こんにちわ。

皆さんも何かのお仕事に勤しまれている方が多いのではないかと思います。
わたくしも割と長く福祉関係のお仕事に従事しており、このお正月に母親の介護が必要になった際、これまでの知識と経験を生かして、なんとか乗り切ることができたと感じております。

そして今回、介護保険制度の初利用を試みようとしたわけですね。
実際、わたくし自身は支援者側でこの介護保険には何かと縁をいただくものです。そんなわけで母親の申請に関しても、一丁前に専門職ぶっておりました。

がしかし。
実際、認定結果が出てからの支援を主な生業としていたわたくしなので、今までほとんど医療機関にかかっていなかった人の初回申請はあまり経験がなかったんです。もちろん初回申請のお手伝い自体は何度もあるんですけどね。今回見落としていたのは「かかりつけの主治医がいない」ということ。

つまり、母親はインフルエンザで動けなくなっただけで、内科的な疾患やら病名はついたことがないんです。でも今回の申請で最初にかかったのは「内科」だったわけですね。

ちなみに介護保険という制度を申請する際、申し込んだあとには「認定調査」という現在の状況を把握する目的で聞き取り調査に来る人と、かかりつけ医に医者としての意見を求める「意見書の作成」があります。この2つの資料をもとに、どのくらい介護量が必要かと話し合いが行われ、介護保険の使える量がきまります。俗に言う「介護度」と言われるものですね。

わたくしの落とし穴は「内科」でした。冷静に考えたら、病気が何もない状態で「内科」にいっても、意見書には「何も病名が書けない」わけですよねぇ。。。
医者から指摘されて気がつきましたけど、それまでは何らかしらの病名を意見書に記載してもらえるかな?って思っていたのも事実です。

まあこんな初歩的なミスをするとは我ながら恥ずかしい間違いをしたものです。
でも身から出た錆って感じで、わたくし自身知らぬ間に専門職だっておごっていたんでしょうねぇ。とりあえずご指摘いただいたので、その足で整形外科の門を叩いたわたくしたち。
今度は迷いがなく、現在下肢筋力の低下が日常生活のさまざまな場面で支障をきたし出している事実を意見書に反映させるのが目的でしたから、対応してくれた医者とも介護保険の申請に関して言いたいことを伝えることができました。

この業界で長くお仕事しておりましたので、なんとなく自分は専門職として人より知ってるねん!って思っていたんだと恥ずかしながら痛感しております。
やっぱりいつの時も謙虚な姿勢で物事考えないといけませんねぇ。
人には言えるんですけど、自分自身ではできていなかったんだと改めて気づかされた出来事でした。

皆さんも今一度おごっていないか自分と向き合ってみてはいかがでしょうか?
案外気がつかない間に、鼻高々になっている自分自身が潜んでいるかもしれませんよ!? 

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