先週、一週間ほど、れあとパパと一緒に実家へ帰省していたのですが、帰りがけに8歳の姪っ子がこんな可愛らしい絵を描いてくれました

image

れあとママがお散歩している所です。

とっても楽しそうでしょ

れあは、お散歩で他の犬の匂いや気配が怖くて不安になり、動けなくなってしまいます。去年、姪っ子の家の近くをお散歩した時に、外飼いの犬の気配が怖くて歩けなくなってしまったのですが、姪っ子は最後まで見守ってくれたんです。

今回も怖がって歩けない場面もありましたが、れあも笑顔で、みんなと楽しく歩けたんです。

とっても心配してくれていたので、嬉しかったんだと思います!

ママも嬉しくなっちゃいました

皆さんは、愛犬と楽しくお散歩出来ていますか?
愛犬は楽しそうですか?

ママは、れあが安心して楽しく歩けるようなお散歩を目指して、チャーリードッグスクールにて学んでいます。

帰省やら、就活やらで、更新が滞っていましたが^^;

先日参加したチャーリードッグスクールの横浜座学について書かせて頂きますね。

テーマは、「リード使い」

リードとは、犬と人を繋ぐひもですが、使い方によっては犬に非常に悪い影響を与えてしまうものです。

れあにとって、リードは、自由を奪われ拘束されるもの。嫌なもの。痛いもの。
そして、その嫌なリードを持つママも嫌なもの。

ママは間違った使い方をしてしまって、リードだけでなく、リードを着けてするお散歩や、リードが着いている時に会う犬にまで、悪い印象を与えてしまい、ママとの関係も悪くしてしまいました。

まだまだ、リードに対する嫌悪感を与えてしまっていると思います。リードによるフラストレーションって、私達が考える以上に犬は感じているものなんです。


れあは、お散歩デビュー時から、行きたい方へグイグイ引っ張るし、まるで掃除機の様に下を向いて地面スレスレに匂い嗅ぎしながら突き進む仔で、石ころや木の実などの食べ物ではないものまで拾い食いしていました。

心配で、専門家に相談し、生後4ヶ月の頃、出張訓練士から「ジャーク」を教わりました。

「ジャーク」とは、リードを急激に引いて犬の首にショックを与えること。

引っ張りそうになったら、走りそうになったら、匂い嗅ぎしそうになったら、リードでピシッとジャーク。

素人のママが短時間で習得出来るはずありません。

なかなか効果がないけれど、何とか治したいと気合が入り、つい強いショックを与えてしまっていたと思います。

仔犬にとって首に強いショックを与えられる事は、ものすごく衝撃で、苦しく、怖いものです。気管を痛めてしまったり、頸椎を骨折させてしまったりという事もあるのです。

ママは、外に出る度に、れあに怖い思いをさせてしまっていました。

次に、生後5ヶ月の頃、プライベート訓練で脚側歩行を教わりました。その時教わったリードの持ち方は、右手は胸の位置、左手は腰の位置。持ち手を含めて1.2mのリードをその様に持つと、体高の低いミニチュアダックスは、人の足に体が当たる位ピッタリと左足についていないとリードが張れてしまいます。

全く自由度がありません。

脚側の位置を覚えても、歩こうとすると離れてしまい、その都度「ツケ」のコマンドや、リードで誘導して脚側の位置に戻していました。

リードで誘導すると言っても、どうしても引き戻してしまうため、接触走性が働き、れあはどんどん引っ張るようになり、左側に体を傾けながら歩くようになり、外へ外へと離れようとするようになりました。

そこで、今度は3歩進んでオスワリして、アイコンタクト。

あっちへ行きたいけどママに引っ張って戻され、コマンドで脚側につかせられる、何度もオスワリさせられる。

匂い嗅ぎも、下を向くのも禁止で、しそうになったら「いけない」と叱られる。

想像してみて下さい。

これじゃ、お散歩ではないですよね?
どこにも楽しさとかないですよね?

犬にとっての当然の行為も、わけも分からず禁止されて、叱られて。

虐待です。

どれだけ苦痛だったことか、、、

れあはとうとうストライキを起こしました。お散歩の時間になるとサークルの中に立て籠もり出てこない

そうですよね。

全く自由に歩けないし、痛いし、怖いし。

れあにとって、リードはウザいもので、リードハーネス、洋服を空噛みするようになり、しまいには装着も嫌がるようになってしまいました。

ママは、まだ外の世界を知らない4、5ヶ月の小さな子犬に何を教えたかったのでしょうか?

これがしつけなのでしょうか?

ただただ、嫌な思いをさせていただけです。


チャーリーママさんが最初に

元々、犬は歩くのが好きな動物

だから

「歩く喜びを教えてあげて欲しい!!」

と、お話がありました。

本当にそうですよね!!

