感想文を提出いたします。(別館

観たり聴いたり行ったりしたものの感想をだらだらと。。。

原作・山田玲司/作画・バナーイ CICADA(シカーダ)についてもう一度書かせてくれいっ!

  • July 14, 2018
  • book
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シカーダの第4巻が 7月12日 に発売されました。

単行本で追いかけている者としては待ちに待った第4巻。
5月31日の時点で予約しておいたんですよ。amazonで。

発売日の7月12日 に [発送のお知らせ] のメールが来まして。



7月14日(土)お届け。



7月14日(土)お届けっ。



チクショーっ! amazonの野郎っ!

ヨドバシで頼んだ時は発売日の午前中に届いてたのに konozama です。
なぜヨドバシで頼まなかったのか…あたしって、ほんとバカ。
ネタバレにブチあたらないようにネット上でも引き籠る。

届かないのは仕方ないので手元にある1〜3巻を繰り返し読む事に。
(12日に合わせて既に読み返していたんだけどね)


Anyway


最近めっきり更新回数の減っているこのブログ。
マンガの事は滅多に書かないのですが3巻の発売時にシカーダについて書きました。

【 シカーダを激しく推す理由 】

要約すると

できるだけ長く読みたいから売れて貰わないと困る。

という内容です。

こんな過疎ブログで紹介したって影響が無いのは分かっているんですが
もし誰か一人でも興味を持ってくれたら、それはとっても嬉しいなって。

ただ第三巻の巻末、次巻告知に「第一部、完結。」って書いてあったんです。
でも、ワタクシ、この時点では4巻の巻末に

2019年○月、第二部始動。

とか、告知があると思ってたんですよ。

しかしですっ、
3巻発売直後に放送されたヤンサン…

第二部、未定っぽい会話!

玲司先生が最終回を連呼しておる。。。



そんなこんなで 最後になる可能性があるなら

CICADAについてもう一度書かせてくれいっ!

って事で、

4巻を待ちつつ シカーダ(1巻)をネタバレ上等
個人的妄想込みの感想を書いて行きます。







150年後のマンガが禁止された世界で
マンガ焚書官である主人公レムは一冊の漫画と一人の少女に出会う。

冒頭、物語の結末を思わせるイントロダクションから時間は1年前に遡り物語が始まる。

まずビックリしたのが地下で取引されているマンガとして登場するのは「うる星やつら 2巻」
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シカーダという物語に登場するマンガはボクらが知っている
実在の作品が時を経て読まれているという設定。
これには非常に驚かされました。

そして更に驚かされるのがこの「うる星やつら 2巻」の不法所持者は

それに主人公の「あたる」って奴は、
バカでスケベでなんの取り柄もないのに……
どんなに女に拒まれても…
絶対に折れないんだ…
しかもヒロインは、そんなクズみたいな男をずっと好きでいるんだ…


と涙を流しながら語ります。

「うる星やつら」をそういう風にとらえるかっ!
確かに上記の説明に間違えはないですよね。
コメディ作品の構造を別の側面から見て抽出する事で
新しい価値が付加されるこのシーンには驚かされました。

主人公レムは焚書官としてこの「うる星やつら 2巻」を焚してしまいます。
(最終兵器彼女 や Bバージンも…)

主人公レムは自身の事を「クズみたいな男」と思っていて
「あたる」と自身を重ねるものの自分にはずっと好きでいてくれる相手はいない。
かわいがっていたネコもいなくなり死にそうなほど寂しい状況。

彼は次の現場で目にした「うる星やつら 1巻」を持ち帰ってしまいます。

さてはて、レムが読んだ「うる星やつら 1巻」。
ぶっちゃけワタクシアニメしか見たことが無かったので
マンガで読んだ事がありませんで…というか
どんな始まりだったのか覚えていなかったんです。(みんな覚えてるのかな?)

