Dawn×Dawn

自分こと宇都宮が描いた絵を載せるブログです。 絵のお話とかも

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天使
このイラストは『三千界のアバター』(https://s-avatar.jp/)の作品として、株式会社フロンティアワークスによって作成されたものです。
イラストの使用権は作品を発注したお客様に、著作権は宇都宮に、全ての権利は株式会社フロンティアワークスが所有します。


更新できてなくて… もうそればっかり言ってる気がする

今月は仕事絵が多分3件、自分が欲を掻いた場合は4件
あとボカロ動画用に依頼されてる絵が1.5件かな、一枚は今月中に公開できますゆえ
個人制作はループアニメを公開します。
これ予定通りいけば今月3回更新したことになるんじゃ? だとしたら精力的に更新してる方だ
更新は今月後半に集中すると思いますが

見た作品の感想

「たちあがる女」
良い映画やった…、良い。なんかしみじみと噛み締められる好きな作品でしたわ
もしスパイダーバースがなかったら年間1位でもいい
アイスランドの大自然で暮らす一人の中年女性が、表では合唱指導をやりながら、裏ではアルミニウム精錬所を狙ったエコテロをたった一人で仕掛けているというお話です。

もうこれは予告編を見た時から面白いと確信出来て、個人的な戦争ってあるよなと共感度MAXだった
独り身で暮らしていた主人公が幼い女の子を養子にとることになって、母になる前にこの国の美しい自然を守るため戦いを挑む様がかっこいいんだ!
のほほんとした美しい自然の風景と可愛らしい街並みと、そこに違和感を与える精錬所やヘリやドローン、ただ一人戦い続ける主人公
どっか抜けててへんてこなコントラストではあるんだけど、シュールなコメディであると同時に背後に力強いメッセージとしなやかで慈悲深い母性みたいなものを感じる
脚本も捻りがあって、エンタメ性もしっかりあったし
少ない登場人物たちも全員輝いてて素晴らしかった、特に主演で一人二役を演じたハルドラ氏の演技は実に素晴らしかった

この映画について特筆すべきは音楽の演出で、BGMを演奏する人が映画の映像内に移りこんでいるという
草原を走るシーンではいきなり楽団が登場して演奏してる、主人公の一人住まいでピアノ曲が流れるシーンではさっきまで誰もいなかったのにいきなりピアノを弾く人がいる
しかも音声は別録じゃなく本当にその場で録音してるみたいです、何気に凄い
最初はびっくりした演出でしたが、見てるうちに慣れてきて元気づけられてくる
これまでは映画の音楽って誰のためのものか分からなかったけど、この映画では明確に主人公を応援するために演奏されていて、たった一人戦う主人公を鼓舞して
ともすれば過激でマッドに見える行動を楽団が応援することによって、希望を感じさせてくれる
音楽そのものもとてものどかで気分の良いものだったし、久々に映画の音楽に感動できた
このアイデアは他の映画もぜひパクってほしい

見てからもう1週間経ってるのにいまだに心に響くものがある素敵な作品でしたわ
滅多にパンフレット買わないのにうれうれと購入しちゃったよ、表紙も内容も良いんだこれが
ラストシーンの自分の娘になった女の子を引き取った帰り、大雨でバスが立ち往生して
水浸しになった女の子を腕に抱え水の中進みだす主人公の姿に涙が溢れたなぁ…
溶け出す氷河や破壊されていく自然の中、子供たちは将来この地球で生きていけるのだろうかという不安を打ち消すべく立ち向かっていくんだなあハットラさんは、カッコいい!しびれる!!
本当にいい映画でした、とりあえず公開してくれた配給さんと地元の映画館に感謝、そして監督やキャストの皆さんにも心から感謝





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このイラストは『三千界のアバター』(https://s-avatar.jp/)の作品として、株式会社フロンティアワークスによって作成されたものです。
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思ってた以上に仕事絵をやってました。というか今もやってるし来月に入ってからも続く
毎日絵を描いてるが上げられるものはない。PBWの絵は一部上げられたら上げていきます。
近頃絵を描くことに対して開き直ってきたので、のびのびと自分が一番好きなテイストの受けない絵を描こうと決意できたのですが、のびのびしすぎて完成も延び延びになっちゃいかんな
話が変わりますが、前回更新した絵にツイッターで衣装デザインを褒める声をいただけたのがとてもとても嬉しかった。美しい空間とハイファッションが自分の思い描く理想だ。
自己満とは言いつつも服は素敵だと言ってもらえると嬉しい部分。


