感想文を提出いたします。(別館

観たり聴いたり行ったりしたものの感想をだらだらと。。。

君の名は。

君の名は。(2016)

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2016.08.31.
鑑賞状況:良好
09:50 @ユナイテッドシネマとしまえん ¥1,200-(割引券使用)
uzazo評価:★★★★☆



新海誠監督の新作「君の名は。」観てきました。

新海誠監督の作品は全部観ていないのですが
ボクの思っている新海誠作品のイメージからすると
思いっきりエンタメ方向に振ってきた意欲作と感じました。

新海誠監督の過去作が好きな人は
速攻観に行くといいと思います。
また過去作が苦手だった人も「チョット苦手」ぐらいだったら
一見の価値はあると思いますので是非に。
「あんなん、涙エクスプロイテーションやろがい」という
意見の人は流石に無理かもですが…。


まぁ素晴らしかったです。


と、書きつつ

ボクは今回泣けませんでした。

いや、「泣ける映画」=「良い作品」では無いですよね。
しかしこの映画の感想は「泣ける。スンゴイ泣ける」という
感想ばかりでしたので一応「今回は泣けなかった」という報告です。

この「今回」というのは過去作と比べてという意味では無く
『今回観た「君の名は。」泣けなかった。』という事で
次に観たら泣くと思います。号泣すると思います。



盛大なネタバレは書きませんが
何故、今回泣けなかったかを書くと
多少ネタバレ的になるので
これから観に行く方はココでお別れです。



さて、「今回」泣けなかった理由なんですが
普段鈍感なワタクシが今回にかぎって
物語の序盤でオチが予想出来てしまった事が原因です。

今回は事前情報無し(予告すら見たことない状態)で
観に行ったのですが、逆にソレが仇となった感があります。

上記にyoutubeの予告を貼りましたが
予告で明かされている内容から
ある映画が連想されますよね。

しかしこの予告で明かされている部分も
本編では丁寧に演出されていて
徐々に事態が明らかになる作りになっています。

なので前情報0で観ていますと
「あっこれってこういう事じゃねっ」と
構造を先読みしたいモードになっちゃうんですね。

で、先読みモードになると物語冒頭に
提示されている設定からオチが予想出来てしまう。
(地形によるミスリードにはまんまと引っかかってしまった…クヤシ)

予想以降は答え合わせ的な見方になっていくので
かなり冷静な視点で作品を観ていく事になる。

この感想の前半で書きましたが
「泣ける映画」=「良い作品」では無いと思いますので
ボク自身はこの作品を存分に楽しめたと思っています。

新海誠監督のインタビューとか読んだ事ありませんが
明らかに大林宣彦監督作品オマージュ満載なんですね。

だとするとあのラストはアレで良かったのかな?
という気持ちも芽生えてきます。
もちろん全部なぞらえる必要なんて無いんですが
オマージュとして取り入れていると思われる作品達の
最も美しい部分はどれもラストにあると思います。

その大林作品の美しさは新海誠監督の作風にも
あっていると思うのですが、あえて逆方向のラストにしたのは
エンタメ作品としての配慮だったのかもしれません。

ただ僕個人の意見としては物語全体が
強い推進力を持った内容で、それだけで
十二分にエンタメ作品たり得ているので
ラストは違う描き方があったのでは…という思いもあります。


やいやいと書いて来ましたが
いい作品である事は間違いないと思います。

そして内容を知ってしまった後は
先読みする必要はないので
ただただ物語に没頭する事になるハズなので
もう一度観る機会があれば
涙もろいオジサンであるワタクシは号泣する事でしょう。

観に行って良かったです。

ヨメ氏とガンダムを観るの巻。

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先月アニマックスでガンダムの一挙放送をしていたんですね。

いわゆるファースト・ガンダム。

ボクがガンダムに詳しくないとはいえ
さすがにファースト・ガンダムは何度も観ています。

なので、特に観たいという訳でもなかったのですが
他に何もやってなかったので途中からの
ガンダムを流しっぱなしにしていまして。
「なんか他にやってないかな?」とチャンネルを変えましたら


「ちょっと。見てるんだけど(怒」


と、

えぇぇ!

結婚してからもTV放送版やら劇場版やら
ヨメ氏がいる横で何度も観たことがありますし
その度に

「また見てんのかい」

とか言われていたのでかなり驚きました。

流し始めたのがジャブローのあたりでしたので
かなり途中からの視聴になりましたが
いわゆる「死亡フラグ」に「あっこれ死ぬな」とか
言いながら楽しく見ていました。

特にミハルのシーンでは

これ死ぬんじゃないの?

ほらっ  やだぁ 

だから言ったじゃんっ!



と、かなり熱くなっていました。

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何週かに分割した一挙放送だったのですが
最後まで観たいという事で最終週の分も録画し
追いかけ再生で一緒に観る事に。

ヨメ氏は「シャーが来る」が流れるシーンに
「なにこれダセェ」と爆笑しながら
終盤戦も楽しく見ておられました。



最終回付近では

ヨメ氏「ガンダムはやられないよね?ガンダムだもんね。」

などと言っておりまして。

オレ氏「ん?」

ラスト・シューティングのシーンすら
(説明不要かと思いますが上の写真ね。)
知らなかったようで

あっ腕が取れたっ!

