鉱山AT
Urza's Mine / ウルザの鉱山 
土地 — ウルザの(Urza's) 鉱山(Mine)
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・魔力炉(Power-Plant)とウルザの・塔(Tower)をコントロールしている場合、代わりにあなたのマナ・プールに(2)を加える。

 大アーティファクト時代には、鉱山は都市と同じくらいありふれたものとなった。

ウルザの鉱山とはウルザズサーガである。
 


ウルザは多層次元の中心世界「ドミナリア」の歴史そのものを体現したアーティフィサーにして強大なプレインズウォーカー。
ドミナリアのテリシア大陸アルガイヴ地方出身。
弟の「ミシュラ」も才能あるアーティフィサーで、この弟との関係がウルザの、ドミナリアの運命を大きく左右した。

二人は年の初めと年の終わりに生まれた同じ年の兄弟(AR0年、ARは)。
母親を生まれてすぐに亡くし、父親は再婚したが義母との仲は良くなく、父親も病に倒れる。
二人は父親の知人である考古学者「トカシア」とその発掘隊に引き取られ、彼女を実の親の様に慕った。
トカシアは親代わりであると同時に自身の古代スラン文明の知識やアーティファクトに関する知識を教える師匠でもあった。
ウルザとミシュラは共に勉強熱心だったが、ウルザはテント内で資料の研究に励むインドア派、ミシュラは部族から話を聞いたり掘削に赴くアウトドア派と真逆の方向に育っていく。
しかし、二人は決して仲が悪いわけではなく、唯一の肉親同士としてお互いを支えあって生きていた。

二人が発掘隊のキャラバンに引き取られて6年後(AR16年)。発掘隊はスラン文明の遺物「羽ばたき飛行機械」を良好な状態で発見、ウルザを中心にその修理・復元に成功する。
テスト飛行の際に大地に巨大な地上絵が描かれていることに気づきその解読の結果、ある一つの地点を指し示していることがわかった。
その場所は険しい山脈に囲まれた場所であり地上から行くのは困難で、キャラバンは飛行機械による調査隊の派遣を決定した。
羽ばたき飛行機械

さらに4年後(AR20年)。飛行機械の整備・調整を完璧に済ませたトカシア、ウルザ、ミシュラの3人が出発。
地上絵が示した地点上空に辿り着くと眼下にはスラン文明の遺跡が立ち並んでいた。
上空を旋回していると突如、ロック鳥の群れに襲われ不時着、近くの洞窟へと身を隠すことに。

コイロスの洞窟10

この洞窟こそが古代スラン文明の首都ハルシオンの遺跡であり、白黒コンの繁栄を支えたコイロスの洞窟である。
「コイロス」とは古代アルガイヴ語で「秘密」を意味し、ウルザが名づけた。
洞窟を探検した三人は最奥部で稼働していた施設の中枢で絶大な魔力を秘める宝石「パワーストーン」を発見する。
兄弟がパワーストーンに近づくとパワーストーンは二つに割れ、ウルザがマイトストーンを、ミシュラがウィークストーンをそれぞれ分け合う形となった。
この洞窟とパワーストーンの役割を知るのは遠い先の話である。

マイトウィーク


三人がキャンプに戻った後、ウルザとミシュラは事あるごとにパワーストーンを巡り争うようになる。トカシアは二人をなだめようとするが、その巻き添えとなり死亡してしまう。
彼女の死がきっかけとなりついに兄弟は袂を分かつこととなった。

ウルザが21歳になった頃(AR21年)。彼はヨーティアという国の首都グルーグにあるラスコー時計店にてラスコー氏の弟子として住み込みで働いていてその暮らしの中で王女カイラと出会う。
しばらくして、王女の婿探しの儀が始まった。それは「広場中央になる翡翠の巨像を動かしたものが王女と結婚できる」というもの。
ウルザは王女との結婚には興味がなかったが、王女の婿に与えられる宝の山の中に古代スラン文明の秘本「ジェイラム秘本」があることを知ると「力ではなく知識で動かす」と宣言し自ら作り上げたアーティファクトのロボットで翡翠の巨像を動かした。
国王は難色を示したが、カイラの説得とラスコーの言葉を受けて結婚を許可、結果的にウルザはヨーティア国の王族となり権力を手にした。

ジェイラム


同じ頃、ミシュラはヨーティアと対立していたファラジという国で王子の家庭教師という立場から実権を掌握、ファイレクシアの技術を取り入れていく。
兄弟の対立は国家の対立に発展していくことになった。

AR27~28年頃、後に兄弟戦争と呼ばれる戦争が勃発。
開戦まもなく首都グルーグとその防衛軍は複製されたファイレクシア製の兵器「ドラゴン・エンジン」とミシュラお手製の「戦争機械」に壊滅させられてしまう。
これ以上人の犠牲を出したくないウルザは自身も機械の兵力を増産することを決意。
これによりテリシア大陸中の資源を浪費していってしまう。
また、この頃ウルザには息子、ハービンが生まれている。

ドラゴン・エンジン戦争機械


AR55年。青年となったハービンが偶然アルゴス島を発見。戦争はこのアルゴスの豊かな資源を巡る争いへ移り変わっていく。
アルゴスには森の意志を体現する女神ティタニアと彼女を信仰するエルフ、ドルイドたちと屈強なツリーフォークがいた。
当初は抵抗していたが次第に諦めへと変わっていった。

ティタニア


おそらくこの頃にウルザはアルゴスの難民たちを改造したドラゴン・エンジンに乗せ別の次元へ避難させた。
後にある次元に辿り着き、その地で伝説として語り継がれているがそれはまた別の話。

AR63年。ついにアルゴスの地にて最終決戦を迎える。その戦いの最中、ウルザはミシュラと対峙した。
この時、ウルザはミシュラが既に生きる機械となっていること、ファイレクシアに魂を捧げていたことを知る。
深い怒りと悲しみを抱いたウルザはスランのアーティファクト「サイリクス」の力を解放、大爆発を起こしミシュラごとアルゴスをふっ飛ばした。
この影響でドミナリアは氷河期へ突入する。
災厄の象徴である。

サイリクス仕返し


当然、ウルザも大爆発に巻き込まれたが、ミシュラが持っていたパワーストーンがウルザが持っていたパワーストーンに引き寄せられ、ウルザの目の代わりに頭蓋骨に収まってなんとかなった。
こうして戦争は終結し、ウルザはプレインズウォーカーとなった。


※この記事はMTGWikiの記事「ウルザ」を中心に、その関連人物の記事や他サイトの情報を再構築してものである。



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