感想文を提出いたします。(別館

観たり聴いたり行ったりしたものの感想をだらだらと。。。

原作・山田玲司/作画・バナーイ CICADA(シカーダ)についてもう一度書かせてくれいっ!

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シカーダの第4巻が 7月12日 に発売されました。

単行本で追いかけている者としては待ちに待った第4巻。
5月31日の時点で予約しておいたんですよ。amazonで。

発売日の7月12日 に [発送のお知らせ] のメールが来まして。



7月14日(土)お届け。



7月14日(土)お届けっ。



チクショーっ! amazonの野郎っ!

ヨドバシで頼んだ時は発売日の午前中に届いてたのに konozama です。
なぜヨドバシで頼まなかったのか…あたしって、ほんとバカ。
ネタバレにブチあたらないようにネット上でも引き籠る。

届かないのは仕方ないので手元にある1〜3巻を繰り返し読む事に。
(12日に合わせて既に読み返していたんだけどね)


Anyway


最近めっきり更新回数の減っているこのブログ。
マンガの事は滅多に書かないのですが3巻の発売時にシカーダについて書きました。

【 シカーダを激しく推す理由 】

要約すると

できるだけ長く読みたいから売れて貰わないと困る。

という内容です。

こんな過疎ブログで紹介したって影響が無いのは分かっているんですが
もし誰か一人でも興味を持ってくれたら、それはとっても嬉しいなって。

ただ第三巻の巻末、次巻告知に「第一部、完結。」って書いてあったんです。
でも、ワタクシ、この時点では4巻の巻末に

2019年○月、第二部始動。

とか、告知があると思ってたんですよ。

しかしですっ、
3巻発売直後に放送されたヤンサン…

第二部、未定っぽい会話!

玲司先生が最終回を連呼しておる。。。



そんなこんなで 最後になる可能性があるなら

CICADAについてもう一度書かせてくれいっ!

って事で、

4巻を待ちつつ シカーダ(1巻)をネタバレ上等
個人的妄想込みの感想を書いて行きます。







150年後のマンガが禁止された世界で
マンガ焚書官である主人公レムは一冊の漫画と一人の少女に出会う。

冒頭、物語の結末を思わせるイントロダクションから時間は1年前に遡り物語が始まる。

まずビックリしたのが地下で取引されているマンガとして登場するのは「うる星やつら 2巻」
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シカーダという物語に登場するマンガはボクらが知っている
実在の作品が時を経て読まれているという設定。
これには非常に驚かされました。

そして更に驚かされるのがこの「うる星やつら 2巻」の不法所持者は

それに主人公の「あたる」って奴は、
バカでスケベでなんの取り柄もないのに……
どんなに女に拒まれても…
絶対に折れないんだ…
しかもヒロインは、そんなクズみたいな男をずっと好きでいるんだ…


と涙を流しながら語ります。

「うる星やつら」をそういう風にとらえるかっ!
確かに上記の説明に間違えはないですよね。
コメディ作品の構造を別の側面から見て抽出する事で
新しい価値が付加されるこのシーンには驚かされました。

主人公レムは焚書官としてこの「うる星やつら 2巻」を焚してしまいます。
(最終兵器彼女 や Bバージンも…)

主人公レムは自身の事を「クズみたいな男」と思っていて
「あたる」と自身を重ねるものの自分にはずっと好きでいてくれる相手はいない。
かわいがっていたネコもいなくなり死にそうなほど寂しい状況。

彼は次の現場で目にした「うる星やつら 1巻」を持ち帰ってしまいます。

さてはて、レムが読んだ「うる星やつら 1巻」。
ぶっちゃけワタクシアニメしか見たことが無かったので
マンガで読んだ事がありませんで…というか
どんな始まりだったのか覚えていなかったんです。(みんな覚えてるのかな?)

で、「うる星やつら」の始まりを読んでみました。

第一話がどんな話かというと「かけめぐる青春」というタイトルで
地球侵略にやってきたインベーダーが適当に選んだ地球人と
地球を賭けて鬼ごっこで勝負をするというお話。
苦戦する あたる を 奮起させるため しのぶ が「勝てたら結婚してあげる」と約束し
あたる は「結婚」を連呼しながら ラムちゃん を追いかけた事で誤解が生じる。

シカーダでは主人公レムが読んでいるシーンに「うる星やつら」のコマが
インサートされているのですがそこで気になったのが
「レムはどの辺りを読んでいるのか?」
「実際の「うる星やつら」にそのコマは存在するのか?」

探してみたら実際にあるコマが引用されインサートがされていました。
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見比べてみるとちゃんと「うる星やつら」のキャラでありながら
バナーイ先生の独自のタッチが加えられているのがわかって楽しいです。

