感想文を提出いたします。(別館

観たり聴いたり行ったりしたものの感想をだらだらと。。。

スリー・ビルボード

スリー・ビルボード(2017)
THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI

20180220_01

2018.02.20.
11:40 @ユナイテッドシネマ・としまえん 1,200- 割引券使用
uzazo評価:★★★★★


ここ最近、引き籠もり極まっていたので
CSなどで放送されている映画を見て勢いを付けて
久しぶりに映画館に行ってみました。

観た作品は『スリー・ビルボード』。

殺人事件被害者遺族である母親が
3つの広告看板に掲載したメッセージが元で
複雑に入り乱れる感情が織りなす
骨太なヒューマンドラマの大傑作。


最高でした。
激しくオススメします。



サスペンスという括りではあると思います。
終始ハラハラしながらこの物語を観ました。

しかし描かれているのは人間そのもの。

登場人物それぞれの心情の変遷が丁寧に描かれ
その心のありように裏付けされた行動で物語は動き
これに呼応するように新しい出来事がおこる。

何がたまらないって前述の通り登場人物の心のありようが
丁寧に丁寧に描かれている事で主要な登場人物全員に
感情移入が起こってしまい胸が張り裂けるような思いでした。

何かの片寄りがあったとしても
それぞれの登場人物にその瞬間の正しさがあり
自身の正しさに基づいた行動が誰かを傷つけてしまったり
時に取り返しの付かない重大な間違いを犯してしまったり。

ホントに素晴らしい脚本で物語が進んで行く事で
どの登場人物にもキチンとしたバックボーンがある事を描きつつも
ステレオタイプなキャラクターに納まること無く
ちゃんと心情や状況の変化が起こりその変化に裏付けされた行動が
絡み合って物語が進んでいきます。
そして物語は何度も何度も観客の想像を超えた方向に進み
思いも寄らない結末に導かれていきます。

この丁寧に、そして緻密に作り上げられた物語は
小さなコミュニティーでの話ではあるものの
社会とか、世界とか、大きな構造に置き換え可能な物語。

こういった感想を書くと大変重苦しい作品と思われるかもしれません。
たしかに楽しい作品ではありませんが作中には随所に
ハズした笑いが折り込まれています。まぁ笑えない、どころか
逆にゾッとしてしまったりもするのですが…。

なんかうまい表現が出来ないのですが緻密に作られた脚本同様に
単純な言葉にまとめる事ができない不思議で複雑な感情が
後味として残る作品でした。

これは観た方がいいと思います。

超★オススメ。
  • Posted by uzazo
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ダーク・プレイス

ダーク・プレイス(2015)
DARK PLACES

20180219_05

2018.02.19.
鑑賞状況:良好
wowow録画
uzazo評価:★★☆☆☆



ここ連日、家で映画鑑賞していたのでその勢いで視聴。

『ゴーン・ガール』と同じ人の原作という事で
期待マンマンで観たのですがちょっと空振った印象。

午後ローで何の気無しに観たら「ええやんっ」と思えるぐらい。
実際、午後ローの時間帯にみていたのでまぁ楽しめたという事にします。

過去に起きた一家殺人事件の生存者が
過去の有名事件を再検証する「殺人クラブ」の青年に話を持ちかけられて
報酬目当てに事件の真相をたどるという物語。

まずこの「殺人クラブ」。
主人公が事件を再検証するキッカケにはなるものの全く活躍しない。
一応、要所要所で物語のキーになる動きはするのもの
確信部分はヒロインが一人で葛藤し解き明かしていってしまう。

ヒロインは事件の真相と向き合う事で
自ら閉ざしていた事件当時の記憶を解き明かしていく。
その都度過去の回想シーンになるのですが
ヒロイン主観とかではなく普通の回想なんですね。

脚本上計算されているのかもしれませんが
ヒロインが思い出す事実と回想シーンが連動しているものの
何か強烈なフックがある訳ではないので(随所に伏線はちゃんとありますが)
あまり驚きが起きないんです。

この感想を書く段で
監督が『サラの鍵』と同じ人だというのを知って超納得。
『サラの鍵』と全く同じ構造の作品です。

原作の小説「冥闇」を読んでいないのでわかりませんが
「この小説の構造ならこの監督でいけるんじゃね?」みたいな
安直な思惑が働いたんじゃないか?と邪推。

『サラの鍵』は大好きな映画なんですが
本作と構造こそ全く同じであるものの
2つの時系列で判明していく出来事一つ一つに驚きがあり
2つの物語の着地には別々の感情が生まれる仕組みになっているんですね。

