2009年09月

2009年09月30日

贅沢ワイン会 in 名古屋

今月から名古屋でも贅沢ワイン会を開催で、かなり楽しかったので、
さっそく。
ワイン








私が料理を作り、ちょっといいイタリアワインを楽しむ会。
フルコースに4種類のワインだから、
これ、いつものレッスンと比べると、すっごいお得。


今回から、ゲストソムリエを招いて、まったく新しいアプローチで、
ワインを味わう、かなり楽しい試みでした。

魚に合わせる赤ワイン、肉に合わせる白ワインなどなど。
常識をひっくり返す、斬新な企画。

まず今日のワインの色とお料理のメニューを発表。
みんなそれぞれの皿に合うワインを考えます。

全てをブラインドでまず試飲。

その後、料理と合わせて種明かしです。
ワインボトル









真っ黒に見えた赤ワイン。
トスカーナかなって思ったけれど、
サンジョベーゼでもカベルネソーヴィニヨンでもない味わい。
かなり濃厚、しかしそれほどパンチがない感じ。
こなれた感じで、まったくもってわかりにくい。
どこだろう・・・?

ひょっとして、妙に濃くつくった、モンテプルチャーノだろうか?
という予想を裏切り、何と、トスカーナ。

だったら、品種はなに?と思ったら、シラーでした。

おぉっ・・・やられました・・・


アンチョビとセージのポレンタ粉揚げに合わせたのは何と、
アブルッツォのチェラスオーロ(ロゼのこと)
まったく生臭さをのこさない。

セージとアンチョビのはさみ揚げ








前菜にはもう一品、キノコのタルト

キノコのタルト







今日のメインは、3種類の肉を時間をかけてロースト。
すっごい美味しい肉汁は、卵黄たっぷりのタヤリンに
全部吸い込ませます。
すごく美味しい!!
何とこのタヤリン、卵黄8個も入ってるよ。

タヤリン







実はこの後、もう一種類パスタ。
ラグーロマニョーラのマルタリアーティ。
牛と鶏レバーをトマトとべシャメラで煮込んだラグー。

そして、時間をかけてじっくり焼いた3種類の肉のローストを
アフェッタート・ミストにして、バニェット・ピエモンテーゼと
バニェット・ロスを添えます。
これに白ワイン合わせちゃうの。面白い。
ずいぶんパイナップルなたっぷりした香りのイイ白。
どこだろう?
フリウリっぽくよくできてる。
でも酸味は控えめ。とするとどこ?

案外この果実味、シチリアだったりして?

と私の予想は見事に裏切られ、
何と、ルガーナ。ベネト州とロンバルディア州の
州境のイタリア最大の湖の湖畔でとれるこの白。
ルガーナっていうと、もっとさっぱりのイメージだった。

うぅ、なるほど・・・またしてもやられた・・・
アッフェッタート








bagnet piemontesebagnet ross






最後は、6年ぐらい前にカーザ・ヴィーニ・イタリアで食べて
美味しかったので、すぐにクラッセマヤコで披露したドルチェ。
今日はチョコラータのアッフォガートはしないで、
そのまま。プラリネ入りジェラート。
今度の伊勢丹にはこのジェラートの黒砂糖バージョンを出します。

プラリネジェラート








実はドルチェはクレーマ・カタラーナを作る予定だった。

4レッスンもブルッティ・マ・ヴォーニという卵白のメレンゲ菓子を作って
大量に余った卵黄を無駄にしちゃいけないから。
しかし、ピエモンテのブルッティ・マ・ブォーニ。
なぜ作られたか考えた。

大量の卵黄が必要なタヤリンを作った副産物ではないかと。

それならタヤリン作らなきゃ。とあっさりメニュー変更。
かくして、デザートワインは
Passito di pantelleriaパッシート・ディ・パンテッレリーア


これって最高に美味しいデザートワイン。

パンテッレリーア島なんて、ぜんぜん知らなかった。
イタリアワインの専門家はみんな知ってるこの島は、
このデザートワインのため。

ちょっと前に日本イタリア料理教室協会の会合で、
知ることになったこのパンテッレリーア。
これ知らなかったから、かなり恥ずかしい。
まだまだ知らないことっていっぱいあるのね〜。

すっかり酔っ払って新幹線にのり、東京へ。
友人の誕生日パーティーで久々に夜の友達たちと大騒ぎ。
最近あまり見ない芸能人がたくさんいて(笑)
楽しくて大騒ぎしてたら元気がでてきた。

最近忙しくてすっかりツマラナイ日々を送っていたから…


valenza1 at 02:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) イタリアワイン会 

2009年09月14日

アマルフィ

9ea4eb4a.jpgアマルフィを見に行った。写真は私の大好きな、街ポジターノ。

映画を見終えて、

サラブライトマン良かったよね〜
を3回ずつくらい繰り返しあって、
(それって映画の感想?って感じ)


塩っぱいものが食べたいという友人と深夜の反省会。

さんざん、歳とっちゃった織田裕二にはあれくらいハードな役が似合うとか言った挙げ句、


ていうかさぁー、なんで題名アマルフィなわけ?
あれってほとんどローマじゃん?