で、「うる星やつら」の始まりを読んでみました。

第一話がどんな話かというと「かけめぐる青春」というタイトルで
地球侵略にやってきたインベーダーが適当に選んだ地球人と
地球を賭けて鬼ごっこで勝負をするというお話。
苦戦する あたる を 奮起させるため しのぶ が「勝てたら結婚してあげる」と約束し
あたる は「結婚」を連呼しながら ラムちゃん を追いかけた事で誤解が生じる。

シカーダでは主人公レムが読んでいるシーンに「うる星やつら」のコマが
インサートされているのですがそこで気になったのが
「レムはどの辺りを読んでいるのか?」
「実際の「うる星やつら」にそのコマは存在するのか?」

探してみたら実際にあるコマが引用されインサートがされていました。
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見比べてみるとちゃんと「うる星やつら」のキャラでありながら
バナーイ先生の独自のタッチが加えられているのがわかって楽しいです。

で、気がついたのが引用されているコマは全て
うる星やつら の「第1話」に登場するコマなんですね。

考えてみれば レム は始めから読んでいるので当然なのですが
ボクは見比べてみることで初めて気がつきました。

ただ一つ例外がありました。
それは上の画像の次のページ
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このコマだけは うる星やつら の「第3話」に登場するコマ。

うる星やつら の第1話を読み返してみると
ラムちゃん から あたる に抱きついている
大コマが無いので絵的な説得力を考えて
このコマだけ第3話から引用している可能性はあります。

ただ非常に興味深いのは うる星やつら の第2話は、なんと
ラムちゃんが一切出てこない全く別の話なんですよ!(みんな知ってた!?)

主人公レムの状況・気持ちを考えてみると
ラムちゃん が全く登場しない第2話を経て
第3話中盤でやっと ラムちゃん が再登場する展開は
ボクが思う以上の長い時間に感じただろうし
再会した ラムちゃん はちゃんと好きでいてくれている。

そう考えるとコマ下の

ずっと……


という言葉と レムの涙 の説得力が増して
より一層グッときちゃいます。

シカーダ第1話の最後で出会った少女は「うる星やつら」を目にし
「だっちゃ?」という言葉を発してシカーダ第1話は幕を閉じます。

レム にとっての ラム との出会いになるわけですが
シカーダ第2話の冒頭が 追いかけっこ になる展開も
「うる星やつら」の第一話の鬼ごっこと重なって見えてきます。


出会った少女 ロルカ は「うる星やつら」の代わりに
「ベルばら」を読ませてくれるという。
ロルカの持っている「ベルばら」は

7巻 美しき愛のちかいの巻
8巻 神にめされて…の巻


「ベルばら」の内容については ロルカちゃん が
「(アンドレは)オスカルのために死ぬの…」と
ネタバ玲司ism 全開で教えてくれます。(笑

ここでの「ベルばら」インサートももちろん実際にあるコマからの引用。
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オスカルの方は7巻で肖像画を書いて貰っている時の大ゴマなんですが
ボクが非常に気になったのはアンドレの方です。

このアンドレの紹介の方は8巻にあるコマの引用になってます。
つまりロルカは「ベルばら」の内容を説明している最中に
7巻と8巻を持ち替えている事になります。

「ベルばら」ですから主要キャラクターの魅力的な表情の大ゴマは沢山ありますし
ネタバレを強調するのであればアンドレ絶命シーンも8巻にあります。

しかしここで引用されているアンドレのコマは
引用元になっている「ベルばら 8巻」では割りと小さいコマなんですね。
しかも「ベルばら」側の擬音「ピク…」という部分込みで描かれているので
ものスゴク意図的にこのコマを選んでいるのではないか、と思ったんです。

このコマがある引用元のページには何が書かれているのか。

武装した市民であふれたパリへの出動を命じられたオスカル。
アンドレのついていく、オスカルのつれていかない のやりとりの果て

アンドレは「つれていけ つれていけ 地獄の果てに おれは おまえの影だ」と言い
オスカルは「わたしが臆病者にならぬよう しっかりと そばに ついていてくれ」と。
つまり互いの本音があらわになり「一緒にいたい」という想いが重なるシーンなんです。