首も!


とキャーキャー言いながら楽しんでおられました。

最後まで見て

「見てなかった前半からもう一度観たいんだけど」とか

「続きはないの?」とか言い始めまして

流石にボクは最初からみるのはツライんで
近々アニマックスでやると思われる(CMで流れていた)
劇場版をオススメしておきました。


その流れで先日放送していた

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Iも一緒に見まして。
ちなみにボクも初見。

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ヨメ氏「これの続きはいつ放送なの?」

オレ氏「よくわかんないけど、今劇場でやってるからまだ先じゃない?」

ヨメ氏「観に行くかい?」

オレ氏「あっいやっ…うん。タイミングがあったらね。。。」

と。

結果。

ガンダムってやっぱオモシロイんだなぁ。と。


ヨメ氏がガンダムに興味を持ったのはいいんですが

「プラモ作るならガンプラにしたまえ」

などと言い出しやしないか。怖い今日この頃です。

ピンポン など

今期は割りと多くのアニメを観たんですが続々と最終回を迎えています。
なんか尻切れトンボ的な終わり方をするものが多かった印象で
ガッカリさせられたアニメも結構ありました。

その中で久々にコレはっ!と思わされた作品。

ピンポン
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uzazo評価:★★★★★(アツイ ナイタ)


毎週の放送が楽しみで見始めると30分(正味20分ぐらい?)の放送が
体感時間5分といった感じでアッという間に終わってしまう。
各1話の密度がこんなに高く感じるアニメは久しぶりでした。

最初は原作の絵がそのまま動き出したかのような表現に驚かされましたが
マンガのコマを連想させるようなスプリットスクリーン演出や
作画はもちろんの事、音楽など含めアニメならではの表現で
全話独特のドライブ感ある展開。

ホントに素晴らしい作品でした。

実写映画の方も公開時劇場に観に行きました。
高評価のようですがボクはあまり好きではありません。
ただ窪塚洋介さん演じるペコのキャラクター造形は
窪塚さんならではの発明といってもいいと思います。

なのでアニメ化の報を聞いたときにペコの声優さんが
どう演じるのか心配だったのですが
そんなのは素人の取り越し苦労でした。

片山福十郎さんの演じたペコはあきらかにペコです。

もちろん他のキャストの方も素晴らしかった。
絵・ストーリー・声優・音楽全てが素晴らしい。
ボクの中での「ピンポン」のイメージは確実に更新されました。



そして今さら感満載ですが全話録画
撮りダメしておいて最近一気に観た作品

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uzazo評価:★★★★★(アツイ ナイタ ワロタ)


こちらも最高に楽しかったです。
グレンラガンも大好きだったので当然期待大でしたが
期待通りの作品でした。

中島かずきさんといえばボクの中では劇団新感線。
別にキライではないんですが特別好きでもありません。(ファンの方スミマセン。)
そうは言っても観ればオモシロイと思うのですが
基本のスジは同じ(似てる?)ものが多い。

ようは冒険活劇でお互い敵同士であった者が
より強大な巨悪に立ち向かう為に手を携え闘い
死闘の結果勝利を手にする。
闘い終えた2人は互いに認め合うものの
別れ各々の道へ進んでいく。

まぁどれもこういうストーリーですよね。
もちろんこういう物語が大好物の人もいると思いますが
ボクは芝居として観るにはたまーに観るぐらいで調度いい。

ところがアニメになった場合は印象が全然違うんですよ。
もちろん上記の冒険活劇フォーマットなのです。
芝居に求めている事とアニメに求めている事が違うという事や
持ち込める設定が舞台では到底無理な事まで踏み込める事で
同じフォーマットでも全く別の作品と思える程の変化がつけられる。
そして冒険活劇のアツさはアニメに向いていますよね。

設定からくる「ど根性ガエル」オマージュともいうべき
満艦飾 マコ(満艦飾一家)パートのハズし展開も最高でした。


他、「ソウルイーターノット! 」を観てマカの登場に萌え
「やっぱソウルイーター最高だったな。もう一回観たいな。」と思ったり、
「僕らはみんな河合荘」を観て律センパイに萌えてみたり
アレやコレやの最終回を観て「は?時間の無駄だった」と思ったりしました。

あとCSで再放送されている「ガラスの仮面」を観ています。
観る舞台が激しく偏っているものの演劇好きとしては
「ガラスの仮面」に関しては実写版含めていろいろ思う事がありますが
長くなるのでまたいずれ機会があったら…という事で。

次期アニメでまた素晴らしいアニメに出会える事を楽しみにしています。


おおかみこどもの雨と雪

おおかみこどもの雨と雪(2012)

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2014.02.26.
鑑賞状況:良好
日本映画専門チャンネル 録画
uzazo評価:★★★★☆(ナイタ)