近況というかどうでもいい日常の話
3月の終盤位からダイエットをやっていて、冬が苦手で引きこもりがちになって春になると元気が湧いてダイエットするのはいつもの事なんですが
この度初めて走るってことをやってるんですけどいいもんですね、走るのがこんなに気分がいいとは知らなんだ
走るのってきついし辛いしこれだけ文明が発達した社会で走ることを娯楽にするってどうなのとか失礼甚だしいことばかり思っておりましたが
やってみるとそれほど辛くもないしいつでも休めるしほんとに爽快ですね。

今まではダイエットしても食事制限と歩くのがせいぜいで、痩せても体重は落ちたけど締まりのないみっともない見た目になってたんですが
走るだけで体のシルエットがわかりやすく変わってくるし、まだ贅肉はついてるけど重力に逆らってピシッと引き締まってる感じで見た目にだらしなさを感じにくくなってきてる
何より体調が良くなったのがうれしい、よく別に体調が悪いと言うほどではないけどなんかだるくて重くて、頭がすっきりしなくてって日があったけど
走るようになってからそんなことなくなった。姿勢を正して体動かしてたくさん汗かいてると、変にだるいとかスッキリしないことなんてないですね
肌や髪の調子も良くなったし寝つきも良いし、良いことずくめだな

冬の間体調のことでモヤモヤしてたのが馬鹿みたいです。
結局健康への道って単純なのか…、ゆえに楽な裏技もないのだろうね



「希望の灯り」
ドイツ映画! アメリカ映画を見ることが多いのでアメリカじゃないってだけでちょっとテンション上がる
旧東ドイツの中規模都市にある巨大スーパーを舞台に、そこで働く人々の人間模様や人生の機微を描いた静かなドラマです
時代設定は細かく調べてないけど2000年代入ったかくらいかな、ドイツの東西再統一を歴史背景に再統一によって人生がすっかり様変わりしてしまった虚しさや取り戻せない時代の悲しさを感じる作品です

映画そのものはしっかりとストーリーラインがあるって程でもなく、ふわっとした話の流れではある
セリフも少なくて主人公が延々フォークリフトの練習してるくだりがあったり、地味な仕事のルーティーンを繰り返すだけだったりと少しシュール
でも不思議と心地いいんですよね、映像がカラフルでスーパーを中距離から映した画がなんだかミニチュアみたいで、ちょこちょことリフトや人が動いてる様が可愛らしい
ドイツの工業的で労働者なイメージと静かな日々の流れに安心感を感じて、そんな静かな毎日の中忘れ切れない閉塞感やさみしさを、職場の人々同士で突かず離れずの距離で心を寄せ合ってる
その優しさと決定的な救いにはなれない無力感がいい
音響編集が独特で色んなとこでちょこっと音が鳴ってて面白く、歌物のBGMを多用してるのも面白い
オチの波の音のくだりは、何言ってんだかと思いつつも心に響いたしいい演出だと思った

ドイツの東西再統一が政治的に良いとか悪いとかそういう話じゃなく、それだけ大きなことが起こったら
ごく普通の一市民は生活が一変してしまうわけですよね、時代の激動の中で取り戻しようのないものを失ってしまった人も多くいたはずで
政治的な議論をしたいのでなく辛い思いをした人のその苦しみをただ受け止めてほしいんだよな
こういう声なき人々を主役にした作品は好きです

「ギルモア・ガールズ」
なんか別に面白くはないが、何となく見てる作品
音楽を聴こうにもランニング中にも音楽聴いてるので、聴く曲が尽きてきて
ラジオやネットのトーク番組も聞く数に限界があるし
なんかBGMにないかと思ってこのホームドラマに行きつきました。
主人公はシングルマザーで高校生の娘がいる、娘が名門校に入学できることになって学費を工面するために、両親にお金を借りに行くが、それをきっかけに両親と母娘の交流をしようと持ち掛けられ…
ってな話

