぬまで延々と続く。

だから死が救いになる。死ねば助かる。



今は超高齢化社会だから、対策しなければ、こういう事件はますます増えていく。でも介護が大変だからといって、高齢者の支援ばかりしていくと日本は詰んでしまう。予算が足りなくなる。

だからまず子育ての支援を優先することが、結果的に高齢者の支援をすることになる。出生数が増えれば高齢者を支える人も増えるということになるから。


だから机上の空論で考えるなら、まず介護で苦しんでいる人で、介護する側される側でどちらも同意する意志が確認出来たら安楽死を出来るようにする。

もう一つは子どもを増やすこと。政治家がこんなん言ったら世間から猛バッシングを受けるが、考え方は間違ってないと思う。だってそれしかないから。ただ、もっと上手く言えっていうことなんだろう。

そして逆に高齢者に対する予算を最低限にして、子育て支援の方に回す。



ということで今度の選挙はちゃんと行こうと思います。高齢者よりも若者のための政策をするところに投票しましょう。