出身:都立日比谷高校
科類:文Ⅱスペウェイ🎉
種目:三段跳び(12.86m)
好きな歌手:Mr.Children,尾崎豊
こんにちは、跳躍一年の片渕です。
普段は跳1の中でふざけている印象が強いと思いますが、今日は真面目な話をしたいと思います。
僕が陸上を始めたのは高1のときです。坊主が嫌だという理由で野球部を避け陸部に入りました。適当な理由で始めた陸上ですが僕はすぐにその魅力に引きこまれていきました。陸上はサッカーや野球と比べると地味ですが非常に真面目なスポーツです。しかし、そんな陸上の地味さと真面目さが自分の性に合っていると感じて僕は陸上が大好きになりました。そして、僕は高校三年間を陸上に捧げました。
しかし最後の夏、僕は目標にしていた都選抜、都大会に行けずに終わりました。陸上は結果が全てなので僕が高校三年間で残したものは何もありません。それが現実です。
引退後、僕は正直、もう陸上を続ける気がありませんでした。自分は高校三年間で何も残せなかった。それとともに、僕は自分の身長の小ささに限界を感じていた部分もありました。僕は身長が163cmと非常に小さい部類です。陸上は動きが単純である分、体格というものの重要性も大きいのです。
大学入学後、陸上を続ける気がなかった自分はサークルに入って楽しく遊ぶ典型的な大学生活を夢見ていろいろなサークルの体験に行ったり友達とカラオケでわいわいがやがややったりしました。しかし、どれだけ遊んでも最後に残るのは虚無感だけ、そういう生活は僕の性には合わないと感じました。
そして、結局またなんとなく陸部に入りました。
大学の部活に入ってからも最初の一、二ヶ月は目標もなくただ無気力に練習していました。負けても悔しくありませんでした。俺は身長が小さいしと。
しかしその反面、自然体で陸上に臨めたことで徐々に陸上を始めたころの陸上が好きな気持ち、新鮮な気持ちが蘇ってきました。勝ちたいという気持ちも芽生えてきました。
「勝ちたい」そう思えた時、僕は「身長が小さいこと」を言い訳に勝負から逃げるのをやめようと思いました。「身長が小さい」ことは欠点ではなく大事な僕の個性の一つなのだと。どんな人でも皆、人はコンプレックスを抱えていて結局はそれをどう捉えるかの問題だと思います。
それから僕は陸上ともう一度真面目に向き合うことを決めました。おおげさですが苦しい時は俺は身長が小さい人を代表して戦っているんだと自分に言い聞かせました。
そして、先日の四大戦、高校のベストを塗り替えることが出来ました。自分の跳躍に驚くとともに小さくたってまだまだ跳べると感じました。あの時陸上をやめなくてよかった、そう思いました。
そして今、僕には新たな目標ができました。それは対抗選手になり身長が小さい人たちに勇気を与えられるような跳躍をすることです。
いつか偶然、通りかかった背が小さい子が僕の跳躍を見て身長が小さくてもあれだけ跳べるんだと思ってくれたら幸せです。
僕は非常に不器用で実力もまだまだ足りないですが、頑張っている身長が小さい人たちに恥じないようがんばります。改めて陸部の皆さんよろしくお願いします。
最後になりますが日比谷高校は毎田と原澤を除いて健全な学校です。最近、僕や戸部先輩に対する風評被害が激しくて困っています^^;
次は愛しのひかるん、、、ではなく中1のもりもんこと森本君にお願いします✋