長野県で04年、信越放送の取材ヘリコプターが送電線に接触して墜落し、同社記者の三好志奈さん(当時26歳)ら4人が死亡した事故で、三好さんの遺族が同社とヘリを運航した中日本航空、中部電力、国に賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は27日、1審判決同様に中日本航空と中部電力の責任だけを認め、賠償額を約3990万円に増額する判決を言い渡した。遺族側は上告する方針。

 稲田龍樹裁判長は「安全運航の一次的責任は中日本航空にある。信越放送が無理な飛行を要求した事実などはない」と信越放送の賠償責任を否定。また「送電線に標識を設置すべきだった」と中部電力の責任は認めたが「国が事故を予測して調査や対応策を検討しなければならない状況ではなかった」として、国にも過失があるとの遺族側主張を退けた。

 控訴審判決は昨年11月の予定だったが4回にわたり延期された。判決前、三好さんの父政寛さん(72)=松山市=は「裁判官が精査してくれているんだと思う」と期待を寄せていたが、結論は1審とほぼ同じだった。ただし、遺族側主張に理解を示したとみられる部分もあり、判決後に「ある程度こちらの主張も認めてもらえたのでは。一歩前進と思う」と話した。【和田武士】

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