ゴルガリの墓トロール

墓トロール
Golgari Grave-Troll / ゴルガリの墓トロール (4)(緑)
クリーチャー — トロール(Troll) スケルトン(Skeleton)
ゴルガリの墓トロールは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、その上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。 
(1),ゴルガリの墓トロールから+1/+1カウンターを1個取り除く:ゴルガリの墓トロールを再生する。 
発掘6(あなたがカードを引く場合、代わりにあなたはあなたのライブラリーのカードを上からちょうど6枚、あなたの墓地に置いてもよい。そうした場合、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。そうしなかった場合、カードを1枚引く。)

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ゴルガリの墓トロールとはやたら手札に来るし捨てれなかった。
 



feature211c_Golgari
ラヴニカ:ギルドの都のレア。
トロールにしてスケルトンという唯一の組み合わせを持つクリーチャーである。(当ブログの熱心な読者諸君は筆者が『多相』についていちいち言及するのを面倒くさく感じており特に触れていないことを心得ているはずだ。)
そして黒以外の単色スケルトンというのも大変珍しく、「ゴルガリの墓トロール」の他には「ヴィーアシーノの骸骨」しか存在しない。
にも拘らず貴重さを感じさせないのはその活躍によるところが大きいだろう。

5マナにして0/0。戦場に出たときに墓地のクリーチャー分の+1/+1カウンターを乗せ、1マナとカウンター1個を取り除くことで再生可能。
当時のスタンダードは「神の怒り」を筆頭に「最後の喘ぎ」や「化膿」といった再生があまりに飾りな時代で除去体制としてはあまりに頼りない。
しかしそれを覆すのが『発掘』。
発掘X(あなたがカードを引く場合、代わりにあなたはあなたのライブラリーのカードを上からちょうどX枚、あなたの墓地に置いてもよい。そうした場合、あなたの墓地にあるこのカードをあなたの手札に戻す。そうしなかった場合、カードを1枚引く。)
デッキをコストにドローを墓地回収に置き換えるゴルガリの能力。
緑と黒という墓地回収に秀でた色にぴったりだ。
これによりデッキが許す限り「ゴルガリの墓トロール」を回収することができ、自身のサイズアップにも繋がっている自己完結性からフィニッシャー性能の高さが窺える。
同様の能力を持つ生ける土地「安息のない墓、スヴォグトース」との2枚看板を貼る。

スヴォグトース
Svogthos, the Restless Tomb / 安息の無い墓、スヴォグトース
土地
(T):(◇)を加える。 
(3)(黒)(緑):ターン終了時まで、安息の無い墓、スヴォグトースは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数に等しい。」を持つ黒であり緑である植物(Plant)・ゾンビ(Zombie)・クリーチャーになる。それは土地でもある。

これ自体に発掘はないが「壌土からの生命」で回収可能。
墓地肥やしとフィニッシャーを同時にこなすゴルガリの根幹とも言うべきクリーチャーであった。


だけで済むわけがなかった。
発掘の真価は圧倒的な墓地肥やし。墓地が第2の手札となった瞬間である。
最大数6を持つ「ゴルガリの墓トロール」の優先度は高く、環境の壁を越え数々のデッキを生みだすことになる。

最初に実績を上げたのはエクステンデッド。
第7版、インベイジョン以降という膨大なカードプールに墓地活用がテーマのオデッセイブロックが混ざっており、相性が良いカードが多分に存在した。
「打開」「トレイリアの風」という手札破棄とドローがついた呪文によりすさまじい回転を見せ、何度も殴ってくる「イチョリッド」、墓地を全部食った「サイカトグ」でフィニッシュするデッキ:フリゴリッド
墓地に落ちる前提でフラッシュバック呪文を多用するのも大きな特徴である。

イチョリッド
Ichorid / イチョリッド (3)(黒)
クリーチャー - ホラー
速攻
終了ステップの開始時に、イチョリッドを生け贄に捧げる。 
あなたのアップキープの開始時に、イチョリッドがあなたの墓地にある場合、あなたは自分の墓地にあるイチョリッド以外の黒のクリーチャー・カードを1枚、追放してもよい。そうした場合、イチョリッドを戦場に戻す。

3/1


時を経てスタンダードでは未来予知にて「ナルコメーバ」「黄泉からの橋」が登場し、コンボデッキ:ナルコブリッジが登場。
フラッシュバック付きリアニメイト「戦慄からの復活」に「バサールの大魔術師」なるぶん回しエンジンがあったことでスタンダードでもフリゴリッドじみた動きが可能であった。

ナルコメーバ
Narcomoeba / ナルコメーバ (1)(青)
クリーチャー - イリュージョン
飛行
ナルコメーバがあなたのライブラリーからあなたの墓地に置かれたとき、あなたはそれを戦場に出してもよい。
1/1

発掘→ナルコメーバ出てくる→「戦慄の復活」で生贄→「黄泉からの橋」誘発ゾンビもセットで出てくる→すごい。

動きが似ていることからエクステンデッドのフリゴリッドでもナルコブリッジを問題なく組み込まれ、
もはや発掘自体が根幹であり同様のデッキはそのまんまドレッジと呼ばれるようになっていくことになるがエクステンデッドが死んだ。

しかし、レガシーでも通用し基本構造そのままにぶん回され、ヴィンテージでは「バザールの大魔術師」の元ネタ「Bazaar of Baghdad」が無制限でフル投入可能という完全体ドレッジが拝める。

バザーオブバグダット
Bazaar of Baghdad
土地
(T):カードを2枚引き、その後カードを3枚捨てる。

アラビアンナイトのアンコモン3。レガシー禁止ヴィンテージ無制限
元々リアニメイトやマッドネスと相性の良かった土地なのだが、発掘2回もできて3枚も墓地に送れるというドレッジのためにあるかのような土地である。

そして、モダン。
「過去のエクステンデッド環境を支配したデッキや簡単にモダン化できるようなレガシー・デッキ」に引っかかり「ゴルガリの墓トロール」は制定当初から禁止指定である。(「戦慄の復活」も禁止。)
参考:モダン禁止リストの変遷

なおドレッジ自体は「イチョリッド」こそいないが「恐血鬼」「復讐蔦」がその役割を埋めており、発掘5「臭い草のインプ」と発掘4「ゴルガリの凶漢」を使って存続。土地であり発掘2を持つ「ダクムーアの回収地」も登場している。
ドレッジヴァイン。この状態でも結果を残しており、解禁は絶望視されていた。

しかし、2015年1月19日 DCI禁止制限カードリスト告知により解禁された。
まさかの事態である。長らく「欠片の双子」と「出産の殻」が支配的になり落ちぶれていたのは確かであるように思う。
それでも危険を承知の上での解禁となった。

が、2017年1月9日 禁止制限告知により再禁止。
相性の良いカードが増えたこと。やはり発掘は強すぎたのだ。
サイドボードに墓地対策必須というのがよろしくなかったようだ。

墓地回収が主軸で異常なまでに粘り強く、対コントロール性能は特筆に値するのだが、あまりに墓地に偏り過ぎており対策カードが致命的にぶっ刺さる。「墓堀りの檻」は特に致命的。
それでもメイン戦最強の発掘デッキの代名詞としてエターナルに使われ続けている。


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