ちょっと前の2000年代初頭位のドラマだからか、荒唐無稽と言えばそうで価値観が古臭い
主人公たち親子の友達親子みたいなのも、古い理想形というか、さすがに今の人たちはあの二人の関係を信じられないと思う
主人公が多分大学出てないと思うのですが、高校生にしてシングルマザーになった後今はホテルの支配人ってのも、無理がある。
あんまり何を楽しむべきなのかよくわからないなー、せりふとか役者はいいんだけど

何かほかにBGMとしていい作品はないものか。映画は好きだからせっかくなら集中して見たいしな
昔水曜どうでしょうをBGMにしてたけど今はもう見る気しないし
アニメかなーバラエティ番組かなー。この問題は自分の中でまだ続きそうです

遅めのランチ
遅めのランチ_アップ
「ちょっと遅い時間ですけど、テラスでランチなんていかがですか?」
昼ご飯か夕ご飯かわけの分からん時間に食事することあるよね

貧乏人の癖に何夢見てんだって感じですが、自分はラグジュアリーな雰囲気が好きみたいです
タンブラーでいつもどおり画像収集の旅に出て、優美な写真やリゾート地の写真を見て妄想に浸って
やっぱ断崖の海を臨む別荘の豪奢なお庭っていいなと思ってこの絵を描いた
日本はビーチが多くて断崖に家を建てるって少ないけど、アマルフィとかの断崖に別荘がある風景って
めっちゃ偉そうというか景色を我が物だと思ってる感があるよね



観た作品の感想

「ニンジャバットマン」
あほだなー
清々しいバカ映画ですね。バットマンという題材を日本のシリーズものアニメや特撮の文法に見事に乗せて外連味たっぷりにぶっ飛んだアクション作品に仕上げてる
映像は上質でアートワークのクールさも飽きさせないビジュアルスタイルの豊富さも見てるだけで心が躍る
ストーリーやせりふは悪乗りと悪乗りとお約束の連続で
真面目に取り合っちゃいけないのか、それとも思いっきりノリノリで行くべきなのか若干悩む。

尺も短めでキャラも多くて展開も多く、ハイスピードに楽しい演出をガンガン入れながら
カッコいいアクションとクールなビジュアルでがーっと駆け抜けてくれる作品だから
いつでも誰でも見やすいアニメだなーと思います
みんなで一緒に見るのもいいね、短いしツッコミどころ多いし
これぜひテレビでやってほしいな、実況と相性いいだろう

「スポットライト」
見るのはこれで3回目です。
以前もここで感想書いたんですけど、何度見ても異常に面白い

内容知ってると冒頭から最高に胸糞悪い。
地方紙の記者たちがキリスト教会の闇を暴いていく話だけど、この作品の見事なとこは勧善懲悪でなく
最初主人公たちに信用されてない、どうかしてるやつと思われてる人たちこそが、常に真実を訴えている正しい人たちで
主人公たちの方が何年も大きな問題が見える立場にいたのに、気付けなかったしどっかで目をそらしてたんだよね
そして正義を執行するきっかけは、よそ者の新編集長の働きってのも面白い
この作品は徹底して正義の在り処が曖昧であることを示してると思う。ヒーローポジションであるスポットライトチームが正義を執行できたのもほとんど偶然みたいなもんだし
正義は一つどころにとどまるものじゃなくて、いろんな人の手を渡り歩いてんだ

悪徳弁護士マクリーシュのとこに、「テメェが隠してる示談訴訟のリスト見せろよ」って脅しに行ったら
「リストなら10年以上前にお前らのとこに送ったよ、それを無視したのはお前らの方だろうがよ」って言われるシーンは秀逸
権威に屈した弁護士が実は最初は正しい行動をしようと頑張ってたのに、それを無視して手を差し伸べなかったのは主人公側なんすよね
このモヤモヤ感だよ、最高
過去が何であれ今正しい行動を起こせるなら起こすべきって落としどこも好きだ