と、この映画を根底から揺るがす疑問が湧く。(笑)

そうそう、ストーリー上は『ついでの』アマルフィだった。


まあ、ローマっていうよりアマルフィってほうが、そそるのは確か。


アマルフィと言うとイタリア人はみんなラブリーな目になっちゃうけど、これもアマルフィ海岸という意味。


アマルフィ海岸の中で、一番の絶景はポジターノだと思う。


アマルフィの街はそこそこ大きくて、ただの街。


実際、エンディングで子供が戯れる海はポジターノだったし。


よく南イタリア旅行の相談にのるけど、みんなアマルフィの街を目指す。

なんのこっちゃだと思っちゃうのである。


正解は、ラブリーな男を連れて、めざせポジターノ泊である。


valenza1 at 17:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記〜ひとりごと〜 

2009年09月13日

栗拾い

b7bf218a.jpg
庭の栗が実をつけはじめたみたいで落ち葉と一緒にことこと落ちてくる。
 
 
ついでに、ドングリも拾った。
 
軽井沢はもう秋です。



valenza1 at 10:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記〜ひとりごと〜 

2009年09月12日

ラゴスティーナ

d3360718.jpg新しいラゴスティーナのシリーズROSSA

今週の料理教室から使い始めました♪

来る生徒さん来る生徒さん口を揃えて

『きゃ〜、この赤がいい。この赤いい色ですね〜』

との感想。

シリーズ名ROSSAは赤という意味。
その名の通り、赤とステンレスのコントラストの素敵な新シリーズです。

『欲し〜』

と、みんなから大絶賛を受け、嬉しい気持ち♪

かれこれラゴスティーナの鍋とは私がイタリアに留学していた頃からのお付き合いだから16年ほど。

愛用のパスタ鍋はソロモン流で紹介した途端、完売。

それには理由があって、すでに絶版されたシリーズだったから、インターネットの在庫のみだったので、一斉に完売になった訳。

ラゴスティーナの鍋は一生ものだけれど、一生キレイに使いたかったら、鍋掃除の極意が必要です。

私は鍋掃除の天才だと思ってるんで、秘密を伝授。

一つ。鍋の外側に油がついた状態で火にかけてはならない。
真っ黒になります。

一つ。流しに鍋を置いてはならない。
万が一その上から油ものを流せば鍋の外側に油がついてしまう。
内側しか汚れてないのだから、内側だけささっと洗って、外側はなるべくぬらさないこと。
少しでも油汚れが飛んでいたら、火にかける前にあらうこと。

一つ。鍋の内側洗いはカネヨンとステンレスたわしにかなうもの無し。ただし、これで外側を洗ってはならない。傷がつけばつくほど汚れがつきやすくなる。
どうしても外側を洗うときはジフがいい。本当はもっと細かい粒子のクレンザーが好ましい。ひと昔前に売っていたママクリスタが傷をつけないクレンザーとして最高品質だったが、今は残念ながら売っていない。そこでお勧めなのが、お風呂掃除用のクレンザー。ルックお風呂の磨き洗い。油汚れさえつけなければ必要ない。

うちの講師には鍋洗いの極意を教えていない。口うるさい姑みたいになっちゃう。
かわりにいつも私がせっせと洗ってます。
でも油汚れがついちゃってるから鍋外側は傷だらけ。

軽井沢の鍋は私しか使わないから、未だに私の顔かキレイに映るくらいにピッカ。

鍋洗いの極意を証明している。

せっかく新しい鍋になったのだから、これからは鍋洗いの極意も伝授しようと思う。

お道具をキレイに扱えてこそ一人前の料理人である。


valenza1 at 02:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記〜ひとりごと〜 

2009年09月08日

きこり

571eefe1.jpg
木こりって、なんだかメルヘンな響き♪
 
軽井沢の庭に白樺の巨木が2本あって、白樺は根が浅いから危ないと言われ、台風に備えて切ってもらうことに。
 
かくしてうちの庭に木こりが来た。
 
枝や丸太が山のようにでるから、薪にして燃やしちゃうのももったいないような・・・
思わず創作欲が湧く。
 
でもちょっと待てよ。
 
家中に白樺の小物なんて、ひと昔前の山小屋みたいになっちゃう!
 
危うく趣味の悪いことをするとこだった。
 
そしてかろうじて残った一本。
 
 
コートかけか帽子かけにするといいよって木こりのおじさんがくれた♪
 
1日がかりの、ザッツエンターテイメントのお陰で一日中つぶれた。
 
立ち合う必要など無かったが、ただただ木こりのワザに見とれた。
巧みな縄裁き、丸太が落ちるドッスーンという大迫力のスリル。
 
いや〜楽しい。
 



valenza1 at 15:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記〜ひとりごと〜 

2009年09月05日

新宿三丁目

b90cb2d3.jpgおカマ役の友人、通称ママに、
『新宿よ。
でもあんた来ないわよね。遠いから(笑)』

と言われ続け、私の新宿離れに拍車がかかる。

そんな新宿伊勢丹で今仕事をしている。

今日初めて地下鉄で向かった。
(幼き頃の記憶は別にして)

新宿伊勢丹は食情報の発信基地。
『行った方がいいよ。』とグルメマニアに囁かれて早何年…

最近何度かお邪魔している。

車か、はたまた時間ギリギリで仕方なくタクシーに乗り込む日々。

帰りはみんなで地下鉄を使うこともあるけれど、行きは今日が初めて♪

新宿って駅降りてからが遠いでしょ。だから車じゃなくっちゃってずっと思ってた。

なのにいつも帰るときは駅直結かと思うほどの近さ。

ならば今日は駅1分の広尾から、初メトロで行ってやれ!と地下鉄に挑戦。

さあ新宿に着きました。

しかし選択肢は西武新宿線か、新宿西口。

どっちも違うと思うんですけど…
さ迷った。

やっとたどり着いた新宿伊勢丹。
遠かった(汗)

仕事を終え、いざ地下へ潜る。
まさに駅直結の近さである。
いったいどこの出口に出れば良かったと言うのだろう。
私はホーム端から端まで歩いた。

行きにはなかったハズの親切な看板、伊勢丹方面出口。

何かがおかしい。

正面を向いて気付いた。

この駅の名は…

自分の外国人ぶりを恥じた。


valenza1 at 00:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記〜ひとりごと〜