2005年11月

2005年11月28日

軽井沢の冬支度1

最近私にくるメールはみんな『軽井沢はいかがですか?』『軽井沢は寒いですか?』との枕詞が必ずつく。

みんな私が軽井沢にこもりっきりだと思っているみたい。

結構、東京にいるんだけど。。

さて、そろそろ軽井沢も冬支度です。

”水抜き”というのをご存知だろうか?

私は軽井沢デビュー一年目だから初めての冬を迎えるわけ。
つまり初体験。

家の中に水道の元栓が水周りごとにニョキッとはえていて、その元栓を締めて周るのです。そして、水道の蛇口は開けておく。シャワーは金属部分の下にキャップがついていて、金具にも水がたまらないような仕掛けの寒冷地仕様。

久々に教室に戻ったら、私の隠居先の第一希望だった河口湖に別荘をお持ちの生徒さんが、つい先週、今シーズンは別荘を閉じたそう。水抜きの話になった。

おトイレの水タンクの水は抜くのだけど、便器に溜まる水には車に使う不凍液をいれるのです。それも寝る前に毎晩いれなければならないの。

先週いいものを買いました。水道にぐるぐる巻く電熱コード。サーモスタットも買ったので、温度が下がるとスイッチオン、上がると自動的に切れる優れもの。

冬になったら四駆と車を交換してくれるといっていた友人が連絡してきた。
『パジェロ売るかも?』
夏のブログで、開業したばかりの病院が儲かって笑いがとまらないと言った眼科医の話を覚えていらっしゃるだろうか?
なんと、節税対策で、新しい車を購入予定とのこと。

『いくらまで使っていいの?』と私。
『800万くらいかな〜』と友人
それでも希望の車には届かないのですって

どっと疲れた私。
そうは言ってらんない。
私もお仕事頑張らなくっちゃ。

ちなみに彼独身。紹介しますよ。


valenza1 at 03:16|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 軽井沢のこと 

2005年11月26日

食欲の秋

寒くなったので山から下りてきたわたくし。
夜中に車を運転していても温度計をみると11.5℃。
−1℃の世界から帰ってきた私には東京はまだまだ暖っかい。

ふと隣を見るとタクシー。
運転手の老人がハンチング帽にワシ鼻で前のめりでかなり危ない感じ。

思わず頬がゆるみます。(笑)
やっぱり東京ってへんてこな人がいっぱい

さて2年近くレストランプロジェクトに翻弄されている間にたくさんの目新しいレストランができたのですね

アランデュカスの『ベージュ東京』に続く『ブノワ』が9月にオープンしていたなんて知らなかった。。。
さっそく偵察に。
パン、つまみ等付属物が充実。
お料理はちまちました印象。
お値段は立派。。

久々になつかしのLA BETTOLA 落合シェフの店に行きました。
足しげく通っている生徒さんが誘ってくださり、やっとスケジュールが合ってご一緒できましたの。
食堂と名のとおり、単純明快なお料理で美味しく満腹です。

28年ぶりにイタリアから日本に帰ってきた先輩とヴァレンツァ時代の友人とお食事はブノワが満席だったので、六本木ヒルズのブルディガラ。
古田選手を見ちゃったッ。

最近生徒さん方とのお食事の機会がもてて幸せ
来月は名古屋でも生徒さんたちとお食事会が。
東京ではお教室の忘年会が。
12月2日にはマンダリンオリエンタルもOPENですって。

食欲の秋が今年は長いから、太ってしまうわ


valenza1 at 03:15|PermalinkComments(2)TrackBack(0) お食事会 

2005年11月19日

11月の軽井沢

2週間ぶりに軽井沢に到着すると、紅葉は終わり、木々からは葉がすべて落ち去り、がらりと風景が変わった。

夏の間、木々の間から見え隠れする雰囲気のある別荘が一斉に姿を現した。
落ち葉でうもれたふかふかな地面は、木に遮られること無く、太陽の光で照らされて、冬だというのにとても明るい。