だから、

初めて外の世界に出た時に、「外は楽しいんだよ」「怖かったらママのそばに戻ってくれば安心だよ」を教えてあげて欲しい!

と。

本当に本当にそうですよね!!

リードは、犬がどこかへ行ってしまわないように制御したり、引っ張ってこちらへ来させようとしたり、力を加えて言う事を聞かせようとするものではありません。

チャーリーママさんのリード使いは、犬が自由に動く事が出来て、「こっちだよ」「行かないよ」と人の意思を伝えるための軽い合図だったり、「大丈夫だよ」と落ち着かせてあげたり、守ってあげたりするもの。

そして、「落ち着かせてあげたい」「楽しく歩かせてあげたい」「お互いに意識しながら歩きたい」という想いが込められています。

リードがついていても、オフリードの様に、犬にけして嫌悪感を与えず心地良く動けて、安心出来る様に、喜んで飼い主について来る様に、人が気を配ります。

色々なテクニックがあるのですが、3mという長めのリードで、犬に嫌悪感を与えない様に、リードが張れないように気を配るだけで、随分と犬がイキイキとして来ます。


ママが行ったジャークなどのトレーニングは、この日本で多く行われているものです。

犬は人間に従わせるもの。

痛みや叱りでわからせるもの。

そんな支配性理論に基づいたしつけや訓練が、まだまだ行われています。

チャーリーママさんは、おっしゃいます。

例え、そのようなトレーニングがある犬に上手く行ったとしても、

絶対に

支配性理論は一掃されなければならない!!

と。

犬は人と心を通わせる事が出来ます。だから、愛しくて、心惹かれる。

それなのに、しつけと称して行われていることは、犬にとって酷いことばかり。専門家から教われば、酷いという認識を持たず、行ってしまっている人もいるでしょう。

でもよく考えれば、わかりますよね。

人から酷い事をされたら、人を頼らなくなり、心を閉ざしてしまうのは当然ですよね。


お散歩で、犬が安心して歩けないのは、リード使いだけではありません。

生活環境は快適か、犬の欲は満たされているか、飼い主との関係が良いか、過去の経験など、色々な事が絡んでいます。

ママは、しつけと称し、これらも満たしてあげていませんでした。

れあの場合、なかなか安心して外を歩けないのは、ママのそばが心地良くなかったり、ママを頼りにしていないという事が大きいと思います。

だから、頭の中が、怖い気持ちで占領されてしまうのです。


ムツゴロウさんのお父さんの犬のお話を紹介してくださいました。

image


この、「ムツゴロウの猫読本」に出てくるお話で、

ムツゴロウさんのお父さんの犬のポチという名前のポインターは、お父さんにとても心服していて、ポチにとってお父さんは、友人であり、仲間であり、神様であり、絶対者であったそうです。

ある日、キジの猟に連れて行った際、誤ってポチに散弾し、片肺に貫通し、医師であるお父さんが無麻酔で治療するのですが、ポチはヒイとも言わず、全てをお父さんにゆだね、じっとお父さんを見つめていたそうです。

恨みもせず、その眼は穏やかで、信頼にあふれ、春の日差しのようだったそうです。


犬って、そういう動物です。

犬は人に寄り添い、信頼を寄せてくれる動物です。

チャリーママさんは、犬と人が心を通じ合わせ、一緒に楽しく暮らす魅力を教えて下さいます。


大切なのは、

人間を尊重する犬

人間を頼る犬

人間とコンタクトをとる犬

にするために、

まず人を好きになって貰う。

犬とコミュニケーションがとれるようにすること。

だと言います。


このために、時間はかかっても、毎日コツコツとトレーニングに取り組むのです。
犬の事を知る為に学ぶのです。


時間はかかるかもしれないけど、れあが少しでも安心して、楽しくお散歩やお出掛けが出来る様に、取り組みたいと思います。

脚側で歩く事は、犬にとっては一番落ち着く場所でもあります。

それを強制して、嫌な場所にしてはいけないのです。

リードは、拘束される嫌なものではなく、飼い主と繋がる絆でもあり、守ってくれるもの、安心して楽しく歩ける場所を作ってくれるものでなくてはなりません。

飼い主の側が、一番安心。一番心地良い。と、犬自身が思えるように教えてあげるには、普段の関係が大きく関係してきます。


午後からは、基本的なリード使いや、細かなテクニックなども手取り足取り教えて下さいました。

今回は特に午前中のお話が、強く心に響いたので、その事について書かせて頂きました。

チャーリーママさま、ご一緒した皆さま、楽しく学ばせて頂き、ありがとうございました。