天使の歌
ラクガキです
観た作品の感想

「ル・ポールのドラァグ・レース」
リアルタイムで一話ごと追って行ってます、もう先の展開が気になりすぎて
ドラァグクイーンのコンテスト番組で毎回お題をこなした後に一人ずつ脱落していく形式です
そういう形式だと来週の展開が気になりすぎて眠れない。
自分は今シーズンはじめはブルックとラジャを推してたけど、ラジャさんは去ってしまって
今は4話あたりから好きになり始めてたイヴィをひたすら熱烈に推してます。ブルックとニナも推してる

毎日イヴィのことを考えてツイッターもフォローした、イヴィは難病を抱えていてパフォーマーも10年後にはできなくなるような体なんだけど、ダンスも演技も得意でファッションセンス抜群。
番組中にも審査員の言葉を受けてガンガン成長していって視聴者人気も当初よりかなり大きくなっていってる。
イヴィは性格もいいんだよな、ちょっと不器用で愛想は良くないけどまっすぐで正しいことを正しいようにやれて自分に厳しく人に対しても飾らず正直。
周囲と衝突することもあるけど根っこのところが全うだとわかるし、つらい現実を受け止めるメンタルの強さもある。本当に好きただただ好き

この手のコンテスト番組は、放送中にはすでにコンテストの決勝以外は撮り終えてて
トップ5はもう決まっちゃってるわけですが
でも放送中に今の時代SNSで視聴者の意見が出てくるわけですよね、番組制作側が推してる出演者と世間の評判とにずれが生じてると
当然番組を見てても楽しくないと思うわけで、特に毎週一人脱落しちゃうから人気者がいなくなると番組の印象が悪くなる
今シーズンもSNSで叩かれてる人がいて、叩かれてる側の発言にも問題があっていかんともしがたいですな

面白いっちゃ面白いけど、番組制作側にはいろいろと疑問があるシーズンですね
まあイヴィが出る限り見続けるけど
でもニナやシュガがいなくなったら心折れそうだわ
ほんと言うと心優しい出演者だけ集めてのほほんとするだけのエピソードが見たい

「ROMA」&「スパイダーバース」
既に見た作品を改めて映画館行って見ました。ROMAはネットフリックスで一回見て今回は劇場で鑑賞。スパイダーバースはIMAX3D字幕で2回見て今回は2D字幕で鑑賞

・ROMA
やっぱりPCモニタより銀幕で見たほうが圧倒的に美しい
遠景を真横から雄大に映すカメラアングルと落ち着いてぐーーっと動くカメラワークを
細部までまじまじと観察できて満足だ
2回目ってこともあって初見では面白いかどうか疑いながら見るけど、その辺落ち着いて見られたのは良かった
かなり序盤からクレオさんとソフィアさんのシンパシーは描かれたんですね
初見時はソフィアさん側の事情は中盤にならなきゃわかんないから気付けなかった。
あとPCでは分からなかったのは音響の素晴らしさですね、立体感があって日常的ながらんとした昼間の住宅地の空気のリアルさを感じる

・スパイダーバース
3回目~。やっと2Dで見れましたよやっぱ見やすい
3回目の気づきとしてはピーター・B・パーカーが結構マイルスを可愛がってるなと言うこと
細かいモーションとか確認すると、マイルスをかばったり守ろうとするように動いてる
こういう動きにドラマ性を感じることってゲームだとあんまりないから、やっぱアニメーション映画ならでわだなと感じる。
関係ないけどドク・オクが正体現したシーンで触手がコマ落ち状態でにゅるーって出てくるアニメーションは何回見ても不気味でカッコいいですわ
インタビューでどこをコマ落ちさせるかとか、どこに手描きするかとかは各アニメーター個人の裁量で結構自由に決められたって語られてたけど
それ故にシーンごとの個性が強くて3DCGアニメにあった均質さゆえの退屈さが無くなるんだな

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このイラストは『三千界のアバター』の作品として、株式会社フロンティアワークスによって作成されたものです。
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掲載可能な仕事絵を公開してみます。更新せずだんまりも何なので