11月中旬ともなると、もう閉店する店が続出で、見晴台の峠の茶屋も数軒はもう閉まっていたけれど、私がいつも行くお店はまだやっていた。

力餅を食べて、ちょっと歩きたくなったので、見晴台へ登った。
あんなに紅葉がきれいだったのに、今は葉っぱが一枚もなくなってる。
キーンとした寒さと静寂に癒されて、時間を忘れてしまいそうになる。
パノラミックな雄大な自然を堪能。

浅間山の頂上には雪がつもっていた。
最近は昼の気温が7℃、夜の気温が−1℃という冷え込み。

翌日はカレーが食べたくなって『無彩庵』へ。
西麻布から軽井沢に移ったという、有名な『エルミタージュ田村』をご存知だろうか?
その店のカジュアル版で、ランチコース3150円というお手軽なお店だ。
いつもはランチコースなので、初めて食べるカレーには驚いた。

『ものすごくリッチなカレー』なのだ。

これで、840円は安すぎる。
1800円くらいはとれそうだ。(笑)

カフェコーヒーを飲みに、お気に入りのカフェへ。

近所のカフェは軒並み閉店してるが、ここは通年営業とのこと。

私が軽井沢に決めた日に訪れたカフェでやっぱりここが好きだなーとつくづく思う。





valenza1 at 04:53|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 軽井沢のこと 

京都のつづき5

2日目の京都は何と朝から抹茶パフェです。

汐留にも支店のある『都路里』(つじり)をご存知でしょうか?
大学生の頃からここのファンです。
最近では汐留で、1時間半くらい行列して食べたこともあるんです。

今回の第一の目的は、
『都路里のパフェを行列なしで食べること!』だったのです。

この旅唯一の私の願いは叶えられ、見事行列なしで食べることに成功!

朝からパフェを食べている人の多いこと。(驚)
食べてる最中から、どんどん行列は増え続け、階段の下までいったことを
確認して、行列を尻目に都路里をあとにしました。(満足)

伏見稲荷に到着です。
鳥居の道が果てしなくつづきます。
鳥居には寄贈した方の名前と年月日が書かれています。
『この柱一本いくらだろう?』
『このでかい鳥居は100万円コースだ、きっと。』
『こっちは20万くらいじゃ?』
などと俗っぽいことをいいながら、出くわした、

『重軽石』(おもかるいし)
持ち上げた人が重いと感じればその願いは叶い難し、軽いと感じれば叶う。

先にお願いごとをした達人。
軽々(!?)と持ち上げる。
願い事は何だったのだろうか?

次に私。
ピクリともせず、うしろで吹き出す達人。(笑)
先に持ち上げた達人の姿が頭にあり、そこまで重いとは思わず、つい力加減を油断した。
ちっ。しまった。
こんなに重いと知っていれば、もっと力の入れようがあったものを。(悔)

さて、昼ごはん。
宝来蕎麦を食べました。
丸い5段くらいのお重にそれぞれにお蕎麦がのっています。
5つにわかれた丸いお皿にいろんな薬味がのっています。
この薬味をお蕎麦にのせ、おつゆをかけて、いただくもの。
5段すべていろんな味にしていただくというわけです。
薬味は、錦糸卵、椎茸の煮たもの、ネギ、わさび、のり、エビの天ぷらといろいろ。
めずらしくって京都っぽい〜♪って思ったら、
中国地方、出雲の方のものらしいとのこと。。

『まだ、食べるよ。』と達人。
『食事のあとは、デザートだよ。』とタクシーを拾う。
『今宮神社まで。』と達人が告げると、
『お客さん、あぶり餅でっしゃろ?』と運転手さん。
有名みたい。

今まで、京都のどこを見ていたのだろう?
私ったら知らないことだらけだ。

力餅にはまっている私に、またまたお餅の『あぶり餅』。

神社の入り口に向かって左右に通りをはさんで、まったく双子のように同じ店がある。でも、いちようべつの店。
両方ともあぶり餅屋さんです。
時代劇にでてくる峠の茶屋さながら、ベンチに座ってそのベンチにお茶と御餅がのる。
一人前15本もあるそのあぶり餅は、串の先にちいさいお餅がついていて、きなこをまぶしたあと、西京味噌のような甘い味噌にドブンと漬けて、焼き鳥のように炙ったもの。

