住宅トレーサビリティ(家の血統書)と不動産の資産価値を考えるブログ

住宅トレーサビリティ(家の血統書)は「低価格」「安全・安心」「資産価値を守りたい」という消費者の皆さんの思いを実現するツールです。住宅トレーサビリティに出来ること掘り下げて考え、情報発信していきます。

2012年04月

②-3 メリット:「クレーム・トラブル軽減」

こんにちは。
今日はメリットとしての「クレーム・トラブル軽減」を説明します。

【メリット:クレーム・トラブル軽減】

家の血統書の「住宅版トレーサビリティ」を使えば、専門家でなくても、
「どこ(誰)の設計に基づいて」
「どのメーカーが」
「どんな材料を出してきたか(価格・品質)」、
「どの職人さんが」
「どのように組み立てたか(写真・解説付き)」、が建てた後にでもすぐに分かります。

これに加え、設計士・職人は「手抜きしない宣言」(顔写真付き)を提出します。

なぜこんな風になっているのでしょう?

それは、クレーム・トラブル、また不具合が起こる原因は、「人」か「モノ」が悪いのか、
どちらかだからです(天災はちょっとおいときますね)。

写真・解説を除けば、施主さんは建てる前に「建ちあがりイメージ」を持つことができます。

☆住宅トレーサビリティ(クリックで拡大されます。)
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だから、「こういう設備が欲しい」「ここの間取りはこんな感じで」や「とにかく資産価値に
こだわりたい(子・孫にいいものを残したい)」など、施主さんの思いをありのままに反映
することもできます。

(安いけど、実はオプションばかり付けないと住めない)(価格の相場と、自分の家の価値
があってるのか分からない)(不具合が起きて、たらいまわしに遭わないか、交換時に
ぼったくられないか・・・)
こういうご心配は、家の血統書でクリアできます。

また、家の血統書付き住宅では、各種アドボケイト(施主さんの支援者)が付きます。
さらに、「ここまでか」ですが(笑)、弁護士、NPO等も施主さんをサポートできる仕組み
になっています。

記録を中心にして、ここまで揃えたからこそ、不具合・トラブル時に、迅速に対応するこ
とが可能になるわけです

ここでよくあるご質問です。
Q1:トラブル時、職人、メーカーにとっては荷が重いと思うけど、どう?
A1:トラブル対応を求められた職人さん・メーカーは保険(家の血統書の専用商品)に
   入っていただくため、「うっかり」さえなければ、損害は発生しません。
   また、職人さん、メーカーさんにとっても、1つの建築で自分に入ってくる金額が
   建てる前に分かり、また「エスクロー」取引で確実に現金で入ってくるため、
   実は職人、メーカーさん等にとっても安心、安全なのです。

Q2:設計士は、自分の知り合いにお願いしたいけど、大丈夫?
A1:大丈夫です。家の血統書は、設計士の方なら、取り組み方さえマスターすれば
   誰もが使える様式です。
   地域の、地場の設計士、職人、メーカーに使ってほしい!という思いが私たちには
   ありますので、発注の際は「家の血統書で家を建てたい!」とお申し出ください。

②-2 メリット:「適正価格」

こんにちは。

他の住宅履歴書には見られない、家の血統書ならではのメリットと
して、住宅の「適正価格」を挙げることができます。

【メリット:適正価格】
例えば大手ハウスメーカーで、3000万円の住宅(建物のみ)があった
とします。
この家と同材料、同規格、ほぼ同じスペックの家を、家の血統書
を使って建てれば、だいたい1800~2100万円くらいの「適正価格」で
手に入れることができます。

そんなバカな!と思われる方もいらっしゃると思いますが、現実に
5500万円(他社見積)⇒3000万円になった事例もあります。

【理由】
家の血統書で家を建てる場合、プラモデルの組立図のように、設計、
材料(質・価格)、施工方法とその質が「建てる前」にわかります。

すると、注文住宅の場合、施主さんの土地に「設計士」「職人」「メーカー」
を直接集めることができ、あとは家の血統書に従って組み立て、写真を
撮って解説をつければ、家の血統書付き住宅の完成となります。

このことは、施主さんにとっては、価格や施工が透明な家づくりができる、
ということつながります。
・中抜き業者や施主に不要なコストを排除できる。
・材料の質、価格、工賃が分かる。
・設計士や職人さんに「手抜きしない宣言」があるため、手抜きナシ

さらに、こうした透明・適正価格で建てられる住宅は人気が出ます。
そこで、
・メーカーは「特価」で材料を提供できる(需要の見込みがある)
・保険会社も、特別割引商品を組むことができ、消費者は安心
・金融も、優遇金利を提供することができる
といった、「適正価格」にふさわしい内容がどんどん充実していくこと
となります。

「適正価格」といっても、住宅のような価格の大きい商品を買う場合、
わけが分からなくなってしまうことがあります。実は不動産業務に携わり
ながら、私自身もパニックになることがあります。

家の血統書なら、「適正」の意味がはっきりしています!それは、施主
さんが、家という大きな買い物をするに見合ったメリットを得ることが
できる内容かどうか、という点です。

次回は、「クレーム軽減」について考えます。
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