「アンドレになりたい派」ロルカ は オスカル のために死をも覚悟して
「…とおい目をしている…」アンドレ が描かれているこのページを
選んで開き レム に見せている。彼女のお気に入りシーン。

そして「アンドレ と オスカル」「ロルカ と レム」の関係性の暗示に。

そんな意味が込められているのではないかな?と思いました。


この時点でレムが読んでいるのは ベルばら 8巻 までですが
ベルばら 8巻のヒキになる バスティーユへの砲撃開始を受けるように
シカーダの展開も一巻のクライマックスシーケンスに突入。

レム は「ベルばら」全巻を求めて軍の施設に侵入
ついにシカーダ登場でその能力と秘密が明らかになります。

漫画を…現実にする能力…
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プルートウっ!

流石に驚きました。

ヤンサンで「漫画で戦う漫画」と言っていましたが
こういう形だったとは思いませんでした。


「ほぼレディ・プレイヤー1」… 否
レディ・プレイヤー1 が 「ほぼシカーダ」。
全力疾走しすぎて常に時代の先を行きすぎている
山田玲司についに時代が追いついてきた。(笑


で、そのシカーダの秘密を知って
ワタクシ一巻最初のイントロダクション(一年後)部分を見返す。

クッソーっ!ロルカの小指“ちゃんと”光ってるやんけっ!


そして

リクロっ!えぇ… リクロ…

レム は命からがら「ベルばら」6巻を手に入れます。
その「ベルばら 6巻」のサブタイトルは

「燃えあがる革命の火の巻」

レム と ロルカ の物語を暗示している気がしてソワソワしてしまいます。
(ちなみにコレ書いている時点で4巻届いていません。。。待っている時間で書いてます。)


レムは「ベルばら 6巻」をロルカにあげるも
ロルカは「一緒に読む」という約束を守るために
もらった「ベルばら 6巻」を読まずに
「のだめカンタービレ 3」を読む事にします。

もちろんワタクシも読み直してみる事にします。

「のだめカンタービレ 3」の何気ない一コマなんですが
テスト勉強をしている時に音楽史の話になり
「フランス革命!のだめ「ベルバラ」大好きー」
という のだめ の台詞があるんです。
(シカーダでは引用されていないコマです)

ホントに何気ない一コマなんですが
ロルカ は「ベルばら」がどんな話か知っている状態で
この「のだめカンタービレ 3」を読んでいる。

「この漫画の主人公(のだめ)も
 ワタシが好きな「ベルばら」を好きなんだ!」


そう思って読んでいる。と考えると感慨深いものがあります。

だって自分の知っている漫画が漫画の中に出てくるんですから…
これって…この感覚って…


シカーダ第一巻の最後のコマは物語的に自然な流れなので
「ベルばら」に重ねるのはいささか強引ではありますが
ロルカの服のたなびき方とかがどことなく重なって見えてしまいます。
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「ベルばら」側の「産まれてきてよかった…!!」
シカーダの裏側にあると思うと感動もひとしお。


・・・という様な妄想マックスの シカーダ 第一巻紹介。

妄想しすぎて勝手な意味づけになっている気もしますが(ナンカスミマセン…)
でも、深読み先生 a.k.a. 山田玲司 は怒ったりしないハズ。

ボクの妄想部分はさておき、やはり面白い作品だと思う。
第二部始動のキッカケにもなると思うのでもし興味を持った人がいたら
今からでも是非手にとって読んで欲しいのです。。。