観た映像作品の感想
感想を書くのが追い付かない

「シャザム!」
まあ、そこそこ。 OKにプラス0.5か1くらいの感じ
退屈はしないがそこまでうまいとは言えず、もっと上手く撮れる監督いただろうなといった感じ
でも映画館に見に行くこと自体は悪くないと思う、1800円よりもちょっと割り引かれてる値段だったら充分妥当かな

既に言われてることですが、コメディって程でもない。
そこまでテンポも良くなくせりふ回しも褒めるほどのものでもないしコメディ調ともいえないし、青春ものの範疇
同じDC映画で言えばワンダーウーマンの方が爽やかで元気で楽しい作品だと思う
あの作品の方が無駄が少なくてせりふ回しはユニークでテンポが良いかな。

キャラは後半過ぎてノってくる感じで、主人公とその相棒はコメディー要素の少なさとセリフの地味さもあって中々感情移入はできなくてコンセプトが見えてこない
ヴィランも幼少期の設定はいいが大人になった姿がマーク・ストロングなので裏社会の悪いおっさんにしか見えず、折角の設定が生かされてない
終盤の展開はそれなりに楽しく兄弟たちの活躍はワイワイ賑やかで意外性もあった
キャラの数を増やすことで会話にリズムが生まれて画面も華やいだしドタバタ感も増した
終盤の方のノリで行くなら続編も見たいなとは思った

提案ですが、この映画ヴィランの年齢を下げて幼少期の設定はそのままに現在の年齢を20代前半くらいにして、主人公よりお兄さん程度の設定にしたら、ヒーローとヴィランは表裏一体だというメッセージが強まったのでは?と思う
主人公がヴィランの過去を知ったり、ヴィランが主人公の母親の居場所を教えて「お前はこっち側の人間だ」的なセリフを言わせて
主人公は母のことで自暴自棄になったり里親家族のとこから逃げ出したりするんだけど
義兄弟たちが自分を助けようとする姿や里親の愛を知って
いいや自分には大切な守るべき家族がいる、お前とは違う道を選ぶ。と決意してラストバトルへの流れにすればより深いドラマになったと思う

んー、悪い映画ではないのですがブラッシュアップできる部分が多くて
もっと違うスタッフだったら…と思わせるところが悲しい
この人じゃなきゃよかったっていい言葉ではないですよね。そういう言葉が思い浮かぶのがなんとも苦いところ

「PSYCHO-PASS」1期・2期・劇場版一作目
ヘビーすぎて文章にまとめるだけの能力がないです。
趣味じゃないしキャラも特別引っかかることもなかったけど面白かった。

システムに支配された社会を、あからさまにディストピアとして見せるでもなく
体制側から描いて反逆者に追い詰められ追い詰め、段々と敵も敵だけどシステムもシステムだよ…ときな臭さでいっぱいになりながら
システムも大きな問題を抱えてはいるしベストな選択とは言えないけど、今はとりあえず敵を倒してシステムを維持するっきゃないという、なんともモヤモヤした落としどころ
良いですね、人間臭いし凄くグレーですっきりしないとこが
最初っからどう考えてもシステムが胡散臭いことは分かってるけど、付き合わざるを得ない感じ
誰かがこの良いとも悪いとも言い切れない社会は、現代社会だってそうだと言っていたけど
確かにその通りで、だからこのグレーだらけな中生活を維持しなければいけない状況に興味を引かれるんだろう

1期の方が2期に比べて、エンタメ的にも敵キャラとの攻防的にも設定を見せる面白みとしても完成度が高くて
2期はキャラも弱いしいまいち整合性が謎な個所も散見されエンタメ性も低い
でも個人的には2期の方が最終的なテーマが好きで、もっと突き詰めれば素晴らしいお話になってたんじゃなかったかなと思った
集団的なサイコパスの概念は、昨今の世界情勢にも通づるものがあって日本も他人事ではないし
突き詰めればかなり耳が痛い話になってたと思う。
2期にこそ暴動のシーンがあってしかるべしだと思うんだよな
3期もやるそうなので、より現代の問題に切り込むようなタイムリーな作品になると面白くなりそう