今さらですが「おおかみこどもの雨と雪」見てみました。

細田守作品は賛否が激しく分かれますが
ボク自身は『時をかける少女』も『サマーウォーズ』も好きです。

アニメ表現についての感想は語り尽くされていると思います。
今さらど素人のボクが頑張っても仕方ないので割愛。

劇場公開時にヨメが一人で観に行っていたので
感想を聞いたのですが「微妙、つか好きじゃない」との事。
その事もあってなかなか観ようと思えなかったんです。

で、見始めて15分で泣きました。(笑

15分というと「彼」とのお別れまえです。

「何気ない日常」の圧倒的な幸福感にやられました。
この時点で完全に感情移入して泣いている訳ですから
当然、ラストまでに起こるもろもろのエピソードに泣き続け。

ヨメ氏にその事を伝えると「えっ?マジで」と。

一応ヨメ氏の言い分をボクなりに租借した。

ヨメ氏は物語や登場人物に感情移入する前に
「花」の置かれた状況を自分に置き換えて見ていたようである。
「彼」がおおかみで有ることを隠していた事、
ソレを知ってなお付き合うのであれば予見できる事がある。

つまりこの物語の起こる苦難の数々は
事前に回避可能である事が多く思慮の足り無さがいただけない。
雨と雪に降りかかる困難は親のエゴの結果である。etc…。

ただこの物語で描かれている範疇では自分の意思とは関係無く
降りかかる困難に思い悩む「雪」に対しては感情移入できたそうだ。

なるほど。
女性にはそういう感想の人がいてもおかしく無さそうだ。
他の女性の感想を聞いてみたい所ではあるがそんな知り合いはいない。(笑

一方ボクはというと「彼」に完全に感情移入して観ていた。
物語冒頭からの「花」とのエピソードはもちろんの事
中盤以降の自分不在の「花、雨、雪」のエピソードは
現実では決して観る事の出来ない、大切な人の「その後」を
なすすべ無く観ているような心情だった。だから泣けてくる。

この作品に乗れるか否かは前半パートの
「彼」の告白シーンをどう受け取るかで決まるような気がします。
「おおかみ」であるという告白をそのまま受け取るのか
何かに置き換えて受け取る事ができるのか。

この物語は寓話ですよね。
ボクは「おおかみ」をそのまま受け取る必要ないと思うんです。

人が誰かを好きになるときにドコを好きになるのか。
自分が「おおかみである」という告白は
「自分が自分である事」以外の全否定の告白。

「実は借金があって…」
「親が反対していて…」
「実は日本人じゃないんっす」
「ボク、ホントは男ではないのさ」

まぁ考えられる何かの告白を全て上回る内容です。

それでもなお「好きでいてくれる」
「彼が彼である事を好きでいてくれる」そんな部分に
ダメ男のボクなんかはやられてしまうんです。

貧乏にもけなげに耐えながら幸せそうな生活を送る2人に
「いいなぁこういうのいいなぁ」と泣いてしまう。

だからこの告白シーンで乗れた人は最後まで
感情移入しながら観て「面白いっ」って思うんだと思う。


あまりヨメ氏の感想を掘り下げていくと
現実への、というかボクへの不満へ飛び火しそうだったので
話は早々に打ち切らせていただきました。(笑

女性皆さんがヨメ氏と同様の感想ではないと思うんですがね。
もしかしたらカップルで観るのは避けた方が無難かも。とか思った次第です。

千年女優

千年女優(2001)
CHIYOKO MILLENNIAL ACTRESS

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2013.08.31.
鑑賞状況:やや眠
wowow 録画
uzazo評価:★★★★★(ナイタッ)
シームレスに描かれる
大スペクタクル回想劇。


wowowで特集されていたことで今さらながら
まとめて見てみた今敏監督作品。
視聴途中で寝オチしてしまった「千年女優」の
リピート放送分を録画し見てみました。

前回、パプリカなどの感想を書いた際に

純アニメ的快感とアニメならではの世界観と物語。
アニメでこそ描ける、アニメの魅力が
ギッシリを詰まった作品群


と書きましたが本作「千年女優」は
パーフェクト・ブルー、パプリカの流れの
集大成的作品だと思います。

妄想・夢などのような別の世界と
現実世界がシームレスに繋がり描かれていく作品。

本作は女優のインタビューを通して
彼女の回想をシームレスに描き出し
人生を追体験していく。

そしてこの回想劇は女優の回想なので
現実世界・回想シーンにとどまらず
出演作品の撮影シーンなども織り交ぜられ
壮大なスペクタクルとして描かれていく。

シームレスに描かれるそれらの世界は
現実と虚構の境を見失わせ
まるで「人生という一つの物語」という
メタ視点を何重にも仕掛けて翻弄してくる。

女優の半生を追体験しながらその終着駅が
インタビュアーの今と繋がる。

そこに描かれるのは壮大なラブストーリー。

物語の面白さはもちろん作品で描かれる人生に
何とも言えない満足感・幸福感を感じ
涙してしまいました。

素晴らしい作品でした。


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