4巻の感想へつづく…。

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土曜日の夕方になってやっとこ シカーダ 4巻 来た。

流石にココで4巻の内容に触れるような無粋者ではございません。

「とにかく先を知りたい」という気持ちと戦いながら

1ページ・1コマのスミからスミまで…

ハラハラする展開に手に汗を握り…

熱い展開に胸を躍らせ…

モブで描かれたキャラに笑い…

没入しすぎて何度か声が出てしまいました。

大切に、ジックリと読んでいっても
左手で押さえている本の厚みが、みるみる薄くなっていく。

こんな気持ちは紙の漫画でしか味わえなかっただろうな。

そしてこの物語の結末に描かれている事。

玲司先生の巻末エッセイ。

ボク、信じてます。


そして最後、バナーイ先生の巻末エッセイパート。

バナーイっやってくれるぜ!

マジ最高でした。


--
12日に合わせて1〜3巻を読み直していたものの
amazon からの到着が遅れた事でこの2日間、
何度も何度も読み返して、上の1巻の妄想記事を書いて
完全に没入した状態で4巻を読んだのでオジサン泣いちゃったよ。

だけど、このシカーダ第一部の物語にはアノ件やアノ件、
もっともっと知りたい事があります。
この「漫画を現実にするシカーダ」という設定なら…
素人考えで「こんな展開」「あんな展開」を妄想してました。
(その妄想の一つがパナーイ先生の巻末エッセイと同じだったのでマジ震えた)

きっとそれもこれも実は用意されていて
まだまだ書ける事は沢山あるんだろうな。と。
第一部の続きはもちろん、プリクエルも、サイドストーリーも…


第二部。本気で待ってる…

原作の山田玲司先生、作画のバナーイ先生。
素晴らしい第一部、ありがとうございました



第二部を読む事ができたらその時は
CICADAについてもう一度書かせてくれいっ!


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焼肉ドラゴン

焼肉ドラゴン(2018)

20180607


2018.06.07.
19:00 @ユナイテッドシネマとしまえん 試写会
uzazo評価:★★☆☆☆


大泉洋ファンのヨメ氏が試写会当たったという事で
「焼肉ドラゴン」一足先に観てきました。

高度経済成長期の大阪で焼肉屋を営む
在日韓国人家族のヒューマンドラマ。

「笑いあり、涙あり」という事で宣伝していますが
試写会会場の雰囲気から想像するに好評なのだと思います。

ボク自身も出演されている俳優さんの熱量ある演技を
存分に楽しみましたので★2評価は低すぎかなぁ。とも思います。


公開前ですしネタバレはしませんが
劇場で鑑賞した後で時間が経ってから思った事を含めて感想を。

ご覧になる予定の方はここでお別れです。



さて、劇場で観た直後と時間が経ってから感想が変わった部分。

この物語に出てくる父親と母親のシーン。
コメディパートでもシリアスパートでも
重要な役がらで好演されていたのですが
物語の端々で感情移入出来ないシーンがいくつもあるんですね。
これは物語の設定から疑問符が付いてしまう部分なんです。

ただ時間が経って考えてみると
この物語の父親・母親って寺内貫太郎一家の小林亜星なんですよね。

これはもしかしたらボクだけが気がついていなかったのかもしれない事で
「情に厚いが癇癪持ちで理不尽」という事をわかって観ていれば
疑問符の「いくつか」は解消されてもっと感情移入して観られた気がします。


あとは些細な揚げ足取りみたいな事なんですがどうしてもノイズになった事。

この作品は元が舞台という事だそうですが
舞台での演出で良かった部分をそのまま映画に持ち込んでいるのでは?
と、思われる部分がいくつかあるんですね。

その一つは笑いの入る所です。
シリアスなシーンの直後にハズシの笑いが入ってくるんです。
これはこの作品の最も良いところではあるのですが
舞台演劇的な演出で映画としてはちょっと演出過多の様に思いました。

ちょっとクドイというか、長いというか…

シリアスなシーンの裏に笑いが起こるのは素晴らしいんですが
全体の流れを切ってしまう感じなので映画としては
もっと抑えめにしてもらった方が良かった気がします。

でも、爆笑できた人は高評価部分だと思うので
これは評価の分かれる部分かな?


