表面生地だけは汚れにくいのが尚更なのかソールやトゥーガードが真っ黒になり、中も汗や靴下に付着した砂で汚れて臭いを伴いつつも洗う頻度が少なかったり安価故に使い捨て感覚で一度も洗われることなく生涯を終えるビニール白バレー。

とは言え布生地でも一定数の割合で同様な扱いを受ける上履きも当然ありますが。
そうなってくると生地は毎日学校の掃除で床を拭かれて穴が開くほど使い込まれたボロ雑巾並みのビジュアルになっていた記憶がありますし、中敷きも布製だと泥水のようなこげ茶色にまで汚れいている子も居ましたね。

小学生時代、カラーバレー勢(全校児童の約8割。うち6割はムーンスターのスクールカラー、アキレスのルームカラーとアサヒのスクールフロアーがそれぞれ1割)は大体週末持ち帰って洗われていて、ごく一部の男子だけがずっと洗わずに履いていた感じです。
残り2割の白バレー勢(アキレスのフロアメイトとニューバレー)は男女問わず、良くて学期末に洗うか全く洗わないかのどちらかでした。フロアメイトはとにかく、ニューバレーはカラーバレー勢同様布生地なのですが…。

同じ学年の男子が一人、一つ上の学年で女子が二人、四つ上の学年で女子が一人と布製のニューバレーを履いていましたがいずれも「ぼろ雑巾」並みの汚さで、とても持ち帰って洗われている感は無かったですね。
フロアメイトは同じ学年では男子が二人、一つ上で女子が二人男子が一人、二つ上で女子が四人…と覚えている限りではニューバレーよりも人気がありましたが、ソールの汚れ具合が洗われていないニューバレー勢と同じビジュアルでグレーに染まっていたあたり、やはり洗われていない感じでした。


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ビニール生地の表面とは裏腹に渋くグレーに染まるを通り越して黒光りするほどトゥーガードが汚れていますね…


また、もう一つの魅力として
「水が染みこんでこない」
ことが個人的にビニール白バレーに惹かれるひとつ。

幼稚園児の頃、本降りの雨が降る日にフロアメイトを履いた一人の女の子が下駄箱(屋外設置だが屋根付きの場所)のスペースに居ました。そのスペースの隅には柱があり、雨どいの塩ビ管も付いていて排水口から緩やかに雨水が流れ出ていました。そしてその流れ出た雨水が出ているところには水たまりも。
女の子はその水たまりを「パチャンっ」と踏付け、廊下に戻っていきました。

私はただぼーっと眺めていた記憶がありますが、この時には私も布製のムーンスターアルファバンドからビニールのフロアメイトだったので、女の子が去った後に真似をしてバシャバシャしてました^^;

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「長靴じゃないのに濡れた場所でも平気な靴!」
を幼きにして覚えた私。

以降、小学校になってからは当時学校の推奨靴だったスクールカラーでしたが、定期的に濡れる時が訪れることに。トイレ掃除の時間。
学校によりけりで便所サンダルに履き替える学校もあるようですが、私の学校は出入り口にマットが敷いてあるだけで上履きのままトイレに出入りするスタイルでした。
掃除の時間も掃除用の長靴がある訳でもなく、上履きのまま床に水を撒いて拭いて…ちょっとミスれば水が染みこんできて靴下も濡れ始め「あー…」といった感じに。
そんな清掃班の中にフロアメイトを履いていた二つ上の天真爛漫な女子児童がトイレから一旦出てきましたが、カラーバレー勢と同じく上履きに水がしっかりと掛かっていた状態。「靴下とか濡れてないんすか?」と私は尋ねました(この程度で浸水しないのは知っているけど)が、「んー?全然濡れてないよー。」と返答。掃除終了の挨拶をして解散していきました。
なお、カラーバレー勢は全員大なり小なりの浸水ダメージ。


履きこんでも汚れが目立ちにくい、濡れても浸水しにくい、安く買える…そのタフさと手軽さからビニール白バレーは普及していったのですかね。