「メッセージ」
以前原作小説を買って途中まで読んで積んでる作品
それはともかくこの映画音響編集とBGMが素晴らしい。音を聴いてるだけで癒される

個人的な話をすると、病んでくると現在の自分の状況が遠いものに思えて急に過去がフラッシュバックしたり、当時の焦燥や苦しみが今の問題かのように思えてくることはある
あと自分はよく夢を見る性質なのですが、ここでも自分の体験や記憶が混ぜこぜになってて
自分は中学生だと思いながら友人に高校の時の同級生がいたり、今の自分しか知らないことを知ってたりと時間がめちゃくちゃになっていることがよくあります
そういう夢を見るとき目覚める直前に「これは夢で今の自分はいくつでこういう状況だ」と思い出してそうだったなと納得する時の感覚が、この映画の主人公が未来を知っていながらその決まった未来に向かう選択をするのと似通ってるなーと感じた

存外人は時間に順番がなくなってもそれを受け入れて普通に暮らせるもんなのかもしれません
未来が事前に判っていてもそれが自分の未来ならすんなり受け入れられるのかも

「モンティ・ドンのイタリアンガーデン」
netflixの動画ってブラウザの機能使って簡単にスクショ撮れるよなーと気付いて
作品に集中せずにスクショばっか撮りまくってました。
イタリアの庭は歴史が長いですね、自然豊かだしローマのころから庭があるから
ただ古くて奥ゆかしいゆえに王朝とか貴族の整形式庭園が多いのが個人的にはつまらない
自分の好きなイングリッシュガーデンは、イタリアやフランスの風景画をもとに作られた様式ですが
イギリスが新しい庭を生み出して流行りだしたのを見て、イタリアが逆輸入的に取り入れだしたんですね
イタリアは恵まれた風土があるのに逆輸入ってのがもったいないな
でも南イタリアの地中海を望む庭や北イタリアの湖に面したセレブの家の庭はユニークで、イタリアの暖かで色鮮やかな色彩あってのものだと思った
うんやっぱアマルフィの断崖と紺碧の海とレモンのイエローは最高だな

「ラブ、デス&ロボット」
netflixのオリジナルシリーズです。それぞれ制作スタジオの違う短編アニメーションが18本
タイトル通りラブとデスとロボットのいずれか、もしくは複数をテーマとした作品群
映像手法は3D・2D・コマ撮り。かなりフォトリアルな3Dアニメから日本の手法に近い手書きアニメまでいろいろあって
ポートフォリオ的な意味が強いシリーズですね、見た目が面白くて技術的な実験やスタジオの宣伝として作ってる感じで
エンタメ作品として見て面白いって作品は全体の半分くらいかな。こういうスタジオがあるのかーと意欲あるクリエイターの見本市として見れば楽しめる。
逆にアニメだの技術だの興味なくてストーリー重視な人は見ても仕方ないかな
まあ短いので気になるやつをつまみ食いで見ればいいと思います。