あとはサクラの花びらです。
舞台演出としては「降らせ物」ってとっても効果的なんですよね。
無条件に感情が動かされてしまう演出の一つなので。

本作では重要なシーンで韻を踏むようにサクラの花びらが舞います。
想像ですが舞台でも同じ演出があって効果的なシーンだったんだ思います。

この映画では屋根の上に昇っているシーンで
サクラの花びらが降って来るんですが
映画って舞台とは違って画角の外側にもリアルな想像が働いてしまうので

「え?これどこから降ってきているの???」

と不自然さが先に立ってしまう。
画面の中に遠景としてサクラの木が映る所もあるのですが
明らかに目線より下にありますし他のシーンでも
家の周りの風景を観ちゃっていますから…

なんなら家の真ん前にサクラの木が立っている描写を入れて
物語と絡めるなど自然に見せる方法はあったと思うんです。

しかもあろう事かサクラの花びらにピンがきていて
人工物の花びら感がハンパ無いんです。

これはちょっと残念でした。


ラスト。

建物がバタンと倒れるシーンがあります。
コレを舞台でやっていたらさぞ驚く演出だと思いますが
(あったか、なかったか知りませんが…)
バタリと倒れるだけなのでドリフっぽい見え方なんですよね。

そういう意図の演出だったのかもしれませんが
ボクとしては映画なので重機でガガガッと壊された方が良かったです。
本作のラストを観た方ならわかると思いますが構図的にも
その方が驚きが産まれますし無慈悲に見えて切なさを感じると思うんです。


とはいえ、

ボクが「元が舞台劇であった」と知っていた事で
余計な先入観が入りジャマをした部分もあるとは思います。


この感想の冒頭でも書きましたが試写会会場では
笑い声やすすり泣く声も聞こえて来ましたので
決して悪い作品では無いと思います。

とにかく俳優陣の演技は申し分ないので
興味のある方は是非にご自身の目で観てみてください。
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気の早い今期アニメの感想。

毎期まあまあな本数のアニメを見ていますが
あまり感想を書かないので久々に。

シーズン冒頭にアニメらしきタイトルの新番組をガサッと予約して
オープニングの時点で見るのを辞めるものもあれば
定番の3話で判断などしながら徐々に減らしていく感じ。

今期は久々に最終回まで見る物が多い上に
繰り返し見るものがスゴク多くてかなりアニメに時間を使ってしまった。

今週から徐々に最終回を迎えていきますが
ほぼほぼ自分の中でランキングが確定したので感想を。

5位:ダーリン・イン・ザ・フランキス DARLING in the FRANXX
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全24話という事で感想を書くには早すぎますが毎週楽しみにしているので。
TRIGGER・A-1 Pictures共同制作という事で期待マンマンで見始めました。
ロボへの搭乗の仕方が判明した時「オシャレなダイミダラーじゃん」と思いましたが
まだまだ明かされていない部分が多いので続きが楽しみです。

ただ現時点ではTRIGGER・A-1 Pictures の組み合わせの魅力が最大化されていない気がします。
設定が小出しなのはいいのですが物語全体がドライブしていない感じで
各話毎の出来はいいのに次週、物語の結末への引きが弱い。

設定が明らかになってくれば変わる部分なので期待しています。


4位:ゆるキャン△
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あぁ、ゆるキャン△ 終わってもうたよ。カナシ。

ゆるくキャンプする女子高生の日常物といった感じでしょうか。
美しい背景とケルト音楽調のBGMを楽しみながら
カワイイキャラを愛でるストレス皆無の癒し系。

しまリン派であるという事は書いておかねばならぬでしょう。

大満足だったので4位では低いと思いますが。。。


3位:ポプテピピック POP TEAM EPIC
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とびっきりのクソアニメ来ました。
とびっきりのクソ4コマを原作に アニメ・ゲーム などのパロディ満載。
正直ボクではパロディ元を知らない事が多いので
通常であれば3位に入れるほど楽しめないのですが
YouTube・ニコ動などで Live Reaction というジャンルを知りまして
合わせて見る事で元ネタを知らない部分が補間されたり楽しんでいます。