きゃ〜これも京都っぽい♪

最後に京都の胃袋、錦市場へ。
京野菜の店とかあって、端から買い集めそうになりました。

色とりどりの小さなまるでキャンディーのようなお麩やこんぺいとうが並ぶ店先。

大好きな麩まんじゅうを買った。
驚いたのが、京都の麩まんじゅうの緑は青海苔だったこと。

以上、京都ツアー終了です。
京都って魅力的です。つくづく。









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valenza1 at 04:08|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2005年11月14日

読書の秋3

軽井沢で読もうと本を買い込んだ私。

あんまりおもしろくって、軽井沢に行く前に全部読んじゃった。

以前紹介した本を「買いました〜!」という嬉しい生徒さんからの報告に
気を良くして、さらに以下3冊をご紹介。

1つは『社長失格−ぼくの会社がつぶれた理由』
IT社長の繁栄から没落まで。
まるでジェットコースターに乗っているかのようなドキドキとテンポの良さ。
同時にぞっとするようなお話。
おもしろかった。。。


2つ目は軽井沢が舞台の小池真理子の恋愛小説。
『冬の伽藍』
恋に悩んでいる方へ。新たな恋愛哲学が生まれるかもです。
辻仁成のサヨナライツカを読んで以来の涙、涙。。


3つめは『キッチンコンフィデンシャル』
私にはコックの友人がいるから大してビックリはしなかったレストランの厨房の内情が衝撃的に描かれているかも。
レストランオーナーへの手厳しい分析に「痛痛っ」。


おまけ







valenza1 at 04:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) おススメ図書 

2005年11月10日

デビュー作!?5

3eb07845.jpg

空間デザイナーとしてデビューしましたー(笑)

以前、ブログでも発表しました、『最新レストランの空間デザイン集』が出版されました!!
5800円の前頁カラーの豪華本です。
その224〜225ページ見開きにリストランテ・ヴァレンツァが紹介されてます。

お教室にこれ見よがしに置いておいたのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

なんと、設計者 岸摩弥子になってます(笑)

ま、そうはそうなんですけど。ふふふって感じです。

最近出たばっかりなので、本屋さんで見かけたら是非ご一報ください!!



valenza1 at 00:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ジュエリー | おススメ図書

2005年11月09日

そうだ京都行こう。5

JRのCMでおなじみの秋の京都。
今はこの間『京都』にコメントいただいたricetta casualeさんお薦めの善峯寺なんですね。

ますます行ってみたくなりました。

さて、今回の京都はミステリーツアー。
京都へ着いてからの行き先すべてがミステリーというわけです。

友人で京都の達人の『できれば現地コーディネートはすべて任せてほしい』
という申出に私は大喜びでのったのです。
楽しみ楽しみ。

京都行きの新幹線から連絡すると、まずお宿の案内。
○○○の○○号室へという具合に。
わくわくしてきました。

着くと今度は荷物をおいてさっそく夕食へ向かう。
行き先はもちろん着いてからのお楽しみである。

京都って本当に雰囲気があっていい。
お茶屋の前を冷やかしたり、京都って感じのたたずまいの散歩を楽しんで、着いたのは木屋町のいかにもって感じの京都らしい間口のせまい、名前だけののれんのかかった敷居の高そうな店。

最近、軽井沢の力餅にはまってる私にちなんで『もち料理』のお店だそうだ。

がらがらっと引き戸を開けるといきなり『おいでやす』っていわれたっ
そして奥へ奥へと入って個室に通された。
まさに京都っぽいお店で大感激!!

