その21よりつづき

気持ちの良い山道を登りきると、また温泉地帯が現れた。
硫黄の臭いがすごくて、湯気もモクモクだ。
その名も『雲仙地獄』。

普通の地獄は、『鬼』から永遠の『責め苦』を受ける行きたくない
場所だが、ここの地獄は見ていて楽しい上に、体も健康になるし
ちょいちょい行きたい場所だ。
地獄の遊歩道を進んでいくと、『鬼』ではなく『老婆』がいた。

三途の川の守り人か?と思いきや、『温泉卵』売りの人だった。
一つ買ってみる。
一般的な『温たま』は、トロトロの『半熟状態』だけど、さすが
地獄。普通のゆで卵以上に固かった。
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そんな山の上の、のどかな温泉街に一軒『おもちゃ屋』があった。
中に入ると、レトロなものであふれていて、昭和のキャラクター
など、結構な品揃えだ。
まるで、東京の『中野ブロードウェイ』にあるような感じで
マニアにはたまらないと思う。
しばし、隠れた穴場で時を忘れて、過去を懐かしんだ。

やっぱり地獄は楽しい所だ。これからは、親しみやすいように
ひら仮名の『ぢごく』に改名すればいいのに。

その23につづく