そんなこんなで一話あたりの視聴回数がヤバイアニメ。

今日最終回ですが “マグマミキサー村田” の登場があるのかハラハラしています。

前述の最近はまっている Live Reaction についてはまた別の機会に。



2位:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
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戦場で「武器」として戦うことしか知らなかった少女が
終戦後、手紙の代筆業を通じて大切な人から聞かされた言葉の意味を探す物語。

ボクは 京アニ大好き野郎 ですが 最初の時点でこんなに好きになると思わなかった。
第一話では明かされる情報少なすぎてイマイチ飲み込めなかったのですが
前半は“言葉の裏にある人の感情”を理解出来ない事で
ギャップから産まれる物語として良く出来ていていますし
全体を通してエピソード毎に主人公ヴァイオレットが
着実に成長し感情を理解していく様は感動的です。

そしてこの物語が秀逸なのは主人公が人の感情を理解していく事は
戦場での自分の行いと向き合う事と同義になっている部分。

この関係が完全に入れ替わる第七話以降は涙腺が壊れ涙ジャージャーです。

最終回に向けて1話から見直しましたがホントに素晴らしい。

まぁ手紙を書く、人に想いを伝える場面というのは
ドラマティックになりやすいですからズルイ設定ではあります。

最後どう締めくくるのか。
いくつか離れワザのような結末も予想できますが
ここまでの出来を考えれば興ざめな結末にはならないと思います。

ボクは京アニを信じます。

最後ヴァイオレットは自分の為に手紙を書くのかな。と予想。


1位:宇宙よりも遠い場所
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宇宙よりも遠い場所 a.k.a. よりもい。

女子高生が南極を目指す話という前情報だけで気楽に見始めたのですが
まさかこんなに夢中になるスゴイ作品だったとは全く予想していませんでした。

現段階であと1話残っていますが最終話が4人による
エイサイハラマスコイおどりであっても1位の座はゆるぎません。

こちらももちろん最終話に向けて1話から見直しましたが
脚本も演出ももの凄くいいです。

もの凄くテンポ良く話が進み1話毎にかならず一つの帰着をさせつつ
各話をまたぐ全登場人物の感情がシッカリと繋がっている。
そして脚本家さんの力なのか監督の演出の力なのかわかりませんが
各話毎に通底したテーマがあり細かな所でキッチリ暗喩が仕込まれている。

それぞれのエピソードにしっかりとした厚みがあるんです。

例えば最新話。
オゾン層の状態を調べる為に毎日放球される観測気球。
「南極に着いたら泣くと思っていたのに泣けなかった」と語るシーンでタマネギの皮を剥く。
1話でコメディ要素として扱われた100万円が日々の積み重ねの結晶である事。
そしてラストシーンで3年間積み上げられたものが報瀬の感情を前に進める。

あげればきりがありませんが伏線なり暗喩なりが山ほど積み上げられている事で
1話からここまでの全話感動的なんです。

笑えて、泣けて、感動する最高の作品でした。(まだ1話あるけど)


TV放送のアニメってオススメしても放送が過ぎているので
なかなか感想を書く機会も無かったんですが
今は各種サービスでネット配信もしているので(たぶん)
もし気になった作品が見られる環境にある人は是非に。

まぁボクは古い人間なのでTVで視聴しているんですが。。。


他にも
前期から楽しく視聴し続けている「魔法使いの嫁」や
子供の子供らしさ満載の「三ツ星カラーズ」や
こんな面白いマンガがあったんだと驚いた「刻刻」や
博多には人口の3%も殺し屋がいる事を教えてくれた「博多豚骨ラーメンズ」etc...

