
読者の方からお寄せいただいた感想をご紹介します。
ページをめくるたびに、少しずつ視界がひらけていくような、世界がほんのり色づいていくような、そんな気持ちになりました。
相変わらず人とつながることは恐いし、自分のダメなところばかりが気になって、あっという間に身動きが取れなくなるけれど、そんな私でもホッと一息つける人や場所に出会えるかもしれないと思えました。
全部読み終わった後に、あとがきを読んだら涙が止まらなくなりました。
(20代/女性)
マンガエッセイ「ひきこもり女子会に参加して」の部分に、自己紹介する主人公にが出来なかったとき、反芻してしまい後悔する気持ちとても分かります(僕も地元のコミュニティに入ったとき同じように感じました)。帰り際、主人公が勇気を出して林さんに声をかけ、優しくしてもらったところ、林さんの優しい心と、主人公の安ど感も、とても共感しました。
主人公が二回目に女子会に行く時の迷い、行った際のあまりうまく話せず固まるところの主人公の心の内とてもよくわかります。女子会の作りかた、とても参考になりました。取材の際の写真撮影のルールとてもいいですね。
全体を通してひきこもり女子の声でしたが、男性の僕でも、大いに共感する部分がありました。女性だけの想いというより、ひきこり共通の不安、迷い、なのかな~と思いました。
また、主催者と当事者の上下関係のようなものもなく、フラットな関係が素敵でした。僕自身もとても共感し、心が暖かい気持ちでいっぱいになりました。この本と出合えて本当に良かったです。多くの人に手に取ってほしいですね。