1995年のナトリウム漏れ事故以来、停止している日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開について、福井県の西川一誠知事は26日、川端達夫文部科学相と直嶋正行経済産業相との3者協議を東京都内で開く。知事は月内にも運転再開を正式に了承する方針で、国が進める核燃料サイクル政策の中核施設が早ければ5月上旬にも動き出す。

 西川知事は地域振興策として、北陸新幹線の敦賀市までの早期認可や、原子力関係の大学や産業を集積するエネルギー研究開発拠点化計画への支援、電源三法交付金の拡充、防災対策などを国に求めていた。県と文科省は3月から非公式に協議。関係者によると、北陸新幹線については具体的な確約はないものの、平野博文官房長官が今月6日、地元要望に取り組む意思を明言したことで、運転再開に向けて合意したという。

 3者協議後、西川知事は河瀬一治敦賀市長と会談し地元要望を聞くほか、再開までに経産省原子力安全・保安院による2日間の立ち入り検査などがある。

 もんじゅは当初、08年2月の運転再開予定だったが、ナトリウム漏えい検出器の施工ミスが発覚するなどし、運転再開は4度延期。原子力機構は今年3月の運転再開を目指していた。原子力安全・保安院と内閣府の原子力安全委員会は3月までに、もんじゅの安全性や耐震安全性について「妥当」と判断し、運転再開を容認。県原子力安全専門委員会も安全性を追認した。【酒造唯、安藤大介】

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