とにかくアニメに時間を取られまくった今期。

いや、めっちゃ楽しかったんですが他の事が手に付かないので
来期はもう少し視聴数を減らしたいと思います。




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哭声/コクソン

哭声/コクソン(2016)
곡성(哭聲)

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2018.03.01.
wowow録画
uzazo評価:★★★★☆


感想を書こうとしたら今日って1日じゃないんですかっ!
家で録画したてある映画観てる時間があったら
映画館に行けば良かったZE。

『チェイサー』『哀しき獣』のナ・ホンジン監督作。
両作とも大好きなのですが特に『チェイサー』の破壊力は圧巻。オススメ。

という事で『哭声/コクソン』期待マンマンで視聴。


この作品を観た人全員が語るであろう事は
とにかく國村隼さん。

混乱に陥る小さな村に住む「よそ者」。
野性味溢れる(ど直球)演技は圧巻でした。


圧倒的な迫力で描かれる サスペンスもの なんですが
見終わって「あぁなるほどっ!」とスッキリとはしないんですね。

そもそもどんな映画か分からずに見始めたのですが
小さな村で起こる連続猟奇殺人から始まり
パンデミックもののようであり
ゾンビもののようになり
エクソシストのようになり…

最後まで観てみるとなんとっ


なるほど。わからん。


頭のいい人、この映画の概要を
簡単に教えてくれぇいっ。



ちょっと内容(ネタバレ)に触れます。
と、いってもあまりに複雑なので説明するには
話のあらすじごと書かないといけなくなる。
それはあまりに時間がかかるので割愛。
故に観ていない人には全く伝わらないと思います。

これって連続猟奇殺人から物語がスタートするので
どうしたって一つの答えみたいな物を求めて見進めてしまうんですが
実はいくつかの事が同時多発的に起こっているような気がします。

大きく分けると
健康食品に混入されていたキノコと
霊や進行にまつわる出来事。


それでも混乱するのがラストのラストですよね。

祈祷師 vs よそ者 に見える祈祷バトルは実際には
祈祷師 vs 主人公の娘 ・ よそ者 vs 白い女 の
2試合同時中継といった感じのようです。

次の試合の 白い女 vs 祈祷師 は滝ゲロで祈祷師の負け。


ラスト國村隼さん。
どう見たってアレなわけですけど。
映画冒頭に語られる聖書の一節を言います。
キリストの復活時のくだりですが掌に聖痕もありますし
「オレ神っす」という事なんでしょうね。

神父見習いの彼は「主よ」という台詞と言います。
この言葉は目の前にいる國村さんに向けた言葉なのか、
はたまたおぞましい光景に自身の信仰している脳内の神に祈った言葉なのか。


白い女 と 主人公
「鶏が3回鳴くまで決して自宅に戻ってはいけない」
と主人公と止めたのですがコレは何を意味していたのか。
ちょっと整理できていないのですが「最悪」の回避という事なのかな?

自宅には娘・母・祖母がいた訳ですから「3回鳴く」という事は
3回事態が起きるという事ですよね。最後に祈祷師が来ますんで
主人公が彼女の言葉を信じていたら…。

生き残った祈祷師は写真を撮りまくっていますから
國村さんと仲間という事でよいのかと思います。

つまりこの物語では 白い女 の言葉が正しかった。
が、しかし 白い女 は通常の社会に対して
何かの力を発動する事は出来ない。

という事はですよ。
ラストに起こった事、彼女が狙った事は
娘による祈祷師の成敗と主人公が自分の娘を
自ら殺す事を回避させるという事だったのでは。。。

神と名乗る男は明らかにアレで
正しき助言をする者は無力である。

主人公が よそ者 に対して抱く感情は
第三者からの情報と憶測によるもので随分な事をします。
自身の信念に基づいた行動をしますが正しい訳ではない。
しかし彼は物語終盤に自覚的に間違いを犯します。

信じるという事の危うさと難しさを描いているのかな?

