不可解な終焉

不可解な終焉
Baffling End / 不可解な終焉 (1)(白)
エンチャント
不可解な終焉が戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしていて点数で見たマナ・コストが3以下であるクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。 
不可解な終焉が戦場を離れたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはトランプルを持つ緑の3/3の恐竜(Dinosaur)クリーチャー・トークンを1体生成する。

ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019における渡辺雄也氏失格に関する記事である。


いわゆる競技部分のマジックザギャザリングにはあまり触れないブログではあるが、正直今回は吐き出さないと今後全く笑えないので書き連ねることにする。
そういうわけで読まなくてもいいです。
 


以下に記述するのはTeam Cygamesの説明記事によるもので客観性に欠くことには注意してもらいたい。
今日まで書かなかったのは調査段階でありやはり客観性がなかったためである。
なのになぜ書くのか?と問われればそれは大会運営陣及びWizards of the Coast LLC(以下ウィザーズ)が全く説明していないからである。

● 起こった事実のみについてのまとめ
今回のトラブルが起きた「Mythic Championship London」のDay2について、渡辺の1日の流れを説明いたします。
Round 9~11
リミテッド戦での試合だった為、今回問題となるスリーブは使用していません。
Round 12
フィーチャーマッチでの試合で、ランダムデッキチェックはありませんでした。
試合終了後、このラウンドで敗北した渡辺はスリーブの摩耗と気分転換などの理由でデッキのスリーブを新品のものに交換しました。変更したスリーブは、大会参加者に参加賞として配られたものでした。
Round 13
フィーチャーマッチでの試合でした。
ランダムデッキチェックは無く、通常通りゲームが行われました。
Round 14
ラウンド開始時のランダムデッキチェックを受けました。
結果、ジャッジから「問題ない」という判断を受け、延長時間を与えられた上でゲームを行いました。
Round 15
フィーチャーマッチでの試合でした。
試合終了後にジャッジから「スリーブを見せて欲しい」と言われ、その場で約1分程の確認が行われ、「問題ない」という判断を受けました。
Round 16
対戦相手とID(同意の上での引き分け)を行った後、20分程友人と会場内の通路で談笑していたところ、ジャッジからデッキチェックの打診を受けました。
デッキをジャッジに渡してから15分程の時間が経った頃、ジャッジに呼ばれ、ジャッジステーション裏に行ったところ、状況の説明と失格の裁定について説明を受けました。
マジック違反処置指針によると通常、マークドは『3.8. イベント上の誤り ― 区別できるカード』による警告。
しかしこの事例ではウルザトロンのみのマークドなので故意によるものとの判断、『4.8. 非紳士的行為 ― 故意の違反』となり渡辺雄也氏は失格処分となった、という形のはず。
Team Cygamesの記事には事実関係の整理、検証が載せられている。
別記事【MTGWAR】2日目モダンラウンドまとめ【Day2】には実際のスリーブ写真が載せられた。

なお、この失格処分によりトップ8に入ることができた人物。そして今大会の運営を委任された団体。
これらに関して陰謀めいた話があるが、確証が得られない以上言及すべきでない。
今回の事案を揶揄するツイートをしており感情的な面で中立性が保てそうにないので説明も避ける。

話を本筋に戻す。
競技が競技として成立させるに不可欠な要素とは"信頼"である。
ジャッジ、特にヘッドジャッジはルールであり神である。
それは公正で厳格なゲーム進行を努めると信頼されてこそ許された特権である。
だがジャッジとて人間である以上、常に正しい判断を下せるわけではない。
出場選手には後日不服を申し立て調査を要求できる権利があり、運営は説明をする義務がある。
この点がぶれてしまうとジャッジの公正さ、即ちジャッジへの信頼が損なわれてしまう。

今事案の失格処分告知には『今後MPLからの調査が行われる』と書かれ、氏の所属するTeam Cygamesも『徹底した調査と、その裁定に至った明確な証拠の提示、加えてその説明が公平公正に行われることを強く求める申し入れを行いました。』と声明を出していた。

そして本日出された調査結果がこれである。


出場停止30か月、殿堂剥奪。

・・・いくらなんでも重さの割にざっくりし過ぎません?納得できるかどうか以前の問題である。
なお、いわゆる一般的なスポーツではジャッジへの不服申し立てに対しさらに罰則を重くすることはある
野球でもサッカーでも審判への怒号の末追放処分を喰らう光景に見覚えがあるだろう。
しかしこれらは進行阻害による部分が大きく、今回の事例には当たらないと考える。
よっぽど決定的でかつ長期間行われていた痕跡でもあったんでしょうか?
Team Cygamesはこれを不服とし追加調査及び発表を検討とツイートしている。


5/10現在の動きはここまで。

懐疑的な栄光に称賛は集まるのだろうか?
公正さへ疑念が生じてしまってはもはや競技を名乗れるのだろうか?
不信感にウィザーズが飲まれたのは確かである。
だがどうしても先に記した通り、客観性に欠く。
だからこそ情報が必要なのである。

以下余談。

・ウルザトロン

一つの考察であり擁護のためではない。
このデッキは「ウルザの鉱山」「ウルザの魔力炉」「ウルザの塔」3種の特殊地形を揃えることで莫大なマナの優位性を確保するモダン有数のデッキである。
ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019においても最大勢力である。参考
渡辺雄也氏本人のリストは見つからなかったがデッキの特性上、大きな差異はないので参考として好きなデッキリストを参照してもらいたい。


土地サーチをふんだんに用いるため、渡辺雄也氏も『そのせいで折れたのではないか』と言及してる。
ここで言いたいのはウルザトロンにあえてマークをつけるならという観点で見る場合
前述の通り、土地3種を揃えるのが命題のデッキであり、その手段として「古きものの活性」や「森の占術」といったサーチ呪文にアーティファクトまで大量投入する。
その間盤面への干渉がおろそかになるのが欠点であり、だからこそ「忘却石」や「精霊龍、ウギン」で全部吹っ飛ばすのである。
要はよっぽどでない限り3種揃う設計であり、真に重要なのはウルザトロン成立後。これら範囲除去もしくは除去でもフィニッシャーでもある「解放された者、カーン」なのだ。
確かに初手トロンは強い。しかしそれでも脅威はその後だろう。
ウルザトロンを揃えるだけ揃えて何もできないのが最も恐れるべき事態であり、『揃える手段にデッキの大半を注ぎ込んだウルザの土地』よりマークするならこっちじゃね?ってのが私の考えである。
多大なリスクに対しサーチしやすさ以上の効果があるのだろうか?例えそれが試験導入されたロンドンマリガンでもこの点は大きく変わるとは思えない。
なおこれはカジュアルプレイヤーである私の見方なので有識者の意見があるならそちらのが正しい。

・デジタルへの移行

そもそもマークドは紙。アナログ故に起きる。ほとんどの不正も同様。
だったらMTGアリーナでもマジックオンラインでも大きな大会は全部プレイ環境用意してデジタルでやっちまえって話になる。
確かに解決できるだろう。少なくともデッキチェックでマークド見逃すジャッジはいなくなる。
しかしそれでも今回はウィザーズの大会運営姿勢と不透明な裁定への不信感が少なくない部分を占めており、主旨とはちょっとズレる気がする。

・コメントは独断で容赦なく消していくのでそのつもりで。


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