最初のお料理は二段のお重で一見『おもちゃ箱』とかかれいる。
良く見ると、『おもちや箱』つまり『お餅屋箱』というわけだ。
『そうどす。ちょっとかけてますぅ。』とお店の方。
思ったより気さくな店だ。

次々と出てくる数々の色とりどりのお料理の中には松茸の土瓶蒸しなどという季節のものもあったりして。しかしここはもち料理、小さな焼餅が入っていた。芸が細かい。

最後の御飯ものも、もち米。
上に覆いかぶさるように鯛がまるごと蒸してあってとてもおいしい。

デザートの栗のババロアもしずくを装ったゼリーや本物の栗の葉が大胆に飾られていたり、風情を感じさせる逸品。

すっかり雰囲気にも酒にも酔い、次なるは祇園へ。

祇園って大人の響き。

本当に見過ごしそうな路地を奥のほうへ入ると、行き止まりかに見えたその店のならびにはまた数件のお店が。
そこの階段をとんとんっと身軽に上ってゆく友人。
あとに続いて入るとそこは、まったく京都っぽくない普通のBar。

と思ったのもつかの間で、窓一面に広がるの景色に驚いた。

川に面して建っているその店は二階にあり古い町並みを川越しに一望できる。

『京都っていいよね〜。』

今夜何度言ったかわからないこの台詞をまた言ってしまう。

外へ出て舞妓さんにすれ違ったりしながら歩いていると、ふと呼び止められた達人。
こんなとこまで来ても東京の知人に会おうとは。。
世の中は狭いな〜。
そんなことを思いながら京都の夜は更けて行くのでした。
明日はどこかな・・・・?









valenza1 at 23:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 旅行&イタリア関連 

2005年11月08日

花梨を食べる!?3

かりん
まるまるとした花梨を見つけました。
鼻に近づけてみると、とってもトロピカルな甘酸っぱい良い香りがします。

おいしそ〜!!

思わず買って、例のごとく、お庭のカフェテーブルでナイフを入れようとしたその時、別荘のお隣さんが現れました。

『あら〜花梨?』

『はい!あんまり美味しそうな香りだったので。』

『やだ、食べられないわよ、花梨は。そのままじゃ。』

『えっ?まさに今食べようかと。。』

『花梨はね、漬けないと渋くってたべられたものじゃないのよ。』

と、すぐさま花梨のHow to 調理を教えてくださったのです。

そう、これこそ風邪引きさんの特効薬だったのです。

[用意するもの]
かりん3個(約900g育ちがいいのです)
お砂糖 かりんの1/3〜1/2
塩大さじ2
ビネガー大さじ1

[作り方]
かりんの周りの綿綿を洗います。
縦6等分にして種の部分を切りとり、皮ごと3mmほどのスライスにします。
塩水に一晩つけてあく抜きをします。
翌日、水分を切って、キッチンペーパーで丁寧に水分を完全にふき取ります。
保存瓶にかりんとお砂糖を入れて漬け込みます。
すると大量の水分がでてきます。

この水分こそ『のどに効く風邪の特効薬』なんですって。

このままだと、発酵が進んでしまうので、たっぷり水分が出たあとは、
ビネガーを少し入れて、水分を一煮立ちさせて、ふたたびかりんと一緒に漬けるのだそうです。そうすればずーっともつからっていわれました。

かりんを前に食べられずにいる私に、お隣さんはもぎたての紅玉を持ってきてくれました




valenza1 at 12:22|PermalinkComments(5)TrackBack(1) 軽井沢のこと | レシピ

2005年11月02日

軽井沢は紅葉真っ盛りです。5

3bce9a73.gif昨日、おとといと軽井沢は抜けるような青空の晴天に恵まれ、本当に美しい紅葉を楽しむことができました。

今真っ盛りですよ。
今週いっぱいまでは持つのではないでしょうか?

しかし、夜の気温といったら昨夜はなんと0℃を記録しました。
東京へ戻ってきたら12.5℃。
この差は大きいですね。

夜の露天風呂からの星がきれいなこと。

すっかり風邪を引いてしまいました。
お風邪をお召しの方、ブログ次号をお楽しみに。
軽井沢での風邪の特効薬をご紹介します。

valenza1 at 13:40|PermalinkComments(2)TrackBack(1) 軽井沢のこと