個人的に気に入った作品は4本「グッドハンティング」「ラッキー13」「目撃者」「ジーマ・ブルー」
です。これ以外にもストーリーや映像が好きな作品は何本かあった
・グッドハンティング
模範的に良くできた作品。ツッコミどころなど何もない、ストーリーもテーマも映像も美術も全体が整ってて素晴らしい。今シリーズ一番の作品でしょうね
原作がすでに高い評価を受けてるSF小説だそうで、柔らかく洗練された2Dアニメーションは往年のディズニーと日本産アニメのいいとこどりをしたような作画で、アクション多めの内容にあってますね
SFファンタジーな中国のビジュアルも鮮烈で、短い尺の中で時代の移ろいと科学技術の発展をドラマチックに見せてます。最終的な落としどころも社会派で痛快
・ラッキー13
新人パイロットと物言わぬ戦闘機との心のつながりを描いたいい話。見た目はかなりリアルな3DでSF世界での迫力あるドッグファイトはものすごいです
ビジュアルでミリタリーを描いてゴリゴリな戦闘を見せてはいるけど、ストーリーが語っているのは物と人の愛で、そのギャップが爽やかでミリタリーに興味ない自分も楽しく見れた
通じ合ってるのかどうか互いに不鮮明な物と人との愛がラストで美しく結実する流れがよかった
・目撃者
これはひたすらビジュアルが素晴らしい。「スパイダーバース」の初期構想を作ったアーティストの作品だそうで、映画でもゲームでもまだお目にかかってないようなものすごい切れのモーションと映像の質感を味わえる
かなりアーティスティックで3Dモデルの処理がスタイリッシュで美術もすんばらしいです
サイケデリックでコントラスト抑え目で、香港とか台湾を思わせるがらんとした街の風景、粒子フィルターをかけたような肌の質感、リアルな布の動き。とにかく圧巻
ストーリーも何気にまとまってて、ありがちなショートショートではあるけどきちんと作ろうという姿勢は好き
・ジーマ・ブルー
良い話や~。この作品が一番ラブ、デス、ロボットのテーマを強く打ち出してるんじゃなかろうか
レトロフューチャーでアーティスティックな2Dアニメーションで、感傷的でロマンチックなSFストーリーがつづられてて非常に詩的です。色が美しいし雰囲気もロマンチックだから見ててうっとりしてしまった
語り口も文芸映画のようだし、世界的アーティストの最後の作品の悲しさとノスタルジーがメロウで素敵ね
このシリーズはコメディやグロや皮肉な方向の作品も多かったけど、こういうアートを好意的にとらえた詩的な作品もあるのはとても良いこと

個人的には割と楽しめましたね、絵描きやゲーム好き映画好きは見て損はない
こういうアートアニメや単独作品出すのが大変なスタジオがネットフリックスの援助で作品を発表できるのはいい風向きだ
やっぱまだまだネットフリックスは可能性を秘めてるし、他のストリーミングサービスもこういうオリジナル作品を出してほしいところ

「ムーンライズ・キングダム」
そんなに面白くはない。ウェス・アンダーソン監督の作品を見るのは何気にこれが初めて
2000年代以降によく活躍してる監督なのに、出会いがなかったのは我ながら不思議

映像は可愛くてミニチュア風なのは好き。
コメディとして笑えるでもないし、恋愛要素も可愛いって程でもないし
うーん映像以外はあまり見る意味がないかな
なんだろう、映画そのものもボヤっとしてるし感想もボヤっとする

「ダンガル きっと、つよくなる」
インド映画ですね、自分はこれが初めて見るインド映画です。不勉強で情けない
さすが映画大国だけあってか大作映画だと、映像も演技も音楽も脚本もアメリカやイギリスの映画に全く見劣りしませんね

尺が長いですけどテンポがよくてみっちりと汗と努力と涙が詰まった、暑いスポコンドラマ
父と娘の虐待にも近いような関係をあくまでもポップにコメディックに撮ってるおかげで、見てる方は負担がなく
徐々に親子の関係性が変わっていく様がちょっと皮肉だったりなんやかんやでポジティブであり親離れに落ち着くのが脚本の妙というか、非常に質の高い仕上がりですね

インドの小さな村を舞台に、女の子をしごき上げる親父を一度は憎むも、結局父がレスリングにこだわったおかげで娘たちはお嫁に行かずに済み、娘たちはメダリストになって社会的な名声を得る。
ただ感動的なだけじゃない、ゆがんだ社会に対して別の形でゆがんだ厳しい父のやり方がポジティブな作用をする、シニカルで大人なセンスだな

そして素晴らしいのが何といってもレスリングシーン
もう役者さんが演技じゃなくてガチのアスリートに見える。臨場感と重みが半端ない
さらにレスリングのことを1ミリも知らない自分が戦況がばっちり理解できる程度には説明が鮮やかでシンプル、映像によるプレイのポイントの見せ方もうまい、上手い。
スポーツはテニスくらいしかまともに観戦しない人間ですが、これは来年のオリンピックが楽しみだ
スポーツの魅力を伝えるって本当に難しいことだと思います、今作は類い稀な出来だ

最高に熱く、レスリングの魅力を知ることができ、なおかつ説得力のある家族ドラマとスポコンを見せてくれる、エンターテイメント大作です
大人も子供も楽しめるみんなで見て楽しい作品

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