それに比べると展開に驚きも少なく
着地も想定の範囲内に収まってしまう。
ちょっとウマク歯車がかみ合わなかった感じ。

とはいえ一応ミステリーなので見始めれば結末が気になりますし、
シャーリーズ・セロン、クロエ=グレース・モレッツ、ニコラス・ホルトという
超・豪華キャストなんで気軽な気持ちで見始めれば楽しめると思います。

ボクが期待値上げすぎてみたのが敗因かな。






  • Posted by uzazo
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  • twitterでつぶやく 16:42 | Edit

映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜

映画 ひつじのショーン 〜バック・トゥ・ザ・ホーム〜(2014)
SHAUN THE SHEEP THE MOVIE

20180219_04

2018.02.18.
鑑賞状況:良好
Eテレ
uzazo評価:★★★★☆



『ひつじのショーン』はCSで放送しているのを
タイミングがあえばチョコチョコ観ている感じ。

何も観る番組が無い所で調度放送が始まったので
何の気無しに見始めました。
『ひつじのショーン』で長編劇場版ってねぇ・・・


油断してたわぁ。

スゴク面白い。


冒頭からちょっと感動させる展開に
「卑怯だぞっ」などと思いながらも
本編はキチンとドタバタコメディーを見せてくれて
オマージュ・パロディ満載で爆笑の連続。

で、物語の結末にやっぱり感動してしまう。

行って帰ってくるというシンプルな物語で描かれているのは
繰り返されるつまらない日常が失われた時に
とても愛おしく感じるというとても真っ当なテーマを
『ひつじのショーン』のマナーの中で描き切ってくれる。

ほんと最高でした。




  • Posted by uzazo
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メッセージ

メッセージ(2016)
ARRIVAL

20180219_01

2018.02.18.
鑑賞状況:良好
wowow録画
uzazo評価:★★★★☆


昨年かなり話題になった『メッセージ』。
WOWOWで放送されていたので録画して観てみました。

ウワサ通り素晴らしい作品でした。
オススメします。

内容に触れない感想としては
言葉に書くと「どの映画もそうじゃない?」と思われそうな事なんですが
物語の進行上、主人公が知る情報と観客が知る情報がリンクしている。という事が
とても重要で深い感動を産んでいます。

SF的考察はいろんな方がされていると思いますが
無学マンのボクからすれば十二分に納得感のある物語。

未知の存在とのコミュニケーションをしていく過程で
主人公の知る情報はコミュニケーション行為自体はもちろんの事
冒頭から描かれている彼女と娘との関係性も
物語の時間軸の進行と完全にリンクしている事で
観客の視聴体験は主人公の行動の追体験そのものになっている。。。

未見の人にはなんの事かわからないと思いますが
観れば一発でわかりますので未見の方は是非に。


以下、少しだけ内容に触れる感想になります。

計らずもこの物語の結末に語られる一つの側面は
昨日感想を書いた『エターナル・サンシャイン』と同じでした。

『エターナル・サンシャイン』は身近な問題として描かれて、
『メッセージ』の方は語られる事のスケールが大きすぎて、
一瞬見失うのですが本質的に2つの映画が語っている
「知り得た未来にどう対峙するのか」という問題。

2つの作品の中間にあるコントロールできる未来の問題。
みなさんいくつか思い浮かぶと思いますが
これらの事は真剣に考え出すと簡単に答えが出せない。

2本の映画を続けて観たのは全くの偶然なんですが
大変興味深い視聴体験になりました。






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エターナル・サンシャイン

エターナル・サンシャイン(2004)
Eternal Sunshine of the Spotless Mind

20180217_01


2018.02.17.
鑑賞状況:良好
wowowオンデマンド
uzazo評価:★★★★☆


ヨメ氏が終日出掛けていてヒマなのに録画しているアニメも
粗方みてしまい何も観る物がなかったので久々にwowowオンデマンド。

タイトルは聞いた事があるもののどんな作品か全く分からずに視聴開始。

前情報無しだったので素晴らしい作品に出会った感がハンパないです。

自分の記憶を消してしまった彼女と同様に
彼女の記憶を自分から消そうとする主人公。

記憶の中での逃避行。

あまり書いてしまうとネタバレになるので避けますが
アバンタイトルの美しい恋愛のスタートから
予想もしなかった展開に途中爆笑しつつも
その逃避行の行く末にハラハラしてしまう。

ジョエル と クレメンタイン が
最後に口にした台詞が最高過ぎました。

この感想を書くのに調べたら2004年の作品との事。

そんなに映画をみる方ではないので当然ですが
素晴らしい映画が世の中には沢山あるなぁ。

またいつか機会があったら観てみたい作品でした。


  • Posted by uzazo
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