で、気がついたのが引用されているコマは全て
うる星やつら の「第1話」に登場するコマなんですね。

考えてみれば レム は始めから読んでいるので当然なのですが
ボクは見比べてみることで初めて気がつきました。

ただ一つ例外がありました。
それは上の画像の次のページ
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このコマだけは うる星やつら の「第3話」に登場するコマ。

うる星やつら の第1話を読み返してみると
ラムちゃん から あたる に抱きついている
大コマが無いので絵的な説得力を考えて
このコマだけ第3話から引用している可能性はあります。

ただ非常に興味深いのは うる星やつら の第2話は、なんと
ラムちゃんが一切出てこない全く別の話なんですよ!(みんな知ってた!?)

主人公レムの状況・気持ちを考えてみると
ラムちゃん が全く登場しない第2話を経て
第3話中盤でやっと ラムちゃん が再登場する展開は
ボクが思う以上の長い時間に感じただろうし
再会した ラムちゃん はちゃんと好きでいてくれている。

そう考えるとコマ下の

ずっと……


という言葉と レムの涙 の説得力が増して
より一層グッときちゃいます。

シカーダ第1話の最後で出会った少女は「うる星やつら」を目にし
「だっちゃ?」という言葉を発してシカーダ第1話は幕を閉じます。

レム にとっての ラム との出会いになるわけですが
シカーダ第2話の冒頭が 追いかけっこ になる展開も
「うる星やつら」の第一話の鬼ごっこと重なって見えてきます。


出会った少女 ロルカ は「うる星やつら」の代わりに
「ベルばら」を読ませてくれるという。
ロルカの持っている「ベルばら」は

7巻 美しき愛のちかいの巻
8巻 神にめされて…の巻


「ベルばら」の内容については ロルカちゃん が
「(アンドレは)オスカルのために死ぬの…」と
ネタバ玲司ism 全開で教えてくれます。(笑

ここでの「ベルばら」インサートももちろん実際にあるコマからの引用。
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オスカルの方は7巻で肖像画を書いて貰っている時の大ゴマなんですが
ボクが非常に気になったのはアンドレの方です。

このアンドレの紹介の方は8巻にあるコマの引用になってます。
つまりロルカは「ベルばら」の内容を説明している最中に
7巻と8巻を持ち替えている事になります。

「ベルばら」ですから主要キャラクターの魅力的な表情の大ゴマは沢山ありますし
ネタバレを強調するのであればアンドレ絶命シーンも8巻にあります。

しかしここで引用されているアンドレのコマは
引用元になっている「ベルばら 8巻」では割りと小さいコマなんですね。
しかも「ベルばら」側の擬音「ピク…」という部分込みで描かれているので
ものスゴク意図的にこのコマを選んでいるのではないか、と思ったんです。

このコマがある引用元のページには何が書かれているのか。

武装した市民であふれたパリへの出動を命じられたオスカル。
アンドレのついていく、オスカルのつれていかない のやりとりの果て

アンドレは「つれていけ つれていけ 地獄の果てに おれは おまえの影だ」と言い
オスカルは「わたしが臆病者にならぬよう しっかりと そばに ついていてくれ」と。
つまり互いの本音があらわになり「一緒にいたい」という想いが重なるシーンなんです。

「アンドレになりたい派」ロルカ は オスカル のために死をも覚悟して
「…とおい目をしている…」アンドレ が描かれているこのページを
選んで開き レム に見せている。彼女のお気に入りシーン。

そして「アンドレ と オスカル」「ロルカ と レム」の関係性の暗示に。

そんな意味が込められているのではないかな?と思いました。


この時点でレムが読んでいるのは ベルばら 8巻 までですが
ベルばら 8巻のヒキになる バスティーユへの砲撃開始を受けるように
シカーダの展開も一巻のクライマックスシーケンスに突入。

レム は「ベルばら」全巻を求めて軍の施設に侵入
ついにシカーダ登場でその能力と秘密が明らかになります。

漫画を…現実にする能力…
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プルートウっ!

流石に驚きました。

ヤンサンで「漫画で戦う漫画」と言っていましたが
こういう形だったとは思いませんでした。


「ほぼレディ・プレイヤー1」… 否
レディ・プレイヤー1 が 「ほぼシカーダ」。
全力疾走しすぎて常に時代の先を行きすぎている
山田玲司についに時代が追いついてきた。(笑


で、そのシカーダの秘密を知って
ワタクシ一巻最初のイントロダクション(一年後)部分を見返す。

クッソーっ!ロルカの小指“ちゃんと”光ってるやんけっ!