支離滅裂ですが初見でボクが思った事はこんな感じです。
もう一度観てみたい所ですが160分もあるんですよ。。。

また時間があったら観てみたいと思いますが


頭のいい人、教えてくれぇいっ。





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チャップリンからの贈りもの

チャップリンからの贈りもの(2017)
LA RANCON DE LA GLOIRE

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2018.02.23.
ザ・シネマ録画
uzazo評価:☆☆☆☆☆



ボクには全くあいませんでした。

この映画を楽しめた方はここでお別れです。


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オマージュが沢山盛り込まれているのはわかるんだけどそれだけ。

あっこのシーンはアレだ。この台詞はアレだ。
このシーンでこの音楽が流れるのは…と
自身のスノビズムを満足させて楽しむのは結構。

しかし肝心な映画としては全く面白く無い。
というかオマージュとおぼしき表現が出てくるシーンは
不快にすら感じました。

とにかくぬるたーい作りに辟易。

2人の間抜けな犯罪劇をコメディとして描くのであれば
もっと滑稽に描けたハズだし
ヒューマンドラマとしは説得力を感じない演出。
もちろん感情移入が起こるハズもない。

その事で浮かび上がるのは
2人の犯罪者の身勝手な理屈に寄り添った
なんの工夫も感じられないちんけな犯罪劇。


「チャップリン遺体誘拐事件」があった事は
映画化される前から知っていましたが
その詳細については知りません。

この映画は「実際にあった事件を元に」という事ことさら
強調して宣伝していましたし映画冒頭にテロップで表示されます。
そこで気になるのは実際の事件と脚色された度合いについてです。
「なんの工夫も感じられないちんけな犯罪劇」と前述しましたが
実際の事件をほぼ忠実に再現しているのだとすれば
文句をつけるのもどうかと思います。(演出がヘタなのは変わりませんが)

しかし随所に「こんな展開がホントにあったのかな?」と思う部分がある。
例えば終盤に法廷で語られた内容だとか道化師の下りとか。

ちょっと調べてみた感じでは事件の詳細は見つけられなかったのだけれど
一つの記事を見つける事ができてそこに書かれてた盗み出した「棺の扱い」は
この映画で語られている事とは全く違う。
つまり描かれる犯人像も当然変わってくる。

憶測ですが「棺の扱い」についてから想像するに
事実に即している部分は大枠の設定だけで
かなりの部分が脚色が加えられているのではないかと思う。

犯人の身勝手で起こった胸クソ悪い墓荒らし事件を
ハートウォーミングな話に書き換えたのではないか?とも思えてくる。
(ハートウォーミングな良作にもなってないのが大問題なわけだけれど…)

実際の事件から着想を得て作られる物語自体は嫌いではない。
けれど「実際にあった事件から産まれた物語」などという打ち出しをして
勝手なすり替えをするのはいただけないし気持ちがわるい。
気持ちがわるいモノにオマージュとか入れられると腹が立つ。

「棺の扱い」から感じる犯人(主人公2人)像は
本作とは全く違うと感じたんですが

・犯人の動機
・法廷で交わされた言葉
・サーカスと道化師の存在

この3つが事実に即しているというのであれば
ストーリーに関しての文句は取り下げます。


ただ話は最初に戻るがこの映画は全く面白くない。

大幅に脚色をしているという前提で書かせてもらえば
作り直してツマラナイんだから目も当てられない。


途中からは自分に合わない作品である事を
確認するために最後まで観たといった感じ。

でもなんかレビューサイトなどでは
そこそこ評価高いんですよね。。。

ボクが感じ取る能力が低かったという事かな。


ボクは チャップリンからの贈りもの は
彼自身の作品から受け取ります。

この映画からは何も受け取りませんでした。




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