そして

リクロっ!えぇ… リクロ…

レム は命からがら「ベルばら」6巻を手に入れます。
その「ベルばら 6巻」のサブタイトルは

「燃えあがる革命の火の巻」

レム と ロルカ の物語を暗示している気がしてソワソワしてしまいます。
(ちなみにコレ書いている時点で4巻届いていません。。。待っている時間で書いてます。)


レムは「ベルばら 6巻」をロルカにあげるも
ロルカは「一緒に読む」という約束を守るために
もらった「ベルばら 6巻」を読まずに
「のだめカンタービレ 3」を読む事にします。

もちろんワタクシも読み直してみる事にします。

「のだめカンタービレ 3」の何気ない一コマなんですが
テスト勉強をしている時に音楽史の話になり
「フランス革命!のだめ「ベルバラ」大好きー」
という のだめ の台詞があるんです。
(シカーダでは引用されていないコマです)

ホントに何気ない一コマなんですが
ロルカ は「ベルばら」がどんな話か知っている状態で
この「のだめカンタービレ 3」を読んでいる。

「この漫画の主人公(のだめ)も
 ワタシが好きな「ベルばら」を好きなんだ!」


そう思って読んでいる。と考えると感慨深いものがあります。

だって自分の知っている漫画が漫画の中に出てくるんですから…
これって…この感覚って…


シカーダ第一巻の最後のコマは物語的に自然な流れなので
「ベルばら」に重ねるのはいささか強引ではありますが
ロルカの服のたなびき方とかがどことなく重なって見えてしまいます。
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「ベルばら」側の「産まれてきてよかった…!!」
シカーダの裏側にあると思うと感動もひとしお。


・・・という様な妄想マックスの シカーダ 第一巻紹介。

妄想しすぎて勝手な意味づけになっている気もしますが(ナンカスミマセン…)
でも、深読み先生 a.k.a. 山田玲司 は怒ったりしないハズ。

ボクの妄想部分はさておき、やはり面白い作品だと思う。
第二部始動のキッカケにもなると思うのでもし興味を持った人がいたら
今からでも是非手にとって読んで欲しいのです。。。



4巻の感想へつづく…。

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土曜日の夕方になってやっとこ シカーダ 4巻 来た。

流石にココで4巻の内容に触れるような無粋者ではございません。

「とにかく先を知りたい」という気持ちと戦いながら

1ページ・1コマのスミからスミまで…

ハラハラする展開に手に汗を握り…

熱い展開に胸を躍らせ…

モブで描かれたキャラに笑い…

没入しすぎて何度か声が出てしまいました。

大切に、ジックリと読んでいっても
左手で押さえている本の厚みが、みるみる薄くなっていく。

こんな気持ちは紙の漫画でしか味わえなかっただろうな。

そしてこの物語の結末に描かれている事。

玲司先生の巻末エッセイ。

ボク、信じてます。


そして最後、バナーイ先生の巻末エッセイパート。

バナーイっやってくれるぜ!

マジ最高でした。


--
12日に合わせて1〜3巻を読み直していたものの
amazon からの到着が遅れた事でこの2日間、
何度も何度も読み返して、上の1巻の妄想記事を書いて
完全に没入した状態で4巻を読んだのでオジサン泣いちゃったよ。

だけど、このシカーダ第一部の物語にはアノ件やアノ件、
もっともっと知りたい事があります。
この「漫画を現実にするシカーダ」という設定なら…
素人考えで「こんな展開」「あんな展開」を妄想してました。
(その妄想の一つがパナーイ先生の巻末エッセイと同じだったのでマジ震えた)

きっとそれもこれも実は用意されていて
まだまだ書ける事は沢山あるんだろうな。と。
第一部の続きはもちろん、プリクエルも、サイドストーリーも…


第二部。本気で待ってる…

原作の山田玲司先生、作画のバナーイ先生。
素晴らしい第一部、ありがとうございました



第二部を読む事ができたらその時は
CICADAについてもう一度書かせてくれいっ!


Comment

LOST | July 16, 2018 23:54
御大からのコメント、オメデトウゴザイマスw

あ、Uzazo師匠。そろそろ例の
暑さを顧みず朝から並ぶイベントが開催されます。
「特にない」のでありましょうが、
もし何かあれば、ご連絡をお待ちいたしております。
今回はトランプ兵とか、植物園さんとこの新作とか
いろいろ見てくる予定でござんす。
uzazo | July 17, 2018 16:20
暑いねぇ。もうそんな時期ですか。
ネット上でも引き籠もっているので気がつきませんでした。
恒例の「特にない」感じです。

常連にはいらぬ心配でしょうが水分補給など忘れずに
楽しんできてくださいませ。

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